【艦これ】吹雪「パート3始まりました」 キット「最終章です」

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176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/05/15(土) 22:01:53.02 ID:pgLZGav50

-鎮守府 正門前-

女「あそこに提督が居るわ!」

反艦娘団体「何処だ?姿が見えないぞー!」

女「西の方に逃げて行ったわ!」

反艦娘団体「捕まえるぞー!逃がすなー!」

女「上手くいったね・・・」

???「チッ、愚図共が!単純な手に引っかかりやがって。まぁいい、今日はこの辺で引き上げるか」

女「殺気!?」

女「誰も居ない・・・。何だったの?」


-執務室-

あきつ丸「もうすぐ警察が来て追い払ってくれるはずであります。吹雪殿、キット殿、提督殿が変なことをしないように見張りを頼むであります」

吹雪「任せてください。あんな人たちが相手と言えども、司令官を人殺しにしたくはありませんから」

あきつ丸「では、お願いするであります」

スタスタ

ガチャ

バタン

キット「アドミラル、落ち着いてください。ここで出て行けば相手の思う壺です」フォンフォン

提督「そんなことは分かっている。だが、この国を守るために戦っている艦娘の皆に対してあんな態度が許せるか?」

吹雪「それでも耐えてください」

シュタッ

女「あの人たちは全員追い払っておきました」

吹雪「!?」

提督「だ、誰だ!?」

女「?」

キット「ヒトミさん、変装したままでは誰か分かりませんよ」フォンフォン

提督「ヒトミ?」

女「あ・・・、ごめんなさい・・・」ベリッ

吹雪(ホントにヒトミちゃんだ)

伊13「あの人たちの仲間のフリをして提督が逃げたと嘘を教えたら、居もしない提督を追いかけて行きました・・・」

提督「そうか、ヒトミが追い払ってくれたか。ありがとう。でも、こんな危険なことはあまりしないでくれ」

伊13「大丈夫です・・・。私も艦娘です。そんなに簡単に負けたりしません・・・」

提督「それでも心配なものは心配だ」
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/05/15(土) 22:04:17.06 ID:pgLZGav50

秋津洲「提督、大変かもー!」

シュッ

吹雪「一瞬で居なくなりました!」

提督「流石と言うか、こんなことが出来るのは川内とヒトミの二人だけだよな・・・」

スタスタ

ガチャ

提督「今度は何だ?Gでも出たか?」

秋津洲「そんなことでわざわざ執務室に来ないかも!」

提督「ではどうした?」

秋津洲「ガン〇ムマーカーのメッキシルバーがリニューアルされて再生産されることになったかも!」

提督「・・・。秋津洲よ、まだ3月だ。エイプリルフールには早い」

秋津洲「嘘じゃないかも!ネットで調べるかも!」

提督「はいはい。そこまで言うなら調べるさ。ガン〇ムマーカー メッキシルバーっと」

提督「な、何だと!?」

秋津洲「嘘じゃなかったでしょ?」

提督「悪かった。まさか本当に再販されるなんて・・・。しかもメッキ感がマジパナイ・・・」

吹雪(鬼怒さんですか?)

提督「瓶のメッキシルバーって正直期待外れでこれならExシルバーでいいやって感じだったが、本当にこのメッキ感が出るならマーカーをエアブラシにするアレとセットで買う価値があるな!」


-工廠-

明石「フフフ・・・。ついに、ついに完成してしまった」

妖精ズ「おめでとーございます」

明石「貴方たちもありがとう。これで提督に楽しんでもらえれば成功だわ。今晩早速やるわよ!」

妖精ズ「おー!」
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/05/15(土) 22:05:13.31 ID:pgLZGav50

-夜 提督私室-

吹雪「おやすみなさい」

卯月「おやすみぴょん」

提督「おやすみ」

〜しばらく後〜

提督「ん?ここは何処だ?ちゃんと自分の部屋で寝てたよな」

明石「提督ー!」

吹雪「司令官!」

提督「明石に吹雪か。ここは何処だ?俺は部屋で寝ていたはずなんだが、寝ぼけてフラフラと歩いていたみたいだ」

明石「提督、落ち着いて聞いてください」

提督「分かった」

明石「実はここは夢の中です」

提督「なるほど、夢か。夢ならよく分からない場所に居ても不思議じゃないよな」

明石「あの、ただの夢と思ってませんか?」

提督「そりゃそうだ。夢は夢だろ?」

明石「実はその、ただの夢じゃないと言いますか・・・」

提督「歯切れが悪いな。夢の中でも発明品で何かやらかしたか?ハハハ」

明石「私の造った夢を操作する機械が暴走して鎮守府内の全員の夢がごちゃ混ぜになってしまいました!」

提督「つまり、普通の夢ではないと?」

明石「はい」

提督「では目の前に居る明石も吹雪も俺の夢の産物ではなく、本物なんだな?」

明石「そうです」
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/05/15(土) 22:06:05.65 ID:pgLZGav50

提督「なるほど。よし!」

スッ

明石「あの、提督?何してるんですか?刀を構えたりして」

提督「何って見れば分かるだろ?夢なら死ねば帰れる。ならば死ねばいい」

明石「!? 吹雪ちゃん、直ぐに提督を取り押さえて!」

吹雪「は、はい!」

提督「何するんだ?二人とも放せ」

明石「提督、落ち着いて聞いてください。ディ〇プリオさんの映画では死ねば目が覚めて現実に帰れましたが、ここで死ねば二度と目が覚めません」

提督「は?」

明石「永遠にこの世界から出られなくなってしまいます!」

提督「それを早く言え!」

明石「申し訳ありません!」

提督「とりあえずお前減給な」

明石「えぇー!」

提督「えぇーじゃねぇよ!誰のせいだと思ってるんだ?」

明石「その点については海よりも深く反省しております。はい」

提督「で、どうすればいいんだ?朝が来れば自然に目が覚めるのか?」

明石「それは今調査中でして」
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/05/15(土) 22:09:05.25 ID:pgLZGav50

熊「提督〜」

提督「く、熊!?」

熊「違うクマ。熊は球磨だクマ」←見た目は熊、中身(人格)は球磨

提督「は?お前・・・球磨なのか?」

球磨「そうだクマ」

提督「球磨が熊になるって・・・。ややこし過ぎる」

球磨「気付いたらこの姿になってたクマ」

神威「イヨマンテの夜です!」

猫「ニャー」

提督「ま、まさか、お前、多摩か?多摩なのか?」

猫「ニャー」

提督「そんな・・・。球磨がアレだからまさかとは思ったが、多摩まで変わり果てた姿になって・・・」

多摩「提督、何してるにゃ?」

提督「何って多摩が猫のタマにって、多摩じゃないか!」

多摩「何を言ってるか分からないにゃ」

提督「色々あるんだ。気にしないでくれ」

猫「ニャー」

多摩(あー、つまり、その猫を多摩だと思ったにゃ)

由良「提督さん、大変!」

提督「ん?」

由良「球磨さんが、球磨さんがイヨマンテされそうになってます!」

提督「イヨマンテ!?」

吹雪「イヨマンテ?」

提督「イヨマンテってのはな、某海賊映画の2作目でキャプテンがどっかの部族に捕まっていたシーンあっただろ?」

吹雪「はい」

提督「で、神の魂を肉体から解放するとかで食べようとしていただろ?アレと同じ様なものだ。魂を神の下へ帰す儀式だ!」

吹雪「早く止めないと!」

提督「神威!」

神威「あ、提督。提督も参加されますか?生きのいい熊が手に入ったんです」

提督「落ち着いて聞いてくれ。今年のイヨマンテは中止だ」

神威「え?」
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/05/15(土) 22:10:37.22 ID:pgLZGav50

提督「もう一度言うぞ。イヨマンテは中止だ」

神威「どうしてですか?」

提督「それはだな」

神威「ナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデ」ハイライトオフ

提督(マズイぞ!)

神威「神威が日本産まれじゃないから偽者だってことですか?」

提督「違う、そうじゃない!」

神威「では、どうしてですか?」

提督「実はな・・・イヨマンテよりもっと楽しいイベントがあるんだ!」

神威「どんなイベントですか?」

提督「それは・・・まだ教えられない」

神威「嘘なんですね・・・」

提督(こういう言い方はしたくなかったが仕方無い)

提督「神威よ、お前は俺のことが信じられないのか?」

神威「そ、そんなことありません!」

提督「では、今年のイヨマンテは中止だ。いいな?」

神威「はい!でも、あの熊は?」

提督「非常食として連れて行く」

球磨「誰が非常食クマ!」

吹雪「まぁまぁ落ち着いてください。ああでも言わないと説得できませんし」

由良「そうですよ。助かったんだから提督さんに感謝しないと」

球磨「それでも、もう少しマシな助け方して欲しいクマ」

提督「そう言えば、何でこんな機械を造ったのかをまだ聞いてなかったな」

明石「最近は深海棲艦だけでなく、反艦娘の変な集団まで活発に活動してるじゃないですか」

提督「そうだな」

明石「だからせめて夢の中だけでも楽しい思いをしてもらおうと思って・・・。でも、失敗して迷惑をかけただけですね・・・」

吹雪「司令官」

提督「どうした?」

吹雪「理由が理由ですし、処罰は無しにしてあげられませんか?」

提督「しかしだな、お咎め無しでは示しが付かないだろ?」

吹雪「確かにその通りですけど」

提督「まぁ、理由に免じて軽めにするさ」
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/05/15(土) 22:13:03.02 ID:pgLZGav50

キット「アドミラル、聞こえますか?」

提督「キット?何処だ?」キョロキョロ

キット「私は今、明石さんの造った機械を経由して話しかけています」

提督「なるほど。キットはこちらには居ないのか」

キット「はい。現在、妖精さんたちが機械の停止を試みていますが、バグに阻まれています」

提督「おーい、明石さんや?テストもせずに投入したのかー?」

明石「え?いや、ち、違うんです。この機械を造ったのは私ではなく、別の明石で海軍のサーバにアップされていた設計図を基に造ったのであって」

提督「はぁ・・・」

キット「どうやらそのバグは所謂ラスボスとしてそちらの世界に潜伏している様です」

提督「マジか」

キット「そのバグの所在を記した地図をそちらへ送ります」

提督「おぉ!ゲームでマップ画面を開いたみたいに出てきたぞ!」

キット「こちらも対処を続けますが、アドミラルたちもそちらからアプローチしてみてください」

提督「分かった。でも、できればそちらで修正して終わらせて欲しいけどな」

キット「妖精さんたちにその様に伝えます」

提督「とりあえず出発するか」

吹雪「そうですね」

提督「皆、付いて来てくれ。地図によるとあっちの方だな」

一同「はーい」

ズイウン

ズイウン

ズイウン

明石「あの、提督」

提督「俺たちは何も聞いてない、見てない、そして誰も居ない。気付かれる前に足早に立ち去るぞ」

アヒャヒャヒャヒャ

提督「のん兵衛共は夢の中でも酒盛り中か・・・(汗)」

球磨「どんだけ好きなんだクマ・・・」
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/05/15(土) 22:14:47.86 ID:pgLZGav50

曙「いつもクソ提督なんて言ってごめんね」

提督「曙が本気でクソなんて言ってないって分かってるさ」

曙「義兄さんありがとう。大好き」

提督「ハハハ、曙は可愛いな」ナデナデ

一同「・・・」

提督「俺たちは見てはいけないものを見てしまった・・・。いや、本気で嫌われている訳では無いとは思っていたが・・・」

吹雪「もしかして気付いて無かったんですか?」

提督「え?」

吹雪「え?」

提督「明日からどんな顔して会えばいいんだ・・・」

吹雪「いつも通りでいいと思いますよ」

提督「そうか?」

吹雪「ええ。だって曙ちゃんは司令官に本心を見られたことを知らない訳ですし」

提督「言われてみればその通りか」

♪〜

提督「今度はあっちから音楽が聞こえるな」

那珂「みんなー、今日は那珂ちゃんのコンサートに来てくれてありがとー!」

ワー!

那珂「ただし、つけもの君はダメだよ!」

明石(やっぱりダメなんだ)

提督「なるほど。那珂ちゃんの夢か」

那珂「次は皆に那珂ちゃんの特技を披露するねー!」

ワー!

提督「歌と踊り以外に何かあるのか?」

那珂「エヘン虫に向かってところてんマグナムをするよ☆」

提督「何やってんだか・・・」

明石「アハハ・・・(汗)」

那珂「ところてんマグナム!」

グワー!

グエー!

吹雪「止めなくていいんですか?」

提督「別にいい。エヘン虫はエヘン虫形態だと弱いし、人間形態になったらなったで、010(おと)月7日は大人の日とか言って那珂ちゃんが処理するだろう」

吹雪「?」

提督「気にしなくていい」
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/05/15(土) 22:16:20.03 ID:pgLZGav50

秋津洲「お前たち頭が高いかも!この最強の艦娘である秋津洲様にもっと敬意を払うべきかも!」

一航戦「ははーっ」

二航戦「ははーっ」

五航戦「ははーっ」

長門型「ははーっ」

大和型「ははーっ」

一同「・・・」

提督「秋津洲・・・(涙)」ホロリ

吹雪「秋津洲さんは明石さんと同じで戦闘を目的とした艦じゃないのに、火力の低さを気にしてたんですね・・・(涙)」ホロリ

明石「艦娘だからと言って戦闘が全てじゃないわ。強く生きるのよ秋津洲ちゃん(涙)」ホロリ

リベッチオ「パパー、ママー♪」

提督「リベッチオと見知らぬ男女」

吹雪「ご両親でしょうか?」

提督「恐らくそうだろう。リベッチオの両親は提督と艦娘だと聞いているが、二人とももうこの世には居ないんだったな」

吹雪「夢の中でしか会えないなんて悲しいですね」

提督(リットリオ、ローマとよく似た服装だが、もしかして・・・)

明石「デロリアンを使えば会わせてあげることも出来ますが・・・」

球磨「それは止めた方がいいクマ」

多摩「ニャ」

由良「ええ、そうですね」

提督「デロリアンのお陰で生きている俺が言うのもおかしな話だが、歴史に干渉するのは止めた方がいい。どんな影響が出るか分からないからな」

明石「そうですよね・・・」

提督(ゴトランドの言っていたことが事実なら、確実に歴史改変による影響が出ていることになる。何が起きるか分からない以上、リスクを冒す訳にはいかない)

吹雪「本当のご両親はもう居ませんが、その分中将さんが可愛がってくれますよ」

提督(あの人が出所するの何年後だろうな・・・。それまでは俺がちゃんと面倒見てやらないと)
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/05/15(土) 22:18:35.60 ID:pgLZGav50

提督「地図によるとこの辺りに次の階層への扉があるはずなんだけどな」キョロキョロ

吹雪「あそこにヲ級さんが居ますよ」

提督「本当だ。おーい、ヲ級!」

明石「何だか様子が変じゃない?」

由良「艦載機を発艦させました!」

提督「何がどうなっているんだ!?」

吹雪「迎撃しないと!」

キット「そこに居るのはヲ級さんではなく、中間地点を守護する所謂中ボスです。遠慮せず撃破してください」

提督「そんなものまで居るのかよ・・・」

磯風「私に任せろ」

球磨「鳥クマ」

多摩「飛行機ニャ」

由良「あれは・・・磯風ちゃん!」

磯風「はぁぁぁーっ!」

スパッ!

提督「一撃で真っ二つか。流石だな」

明石「そりゃ私たちの自信作ですからね!」

提督「この装置もあの位完成度が高ければよかったのにな」

明石「うっ・・・。で、でも、開発者は私ではなく他の明石ですし、おすし」

提督「デバッグって知ってるか?」

明石「ぴゃー、ナニソレ?美味しいの?」

提督「可愛らしく言えば許されるとでも?酒匂に怒られるぞ」

明石「てへぺろ」

提督(それにしもキットにバグらしいバグが無いって奇跡だよな)

磯風「司令、無事か?」

提督「ああ、助かった」

磯風「ところでここは何処だ?」

明石「実は・・・」

〜事情説明中〜

磯風「なるほど。そんなことが起きているのか」

吹雪「皆さーん、扉が見つかりましたよ。どうやら磯風ちゃんがヲ級さん(仮)をやっつけたら出現した様です」

提督「よし、開けてみよう」

ガチャ

提督「扉を抜けるとそこは・・・」

ガタンゴトン

提督「雪国ではなく、列車だった」
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/05/15(土) 22:19:49.33 ID:pgLZGav50

次回へ続く。
以下、オマケ。


〜買わないという選択肢は無いやろ編〜

提督「な、何だと・・・」

吹雪「どうしたんですか?」

提督「お、俺は今、信じられない事実を知ってしまった・・・。いや、いずれこの日が来ると思ってはいたが・・・」

吹雪(そんなに重大なことなんでしょうか?)ゴクッ

提督「落ち着いて聞いてくれ」

吹雪「はい」

提督「出るんだ」

吹雪「何が出るんですか?」

提督「週刊〇〇をつくるってあるだろ」

吹雪「ええ、ありますね」

提督「ついにナイト2000が出る!」

吹雪「!?」

提督「こうしては居られない、直ぐにメンバーを集めなければ!」

吹雪「メンバーを集める?一体何が始まるんでしょうか?」

〜数分後〜

提督「急に呼び出してすまなかった」

瑞鶴「提督さんに呼ばれたら直ぐ来て当然じゃない」

プリンツ「そうですよ〜」

提督「それは頼もしいな。では、皆で輪になってくれ」

一同「はーい」

提督「では、俺と同じようにしてくれ。10億〜!」

一同「10億〜!」
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/05/15(土) 22:20:39.32 ID:pgLZGav50

瑞鶴(一体何の儀式なの?)

