【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.5

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164 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/03(土) 22:35:32.79 ID:ZSVkFOz00

「仮想空間で体験した出来事は全部、脳は本当に起きたこととして認識しています。そこを強制的に切り離すと起きるのは、風野さんのように脳がすべて錯覚だと判断して記憶も体験も手放してしまうか、もしくは_____」
「完全に脳と肉体が同期してしまう……ということですか」


目を覚ましたものの中には、あの島での生活で負ったダメージをそのままに残す者もいた。
大半の人間は島の暮らしの中で命を落とし、肉体や臓器に損傷を受けていた。実際にその傷はなくとも、脳はすでにその部位は死んだものとして認識してしまう。


「こうして眠っている方々の中には……それこそ脳が死を誤認したままの方もいるんですよね……」
「未来機関の協力でなんとか生きている……そういう状況の中堪えている人もいるな」
「……」


頑張れ、と安易に応援の言葉を投げることができればよかった。
それが出来ないのは、目を覚ましたところで待つ未来がどんなものなのか誰にも分からないから。
本当に目を覚ますべきなのか、という議論から始めなくてはならないから。



____斑鳩ルカという少女も、棺の中には眠っているから。



165 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/03(土) 22:37:20.26 ID:ZSVkFOz00

目覚めてほしくない、なんて思うわけはない。
命に貴賎はない、どんな人間であれど目を覚まして自分の人生を生き抜いて、向き合うべきものに向き合うべきだと言う信条もある。
これは不幸を願っているのではない。
来るやもしれぬ混沌に怯え、二の足を踏んでいるのだ。
少女は自分の胸に寄せた手のひらをぎゅっと握り込んだ。


「警察の捜査が進んでな、社長の企てもだいぶ明るみに出たんだ。事務所の資金を一部流用して溜め込んでいた口座も、その足取りも。足がかりにして共犯者の身元もだいぶん掴めてきた」


そんな少女の様子を見兼ねてか、彼は語った。
少女が眠りこけている間に起きた、世間の変化。
自分達の身に纏わる変化は、良し悪しの判断をしかねるものだった。


「そして、このコロシアイ以前の余罪も……山のように」
「チーム・ダンガンロンパ……ですか」


こうして改めてその実情を知らされると自分達の節穴さには落胆する。
あれほど近くにいたのに狂気に気づくことができなかったこと、自分達の日常が数多の犠牲の上に成り立っていたことを自覚していなかったこと。
少し気を抜けば発狂をしてしまいそうだ。
166 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/03(土) 22:38:23.07 ID:ZSVkFOz00

「ああ、その結果……彼女が社長の協力者であったことは裏付けも取れたらしくてな。……目を覚ませば追求は免れないだろう」


そして当然話題は彼女の元にたどり着く。
一ヶ月に及ぶ惨劇、いつもその中心にいた少女。
その惨劇を引き起こした火種に立つ少女。
そして、誰よりも……生き抜こうともがいていた少女。


「斑鳩さんは目を覚ますでしょうか」


斑鳩ルカという存在は、奇異というほかなかった。


「もし仮に目を覚ましたとして、記憶は、その人格は……どんな状態で? コロシアイを強いる前の完全に真っ黒な状態になるのか、それともあの島の暮らしの中で育まれた漂白されたような状態になるのか……」


未確定な未来への推定を口にした。
流れるように言葉が連なったのは、不安や怯えから。
不用意なまでに舌が回って吐き出された言葉は年相応の畏れを抱いていた。
当然、咎められる謂れはないものだ。
167 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/03(土) 22:39:20.18 ID:ZSVkFOz00




「……いや、それは違うな」


でも、咎めは別として……言葉の一部が彼の耳には看過できない表現を孕んでいた。





168 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/03(土) 22:40:38.17 ID:ZSVkFOz00

「俺は外から見守っていただけだけど、斑鳩さんは何も漂白なんかされていない。元から彼女に落とすような汚れはついていない、いつだって彼女は清い、ありのままでいたんだ」


数年のキャリアの中で、多くの人間と関わり、そして彼自身が少女たちを育ててきたからこそ備わった知見。
人々の言動には常にその源点となる核がある。
そこから逸脱しようとすれば、核の持つ引力が軌道を歪めるし、逆に核に近い行動であればあるほど、それは大胆なものとなる。
知らず知らずのうちに、その本質を覗き込む力を、核を見極める力を彼は手にしていた。


「彼女は変わったんじゃない、かつての自分を、本当の自分を見つけ出すことができたんだ。島の暮らしの中でみんなと過ごすことで、失ってしまったものを取り返したことで。それを道標にして見つけ出したんだ」


彼の目には、彼女もまた無垢に映った。
世間から距離を取ろうと悪態をつき、自分の装いも黒く染め上げて感情を覆い隠そうとして、
自分自身に何度も刃を向けてズタズタにしてしまおうとした倒錯と暴走の権化。
169 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/03(土) 22:42:52.33 ID:ZSVkFOz00

そんな言動の奥底に見えた、透き通った真珠のようなもの。
彼には、少女の変化は回帰として映った。
羽に虹が生まれていくのではなく、虹を取り戻していく。
雨雲の下に潜り込んでいた小鳥が、気がつけば雲の上に突き抜けようとしている。


「だから、きっと」


それを成長という言葉で括るのは、少しばかり横暴だろう。


「斑鳩さんは目を覚ましてくれる。本当の、彼女自身の姿で」


自分の担当アイドルでもない、そもそも同じ事務所のアイドルでもない、そんな相手に向けた言葉にしては力強すぎたかもしれない。
そんな言葉が出たことに、周りはもちろん彼自身が目を丸くした。


「なんて、彼女をプロデュースもしれない俺が言ったところでしょうがないか……ははっ」
「ふふ、プロデューサーさん……風格が備わってきましたね〜」
「茶化さないでくださいよ……」
「いえいえ、これからの事務所を引っ張っていくだけあって立派な観察眼だと思いましたよ〜?」
「……お褒めに預かり光栄です」


