382: ◆yyODYISLaQDh[sage saga]
2017/04/20(木) 17:53:37.82 ID:v4+DVNQXO
打撃の一つ一つが重く、それ以上に鋭い。
ジュウほどの打たれ強さがなければ、とうに昏倒しているだろう。
ジュウは自分のスタミナに自信を持っていた。
そして、その時が来た。
383: ◆yyODYISLaQDh[sage saga]
2017/04/20(木) 17:54:03.98 ID:v4+DVNQXO
「……今何時だ」
「それほど経ってないよ。10分ぐらいだ」
相変わらずタフだな、と冷やかす伊吹を無視してあたりを見渡す。
384: ◆yyODYISLaQDh[sage saga]
2017/04/20(木) 17:55:15.92 ID:v4+DVNQXO
今回はここまで。
光ちゃんを追い込んだ伊吹の罪は重い
鏑木先輩?誰?豚?
385:名無しNIPPER[sage]
2017/04/20(木) 19:06:39.75 ID:EJ/Aq5beO
全裸待機の甲斐があった…乙
386:名無しNIPPER[sage]
2017/04/20(木) 20:27:15.51 ID:tRS0VMUZo
乙です
387: ◆yyODYISLaQDh[sage saga]
2017/04/21(金) 19:51:09.16 ID:gxCPCOG4O
=====
暖簾をくぐると、脂と出汁の匂いが熱気に乗って食欲を刺激する。
昼下がりということもあり胃が不満を漏らしそうになるが、優先するべきことがある。
388: ◆yyODYISLaQDh[sage saga]
2017/04/21(金) 19:51:35.35 ID:gxCPCOG4O
返事を聞いて安心した真九郎はドアノブに手をかける。
銀正の話では今日は機嫌が悪いということだったが、声の感じからするとそれほどでもなさそうだ。
「何の用?」
389: ◆yyODYISLaQDh[sage saga]
2017/04/21(金) 19:52:01.08 ID:gxCPCOG4O
それに、
「まだ内容も聞かないうちからなんで――」
「見当はついてるわ。情報屋を舐めないで」
390: ◆yyODYISLaQDh[sage saga]
2017/04/21(金) 19:52:29.29 ID:gxCPCOG4O
しかし、真九郎だってここで引き下がるわけにはいかない。
あの義肢と、少年の口から出た《星噛》という単語。
それはドラッグに浸っている程度の連中が知っていていい名前ではないのだ。
裏社会の闇のさらにその奥。
そういうところに堕ちた連中のみが関わる名前だ。
391: ◆yyODYISLaQDh[sage saga]
2017/04/21(金) 19:52:55.30 ID:gxCPCOG4O
銀子は腕を伸ばし、真九郎は無意識に後退った。
その悲痛な表情が見ていられなくて、咄嗟にまくしたてる。
「ま、まだ依頼が残ってるし、それに最近仕事も順調なんだ。ようやくきちんと稼げるようになって、ほら、今は銀子の借金も返し終わっただろ? 伝手も増えたしそれに――」
392: ◆yyODYISLaQDh[sage saga]
2017/04/21(金) 19:54:05.20 ID:gxCPCOG4O
短めですが今回はここまで
銀子も大人になって丸くなったということで
それと左腕がどうのこうのは一年前の話ですのでそのうち書きます
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