雪風(10億って何ですか?)

プリンツ(何だかよく分からないけど、提督さんが言うならその通りにしないと。そう言えばこんなCMやってた様な?)

時雨(10億〜!)

一同「10億〜!」

瑞鶴「あの、提督さん?」

提督「どうした?」

瑞鶴「これって何の儀式なのかな?って思ってみたり」

提督「ああ、スマン。ちゃんと説明してなかったな。宝くじで10億を当てるためにやってるんだ」

雪風「10億っていったいいくらですか?」

吹雪「10億は10億だよ・・・」

キット「1万円札で10万枚です」フォンフォン

雪風「そんなに!?」

時雨「10億〜!」

プリンツ「10億も何に使うんですか?」

提督「今度、週刊ナイト2000をつくるが発売されるから、それの購入費用に充てる。もちろん余った分で皆にもお礼はするからな!」

瑞鶴「えっ」

キット「・・・」フォンフォン

瑞鶴(ミニカーに10億って・・・。それじゃあ、ここに居るキットっていくら掛かったの?)


本日はここまで。
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/06/12(土) 21:56:56.94 ID:Tl/UoR/u0
皆さんにとって『まるゆ』とはどんな存在でしょうか?
こんなことを言うとパラオのまるゆ提督に怒られそうですが、長らく運を改修できる唯一の存在だったため(今でも実質まるゆ一択ですが)艦娘ではなく、神の涙的なアイテムって認識だったりします。
そんなまるゆが勇者一行と旅をして最終的に大魔王様にバーンされる姿まで想像して泣いた(泣いてない)

今回はダイの大冒険のちょっとしたネタバレが含まれますが、ナイトライダーを知ってる世代からしたらダイは小学生かそれ以上の頃に読んでたマンガだから大丈夫だよね、多分。

本日分、始まります。
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/06/12(土) 21:57:26.48 ID:Tl/UoR/u0

ガタンゴトン

提督「今度は列車だが、どんな夢なんだ?」

雪風「司令ー!」ダッ

提督「お、雪風だ」

吹雪「ここは雪風ちゃんの夢でしょうか?」

提督「恐らくそうだろうな」

雪風「雪風、こんな列車の旅をしてみたかったんです!連れてきてくれてありがとうございます!」

提督「そうか。いつも海だもんな、いつもと違ったこともしてみたよな。今度、本当に列車の旅に連れて行ってやるからな」ナデナデ

雪風「今度?」キョトン

キャー!

吹雪「悲鳴です!」

提督「行ってみよう!」

乗客「」ガタガタ

提督「どうしたんですか?」

乗客「し、し・・・」

提督「獅子?サーカスのライオンが檻から逃げたか?」

乗客「死んでるわ・・・」ユビサシ

提督「!!!」

雪風「どうしたんですか?」

提督「来るな!吹雪、雪風を連れて行ってくれ」

吹雪「はい。雪風ちゃん、あっちに行こうね」

雪風「何があったんですか?」

吹雪「人が亡くなってるみたいの。司令官に言われた通り、あっちへ行こうね」

雪風「はい・・・」

磯風「これは酷いな。全身めった刺しだ」

提督「何平然と観察しているんだ?」

磯風「普段から深海棲艦の死骸を見ているんだ、今更人間の死体を見て『キャー!』と悲鳴を上げるとでも?それにいくらリアルと言えども所詮夢だ」

提督「いや、そういうことを言っているのではなくてだな」

明石「全身に12箇所の刺し傷ですか。いくら睡眠中に襲われたとしても不自然ですね。開いてみますか?」

提督「マ〇コさん、若しくは風〇先生みたいに言うんじゃない」

明石「えぇ〜、だって司法解剖しないと死因が分かりませんし」

提督「どう見ても失血死だろ。それとも毒殺を隠蔽するために刺したとでも?」

球磨「そんな回りくどいことをする犯人なんて居ないクマ」

多摩「でも、金〇一とかコ〇ンだと回りくどいトリックでアリバイ工作をする犯人も居るにゃ」

由良「いくら何でも考えすぎじゃないですか?それにしても全身めった刺しなんて、この人相当恨まれてたんですね」

提督「ん、待てよ。このご遺体は・・・」

車掌「あの、お客様?何があったのですか?」

提督「車掌さんですか?」

車掌「はい、そうです」

提督「殺人事件です。乗客の皆さんを集めてもらえますか?」

車掌「さ、殺人事件!?急いで皆さまを安全な場所に誘導します!」
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/06/12(土) 21:58:04.85 ID:Tl/UoR/u0

ザワザワ

乗客たち「何があったんだ?」

車掌「皆さま、落ち着いてください」

乗客たち「説明しろー!」

車掌「皆さま、落ち着いてください!」

提督「ここは私が」

車掌「お客様。貴方は一体・・・」

提督「海軍で提督をしている者です」

車掌「何と!」

提督「皆さん、落ち着いてください。先ほど、乗客の一人が刺殺体で発見されました」

ザワザワ

乗客たち「殺人事件!?」

提督「ですが、落ち着いてください。犯人は判明しています」

車掌「一体誰が・・・」

提督「犯人は・・・、俺たちを除く乗客の皆さんだ!」

一同「!?」

雪風「一体どういうことなんですか?」

提督「さっきの刺殺されたご遺体だが、見覚えのある顔じゃなかったか?」

明石「う〜ん、言われてみれば知ってる様な・・・」

磯風「確かにどこかで見た様な顔だな」

由良「有名な俳優さんにそっくりでしたね」

球磨「言われてみればそうだクマ」

提督「ご遺体はどう見てもジョニー・デ〇プだった。全身12箇所を刺されたジョニー・デ〇プのご遺体。そしてこの列車の名前は?」

多摩「オリエント・・・エクスプレス?って書いてあるにゃ」

神威「オリエント急行?まさか・・・」

提督「そう、ア〇サ・クリスティの小説及び映画、オリエントエクスプレス殺人事件そのまんまだ!」

吹雪「雪風ちゃん、もしかしてその映画観た?」

雪風「はい!でも、どうして分かったんですか?」

吹雪「もう少し待ってね」

提督「被害者は貴方たちのご友人のお子さんを誘拐し、殺害した犯人だった。だから復讐を果たした。違いますか?」

乗客たち「・・・」

乗客「そう、あの男は私の孫を誘拐し、無残にも殺害した犯人よ」

提督「我々はこの事件に関して完全に部外者です。この件についてどうこう口出しをする気はありませんので、今後の身の振り方はご自身で考えてください。はい、閉廷。解散!」

雪風「やっぱりしれーは凄いです!」

提督「それほどでもないさ」

雪風「ところで最後にアレはやらないんですか?」

提督「アレ?アレって何だ?」

雪風「犯人の皆さんに対して『失礼こせかせいただきます』って」

提督「俺は探偵じゃないからやらなくていい。それにしても茶色は毎度毎度巻き添え食らって酷い目に合ってるのによく助手を続けてるよな。まぁ、アイツは助手と言いつつ足を引っ張ってるだけの存在だが」

雪風「茶色さんは探偵さんが大好きだからですよ」

提督「確かにそうかもな。ところで探偵の必殺技はおならなのか、臭い息なのかどっちなんだ?」
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/06/12(土) 22:00:09.66 ID:Tl/UoR/u0

-路上(現実世界)-

川内「やっぱ夜はいいよね〜。夜のツーリング最高!」

ホッパー「川内=サン」

川内「ん、何?」

ホッパー「お兄さんが直ぐに帰って来いって」

川内「えー。ヤダ」

ホッパー「鎮守府が大変だって」

川内「まさか敵襲!?」

ホッパー「深海棲艦じゃないけど、大変なことになったから大至急って言ってる」

川内「何だか分からないけど、急いで戻るよ!」
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/06/12(土) 22:01:05.50 ID:Tl/UoR/u0

-夢の中-

提督「列車が停まった」

吹雪「降りろってことでしょうか?」

提督「恐らくそうだろう」

由良「提督さん、島風ちゃんが線路上を走ってます」

提督「本当だ。おーい、島か・・・行ってしまった」

由良「追いかけますか?」

提督「いや、いい。どうせ追いつけないし、放っておいても特に問題は無いだろう」

磯風「では、列車を降りて進むか」

提督「そうだな。だがその前に雪風」

雪風「はい!」

提督「雪風に伝えておかないといけないことがある。実はな・・・」

〜事情説明中〜

雪風「そうなんですか!?」

提督「ああ。信じがたいが事実だ。だが、列車の旅は今度現実にしてやるからな。少し待っててくれ」

雪風「はい。雪風ちゃんと待ちます!」

提督「雪風はえらいな」

ナデナデ

雪風「えへへ///」

提督「では、そろそろ行こうか」

一同「はい」

提督「ここは山の上か」

吹雪「こんな所に駅があるなんて不思議ですね」

提督「確かに日本だと珍しいが、スイスのユングフラウ鉄道やインドのダージリン・ヒマラヤン鉄道なんかは標高の高い場所を走っているから、あり得ない光景では無いな」

明石「でも、ここって・・・」

吹雪「ええ、見覚えのある光景が眼下に広がってますね」

提督「ああ。そして目の前にある施設は」

支配人「お待ちしておりました。ようこそ、摩耶観光ホテルへ」

提督「待っていた?」

支配人「中へどうぞ」

提督「皆行くぞー」

一同「はーい」

提督(ここは俺がまだ小学生の頃の廃業したはずだが、それより前の時代設定の様だな)
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/06/12(土) 22:02:59.65 ID:Tl/UoR/u0

-大ホール-

支配人「こちらで摩耶様がお待ちです」

従業員たち「ははーっ。摩耶様ー」土下座

摩耶「だから恥ずかしいから止めろって!///」

鹿島「ええい、この有明の女王たる鹿島を差し置いて女王様気取りとは・・・。恥を知れ、俗物!」

提督「有明の女王と言うより、アク〇ズの女王様になってるぞ」

鹿島「て、提督!?何でもありません。オホホホホホ」

提督「つーか、有明の女王って何だ?」

夕張「有明の女王と言うのはですね」

鹿島「わーわーわーわーわー!」

夕張(恥ずかしいなら言わなければいいのに)

提督「夕張じゃないか!」

夕張「はい、夕張です」

提督「丁度いい。実はな」

夕張「知ってますよ。明石の造った機械が暴走して夢の中に閉じ込められたんですよね?」

提督「何だ知っていたのか」

夕張「今回の件、私は関与してませんけど、明石が開発していたのは知ってますから」

提督「それなら話が早いな」

摩耶「提督じゃねぇか!」

提督「ははーっ。摩耶様ー」土下座

摩耶「恥ずかしいから止めろっての!何であたしが提督に崇められないといけないんだよ!」

提督「何でって?そりゃあ、ここの従業員の人たちがやっているからな。郷に入れば郷に従えだな」

従業員たち「この方が摩耶様の!?」

ザワザワ

摩耶「助けてくれよ提督!あたしもう何が何だか・・・」グスッ

提督「これ以上は流石に可哀そうだな」

〜事情説明中〜

摩耶「夢?これは夢なのか!?」

提督「ああ、そうだ。文句はコイツに言ってくれ」

明石「ピ、ピュー(汗)」

摩耶「明石!」

明石「は、はい!」

摩耶「まぁ、何ていうかその、今回の件は事故だし許してやるよ(あたしと同じ名前のホテルに興味があったのは事実だし、提督とこんなホテルに来てみたいって思ったのも事実だし・・・)」

明石「ははーっ、有りがたき幸せ」土下座

摩耶「だから止めろっての!///」
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/06/12(土) 22:05:05.05 ID:Tl/UoR/u0

伊400「いい湯だったね」

伊13「はい。いい湯でした」

提督「しおんにヒトミじゃないか!」

伊13「提督がご無事で安心しました」

伊400「夕張さんの言う通り、ここで待ってて正解でしたね」

提督「二人とも事情は知っているのか。それなら話は早いな。他にも誰か居たりするのか?」

夕張「食堂にも何人か居ましたよ」


-食堂-

秋月「美味しそう・・・」ジュルリ

初月「姉さん、手を出してはダメだ!」

秋月「どうして?」

初月「これは罠だ!」

秋月「罠?」

初月「そう、罠だ。僕たちじゃこの豪華フルコースの代金なんて到底払えない。だから食べた分の代金を体で払わされるに違いない!ここはきっとそういう場所なんだ!」

摩耶「・・・。提督、アイツしばいていいか?仮にもあたしと同じ名を冠したホテルだ。腹が立ってきた」

提督「まぁ落ち着け」

照月「いただきまー」

初月「姉さんダメだ!」

照月「放して!もう我慢できないの!」

初月「ダメだと言っているだろ!ああもう、秋月姉さままで!涼月姉さんも見てないで手伝って!」

涼月「料理が冷めてしまっては作ってくれた人に失礼です。お冬さんも食べましょう」モグモグ

初月「なんてことを!?」

提督「何か不憫になってきた・・・」

摩耶「あたしも・・・」

提督「ここは俺のおごりだと言おう。そうすれば夢の中とは言え豪華な食事を堪能できるだろう」

摩耶「そうだな」
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/06/12(土) 22:06:08.57 ID:Tl/UoR/u0

提督「おーい、お前たち」

初月「提督!大変なんだ姉さんたちが・・・」

提督「何を言っているんだ?今日は俺の奢りだって約束してたじゃないか」

初月「え?」

提督「俺はまだ用事があるから四人で先に食べててくれ。ほら、財布だ」つ財布

初月「そんな約束してたか?」

提督「おいおい、しっかりしてくれよ」

初月「そうか、それならいいんだ」

秋月「初月も食べないと無くなっちゃうよ」

初月「秋月姉さんズルイぞ!僕の分を取らないでくれ!」

提督「これにて一件落着だな」

夕張「では、あちらをご覧ください」

暁「貴女たち頭が高いわ!真のレディであるこの暁の前に跪きなさい」

ウォースパイト「ハハーッ。暁様」

リシュリュー「申し訳ありません、暁様」

提督「何かデジャヴ・・・」

吹雪「気のせいですよきっと・・・(汗)」
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/06/12(土) 22:07:44.06 ID:Tl/UoR/u0

提督「秋月たちを連れだすのは可愛そうだから置いて行くとして・・・、暁は見なかった。うん、暁なんて居ないんだ」

吹雪「ウォースパイトさんとリシュリューさんは暁ちゃんの夢の産物でしょうし、あとは摩耶さん、鹿島さん、夕張さん、しおんちゃんにヒトミちゃんですね」

提督「俺たちは装置を停止させるために先に進むが、皆はどうする?」

摩耶「あたしも行くぜ!」

鹿島「ご一緒します」

夕張「私も行きます」

伊400「伊400、出撃します!」

伊13「伊13・・・出ます」

提督「よし、じゃあ行こうか」

支配人「皆の衆、配置に付くのだ!」

従業員たち「ハッ!」

提督「何が始まるんだ?」

支配人「摩耶様」

従業員たち「行ってらっしませ!」

摩耶「恥ずかしいから止めろっての!///」

摩耶「でも、サンキューな」

従業員たち「摩耶様ー」

摩耶「だからもういいっての!///」

提督「扉を開けるぞ」

ガチャ

摩耶「扉を抜けると景色が変わったぞ!?」

提督「今度は草原か?」

鹿島「芥子のお花畑ですね」

提督「芥子の花、夢の世界、これってまさか・・・」

夕張「ええ、非常にマズイ気がしてきました」

磯風「おい、秋雲しっかりしろ!巻雲もどうしたんだ?」ユサユサ

雪風「秋雲、起きて!」

提督「!?」

秋雲「フフフ、秋雲さんは燃え尽きて真っ白だよ・・・」

磯風「何を言っているんだ!」

秋雲「徹夜で100Pもあるマンガを描き上げろと言われれば、こうもなろう」

巻雲「もう無理〜、寝かせて」

提督「・・・。心配して損した」

夕張「ま、まぁ、無事で良かったじゃないですか」
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/06/12(土) 22:09:14.64 ID:Tl/UoR/u0

