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【剣と魔法と】ここだけ世界の境界線★24【光線銃】
- 222 :ウォルター ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/07/29(日) 22:56:44.55 ID:g9XBvED80
- >>220
「ハッ、うちのお嬢みたいなこと言ってんじゃねえよッ!」
実際は日傘をよく持っているよねお嬢様!!
「適応性高いな?じゃあコイツはどうよ!」
喉元に突きたてられるナイフ。
それを止めたのは噛みしめられた歯、であった。
「変異ならコッチが専売特許だぜ?」
バキリとナイフを噛み砕く程の高度を誇る歯、否、刃。
あれよあれよと言う間に喉があった所には異形の頭部。
既にヒトの形は崩れつつ。
「『十束剣』!!」
両手首を合わせ掌底を繰り出すように突き出す。
うち放たれるのは指の形をなぞって放射状に広がる斬撃。
兎に角情報共有は駄目だ。
後方の敵に此の一撃が届くかは賭けだが…
- 223 :ロイ・ゴールドマン&鈴虫 >500-501と>273 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/29(日) 22:57:48.64 ID:2ZXvqgS+0
- >>220
ロイ「チッ!!」
鈴虫「あん?」
舌打ちするロイ 怪訝そうな顔をする鈴虫
目の前で兵士がアップグレードされていく様子をただ指をくわえてみているわけにはいかない
そういわんばかりに突撃を続行する2人
なれど 薙ぎ払った刀の一撃を掻い潜られ 大きく口を開ける敵兵
喉元に食いつかんとする その瞬間 口の中に突き入れられる棒状の物
それは仕込み杖の鞘
鈴虫の操る富岡流剣術は刀と鞘を用いた 斬打二刀の構えを用いる特殊な剣術
ゆえに刀を掻い潜っただけでは安全ではないのだ
それに鞘は鋼に木を巻いたものであるがゆえに耐久性も抜群だ
この一撃で敵兵の動きをとめ 返す刀で敵兵を切り裂かんとする
そして鎧の隙間を狙う敵兵であるが
銃弾と言うのは 一度発砲されれば軌道を修正できぬ
ということは 的が動けば隙間に当たらぬということ
それに気づいたロイが習得した物こそ 細かい挙動の変化による 対鎧の隙間への射撃の移動
名付けて 貧乏ゆすり(仮)
である
それによる銃弾を装甲で防ぎながら突撃を続行
敵兵に対し ぶちかましを仕掛けながら ハルバートを大きく振りかぶり
ロイ「んだらぁ!!」
後方でテレパスを続行する敵兵に ハルバートを投擲した
- 224 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2018/07/29(日) 23:09:00.48 ID:eFOsEKcHo
- 【全員対象】
半人のヤクザキックが汚染兵士の首を圧し折り、ウォルターの十指、否、十の刃で細切れに寸断し、
別の兵士は鈴虫の返し刃にて顔の上半分を切り飛ばされる。
「デス!」
ロイがブチカマシで吹き飛ばした兵士をα-12が胴を切り裂き、
そして、各人が目聡く警戒していた残り一体はそれぞれ虚刃と十束剣、そしてハルバートの投擲により速やかに屠られた。
【戦闘終了】
「デス」
α-12はひとまずの勝利に大きく息を吐く。戦闘自体は完勝と言える内容である。
そして、実際、先程から何度も敵の分隊と接触し、その度に切り払ってきた。
【実際、敵の兵士は連携精度こそ油断ならぬモノであるが、個々の戦力はさほど高くはない。が、】
しかして、明らかに敵は接触の度にテレパスによるアップデートを行い着実にこちらに対応を始めている。
大きな感応共有化こそ阻止し続けているが、断片的な情報を敵側に徐々にではあるが与えてしまうのは避けようがない。
もちろん、個々の戦力比は圧倒的であり、早々にしてやられる事などないと言えるのだが。
(雑魚…なら問題ないデス。多少手を焼くようになってきているって程度デス。けど…)
【情報:敵の尖兵にならば、こちらは戦力を解析されても、対処は十分に可能。個体能力に差がありすぎるためだ】
「グギャアアアアッ!!」
「アバーッ!!」
目的ポイント(技術者達の避難区画)は間もなく。
しかして、その入り口付近からの断末魔の叫びが通路に響き渡る。
「だーっ!せわしないデス!!」
α-12は急ぎ、しかして、半身を屈め警戒しながら前進する。
【一息つく間もないとはこの事だ。そして敵の進行の最先端部となるならば、特異な個体が配置されている可能性も高い】
【ゆえに、警戒は必要だろう。能力の質によってはひとつの軽挙が致命となりかねないためだ】
- 225 :ロイ・ゴールドマン&鈴虫 >500-501と>273 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/29(日) 23:14:24.67 ID:2ZXvqgS+0
- >>224
鈴虫「はっはぁ!!」
実にご満悦 と言わんばかりに破顔する鈴虫
対してロイは浮かない顔だ
ロイ「後方のヤツ 何かを交信してやがった こちらの戦力を都度研究されていたとしたら・・・笑えんな」
この先の戦いが厳しくなること請け合いである 頭の痛い問題だ
ロイ「何より考える暇がないってのもな!!」
投擲したハルバートを回収し 前へ 前へ
鈴虫「次はどんなのがでるのかなー♪」
反対に嬉しそうな鈴虫であった
- 226 :ウォルター ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/07/29(日) 23:15:58.29 ID:g9XBvED80
- >>224
「…ちょっとキッツいな」
大きな欠損こそ無いものの連続の変異は矢張り消耗する。
今までであれば馬鹿みたいに魔力供給がされていた訳だが今は違う。
そこのズレが先ずはシェイプシフターに疲労という形で現れ始める。
「くっそ、行くしかねえけどな」
目的地の前にもう一波乱ありそうだと悪態をつきつつα-12を追うように前進を始めた
- 227 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 :2018/07/29(日) 23:16:42.99 ID:Bjkvu3N/0
- >>224
「……全く……!」
月光と赤刃を握ったまま振り払い、付着した澱みを打ち捨てる
現時点では対処は充分に可能、しかしこれが続けばどうだ?
情報を贈与し続けるだけの消耗戦、限界はいつかは必ず訪れるであろう
ただ半人に取って幸運であるのは、半人は多くのカタやリュウハのタツジンのデータを蒐集している
それらを巧みに組み合わせ、甚大なる戦術を生み出せるのだ
「……次から次へと!!」
トゥエルブに続き隠密、虚空の刃を従え敵の姿を目視次第解き放ち飛翔させるであろう!
- 228 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2018/07/29(日) 23:30:42.56 ID:eFOsEKcHo
- 【最終防衛ライン】
越境者達が向かった、頑丈そうなゲートの前にバリケードが築かれ、
保安部隊の最後の戦いが行われ、そして終わろうとしていた。
【敵はこれまでの遺伝子汚染を受けた兵士ではなかった。数は僅か1体である】
それらは奇怪な様相であった。首から下はボロボロの衣服と有様であるが、人間そのものの形状である。
しかして、その足は地上より数センチ離れており…要するに浮遊している。
【そして異様を思わせるのはその頭部だ。人間の数倍に膨れ上がった頭部は溶け崩れ、
醜悪そのものであり、心弱き者であれば、それだけで気を萎えさせかねないほどだ】
「―――」
「このッ――アバーッ!!」
そして、戦闘の様子もまた、異様であった。
銃声一つ無い。遺伝子汚染を受けて変容しきったこの元カノッサの能力者に銃口を向けた者は、
瞬時に頭部を爆裂させて死ぬからだ。正直、戦闘の体すら為していない有様であった。
「ヒ…ヒィイイイイイイッ!!」
【この戦闘は最後に恐怖に恐怖に負けた兵士が己の頭部に弾丸を撃ち込むことで終了となった。この戦いで唯一響いた銃声であった】
キィイイイイイ――
この敵に接近するたびに各人に耳鳴りが響くだろう。鼓膜を震わせるモノとは異なる質の耳鳴りが。
【※おそらく、この耳鳴りを最も強く感じることになるのは鈴虫だ】
キィイイイイイ――
(デス!?)
そして耳鳴りは敵を視認したならば一際頭に強く響いてくることだろう。
(唯一、銃を撃つことが出来た≠フは自殺した兵士!?)「あねさまッ!!」
【α-12の叫び。虚空の刃を展開するタェンティースへ向けられていた】
【判定(タェンティース)…鼻腔よりあるいは眼から出血。重度ならば脳へ。ダメージは敵に虚空の刃がどれほど接近したかに比例する】
- 229 :ウォルター ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/07/29(日) 23:38:19.14 ID:g9XBvED80
- >>228
「…んだありゃ…エスパーの類か?ああ?うっせぇなあっ!!」
普段から不機嫌そうに皺が寄っている眉間に更に皺が寄る。
両耳を抑えてみるが効果は恐らくないのだろう。
「ちっくしょう!何なんだアリャあ!!」
消耗は厳しいが大幅な変異が必要ではないかと壮年は構えた。
- 230 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 :2018/07/29(日) 23:40:10.10 ID:Bjkvu3N/0
- >>228
「……冒涜的な……!」
「、……!?」
ブハッ、と目と鼻より噴き出る血ともオイルともつかぬ液体!
有機体の脳に響く鈍痛、揺らぐ体!
「……え、……、これは……!?」
反応性サイキックか!?
真紅に染まる視界、しかし斬り込む事に逡巡は皆無!
一足飛びに迫り、両のブレードで断ち斬らんと掲げ……それが叶えば十文字斬り(クロススラッシュ)!
- 231 :ロイ・ゴールドマン&鈴虫 >500-501と>273 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/29(日) 23:42:40.50 ID:2ZXvqgS+0
- >>228
ロイ「なんだあいつ」
鈴虫「チッ うっせぇな・・・!」
一方的な蹂躙を目にし 一体何があったか 何をやったかを目で確認するロイ
鈴虫は強い耳鳴りに顔をしかめた
ロイ「攻撃を仕掛けたら死ぬのか? いやそんなバカな おそんなヤツがいていいわけがない・・・いや 確か前に」
そう エーカーが生み出した巨大な脳みそ ファクトリーブレイン
確かあいつは敵意を感じて耐えがたい頭痛を発生させる類の異能を操っていた
あの種類だったとしたら?
あの醜悪な輩への敵意をなるべき抑えながら そして敵が攻撃をして来ようとしないか最大限注意しながら
とりあえず移動を開始してみるロイ
- 232 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2018/07/29(日) 23:57:38.99 ID:eFOsEKcHo
- 【全員対象】
偶然かあるいは経験か。ウォルターが呟いた「エスパーの類か?」という言葉こそが、
この状況の正鵠を突いていたと言える。思考の道筋を開通させる鍵となった。
「解析するデス!!」
その言葉に布状バイザーのオーグ(拡張現実)を起動。
戦場の解析…先程目撃した兵士達が銃口を向けた順番と、死した順番がピタリと一致する事を確認。
さらにこの耳鳴りが、敵のESP攻撃の類と判断するならば。
「金男=サン!あのデカ脳味噌の能力版デス!皆、殺意向けると脳味噌ぶちまける事になるデス!!
そして、そこののーみそ筋肉ポンコツ=サンはこっち!!」
そして、いち早く正解にたどり着いたロイは接近を開始している。
さらに切り込まんとしたタェンティースはα-12が背後からディープメイカーを伸ばし口に大量のグミをぶち込む!
【接近しようとするロイ。耳鳴りはドンドンやかましくなるが、近づいただけで脳が炸裂することはない】
【同時に至近においては、僅かでも殺意を向ければ、より迅速にそれが脳に跳ね返ると理解できることだろう】
「―――」
しかして、殺意無しに接近すれば敵が無力であるわけでもない。脳の皺から管みたいなモノを飛ばし、
ロイに突き刺そうとする防御行動に打って出たのだ!!