横に立つ事務員は、かつての上司をその陰に重ねた。
裏に秘めた本性こそ災厄というほかなかったが、表向きの姿勢は文字通り尊敬に値する人間だった。
敏腕、されど驕ることもなく、常に所属アイドルの輝ける場所を追い求めて思考を止めることがなかった。
彼もまた、優れた観察眼を持っていた。
170 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/03(土) 22:44:29.20 ID:ZSVkFOz00




______ピッ




そんな時だった。


「……プロデューサー、あれって」


少女が指差した先には心拍を示すモニター。
緑がかった黒には定期的に波が押し寄せ、繋がれた者の命を指し示す。
その命が突然に暴れ出した。
押し寄せる波は細かく、急速なものとなり、その間隔もどんどん狭くなる。
171 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/03(土) 22:46:20.45 ID:ZSVkFOz00

「……まずい!」


男たちは慌ててその棺に駆け寄った。
いたずらな運命か、そこに横たわっているのはつい先ほどまで話をしていた斑鳩ルカそのもの。
ただでさえ血色の悪い肌は更に青ざめ、呼吸器にはどんどん水滴が付着していった。


「どうしてこんな急に容態が……」
「まずい……どんどん血液中の酸素濃度が下がってる……」


人の命はいつも薄氷の上にある。
何がきっかけで、生に転ぶか死に転ぶかもわからないほど危うい存在。
別れなど告げる間も無く訪れてしまうことを、居合わせた人間は誰しもが知っていた。
172 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/03(土) 22:48:11.58 ID:ZSVkFOz00

それゆえに、焦る。
目の前に漂う死の香りを、確かな死臭として嗅ぎ紛う。
死を何よりも恐るがゆえに、決断を急いた。


「はづきさん、AEDの用意をお願いします……急いでください」
「はい……!」
「悪い、灯織……手伝ってもらうことになりそうだ」
「いえ……当然です、私でお力になれることであれば」


右に左に駆けずり回り、救命のための道具をかき集める。


「呼吸がどんどん浅くなってます……!」
「クソ……ダメだ……こんなところで……まだ……!」


自分達の目の前で命の火はどんどん小さくなる。
熱も感じられぬほどにか細く、小さく、今にも消え失せそうな光。
必死に蝋を足し、風を送り、燃え上がらせようとした。
ただ、その努力でも消し飛びそうなほどに淡く、脆いそれは、彼等の目の前で……







完全に失せた。
173 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/03(土) 22:49:19.03 ID:ZSVkFOz00

「そん、な……」
「……クソ」


斑鳩ルカという少女は瞼を下ろしたまま、身一つ動かそうとはしなかった。
つい先ほどまでと何が変わったのだろうか、きっとこれから彼女はどんどん朽ちていく。
心臓というポンプが止まった今、皮膚の下を走る血管は鎮まりかえり、筋肉という筋肉は解きほぐされることもなくなり、ただの肉塊に変わる。
それが死というもの、それが骸というものなのだ。


「……元々、彼女たちは死んでいるようなものなんです。生き返るかどうかは賭けのようなもの。ここまで耐え抜いてくれたこと、必死に生きようとしてくれたこと。それに感謝するほかない……悔しいですが」


男は自分の拳を震わせながら、振り絞るようにして呟いた。
零れ落ちそうな涙を噛み潰してまで自己弁護の言葉を吐いたのは、隣の立つ少女のため。
少女は時間が止まってしまったかのように目の前で起きた悲劇に金魚のように口をぱくつかせるほかなく、それが痛ましくてたまらなかったのだ。


「……斑鳩さん、最後までわからないままでしたね。彼女が社長の意思にどこまで賛同していたのか、このコロシアイを仕組んだのは本当に彼女だったのか」
「……ええ、もっと多くのことを彼女から聞き出しておきたかったです」


いくら死を嘆いても意味がない。
後悔とは元来無意味なものなのだ。悔いたところで、完全に同じ状況など出会うはずもない。
まして、この惨劇の首謀者など世界に二人といないのだから。


「……ひとまず、救護班と、彼女たちに連絡をしましょう。助からなかったことを、別れの時が来てしまったことを」


緊急事態に此方に向かっている部隊がある。
事の終わった骸に施すには慈愛に満ちすぎた装備を置いてきてもらうように促すよう指示を出した。
174 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/03(土) 22:50:17.93 ID:ZSVkFOz00

暫くして、部屋に彼女らがたどり着いた。
合流した少女たちも無事とは言い難い。
仮想空間の中では押し潰されて生涯を閉ざしたもの、肉体ごと吹き飛ばされて刹那の存在になったもの。その影響は色濃く肉体に残っていた。


「あ、大丈夫です。ここからは自分で押していきますー」
「うん、私もここからなら松葉杖で歩けるから」


つい宣告命を落としたばかりの少女にとって因縁深い二人は、ようやっとのことでその棺にたどり着く。
肉体が痛まないように適温に自動調整されるポッドの中で、斑鳩ルカは何も変わらぬ様子で目を閉ざしている。
175 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/03(土) 22:51:41.85 ID:ZSVkFOz00


「まるで、眠ってるみたいですね」


まるで、という言葉は正しくない。
彼女は実際に眠っているのだ、長く、永い、眠りの中にいる。


「失礼な言い方になりますけど、こんな終わり方って無責任じゃないですか……美琴さんに、こんな想いをさせたまま、遺したままなんて」


痩身の女性は目を潤ませることもなく静かに亡骸を見つめていた。
二人には、確かに肩を並べた時間があった。
共に汗を流し、労いあった時間があった。
それがどれほどか細く、どれほど微かだとしても、二人の間をつなぐ糸が確かにあった。


「せめて、自分の言葉で、本当の自分で想いを伝えてからですよ……新世界プログラムなんかじゃなくて」


その糸を、横に立つ少女が指で弾いた。
ピンと張られた糸はその力で小刻みに震え、高く透き通った音を立てる。
176 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/03(土) 22:53:28.81 ID:ZSVkFOz00






