370: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/04/18(月) 00:53:08.35 ID:+KNnI7jio
◇
「――そういえばさー」
371: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/04/18(月) 01:05:17.59 ID:+KNnI7jio
「……ギル!女の子らしさって何!?」
「俺に聞くな……ん?隊長、上着の裾、解れてきてないか」
372: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/04/18(月) 01:08:15.39 ID:+KNnI7jio
遭難者は1人。
アラガミから逃げる過程で、あちこちに擦り傷を作ってはいるけど、容態に影響はないようだった。
通常なら、このまま彼女を伴って"アナグラ"まで帰投すれば、この任務は終了する。
だけど、それを私達に躊躇させたのは、彼女の存在だった。
373: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/04/18(月) 01:10:42.60 ID:+KNnI7jio
短いけどここまで
出来るだけ週一、よくて週二ペースでいけるといいな…
374:名無しNIPPER[sage]
2016/04/22(金) 16:04:25.07 ID:cKrGBv0ko
がんばれ
375: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/04/24(日) 23:12:29.14 ID:ueelxhzRo
がんばる
376: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/04/24(日) 23:14:02.17 ID:ueelxhzRo
◇
整った赤い髪に、香水の甘ったるい匂い。
制服に白衣を羽織ったその肢体は、過度な露出もないまま色香を醸し出し、
挑発的とも取れる、余裕に満ちた瞳には、絶えず微笑を飾り付けている。
377: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/04/24(日) 23:16:31.31 ID:ueelxhzRo
先の大規模作戦で起きた、"神機兵"の機能停止騒ぎ。
その全責任を取らされる形で処分されたクジョウ博士に代わり、
レア博士は正式に、反目していた無人制御思想の指揮を執ることとなった。
378: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/04/24(日) 23:17:50.88 ID:ueelxhzRo
そのシエルを前にしてか、レア博士もいくらか調子を取り戻してはいるようだけど、その瞳は曇ったままだ。
「……ジュリウスと"神機兵"の活躍、聞いているでしょう?それを可能にしたラケル……」
「フライアはもう、彼らのものよ」
379: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/05/02(月) 01:10:11.37 ID:KF4YG9vao
両手で顔を覆い、レア博士が言葉を打ち切る。
……少し、気を急いてしまったらしい。
私の追及を引き金に取り乱し始めたレア博士は、間違いなくラケル博士にまつわる何かを握っている。
それが今の状況につながるかは別として、まずは彼女を落ち着かせなければならない。
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