【ロイへ卵管による攻撃。突き刺さればロクな事にならないだろう】
「どーするデス?明鏡止水なんて芸当、α-12には無理デスよ」
この手の敵への対処法は、殺意を消した攻撃か、殺意のカウンターを上回る超速度での必殺、
あるいは範囲外からの攻撃、相手のカウンターを無効化する特性。
【なお、心理として相手を屠るに際し、殺意をゼロにするのは至難を極める。
かのゴ○ゴ13すらそれは出来ないといえば、途方も無い難度の高さを理解できるだろう】
「範囲型…半ば自動的だから集団による圧殺、意識外からの攻撃って手はダメ・・・厄介デス」
なるほど、尖兵としては凄まじく有能だろう。解き放つだけで敵を概ね殺戮する。
この時点で敵が戦術を有する類であるとも改めて理解できることだろう。
- 233 :ウォルター ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/07/30(月) 00:05:25.81 ID:H2F6v2np0
- >>232
「…えっとよ、脳みそ無ければダメージは食わないって考えでいいのか?」
んーむ、と壮年が考える。
「そうだったら、まあ、なんとかなるぞ、多分」
後始末は任せるけどよ、と。
- 234 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/07/30(月) 00:08:17.67 ID:yZdwGRYX0
- >>232
「んぐっ……、むがもが」
間一髪!一命を取り留めた半人、ギリギリでトゥエルブの救出が間に合った!
「……成る程、いつぞやの殺意へのカウンター……」
「でしたら、えぇ、わたしもそれは不可能ですが」
実際ファクトリーへの攻撃時はどうしていたか
ともかく今はこの手段を試す以外半人には打つ手がないと言える
「近い事ならば出来ます」
脳内思考ユニットへ、有機から無機へ思考をシフト
成る程これならば殺意や害意の類の一切を排除し、ただ無機的に攻撃を行う事は叶う
しかしそれすらも敵の策の内に組み込まれていたならば、手痛い反撃を受けるのは必至!
是となれば無機として斬り込むであろう、何処までも脳筋!
- 235 :ロイ・ゴールドマン&鈴虫 >500-501と>273 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/30(月) 00:12:44.51 ID:Yf6+z8xv0
- >>232
ロイ「フーッフーッ」
やはりあのクソ脳みその類だった
敵意を向けたら死ぬ 全身から冷や汗が垂れるのを感じながら接近
だが防衛機能はあったらしい 卵管伸ばして突き刺してこようとするのをバックステップからの逃走で回避
ロイ「どうする・・・どうすんだこれ・・・!」
クソ脳みそを倒すときはみんなで寄ってたかってごり押しでどうにか斃せたのに
それが使えないのなら八方ふさがりだ
ロイ「殺意・・・敵意・・・それが無ければ・・・?」
ふと思い立つ
ロイ「確か・・・なんだったかな・・・敵意や殺意を感じ取れる化け物を相手にするとき それら意識を持たぬ機械を使ってこれを撃退した
そんな話を聞いたことがある それを使えば」
攻略法思い立ったり と色めき立ち はたと気付く
ロイ「・・・それを俺が使えるか?」
ハイテク音痴なロイさん 無理なことを思いつくにとどまった
ちな鈴虫君は懐からお結び取り出してかじりついていた
- 236 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2018/07/30(月) 00:21:11.71 ID:wLO6uVOjo
- >>233
「あ、のーみそ無いんでしたっけデス?」
何かこの表現になるとトンデモない悪口に聞こえてしまうのは何故だろう。他意はないぞ!?
「でも救出後の脱出のオシゴトもあるデス。力使い果たすのはNGデスよ?」
>>234-235
「範囲どこまで…デス!!」
α-12はロイが攻撃された瞬間。卵管に向かってサブマシンガンをぶち込む。
耳鳴りは酷く、鼻腔から血が垂れたが、脳は爆裂せずに済んだ。これだけでもかなりムチャだったが収穫はあった。
「本体への攻撃でなければ、カウンターはまだマシ、デス」
鼻血を拭いながら、ロイの言葉と状況をさらに組み合わせる。
結果として――
「実際、それなら…結局のーきん戦術が最適解?」
ウェーって顔をしながら、無機となったタェンティースを一瞥。
タェンティースが能力者に切りかかる!カウンターは…無い!!
【が、複数の卵管が脳より次々に飛び出し、タェンティースの接近を妨害。
本来の彼女ならば斬り飛ばしながら難なく接近できたであろうが――今の彼女の剣には「意」と「威」が無い】
「脳無し執事=サンと…後一手…金男=サン!そこな穀潰しを殴っておkデス!!」
ジロリと睨みながら、鈴虫を見やって、
「脳味噌ぶっ壊れるか、その前にぶった切れるか。興味ないデスか?」
- 237 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/07/30(月) 00:28:09.59 ID:yZdwGRYX0
- >>236
「……!!」
反射的に体を逸らし、回避行動へシフト!
実際タツジン級のデータをプログラムから引っ張り出して行動に移しているのだ、その動きは迅速かつ丁寧……そして余りにも規則的に過ぎる!
どす、どす、ずぶ……!
鈍音と共に体に突き刺さる管!
この異常事態に思考ユニットはしかし敵の殲滅を最優先としている!
突き刺さったそれのひとつをむんずと掴み抜き取らんとしながらも迫り、プログラムされた美しい斬撃を放つであろう!
- 238 :ロイ・ゴールドマン&鈴虫 >500-501と>273 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/30(月) 00:28:17.76 ID:Yf6+z8xv0
- >>236
ロイ「スマン助かった!!」
ばたばたと化け物から離れ
ロイ「よし分かった」
鈴虫「ブベッ」
おにぎりむさぼってた鈴虫を渾身のストレートでぶっ飛ばす
鈴虫「てめぇなにs・・・・・・・・・」
憤怒がα-12の言葉で狂喜に変わる
満面の笑みで化け物を見やり
しっかりと地を踏みしめた両足の 両膝の力を抜く
――――瞬間的な其の動作
地に立つ躰を支える膝の力が抜けた事で 支えを失った躰は一刹那――極短時間極短距離――地に向けて自由落下を開始する
自由落下する上躰。足場に掛る体重は果てしなく零に近い
――――質量は重力下でも無重力下でも変わらない。然し重量は完全な無重量下では零になる
上体が堕ちる其の一刹那、彼の躰は無重力下と同様に 重量が零になっていた
――――其の一刹那を逃がさない
足裏を地に添わせる様につけて滑らない様に摩擦して足場を掴み己の躰を前へと引きずり出す
重量を零にした体重を、重力に逆らう事無く前に進む縮地の究極 膝抜き
加速を無視した最高速 ただただ狂喜を纏いて化け物に迫り
居合一閃 化け物を切り伏せんとする
- 239 :ウォルター ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/07/30(月) 00:36:15.57 ID:H2F6v2np0
- >>236
「お前一応断っておくが脳にも劣らねえ神経の集まりが本来はだな
…いや、理屈とかは今度だな。
流石に相手と問題なくコミュニケーションとれる状態だと能力くらいそうだからよ、
まあ、なんだ…少し馬鹿になってくる」
相手が複数の卵管で攻撃をしてくるのなら、それもデザインに組み込もう。
これで単独相手に複数人でかかるのだ、負ける要素は無い。
問題があるとすれば…
「多分消えたりはしねえと思うんだが…こっち側に戻ってこれるかが問題だぜ、実際」
ぐにゃり、と熱せられた蝋人形のようにその体が崩れる。
ボコボコと泡をたてて黒い身体が融解、一際大きな泡が生じる。
バチン
黒い泡が弾け、その場に顕現するは宙を漂う黒い海月。
触手部分が散々振るいまくった鞭のようにしなる刃になっている。
「…」
ふわり、ふわり、海月が優雅に宙を漂う。
その好物は精神エネルギー。
勿論対エスパーを想定して己の身体を限界まで弄った結果である。
好物が近くにあると察すればその刃な触手を喜々として向けるだろう!!
- 240 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2018/07/30(月) 00:46:42.63 ID:wLO6uVOjo
- 【全員対象】
「やれる手はここまで。あとは実践のみデス!!」
α-12は全ての手とティープメイカーにサブマシンガンを保持させ、
各々の迎撃に向かう卵管のみに焦点を向けて乱射する。
それは比較的マシとはいえリスキーな行為であり、鼻腔と眼から次々に血が垂れてくる有様だった。
【が、その甲斐もあって、迎撃を大幅に軽減する!】
タェンティースの規則的に過ぎる戦闘はカウンターを無効化する代わりに、
迎撃を容易にするという欠点を併せ持つ。意思無き剣は最適解に向かえどそれだけ≠ノ過ぎないのだから。
【しかして、斬撃は届く。頭部に僅かではあるが刀身が抉り込まれ、ESPが僅かに乱れる】
その間、変容し、接近したウォルターの刃が卵管を引き裂きながら路を開く。
そして、精神エネルギーを喰う。この特性はベストだった。敵の能力は範囲型で凡そ死角といえるものはないが、
その源泉となるキャパシティは有限。タェンティースが抉った乱れ≠ゥらエネルギーが食い荒らされる。そして――
【明鏡止水とは程遠く、正に殺意そのものの狂人(刃)――されど流れは乱れた。そしてその剣速は縮地の秘奥】
鈴虫はおそらく顔の穴という穴から血を流しながらも、致命にいたる前に敵のそっ首を両断したことであろう!!
【地面に叩き落された頭部は間もなく溶解し、おぞましい泡となって消えた】
「――デスゥ。ちかれたデス。スプラッタで女子力ダウンしそうデス」
ごっしごしと顔を拭いながら銃を収めるα-12。バリケードを見やりながら、
「さって、いよいよ救助対象に到着デス
と、避難区画のゲートを叩くのであった。
そして、もっとも困難なミッションの開始もおそらくはこのノックがスタートとなる。
//今回はここまで!
- 241 :ロイ・ゴールドマン&鈴虫 >500-501と>273 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/30(月) 21:45:25.25 ID:Yf6+z8xv0
- >>200-215の続き
小隊長「そう・・・か・・・」
ここはエンドワールド 終わりゆく世界
一行はこの国の歴史書を携え世界を渡るために移動を開始
その途中 独自の判断で住人を救助していた軍隊に匿われたわけだが
保護の手を抜けるためには正直に話した方がいい そう判断し この小隊を指揮する亜人の男に事の経緯を話す
ワーウルフ 毛むくじゃらの体を軍服で覆い 狼の面に普通な表情を浮かべ 言葉短くうなづいた
小隊長「分かった 正直異世界なんぞ眉唾もいいところだが あんな化け物が現れるんだ そうも言ってられないだろう
我々はここで少しでも市民を救助しなければならない すまないが援護はできない」
そう言うと ワーウルフは首にかけていた 複数牙に紐を通した首飾りを外して一行に差し出す
小隊長「我々ワーウルフは代々死んだとき 牙を首飾りにする風習がある こうすることで死んでいった先祖が守ってくれると信じている
これを持って行ってくれ 我が偉大なる先祖が お前たちに加護を授けんことを」
小隊長「さぁ・・・行け」
そういって一行を送り出してくれた
- 242 :BB&メアリー ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/07/30(月) 21:52:03.56 ID:H2F6v2np0
- >>241
BB「んー…何と言うか……」
送り出されゲートへと向かうであろう道中で青年は悩みながら言葉を発した。
BB「このままゲートに辿り着いてハイさよなら、で良いもんか分からなくなってきた」
自身らが進んできた道を振り返り、歩みが止まる。
BB「これは……ただの感傷でしかない?」
メアリー「…」
共にある魔導書は答えてくれない。
青年は周囲に解を求めるが…
- 243 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/07/30(月) 21:54:09.47 ID:U1Cf7OBR0
- >>241
「いやービックリしただわさ。ホテル出たら一面エンドオブワールド」
首にタオルをかけ、軽い調子で会話に混ざるソーマタージ。世界の終わりに瀕しても、その態度は崩れない。
元々ロイたちと同行していたわけではないが、避難した先でたまたま出くわしついてきたという訳だ。
「俺のいた地域風に言うならエニシってヤツだろうな。スタンド使いか」
「もとより期待はしてないさ、犬のお巡りさん。せいぜい勤めを果たしなよ」
タオルを投げ捨て、コートのフードを目深に被る。酸素供給機が物々しい音を立てて展開し、その表情を隠した。
「本当は無駄なコトだと思ってるが、ガッカリさせたくないからこれ以上は言わないでおいてやるよ」
嫌味ったらしい言い方が、差し出される首飾りに途切れる。怪訝そうな目を交互に向けると、一度だけ一行に視線をやって受け取った。
「あぁ…民間信仰? お前さんの先祖が多種族への理解のある人であることを祈ってるよ」
「じゃーな。最期まで生きてみせろよ」
両手で指差しながら最後の言葉を交わし、ソーマタージは走り出した。
- 244 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/07/30(月) 21:54:34.27 ID:yZdwGRYX0
- >>241
「……大切なモノでは……?」
一同がそれを受け取るのを片目で見詰めながら、半人は張り裂けそうな胸の痛みを堪えていた
終焉の予兆の世界の中での救助、それに対して他者が口を挟む事など出来ようか?