-鎮守府 工廠-

キット「帰ってきた様です」フォンフォン

キキーッ

ピョーン

スタッ

妖精ズ「おぉー!お見事」パチパチ

川内「敵は何処!?」

キット「川内=サン、落ち着いてください」フォンフォン

川内「落ち着ける訳無いでしょ!敵は何処なの?」

妖精ズ「ここです?」ユビサシ

川内「は?どういうこと?この機械は何?」

キット「今から順を追って説明するのでとりあえず座ってください」フォンフォン

川内「う、うん」

〜事情説明中〜

川内「つまり、これを壊しちゃえばいいんだね!」

妖精ズ「ダメです!」

キット「そんなことをすれば皆さん夢の世界に閉じ込められて、二度と目が覚めなくなる恐れがあります」フォンフォン

川内「じゃあ、どうすればいいの!」

妖精ズ「まずはこのケーブルを接続してください」

カチッ

川内「接続したよ」

妖精ズ「では、今から言う通りに操作してください」
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/06/12(土) 22:09:58.78 ID:Tl/UoR/u0

あきつ丸「まるゆ殿を放せであります!」

提督「今度は何だ?」

夕張「艦娘クエスト -あきつ丸の大冒険- ってタイトルが浮かんでますよ」

提督「いくら夢の世界とは言え、何でタイトルが宙に浮いてるんだよ・・・」

吹雪「秋雲ちゃんが描いていたって言うマンガでしょうか?」

提督「そうかもな」

大魔王「コイツは艦娘などでは無い」

あきつ丸「何を言うであります!まるゆ殿はれっきとした艦娘であり、自分の友達であります!」

まるゆ「ぴー!」

大魔王「コレは艦娘の神がか弱い人間を想い流した涙が形となったアイテム、艦娘の涙だ!」

あきつ丸「な、何を言うであります・・・」

大魔王「まさかコレを所有していたとはな。我が無敵の魔王軍がここまで追い詰められた理由が今ようやく分かった。だが、これで終わりだ。フン!」

パラパラパラ

あきつ丸「ま、まるゆ殿・・・」

あきつ丸「うわぁぁぁぁ、まるゆ殿ぉぉぉぉぉぉーっ!」

〜回想中 鎮守府〜

あきつ丸「はぁ・・・。提督殿も他の艦娘の皆も良くしてくれているでありますが、陸軍出身は自分だけなのは肩身が狭いであります・・・」

ガサガサ

あきつ丸「誰か居るでありますか?」

ガサガサ

あきつ丸「怖がらずに出ておいで。自分の友達になって欲しいであります」

まるゆ「ぴー!」

〜回想終了〜

提督「ナニコレ?」

夕張「えっと・・・、まるゆちゃん=ゴ〇ちゃんってことでしょうか?意味が分かりませんね」

提督(嘘か真かまるゆは幸運をもたらす存在であると聞いたことがあるが、これはそういうことなのか?だとすれば奇跡を起こすアイテム扱いも分からなくは無いが)
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/06/12(土) 22:10:50.34 ID:Tl/UoR/u0

キット「アドミラル、気を付けてください。その周辺にラスボスが潜んでいます」

提督「それらしいのは居ないけどな」

吹雪「もしかして、あきつ丸さんが戦っているあの大魔王がそうでしょうか?」

提督「まっさか〜(笑)」

吹雪「ですよね〜(笑)」

鹿島「何だか様子が変ですよ!」

大魔王「ここまで戦った褒美として、余の真の姿を見せてやろう。はぁぁぁぁーっ!」

あきつ丸「何が始まるでありますか!?」

ピカーッ!

あきつ丸「ま、眩しいであります!」

吹雪「そのまさかでした・・・」

空母棲姫「ヒノ・・・カタマリトナッテ」

キラッ

空母棲姫「シズ・・・」撃沈

提督「またつまらぬものを斬ってしまった」

カチャッ

吹雪「早かったですね。危うく見逃すところでした」

磯風「うむ。流石、司令だ」

明石「え・・・二人とも見えたの?何かキラっと光ったかと思えば、次の瞬間頭から真っ二つになってたんだけど」

吹雪「ええ、見えましたよ」

磯風「当然だ」

明石(えぇ・・・、普段から対艦刀で戦っている磯風ちゃんは兎も角、何で吹雪ちゃんも見えてるの?提督のセイサイカッコカリだから?って言うかそれしか無いよね?一緒に居たら自然と慣れてくるってことだよね?)

摩耶「おい、提督!空母棲姫が再生してるぞ!」

球磨「何言って・・・クマッ!?」

多摩「本当にくっ付いたニャ・・・」

提督「おろっ!?明石殿、これはどういうことでござるか?」

明石「驚きのあまり幕末最強の剣客みたいになってますよ・・・。まぁ、一言で言うならバグですし。ロック〇ン2なんてラスボスを倒せないバグがあって危うくお蔵入りだったなんて話を聞いたことがありますけど、同じですね」

提督「同じですね。じゃねぇよ!どうすんだよ!」

明石「妖精さんたちがプログラムを修正するのを待つしか・・・」

天龍「フッ、ようやくこのパーフェクト天龍様の出番の様だな」

球磨「鳥クマ」

多摩「飛行機ニャ」

摩耶「天龍だ!」
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/06/12(土) 22:11:44.73 ID:Tl/UoR/u0

天龍「この一撃で決めてやるぜ!」

スパッ

天龍「オマケの一撃だ!」

キュイィィィーン

ドーン!

夕張「出た〜!超高インパルス砲による一撃!これでチリ一つ残さず消滅ね!」

天龍「フッ。宇宙水準越えの天龍様の手に掛かればこんなもんだぜ!」

摩耶「おい、後ろ!」

天龍「ん?」クルッ

天龍「何でまだ生きt」

空母棲姫「オチロ」

ゴスッ

天龍「うわぁぁぁぁ!」

ピューン

キラーン!

提督「だからパーフェクトは止めておけと・・・」

夕張「全部乗せって見栄えは良いですけど、実用性はちょっとね」

明石「両手に大型の武器ってやっぱバランス悪いわよね」

摩耶「天龍がやられちまうなんて、もうお終いだ・・・」orz

磯風「あっ・・・あ、あ、あ、あっ」

鹿島「このまま私たちはなぶり殺しにされるんだわ・・・。そんなの嫌ぁー!」

提督「頼む!妖精さん急いでくれ!」

雪風「天龍さんってそんなに凄い人だったんですか!?」

吹雪「そこは突っ込んじゃダメなところだよ」

雪風「雪風はノリが理解出来てませんでした。ごめんなさい」

吹雪「雪風ちゃんは悪くないから、謝らなくていいよ。正直私もよく分からないから」

由良「由良もやった方がいいのかな?」

吹雪「やらなくていいと思います(汗)」
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/06/12(土) 22:13:27.73 ID:Tl/UoR/u0
今回ようやく念願の嫁旗艦で最終海域クリアのSS撮れました。やりました。
連合艦隊だと、第一旗艦に駆逐艦を置くメリットがありませんからね(司令部を載せられる子ならまだしも他はデメリットしか無い)
今回は三越吹雪ですが、いずれノーマル吹雪でも撮りたいな。

では、零戦(251空)の熟練度上げと宗谷捜索の旅に出ます(掘り始めて早三日、そろそろ来てくださいでち)。

本日はここまで。
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/08/19(木) 21:39:09.16 ID:KyxpinrM0
宗谷は前回の投稿の翌日に無事出会えました。
既存で唯一居なかった四号海防もドロップして一年ぶりの全艦コンプ達成だぜ!(マジで四号は来年の桃の節句の報酬でもらうまで来ないと思ってた。で、来たのはいいけど、何処で使うんだこの子・・・)

本日分始まります。
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/08/19(木) 21:39:45.87 ID:KyxpinrM0

鹿島「天龍さんがやられましたか。ですが、彼女は四天王最弱ッ!」

摩耶「ケッ、アイツは四天王の面汚しだぜ」

磯風「奴が四天王を名乗れていたのが不思議なくらいだ。所詮頭数を合わせるためだけの存在」

提督「私の戦闘力は53京です。さて、私を怒らせてしまったおバカさんと遊んであげましょうかね。フフフ」

吹雪「・・・」

球磨「さっきと言ってることが違うクマ」

雪風「しれーはもの凄ーく強い人だったんですね!?」キラキラ

多摩「あの人たちの言っていることを真に受けちゃダメにゃ」

由良「提督さん素敵♡」キラキラ

神威「何処から突っ込めばいいんでしょうか?」

伊13「適当に流すのがいい・・・と思います」

伊400「そうですね・・・」

明石「あはは・・・(もしかしてここは聖鼻〇領域?)」

夕張「きっと色々試したかったのね・・・」

ドドドドド

夕張「地鳴り?」

雪風「天龍さんです!」

天龍「テメー、さっきはよくもやってくれたな!自慢の新装備が壊れてソード天龍に戻っちまったじゃねぇか!」

空母棲姫「オチロ」

天龍「二度も同じ手を食うか!」

鹿島「流石です、四天王の天龍さん!」

摩耶「やっぱ四天王は違うな!」

磯風「お前ならやれると信じていたぞ!」

球磨「とんでもない手のひら返しだクマ」

提督「私の戦闘力は53垓です」

吹雪「増えてる!?」
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/08/19(木) 21:40:29.79 ID:KyxpinrM0

天龍「うぉぉぉーっ!」

ドカーン!

ドカーン!

空母棲姫「オチロ」

ドカーン!

ドカーン!

夕張「そう言えば提督が小学生の頃にやってたダイのアニメって先生とキルは声優さんが同じで一人二役って知ってました?」

提督「じーまー?」

夕張「マジっす」

提督「マジか!?じゃあ、アニメが打ち切りにならず続いていたら先生vsキルは自分vs自分の一人二役バトルになっていたのか」

夕張「そうなりますね」

提督「悟〇、悟〇、悟〇みたいな一人二役、三役はちくちょく見かけるけれども、俺が知らないだけかも知れないが敵同士の二役でしかも戦うって珍しいんじゃないのか?観てみたかったな」

天龍「お前らもくっちゃべってねーで戦えよ!」

提督「四天王最強の天龍さんなら一人で大丈夫だろ?」

天龍「当然だろ!何たってオレは宇宙水準を超えてるからな!」

夕張「その程度で四天王なんて甘いわね。間宮さんの羊羹よりも甘いわ!」

天龍「何だと!」

夕張「本物の宇宙水準を見せてあげるわ」

天龍「そこまで言うなら見せてみろ!」

夕張「天光満つる処に我は在り 黄泉の門開く処に汝在り 出でよ 神の雷」

夕張「これで終わりよ!」

『インデグ〇ション』

ドガーーーーーン!

提督「は?」

天龍「」ポカーン

提督「夕張さーん、今のは何ですかね?」

夕張「何って見ての通りですよ?」

提督「いや、お前さん何時からエルフ若しくはハーフエルフになったんだ?」

夕張「やだな〜、ここは夢の世界ですよ。現実には不可能なことも何でもありです!」

提督「うん、まぁ、そうかも知れないが」

磯風(なるほど)

提督「天龍が引いてるじゃないか」

天龍「う、宇宙水準越えのオレはビビってなんてないからな・・・」

提督「ビビるのも仕方ない」

天龍「ビビってねぇよ!」
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/08/19(木) 21:42:01.80 ID:KyxpinrM0

雪風「しれー大変です!また再生しました!」

提督「クッ、きりが無いな」

磯風「私に任せろ!ア〇ンストラーッシュ!」

スパッ!

雪風「わぁー!磯風カッコイイです!」

提督「いやいやいや、夕張のせいで磯風まで変な影響を受けちまったじゃないか!」

夕張「えぇ〜私のせいですかー?」

伊400「晴嵐レボリューション!」

ドカン

ドカン

ドカン

ドカン

ドカ-ン!

提督「うん、まぁ、しおんだもんな。星屑がレボリューションしそうな技も使うよな」

明石「!?」ビクッ

提督「どうした?」

明石「い、いえ、何でもないです」

提督「そうか?それならいいが、調子が悪いなら無理するなよ」

明石「はい。でも、本当に大丈夫です(何故かしおんちゃんの技を見た途端寒気がしたんだけど、何でだろ?)」

夕張「ほら、提督もやっちゃってください!」

提督「えぇい、こうなりゃヤケだ!これぞ剣劇、殺劇〇荒剣!」

スパッ

スパッ

スパッ

スパッ

夕張「その技使う時は盾を明後日の方向に投げないと!」

明石「盾を投げるって・・・、随分古いわね。本当に初期の頃だけじゃない?」

磯風「流石ソーディアンマ〇ターだ」

提督「誰がソーディアンマ〇ターだ?喋るのは車だけだ」

雪風「そうですよ。しれーは人斬り抜〇斎です」

提督「人を斬ったことは無い。人殺しにしないでくれ」

雪風「ごめんなさい。雪風、切腹してお詫びします!」

提督「何でそうなる!?」

球磨「ヴオーッ!」

ザクッ!

空母棲姫「グワーッ」

多摩「熊と化した球磨姉のリアルベアクローが炸裂にゃ」
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/08/19(木) 21:43:24.00 ID:KyxpinrM0

空母棲姫「オチロ」

バババッ!

摩耶「どーだ!参ったか?」

ドカン!

ドカン!

ドカン!

神威「これで敵艦載機は全滅ですね!」

空母棲姫「オチロ」

神威「まだ出てきます!」

摩耶「おい、明石!どうなってんだよ!」

明石「まー、さっきも言いましたが、バグですからね。斬っても再生するし、どれだけ艦載機を撃墜しても次から次へと湧いてくるんでしょうね」

摩耶「バグですからね。じゃねーよ!どうすんだよ!」

明石「妖精さんたちが修正するのを待つしかありません」

由良「もうこんなことして提督さんに迷惑かけちゃダメだからね。ね?」

雪風「はい、ごめんなさい」

提督「まったく。何処で切腹なんて覚えたんだ?」

雪風「島風さんが『私は武士の娘だから、何かあれば切腹して責任とるんだ!』って」

提督「アイツか・・・」

由良「武士の娘?」

提督「多分、テレビの影響だ。気にしなくていい(俺が娘と認める前から言ってたんだ、それでいい)」

明石「ん?誰か来ますよ」

提督「龍驤・・・だよな?何変な仮面付けてるんだ?」

フル「うちは龍驤やない、フル・フタッタルや」

吹雪「フル・フラッタルさん?」

提督「真っ平ってことか?」

フル「うちは自らを全ての(胸が)小さい者たちの総意の器と規定している」

提督「はぁ・・・」

フル「貧乳とはファッションの様なものだ、プロパガンダだと思ってもらえばいい」

吹雪「フルさん(涙)」

フル「以上を踏まえたうえで吹雪、自分もうちらの仲間になって欲しいと考えている」

吹雪「龍驤さんよりあります!」

フル「!?」

『龍驤さんよりあります!龍驤さんよりあります!龍驤さんよりあります!龍驤さんより』

フル「がはっ(吐血)」

バタッ

ピクピク

提督「おーい、大丈夫か?」ツンツン

フル「吹雪、自分は成すべきことを成すんや・・・」ガクッ

提督「死んだ。何なんだよ・・・」
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/08/19(木) 21:44:54.84 ID:KyxpinrM0

夕張「150ガー〇ラ使います?」

提督「そんな物をどうしろと・・・」

夕張「忘れたんですか?ここは夢の世界ですよ。現実だとあり得ないことも出来ちゃいます!」

提督「そうだったな、やってみるか。ところでこのアホみたいな刀って活躍したのか?あのマンガは最初の方しか知らないんだよな」

夕張「私もこのふざけた刀の存在は知ってますが、活躍については知りません」

提督「とりあえずやるか」

夕張「やっちゃってください!」

提督「うぉぉぉぉーっ!」

プチッ!

