【ゴッドイーター2】隊長「ヘアクリップ」
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484: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/03/27(月) 02:44:55.81 ID:InYfLZS3O

あのまま協力させる体で話を続けたところで、彼女は首を縦に振らないだろう。
かといって、自分の状況を鑑みてか、否に傾き切っているわけでもない。
ならば、やり方を変える。
というより、元から無謀なものとして、賭けに出るしかなかった。

「……みんなに伝えるつもりなら、もちろん私も大人しく、病室に入るよ」

「だ……だからといって、私の一存で簡単に決められるものでは……!」

「簡単だよ。不安要素を排除してフライアに立ち向かうか、二人して辛い目に遭うか、それを決めるだけ」
「私はシエルに合意すると言っているんだから、この場で決定権を使えるのはあなただけだよ」

シエルの白い頬を、汗が伝う。
駆け引きをするつもりはない。
今はただ、彼女に預けるだけ。

「……君を相手に、こんな事を言いたくはありませんが」
「君は私を味方に付ける利があったからこそ、こうして話を持ちかけてきたはずです」
「それなのに、本気で……私に委ねるつもりなんですか?」



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