勇者「伝説の勇者の息子が勇者とは限らない件」後編
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172:名無しNIPPER[saga]
2016/04/17(日) 11:26:46.08 ID:GzXa1Wz40
173:名無しNIPPER[saga]
2016/04/17(日) 11:27:44.72 ID:GzXa1Wz40
抜けるような青空の下、とある教会で二人の男女が多くの人々の祝福を受けていた。
教会の入口から出てきた男女に、周囲の人々から色とりどりの花びらが散りばめられる。
男女は幸せそうに笑みを浮かべながら、人々の列の真ん中を歩んでいく。
女性が身に纏っているのは、純白のウェディングドレスだ。
つまり、結婚式である。
174:名無しNIPPER[saga]
2016/04/17(日) 11:29:32.80 ID:GzXa1Wz40
それから、勇者は魔王軍残党の討伐隊として世界各地を転々とした。
魔物の残党の中で今の勇者を苦しめられるものなど存在せず、勇者は危なげなく魔物を討伐していった。
175:名無しNIPPER[saga]
2016/04/17(日) 11:30:51.75 ID:GzXa1Wz40
騎士『魔王城の奥にな、底を覗き込んだ時に何故か空が見える変な泉がある。それが魔界への入口だ』
騎士『魔界で精霊加護が維持できるか? ああ、それは大丈夫だ。ただ、魔界には精霊なんてものが存在しねえから、新たに精霊加護を得ることが不可能だ。つまり、魔界ではレベルアップが出来ない』
176:名無しNIPPER[saga]
2016/04/17(日) 11:32:54.80 ID:GzXa1Wz40
勇者の脳裏に浮かぶのは、『あの時』騎士と交わした最後の会話。
ずっと忘れようと思っていた。
ずっと、気にしないように努めていた。
だけど、駄目だった。
父の墓の前で今でも涙を流し、ふとした時に深いため息をつく母の姿を見るたびに、胸が締め付けられる思いだった。
177:名無しNIPPER[saga]
2016/04/17(日) 11:33:55.30 ID:GzXa1Wz40
勇者「駄目だ、って言っても聞かないんだろうな」
戦士「そうだな。流石に付き合いが長い。私の事をよくわかってるじゃないか」
178:1[saga]
2016/04/17(日) 11:36:05.24 ID:GzXa1Wz40
今回はここまで
お待たせして申し訳ない
本当に遅筆じゃが、必ず完結するんで思い出した頃にひょいと覗いてほしいんじゃー
179:名無しNIPPER[sage]
2016/04/17(日) 11:37:53.22 ID:BwAMC0Uco
乙乙
180:名無しNIPPER[sage]
2016/04/17(日) 11:40:07.66 ID:Z+5vsdO2O
乙
完結までいつまでも待てるぜ
181:名無しNIPPER[sage]
2016/04/17(日) 11:48:51.92 ID:tSC2oNvBo
乙
これからは二人旅?
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