彼等の矜持に水を差す事など出来ようか?
「ありがとうございます」
「……ご恩は、忘れません……」
- 245 :ロイ・ゴールドマン&鈴虫 >500-501と>273 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/30(月) 22:07:21.87 ID:Yf6+z8xv0
- ここを出ていくとき 小隊の皆が声をかけてくれた
努めて明るく 笑い声混じりに
分かっているのだ 自分たちんも命運が だが それを感じさせまいと
>>242
アキレス「さすがにワン公(ウルリック)でもいない限り あいつに一泡吹かせるのも厳しいんじゃない?」
邪神がいるであろう方向を見やりながら言うアキレス
>>243
首飾りはソーマタージが受け取った
小隊長「フッ 困ってもワンワンとは言わんさ」
そういってソーマタージと小隊長は別れた
>>244
ロイ「タェンティース けがの具合はどうだ?」
実際満身創痍だったタェンティースを気遣うロイ
>>全員対象
ロイ「あの邪神はがこちらから見える位置にいるのは不味い さっきも邪神の足から目玉が生えて捕捉された
なるべく隠れて移動するぞ」
家屋や森の中を経由して移動を開始する一行 とりあえず今のところ捕捉された様子はない
だが
〜場面転換〜
ロイ「もうすぐゲートがある場所なんだが・・・視界が開けてやがる ここからは邪神に捕捉されることは避けられんだろう
鉄火場だ 気張れよ」
ロイがハルバートを握りしめ アキレスがトレンチガンのチャンバーに初弾を送り込む
ロイ「よし・・・行くぞ!!」
言うが早いか 駆けだすのであった
- 246 :BB&メアリー ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/07/30(月) 22:11:13.51 ID:H2F6v2np0
- >>245
BB「だよなあ…でもなあ」
結局青年は場面転換の時まで感傷を引きずる事となる。
−−−
BB「やるべき事をすればいい、やるべき事をすればいい…よし」
目を閉じ、自身に言い聞かせ、青年は目を開きロイに続けと駆け出した。
- 247 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/07/30(月) 22:12:52.38 ID:yZdwGRYX0
- >>245
「応急的な手当を受けました」
「……魔力も補充出来ましたし……」
いけます、と力強く応じる
実際半人の回復は、スペック上で語るとすれば微細なモノに過ぎない
しかしそれ以上に胸に熱く宿る燠の焦熱は、彼等から与えられし勇気!
……
「……えぇ、分かりました……」
「行きましょう!」
赤刃を握り締め、引き抜いて構え進軍!
もう片腕はイムエトで補修したとはいえ万全ではない、一度攻撃に使えば二度は難しいだろう
- 248 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/07/30(月) 22:15:54.70 ID:U1Cf7OBR0
- >>245
「この場にいたら元迷子の子猫ちゃんを紹介してやれてたんだがなぁ」
それからどうした。
「これが銃撃戦だったら、通り方は幾つかあるんだけどな」
赤い刀を抜き放ち、首を傾けコキリと鳴らす。戦闘準備は万端、少なくとも、真っ当な敵が相手ならまだまだやれる。
「今度はちゃんと刃が通じる奴である事を願おう。辻プリーストとかどっかにいない?」
「レッツプレイ」
早口に軽口を叩き終えると、鋭い視線で行き先を睥睨。刀を担いでロイに続く!
- 249 :ロイ・ゴールドマン&鈴虫 >500-501と>273 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/30(月) 22:24:45.13 ID:Yf6+z8xv0
- 潜伏場所を出る とたんに感じる視線 すでに下半身までこの世界に具現化した邪神の体から生じる目玉がこちらを向いた
ボコリ 地面が小さく隆起する 飛び出し叫び声を上げるのは特大サイズのミミズ
全身は紫色 体のあちらこちらに生える目玉 そして鋭い牙のついた口
>>246
ボコリ ボコリ
BBの目の前に2つの隆起 飛び出す勢いで大ミミズが二匹 体当たりを仕掛けてくる
>>247
バケモノ「!!!!!!」
駆けだすタェンティース まるで進軍を妨げるように一匹の大ミミズが飛び出してきて
牙の生えた口を大きく開き タェンティースの喉笛を食いちぎらんと迫るだろう
>>248
ロイ「使うか?」
取り出したのは どこかで見覚えのある いかがわしい挿絵付きの 法儀礼済み聖ローションだ
こんなこともあろかと備蓄していたらしい
現れたのは気色悪い大ミミズ ボコリ ボコリと地面を隆起させ攻撃のチャンスをうかがっている
そしてソーマタージの横手から奇襲するかのように飛び出した大ミミズは ソーマタージの腕に食いつかんと迫るだろう
- 250 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/07/30(月) 22:30:35.85 ID:yZdwGRYX0
- >>249
「ジャマを……!!」
赤刃の逆配置のルーンが半人の魔力に呼応し明滅!
ぐ、と腰溜めに構え全身の人工筋肉繊維を張り巡らせた!
直後解放!肩の輪郭がブれ爆轟と紛うノイズ!
「するなっ!!!!」
イアイ=モーションでの横薙ぎ一閃!
- 251 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/07/30(月) 22:32:11.18 ID:U1Cf7OBR0
- >>249
「使ってないよな?変な意味で」
嫌そうな目を一度だけ向け、言葉とは裏腹に素直に受け取る。使える手は多い方がいい。
「来たぞ、来たぞ……」
視界の端に映るのは隆起する大地、現れる悍ましいミミズ。見つかったと考えた方がいいか。
「来たッッ!」
飛び掛かるミミズの頭部(多分)に向け、カウンターとばかりに振るわれる鋭い空手チョップ!
腕に噛みつかれるより速く、頭を砕いて殺さんと水平に伸ばした手が放たれた!
「急いで突っ切るぞ!」
- 252 :BB&メアリー ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/07/30(月) 22:34:29.46 ID:H2F6v2np0
- >>249
BB「なんか趣味悪いのが出てきたなあ!」
文句を言いつつ駆ける足は速度を緩めず。
BB「『36頁・ソード』!!」
緑の光で可視化された空気の流れが右手に集い剣の形を成す。
強力な魔力の塊でもって形成された剣が駆け足と共に振るわれ
周囲に嵐を巻き起こしながら迫る大ミミズを纏めて切り裂かんと!
- 253 :ロイ・ゴールドマン&鈴虫 >500-501と>273 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/30(月) 22:48:58.14 ID:Yf6+z8xv0
- >>250
腕が消失したかのような錯覚を覚える様な一閃
太い胴を寸断し 汚い体液をまき散らしながら斃れる大ミミズ
体液は地面に降り注ぎ シューシューと音を立てて刺激臭のする煙を上げる
ヤツ等の体液は強酸性 あまり長く嗅いでいいにおいではなさそうだ
ロイ「移動しながら戦うぞ こいつらはヤバイ!!」
なおも襲い来る大ミミズ そしてバケモノが通った後は柔らかく耕された土が広がっている
迂闊に踏み込めば 足元を取られかねない柔らかさだ
>>251
ロイ「使ったぞ 変な意味じゃない方で」
さて問題です この場合 変な意味とはいかがわしい方か いかがわしくない方か
少なくても中身はほんの少し減っていた
サイバネによって補強された腕はさながら鈍器の如く とびかかってきた大ミミズの頭を粉砕
大きく開けた口から体液が漏れ出る
大ミミズの体液は強酸性を帯び 肌につけば火傷を負いかねん
そして大ミミズはソーマタージの踏みしめる地面の中を 縦横無尽に走り回る
足元を耕し ソーマタージのバランスを崩さんとしているのだ
そしてまた一匹 ソーマタージの斜め前から飛び出してかみつかんととびかかる大ミミズ
>>252
辺りの耕された土を巻き上げながら巻き起こる嵐 振り抜かれた剣が通り過ぎた後 転がる大ミミズの死体2つ
なれどその体液がBBに降り注がんとしている
奴らの体液は強酸性であり 付着するのは危険だ
そして今度飛び出してくるミミズの軌道は低く 足元にかみつかんとするのが見える
更に足元を他のミミズが耕し 柔らかい土でBBの足をとめようとする者もいる
- 254 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/07/30(月) 22:56:40.81 ID:yZdwGRYX0
- >>253
「……っ……!」
頬に浴びる体液、焼け付く痛みが走り皮膚が爛れ落ちた
イムエトでの補修を考えたがしかし外見を取り繕うヒマはない、その分少しでも生存に託すべき時なのだ
「分かりました!」
「……きゃぁっ!? 、この……もうっ!!」
移動開始、駆け抜ける半人!
しかしその自重はふかふか粘土を踏み抜き脚を取られるには充分過ぎる!ウカツ!
文字通り泥沼にハマりかけているのを、虚空の刃を展開しそれに掴まり微かな浮遊で辛くも脱出!
ヘルメスの加速でこの場を切り抜けるべく疾駆開始!
- 255 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/07/30(月) 22:57:01.23 ID:U1Cf7OBR0
- >>253
「ウェー、手洗っただろうな」
益々嫌そうな顔!衛生的というより、精神的な問題だ。
「チィッ…!」
プスプスと焦げる袖口、人工皮膚。舌打ちを漏らして辺り一面に飛び散ったミミズだったものを睨む。
下手に傷つけるのは悪手。血が飛び散れば危険だろう。
「しゃらくせェ!」
軟土に足を取られ、前に倒れそうになるソーマタージ。その顔面に迫る新たなミミズ───!
───を打ち据えようと放たれる、横薙ぎの黒い棒。ベルトから引き抜かれた鞘だ。
「構ってる暇はない!一気に走り抜けるぞ!」
サイボーグの怪力でミミズを遠くへ吹き飛ばし、道を切り開く方を選んだのだ。両手に握るのは黒い電磁鞘と、峰を向ける刀。
やたらめったらに高速で振り回される二物は暴力の旋風となり、ミミズを弾き飛ばそうとする!
- 256 :BB&メアリー ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/07/30(月) 23:00:12.28 ID:H2F6v2np0
- >>253
BB「ああ、次から次へと!」
鬱陶しいと言外に表情で語る青年。
風渦巻く剣を水平に構えその場で回転。
一瞬の間にその回転速度が上がり生み出されるのは小規模な竜巻。
触れるもの全てを切り裂く風の刃の集合体だ。
その性質上、足場が悪かろうが進むべき方向へと進み、
空高くから垂直に打ち下ろされる狙いを定めた攻撃でない限り中々に攻撃を通すことは難しい。
飛散する体液も問題にはならない…ハズだ!!
- 257 :ロイ・ゴールドマン&鈴虫 >500-501と>273 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/30(月) 23:12:36.91 ID:Yf6+z8xv0
- >>254-256
ソーマタージが鞘でミミズを吹っ飛ばし
足を取られるタェンティースにミミズがとびかかった
その時 BBが放つ風邪の刃が 辺りにいるミミズをまとめて地中から掘り出し 切り刻んだ
飛び散る体液 なれど風に押し戻され 広範囲に散らばるも一行に直撃はしなかった
辺りのミミズはとりあえず殲滅できたようだ 追撃が来る前に走り出し・・・見えてきた
異世界を渡るゲート 後はここをくぐれば・・・
ロイ「・・・・・。」
アキレス「・・・・・・・。」
―――g…ギィ!!
ゲートは乾いた血のように赤茶けた渦に覆われ
いくつもの目玉が渦の中を泳いでいた
ロイ「・・・いくか?」
アキレス「ノーサンキュー」
ロイ「クソッ とりあえずあの邪神から身を隠さにゃ」
このゲートを諦め 移動を開始するロイとアキレス 一行は?