「……ルカ」






その音色が、響いた。
凪いでいた海面を音が震わせ、漣が起きる。
漣は募り、押し寄せ、砂の城も崩す。
根本から崩れゆく城、その果てにはずっとずっと昔に埋め込んだ真珠が顔を覗かせる。
177 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/03(土) 22:55:34.94 ID:ZSVkFOz00


「ごめんね、もっと早くに……あの時に、ルカに気持ちを伝えてあげられればこんなことにはならなかったのかもしれない」


その真珠は自分でも埋め込んだ記憶を失っていたもの。
はるか昔に埋没させた、あの日の宝物。


「アイドルとしてじゃない、パフォーマーとしてじゃない、緋田美琴としてルカのことを見ていたのは……いつまでだったんだろうね」
「美琴さんは……悪くないですよ」


それは空虚な励ましだと少女自身も自覚していた。
だって、それはあの島で自分に向けられたものと同じだったから。
この相方が、同じ間違いを繰り返そうとしていたのを正してくれたのが目の前の骸だと知っていたから。
178 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/03(土) 22:56:25.87 ID:ZSVkFOz00

それでも、声をかけずにはいられなかった。
それほどまでに痩身の女性の言葉は悲壮感に満ちていたのだった。


「もう、時間は帰ってこない。あのステージでルカと共演することもない……私は、ルカからスポットライトも、ダンスシューズも、センターマイクも、全部全部奪ってしまった」


少女の言葉はもう届かなかった。
自分に向けた刃は、どんどんと奥深くに突き刺さり、心の臓へ。
拍動と共に噴き上がる血液が、両手を汚す。


「だからもう、私に立つ資格はないの」
「美琴さん……」


血液をいくら掬い上げても、体内に戻すことなど出来ない。
179 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/03(土) 22:57:23.58 ID:ZSVkFOz00






それでも







滴り落ちた血の雫が水面に波紋を生んだ





180 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/03(土) 22:58:14.28 ID:ZSVkFOz00





「……るせー」

生まれた波紋が、パルスを動かした。






181 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/03(土) 22:59:09.64 ID:ZSVkFOz00

「え、え……?」


水滴で曇った呼吸器の向こうで、微かに動いた口元。
見間違い、聞き間違いかと思って注目してみると、次に動いたのは目元だった。
目元に皺を寄せ、目を細めて、確かに睨みつけた。


「人が眠ってる上でギャーギャー騒いでんじゃねえ……頭痛ェ……」


止まらない悪態。
溜息混じりの憎まれ口。
182 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/03(土) 23:00:08.26 ID:ZSVkFOz00


「言ったろ、私は死なない。生き抜くって決めたんだ」


心拍を示す電子音は、力強く、落ち着いた調子で、規則的なリズムを奏でた。


「たとえ……神様は死んだ、って私は生きてるさ」


常識で説明のつかない出来事が起きた時、人間は奇跡だと評して神や天使の功績に結びつけることがある。
それが進行を形作り、歴史を紡いできた。

でも、此度はそんな奇跡なんかではない。
泥臭く、惨たらしく、醜くも這いつくばってでも掴もうとして、足掻き回った結果。
生き残るという意志ただ一つに引かれた末の行動。
そこに神格化されるような気品などどこにもない。

神などいないのだ、神はとうの昔に死んでいる。
だからもう、自分で生き残るほかなかった。
神の名を捨ててでも、少女は生を勝ち取った。
183 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/03(土) 23:00:38.22 ID:ZSVkFOz00






「それが、斑鳩ルカの生き様だ」


不恰好な笑顔に、中指を添えた。





184 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/03(土) 23:01:24.44 ID:ZSVkFOz00
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EPILOGUE

神様は死んだ、って


斑鳩ルカは生きている



END




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185 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/03(土) 23:03:43.97 ID:ZSVkFOz00
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【コロシアイ南国生活をクリアしました!】

【全編クリア報酬としてアイテム『イースターエッグ』を手に入れました!】
〔コロシアイ南国生活を生き抜いた証。私たちは私たちで行く道を決める。希望も絶望も、その道すがらにたいらげてやれ〕

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186 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/03(土) 23:14:18.39 ID:ZSVkFOz00

以上、これにて2021年の2月より開始したシャニマス×ダンガンロンパのシリーズは完結となります。
シリーズ当初から読み続けてくださった方、途中から興味を持ってくださった方、本当にありがとうございました。
スレの進行も拙いものでご迷惑をおかけしながらでしたが、ここまでの長編を無事完走し終えたのはスレに参加してくださった皆様のおかげです。
感想や応援の言葉をいただけたので、ずっと楽しい気持ちのままやってくることができました。
改めて感謝の言葉を述べさせてください。

少しだけ語らせていただくと、このシャニロンパ2は開始当初からエピローグがどうなるかはある程度決めていました。
エピローグのタイトル回収はクリスマスパーティで『神様は死んだ、って』の楽曲披露があった時から温め続けたネタで、ようやっと陽の目を浴びせることができて万感の思いです。
本当にこれが書きたくてここまでやってきたんです……!