夕張「当然と言えば当然ですが、斬ったと言うより重量で押し潰した感じですね」

提督「これでしばらく復活しなければいいんだけどな」

夕張「ぺちゃんこになった訳ですし、しばらく大丈夫じゃないですか?」

空母棲姫「オチロ」

提・夕「もう復活した!?」

???「Sturm und Drang!」

スパッ

スパッ

スパッ

スパッ

スパーン!

提督「ビスマルク!」

ゲルマン忍者「ビスマルク?私は最強で、美人で、パーフェクトなドイツが世界に誇る戦艦ビスマルクじゃないわ。通りすがりのゲルマン忍者よ!」

提督「お、おう・・・。とりあえず助かった」

夕張(やっぱりあのドイツ国旗みたいなマスクは着用しないといけないんだ)

ゲルマン忍者「何だかよく分からないけど、困ってるみたいだし助けてあげるわ。もっと私を頼ってもいいのよ!」

提督「今は少しでも戦力が欲しいからな。頼りにしてるぞ」

ゲルマン忍者「フォイヤー!」

空母棲姫「グワーッ」
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/08/19(木) 21:47:47.86 ID:KyxpinrM0

摩耶「な、何だアレは!?」

吹雪「わぁ〜、ザ・雲龍図って感じですね。北斎さんでしょうか?」

提督「いや、あの感じは加納探幽だな」

摩耶「何呑気なこと言ってんだよ!新手の敵だろ!?」

提督「心配するな。あそこに居るのは雲龍だ」

摩耶「雲龍?空母の?」

提督「ああ。おーい、雲龍〜!」

雲龍「なぁ〜に〜?」

提督「悪いがコイツに強烈な一撃をお見舞いしてやってくれ」

雲龍「分かったわ」

ゴロゴロ

ピシャーン!

空母棲姫「グワーッ」

摩耶「」白目

提督「うん。流石、雲龍だ」

摩耶「もはや艦娘関係無ぇ・・・。本物の龍だろ・・・」

夕張「まー、夢の世界ですし」

摩耶「それでいいのか?」

夕張「これでいいのだ」

明石「賛成の反対なのだ」

摩耶「もう何でもいいや」←ヤケクソ

吹雪「あれ?」

提督「どうした?」

吹雪「あそこでお茶してるのって」

提督「ジャーヴィスとジェーナスだな。おーい、ジャーヴィスー!ジェーナスー!」

ジェーナス「ん?提督だ」

ジャーヴィス「Dalingどうしたの〜?」

提督「ティータイムを邪魔して悪いが、コイツを倒すのを手伝ってくれー!」

ジャーヴィス「OK! Stardust Rain!」

ピコピコ

ピコピコ

ピコピコ

ピコピコ

提督「また神子が現れたか・・・」
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/08/19(木) 21:49:27.98 ID:KyxpinrM0

清霜「司令かーん!」

提督「この声は清霜!清霜も来てく・・・誰だ!?」

清霜「どうしたの?清霜だよ」

吹雪「清霜ちゃんと言えば清霜ちゃんの気もしますが・・・」

提督「何処からどう見ても謎の巨大ロボ・・・」

清霜「清霜、ガン〇ムになったんだよ!いいでしょ?」

提督「お、おう・・・カッコイイぞ」

清霜「わーい、司令官に褒められたー!じゃあもっとカッコイイところを見せてあげるね!そこの深海棲艦覚悟しなさい!」

提督(何が始まるんだ?)

清霜「清霜キャノン展開!夕雲姉さん、清霜に愛を!」

吹雪「背中に大きな『K』が付いてますね」

提督「あれはきっとどこぞの決戦兵器をイメージした結果だろうな。決戦兵器は背中に巨大な『X』を背負ってるからな」

夕雲「はいはい、ちょっと待ってね。提ちゃん、一人で哺乳瓶持てる?」

提督「バブー!」

夕雲「えらいでちゅねー♪ママは少しだけお仕事だからいい子にして待っててね」

提督「バブー」

一同「・・・」

提督「夕雲は俺を何だと思ってるんだ・・・。新提なら兎も角、俺にそっちの気は無いぞ」

吹雪(前に曙ちゃんから、夕雲ちゃんが司令官のママになろうとしてるって訳の分からない話を聞かされたけど、本当だったんだね・・・)

夕雲「清霜さん、私からの愛よー」

清霜「夕雲姉さんの愛の力でチャージが完了しました!清霜キャノン発射!」

ボンッ

吹雪「跡形もなく蒸発しましたね」

提督「でもまたじきに復活するぞ」


-工廠-

川内「あっちの妖精さんたちは何してるの?」

妖精ズ「夢の世界へ提督さんを助けに行く準備だ整ったです?」

川内「そうなんだ。皆、頼むね!」

妖精ズ「泥船に乗った気持ちでお任せあれ!」

キット「それを言うなら大船です」フォンフォン

川内「何か一気に心配になってきたんだけど・・・」

キット「私もです」フォンフォン

妖精ズ「ゴー!」
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/08/19(木) 21:50:18.11 ID:KyxpinrM0

-夢の世界-

吹雪「あれ?」

提督「今度は何だ?」

吹雪「いつの間にか司令官の肩の上に妖精さんが浮いてますよ」

提督「本当だ!気付かなかったぞ」

妖精「たった今、提督さんを助けに来たです?」

提督「それは心強いな」

妖精「とりあえずコレどうぞ」つバスター

提督「えぇ・・・」

妖精「フレイムチップに改造チップと妖精の力で攻撃力+4です?」

提督「ヘラジカさんを出会って10秒であの世に送り返した時は流石に悪いことをしたなと思ったが、そこのバグなら別にいいか」

吹雪「!?」

提督「どうした?」

吹雪「妖精さんが増えてます!」

提督「そんな訳・・・」クルッ

提督「ホンマや!」

妖精「私が死ぬ事でキミのライフゲージが少し ふえるんだよ・・」

妖精「私、サブタンクになれるんだよ・・私は死ぬけどね・・」

妖精「私のいのちとひきかえに体力を少しかいふくするよ・・」

提督「何この重すぎる展開は・・・。そもそも妖精違いだろ・・・」

妖精ズ「でも、ここはサイバーな空間だから大丈夫です?」

提督「サイバーな空間って・・・。確かに間違っては無いのか」

妖精ズ「ついでにオペラ座な感じの四天王さんも倒すです?」

提督「そんなの間で居るのか・・・」

妖精ズ「提督さんがお望みなら出すです?」

提督「余分なものは出さんでよろしい」

妖精「では、提督さんたちを強化するです」

妖精ズ「はーい!」

提督「なんだか力がみなぎってきたぞ!」
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/08/19(木) 21:51:51.33 ID:KyxpinrM0

ピンポンパンポーン

妖精「皆さま、大変長らくお待たせしました。修正が完了した模様です」

摩耶「模様って・・・。ハッキリしろよ」

雪風「えい!」

ドカーン!

提督「・・・。再生しないな」

吹雪「と、言うことは本当に成功したんですね!」

提督「ああ。皆、一気に畳みかけるぞ!」

一同「了解!」

提督「バーストショット!」

吹雪「撃ち方始め! いっけぇー!」

雪風「艦隊をお守りします!」

磯風「撃って撃って撃ちまくれ!」

ジャーヴィス「さぁ、行こうか!Shoot!」

ジェーナス「Shoot!」

由良「よく狙って・・・てーぇ!」

夕張「どーぉ?この攻撃は!」

球磨「なめるなクマー!」

多摩「そこにゃ!」

天龍「天龍様の攻撃だ!」

明石「あたって!」

伊13「魚雷、いい・・・?いく・・・てー!」

伊400「ん、よし。始めちゃいましょう!」
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/08/19(木) 21:53:05.47 ID:KyxpinrM0

鹿島「撃ち方、始め」

神威「撃ち方、始めてください!」

摩耶「摩耶様の攻撃、喰らえー!」

ゲルマン忍者「フォイヤー!」

雲龍「行ける?よし、稼働全機、発艦始め」

摩耶(何で最後は普通に艦載機出してんだよ。つーか何処から出てるんだ?)

吹雪「効いてます。司令官、トドメの一撃を!」

提督「おう!春風流剣術奥義 海航艦娘舞!」

空母棲姫「グワァァァァーッ!」撃沈

ドカーーーーーーーン!

フル「ホンマ自分ら流石やで」

あきつ丸「どうやら勇者の称号は提督殿へ譲る時が来た様でありますな。次世代の勇者として頑張るであります!」

まるゆ「ぴー!」

提督「お前ら見てたんなら手伝えよ。つーか、まるゆか、ゴ〇公か分からない奴は何で復活してるんだ?」

まるゆ「ぴー」

あきつ丸「細かいことは気にするな。と申しているであります」

キット「アドミラル、皆さん、おめでとうございます。これで現実世界へ帰るための扉が現れます」

提督「誰かさんのお陰で寝ているのに疲れたな」

明石「だ、誰のせいでしょうね・・・(汗)」

雪風「あ!扉が出現しましたよ!」

提督「よし、皆帰ろうか」

ガチャ

吹雪「ちょっと待ってください!前の階層の置いてきた秋月ちゃんたちを呼んでこないと」

キット「それなら大丈夫です。ラスボスを倒し、装置の修正も完了したので朝になれば自然と目が覚めます」

吹雪「それなら大丈夫だね」

妖精「せっかく用意した宙の戒典が無駄になったです」

妖精「エターナルソードも無駄だったです」

妖精「S・Dも役に立たなかったです」
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/08/19(木) 21:53:48.57 ID:KyxpinrM0

-提督私室-

提督「ここは・・・俺の部屋?」

吹雪「う〜ん、あ!おはようございます」

提督「おはよう。一つ聞いていいか?」

吹雪「夢の世界に閉じ込められた件なら現実ですよ」

提督「よし、コマを回して確かめるか」

吹雪「あれは普段から愛用している品じゃないといけないって話じゃ無かったでしたっけ?」

キット(コムリンク)「アドミラル、お目覚めですか?」

提督「ああ、起きたぞ」

提督「川内さんが工廠で眠ってしまったので迎えに来てあげてください」

提督「分かった。ちょっと行ってくる」

吹雪「はい、行ってらっしゃい」

ガチャ

バタン

卯月「おはようぴょん」

吹雪「おはよう」

卯月「何だか楽しい夢を見た気がするぴょん」

吹雪「私たちは散々だったけどね」

卯月「?」


-ゴトランド私室-

ゴトランド「何だか懐かしい夢だったわ。まだ司令官が生きててキットや皆も居て・・・。この世界では絶対に誰も死なせはしない」
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/08/19(木) 21:55:28.91 ID:KyxpinrM0

-鎮守府 工廠-

明石「本当に何で暴走したのかしら?」

妖精ズ「さっぱり分からないです?」

明石「とりあえず、コレを造った明石にログを送って解析してもらうしか無いわね。とりあえず装置は当面封印っと。て、提督!」

提督「川内を迎えに来たんだが、丁度いい。今回の件の罰を言い渡す」

明石「はい・・・」

提督「明石は罰として一週間おやつ抜きだ」

明石「はい・・・。え?」

提督「聞こえなかったか?」

明石「い、いえ!でも本当にその程度でいいんですか?」

提督「今回の件は悪意があった訳じゃない。あくまで装置の暴走だ。なのでメンテ不良と機材の管理不行き届きが処罰の対象だ。もっと重い罰がいいか?」

明石「滅相もございません!」

提督「では、俺は川内を連れて帰る。お前も休んどけよ」

明石「はい!」


-海上-

???「目を覚ましたか。そのまま眠っていれば良かったものを。いや、それでは面白くないか。やはり現実世界で絶望を味わわせないとな!」
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/08/19(木) 21:56:19.98 ID:5fPGRVbdO
ずっと音沙汰なかったから本人かどうかももう分かんないや(´・ω・`)
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/08/19(木) 21:56:31.64 ID:KyxpinrM0

-舞鶴鎮守府 工廠-

舞鶴・明石「ん?バグ報告?」

舞鶴・明石「・・・。外部から何かが干渉した様な痕跡があるけど、それ以上は分からないわね」

舞鶴・妖精「さっぱりです。実際に装置を見せてもらってはいかがです?」

舞鶴・明石「そうね。一応その方向で話を進めてみるわ」
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/08/19(木) 22:02:31.61 ID:KyxpinrM0
春イベはハワイ棲姫に魚雷を叩き込んで仕留めた江風さんがMVPだ!(ただし実際リザルト画面でMVPだったのは随伴のノーザンプトンに魚雷を叩き込んだ長波サマだった模様)
そのうち江風さんが主役の話を書きたい(願望)

本日はここまで。
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/09/26(日) 21:56:37.30 ID:WLPdmcIa0
今回のイベントはE3-3が最大の山場だった・・・。
苦労してゲージ割った翌日にE3-3にも友軍来るとか嫌味か?ねぇ、嫌味?つーか、嫌味だろ。
そしてラスボスは何かゴメン。友軍が殺意マシマシ過ぎて弱かった。
三〇号はもういいや。そこそこ周回した結果、ジャーヴィス2号来たから満足だ。ジャーヴィスちゃんマジ天使!陸上型を除くと(アイツ等には4桁が標準だからな)一番いい数字を出してくれたぜ!

本日分、始まります。
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/09/26(日) 21:59:07.26 ID:WLPdmcIa0

-執務室-

卯月「今日はパパにお願いがあって来たぴょん」

提督「あまり高い物は買ってやれないぞ」

弥生「そんなんじゃ・・・無いです」

卯月「その通りだぴょん!連れて行って欲しい場所があるぴょん」

提督「遊園地とかか?」

卯月「違うぴょん。早霜のバーだぴょん」

弥生「駆逐艦は保護者同伴じゃないと入れないから・・・」

卯月「パパにお願いするのが一番手っ取り早いぴょん」

提督「なんだそんなことか。じゃあ今晩早速行ってみるか?」

卯月「やったー!」

提督「ただし、アルコールはダメだからな」

弥生「分かってます」

提督「吹雪はどうする?」

吹雪「う〜ん・・・、邪魔するのも悪いですし、私は止めときます」

弥生「遠慮しなくても大丈夫です・・・」

提督「そうか。では、早霜に連絡しておこう。夕食後に声をかけるから準備しておいてくれよ」

弥・卯「はーい」
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/09/26(日) 22:00:31.61 ID:WLPdmcIa0

-夜 バー早霜-

ガチャ

カランカラン

早霜「いらっしゃいませ。こちらのお席へどうぞ」

卯月「おぉー!大人の雰囲気だぴょん!」キラキラ

弥生「すごい・・・です」キラキラ

提督(これだけ喜んでるなら連れてきた甲斐があるな)

早霜「ご注文は何になさいますか?」

提督「いつものを」

早霜「かしこまりました」

卯月「うーちゃんはカシスオレンジ・・・」

提督「子供が酒飲むんじゃない!」

卯月「のカシス抜きで」

提督「それただのオレンジジュース・・・」

卯月「酒を飲むなって言ったのは司令官だぴょん」

提督「いや、確かにそうだが」

弥生「カルーアミルク・・・のカルーア抜きで」

提督「それただの牛乳・・・」

早霜「お待たせしました。いつものと、カシスオレンジのカシス抜きと、カルーアミルクのカルーア抜きです」

卯月「搾りたてのオレンジジュースは格別だぴょん!」

弥生「搾りたてのミルクも格別です・・・」

提督「流石にミルクは違うと思うぞ」

早霜「BGM変えますね」ピッ

♪〜(ブランデーグラス)

那智「ほう・・・裕〇郎か、中々の選曲だな。それにこの曲を聴きながらブランデーを嗜む提督も画になる」

足柄「姉さん良く見て」

那智「何をだ?」

足柄「提督が飲んでるのはただのアイスティーよ」

ズコー

足形「何でずっこけてるの?」

那智「いや、そうだな・・・。提督がブランデーなんて嗜む訳が無いな」


-一航戦私室-

テレビ「話しは変わって・・・」

赤城「加賀さん」

加賀「特定完了しました」

赤城「上々ね」

加賀「提督に週末、キットを貸してもらえないか交渉してみましょう」

赤城「提督がダメなら夕張さんでも」
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/09/26(日) 22:01:43.37 ID:WLPdmcIa0