- 258 :BB&メアリー ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/07/30(月) 23:16:25.40 ID:H2F6v2np0
- >>257
BB「…なんかこう、めっちゃブチかましたい!」
無駄だと分かっていても何かせずにはいられない時があるもんである。
やや感傷的になっている青年は恨めしそうにゲートを見つめる。
結果、即時即決行動のロイ達よりもやや遅れて移動を開始するだろう。
- 259 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/07/30(月) 23:20:59.66 ID:U1Cf7OBR0
- >>257
「まぁ、俺だってこーするさ。野郎もそーするタイプだったんだろ」
あからさまな罠。浸食か書き換えか、分かりはしないがここにとどまっても事態は変わらないだろう。
「伏せて、隠れるだ。簡単だろ? 邪神相手に効果があるかは分からないが」
ここにいても仕方がない。さっさとロイ達に続いて移動するのであった。
- 260 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/07/30(月) 23:21:57.47 ID:yZdwGRYX0
- >>257
「……すみません、助かりました!」
BBとソーマのフォローに感謝を告げつつ脱出、殲滅を確認
「……、そんな……!」
「クソっ!ならばどうすれば……!?」
一瞬ゲートの澱みに対して赤刃の破壊エネルギーを打ち込む事を考えた
全霊の魔力と合わせたそれならば崩壊嵐(アポカリプスストーム)と同原理の破壊を生み出せる
きっと神とかいう存在に対しても有用であると、半人は確信していた
しかし、仮にそれがゲートを潜り抜け他の世界に影響してしまえばどうか?
流石に小規模な嵐だ、崩壊には無論至らぬが下手をすれば無関係な声明を巻き込んでしまう可能性は十二分にある
舌打ちひとつ、ロイ達に続く道を選び取るのにそう時間は要さない
- 261 :ロイ・ゴールドマン&鈴虫 >500-501と>273 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/30(月) 23:29:35.80 ID:Yf6+z8xv0
- >>全員対象
ロイ「今は離脱だ あとで話す!!」
ミミズの追撃 邪神の視線 走り 走り 隠れて 見つかり また走り
〜場面転換〜
ロイ「・・・・・撒いたか」
降りかかる視線は薄れ 最後の追撃から30分が経過
山の斜面 背中を合わせて襲撃を待ち構えていたが ひと時の安寧を得た 大きく息を吐く
ロイ「こいつを見てくれ」
取り出したのはこの世界の地図 いくつかの点が記されている その中の一つにマーカーで×を描いた
ロイ「この世界の定点ゲートだ とにかく近場のゲートを目指して進む
どこかでゲートが生きていれば御の字 だめなら・・・ランダムジャンプに賭けてエンドレス鬼ごっこだ」
アキレス「うわー・・・最悪」
ロイ「とにかく今は隠れながら移動するしかない 他に案があればいいんだがな・・・異論はあるか?」
と一行に問うた
- 262 :BB&メアリー ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/07/30(月) 23:35:51.42 ID:H2F6v2np0
- >>261
BB「やっぱり、アレ、何とかならないかな?」
現在どれほど顕現しているか分からない上空にいるであろう邪神の方を指さして。
BB
「態々僕らを認識してちょっかいかけてくるぐらいだ、
気づいていないだけで意外と僕ら、アレに関する対抗策を持ってるんじゃないか?
…ただ闇雲にゲートを目指しても望みはひどく薄い気がするんだ」
- 263 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/07/30(月) 23:36:53.66 ID:U1Cf7OBR0
- >>261
「久しぶりにクソみたいな状況だな。帰りたい」
頭上から降りてくる影。木の上に昇り、追撃が来ないか確かめていたのだ。
休憩代わりにスキットルから酒を呷り、お気に入りの煙草に火を点ける。残り一箱しかない。
「いつだって現実は予測以上に悪いモノさ」
この分では使えそうなゲートも多くはあるまい。空になったスキットルを顔も向けずに背後に放り捨てると、地図の点を見て溜息。
「異論は無し。少し休んだらさっさと行こう。 こんなところで共倒れなんざ俺はゴメンだ」
「先は長くなりそうだ。お前らも食うモン食ってよく休んでおけ。俺様みたいに24時間戦えないだろ」
- 264 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/07/30(月) 23:38:17.04 ID:yZdwGRYX0
- >>261
「はぁ、はぁっ……、っ……」
「どな、どなたか……すみません、みずをすこし、わけてはいただけませんか……?」
荒い呼吸、上下する肩、落ちる汗と血ともオイルともつかぬ液体……
喉がカラカラに乾いている、通常ならば不要であるはずの現象が半人の体に生まれていた
基本活動とイムエトでの水分消費が、内部での生産を上回っているのだ
「……隠密行動はニガテではありますが……」
ロイとソーマの案に頷き、BBの案にもふむと頭を捻る
しかしイマヒトツその手の対応策が浮かばぬ様子ではあった
- 265 :ロイ・ゴールドマン&鈴虫 >500-501と>273 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/30(月) 23:47:27.35 ID:Yf6+z8xv0
- >>262
ロイ「正直何が効くか分からん 闇雲に攻撃を仕掛けて本気にさせたら後が怖い
とりあえず対策を講じる程度はしておこう だが今す仕掛けに行くなんてことはやめてくれよ」
>>263
アキレス「ねー 俺も帰りたい かえってクーラーの効いた部屋でアイス食べるんだ」
―――ギィ!!
ベティちゃんもソーマタージに謎石遊びで勝つまでは死ねるか!といきり立っている
>>264
ロイ「ほれ」
キャンティーンの水を差し出す
ロイ「おあつらえ向きにヤマの中だ 水源なら少し探せば見つけられる」
>>全員対象
ロイ「タェンティースの体力回復を待って移動を再開する いいな」
ということで次のゲートを目指す一行であった・・・・・
//〆
- 266 :ルシオラ・グリヴルム【幻蛍の創作体】 [saga]:2018/08/01(水) 22:46:10.83 ID:lusU2HN70
- 「ぐぬぬ……、うぬぬ……!」
狭間のスクラップヤード、だだっ広いグラウンドめいた広場
重いコンダラ(アレである)をずーりずーりと引っ張っているのはジャージ姿で何時もよりちょっとスポーティなルシオラであった
何やら先日ユノとランダムジャンプした先の世界でちょっとした騒動に巻き込まれ、ルシオラのモヤシっぷりが原因でユノに庇われ彼女がケガをしてしまった事があったと言う
そこから帰って来たルシオラは、ちょっとでも足手纏いから脱却するためにトレーニングに励むのであった
- 267 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/01(水) 23:01:01.20 ID:93pnKZvZ0
- >>266
ロイ「ギガースの★を目指せってか?」
炎天下の中でのトレーニングということなので ぶっ倒れない様付き添いしているロイ
ギガースはきっとタェンティースと激しくいちゃついていることでしょう
アキレス「倒れない様に気をつけなよ〜?」
ビーチパラソルに扇風機 冷たいドリンクと 鍛える気0のアキレス
―――ギィ!!
ちなベティちゃんはコンダラのうえでルシオラにエールを送るべくハサミを振り上げていた
ロイ「汗には塩分が含まれている つまり体の中の塩分が絶え間なく流れているということ なのでしっかりと塩分も補給しましょう
ということでルッシー ホレ」
踏ん張るルシオラの口にポイと放り込まれたのは 昔ながらの塩と紫蘇と梅だけで作られた 激烈にスッパしょっぱい梅干しであった
- 268 :ルシオラ・グリヴルム【幻蛍の創作体】 [saga]:2018/08/01(水) 23:07:08.16 ID:lusU2HN70
- >>267
『……!!』
向こうから風に乗って聞こえてくる金属音
実剣での模擬戦激しくみっちりな巨人と半人でありましたとさ
「うぅ、お、重い〜……!」
「……あ、どーも……ッッッ!?!?」
しかし実際このコンダラ、メチャメチャ重い!
ルシオラの進む速度はカタツムリといい勝負であり、目的地の旗まではまだまだあった
そんでもって塩飴か何かと思って頂けばもうとってもスッパイ!
飛び上がって悶絶!その勢いでコンダラも少し進んだ!ヤッタ!
「み、みず!みずっ!!」
ただしお口の中がゴゥトゥヘルなのは問題だ!
- 269 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/01(水) 23:22:15.05 ID:93pnKZvZ0
- >>268
ロイ「ヘイ」
アキレス「ヘイ」
ロイが合図 アキレスがクーラーボックスからひえっひえのペットボトルを投擲 ロイがキャッチしてルッシーにパス
酸っぱい梅干しの後の水は甘くておいしいぞ!!
ロイ「しかし中々筋肉が付かないな・・・元々付きづらい体質なのか?」
などと言ってルシオラの筋肉の突き具合を視るべくルシオラの腕なり脚なりを無造作に撫でて確かめようとするロイ
セクハラ? 性別詐称する方が悪い
- 270 :ルシオラ・グリヴルム【幻蛍の創作体】 [saga]:2018/08/01(水) 23:29:40.82 ID:lusU2HN70
- >>269
「へーいっ!ありがとうございますっ!」
パシッ!ナイスキャッチ!
コンダラの取っ手の中で、本体に寄り掛かって一休み
一気に半分くらいの水を飲み干した、ぷはぁと大きく爽やかな吐息が漏れる
「……うーん、どうなんでしひゃぁっ!?」
「ななななナンデスカッ!?ダイジョブデスカ!?」
突然の接触に大慌てで跳び退くもコンダラの引っ張る部分の中故に大した距離ではない
実際ルシオラの体は鍛えているのに細っこい、性別詐称の他にも確かに元々筋肉が多くないのであろう
多分世界的に、宇宙での無重力生活が基本の為進化の過程で筋肉が衰えているのだ
- 271 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/01(水) 23:41:07.20 ID:93pnKZvZ0
- >>270
ロイ「何オメェそんな飛びのいてんだ」
怪訝そうな顔をするロイ 男だと思ってるからね 仕方ないね
ロイ「う〜ん タンパク質主体の食事に差せてるし・・・ザバい飲み物は欠かしてないし・・・」
Q.タンパク質主体の食事って?
A.焼肉定食
ロイ「もっと低負荷のトレーニングからじっくりやる方がいいか・・・? よしルシオラ コンダラは中断だ
軽い重しを付けたインターバル走から始めるぞ」
そういってルシオラからコンダラを代わってグラウンドの端にゴロゴロゴロゴロ・・・あっという間に移動させてしまいました
ロイ「さぁて 重しはなにがいいかなぁ・・・よし」
重しとなる物をさがして・・・いいものを見つけたようです
ルシオラを指さすロイ
―――ギィ!!
がってんだーといわんばかりにハサミを振り上げるベティ ルシオラの背に上る
なおベティちゃんの体重は大型犬と中型剣の中間ぐらいの重さだ
おおよそ10s強ぐらい?
ロイ「よーしはしるぞー」
といってルシオラを追いかけ始めた
- 272 :ルシオラ・グリヴルム【幻蛍の創作体】 [saga]:2018/08/01(水) 23:50:59.03 ID:lusU2HN70
- >>271
「く、くすぐったくて!」
必死の誤魔化し!
嘘を塗り固める為に更なる嘘を重ねる、悪循環だ
いっその事打ち明けた方がいいとも思うが、しかし勇気が出ない
「え?あ、は、はい」
「……うえっ!?う、ぐぐ……!」
背に感じるベティちゃんのズッシリ!
そこまでヘヴィではないのだがジワジワ効いてくるタイプだこれは
「えぇっ!?こ、この状態で……!?」
よたよたと走り出すルシオラ、元々遅い足が更に鈍足に
『あれ、ホントにやってるんっすね』
『七八に聞いたっす、気にしないでいいのになぁっす』
さて、リラックスタイムのアキレスのパラソルの日陰にはユノの姿がいつの間にか
ルシオラを庇ってケガしたとの事だがそこまでの大ごとではなかったようだ、現にフツーに歩いて来ているし
- 273 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/01(水) 23:57:26.25 ID:93pnKZvZ0
- >>272
ロイ「俺に捕まったら焼き肉丼大盛りな!!」
ハッハッハと笑い声を上げながら追いかけまわすロイ
―――ギィ!!ギィ!!
