勇者「伝説の勇者の息子が勇者とは限らない件」後編
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697:名無しNIPPER[sage]
2017/11/03(金) 19:37:00.76 ID:HNsEy8QEo
乙
戦士の登場からなんとなく既視感があったけどあのSSが続きだったのね…
698:名無しNIPPER[sage]
2017/11/03(金) 20:01:38.81 ID:RBIXGmx60
丸3年ほんとうにお疲れ様でした
最高の物語をありがとう!! ラストも予想を超えてた。いいラストでうれしい
また新たな物語を書き続けてください。
楽しみにしてます!
699: ◆QKyDtVSKJoDf[saga]
2017/11/03(金) 20:01:40.80 ID:uAQKxthS0
700: ◆QKyDtVSKJoDf[saga]
2017/11/03(金) 20:02:21.78 ID:uAQKxthS0
ポチャン、と鼻先に落ちた水滴がきっかけだった。
久方ぶりにまぶたを刺激する陽光に、戦士は目を開いた。
すっかり闇に慣れきってしまった瞳はうまく光を感じ取ることが出来ず、視界は白く塗りつぶされてしまっている。
瞳が光に順応するまでの間、戦士はぼんやりと考える。
こうやって思考を巡らせることも、ずいぶんと久しぶりだ。
701: ◆QKyDtVSKJoDf[saga]
2017/11/03(金) 20:03:26.63 ID:uAQKxthS0
ようやく光に目が慣れて、ぼやけていた視界が輪郭を取り戻す。
戦士の目の前に広がっていたのは、巨大な植物群だった。
色鮮やかな、生命力溢れる緑、緑、緑―――――
どうやら大量の木々が密集する密林地帯にいるようだ、と戦士は自身の置かれた状況を把握する。
そこで気付いたが、戦士は巨大な木の根にその身を絡めとられていた。
702: ◆QKyDtVSKJoDf[saga]
2017/11/03(金) 20:04:30.40 ID:uAQKxthS0
世界中を歩いて回って―――――変わってしまった世界で、それでもかつての面影を探し続けよう。
703: ◆QKyDtVSKJoDf[saga]
2017/11/03(金) 20:05:28.38 ID:uAQKxthS0
戦士がそんな風に考えていた時だった。
『×××、××××××』
耳慣れないが、それでも人間の言語であることは明白な声が聞こえた。
704:名無しNIPPER[sage]
2017/11/03(金) 20:06:09.17 ID:YJYdW6wwO
3周年おめでとう、そしてありがとう。
最高のSSでした。
705: ◆QKyDtVSKJoDf[saga]
2017/11/03(金) 20:06:22.80 ID:uAQKxthS0
706: ◆QKyDtVSKJoDf[saga]
2017/11/03(金) 20:07:28.68 ID:uAQKxthS0
光の精霊『君たちのことは実に印象深く私の記録に刻まれている。幾星霜の時を超えてまさかまたこうして邂逅することがあろうとは』
光の精霊『驚きを感じるよ。これが縁というものなのかな。久しぶりだな。かつて我が加護を一身に受けた者―――その伴侶、戦士よ』
戦士は驚きにぽかんと口を開けたまま、ぐるりと周囲を見回す。
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