さて、これにて本当にお話の更新は終わりになります。
また公開していなかった親愛度マックス報酬やスキルなどの設定の公開はする予定ですが、それ以外に何か明らかにしてほしいことなどありましたらお気軽にお尋ねください。
すべてがすべてバッチリの回答を用意できるわけではないとは思いますが、何かしらの返答は出来る限りしたいと思っています。
そのほか感想や本編に関係のない質問なんかでもお聞かせていただけたら幸いです。

それではいったん締めさせていただきます。
長らくお付き合いいただきありがとうございました。
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/03(土) 23:18:05.51 ID:QH732L050
>>1乙!!
長い間本当にお疲れさまでした!!
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/03(土) 23:50:42.93 ID:k/047f4Y0
2年弱に渡る連載、お疲れさまでした。
シャニマスとダンガンロンパと言う魅力的な2作品のクロス作品ということもあり、とても楽しみに読ませていただきました。
原作の要素を取り入れて展開を想起させつつ、随所でずらしを入れることで先の展開予測を困難になっていたため、
大まかな流れは読み切れるものの細かい部分での驚きが溢れていました。
特に興味深いと思ったのがルカを主人公にするにあたって最初に交流を深めるのが千雪だった点です。
動いているのを見れば、確かにルカには283プロと交流する必要がなくその関係性をこじ開けなければ話に関わらなかったので
その点では包容力と積極性と強引さを兼ね備えた千雪はとても適任だったと思いました。
また、冬優子との奇妙な関係性や殺伐した空間だからこその美琴との確執とその結末も原作にはないからこそ面白かったです。
全部書いていると長文になるので細かい好きポイントを1つ挙げるのですが、このスレの最初の生存者名簿の過去の犠牲者が
【DEAD】から【UNDEAD】になっているのが、あくまで今この裁判中は死んでないだけって表現してるようで好きです。

長文失礼しました。
質問等も受け付けてくださるとのことなので、思いついたら質問させていただきます。
長い間本当にお疲れさまでした。
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/04(日) 02:46:21.35 ID:D05q2mqq0
このSSがきっかけでダンガンロンパにハマって、原作1、2をプレイしたり色々なSSを読み漁るようになりました。
自分的にはこのシャニロンパ、俺新訳ダンガンロンパ、嫌われスイッチ、ドクターKクロス、[たぬき]クロス、キーボ粉あたりが特にお気に入りですね。
タイプ:ワイルド、ズガドーン、究極奥義正義の鉄拳など所々にクスっとくるネタが入っていて面白かったです。
個人的に気になってるのは、前作ラストでにちかがダンロンのストーリーやモノクマを酷評しまくってる謎のシーンですね。

長い間お疲れ様でした!
このような名作に出会えてよかったです。
190 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2022/12/04(日) 02:52:34.92 ID:mgqN8qMa0
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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191 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/04(日) 17:06:03.14 ID:kLsYh4cD0

感想どれも隅々まで読ませていただきました…本当にありがとうございます

>>188
被害者犯人を先に考えてからストーリーを肉付けしていくやり方でやっていた中で、
2章で退場が決まっていた千雪にルカの心を開かせる役割を担ってもらったのですが結果的にこれ以上ないハマり方をしたように思います。
個人的に章の最初と最後の飲み交わしはお気に入りですね……

冬優子はルカと親密になる展開は最初期から決めていました。
芸能界の中でしたたかに立ち回る姿をルカがどう見るのか、ずっと原作で見てみたいと思っている展開なので本シリーズに落とし込んだ形です。
双方の持つ刺々しさの共通点と相違点を自分なりに描けたかなと思っています

>>189
オタクとしての深度は浅めなので、自分に馴染みある他作品ネタをちょくちょく入れました。
多分同じ世代の方の幼少期にピンとくるネタが多めですね…

ちなみに前作ラストのにちかですが、具体的な場面の想定があるものではないです
原作ダンガンロンパのラストのように、続編をにおわせるための演出……というよりスマブラの参戦PVみたいなテンション感です
次はこいつで書くぜ!の意思表示ですね
192 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/04(日) 17:08:28.36 ID:kLsYh4cD0

【好感度マックス到達報酬のアイテムとスキルの設定】
※交流イベント自体はその場で即興だったので親愛度マックス時のセリフなどは無いです

・風野灯織
【アンケート用紙】
〔その質問はあなたを知るために。ファンからの気持ちにこたえるため、彼女はペンを執った〕
スキル【星掬い藍仰ぐ】
〔学級裁判中集中力ゲージを使用するたびに発言力を回復する〕


・月岡恋鐘
【実家のエプロン】
〔長崎の実家を手伝っていた時から愛用しているエプロン。料理から飛び散った出汁のしみ込んだ記事からはなんだか懐かしい香りがする〕
スキル【ばりうまかブルース】
〔体力回復を行った際効果が増幅する(自動回復は除く)〕


・田中摩美々
【お手製スパイス】
〔袖の下に忍ばせているいたずら七つ道具が一。七味と胡椒をブレンドしたスパイスに、くしゃみは必至。間抜け面を眺めて今日も彼女は微笑むのだ〕
スキル【フィドル・ファドル】
〔偽証を行う際の失敗ペナルティを軽減する〕


・三峰結華
【プラスチックの傘】
〔外からでも持ち主が透けて見える。そのビニールは雨を弾く、まるで持ち主を喧騒から覆い隠すようにして〕
スキル【NOT≠EQUAL】
〔学級裁判中発言力が減るたびに集中力を回復する〕
193 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/04(日) 17:09:18.59 ID:kLsYh4cD0

・小宮果穂
【ジャスティスレアカード】
〔ウエハースを買うとカードが一枚付いてくる食玩の最高レアリティ。ホログラムレアの光沢に少年少女は夢を見る〕
スキル【エクストリーム・ブレイク!】
〔学級裁判中コンマ判定の際、一度でもぞろ目が出ればミニゲームが無条件クリアとなる〕


・有栖川夏葉
【極上の赤ワイン】
〔彼女の生まれ年に醸造させられた上質な赤葡萄のワイン。突き抜けるような爽やかな酸味が、20年と言う時の蓄積を感じさせる〕
スキル【chreer+】
〔発言力ゲージを+5する〕


・園田智代子
【限定パッケージチョコレート】
〔国内大手チョコメーカーとコラボした際に特別に作ってもらえた記念品。パッケージには夢を叶えた少女が満面にの笑みを浮かべる〕
スキル【砂糖づけ・ビターエンド】
〔集中力ゲージが+5される〕


・桑山千雪
【パッチワークの針山】
〔長年愛用していた服を再利用して仕立てた針山。山の中には忘れられない思い出と記憶が眠る〕
スキル【マイ・ピュア・ロマンス】
〔発言力が満タンの時、集中力の自動回復量が倍になる〕

