297: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/02/26(金) 14:42:21.98 ID:+LYcw3sno
……だけど、この想いは叶わない。
今だって彼の目は、私を捉えてはいないから。
その違和感の正体を知ったのは、ギルの記憶を垣間見た時。
彼はずっと、私の背後の、ケイトさんの影を追い続けている。
298: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/02/26(金) 14:44:18.47 ID:+LYcw3sno
◇
「――作戦完了!お疲れ様でした!」
299: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/02/26(金) 14:50:13.23 ID:+LYcw3sno
「なっ……」
対するエリナは、頬を紅潮させ、口をぱくぱくと動かす。
300: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/02/26(金) 14:56:32.60 ID:+LYcw3sno
ここまで
書いててわかりづらいと思ったので今更捕捉しとくと
時間経過や遮り以外でダッシュ記号が入ってる行は、隊長のネガティブな深層心理を表してます
本人でも気づかない本音というかそんな感じのアレ
301:名無しNIPPER[sage]
2016/02/27(土) 18:55:14.54 ID:xMymaPn40
おつです
302: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/03/01(火) 02:26:41.98 ID:t8DmWegLo
>>299の修正版だけ投下
全然スムーズにいかないけど出来れば今日中には続きを…
303: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/03/01(火) 02:38:11.35 ID:t8DmWegLo
「なっ……」
対するエリナは、頬を紅潮させ、ぱくぱくと口を動かす。
304: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/03/01(火) 02:49:01.68 ID:t8DmWegLo
それでも、彼女が最後に見せてくれたのは、恥じらいを多分に残した、穏やかな笑顔だった。
その様子が愛らしくて、私も笑みをこぼす。
「うん……これでおあいこ!」
305: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/03/02(水) 02:34:13.41 ID:o6xBxZEno
7
"ブラッド"が本格的に再始動してから、幾らかの時間が経った。
戦力低下に加え、緒戦での失態から不安視されていた私達も、今では一定の信用を得られるほど、順調に任務をこなせている。
306: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/03/02(水) 02:37:29.11 ID:o6xBxZEno
ともかく、そうした心理面での問題はまず"ブラッド"内で話をつけるべきであって、
迷走した私にまずその方向性を提示してくれたのは、他ならぬ榊博士ではないだろうか。
その件について、改めて謝罪と感謝を贈るためにも、博士の研究室に出向いたこともあるけど、
307: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/03/03(木) 23:39:19.57 ID:8lN99J22o
ラウンジに設置されたテレビからは、フェンリル公共放送局によるプロパガンダCMがひっきりなしに流されていた。
初期は有人制御式"神機兵"の搭乗者募集が主な内容だったはずだったけど、運用の変化に伴い、広告内容も変わっているようだった。
CMに映っているのは、浮遊台に乗り、指先から流す電流で"神機兵"を指揮する、奇抜な格好の女性。
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