ベティちゃんはルシオラの背中で応援するようにハサミを振り上げていた
アキレス「まぁ鉄火場に出る以上 鍛えておいて損はないってね」
クーラーボックスから取り出した冷たいラムネを差し出しながらアキレスが言う
アキレス「暑いのによくやるよ・・・」
〜そのころ 止まり木同盟の宿〜
鈴虫「ぐがーごー」
チリーンと風鈴が涼し気な音を立てる中
扇風機一つ占領し 大股開いてふんどしちらりズさせながら大いびきをかいている何とか虫もいますが 気にしないであげてください
//そろそろいい時間なのでお先にノシ
- 274 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2018/08/05(日) 22:10:30.16 ID:QYssC4SNo
- 【エルムV・技術聖堂(研究所)にて】
「デースデス…もちっと…!」
ナイフを小器用に使い、タェンティースの傷口を抉っているのはα-12。
一応、断っておくと、これは応急治療行為である。
【前回>>237にて卵管を打ち込まれたタェンティースの内部に異物が混入された可能性が高いためだ】
「……デタ!キモいデス!」
おぞましい粘着音と共にナイフの先端に突き刺さって現れたのは、
鋭い牙を持つ眼球も無ければ手足も無いという奇怪な生物である。
【えんがちょと、奇怪生物をナイフごとウォルターの方へポーン】
「ポンコツ=サンの無機部分が上手くガードになっていたから良かったデスが、
コレ、生身の生物が食らうと、ワリとヤバイシロモノみたいデス」
有機体に癒着・同化し、遺伝子構造を書き換え、独特のテレパス器官を脳に構築する。
このエイリアン幼生の持つ能力である。そして、今、相対している敵兵士は全てそうなってしまった人間の成れの果て≠ネのであろう。
【エイリアン幼生はナイフを抜けてウォルターに襲い掛かろうもがいている】
【→もっとも、遺伝子も糞もない相手ではどのみち意味はないのだろうが】
- 275 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [age]:2018/08/05(日) 22:21:07.24 ID:GmJgCMO8O
- >>274
「なるほど、これが……」
「……うぇー、気持ち悪ー……」
さてはて、平然とした風を装ってはいたものの実際キモい!
ビチビチ新鮮さアピール重点なエイリアンを一瞥、眉間にしわを寄せる
施術中は処置として痛覚を遮断していたので痛くなかった、便利
「……しかし、と言うことは」
「トゥエルブ達は、有機体です……?」
敵兵は恐らくそうだ、寄生された成れの果て
そしてアラズァヘッドの最新鋭たる彼女らは果たして?
- 276 :クラゲうぉるたー ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/05(日) 22:24:09.53 ID:nlL8Nze20
- >>274
「ももも…」
刃を備えた黒き宇宙海月が放り出されたエイリアンを知覚し、
その触手でもって獲物を痛めつけると自らの身体の中心へと持っていく。
其処には烏賊やら蛸やらが持っていそうな嘴のような口があるのだが…
その数はやけに多く、密集していて、しかも突き刺して相手のエネルギーを吸い取るのに使う。
エネルギーを吸い取られた生命体は純粋に生命エネルギーだけを失う。
結果、体組織は崩壊、エネルギーを吸い尽くされた物体は塵となって消えるだろう。
「も」
所で壮年であるが無差別に味方を襲うことはないがまともに喋らんしヒトの姿に戻る気配もない。
意思疎通はかろうじてできているかも知れない、犬猫並みには。
- 277 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2018/08/05(日) 22:40:21.94 ID:QYssC4SNo
- >>275
「とーぜん、α-12達もコレを撃ち込まれるとヤバイデス」
ウェーっという顔をするα-12。実際、遺伝子汚染を食らえば汚染兵士の仲間入りだ。
タェンティースのような半人半機だからこそ、このような雑な応急処置でなんとかなっている。
>>276
「しっかし、奇怪生物具合なこちらも負けていないデス;」
呆れた顔でももも生物となったウォルターを見やる。
どっかのSAN値神話に出てきそうなアレっぷりである。
「流石にこのままだと不便デス;;」
せめて言葉しゃべるようにならんかと、懐からウルトラデスソースを取り出してくらげ口に放り込んでみるテスト。
【そんな劇物持ってるナンデ!?トンチキ娘の行動に整合性など不要!(断言】
−−−−−−−−−−−−
【全員対象】
しかして、このタェンティースが受けたエイリアン幼生の発見によって、
現在、この星に起こっている破滅の経緯がおぼろげながら見えてきた。
「たぶん、遺伝子を汚染するコレは異星種の尖兵ではないデショウかね。
獲物と見定めた惑星に先ずは放って汚染が広がるのを待つ。たぶん数世代かけて」
その結果が、この惑星におけるカルト教団なる連中の台頭。
そして、戦力たる軍組織への侵食を半ば終えたところで行動に移った。
ここまで徹底的に社会システムが壊された後ならば、この後やってくるだろう数万数億のエイリアンは、
大した抵抗を受けることも無くなすがままに蹂躙し放題だろう。
「って、感じだったんデスね」
言いながら、別の方を向くα-12。そこには救助対象たる数人の科学者とその家族と思わしき一般人の姿だ。
皆、焦燥しているが、社会的地位はかなり上位なのだろう。身形や防衛体制からもそれは伺えた。
もっとも、彼等を護っていた者達は全滅し、代わって越境者達が介入したという綱渡りめいた生存ではあったが。
「えと…カルト教団の噂は我々にも届いていましたが、まさかこんな…」
台詞の端々からは奇妙に現実感が無いともとれた。
おそらく、この研究所の外で行われている虐殺の惨状を把握してはおるまい。
(まあ、カノッサとしては彼等が伝承するテクノロジーが必要だから…無事でOKってとこデスね)
- 278 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/08/05(日) 22:46:07.62 ID:y2LubCEt0
- >>276-277
「もももー、もももー?」
さてもももォルターの前で手を振って見てご挨拶
コミニュケーションを計っているのだ!
んでもって?
「……ふゥむ、悍ましい侵略ですね」
護衛の任に当たりながら半人、トゥエルブとのやり取りを見ていた
実際繁殖としては効率的と見ていい、巻き込まれる側は堪ったものではないが
- 279 :クラゲうぉるたー ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/05(日) 22:48:48.87 ID:nlL8Nze20
- >>277
「も」
いらん、とばかりに刃が一閃。
放られたデスソースが空中で四散、中身がα-12に降りそそぐ!
「もけ・りり…」
不便さなど何処吹く風、海月は宙をふいよふいよと舞っている。
先程から時折、思い出したかのように淡く発光するのは何なのか。
>>278
「……も?」
タェンティースのやる事が理解できていないようで、空中で身体を傾ける海月。
一応触手の一本が手を振り返してはいるが!
- 280 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2018/08/05(日) 22:58:24.86 ID:QYssC4SNo
- 【全員対象】
「お目目がっ!!」
周囲にぶちまけられたデスソースによりα-12は七転八倒!
救助対象達からのソンケイが消えていく!!今や胡乱なアレを見る目つきだ!!
【しかして、この状況に不安そうだった救助者の家族…子供は笑っている。結果オーライか?】
「えーごほん。こちらα-12、パッケージの回収を完了。迎えをまわしてくださいデス」
≪こちら、α-09.。他のパッケージも完了済みだ。これよりヘリを回す≫
どうやら、他の施設に向かったC.T.S.S.も上手くやっているようである。
越境者達が宛がわれたこの技術聖堂こそ最大級にして最重要目標であったが、
他の戦場でも戦いは繰り広げられている。αシリーズの優秀性の証左である。
「皆さん、そろそろ屋上に移動しますデス。敵がどんどん押し寄せている状況デス。速やかにトンズラこくデスよ?」
強襲にて要救助者を抑えたα-12達であるが、危険な状況に変わりはないのだ。
- 281 :クラゲうぉるたー ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/05(日) 23:06:17.70 ID:nlL8Nze20
- >>280
「も」
愉快愉快と海月がα-12の周りを漂う。
集団が移動を始めると、それに付いて回るように海月も漂う。
淡い発光はいよいよ頻度を増していた。
- 282 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 :2018/08/05(日) 23:14:17.96 ID:y2LubCEt0
- >>280-281
「……あ、こういう芸風なんです」
と、トゥエルブの奇行にナイスフォロー!(シツレイ!)
ともあれクラゲさんとも仲良くやれそう(一方的)である、よかったね
さて、脱出となれば実際真剣である
何せいのちが双肩にのし掛かるのだからそれはそうだ
赤刃を抜き放ちながらしんがりを進む!
- 283 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2018/08/05(日) 23:27:25.56 ID:QYssC4SNo
- 【全員対象】
「ぐぬぬぬぬ…ッ」
このくらげ野郎に対しての復讐を決意するα-12。
とりあえず、白インクで表面に「ぬるぽ」とラクガキ。
【それを見ている救助者達のソンケイはますますストップ安であったという】
−−−−−−−−−
【脱出地点に向かう一行――】
「「「SHAAAAAA!!」」」
撤退の妨害を図る汚染兵士達の容貌は確実に人間と遠ざかり始めていた。
どれもが第三の腕を生やし、赤紫色の長い舌と牙を伸ばし、肌の色も不自然な紫色に染まっている。
「もはや人間社会に溶け込む必要(擬態)も無くなったというわけデスか!!」
そして、これは彼等の侵略が既に阻止限界点を越えたという証でもある。
この惑星は多くの人命を飲み込んで破滅する。それは最早確定事項なのだ。
【そして、現在、性質の悪いおっかけっこの真っ最中だ!】
BLAMBLAM!!汚染兵士達の持つ粒子銃からレーザー光が射出され、
しんがりのタェンティースに迫る。狙いこそ甘いが、実弾よりも遥かに素直な軌道と反動に少なさが厄介だ。
何せ、走りながらでもかなりの命中精度を期待できるのだから。
「くらげ=サン!も、役に立つデス!」
牽制射を行いながらも、意思疎通できているのかいないのかビミョーなウォルターにも支援要請。
【汚染兵士…粒子銃の配備。軍施設の重要な武器庫を掌握されたようである】
- 284 :クラゲうぉるたー ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/05(日) 23:34:27.20 ID:nlL8Nze20
- >>283
「も」
α-12の要請に応えてかの行動かは不明だが海月は敵性体を認識したらしく無駄に漂わなくなった。
触手を高々と振り上げるとスナップを利かせ水平に振るう。
ぶちん、と音がして先端の刃が千切れ飛び、相手へと向かっていく。
じゃらりじゃらり、幾つもの触手が同じ行動を開始する。
刃が放たれるほどに触手は短くなり、飛距離も悪くなっていく。
千切っては投げ千切っては投げ、微妙にニュアンスの違う攻撃が続けられる限り続く。
- 285 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 :2018/08/05(日) 23:37:03.42 ID:y2LubCEt0
- >>283-284
「ちっ……!」
粒子兵装の確認、舌打は派手に。実際厄介だ
月光に持ち替え斬り払う!破壊不能属性はここでも役に立つ
虚空の刃を展開、突撃させ躍らせる六振り
回避運動は最小限、ここは半人は盾となるべき場面なのだ!
- 286 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2018/08/05(日) 23:50:02.52 ID:QYssC4SNo
- >>284-285
肉体の頑健さと鉄壁の盾となりえる月光を持つタェンティースが、
敵の攻撃を阻み、越境者と救助対象(パッケージ)達を護る。
「GHAAAッ!!」
そして、ウォルターの放つ刃により敵の先鋒が切り刻まれた。
【しばらくはそれで凌げるが、ウォルターの刃は確実にその精度を落としていく】
【→それは適応力に抜きん出ている敵には速やかに露見し―――】
「エレベーターは…ダメ!階段走るデスッ!!」
当然ながら電源を落とされ停止しているエレベーターなど論外。
救助者達に階段を駆けるように指示するα-12であるが――
【当然ながら一般人の、シロートを抱えての撤退は、焦燥を禁じえない程に遅い!】
「KAAAAAAッ!!」
それを見計らったように手榴弾が投擲。ソレがタェンティースを放射状に飛び越え後方を狙おうとする。
「SYAAAA!!」
「ッ…やべーデスよ!ポンコツ=サン!くらげ=サン!」
さらにやや距離をとっている汚染兵士たちの様子…その手に持つ粒子銃の様子がおかしい。
各部が展開し、赤い放熱板が露出する状態に変形しているのだ。
それは半人が別の場所で散々見てきたモードでもある。
≪ブラスターモード:エリミネーター/ピアシング≫
射出されれば何が起こるか、自明である。
岩を瞬時に蒸発させるような極めて高出力の貫通レーザーが放たれようとしているのだ。
【敵はこの足が鈍るだろう階段到達のタイミングを狙って「決め」にかかってきたのだ!!】
- 287 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/08/05(日) 23:56:29.19 ID:y2LubCEt0
- >>286
「流石に厳しいか……!」
護衛対象を確実に守る為、半人の進軍速度は通常の半分より遥かに以下であった
それはつまりそれだけ火線に曝される時間の延長を意味する
「……くそっ!!」
ぶん!と腕を振るいイムエト射出!