194 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/04(日) 17:10:05.81 ID:kLsYh4cD0

・芹沢あさひ
【遊園地のぬいぐるみ】
〔いつか遊園地に行ったときに持ち帰ったぬいぐるみ。ウサギとネコとクマ、三体のぬいぐるみに愛を注いでいたら、不思議なことに一瞬だけ一人でに彼女たちが動いたとあさひは語る〕
スキル【ジャンプ!スタッグ!!!】
〔集中力を使用した際の効果が増幅する〕


・黛冬優子
【魔法のステッキ】
〔幼少期に冬優子が見ていたアニメのヒロイングッズ。可愛らしい効果音とともに夢と希望を振りまいたステッキは、誰にも愛される彼女自身のルーツ〕
スキル【アンシーン・ダブルキャスト】
〔学級裁判中誤答するたびにコトダマの数が減少する〕


・和泉愛依
【鼬毛の小筆】
〔幼い頃から修めている書道で愛用の小筆。手入れの行き届いた毛先は何年経とうともその運筆を滞らせることはない〕
スキル【メイ・ビー】
〔学級裁判中誤答するたびに選択肢が絞られてわかりやすくなる〕

195 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/04(日) 17:11:19.41 ID:kLsYh4cD0

・浅倉透
【10年後のカセットテープ】
〔時を超えて音声とともに大事なものを結ぶ方舟。彼女がそこに吹き込んだ言葉は10年の時を待っている〕
スキル【つづく、】
〔学級裁判中発言力がゼロになった時、一度だけ失敗をなかったことにしてやり直すことができる(発言力は1で復活する)〕


・市川雛菜
【オレンジドットのTシャツ】
〔雛菜の大好きなキャラクターが有名ブランドとコラボしたTシャツ。着用モデルとしてのオファーを受けた際、彼女のしあわせは一つの到達点を得た〕
スキル【Makeup♡Box】
〔学級裁判のクリア報酬が増加する(正答が連続した回数×2枚。途絶える度にカウントはやり直し)〕


・緋田美琴
【音の飛んだROM】
〔研究生として最初に挑んだ楽曲のデータが入っていたROM。もはや曲は流れないが、擦り切れるほど聞いた記憶が澱みなく脳内で再現してくれる〕
スキル【RESONANCE】
〔ロジカルダイブで誤答時、どの問題の選択肢を間違えたのかわかるようになる〕


・七草にちか
【タッパー】
〔はちみつレモン専用タッパー。大事に持っていれば別の人間への差し入れのおこぼれをくれると約束してくれた〕
スキル【♡まっクろはムウサぎ♡】
〔反論ショーダウン・議論スクラムのコンマ判定の時コンマの基本値が+20される〕

※斑鳩ルカは設定なし
196 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/04(日) 17:12:56.08 ID:kLsYh4cD0

【自動販売機で販売される前シリーズキャラにまつわる品〕

≪贈答品≫
〇メダル10枚均一
【オートミール】
〔燕麦を脱穀して作った加工食。鳥さんも同じものを食べられるので、一緒に日向ぼっこもできちゃう夢の食事〕

【エアメール】
〔海を越えて空を超えて思いを届けるレターセット。たとえばらばらに離れてしまっても思いは一つ〕

【魔法のビデオ】
〔モデルから華麗な転身を遂げた少女が披露した、小学校でのサプライズライブの映像。新たな道を歩みはじめた彼女は、少女たちに醒めぬ魔法をかける〕

【新品の包帯】
〔怪我をした時にサッと負ける応急処置。常に清潔であるために一度使ったものはもう使ってはならない〕

【観戦チケット】
〔とある球団のホーム球場の観戦チケット。なかなか予約が取れないらしく、ファンからすれば垂涎物〕

【プロデューサーさま人形】
〔和服のアイドルが常に携帯している藁人形を模して作られたぬいぐるみ。もたれかかれるぐらいのサイズ感〕

【アプリコット】
〔ティーンエイジャー向けのファッション誌。女の子の興味関心に合わせた多種多様なテーマを取り扱う〕

【バトルパス】
〔某ガンシューティングアーケードゲームのユーザーカード。名前とともに戦績を刻むことができるが、残念ながらこの島に筐体はない〕

【髪留め】
〔ごくシンプルなデザインで機能性を重視した髪留め。どんなファッションにも合わせやすい反面本人の素材力が試される〕

【マクサ・ドロップス】
〔からんと缶を振ればいろんなフレーバーの飴玉が転がり出る。ハッカ味が残りやすいのはもはやお約束〕


〇メダル20枚
【親愛のお守り】
〔白兎は歩みを止めぬものに幸運を運ぶ。どんなアイドルに渡しても大喜びしてもらえる不思議なお守り〕
197 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/04(日) 17:14:41.09 ID:kLsYh4cD0

日の目を見なかった設定はこのぐらいでしょうか。
スキルは初期から考えていたので若干コミュが古めですね。
アイテムは途中で考えたものもあります。
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/04(日) 21:15:37.67 ID:YYcbtoGkO
乙でした

なんでこれだけ高いクオリティの話をこれだけの速度であげ続けることが出来るんだ。。
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/04(日) 22:20:10.89 ID:/le23+yZ0
個人的には「1週目のコロシアイ」のメンツはこがたん以外は誰だったのかが気になる・・・
安価無しでもいいからそれの詳細も見てみたい気がする
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/05(月) 01:41:52.81 ID:IpJhgrAr0
スキル一覧公開されると、灯織三峰のコンボがお手軽永久機関が完成してて最強じゃーんって思ってしまうな

質問リストを作ってきたので作者の人に質問させていただきます。

Q1. 1作目2作目、それぞれどのような順番で誰が生き残って誰がどこで死ぬ、
物語上でどのような役割を果たすなどが決まりましたか?

