末妹「赤いバラの花が一輪ほしいわ、お父さん」(最終章と後日譚)
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93: ◆54DIlPdu2E[sage saga]
2016/02/28(日) 00:18:43.86 ID:dkyA67w70
王子「では、覆いを開きます、皆さん……」グッ

末妹「はい……」

次兄「どきどきわくわく」
以下略 AAS



94: ◆54DIlPdu2E[sage saga]
2016/02/28(日) 00:20:01.81 ID:dkyA67w70
次兄「……なんて、さっきも言ったけどあくまでも直感」

次兄「見たとたん、俺の心にずっしり来たのを言葉にしたら、そんな感じなんだ……」グシュン

王子「君たち……」
以下略 AAS



95: ◆54DIlPdu2E[sage saga]
2016/02/28(日) 00:20:57.88 ID:dkyA67w70
師匠「儂は『この男』を、そんな立場に立たされる前から知っているが」

師匠「…………彼の人生は彼の思い描いた通りに行かなかった」

師匠「おそらくは、『彼女』も」
以下略 AAS



96: ◆54DIlPdu2E[sage saga]
2016/02/28(日) 00:21:54.50 ID:dkyA67w70
末妹「今は、いつもと同じように何の違和感もありません」

末妹「……野獣様の欠片に野獣様の『心』が残っていたのかもしれません」

末妹「正直に言います、私は……あまりにも、自分の両親の結婚式の絵と、違い過ぎて」
以下略 AAS



97: ◆54DIlPdu2E[sage saga]
2016/02/28(日) 00:22:45.23 ID:dkyA67w70
次兄「うーん、俺の直感は案外当たっていたんでしょうね、おっさんの話によると」

次兄「この画家は天才で、この絵を描いたより後の時代にはもっと活躍した」

次兄「でもやっぱり、この絵はできるだけ忘れていたかったと思う」
以下略 AAS



98: ◆54DIlPdu2E[sage saga]
2016/02/28(日) 00:23:50.68 ID:dkyA67w70
王子「……そう簡単に許されてはいけない罪を犯したと、わかってはいますがね……」グス

末妹「……救われた……おふたりの魂が……」

師匠「……」
以下略 AAS



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