魔力を帯びた粘土が飛翔、手榴弾を包み込み炸裂を防がんと!
「エリミネーターピアシング……!?」
「……こ、のぉぉぉっっ!!」
赤刃を引き抜きジェネレイター起動!
破壊的エネルギーの奔流を放ち、相殺或いはそれごと敵兵の排除が叶えば重畳!
- 288 :クラゲうぉるたー ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/05(日) 23:57:41.43 ID:nlL8Nze20
- >>286
「!」
最早文字通り打つ手無しの海月。
そのぽよんぽよんの身体で投擲された手榴弾を上手く弾く位しか出来る事がない。
更に放たれようとしているレーザー。
これには今の身体では全く対処が出来ない。
いや、仮に別の形態であったとしても近接主体の壮年に如何程の事が出来たかは分からない。
だから出来る事はその身体を大きく広げ、盾として座する以外にない!!
身体の発光は此処に来て最高潮に達している。
- 289 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2018/08/06(月) 00:14:35.30 ID:NTxpYZOko
- >>287-288
ボヨン!と先ず、状況とは不釣合いな音と共に投擲された手榴弾が上方に弾かれた。
ウォルターによるフォローである。そしてそれを瞬時にイエムトで包むタェンティース。
【ドン!と鈍い音と共に泥中で手榴弾が炸裂】
洩れた爆風こそ空気を震わせ、燃焼する風が表皮を炙ったが、
殺戮を為すであろう威力と破片の多くはイエムトに受け止められた。
【救助者…特に低威力であっても危険な子供もいたが、それは身体を広げたウォルターがケア!】
しかして、敵の本命は次なるピアシングレーザーにあることは明白!
それを見て取った半人は速やかにアラクレームの赤き刃を起動!
大きくエネルギーを消耗するのを覚悟で破壊的奔流を放ち、敵の一斉排除にかかる!!
【粒子銃が優秀な汎用一般兵装≠ナあるのに対し、赤刃…ネメシスフォースソードは太古の技術兵装≠ナある】
奔流は速やかに敵の全てを飲み込み、同時に放たれたピアシングレーザーは四散し、
狙いを定めぬままに一定の空間に拡散!しかしてこれはこれで厄介であったが――
「デスッ!!」
不壊なる月光の模造品たる「陽光」を以って、散ったレーザーをなぎ払うα-12。
さらに拡散するレーザーを盾となるウォルターが受け止めることになるだろうが、
威力をかなり殺されているレーザー光ならば、なんとかなる公算が高い(よほどの紙防御でなければ。
「ッー、やばかったデス」
息を吐いて、階段を見やる。屋上までの距離。
越境者達だけならば一瞬で、そして、救助者を抱えた現状では途方も無く遠い距離。
まだ、このディシプリン(試練)は終わりを見せないようだ。
//ここまで!
- 290 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/07(火) 22:23:36.38 ID:ta9/rgRa0
- 【狭間のスクラップヤード 特設プール】
ロイ「BBQのお時間じゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
さて 連日うだるような暑さに見舞われる狭間のスクラップヤード
こう暑くちゃ食欲が落ちてくるのも仕方がないもので スクラップヤード内のそうめん消費量は増える一方
これではいかんと立ち上がったのが我らがロイ・ゴールドマン
縦に両断したドラム缶に脚をつけ 炭をたんまりぶち込んで着火 その上に鉄板を敷けば 即席のBBQコンロの出来上がり
じゅうじゅうと音を立てて焼ける肉野菜その他いろいろ プールの傍でやれば即席なレジャー気分も味わえるだろう
ロイ「スタミナは食わんとつかんのじゃ!! 肉を食え野菜を食えとにかく食え!!」
とまぁすっかり鍋奉行ならぬ鉄板奉行っぷりを発揮しているロイであるが 他のものはちゃんと参加しているだろうか?
- 291 :ルシオラ・グリヴルム【幻蛍の創作体】 [saga]:2018/08/07(火) 22:31:36.96 ID:DRMEx+pG0
- >>290
「あぅ……ぼ、僕はそうめんで……」
と、矢張りそうめん消費の一翼を担っていたルシオラである
肉の焼ける匂いだけでウップなのだ
『わーい、食べる食べるー』
『食べるっすー!』
いつもの食欲魔人達はしっかりみっちり食べる気満々!
なんなら生焼けの肉まで行くだろう、アブナイ!
- 292 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/07(火) 22:43:39.62 ID:ta9/rgRa0
- >>291
ロイ「お前は強制だ」
ナムサン 鬼伍長ロイの命令が下りました
ロイ「お前なぁ ちょっと暑いぐらいで体重落としてちゃ戦場で使い物になるわきゃねぇだろ
テメェ軍学校の生徒だったんだろ? だったらどんな状況かでも詩を食う訓練はしておけ:
とここでいつものがダブルでやってきて生焼けに手を出そうとするので
ロイ「お預け!!」
ぺしーんぺしーんと伸びる手を叩いて迎撃
ロイ「もう少しだから焼き肉のたれでも用意してまっとれよ・・・」
しばし後
ロイ「よーし焼けたやつからもっていけー …ルッシーもこのぐらい食えるようになればなぁ」
お肉と野菜が交互に刺さったバーベキュー串を四五六とユノに進呈
ついでにルシオラには牛肉オンリーのスペシャル串を押し付ける
アキレス「モグモグぐびぐび」
―――ギィ♪
アキレスはビールと一緒にいただいているし ベティもおいしそうに食べているぞ よかったね
- 293 :ルシオラ・グリヴルム【幻蛍の創作体】 [age]:2018/08/07(火) 22:49:43.23 ID:DRMEx+pG0
- >>292
「あ、やっぱり……?」
何となく察していたらしい、ナムサン!
いて、いてっ!と食魔人ふたりから上がる悲鳴!
仕方なくタレをお皿に盛って正座待機……からのお預けが解けた瞬間お目々がきらーん!
受け取った串をもっちゃもっちゃとハッピー満点なのだ!
「……あの、これ、お野菜さんの姿が……?」
一欠片の肉を食べるのに3口くらいかけて、ゆっくりゆっくりなペースで頂きます
半人とかニアとかもちゃっかり参加している辺り、消費はなかなか早いぞ!
- 294 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/07(火) 23:05:41.34 ID:ta9/rgRa0
- >>293
お皿もBBQにのっとって紙皿だぞ
ロイ「だいじょーぶ ちゃんとお野菜も用意してあるから」
つまり野菜も肉もたっぷり食え そういうことだ
ロイ「はいこれやけたぞー これもやけたぞー ホレ食えー」
ゆっくりペースなのはいいが 運ばれてくる肉野菜のペースは変わらないので溜まる一方だぞ
鈴虫「もっちゃもっちゃ・・・」
ちゃっかり鈴虫もイカ焼きをビールと共にいただいていたり
ギガース「・・・・・・。」
こちらもただただ静かに大量の肉を食べ進んでいく
ロイ「ほれルシオラ あいつぐらい食えるようになれば筋肉もすぐにつくようになるぞ」
と ギガースを指さし無茶ぶりするのであった
ロイ「ほーれ魚の登場だ!! 食べたい奴はいるか〜?」
鮭の半身とたっぷり野菜をガシガシ混ぜながら炒めたちゃんちゃん焼きが食べてほしそうにみんなを見ている!
- 295 :ルシオラ・グリヴルム【幻蛍の創作体】 [saga]:2018/08/07(火) 23:15:16.77 ID:DRMEx+pG0
- >>294
「えっ……いや、あの、こう……串のバランスと言いますかなんって言いますか重い重い重い!」
紙皿がしなる程に溜まる串串串!
慌てて創作体で補強して支える、能力の無駄使い!
『……あ、これも焼けましたよー?』
なんて半人が上出来に焼けたお肉をギガースに手渡していた
「……種族が違いますってばぁ〜……」
涙目になりつつも串を頂く、しかし実際味はとっても美味しい!
問題は量なのだ、ただ純粋な物量
『いえーい、魚魚ー!』
『食べるっすー!』
はしゃぐふたり、もちろん頂きます!
『……あぁ、いい匂いがしていると思ったら』
『悪いが、ふたつくれないか?……アイツはこういった時いつのまにか来てはこっそり食べていた』
向こうからやって来るのは若草色の衣服を纏うイリー
ムガに捧(あ)げる分と合わせてご注文!
- 296 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/07(火) 23:28:21.03 ID:ta9/rgRa0
- >>295
ロイ「バランス?」
紙皿を見る 肉肉肉肉肉野菜野菜野菜野菜野菜
ロイ「・・・・・とれてるじゃん」
量は別とする 常に物量で押しつぶす先鋒というのは有効なのだ
ギガースは半人が持ってくる肉を齧り 酒で流し込んでいた
これぞまさに戦士の食べ方 その間ほとんど自分で動いてない 半人が持ってきてくれるから
食魔人共にたっぷりどさー ついでにルッシーの紙皿にもどさー
ロイ「おぅ 持っていけ」
やってきたイリーにもドササー アキレスにどさー ベティにドサー はい完売御礼である
アキレス「ついでにこれもー」
―――ギィ!!
ムガのためにちゃんちゃん焼きを持っていくイリーにアキレスがスライスチーズを ベティが飴玉を進呈
慕われてるね
ロイ「よ〜し そいじゃ焼きそばやるか!!」
アキレス「いえ〜い!!」
―――ギィ!!
ロイの言葉にテンションが上がるアキレスとベティ 直にソースの焼けるいい匂いがしてくるだろう
ロイ「ちゃんとルシオラのぶんもよういしてやるからな」
ニッコリ
- 297 :ルシオラ・グリヴルム【幻蛍の創作体】 [saga]:2018/08/07(火) 23:37:14.91 ID:DRMEx+pG0
- >>296
「」
白目!
卒倒しそうになるのを堪えてなんとか押し込む!
食べ切らないと終わらないのを知っているからだ、一刻も早くカロリー消費をしなければならないし!
『……あ、お酒が……』
とまぁ半人、お酒までしっかりサービス!
この辺の気遣い所作もカンペキなのである!スゴイ!
『やったー、いっただっきまーす!』っす!』
次々とやって来る食べ物達、正にパラダイス!
食欲魔人達にしてみれば文字通りそれのはずが、
「」
泡を吹いているぞルシオラピンチ!
焼きそばまで辿り着けるか!?
- 298 :イリー・トリエステ 黒髪の女【動禅魔導】 [saga]:2018/08/07(火) 23:39:58.25 ID:DRMEx+pG0
- >>296
「……ありがとう、喜ぶよ」
「ん、ベティもな」
どっさりなムガのお皿、喜ばしいモノである
屈みこんでベティの頭をナデナデ、一礼と共に共同墓所へと戻る墓守
なんだか見覚えのある乳白色の花弁がひらひ、風に遊び舞っていた
- 299 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/07(火) 23:48:08.47 ID:ta9/rgRa0
- >>297
ロイ「そこまでショックか」
泡を吹くルシオラ 困ったもんだと渋い顔のロイ
ロイ「わーかったよ 今日はそれで勘弁してやる 焼きそばは食魔人に任せるから」
実際2人に任せておけばあっという間になくなるでしょう
鈴虫とギガースは串にしか興味を持ってないようだし アキレスはすでに飲み中心に切り替えているし
ベティちゃんは水蜘蛛ちゃんと水上遊泳としゃれこんでいる まさに宴もたけなわというやつだ
ロイ「さぁたっぷり食べて夏の暑さを乗り切ろう」
鉄板の前で汗を拭くロイ 今日も空は抜けるような青だった
//それでは〆で
- 300 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/08(水) 22:49:13.12 ID:WAlNnwnt0
- 【天空都市】
朽ち果てた石造りの街並み 朽ちたゴーレムに上る見たこともない生物 空は雲一つない快晴 周りを見れどもさえぎる物はなく 眼下には雲の海が広がっている
ロイ「やーれやれ 変な場所に越境したなぁと思ったが まさか天空都市とはなぁ・・・伝説には聞いていたが ここがどこの空にあるのか分かれば大発見なんだがなぁ」
都市の外周から崖下を見下ろすのはドワーフ混じりの冒険者
アキレス「それでどうするのさ?」
ロイ「辺りを探索するもよし 次の越境までのんびり過ごすもよしだ 現在位置が分からにゃ他の奴らに天空都市に来たと自慢しても笑われるだけさ」
とのんびりしている男2人
―――ギィ!!
