8: ◆yyODYISLaQDh[sage]
2014/11/25(火) 20:36:32.53 ID:tQslcSvIO
今は冬であり、そんな中待ち惚けをして風邪を引いてしまえば、そんなことはなかったとしても、雨は自分に責任を感じてしまうだろう。
それを良しとするほど、光のシスコンは伊達ではない。
うちの高校において、まだ中学生である光の知り合いは限られてくる。
そうなると消去法的に、ジュウに用事があって来たのだと考えられる。
9: ◆yyODYISLaQDh[sage saga]
2014/11/25(火) 20:37:04.38 ID:tQslcSvIO
「………………御意」
雨はジュウの命令に少し動揺したようだったが、数瞬思考を巡らせると、大人しく頷いた。
そして、まだ若干混乱気味の光を一瞥し、それからジュウをじっと見上げる。
その姿はなんというか、まるで置き去りにされる子犬を見ているようで、ジュウの中で罪悪感が首をもたげてくる。
10: ◆yyODYISLaQDh[sage saga]
2014/11/25(火) 20:37:36.20 ID:tQslcSvIO
遠回しな言い方をしても結局こういう結果になってしまうのは、この一年で嫌というほど身に沁みている。
光にとって敵であるジュウを頼らなければいけないというのなら、それは相当な悩みである筈だし、姉に言いづらいことだとしても、雨は妹の力になりたいと思うだろう。
だからこそ、こういう言い方をしなければ、雨はどこまでも食い下がる。
今回は光の頼った先がジュウであったこともあるので、ジュウが命令することで、雨も渋々、引き下がることができたのだ。
なにせ、騎士だの従者だの云々は、雨から言い出して来たことなのだ。
11: ◆yyODYISLaQDh[sage saga]
2014/11/25(火) 20:38:35.47 ID:tQslcSvIO
「待って」
適当に目についた某全国チェーン店に向かって歩き出そうとしたジュウの制服の裾を摘まんで引き止めたのは、他でもない、光だった。
ジュウが足を止めて光を振り向くと、光は顔を俯かせ、唇をパクパクと開いたり閉じたりしていた。
12: ◆yyODYISLaQDh[saga]
2014/11/25(火) 20:40:17.18 ID:tQslcSvIO
今日はここまで
新刊記念に勢いで立てた
後悔も反省もしていない
>>1に書き忘れたけど、更新は不定期です
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sagasage]
2014/11/25(火) 20:58:11.09 ID:i6xQALtLO
期待
頑張れ超頑張れ
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/25(火) 22:06:06.50 ID:3aw7i5Uf0
紅と電波的のSSか。期待
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/11/25(火) 22:17:24.50 ID:hv6F63RY0
乙、そして期待
紅に続いて電波的の新刊が出ることも期待してるんだがなぁ…
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/25(火) 22:57:08.71 ID:jAwJN6JpO
期待乙、だけど紅の何年後が電波だったと思ったけどクロスできるのか?
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/25(火) 23:39:53.92 ID:WivBTFqTo
期待
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/11/26(水) 00:05:58.87 ID:uKBP1nUhO
電波的書くのは精神的にきついのかね
あっち好きな人のほうが多いだろうに
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