-バー早霜-

足柄「提督〜、こっちで一緒に飲みましょう〜♡」

弥生「行ってきて・・・ください」

卯月「うーちゃんたちはこっちで楽しんでるぴょん」

提督「そうか、悪いな。ちょっと行ってくるわ」

提督「邪魔するぞ」

足柄「提督はこっちよ」

那智「私たちの間の席だ」

提督「正に両手に花だな」

足柄「あら、嬉しいこと言ってくれるじゃない♪」

那智「ところでこの選曲も提督の好みなのか?」

足柄「石原裕〇郎とか好きそうよね」

提督「そんな訳無いだろ。石原裕〇郎なんてブランデーグラス、北の旅人、恋の町札幌、夜霧よ今夜も有難う、嵐を呼ぶ男、銀座の恋の物語くらいしか知らないぞ」

那智「それだけ知っていたら充分だと思うが・・・」


-トレーニングルーム-

天霧「!」

長良「どうしたの?」

天霧「今、提督に呼ばれた気がします」

長良「気のせいじゃない?」

天霧「う〜ん、そうっすかね・・・」
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/09/26(日) 22:04:52.10 ID:WLPdmcIa0

-バー早霜-

提督「そう言えば、ウイスキーとブランデーってどう違うんだ?ウイスキーを仏語にするとブランデーか?」

那智「貴様、それは本気で言っているのか?」

提督「ボケている様に見えるか?」

足柄「どう見ても真顔ね」

那智「ふむ、知らなくても仕方ないか。まず、ウイスキーは何処の名産品か知っているか?」

提督「スコットランドだろ?そのくらいは知っとるわ(マッ〇ンで観たからな)」

那智「では、原料は?」

提督「穀物と泥炭」

那智「ウイスキーのことは一応分かっている様だな。ブランデーはワインから作られた蒸留酒だ」

提督「は?ワイン?」

那智「そう、ワインだ」

提督「マジか・・・。ウイスキーもブランデーも見た目は一緒だから同じものを言語で区別しているのかと思っていたぞ」

足柄「知らなければそう思うでしょうね」

提督「もっと言うと、ブランデー、ウイスキー、アイスティーをグラスに注いで1m離れた所から見た目で判別しろって言われると無理だ」

那智「ま、まぁ、見た目はあまり変わらないからな」
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/09/26(日) 22:06:27.66 ID:WLPdmcIa0

-翌日 執務室-

赤城「週末にキットを貸していただけないでしょうか?」

提督「別に構わんが、遠出するのか?」

加賀「ええ、茨木(県)まで」

提督「茨木(市)?何か面白いものでもあるのか?」

赤城「面白いなんてものではありません!パラダイスですよ、パラダイス!」

吹雪(赤城さんがパラダイスと表現するってことは美味しい物があるんでしょうか?大阪と言えば食い倒れですし)

提督「お、おう、そうなのか。何だか知らんが、楽しんでくるといい」


-深海教団本部-

教祖「これまで様々な作戦を実行してきたが・・・、どれも効果が薄い。やはり私が動くしかないか」

???「お待ちください」

教祖「百戦か」

百戦「この99戦99勝中の私にお任せください」

教祖「ふむ。今回はお前に任せるとしよう」

百戦「必ずや勝利を献上して見せましょう」

教祖「期待しているぞ」

百戦「クックック、提督よお前は記念すべき100番目の獲物だ」
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/09/26(日) 22:08:37.37 ID:WLPdmcIa0
本日はここまで。
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/04/30(土) 21:17:53.46 ID:O2bCm42i0
冬イベでついにお冬さんが実装されたけど、世の提督たちに聞きたい。秋月型って使ってる?
うちは昔から対空は摩耶様に任せてるし、今はフレッチャーにアトランタも居るから益々出番が無いんだよな。
ついでにロイテルとかパースも使いどころが分からん・・・。ロイテルは一発ネタを思い付いたから近々登場予定っしゅ(ネタが浮かんだのは結構前だけど)。

本日分、始まります。
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/04/30(土) 21:18:51.42 ID:O2bCm42i0

-執務室-

アハハハハ

コンコン

金剛「提督にお客さんデスヨ」

提督「客?今日は来客の予定なんて無かったけどな」

金剛「ライアーだそうです」

提督「ライアーだと!?帰ってもらいなさい!」

吹雪「ライアー?」

コロラド「弁護士よ」

ドアバーン!

百戦「誰がライアーだ!私は弁護士だ!弁護士は英語でロイヤー、ロイヤーだ!ライアーじゃない!」

提督「何を言うんだね君は。その昔、ジ〇・キャリー主演のライアー ライアーと言う映画があってだな。主人公の息子が学校の授業で両親の仕事について発表するシーンで『He is a Liar(僕のお父さんは弁護士です)』と言って先生も『弁護士ね』と納得していたぞ」

サラトガ「ええ、そうね」

アイオワ「ミーも観たわ」

百戦(ヤンキー共め!)ピキッ

提督「ジ〇・キャリーと言えば90年代の彼は最高だった。マスク、エース・ベンチュラ、Mr.ダマー、他にもマン・オン・ザ・ムーンやトゥルーマン・ショーの様なコメディ以外もあったが・・・」

提督「最後に彼の姿を観たのは2004年公開のレモニー・スニケットの世にも不幸せな物語だ。最近全然見ないがどうしてるんだ?」

キット「今年公開の青いハリネズミの映画に出演しています」フォンフォン

提督「マジか!?ゲーム原作の映画はろくなのが無いから完全にスルーしてたぞ」

吹雪「そんなに酷いんですか?」

提督「酷いなんてもんじゃない。某イタリア人ヒゲの配管工は訳の分からんストーリーで原型を留めて無かったし、当時周辺機器として発売されたバズーカ型コントローラーが本物の武器として登場するしで訳分からん。小学生の頃にあのブラザーズの映画とあってワクワクしながら観て超絶ガッカリしたぞ。人生で一二を争う酷い映画だった」

伊504「何か呼ばれた気がしたけど、呼んだ?」

百戦(何処から現れた!?それに何故誰も驚かないんだ?)

提督「いいや、呼んでないぞ」

伊504「そう?じゃあ、帰るね」

ガチャ

バタン
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/04/30(土) 21:20:48.43 ID:O2bCm42i0

金剛「アレは酷かったネー。でも、あんなのでも一部マニアには受けたらしいヨー」

百戦(何で何事も無かったかの様に会話を続けているんだよ!)

提督「マジかー。それに、ストリートファイトする映画も訳分からんかったし、ベ〇とサ〇ットだったっけ?名前が入れ替わってて混乱したぞ。あと、某ゾンビ映画は6作も作ったからヒットはしたんだろうが、ゾンビウイルスと原作キャラが出てくるだけの原型は留めてないヤツだし。まーアレはゲームの映画ではなくアクションとして観る分にはいいと思うが」

百戦「ゴホン」

提督「そう言えば、ジャン=ク〇ード・ヴァン・ダムもどうしてるんだ?何年か前に自虐ネタの映画をやっていたが、最近全く観て無いな」

キット「アクション俳優が集結した消耗品軍団の映画に出演しています」フォンフォン

提督「へぇ〜、そうなんだ。アレ観たこと無いんだよな。有名だけど観たこと無い映画ってたまにあるなよ。つーか、ヴァン・ダムってガン〇ムみたいだよな(笑)」

アイオワ「ムービーと言えば、ダニ〇ル・グレイグが007を卒業するそうね」

提督「ふ〜ん、そうなのか」

アイオワ「あら、反応が薄いわね」

提督「俺、ボ〇ドよりフェ〇プス、ハ〇ト派だから」

金剛「提督酷いデース!MI6(英国)よりIMF(米国)を取るんデスカ?」

提督「いや、どういうことだよ(困惑)」

吹雪(まさか司令官はヒトミちゃんを・・・?)

百戦「ゴホン!」

提督「ライアーの先生、どうかしましたか?」

百戦「ロイヤーだ!何度言わせる気だ?そんなことより、本題に入ってよろしいかな?」

提督「そう言えば今日は何の御用で?」

百戦「まずは自己紹介を。弁護士の百戦 蓮真(ひゃくせん れんま)です。ライアーではなく、ロイヤーです」つ名刺

提督(何か嵐を呼ぶ5歳児のマンガに居そうな名前だな。字は忘れたけど、オカマのセールスレディ うりまくりよ って居たよな。あの5歳児のせいで不審者出没ってニュースにまでなった可哀そうな人)

金剛「ギャクみたいな名前ネー」

吹雪「金剛さん、失礼ですよ。聞こえたらどうするんですか?」

百戦「聞こえとるわ!」

金剛「テヘペロ」
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/04/30(土) 21:22:55.92 ID:O2bCm42i0

百戦「ゴホン!では、本題に入ります。私はある人物から依頼を受けました」

アイオワ「ライアーなんだから依頼を受けるのは当然ね」

百戦「だ・か・ら、ロ・イ・ヤーだ!ロイヤー!」

提督「落ち着いてください。ロイヤーの先生」

百戦「ライアーだと言っているだろ!」

コロラド「プッ(笑)」

吹雪「え?」

百戦「!!!」

提督「はい、ゲロしました。ロイヤーではなく、ライアーだそうだ」

百戦「ち、違う!今のは言葉のあやで・・・」

提督「まぁ、いつまでもこんなことしてても仕方ないので本題に入りませんか?」

百戦(コイツ・・・)ピキピキ

百戦「今回、私に弁護を依頼してきたのは強盗を働き、貴方によって捕らえられた一味のリーダーです」

提督「そんなこともあったな」

百戦「彼が言うには貴方にそれはもう酷くボッコボコにされたと」

提督「向こうが襲ってきたから一発殴っただけですが?正当防衛です」

百戦「それに貴方は暴言を吐いたそうですね」

提督「暴言?」

百戦「蝋人形にして部屋に飾ってやろうか?と彼らに言ったそうじゃないですか」

提督「いや、そんな某10万5x歳の悪魔の様なこと言った覚えがありませんが・・・」

吹雪「そうですよ!某ひき肉料理の師匠さんの様にハンバーグにして食べたやろうか?って言っただけです!」

提督「いや、それも言って無いからな。あまーい!とか、ハンバーグ!とか叫んでる人はハンバーグ!だけで食べてやろうかとは言ってないと思うが。だいたいハンバーグ!って何なんだ?久しぶりに見たと思ったら、西部劇のガンマンみたいな恰好でまた訳の分からんことを叫んでるし」

アイオワ「ハンバーグもいいけど、ランチはステーキがいいわ!」

提督「1ポンドでも2ポンドでも好きなだけ食べてくれ。あと、俺が言ったのは『挽肉にしてやんよ』だからな」
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/04/30(土) 21:24:42.81 ID:O2bCm42i0

吹雪「あー、思い出しました!あの、スーパーマサラチャイの人のギャグですね」

キット「『スーパー』と『マ』しか合ってません」フォンフォン

吹雪「あれ?そうだっけ?」

百戦「兎に角、依頼者は貴方に対して慰謝料を請求しています。刑事裁判としては貴方は銀行強盗から市民を守ったヒーローかも知れませんが、これは民事だ。正義か悪かなど関係ない」

提督「はぁ、そうですか」

百戦「この日に裁判を行います。ちゃんと法廷に出頭してください」つ資料

百戦「では、私はこれで」

提督「金剛、悪いが客人を」

百戦「結構です!」

ガチャ

バタン!

金剛「提督は正しいことをしたのに訴えるなんてムカつく奴ネー!」

サラトガ「どうなさるのですか?」

提督「どうもこうも、俺は正しいことをした。だったらそう主張するまでだ」

吹雪「でも・・・」

提督「心配するな。向こうがその気ならこちらも最高の弁護士に依頼すればいい」

コロラド「当てはあるの?」

提督「ああ、もちろんだ」
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/04/30(土) 21:26:21.70 ID:O2bCm42i0

-裁判所 廊下-

コツコツコツ

提督「うちの弁護士が来たな」

吹雪「あの人ですか?」

提督「ああ、そうだ」

吹雪「弁護士の先生、司令官のことお願いします!」

弁護士「お任せください、吹雪さん」

吹雪「え?どうして私のことを」

弁護士「私です」

吹雪「?」

弁護士「キットです」

吹雪「え?え?」

提督「明石作の人形をキットが遠隔操作しているんだよ」

吹雪「そう言うことでしたか!」

弁護士「そういうことです」

提督「念のため明石は移動本部でスタンバイ中だが、多分何も起きないだろう」
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/04/30(土) 21:27:16.68 ID:O2bCm42i0

-法廷-

裁判長「判決を言い渡す」

ザワザワ

提督(え?いきなり?)

裁判長「静粛に、静粛に!」

カンカン!

裁判長「被告人提督は無罪」

百戦「異議あり!」

裁判長「却下!」

百戦「何故です!私は弁護士として異議を唱える権利があります!」

裁判長「法廷ではワシがルールじゃ!」

百戦「!?」

提督(うわぁ・・・、この人何なんだ?まー、こちらに有利な人だからいいけど)

百戦「99戦99勝のこの私が負けた・・・?」

裁判長「残念ながら君の負けだよ。百戦君」

百戦「嘘だ、嘘だ、嘘だ、嘘だ、嘘だ、嘘だぁぁぁぁ!」

裁判長「嘘では無い」

百戦「私は99勝で、スペシャルで、最高の弁護士で・・・、さ゛い゛ば゛ん゛を゛と゛お゛し゛て゛こ゛の゛く゛に゛の゛み゛ら゛い゛を゛」

提督「何かあんなの居たな。何て名前だっけ?」

弁護士「野〇村元議員です」

提督「あー、そうそう。アホの野〇村だ!」

吹雪「その言い方だと真さんの方になりませんか?某不思議を発見する番組を観ながらアホの野〇村って呼んでますよね?」

提督「うむ。アイツは毎度毎度アホな回答ばかり出して番組が終了するまでトップ賞を取ることは無いと思っていたが・・・、番組開始から20年位経って初めてトップ賞を取ったよな。坂〇のおっさんにも見せてあげたかった」

弁護士「坂〇英二さんはまだご健在です」

提督「マジか!?」

弁護士「マジです」

提督「全く姿を見ないからもう居ないものだと思っていたぞ」

吹雪「勝手に殺さないであげてください(笑)」

提督「あのおっさん何したんだっけ?カツラを経費でどうのとか言ってた気がしたけど、脱税か?カツラの制作なんて経費で落ちないよな」
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/04/30(土) 21:28:12.19 ID:O2bCm42i0

ブーッ

ブーッ

提督「明石から着信だ」

ピッ

明石「提督、おめでとうございます!」

提督「ありがとう。でも、こんな形で終わるとは思わなかったな」

明石「ええ、本当にそうですね」

裁判長「提督殿」

提督「はい」

裁判長「実はワシの妻も例の強盗現場に居ましてな。提督殿のことを実に勇敢だったと褒めていましたよ」

提督「市民の安全を守るのは軍人として当然の責務です」

吹雪(あの時は人質に危害を加えない限り大人しくやり過ごす方がいいって言ってましたよね?ただ、相手の数も分からない状況で私たち二人で変に行動しない方がいいのは間違ってませんが)

百戦(おのれ提督、このままで済むと思うなよ。お前だけは、お前だけは・・・絶対に許さんからなぁぁぁぁ!)



-深海教団本部-

教祖「百戦、まさかお前が敗れるとは思いもしなかった」

百戦「申し訳ありません・・・」

教祖「やはり私が動くしかないか」

ザワザワ

教団メンバーたち「ついに教祖様が動かれる!?」

教団メンバー「いえ、ここは自分に!」

教団メンバーたち「何出しゃばってんだ!お前一人で目立とうとするな!」

教祖「静まれ!」

シーン

教祖「相手はお前たちが束になって掛かっても勝てる相手では無い。それ故、私が動くのだ。お前たちは祝杯の準備をして待っていろ」

教団メンバーたち「天に唾する愚か者に死を!」

教団メンバーたち「教祖様バンザーイ!」

百戦「何卒、何卒私の仇を取ってください!お願いし゛ま゛す゛!(泣)」

教祖「えぇい、くっ付くな!涙と鼻水で汚れるではないか!」
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/04/30(土) 21:29:11.60 ID:O2bCm42i0
裁判はこんなんじゃ無いだろ!って思ったそのこ貴方。
これは逆〇裁判等の裁判もののスレではないし、裁判を主題にしわい訳でも無いのでこれでいいのだ!

本日はここまで。
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/04/30(土) 23:31:18.92 ID:qeK2r4n/0
ここまで寒い文章が書けるのもある意味才能だな
三国陣を思い出した
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/05/06(金) 17:49:11.01 ID:rYV+b3N9O
SS避難所
https://jbbs.shitaraba.net/internet/20196/
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/08/15(月) 20:36:01.55 ID:C/dIXMIK0
サムMK-Uとか聞いてないぞ!榛名改二乙はどうしたんだ?
お天道様が許しても、提督さんは大丈夫ではありません!
レーベ、マックス、サムは全然育ってないから慌ててレベル上げたぞ!