ちなベティちゃんは現地の謎生き物と交流を図っていた
- 301 :リーア・V・ストロベル ◆8CzRpFh86s [sage saga]:2018/08/08(水) 22:58:03.59 ID:bGtDuZGm0
- >>300
空には雲ひとつない。快晴だ。
なのだが、空にわずかな歪み。そして、そこから何かが吐き出される。
天空都市の住民からの刺客か?いいや、違う。
「わああああああああ!?!?!?」
なぜならそれは、空から落ちてくる少女は訳もわからないと言った風に悲鳴をあげているからだ。
そして、石造りの町並みに堕ちる。墜落だ。
「イタタ……はっ!?ここは!?もしかして例の異世界!?やったー!!」
金髪の、魔法少女と言った風貌の少女だった。
痛がり、辺りを見渡し、歓声を上げる。
新たな越境者の誕生の瞬間であった。
- 302 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/08/08(水) 23:03:35.73 ID:6/HmerRo0
- >>300
「こういう非科学的なのは専門外だ。グランサイファーでも通りかかったら教えてくれ」
眼下に広がる空を眺め、鼻を鳴らして辺りを見渡す。堕ちたらと思うとゾッとしない。
「現地住民は…分からんな。動体センサーは反応が無いわけじゃないが───どー見てもあのキモい生き物の反応だしな」
「俺らだけでも記憶の片隅に留めておこう。嗤われるのは当分はゴメンだね」
手ごろな場所を見つければ、ゴロリと横になって左腕のデバイスを弄るソーマタージ。中から出たのは冷えたヌカコーラ。
「たまにはこういうところでのんびりするのもいいんじゃないか? 死臭に塗れて人や害獣を殺すのだけが人生ではあるまい。
少なくとも、お前らは」
飲み干した瓶にスキットルから酒を移し、松脂を染み込ませた携帯紙に日光を当てる。
可燃物を増やしていけば、簡素なものだが焚き火の完成だ。
「マシュマロ三個だけ持ってた。お前らにはやらねーケド」
- 303 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/08/08(水) 23:04:34.12 ID:chi75Pic0
- >>300-301
「……うーん、もちろん座標データなんかも取れませんね……」
と唸る半人、一応録画も試みているが修正力によって結果は微妙に終わる可能性も高かった
つまり今は記録より記憶、この美しい光景を目に焼き付ける事が優先されるし事実半人自身としてとそれを好む
「しかしキレイな所です……あの生物はいったいってうっへぇ!?」
突然のエントリー!ニュービーの登場だ!
思わずビックリ飛び退き、しかし越境の匂いを嗅ぎつければ平静
「あ、ど、どーも、はじめましてー……?」
人語を話しているところからコミュニケーションは大丈夫だろう、取り敢えずのオズオズと挨拶
- 304 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/08(水) 23:18:21.51 ID:WAlNnwnt0
- >>301
アキレス「ベティ!!」
―――ギィ!!
ロイ「チッ」
空がゆがむ 何かが転移してくる アキレスはベティを背中の定位置に移動させ
ロイは舌打ち一つ ハルバートを構える
何かが転移してくる その転移してきた輩が必ずしもこちらと友好的というわけではないのだ
だが吐き出されたのは魔法使いと思しき女の子だ しかも喜んでる
ロイ「・・・。」
アキレス「・・・。」
ハルバートを構えたまま固まるロイ 警戒しながらも固まるアキレス
そんな中
―――ギィ!!
ベティちゃんは2人の前に出てきて だれだおまえーといわんばかりにハサミを振り上げたのであった
>>302
ロイ「なんだその ぐらんさいふぁー ってのは?」
雲より高い標高に位置する天空都市は直射日光にさらされているというのにかなり寒い たき火を起こすのも分かる
と ソーマタージの顔の前に漂ってくる何か ふよんふよんと空を飛ぶクラゲだ
クラゲは何か考えているのか はたまた何も考えてないのか ソーマタージの顔の前でふよんふよんと漂っている
形はミズクラゲに酷似しており 触手などは短い
>>303
座標データを図ろうとするタェンティースであるが 魔力的なジャミングが張り巡らされているのか ここがこの世界のどのへんなのかはうかがい知ることはできなかった
なお録画はできそうだ
そしてベティと戯れていたのは ウリ坊のように平たい鼻を持ち ウリ坊よりもなおまん丸い四足歩行の獣だった
ウリ坊っぽい何かはてこてこタェンティースに歩み寄り タェンティースの存在を対s亀るように鼻を動かしていた
- 305 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/08/08(水) 23:25:56.14 ID:chi75Pic0
- >>302
>>304
「……」
無言でそれを見下ろしていた半人
その表情は以前凛然としており温かみのカケラも見受けられない
何故か?半人は人見知りの気があり、初対面の相手がいる場面では必要以上に格好付けるクセがあるのだ
故にそのカワイイなナマモノを前にしても一切揺らぐ事なく……
「あ、ムリですこれカワイイカワイイ……」
無理でした、カワイイには勝てませんでした
屈み込みまんまるナマモノを撫でようと腕を伸ばした!
「そ、ソーマ様!マシュマロ、マシュマロ下さい!この子にあげたいんです!」
- 306 :リーア・V・ストロベル ◆8CzRpFh86s [sage saga]:2018/08/08(水) 23:26:31.81 ID:bGtDuZGm0
- >>303
しばらくキョロキョロと辺りを見渡す。間違いなく、見たことのない光景だと確認をする。元の世界からは失われたものだと確認する。
そして、話しかけられる。これまた驚き。ちゃんと意味が理解できていることに驚いているようだ。
「ど、どうも!はじめまして!!えっと通じてますか!?ハロー?あわわー!外国語もっとしっかりやっとくべきだったー!」
ちゃんと人語を話しているので通じているはずだ。
>>304
一頻り騒いで、はしゃいでいるのもハルバードで一瞬落ち着く。
武器を向けられて落ち着かないほど浮かれてはいない。
「あーあーっと……わ、私別に何もしませんよー……?」
おずおずと両手を上げる。敵対の意思はない!
だが!次の瞬間!
「えーっと……それ、ハルバードって武器ですか!?かっこいいー!実物見るの、初めてなんです!」
またはしゃぎ出した。
好奇心は極めて旺盛だ。
- 307 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/08/08(水) 23:29:06.42 ID:6/HmerRo0
- >>301
「……」
天から現れ、一人で何やら満足したようにはしゃぐ少女。前時代的な格好は正に───。
「こういうところに一番詳しそうなのが来たな。見た目だけは」
「喜ぶのは勝手だが、変な動きはするなよ。お嬢ちゃん。目玉とこの溶けたマシュマロを取り換える羽目になるぞ」
腰の刀に片手を乗せ、マシュマロ刺さった串を突きつけて声をかける。警戒しているのだ。
「ここで会ったのも何かの縁だ。自己紹介から入ろう。俺ペニーワイズってんだ。本業はピエロ」
>>304
「気にするな、古いゲームの話だ。色褪せた映画、目の大きいアニメ、紛い物のゲーム…。古い話だ。
そんな事より、お前らは暖まらなくていいのか?俺的には心地いいくらいだが、お前らはそうもいくまい」
「なんだこのクラゲ…。出る世界間違えてねーだろーな?」
ここじゃないどこかの方を向きながらボヤく。呑気と言うか逆に怪しいというか。
「あっち行けよクラゲさん。クラゲなんて食うところロクに無いし嫌いなんだよねオレ」
触手で生成した指揮棒めいた長い串を軽く振り、つつき、クラゲを追い払おうとする。直接触れるのは避けたい。
- 308 :リーア・V・ストロベル ◆8CzRpFh86s [sage saga]:2018/08/08(水) 23:35:35.94 ID:bGtDuZGm0
- >>307
「ペペぺぺ、ペニーワイズさん!?ハ、ハローペニーワイズ!な、何も落としてませんよー……?」
刀なんていう見慣れない、だが武器を突きつけられれば多少は焦るものだ。
外国の方だと思って外国の挨拶。何も落としていない。あえていうなら自分が落ちたのだ。
「ええっと……リーア・V・ストロベルです!こ、これで通じてるかな……?」
ドキドキを抱えながら、自己紹介。
刀というこれまた見慣れぬ、本の中でしか見たことのない武器を見てうずうずしている。
はしゃぎ出すまで、あと二秒。
- 309 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/08/08(水) 23:42:38.85 ID:chi75Pic0
- >>306
「ハロー、ハロー、ハロー」
「……大丈夫ですよ、おそらくはあなたの話す標準語でコミュニケーションが取れるはずです」
さてはて(外見だけ見れば)やや怜悧な気配を纏う半人
しかしそこから敵意や害意は発せられてはいない
「はじめまして、わたしはタェンティースと申します」
ぺこり、恭しくしかし嫌味っぽさのない所作での一礼
- 310 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/08(水) 23:43:40.20 ID:WAlNnwnt0
- >>305
撫でようと手を伸ばすタェンティース 何の抵抗もなく手が届き
モフッと津美崎が毛皮に埋まる ふわふわもこもこの感触が伝わるだろう
ナマモノはその行動にも動じず タェンティースの膝に足をかけて顔をのぞき込もうとして・・・
残念 脚が短すぎてうまくいきませんでした あごをタェンティースの膝にかけ 前足をピロピロ動かしている
そこにはまるで警戒心と言うものがない 捕まえようとすれば簡単に捕まえられる
ロイ「さぁて 一体何があったらこんな進化のしかたしたんだ?」
>>306
視界の奥の方に ドラゴンの様な何かが飛んでいますが 気にしないであげてください
ロイとアキレスは顔を見合わせる
ロイ「・・・落ち着け 一体何だっていうんだ」
好奇心旺盛な女の子にたじたじのロイ
アキレス「あれじゃない? 越境者一年生」
ロイ「ハルバートも見たことないんじゃそれか・・・わかった そのままなにもしないでくれていい
とりあえずここは多分お前さんの知る世界じゃない」
〜越境者についての説明と自己紹介が終わった者とする〜
ロイ「まぁ突拍子もないことになっちまったが気を落とす・・・大丈夫か」
はしゃぎまわる女の子にため息を一つついた
>>307
串でつつかれたクラゲはふよんふよんとどこかに行ってしまった 逃げたらしい
だが次は足元をつつく存在が襲来
―――ギィ!!
ベティちゃんでした マシュマロくれーといわんばかりにハサミを振り上げている コマンド?
- 311 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/08/08(水) 23:47:40.26 ID:6/HmerRo0
- >>305
「ヤダ!!」
羅刹の表情で即答!一切の迷いもない、よく通る声だ。
「下等な原生生物如きに、この俺様の唯一の食糧を───」
言いながらゴソゴソと懐をあさる。出てきたのは数本のエネルギーグリス、カチカチのクラッカー、豆の缶詰、角砂糖数個。
「───というワケでもなかったようだが、嗜好品をそんなどこの馬の骨とも知れんヤツに分けるか!」
元の場所に返してきなさい!とお説教!野生生物に人の食べ物を与えるリスクは知っているが、そんな事は彼にとってはどうでもいいのだ。
ただ自分のモノを分け与えるのがたまらなく嫌なだけだ!
>>308
「風船いるかい? いざって時の為に持ってるんだ」
デバイスから出したのは真っ赤な風船。フヨフヨと風に揺れて揺らめき
「ウソだ。やらねー」
握り潰した。パァン!!というやたらデカい音が響く。
「通じてるよ。リーア、リーア…。俺のメモが正しければ、止まり木にもカノッサにもそんな名前は無かったな」
とりあえず危険は無さそうだ。クルクルと赤い刀を回して鞘に納め、自分にしか読めない字で書いたメモ帳を開いて唸る。
また新たな越境者という訳だ。とはいっても、このラピュタじみた滅びた街に保護するための施設などあるまい。
「魔女のつもりか?お前と同じようなスケを三人は知ってる。
とりあえずしばらくは後についてもらって…なんだその目、なんだその目は。ステイ。リーアステイ」
- 312 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/08/08(水) 23:55:49.25 ID:6/HmerRo0
- >>310
「毒とかは無いみたいだな。安心してよさそうだ」
どっかに良くクラゲを見送り、タェンティースと触れ合ううり坊っぽい生き物を見やる。
「警戒心の欠片も無い生き物に、毒とかも無いクラゲ…。アイツ他の所行くときに一気に鬱にならないだろうな?
