【ゴッドイーター2】隊長「ヘアクリップ」
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75: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/08/27(木) 23:22:01.36 ID:CkJ1WGww0

 討伐対象を掃討し、ソーマさんも自分の目的を完了させたことで、私達は任務を終える。
結局、任務中においても過保護なソーマさんにエリナが逆上、神機使いとしての意思を表明したことにより、
エリナはソーマさんの対応を改めさせることができた。
"バカにしないで"だの"私のスピアは飾りじゃない"だの、エミールを相手取った時のような剣幕でエリナは捲し立てていたけど、
以下略 AAS



76: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/08/27(木) 23:26:34.81 ID:CkJ1WGww0
とりあえずエリナちゃん成長記終了まで


77: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/09/01(火) 00:40:57.65 ID:RkvSB8Q60


 フライアで私とシエル、極東支部に来てからはギルとナナが"血の力"に目覚め、"ブラッド"はより強大な戦力となった。
それに伴い、"血の力"を応用した連携戦術や任務環境の理解など、チーム単位での戦闘効率も上昇している。
これには今までの任務と訓練による練度の向上もあるだろうけど、隊員同士の信頼関係の構築も起因しているはずだ。
以下略 AAS



78: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/09/01(火) 00:45:04.30 ID:RkvSB8Q60


 既に覚醒していたジュリウスを含め、"血の力"を得た"ブラッド"は5人。
1人取り残される形となったロミオは、その事実に焦っていた。

以下略 AAS



79: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/09/01(火) 00:45:51.82 ID:RkvSB8Q60
そして現在、ロミオの焦りは、彼の精神を確実に蝕んでいた。
状況を顧みない独断専行、作戦指示の聞き流し、明らかに身についていない戦法への急転換……
彼自身は何でもないかのように振る舞っているつもりで、私達には絶好調だと嘯くけど、流石にこれ以上は看過できない。
ジュリウスは"黒蛛病"対策の研究を進めるべく、フライアへのアラガミ素材の搬送を行っているため、
しばらく極東支部を離れている。
以下略 AAS



80: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/09/01(火) 00:50:04.97 ID:RkvSB8Q60


 進歩のない現状への焦り、資質を持つ者への羨望、着いていかない肉体。
おいそれと指摘できないのは私達共通のものとして、私個人としては、ロミオのそうした状況にどこか既視感を覚えていた。
記憶上の人物の人物を辿ってもその解は出ない。
以下略 AAS



81: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/09/01(火) 00:53:38.19 ID:RkvSB8Q60

「――シエルも、ギルも、ナナも、別に"血の力"を欲して手に入れたわけじゃないよ」
「だから、ロミオにだって」

「"赤い雨"に曝されて、強いアラガミとやり合って、"アナグラ"から抜け出せってのか?」
以下略 AAS



82: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/09/01(火) 00:55:43.75 ID:RkvSB8Q60

そこまで言いかけて、ロミオがハッと我に返る。
おずおずと相手の様子を見やった後、

「……わりぃ、言い過ぎた」
以下略 AAS



83: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/09/01(火) 00:57:04.06 ID:RkvSB8Q60
神機使いになる前の、何もできない、あるいは、何もしなかった自分。
父に言われるがまま従って、内心では使うことのない牙を研いでいた過去。
今まで乗り越えたつもりでいたけど、そうじゃなかった。
過去を忌避して、思い出そうとする度に振り払って、無意識の内に触れようとしないだけだった。

以下略 AAS



84: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/09/01(火) 00:59:56.90 ID:RkvSB8Q60
ロミオ脱走5秒前まで
言う程隊長とロミオって絡みないよなと思って付け足したら余計にロミオが嫌な奴になってしまった…



85: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/09/03(木) 23:46:32.59 ID:gD1asC0l0


「いやー、楽勝、楽勝!もう"ブラッド"に敵なしって感じ!」

その日何度目かの任務を終え、私達"ブラッド"は"アナグラ"に帰投していた。
以下略 AAS



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