本日分、始まります。
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/08/15(月) 20:37:13.06 ID:C/dIXMIK0

-執務室-

大淀「提督、お手紙が届いています」

提督「ありがとう、置いておいてくれ」

大淀「あの・・・、このお手紙気になることがあるのですが」

提督「気になること?」

大淀「差出人の名前が書かれていないんです」

提督「なるほど。ファンレターって訳では無さそうだな」

吹雪「確かに怪しいですね。封筒の中にカミソリの刃が入っていたなんて嫌がらせを聞いたことがあります」

大淀「その程度の嫌がらせならまだいいですが・・・」

提督「キット」

キット「安心してください。中には便箋以外は入っていません」フォンフォン

提督「じゃあ開けてみるか」

大淀「提督、ちゃんとハサミかペーパーナイフを使ってください」

提督「・・・。チッ、ばれたか」

大淀「前にもこんなやり取りしたじゃないですか」

提督「はいはい、ちゃんとハサミで開封しますよ」

チョキチョキ

提督「なになに・・・」

大淀「横から失礼します。えっと・・・!?」

吹雪「どうしたんですか?」

提督「深海教団の教祖を名乗る人物からだ。内容を要約すると、今夜一人で港の倉庫街へ来い。さもなくば人質を生贄として神に捧げる。だそうだ」

大淀「間違いなく罠です!」

吹雪「そうですよ、こんなの無視しましょう!」

提督「ああ、そうだな。こんな見え見えの罠に誰が引っかかるんだ?だが、万が一、これが事実だったとしたら?」

吹雪「それは・・・」

提督「俺は人質を見捨てたことになる」

大淀「ですが!」

提督「心配するな。一人で来いとは書いてあるが、キットに乗って来るなとは書いてない。行ってみて罠なら直ぐに逃げればいいさ」

吹雪「・・・」
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/08/15(月) 20:39:17.00 ID:C/dIXMIK0

-夜 鎮守府正門-

吹雪「司令官・・・」

提督「心配するな。昼間にも言ったが、罠だと分かれば直ぐに引くさ」

金剛「私も行きマース!」

長門「私もだ!」

大淀「私も連れて行ってください!」

新提「誰か護衛を付けるべきじゃないのか?」

提督「人数が増えたら近づく前にバレるリスクが高くなるだろ?」

大淀「ですが・・・」

提督「そんなに心配しなくても大丈夫だ」

キット「私が付いています」フォンフォン

提督「では、行ってくる」

金剛「今から追いかけまショウ!」

長門「今から車を取りに行っても間に合わない。それにお前の車は目立ちすぎる」

金剛「デスガ・・・」

キキーッ!

川内「私もそろそろ出発するね」

吹雪「お願いします」

新提「まさか」

川内「そのまさかだよ。場所はキットから聞いてるし、付かず離れず適度な距離で見守るから」

大淀「こうなった以上、川内さんだけが頼りです。必ず提督を守ってください」

川内「任せといて!」
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/08/15(月) 20:42:16.47 ID:C/dIXMIK0

-倉庫街-

提督「この辺りだな」

キット「100m程前方にそれらしき人物がいます」

提督「わざわざこんな場所に呼び出しておいて人違いってことは無いだろから、奴がそうだな」

キット「周辺に狙撃手等は居ない様ですが、気を付けてください」

提督「ああ」

ガチャ

バタン

教祖「クックック・・・、よく来たな。私が君を呼び出した深海教団の教祖だ」

提督「人質は何処だ?」

教祖「まずは車を見えなくなるまで下がらせろ」

提督「キット、後ろに下がれ」

キット「ですが」フォンフォン

提督「奴の言う通りにするんだ」

キット「分かりました」フォンフォン

【NORMAL CRUISE】⇒【AUTO CRUISE】ピーッ

【P】 ガチャ ⇒【R】

ブーン

提督「これでいいか?」

教祖「充分だ」

提督「で、人質は何処だ?」

教祖「飛んで火に入る夏の虫とはまさにこのことだ」

提督「どうせそんなことだろうと思った」

教祖「だが、万が一もあり得ると思って来たのだろう?」

提督「ああ、そうだ」

教祖「噂どおりだな。早速だが、死んでもらおう。君の首を手土産として持参すれば私を深海提督にしてもらえる約束なのでな」

スッ

提督(素人が銃を持ったところで・・・)

パン!

シュッ

ツー

提督(頬を掠めた!?コイツ・・・只者ではない!)

教祖「私をただの頭のおかしな集団のリーダーだと侮っていた様だな。私は元自衛官でな」

提督「なるほど。どうりで銃の扱いに慣れている訳か」
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/08/15(月) 20:43:53.55 ID:C/dIXMIK0

青年「教祖様、神に逆らう愚か者に鉄槌を!」

ゴスッ!

青年「うっ・・・」

バタッ

川内「わざわざビデオカメラまで持ってきて撮影とはご熱心なことで。でも、提督はあんなのに負けたりしないから」

川内「コイツを放っておく訳にもいかないし、この辺から見守るとしますかね」
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/08/15(月) 20:46:20.49 ID:C/dIXMIK0

教祖「そうだ、少しばかり昔話をしようか。君は20年前のイージス艦の事故は知っているかな?」

提督「太平洋で演習中のイージス艦二隻が衝突事故を起こし沈没、多数の死者、行方不明者が出た事故だな」

教祖「ああ、表向きはそうなっているな」

提督「表向きは?まさか!」

教祖「そう、そのまさかだよ。あれは事故などではない。我々は正体不明の存在と遭遇し、攻撃を受けた。応戦を試みたが何も出来ずものの5分で沈められたよ。その時の数少ない生き残りの一人が私だ」

提督「当時はまだ深海棲艦の存在は一般には認知されていなかったし、たまにある目撃情報もネッシー同様のUMA扱いだったが、まさかそんなことが起きていたとは・・・」

教祖「君の師匠から聞いていなかったのかね?」

提督「聞いていないと言うより、そもそも事故だと思っていたから聞いてないと言うべきか・・・。いや、そんなことよりアンタは何故仲間の命を奪った深海棲艦を信奉するんだ?」

教祖「仲間の命を奪った?違うな。奴らは弱いから死んだのだ。そして私は神に選ばれたからこそ生き残った。この世には人知の及ばない力が存在する。私は力が欲しい!だからこそ神(深海棲艦)を指揮する側になると誓ったのだ!神を指揮する側になれば神以上の存在になれる!」

提督「いかれてやがる・・・」

教祖「私から見ればいかれているのは君たちの方だよ。何故、神に抗う?裁きを受け入れない?」

提督「奴等は神などでは無い」

教祖「やはり相容れぬか。だが、それでいい。それでこそやりがいがある。君は私が神へいたる道の第一ステップだ」

提督「人は神になどなれない」

教祖「なれるとも!さっきも言っただろう?私は君の首を手土産に深海提督となる」

提督「残念ながら俺は自分の首を差し出す気は無い。そして、この場でお前を斬る!」

教祖「艦娘たちの英雄である貴様が!人間を守る正義の味方が!地上を守るためこの私を・・・守るべき人間であるこの私を斬れるのか?」

提督「俺は正義の味方でもなければ、英雄と名乗った覚えも無い。俺はただ自分の信じるもののために戦う。目の前に敵が現れたら叩き切るまでだ!」

教祖「面白い、面白いぞ!それでこそだ、精々足掻け!そしてみっともなく命乞いをしてみろ!」

パン!

パン!

スパッ

スパッ

教祖「銃弾を斬ったか。だが、その余裕いつまで続くかな?」
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/08/15(月) 20:48:04.21 ID:C/dIXMIK0

提督「長々と間遊んでいる気などない」ダッ

教祖「バカめ!真っ直ぐ突っ込んで来るなど愚の骨頂だ!ハチの巣にして・・・は、早い!」

提督「お前は自分を人間だと言ったな?お前は人間なんかじゃない。人の皮を被った深海棲艦だ!」

教祖(この間合いはマズイ!)

提督「春風流剣術奥義 海航艦娘舞!」

ゴスッ!

教祖「ぐわぁぁぁぁぁーっ!」

ヒューン

ドサッ

教祖「グハッ!(吐血)」

提督「・・・」

教祖「クックック・・・甘いな・・・。私を深海棲艦と言いながら・・・切らずに峰打ちとはな・・・」

提督「お前に死なれる訳にはいかないからな。あらいざらい吐いてもらうぞ」

教祖「どこまでも甘い奴だ・・・。だが、まだ終わりではない」

キット(コムリンク)「アドミラル、深海棲艦が接近中です。直ぐにその場を離れてください!」

提督「!!!」

教祖「あと少し、あと少しで・・・」

ズルズル

提督「おい何を・・・!」

ドボン

イ級「・・・」

教祖「おお、神よ・・・。我に力を・・・」

イ級「ニンゲン食ウ」

ロ級「ニンゲンノ力手ニ入ル」

ハ級「ソウスレバ強クナレル」

???「いけない!人間を食べても人間の力は手に入らない。あなたたちの血が穢れるだけだ深海棲艦じゃなくなっちゃう!(笑)」

教祖「か、神よ、何を」

ガブッ

教祖「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!腕が、腕がぁぁぁぁ!足がぁぁぁぁ!」

キット「アドミラル、その人はもう助かりません。早く車内へ!」フォンフォン

提督「クッ・・・」
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/08/15(月) 20:49:27.46 ID:C/dIXMIK0

ペチペチ

川内「起きな」

青年「うーん。か、艦娘!?」

川内「アンタたちのリーダーが負ける瞬間をよく見とくんだね」

青年「何を言っているんだ?教祖様が負けるわけ無いだろ!お前たちの提督が・・・、そんな教祖様・・・立ってください!」

川内「あんたたちの負けだよ」

青年「まだ終わってない!見ろ!神が来てくださった!」

川内「!?(そんな、全く感知出来なかった・・・。まさか他にも仲間が居てジャミングしてる?私もコイツを連れて逃げないと。イ級程度、倒すのは簡単だけど人を守りながら戦うのはね)」

青年「え・・・、教祖様が・・・」

川内「あんたたちが神と呼んでいる深海棲艦がどんな存在かよく見とくんだね」

青年「うわぁぁぁぁぁぁ!」

川内「これでもまだアレを神と呼ぶ気?」

青年「嫌だ、死にたくない!助けてくれ!」

川内「しっ!喚かないで。アイツ等に気付かれる前に逃げるよ。ほら、被りな」つヘルメット

青年「はい・・・」

川内「後ろに乗って」

青年「はい・・・」

川内「アンタのことは海岸線をツーリング中に発見した一般人を保護したって設定にしといてあげるから、今後の身の振り方はよく考えておくんだね」
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/08/15(月) 20:50:41.38 ID:C/dIXMIK0

???「あっけない最後だったな。だが、神に食われて血肉となれたんだ、満足だろ?さて、帰って親父殿に報告するとしますかね」

???「ん、何だ?様子がおかしい・・・。奴等共食いを始めただと!?」

ピカーッ

???「ハッハッハ!傑作だ!これぞ正に執念。良かったじゃないか、当初の予定とは違ったが夢が叶って。連れ帰って親父殿に見せるとするか」
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/08/15(月) 20:51:49.72 ID:C/dIXMIK0

キット「アドミラル、川内さんから着信です」

提督「川内から?繋いでくれ」

川内「もしもし、提督?ちょっと、相談と言うか、報告したいことがあるから正門前で待ってるね」

提督「ああ、分かった」

川内「じゃあ、また後で」


-鎮守府 正門前-

キキーッ

ガチャ

川内「提督、おかえり」

提督「ただいま」

バタン

提督「ところでその人は?」

川内「さっき話した報告ってのはこの人のことで、海岸線を『申し訳ありませんでした!』」

提督「?」

青年「自分は貴方を殺そうとした教団の一員です!」

提督「川内、どういうことだ?」

川内「はぁ・・・、せっかく穏便に済ませてあげようと思ったのに。聞いての通りコイツも例の教団の一員なんだけど、提督がアイツと戦った場所の近くに居て、放っておいたら深海棲艦に襲われるだろうから保護したって訳」

提督「では、川内も近くに居たのか?」

川内「うん、吹雪に頼まれてこっそり付いて行ってたんだ」

提督「そうだったのか。詳しい話は執務室で聞かせてもらおうか」
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/08/15(月) 20:53:43.75 ID:C/dIXMIK0

-執務室-

青年「自分は教祖の指示を受けて現場の近くで一部始終を撮影していました」

提督「ご丁寧なことで」

青年「ですが、教祖があのバケモノに食われるのをこの目で見て、目が覚めました・・・。自分はなんてバカなことをしていたのかと・・・」

提督「知らないというのは幸せなことだ。だが、君は知ってしまった。今後の身の振り方をしっかり考えることだな」

青年「はい・・・」

提督「今から家に帰すのも危険だ、今夜はうちで保護しよう。川内、彼を仮眠室へ案内してやってくれ」

川内「了解!朝まで見張っとくね(小声)」
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/08/15(月) 20:57:52.28 ID:C/dIXMIK0
今日のグレーテルのかまどは『給糧艦 間宮のようかん』観なければ(毎週観てるけど)
何度かかまどのネタはやったけど、今度は15代目ヘンゼルにもお越しいただかねば。

本日はここまで。
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/08/18(木) 04:17:00.74 ID:qigtmxck0
スパイクタンパク単体で心臓やその他臓器に悪影響を及ぼすことがわかっています

何故一旦停止しないのですか

何故CDCが接種による若い人の心筋炎を認めているのに情報発信がないのですか
20代はたった1ヶ月で接種後死亡がコロナ死と同等になってます
因果関係の調査は?
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/08(火) 21:47:30.14 ID:xc6RpS330
先日、ついに時雨改三が実装されたけど、白露型で改二になってないには春雨ちゃんだけになってしまったではないか。
改三なんかより、春雨改二を実装してくれと思う今日この頃。

本日分、始まります。
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/08(火) 21:47:59.23 ID:xc6RpS330

-執務室-

提督「では、君の知っていることを聞かせてもらおうか」

青年「はい」

ドンドンドンドン!