研究機関でも科学者でもないし、詳しく調べたわけじゃないが、どうもここには外敵というものがそんなにないのかもな」
もし本当に空に浮いているのなら、外来種が来ることも無いだろう。精々渡り鳥か、チラリと見えたドラゴン程度か。
「ガラパゴスってやつか?尤も、この環境が俺らに牙を剥かないとは限らない。気を付けるんだな」
「…? ああ、お前か。 欲しいのか?虫ってこういうの食べても平気なのかな」
物思いに耽っていると足元をつつかれる感覚。視線を降ろせばベティちゃん。
手に持ったままのマシュマロと交互に見比べ、トロリとろける甘味をゆっくり近づけ───。
「むーしゃむーしゃ!」
バッと自分の口まで戻して串ごと貪り食った!いやらしく!
- 313 :リーア・V・ストロベル ◆8CzRpFh86s [sage saga]:2018/08/08(水) 23:57:05.82 ID:bGtDuZGm0
- >>309
「えっ?あっ!そう見たいですね!よかったー」
第一関門、言語の壁突破!
とりあえず一安心。
「タェンティースさん、初めまして!私はリーア・V・ストロベルです。」
ぺこり、とこちらも挨拶。
ちゃんと教育は受けている。仕草は丁寧だ。
>>310
ドラゴンめいた何かを見てまたきゃあきゃあとはしゃぎはじめたのは、割愛された出来事となった。
粗方のことを教えられ、こちらも改めて名乗る。
「ええっと、リーア・V・ストロベルです。私は、どっから話せばいいかなーー」
そう切り出せば、自発的に越境をすべく動いていたこと。
異世界のことは少しだけは知識はあるが実態としては何も知らないに等しいこと。
などを話す。
そして、
「あ、私科学技術が発展しきった世界の生まれなんです!だから魔法とか、金属製武器とか憧れてて……さっきはすみませんでしたっ!」
ある意味衝撃の事実を告白しながらはしゃぎすぎたことを謝る。
>>311
「なんとなく、風船に手を伸ばしちゃいけない気がする……」
知識ではない。直感だ。風船が握りつぶされたことには、なぜだか安心感。
よく分からないが、敵ではないと認めてもらえたようだ。一安心。
そして、
「それって、刀ですか!?赤い!どうやって!?!?」
好奇心は爆弾めいて炸裂した。
ロイの説明などを聞いて落ち着いたのち、魔女のつもりかというソーマの一言に反応する。
「魔女!魔女かぁ……えへへ、それっぽいですか?」
ちょっと、嬉しげだ。
- 314 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/08/08(水) 23:59:43.17 ID:chi75Pic0
- >>310-311
「……!!!!」
ズキュゥゥゥーーーーーッッッゥゥン!!
そのナマモノのカワイイな所作は瞬時に半人のこころを支配した!
嗚呼なんたる悪魔的進化の突端か、こうして労せずして食糧を得ようというのだなええい浅ましい!
「……これと!これと交換しましょう!ほらほら、お酒!」
そんなナマモノの為にソーマタージ相手に必死の説得
交換条件に出したのは携帯用消毒アルコール、プシュっとやってキレイになるアレ
>>313
「……はっ!?」
「こほん、ど、どーもリーア様……お見知り置きを」
さてはて、↑でうりぼうっぽいナマモノにすっかり懐柔されていた半人
リーアとのやりとりを行う時だけ凛然の仮面を被る
……まぁ早い話が結構アレなアレであると見抜くのは容易であろう!
「え、えーっと、リーア様は……」
「……世界を渡るのが、はじめて……です?」
- 315 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/09(木) 00:09:26.89 ID:A+DmXLQF0
- >>312
ロイ「その外来種がこないってぇ環境がこの警戒心のなさを生み出したんだろうな」
刺すつもりも見せないクラゲに タェンティースにされるがままのウリ坊 つまりそういうことだ
とまぁベティちゃんにとってはそんなどうでもいいことよりも 眼前に迫る焼きマシュマロの方が重要なわけで
―――ギィギィ・・・ギィ!?
嬉しそうにマシュマロを受け取ろうとした その瞬間 ソーマタージがいけずを発動して食べてしまいました
―――ギィ!!
そんないじわるソーマタージに憤慨した といわんばかりにハサミを振り上げるのであった
>>313
ロイ「そうかい 嬉しそうで何より 俺はロイ・ゴールドマンだ」
アキレス「おれアキレス そしてベティ」
―――ギィ!!
よろしくーといわんばかりにハサミを振り上げるベティであった
ロイ「あれだ 世界を渡ってりゃ そのうち魔法全盛の世界にも行くだろう それまでテンションは抑えておけ 体がもたんぞ」
アキレス「金属製武器がないって ナイフの類もないのか・・・すごいな」
>>314
タェンティースのハートを見事に撃ち抜いたウリ坊は 前足を駆ける場所がないので膝に乗せたアゴが外せず困っていた
ロイ「あ〜ぁ こりゃ暫く使い物にはならねぇな」
アキレス「せっかくだからニアタンに送信してやろ」
呆れるロイと 動画を撮影して無料通話アプリでニアに送信するアキレスであった
そんなこんなで 越境一年生のリーアと 越境者の皆さまとの邂逅は続くのであった・・・・・
//お先にノシ
- 316 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/08/09(木) 00:12:33.34 ID:tsyzv3N60
- >>313
「騒ぐな!俺は優先席に座らない老人と騒ぐガキが嫌いなんだ!」
やいのやいの騒ぐリーアにタジタジ。考えたらこういうタイプはあまり見なかった気がする。
「特別な玉鋼に一定の周波を流して…くどい!今度wikiでも見とけ!」
それからどうした。
「見た目だけなら、な。 あんまりそれらしい臭いはしないが」
ようやっと落ち着いたリーアにやれやれと首を振り、煙草に火を点ける。紫煙の向こうから覗く目は、最初に脅して来た時のと同じ目だ。
「見た目だけなら確かにそれっぽいさ。実際そんな格好してるヤツ何人か知ってる。
ただ実際は…少なくともマナとか魔力とかそんなのがあるようには見えないがね。俺は」
「まあ面倒を起こさないなら、お前が死霊術師だろうが自分を魔女と思い込んでる精神異常者だろうが構わんさ。
ここから出れたら、そういう連中のいるところまで案内はしてやる。もし変な格好の女がいたら後はそいつに頼め。言動はアレだと思うが」
>>314
「バカにしてんのか!失明するからみんなはやめような」
ベシーンとアルコールを地面に叩き付け更に激昂!交換条件に釣り合わないにも程がある!
「よく聞け、野生動物の餌付けは悲劇しか生まないぞ。そもそもこうやって触れ合うのも推奨されないくらいだ。
お前は自分の一時の感情と自己満足に任せて、そのひ弱…いたいけでカワイイで不潔そ…ワイルドなキ…変わった動物の未来を奪うのか?」
口で言うだけでは決着は永遠につくまい。アプローチを変えて諦めさせる方向にシフトチェンジだ。
なお重ねて言うが、ソーマタージ自身は野生動物の保護とか環境保全とかそういうのに全く関心も無い。
- 317 :リーア・V・ストロベル ◆8CzRpFh86s [sage saga]:2018/08/09(木) 00:20:00.44 ID:F3+QxZZU0
- >>314
タェンティースさんは案外と可愛いものが好き。
なんとなく、微妙にアレな方向で理解されたようだ。
「はい。ずーっと違う世界に行きたくって、ようやく叶いました!」
皆の推察通り、リーアは異世界一年生。先ほど入学式を済ませたばかりだ。
>>315
「よろしくお願いします!ベティさんも、よろしくね」
元気にハサミを振り上げるベティにも微笑み。
ベティに驚くのはもう済ませている。
「ああっと、あるにはあるんですがもう主流じゃなくて……本当に、珍しいんですっ」
リーアのいた世界では武器の9割は光学兵器に置き換わっている。本当にごく一部でまだ刀剣の類が用いられているとかなんとかという話は聞いてはいた。
ロイのハルバードやソーマの刀のように光学兵器でないものを用いている組織は既にない。一部のマニアが極めているようなものであった。
>>316
「わぁすごい……そんなことまでわかっちゃうんだ……」
ソーマの観察眼に感心。実際、リーアは魔法使いではない。
これが、異世界の、本場の魔法に触れている人。と密かに尊敬の念を覚える。
ある意味正しいが……?
- 318 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/08/09(木) 00:22:58.47 ID:epDIU+Eh0
- >>315
「はふぅぅぅ……!!」
埋もれたい、このナマモノに埋もれたい
ヨチヨチな短足の一挙一動にぐでたまめいて溶かされすっかりKOなのであった!
//お疲れ様でしたっ!
>>316
「あぁっ!ヒドイ!」
ヒドイのは突き出した条件だ!自業自得、インガオホー!
「……待って待って、色々disるのやめて下さい」
「うぅ……で、でも分かりました、じゃあおやつは諦めます……」
ぐ、と堪えて半泣き!
しかしソーマタージの誠意(?)は通じた、半人はオヤツを諦めた!
しかしもっふもっふ触り続ける手は止まりそうにはなかったが
>>317
「成る程、それは……うん、夢が叶って何よりです」
「……宜しければ、色々お話致しましょう……何処か落ち着ける場所で」
周囲を探る半人、その視界は低い
うりぼうっぽいナマモノを撫で続けている為屈んでいるのだ
言動がどうにもアレなポンコツムーブ、まぁしかし越境に関する知識は経験値の高さからそれなりではあるはず
そんな出会いもまた一興、これからもどうぞ宜しくなのでありましたとさ
//私もこの辺でっ!ありがとうございました!
- 319 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/09(木) 22:49:54.04 ID:A+DmXLQF0
- 【狭間のスクラップヤード】
ゲートが開く 狭間のスクラップヤードでは見慣れた光景
ロイ「よっと 無事に戻ってこれましたよっと」
アキレス「汗でベタベタだよ ベティシャワー浴びに行こうぜ」
―――ギィ!!
出てきたのは天空都市から戻ってきた一行だ あの後軽く探索したあと キャンプで一泊して戻ってきたのだ
一行が越境したところでゲートが閉じる 見慣れた光景
ロイ「さて お前らこれからどうすr・・・」
この後の予定を聞こう一行へ振り向いたロイが固まる
アキレス「どったのオッサ・・・」
―――ギィ!!
アキレスもまた振り向き固まる
ベティちゃんは挨拶するようにハサミを振り上げる
そこで見たものは
ナマモノ「ぶ・・・ぶ・・・」
あの日 とある人物の心を打ち抜いたまんまるウリ坊がてちてち一行の後をついてきていた
おめでとう ここにまた一匹 越境者が爆誕したらしい
- 320 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [age]:2018/08/09(木) 22:54:18.84 ID:Xfe+fdoE0
- >>319
「……ふぅっ」
「ここに来るとホッとしますね……ん?」
さてシャワーでも、と半人
色々あった天空都市、保存出来た映像は後でみんなに自慢するとしよう
んでもって振り返ればそこには
「!?」
「は、はわぁぁぁぁ……!つ、付いて来ちゃったんですかぁぁぁ……!」
完全に溶け切った顔でナマモノにヘッドスライディング!
わしっと抱きしめ頬擦り頬擦り、溺愛確定であった!
- 321 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/09(木) 23:01:35.50 ID:A+DmXLQF0
- >>320
突然滑り込んでくる何か(タェンティース)に危険を感じ 逃げようとしたなまもの
逃げようとしたのは確かであった
わしっと抱きしめられ ふわっふわでもふもふな体を存分に蹂躙される
プルプルと振るわれる足がかろうじて抵抗の証と言えるだろう 多分 自信ないけど
ロイ「・・・ついてきちまったもんは仕方がない ちゃんと世話しろよ?」
アキレス「とりあえず・・・名前でも付ける?」
そんなとろけきったタェンティースにあきれる2人であった
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