Q2. 1作目2作目、それぞれ会心の出来だと思った描写やトリックなどはありますか?

Q3. 書いている中で筆が乗って当初のプロットと異なる方向に書きあがっていった部分などありますか?

Q4. 1作目2作目それぞれ一番好きなシーン、気に入っているシーンなどはどこですか?

Q5. 書いている中でより魅力に気づいたキャラクターなどはいますか?

Q6. 完結後に振り返って、あそこはもう少しああしてればよかった、こうしてればもっと良くなったかもしれない、
といった反省点などはありますか?

Q7. 原作であれば無印は「希望」、2は「未来」が象徴する単語だと思いますが、
この作品の1作目は「絆」として、2作目を象徴する単語は何だと思いますか?

Q8. ゲームシステム的な質問ですが、2作目最後のスクラムのようなクリアにぞろ目を要求してくるタイミングで、
仮に果穂のぞろ目で強制成功のスキルを持っていた場合どのような挙動になっていましたか?

Q9. 摩美々のスキルが〔偽証を行う際の失敗ペナルティを軽減する〕との効果ですが、
偽証は1章と2章で1回ずつしか行われていなかったような気がします。
これは仮にスキルを習得していたら3章以後でも偽証は発生したのでしょうか?

Q10. 何となくですが、ストレイライトの3人のスキルは、
あさひ:集中力を消費してコトダマを削る
冬優子:発言力を消費してコトダマを削る
愛依:発言力を消費して論破候補を削る
と、コストを払って選択肢を減らすような効果で共通してるように感じたのですが、
スキル効果を決めるときにアイドルやユニットなどを意識していたことはありますか?

Q11. 2作目のプレゼント【クマの髪飾りの少女】について、part3の257で、
>>誰にとってもトラウマになりうる品として作用します。
とのことでしたが、これは黒幕だった恋鐘に対して渡しても好感度マイナス効果が発生しましたか?
また、絵を見た雛菜が即座に寒気を感じてたのに対してルカは特にマイナス的なものを感じていないようでしたが、
これはルカが黒幕だったからですか?

Q12. 1作目part2 597
4章開始前のあさひと冬優子の会話で、
>>冬優子「ていうかなんか愛依遅くない?あいつ何してるわけ?」
>>あさひ「愛依ちゃんなら今日は■■■■■っすよ?」
>>冬優子「え?あー……そういえばもうそんな時期だったのね」
>>あさひ「わたしも早く行ってみたいっす、■■■■!」
>>冬優子「はいはい、いい子にしてたらプロデューサーが連れてってくれるわよ」
という内容がありましたが、この伏字の中には何が入りますか?
1の不参加組はいわゆる絶望の残党状態とか人格の移植後状態とかだと思っていたので、
文字数的に「コロシアイ」と「希望ヶ峰」だと考えていたのですが、希望ヶ峰学園が存在しなかったり、
2作目の終盤で人格移植もされてなかったりでわからなくなりました。

Q13. 2作目のエピローグで、
>>目を覚ましたものの中には、あの島での生活で負ったダメージをそのままに残す者もいた。
とのことですが、誰がどのような後遺症を残しているのかについては考えていますか?

Q14. 2作目組は1作目のコロシアイ生活の顛末についてちゃんと現実のものとは認識できていなかったと思うのですが、
本編終了後に改めて知るとどのようなことを思うのでしょうか?

Q15. 本編終了後のアイドル同士の関係性で原作と違って特筆するようなところはありますか?

Q16. ざっくりでいいので改めて本編開始前から含めた全体的なシナリオの流れのまとめが欲しいです。

Q17. この世界で今後の283プロやルカはどうなると思いますか?

長文、たくさんの質問失礼しました。
よろしければお答えいただけると幸いです。
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/05(月) 19:25:20.89 ID:K7tJBf5r0
そういえば作品とか作るときってイメソンも考えるって人、結構いる気がするんですけど、
これの1作目と2作目にイメソンとかテーマソング的なのってあったりするんですかね?
作品全体じゃなくて章ごととかキャラごととかでもいいんですけどそういうイメソンみたいなのありますか?
ないならいきなり考えるのはさすがに無茶ぶりなのでないでいいです
202 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/05(月) 21:10:52.21 ID:b6yPo3Ex0
>>199
メンツとしては本編のメンバーからルカと前回の生き残りを除いた10名を想定しています
具体的な展開までは考えてないですが、早めに冬優子と果穂が退場してブレーキをかける人間がいなくなったあさひは見てみたい…


>>200
一つ一つお答えしていきます。

・Q1 1作目2作目、それぞれどのような順番で誰が生き残って誰がどこで死ぬ、 物語上でどのような役割を果たすなどが決まりましたか?

1は3章まで、2は4章まで(ある程度のエンディングも)考えてからストーリーを書き始めました。
以降は作品を書き進める中で決めましたね。
役割もその展開の中で自ずと決定していった感じです
例外は1の円香。彼女だけは最初からかき乱し役になるのは決まってました(というか円香ぐらいしか担える人間がいない)


・Q2 1作目2作目、それぞれ会心の出来だと思った描写やトリックなどはありますか?

描写で言えば1は6章の円香の真意、2は4章のあさひと冬優子の死別ですかね
円香の反骨に隠れた信頼、自分でも理想のかたちが分からなくなった冬優子の愛情はどちらも書きたいものがそのまま出力できた手ごたえがありました

トリックは詰めが甘いな〜と自分でも思うのが多いんですが、1も2も4章のものが割と気に入っているかもしれません。
ライトの光で誘導しての感電死、水素を充満させての爆死は逆転裁判とかのそれっぽいと勝手に思ってます

・Q3 書いている中で筆が乗って当初のプロットと異なる方向に書きあがっていった部分などありますか?

自由時間の交流コミュは全てその場で書いているので、登場キャラ同士の関係性なんかは当初の想定とは違うところでまとまった部分も結構あります
1の小糸なんかは下の名前呼びにするつもりもなかったので、親愛度マックスになった後に書き溜めの全面的な修正を行ったりしてました


・Q4. 1作目2作目それぞれ一番好きなシーン、気に入っているシーンなどはどこですか?