大淀「提督、大変です!」

ガチャ

提督「何だ騒々しい」

大淀「大変です!テレビ、テレビを点けて下さい!」

提督「テレビ?吹雪、頼む」

吹雪「はい」

ピッ

テレビ「『た、助けてくれ!』『黙れ。お前たちの様なクズが俺は大嫌いなんだ。ほら、お前たちが神と崇めている連中が迎えに来ているぞ』『嫌だー!助けてくれー!』『うるさい』ドボン『うわぁぁぁぁ!』」

提督「何だコレは!?」

新提「してやられたな」

青年「自分はこんなの知りません!」

新提「君が知らなくてもお仲間が事前に用意していたんだろう。提督を呼び出すのに合わせてな。教祖と提督、どちらが生き残ってもいいように準備していたということだ」

青年「そんな・・・」

テレビ「海軍の提督に深海教団と呼ばれる団体の一人が殺害されたとされる映像ですが・・・」

テレビ「常日頃から言っているじゃないですか。海軍は犯罪者の集まりであると!」

青年「!?」

提督「どうした?」

青年「今のコメンテーター、教団の一員です」

提督「クソッ!マスコミにまで入り込んでいたのか!」

テレビ「え?はい、分かりました。防衛省から緊急声明が発表されました。その様子をご覧ください」

テレビ「日本国民の皆様、海軍元帥です。先ほどから我が海軍の提督が殺人事件を起こしたとの報道がされていますが、事実無根のフェイクニュースであると断言します」

吹雪「元帥が否定してもこれだけ報道されてしまっては・・・」

テレビ「通常非公開となっている作戦行動中の記録映像を今回は特別に公開します」

提督「作戦行動中の記録映像?そんなもの知らないぞ・・・」

キット「・・・」フォンフォン

テレビ「『もう逃げ場は無いぞ。観念しろ!』『クックック』『何がおかしい?』『私は最初から逃げてなどいない』『追い詰められて負け惜しみか?大人しく投降しろ』『提督殿、大変です!深海棲艦が接近中です!』」

テレビ「『何ッ!?』『神よ、我が身を生贄として捧げます』『待て、早まるな!』『アーハッハッハ!』ドボン『早く引き上げないと!』『もう間に合いません!我々も退避しないと!』『離せ!』『お前たちも提督殿を押さえてくれ!』『はい!』」

テレビ「先ほどから報道さている映像は偽物であり、こちらが昨晩の実際の作戦行動となります。不手際により犠牲者が出てしまったことは真に遺憾ではありますが、作戦行動自体に違法性は無く、あくまで深海教団の一員の自殺であると考えています」

テレビ「嘘だぁぁぁぁ!こんなものは信じない!これは立派な殺人事件であり」

テレビ「しばらくお待ちください」
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/08(火) 21:48:50.00 ID:xc6RpS330

提督「・・・。一体何が起きているんだ?」

キット「ディープフェイクを知っていますか?」フォンフォン

提督「まさか」

キット「はい。私が作成し、昨晩のうちに元帥に送信しておきました。昨晩の件、アドミラルはあくまで職務を全うしたまで。元帥もうまく処理すると約束してくださいました」フォンフォン

提督「キットが敵じゃなくて本当に良かった」

テレビ「先ほどの件は防衛省により悪質なイタズラであることが確認されました。今後はこの様な報道がなされない様」

吹雪「司令官を糾弾していたコメンテーターの人居なくなってますよ」

提督「これは俺が生まれる前の話なんだが、キン〇ンの番組?で放送禁止用語を連呼した子供が途中でつまみ出されてぬいぐるみに変わったって事件があったそうな。昔、から〇りTVでうつみ宮〇理が証言しているのを聞いた覚えがある」

吹雪「えぇ・・・(困惑)」

大淀「生放送だったのでしょうか?」

提督「そこまでは知らん」

新提「何はともあれ、丸く収まって良かったじゃないか。元帥が処理すると約束してくれた以上、もう大丈夫だ。海軍としてもお前を失うのは困るからな。それにお前は間違ったことなどしていない」

提督「釈然としないんだが・・・」

吹雪「司令官が居なくなると困るのは事実です!」

大淀「その通りです!」

青年「教祖が亡くなった以上、今夜にも新しいリーダーを決める会合が開かれるはずです」

提督「場所は分かるか?」

青年「○○市の雑居ビルです」

提督「雑居ビル?まさかそんな場所だったとは」

青年「あえて普通の場所にすることで怪しまれない様にしているとか」

大淀「木を隠すなら森ということですね」

提督「確かに山奥の見るからに怪しい洋館とかよりいいかも知れないが・・・。とりあえず元帥に報告しておこう」

コンコン

あきつ丸「あきつ丸であります」

提督「どうぞ」

ガチャ

バタン

あきつ丸「提督殿、急で申し訳ありませんが、今夜陸軍の会合が開かれることになりました」

提督「そうか、気を付けてな」

あきつ丸「はい。では、行ってくるであります」

ガチャ

バタン

提督「元帥に報告の後、作戦会議を開こう」
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/08(火) 21:49:18.24 ID:xc6RpS330

-会議室-

提督「深海教団の会合を利用して一斉摘発を行う訳だが、何か妙案はあるだろうか?」

川内「はい!」

提督「川内」

川内「例えばだけど、目の前で人がイ級にでも食べられて恐怖で動けなくなったところをと捕らえるのはどう?」

長門「流石にそれはマズイだろ」

川内「提督を陥れようとした奴らだし、自分たちのリーダーがどんな目に合ったか思い知らせるべきだよ!」

提督「ヲ級?顔色が悪いがどうかしたか?」

ヲ級「昔、人肉を食べさせられたことがあったわ・・・」

川内「え・・・」

ヲ級「食べた後で人肉ハンバーグだって言われて吐いたわ・・・。直ぐに今のは冗談だって言われたけど、真偽は今でも分からないの」

川内「変なこと言ってゴメン」

ヲ級「いいのよ」

イ級「私も流石に嫌だぞ」

川内「いや、流石に本物じゃないって。何か超リアルな人体パンがあるって聞いたことがあるからさ」

赤城「だとしても流石に・・・」

川内「だから本物じゃないってば!」

提督(昨晩の一件のせいか・・・。後でケアしておかないと)

ガチャ

師匠「安心せい、食料はちゃんとした業者から仕入れていた。人肉などあり得ぬ」

ヲ級「本当に?」

師匠「本当じゃ」

ヲ級「良かった」

提督「何しに来たんですか?」

師匠「昨晩の件でお主が心配で様子を見に来たのだ」

提督「そりゃどうも」

大淀「提督、大本営から連絡が・・・って師匠さん。帰って来られたのですか?」

師匠「提督が心配でな」

提督「それで大本営は何と?」

大淀「はい。今夜の会合についてはこちらで処理するので何もしなくていいと」

提督「大本営直属部隊が直々に?」

大淀「その様です」
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/08(火) 21:50:43.01 ID:xc6RpS330

-夜 教団本部前-

隊長「こちら隊長。準備はいいでありますか?」

隊員α「こちらα、準備完了!」

隊員β「こちらβ、同じく準備完了です」

隊員γ「こちらγ、いつでもOK」

隊員ι「こちらι、準備完了であります」

隊長「了解。オペレーションK開始であります」


-教団施設内-

ザワザワ

男1「教祖が亡くなったって本当なのか?」

男2「タチの悪い噂だろ?」

女「だったら何で急に会合が開かれたのよ?」

ザワザワ

ドカーン!

一同「!?」

ヒューン

ドサッ

男「た、助けてくれ」

イ級「ウマソウナ ニンゲンダ」

男「い、嫌だ、死にたくない!」

イ級「ニンゲンヲ クエバ ツヨクナレル」

男「嫌だ、食われたく」

ガブッ

男「あぁぁぁぁぁ!」

ゴクッ

イ級「ウマソウナ ニンゲン マダマダ イル」
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/08(火) 21:51:16.39 ID:xc6RpS330

男1「う、嘘だろ・・・」

女「ヒッ!?」

隊員β「おのれ深海棲艦め!こっちだ、かかって来い!」

隊員ι「皆さん、早くこちらへ!」

タスケテクレー!

ウワー!

キャー!

ドドドドド

男「・・・。こちらα、人払い完了しました。それにしてもロボットとは言え、深海棲艦に食われるのはいい気がしないな」

隊員β「これも任務だ。我慢しろ」

隊員α「分かっているさ。γ、そちらはどうだ?」

隊員γ「面白いデータが見つかりましたよ」

隊員β「!? まさかこんな大物までメンバーだったとは。お前を連れてきて正解だったな」

隊員γ「ここのセキュリティなんてガバガバですよ。まぁ、関係者以外がこんな所まで来てデータにアクセスすることも無いからでしょうけど」

隊長「こちら隊長。逃げ出した教団員は全員確保したであります」

隊員γ「こちらγ、必要なデータは全て入手しました」

隊長「了解であります。作戦を第二段階へ移行するであります。総員退避」

隊員たち「了解!」
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/08(火) 21:51:51.49 ID:xc6RpS330

幹部A「何やら下が騒がしいな」

幹部B「有象無象のことなどどうでもいい。それより誰が次の教祖となるかだ」

幹部C「私が立候補する」

幹部A「ふむ、お前なら悪くないが」

幹部D「ワシも立候補するぞ」

ドカン!

ドカン!

ドカン!

ドカン!

ドカン!

ドカーーーン!!!
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/08(火) 21:52:33.92 ID:xc6RpS330

-鎮守府 執務室-

提督「・・・」

新提「例の教祖のことを考えていたのか?」

提督「ああ」

師匠「気にするな、と言うのは無理な話だが、避けては通れぬ道だ」

新提「元々向こう側だった私たちが言うのもおかしな話だが」

師匠(ワシは海軍→深海→海軍であって元々深海側と言う訳では無いのだが)

新提「相手は深海棲艦を神と崇めている連中のリーダーだ、話し合いで解決なんて土台無理な話だ」

提督「その通りなんだが、それでも食われる前に何かできたんじゃないかと思ってな」

師匠「気持ちは分かるが無理だろう。ワシも全盛期ならばイ級二隻程度なら相手に出来たが、今回はそれ以上だったとキットから聞いておる」

新提(いやいや嘘だろ)


-翌朝 提督私室-

テレビ「昨夜、ガス漏れにより爆発が起きた〇〇市の雑居ビル前から中継をお送りしています。夜通し救出作業が続いていますが」

吹雪「司令官!ここって・・・」

提督「ああ、例のビルだろう」

吹雪「じゃあガス漏れって」

提督「事故に見せかけて爆破し、関係者を一掃したんだろう」

吹雪「いくら何でもこんなやり方なんて・・・」

提督「これは噂で聞いた話だが、軍には汚れ仕事を請け負う部隊が存在するらしい。どうやら本当だった様だな。だが、彼らはプロだ周囲には被害を出さずに処理した様だ」

吹雪「確かに周囲には被害は無さそうですし、不幸中の幸いでしょうか?」
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/08(火) 21:53:13.44 ID:xc6RpS330

-執務室-

青年「あの・・・、一つ聞いてもいいでしょうか?」

提督「雑居ビルのガス爆発なら恐らく軍が実行した作戦だろう」

青年「やっぱりそうですか・・・」

提督「今回は君の情報提供により実行された作戦だが、あくまで君は情報を提供しただけだ、君が気に病む必要はない」

青年「はい・・・」

提督「気にするなと言ったところで解決する話では無いが」

青年「自分はこれからどうなるのでしょうか?」

提督「それは君次第だ」

青年「え?」

提督「今回のことを踏まえて深海棲艦と決別するなら、新たな道が開けるだろう」

青年「刑務所に入れられたりとか」

提督「何を言っているんだ?少なくとも犯罪に加担はしていないんだ、捕まることはない」

青年「え?あ・・・、ありがとうございます!」

提督「もしかして現場でカメラを持って撮影していたことが犯罪になると思っていたのか?あの程度なら何も問題はない。さて、帰りはどこまで送ればいい?」

青年「送っていただけるなら、駅までお願いします」

提督「よし、川内、駅まで頼む」

川内「はーい」

青年「お世話になりました」ペコリ

ガチャ

バタン

吹雪「あの人どうなるんでしょうか?」

提督「さっきも言ったが、本人次第だ。しばらくは軍の監視が付くだろうが、問題がなければ直に引き上げるだろう」
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/08(火) 21:55:03.01 ID:xc6RpS330
今日(明日?)からイベント開始だけど、前回の様なのは止めて欲しいよな。
E2-1(ラスダン)が最大の山場で残りは消化試合って何やねん!
ダイソンだけなら許す。でも、ダイソン、ネ改×2の三択スナイプは絶許だ!

本日はここまで。
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/10/26(木) 23:55:13.41 ID:KeQ+8xrW0
スパイクタンパク単体で心臓やその他臓器に悪影響を及ぼすことがわかっています

何故一旦停止しないのですか

何故CDCが接種による若い人の心筋炎を認めているのに情報発信がないのですか
20代はたった1ヶ月で接種後死亡がコロナ死と同等になってます
因果関係の調査は?
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/02/05(月) 21:20:33.21 ID:rOFBUXZk0
暁の水平線に完結が刻まれるまで希望は捨てないぜ
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/14(水) 17:55:38.73 ID:OhZ4IMjr0
保守
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/04/22(月) 00:40:13.60 ID:kpziJvBS0
保守
更新、待つよ!
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/08/09(金) 23:16:41.39 ID:nF6IEOyj0
保守
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/04(金) 22:10:53.96 ID:RpPBjuBN0
皆様、お待たせっしゅ。
書きかけのデータがぶっ飛んだり(PCそのものが臨終)で色々ありました。
人生いろいろ、男もいろいろって島倉千代子はどの辺の年代から分かるんでしょうか?同年代だとイマイチ通じなかったりするでござる。
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/04(金) 22:13:38.32 ID:RpPBjuBN0
土曜の夜にゼーガペ〇ンって全く知らないアニメ(明日が最終回)と機動武闘伝の再放送を見ているんだけど、
調べてみたら是我痛は2006年の放送でB社からプラモも出ているってマジかよ・・・。
当時は今と違って普通にガン〇ラも買えたし、公式サイトで毎月新商品情報も見てたはずなのに。

機動武闘伝はもうすぐ放送される伝説の「ネオドイツの女」が楽しみすぎる。
以前、夢の世界でゲルマン忍者(ビスマルク)が活躍する話を書いたけど、また活躍させないと。
多分、ビスマルクがネオスウェーデンの女(ゴト)とイチャイチャする提督にやきもちを妬いて、家出して、「今の私はネオドイツの女」って展開になるはず(元からドイツだけど)。
でもその前にネオイタリア所属マエストラーレ級の天才が事件を起こすのが先だと思います。

本日分、始まります。
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/04(金) 22:14:55.82 ID:RpPBjuBN0

-提督私室-

提督「今年ももう半分終わったが、映画をまだ三つしか観てないな」

吹雪「そうですね」

島風「え〜、二人だけで映画デート?いいないいな〜、島風も連れて行ってよ!」

卯月「うーちゃんを誘わないなんて酷いぴょん!」

提督「二人とも誘ったが、ネコ以外興味ないって行かなかったろ!」

卯月「し、知らないぴょん(汗)」

島風「ネコ、面白かったです!」

提督「久しぶりのネコは面白かったな。だが、ひとつだけどうしても気になることがあるんだよな」

吹雪「ええ、私も気になりました」

提督「竹中〇人って何かやらかしたっけ?何とかと雪の女王の雪だるまはお薬関係で捕まって交代だったけどな」

吹雪「山〇耕史さんが悪いとは言いませんが、渋さがちょっと足りなかったですね」

提督「緑の怪物がリブートするって話があるし、ラストがそういう感じの終わり方だったからな。緑の怪物の声優ははまり役だし変えないで欲しいな」

卯月「あれほど似合う人は居ないぴょん」
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/04(金) 22:17:03.67 ID:RpPBjuBN0

提督「銭湯の映画は古代ローマのおバカ映画をテレビでやっていた時にCMを見て気になって観に行ったけど、あれはいい映画だったな」

吹雪「はい。実家の銭湯経営を通してバラバラだった兄弟の心が一つになるいい話でした」

提督「笑いあり涙ありでいい映画だったな。俺たちも桶でコンコンやってみるか?」

吹雪「やってみましょうか」

島風「えー、そんなにいい映画なら島風も行けばよかったー」

提督「そしてルーヴルはテレビ版から安定のクオリティーだったな。ただ、もうちょっとルーヴル美術館を映して欲しいとは思ったけど」

吹雪「そこは美術館側の都合もあるでしょうし、仕方ないんでしょうね」

提督「そうだな。で、あの映画を観ていたらルーヴル美術館に行きたくなってきた。あそこは広いから全部見ようと思ったら一週間は必要だと聞いたことがある。あと、モナリザは物凄い人だかりでまともに見えなかったし」

卯月「そんなに!?」

提督「ああ、元々王宮でかなり広いからな。で、何故かエジプトコーナーも有った」

島風「美術館なのに?」

提督「ああ。芸術と言えば芸術だが、美術館なのにミイラの棺って・・・。それは博物館じゃないのか?って思いながら見てたんだけどな」

卯月「何か不思議だぴょん」

提督「博物館と言えば、夜の博物館の映画の新作作ってくれないかな〜って待ってるんだけどな。3の終わり方からして4は無理だろうからリブートでもいいけど」

吹雪「3の円卓の人はいいキャラでしたね。蠟人形なのに松明なんて持つから熱で鼻が融けてビローンってシーンで笑っちゃいました」

提督「ヒュージ・アッ〇マンってネタも笑わせてくれたよな。その昔、ゴーゴーアッ〇マンってゲームがあったのを思い出したわ」

卯月「そんなのあったぴょん?」

提督「ああ、スーファミの時代だから知らなくて当然だろう。グレ〇リンも続編か、リブートして新作をってもう20年くらい言い続けているんだが、全く気配すら無いな。古い映画のリメイクとかしょっちゅうやってるのに何がダメなんだ?」

吹雪「ギ〇モ可愛いですね♥」

島風「キャラクターグッズは今でも結構出てるのに何でなんでしょうね?需要ありそうですけど」
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/04(金) 22:23:33.28 ID:RpPBjuBN0

提督「海賊の映画もどうなってるんだろうな?主役の泥沼離婚劇の影響もあるんだろうけど、役者を変えてのリブートみたいな話もあったけど、そんなのを観る気もないし、続編やらないなら5であんな終わり方するなと言いたい」

吹雪「夢オチかと思いきや間違いなく現実でしたよね、あの魚介類の親玉」

提督「ただ、あの映画、正直3で終わった方が良かったとも思うが。まー、3の最後に次は生命の泉を目指すってやってた以上、4をやらない訳にはいかなかったんだろうけど。でも、肝心の海図があの状態だったしなぁ。やっぱ無理!でもよかったんじゃないのか」

