【ゴッドイーター2】隊長「ヘアクリップ」
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481: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/03/21(火) 01:26:41.95 ID:ysHzmTm8O

それでも、己の意志を変える気にはなれなかった。
ただ意固地になっているだけだったとしても、あくまで自身が主張する分は。

「……折れるつもりがないのなら、ひとまずは置いておきます」
以下略 AAS



482: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/03/27(月) 02:33:09.44 ID:InYfLZS3O

実務上では理性的な判断に富むシエルも、人間関係、特に"ブラッド"に関する事ならば、こうも感情的になってしまう。
副隊長を任せられる実力はあるけど、彼女も隊の中では最年少なのだ。
こうして年相応な面も見せてくれるシエルだからこそ、私も出来れば伝えずにおきたかった。

以下略 AAS



483: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/03/27(月) 02:36:51.59 ID:InYfLZS3O

「……そうだね、私もシエルの言う通りだと思う」

「……え?」

以下略 AAS



484: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/03/27(月) 02:44:55.81 ID:InYfLZS3O

あのまま協力させる体で話を続けたところで、彼女は首を縦に振らないだろう。
かといって、自分の状況を鑑みてか、否に傾き切っているわけでもない。
ならば、やり方を変える。
というより、元から無謀なものとして、賭けに出るしかなかった。
以下略 AAS



485: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/03/27(月) 02:45:42.81 ID:InYfLZS3O
ここまで
ノロノロしてたらついに漫画版に追い抜かされてしまった……


486: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/03/31(金) 01:27:14.56 ID:RMLcSQ8bO

「……シエルの洞察力と、"直覚"が大きな障害になるって考えたことは、否定しない」
「でも、あなたが優秀なだけじゃ、きっと打ち明けられなかった」
「私が今みたいに包み隠さず話せるのは……シエルが友達だから、だよ」

以下略 AAS



487: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/03/31(金) 01:29:39.59 ID:RMLcSQ8bO

「……一つ」

震えた唇が、決着を告げる。
……いや、まだ終わってはいないか。
以下略 AAS



488: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/03/31(金) 01:32:59.02 ID:RMLcSQ8bO

シエルは、すぐには応じなかった。
たった少しであろう間を何倍にも長く感じながら、私は彼女の答えを待つ。

「……ずるいです、本当に」
以下略 AAS



489: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/03/31(金) 01:44:14.21 ID:RMLcSQ8bO

「……ありがとう」
「今日はこのまま部屋に籠るつもりだから、心配しないで」

「了解しました。では……」
以下略 AAS



490: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/03/31(金) 01:45:30.99 ID:RMLcSQ8bO

閉まる扉が姿を隠すまで、彼女を見送る。
少しして、その奥で何かが崩れてしまった、音を聞いた。
すすり泣く声を、聴き続けた。

以下略 AAS



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