1は4章の裁判終了パート、おしおき直前です。
死を目前に控えて、墓前に紫苑の花を供えてくれと頼む凛世の悲哀が好きです。
2は5章学級裁判、美琴の死です。
散々かき乱した人間が仲間のために自ら死を選ぶ、その覚悟の強さとより一層の失意に陥るルカ含めて気に入ってます。


・Q5. 書いている中でより魅力に気づいたキャラクターなどはいますか?

千雪ですね。
アルストははじめそこまで熱心にプロデュースしているユニットではなかったのですが、2の2章の展開を決めてからコミュを改めて読むようになり彼女の包容力と人懐っこさに強く魅力を感じるようになりました。
203 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/05(月) 21:14:19.54 ID:b6yPo3Ex0
>>200 つづき

・Q6 完結後に振り返って、あそこはもう少しああしてればよかった、こうしてればもっと良くなったかもしれない、 といった反省点などはありますか?

1の時に智代子の一人称を「私」ではなく「わたし」としていたのがすごい悔やまれます
2では狸を絞るのにあたっての条件の一つ、バイキングの身長制限は流石に無理があったなと思っています


・Q7 原作であれば無印は「希望」、2は「未来」が象徴する単語だと思いますが、 この作品の1作目は「絆」として、2作目を象徴する単語は何だと思いますか?

他人にとやかく言われる筋合いはない、自分たちの生き方を貫く!というのが結論のお話なので、自分たちで築いていく「未来」になるのかなと思います


・Q8 ゲームシステム的な質問ですが、2作目最後のスクラムのようなクリアにぞろ目を要求してくるタイミングで、 仮に果穂のぞろ目で強制成功のスキルを持っていた場合どのような挙動になっていましたか?

クリアになってました
最後はコンマ判定も無しでよかったなと思っているぐらいなので。
最後の最後でコンマでグダるのもなんか違うしなぁと


・Q9 摩美々のスキルが〔偽証を行う際の失敗ペナルティを軽減する〕との効果ですが、 偽証は1章と2章で1回ずつしか行われていなかったような気がします。 これは仮にスキルを習得していたら3章以後でも偽証は発生したのでしょうか?

偽証、やってみてはいいものの裁判中に組み込むのがめちゃくちゃに難しくて途中でやめちゃったんですよね
摩美々も退場したしもういいやと開き直っちゃってました
なので金の鍵で摩美々に使われてたら頭を抱えてました


・Q10 何となくですが、ストレイライトの3人のスキルは、 あさひ:集中力を消費してコトダマを削る 冬優子:発言力を消費してコトダマを削る 愛依:発言力を消費して論破候補を削る と、コストを払って選択肢を減らすような効果で共通してるように感じたのですが、 スキル効果を決めるときにアイドルやユニットなどを意識していたことはありますか?

ある程度本人の個性に合わせたスキルにしたいなとは思っていました
刺々しさのある子にはコンマの数値を上げて火力を増させるスキル、穏やかな子には回復系のスキル……など、それもあってユニットメンバー内の雰囲気が似通うとスキル効果も近いものになっていたりしますね


・Q11 2作目のプレゼント【クマの髪飾りの少女】について、part3の257で、 >>誰にとってもトラウマになりうる品として作用します。 とのことでしたが、これは黒幕だった恋鐘に対して渡しても好感度マイナス効果が発生しましたか? また、絵を見た雛菜が即座に寒気を感じてたのに対してルカは特にマイナス的なものを感じていないようでしたが、 これはルカが黒幕だったからですか?

恋鐘に渡した時、すでに他の誰かに渡していたなら親愛度は下げていたと思います
恋鐘が初めてだったら、親愛度の変動をゼロにするぐらいで露骨な拒否反応はしない……ぐらいでしょうか
仮とは言え彼女も黒幕の一人でシナリオの根幹に関わる要素で、本編から外れたところでバラすのは個人的にはしたくないので……
ルカの反応に関しては仰る通りです
204 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/05(月) 21:17:00.91 ID:b6yPo3Ex0
・Q12 1作目part2 597 4章開始前のあさひと冬優子の会話で、 >>冬優子「ていうかなんか愛依遅くない?あいつ何してるわけ?」 >>あさひ「愛依ちゃんなら今日は■■■■■っすよ?」 >>冬優子「え?あー……そういえばもうそんな時期だったのね」 >>あさひ「わたしも早く行ってみたいっす、■■■■!」 >>冬優子「はいはい、いい子にしてたらプロデューサーが連れてってくれるわよ」 という内容がありましたが、この伏字の中には何が入りますか? 1の不参加組はいわゆる絶望の残党状態とか人格の移植後状態とかだと思っていたので、 文字数的に「コロシアイ」と「希望ヶ峰」だと考えていたのですが、希望ヶ峰学園が存在しなかったり、 2作目の終盤で人格移植もされてなかったりでわからなくなりました。

1を書いている段階で2の構想はなかったので、この描写に関しては整合性はとれてないです
章の最初になんとなく嫌な気配を散らしたかっただけの描写です


・Q13 2作目のエピローグで、 >>目を覚ましたものの中には、あの島での生活で負ったダメージをそのままに残す者もいた。 とのことですが、誰がどのような後遺症を残しているのかについては考えていますか?

そこまでは考えてないですね
原作2のラストと同じ感じで読み手に委ねる感じです
とはいえ灯織、にちか、美琴に関してはある程度明らかになっていますが


・Q14 2作目組は1作目のコロシアイ生活の顛末についてちゃんと現実のものとは認識できていなかったと思うのですが、 本編終了後に改めて知るとどのようなことを思うのでしょうか?