卯月「4の最後は呪いの人形を拾うシーンで終わったから、5はあの人形で復讐をする話かと思ったら全く関係無かったぴょん」

提督「5作目のスタッフは確実に過去作観たことない奴らだろ。例のコンパスは海の女神から(黙って)貰った物なのに勝手に設定変わってたしな」

島風「あのシーンは『え?』ってなりましたね」

提督「あれがあったから尚更続編やらない方が良かったんじゃないかって思ったんだけどな、5の終わり方のせいで気になって仕方ないのに全然やらないってどうなってんだよ!魚介類の親玉!」

卯月(魚介類の親玉って・・・。確かに深海の悪魔はタコにカニで魚介類だけど)

提督「そしてもうすぐハリ〇ンお爺ちゃんのリアルガチ最後の聖戦が楽しみであり、不安なんだよな」

島風「不安?」

提督「ああ、とても不安だ。前作の水晶骸骨の王国がクソ・オブ・クソだったからな。生まれて初めてリアルタイムでヘンリー・ジョーンズJr.の映画を観られるとあって超期待してたのに、アレはガチで裏切られた!」

卯月「そんなに?」

提督「1〜3は人知を超えた神の力と呼ぶに相応しい奇跡を題材にしていたのに、4は宇宙人、いや、正確には宇宙人ではなく異次元人?らしいが、まー細かいことはどうでもいい、突然のB級SF映画になり果てたことを知らずウキウキしながら観に行って、最後のオチに絶望させられた気持ちが分かるか?」

卯月(そんなにアレ好きだったって知らなかったぴょん)

提督「ガッカリと言えば今から30年程前に放送されたドラマ版?の孔雀の眼の秘宝ってのもナニコレだった」

吹雪「そうなんですか?」

提督「まー、小学生の頃に一度観ただけだからあやふやではあるが」

卯月「どんな内容だったぴょん?」

提督「んーとな、博物館へ社会見学に来た小学生二人組が爺さん(ジョーンズJr.)と出会って、若いころの冒険談を聞くって始まり方でな。爺さんも若い頃も役者は別人だったな。ギャラの問題で役者変えたんだろうな。で、最終的にタイトルにもなっている秘宝は結局見つかりませんでしたってオチだったし。結局見つからんのかい!ってな」

島風「タイトル詐欺!?」

提督「うむ。ただし、さっきも言ったが、昔のこと過ぎてあやふやだけどな」

卯月「そう聞くとなんかガッカリってのも分かる気がするぴょん」

提督「それにしてもJr.はナチス好きだよな。本人は大嫌いだ!って言う割に、1の敵はナチス、2はインドの邪神教徒、3はまたナチスでヒトラーのサインまでもらって、4はソ連で5でまたナチスの残党だからな。まー、ボロクソ言うのも分かるが」

島風「もしかして・・・」

提督「いや、別にビルマルクやプリンツは何も悪くないし、嫌いでもないからな」

吹雪「そういえば3でJr.さんはお父さんのことをパパって呼んでましたよね」

提督「そこは小学生の頃から、いい年したおっさんがパパは無いわーって思いならが見ていて、現在進行形でやっぱ無いわーだな。パパさん4では故人だったけど、公開当時ご本人はまだ生きてたし、勝手に殺すなよ・・・」
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/04(金) 22:26:21.63 ID:RpPBjuBN0

提督「ときにヒトミよ」

伊13「はい」

卯月(さっきからあえて触れなかったけど、ずっとパパの膝の上だぴょん。きっと吹雪ちゃんは怒って・・・、ってニコニコしながら見てるぴょん!?ナンデ!?もしかしてアレ?胸のサイズで判定してるぴょん!?)

提督「もうすぐ我らがトム兄の最新作が公開される」

島風「え?お父様ってハン〇スのファンだったの?」

卯月「パパがハン〇スのファンだったなんて知らなかったぴょん!でも、渋いぴょん!」

伊13(お父様?パパ?)

提督「二人とも・・・、それはトム兄やない、トム爺や!ハン〇スは名優だが、そっちじゃない!」

島風「ハン〇スじゃないトムって誰?」

卯月「分からないぴょん」

吹雪(え?二人とも冗談で言ってるんだよね?)

提督「いやいや、何で分からねぇんだよ!トム・ク〇ーズだよ!」

卯・島「あー、そっち!」

吹雪(えぇ・・・)

卯月「で、何でトム兄って呼んでるぴょん?」

島風「もしかして本当にお兄さん?」

提督「んな訳無いだろ。何年か前にラジオでマサハル・フク〇マがトム兄って呼んでいたから真似してみただけだ。本題に戻るが、ドライブ・レコニング楽しみだな!」

伊13「はい。楽しみです」

卯月(そこはつっこむ所だぴょん。ドライブレコーダーみたいになってるぴょん)

提督「公開前は二部作だとか、違うとか情報が錯綜したり、セットが燃えて大損害だとか色々と心配だったが、ここまでくればもう大丈夫だ」

島風「結局、トム兄の映画なら何でもいいんじゃ・・・」

提督「何を言うか、トム兄なら何でもいい訳無いだろ!まず、M:Iの一作目は嫌いだ。ジムの扱いが酷すぎる!」

島風「ジム?」

提督「フェル〇ス君だよ」

島風「あー、いつも指令を受ける人」

提督「そう、その人だ。最初はジムが志半ばで倒れて、イーサンが跡を継ぐって展開かと思いきや、実は裏切り者で黒幕って・・・、お前らジムに何の恨みがあるんだ!ってな。ドラマ版の出演者からの評判も悪いのも納得だ」

卯月「それだけ?」

提督「いいや、ミイラの映画もダメダメだった。やっぱハゲ(イムホ〇ップ)が居ないとダメだ。あの映画の主役はハゲだろ(笑)」

島風「ハゲって・・・(笑)」

提督「2でまたしても復活したはいいが、蠍王に媚びへつらった挙句、蠍王が倒されてピラミッドの崩壊が始まり地面の亀裂から転落しそうになって彼女に助けを求めたら見捨てられるとか・・・。最後は絶望しながら地獄へ落ちて行ってな」

吹雪「その彼女さんも直後に冥界へ逆戻りしてしまいましたね」

提督「神官なのに王の愛人に手を出して、何だかんだで処刑された挙句、数千年後にようやく彼女も復活したと思ったらあっさり見捨てられるとか絶望しか無いだろ」

卯月「自業自得だけどちょっと可哀そうだぴょん」

提督「3でまたまた復活して今度は今度は主人公サイドに付く案もあったらしいが、それはそれで観てみたかったな」

吹雪「なにをどうしたら主人公サイドに付くのか気になりますが、あんな仕打ちを受けたら心境が変化してそうなるのかもとも思いますよね」

卯月「間違ってもパパを見捨てたりしたらダメだぴょん」

吹雪「そんなことしないよ!」
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/04(金) 22:44:14.45 ID:RpPBjuBN0

提督「今作はトム兄を送り出すとか、集大成とか不穏な単語がポツポツ出ているが、やっぱ最終作になるんだろうか?」

吹雪「シリーズ終了とは言ってませんけど、そんなことを言われると終了って感じがしますよね」

提督「もし本当に終了してしまったら俺は何を観ればいいんだ・・・。ブルー〇・ウィリスは認知症で引退してしまったし、筋肉大統領ももうお爺ちゃんだし。トム兄の死に戻りするアレの続編も結局どうなったのか分からないし。やるって言いつつ10年近く経ってるもんな」

吹雪「まだ、たかしさんが居るじゃないですか」

提督「そうだ、俺にはまだたかしが居た!」

島風(たかしってどのたかし?岡〇隆史?それとも藤〇隆?まだホットホット!の人の方が好きそうだけど)

伊13(提督はナイ〇イが好きなんて聞いたことないし・・・別の誰か?)

卯月「全力で」

島・13(!?)

島風「ホシを」

伊13「挙げる!」

提督「日本にはたかしが居て良かった。科学捜査研究所と捜査一課が続く限り日本は安泰だ」

島・13(たかしってその剛志だったんだ)

提督「それにしても卯月はよく分かったな」

卯月「パパの娘だから分かって当然だぴょん!」

島風「あれ?そう言えば相〇は?」

提督「やっこさん結構前に脱落したよ。ダークナイト事件が原因であまり観なくなったが、トドメを刺したのは南〇十の事件だった。何年も引っ張っといて最終的にボケ老人が自覚せずに事件起こしてました!って・・・」

吹雪「あれは演技とかではなく、本当に自覚してませんでしたよね」

提督「最後はモリ〇ーティ教授の様な感じで転落死してたけどあの出血量からして確実に死んだよな。元女子アナが少しずつ自分の血液を抜いて、充分に溜まってから自宅にぶちまけて、殺害されて連れ去られた風に演出した事件があったが、ボケ老人には無理だろうしな」
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/04(金) 22:48:31.32 ID:RpPBjuBN0

-???-

イ級「イー・・・」

???「確かにお前にしか出来ない仕事とは言ったが、そんなに緊張しなくて大丈夫だ」

イ級「イー?」

???「本当だって。俺が保証する」

イ級「イー!」

???「そうそう、その意気だ。到着したぞ」

ガチャ

駆逐棲姫「待チクタビレタゾ」

???「!? さっきまでコイツと変わらない姿だったのに、もう人型になったのか!」

イ級「イー?」

駆逐棲姫「サア、オ前も我ガ一部トナレ」

イ級「イー!?」

???「おいおい、何処へ逃げる気だ?逃げ場なんてないぞ」

イ級「イー!」

???「俺を殺して逃げようってか?」

ザシッュ!

???「あ、すまん。勢い余って殺ってしまった」

駆逐棲姫「気ニスルナ。私ハ生キ肝信仰ナドシテオラヌ。喰エバ同ジダ」

ムシャムシャ

ゴクン

駆逐棲姫「オ前ヲ見テイルト、コイツト同ジ目ニ合ワセテヤリタクナル」

???「やるか?」ニヤッ

駆逐棲姫「今ノ状態デハマダ勝テヌ。同ジコトノ繰リ返シダ。モット、モット喰ッテ強クナラネバ、オ前ニモ、奴ニモ勝テヌ。モットヨコセ」

???「ヤレヤレ、人使いの荒い奴だ。次の獲物を連れてくるからいい子にして待っていろよ」

駆逐棲姫「提督ヨ、首ヲ洗ッテ待ッテイロ。私ハモット、モット、モット、強クナル。ソシテオ前ヲ喰ラウノダ。私ハ神ニ生マレ変ワッタ!」

???(コイツの執念には驚かされる。まさかこうなるとは予想だにしなかったぞ)
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/04(金) 22:50:34.48 ID:RpPBjuBN0
運命のダイヤル面白かったでち。前作がクソ・オブ・クソ過ぎて心配だったけど、有終の美で本当に良かった(涙)。お爺ちゃん過ぎてアクションがちょっと・・・なのは仕方がないよな。
ただ、一つ気になるのが最終的に冤罪は証明されたのか?
あと、ベネチアの亡霊はちょっと怖かったでち!何で三作目にして突然ホラーテイストになるんだよ博士!(アガサ違い)
探偵さんが最後に見た娘はただの幻?それとも本当に幽霊?どっちだったんだ?

本日はここまで。
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/12/08(日) 20:58:11.68 ID:Ch7wC4HQ0
בובובו-בו בו-בובו の舞台に子供を無料招待ってふざけた話を聞いたけど、010月7日は大人の日!by大人の女なんだから大人の日には大人も無料招待されるべきだろ!
最近、昔のアニメのリメイク流行っているし子安が元気な内に再アニメ化(今度はちゃんと最後まで!)してくだち。間違いなく円盤も買うから。
まー、ワタシ亀ラップなんて知らないし、ガネメも知らないし、マンガも読んだこと無いし、ただしつけものテメーはダメだ!とか知らないし、ただし新説テメーはダメだ!貴様には恐竜の足すら生ぬるい。むしろ、作者ですら忘れていた漢拳4倍だろ。
本当にそっちはやっても見ない(断言)。とか思っているし、魚雷先生が居るくらいだから艦これとコラボを待っているんだけどな。

本日分、始まります。
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/12/08(日) 20:59:07.70 ID:Ch7wC4HQ0

-工廠-

プリンツ「ついに出来てしまった・・・」

呂500「出来てしまいました!早く提督に見せましょうって!」

プリンツ「噂をすればあんな所に提督が!提督ぅー!」フリフリ

提督「ん?あれはプリンツにろーちゃんか」

プリンツ「提督ぅー!ちょっと来てくださーい!」

提督「分かったー」

スタスタ

提督「で、どうしたんだ?」

呂500「提督に見せたい物があるんですって!」

プリンツ「コレを見てください!」

提督「・・・。何だこれ?どこかで見たことがある気はするが」

呂500「エニグマですって!」

提督「エニグマ?エニグマ・・・エニグマって何だっけ・・・、ってエニグマ!?」

プリンツ「そう、エニグマです!」

提督「エニグマってあのドイツの暗号機の?」

プリンツ「そうです、そのエニグマです!」

提督「何か凄いのが出来たな!」

???「エニグマを知っているとは少しは出来る様ね」

提督「誰だ!?」

???「何処を見ているの?私はここよ!」

提督「俺の影から・・・って、何でドイツ国旗の様なマスクを被っているんだ?ビスマルク」

???「ビスマルク?私は世界一の科学力を誇るドイツの最高に美人で最強の戦艦ビルマルクでは無いわ!」

提督「ビスマルクで無ければどなたなんですかね?」

???「フッ、よく聞きなさい。私はシュバルツ・シュヴェスタ−。今の私はネオドイツの女よ」

プリンツ「わぁー!ビスマ・・・じゃなかった、シュバルツ・シュヴェスタ−姉さまカッコイイです!」

呂500「ビスマ・・・じゃなかった、シュバルツ・シュヴェスタ−姉さん、提督の影から現れるなんて凄いですって!」

提督「ネオかどうかは兎も角、元よりドイツの女だろ?」

シュヴェスタ−「エニグマを知っているとは流石ね、提督。褒めてあげるわ」

提督「そりゃどうも」

プリンツ「このエニグマがあれば深海棲艦なんてあっという間にやっつけられますね!」

シュヴェスタ−「ええ。暗号を駆使して奴らの裏をかいてやれば一方的にボコボコよ!」

提督「残念ながらうちでは使えないな」

シュヴェスタ−「どうしてよ!」

提督「どうしても何も、エニグマは英国の数学者アラン・チューリングに暗号を解読されているじゃないか。解読されてしまった暗号機は流石にな」

シュヴェスタ−「エ、エニグマが破られたですって・・・!?」

プ・呂(あっ・・・(汗))
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/12/08(日) 21:00:20.17 ID:Ch7wC4HQ0

アークロイヤル「そう、ドイツの暗号機エニグマは我が英国の誇る天才数学者アラン・チューリングによって破られたのだ!」

シュヴェスタ−「嘘だぁぁぁぁーっ!」

キット「残念ながら嘘ではありません」フォンフォン

シュヴェスタ−「ちょっと貴方、どっちの味方よ!」

キット「私は事実を述べたまでです」フォンフォン

シュヴェスタ−「キーッ!」

提督「でも、英国もエニグマの解読に成功したはいいが、そのことに気付かれると対策をされるから敢えて知らないフリをしていたんだろ?」

シュヴェスタ−「どういうこと?」

提督「目と鼻の先にドイツの艦が居ると分かっているのに、偵察機がたまたま発見したというていで行動していたから沈められた艦艇も多かったとか」

アークロイヤル「それについては仕方あるまい」

プリンツ「確かに的確に対処してきたら情報が洩れているか、暗号を解読されているって考えますよね」

呂500「でも、それで沈められた側はどうなのかなって・・・」

提督「で、問題はアランの処遇なんだよな」

アークロイヤル「・・・。私はSwordfishの整備に来たのだった。さらばだ」

提督「都合の悪い話になったから逃げたな」

シュヴェスタ−「都合の悪い話?」

提督「アランの功績は数十年間極秘事項として隠されたうえに、同性愛は犯罪として処罰されて最終的に自殺したとされている。本当に自殺か、それとも事故死かよく分からないが」

プリンツ「ひどーい!」

呂500「信じられないですって!」

シュヴェスタ−「こんな話をされたらアークが逃げるのも納得ね」

提督「で、ビスマルクはいつまでネオドイツの女なんだ?」

シュヴェスタ−「だ・か・ら、私はビスマルクじゃないって言ってるでしょ!」

提督「ふむ。そういうことにしておこう」

シュヴェスタ−「しておこうって何よ!」
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