本編が完全に終了した後となると新世界プログラムからの帰還後で記憶も思考もバラバラな状態なので、島の記憶が残っているかによりますよね
記憶がない状態で話を聞けば、仲間の死をあらためて知ることになるので……それは……


・Q15 本編終了後のアイドル同士の関係性で原作と違って特筆するようなところはありますか?

島の暮らしの記憶は残っているかどうか定かではないという終わり方なのでなんとも言えないですが、ルカの記憶が残っていると美味しいですね
今際の国のアリスのラストみたいなのでもいいかも

205 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/05(月) 21:22:24.88 ID:b6yPo3Ex0
・Q16 ざっくりでいいので改めて本編開始前から含めた全体的なシナリオの流れのまとめが欲しいです。

ルカと努共謀

チーム・ダンガンロンパの一員として活動

1回目のコロシアイ(シャニロンパ1のコロシアイ)のために二人が離反

コロシアイの準備のために努が動機用に2のメンバー拉致を指示

ルカ、2のメンバーをこっそりジャバウォック島に連行

努が一回目のコロシアイに敗れて死亡

ルカが新世界プログラム1周目のコロシアイを始める

一回目のコロシアイ生き残り5人とプロデューサーらで未来機関に所属
2のメンバーの行方不明を知り、捜索に乗り出す

未来機関ジャバウォック島上陸

ルカ身を隠すために新世界プログラムにログイン

コロシアイを阻止するために未来機関メンバーもログイン

2周目のコロシアイ開幕


・Q17  この世界で今後の283プロやルカはどうなると思いますか?

少なくとも一回目のコロシアイのメンバーは全員現実での死亡が確定している世界線なのでユニットはそのままの形で残るのは難しいと思います
ただ、彼女たちはそれでも停滞はしないし、衰退もしないと思います

ルカに関しては、罪の追求は逃れられないと思います
その罪に正面から向き合うのか、それとも周りの人間が彼女を庇い立てるのか。
なんにせよプロデューサーがキーになりそうですね。


本編終了後などはある程度読者の方にお任せするスタンスなので、具体的なことはあまり言えませんでしたがこんなものでいかがでしょうか。


>>201
イメソンは考えてなかったですね笑
ただ2の本編終了後には「神様は死んだ、って」をBGMにテレビに一枚絵が遷移して映るいつものロンパのEDが流れている気がします
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/05(月) 23:52:48.55 ID:IpJhgrAr0
200なのですが、たくさんの質問にすべて答えていただいてありがとうございます。

製作上の真面目な裏話からぶっちゃけ話、設定面での細かい質問にも答えていただいてとても助かりました。
特に最初からちゃんと考えられている部分とライブ感でいろいろ決まってる部分が混在していることで、
読者からはそのグラデーションの実情が分からないからこそ面白さの深みが増していた部分もあると思いました。

また、本編終了後であったりの余白の部分については読み手に委ねる形とのことなので、
勝手にいろいろと妄想の種にさせていただきます。

素晴らしい大作をありがとうございました。
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/06(火) 23:26:16.48 ID:by0ZxZtk0
途中から知り見ましたがめちゃめちゃ面白かったです!

@一周目の殺し合い最後に生き残ったのは月岡恋鐘だったという認識で合ってますか?

A組織について整理するとルカがモノミの生みの親ってことでいいんですか?

B後細かい摩美々のトリックでよく分からなかったのですけど
花火の爆発は摩美々の中では元々計画に入ってたのでしょうか?(千雪さんが図書館に行きゲーム機の所までいく導線)
摩美々の視点でどうして千雪さんが最初に橋に行くのか分からなくて…

208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/07(水) 02:02:26.80 ID:LPTDPQBf0
見直してて気づいたんですけど、1作目2作目どちらもおしおきは裁判の最後のクロのやつと、
次章開幕前に被害者の分が公開されてたみたいですが、そのどちらにも該当しない、
1作目2作目どちらも生き残ったちょこ先輩と、2作目生き残りのルカとあさひのおしおき案はないのですか?
209 : ◆vqFdMa6h2. [sage saga]:2022/12/07(水) 21:39:49.18 ID:/HB6zc3M0
>>207
@
コロシアイの経験さえあれば人格を統合する器を熟す大体の要件は満たすので、生死はどうかわかりませんね
ただ一周目では全員には方舟計画が完遂しなかった辺りは生き残りである可能性が高い、ぐらいの想定です

A
新世界プログラムを改変したのも彼女である以上は展開上そうなりますね
どんな顔してこんなキャラ作ったんだろ

B
千雪を別の島に移動するように促すことさえできればよかったので、元々の計画は千雪に誰かがゲームをクリアしようとしていると吹き込む予定でした
図書館を絡めて冬優子を巻き込んだのは恋鐘の工作なので、摩美々からすれば別に不要な展開でしたね

>>208
現状その三人の案はないですね
またどこかで書くかもしれないですが、どうも考えるのが難しいキャラが残りました笑
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/08(木) 18:13:58.56 ID:tI/tGmwD0
207です。
回答有り難うございます!!
成る程!確かにルカどんな顔してたんでしょうか?笑

もし筆が乗れば一周目見てみたいです!
アニメのダンガンロンパ3?みたいな特殊な感じのエグめの殺し合い希望笑
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/10(土) 01:32:20.04 ID:Iltx1ttN0
あと気になったけど前作のニコ生企画(?)の進捗ってどうなってるんです?
もう既にやった後だったりしてます?
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/16(金) 23:59:15.41 ID:O6UULfuv0
最後まで読みました
ちなみにコトダマに有った【被験体α】ってこれ、恋鐘のことでいいんですかね?
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2023/02/06(月) 17:41:15.36 ID:oFxXLf+MO
勝つのは希望か、絶望か。
学園デスゲーム最終回。

『ダンガンロンパする 最終回』

▽コロシアイ学園生活:第6話
「最後の学級裁判/超高校級の不運が
超高校級の殺人と超高校級の処刑と
超高校級の絶望を引き寄せた理由」
(18:00〜)

https://youtu.be/AnDE3sZnm18
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