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「ラブライブ×イナイレ〜11人の女神の奇跡〜」後半
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173 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/11(木) 17:56:39.53 ID:stfGZ3GkO
原野【ラン・ボール・ラン!】
ダダダダッ!!!
花陽(この勢い……私じゃ止めれない……!!)ススッ
穂乃果(……ポジショニングをずらした?)
花陽「うわぁ!」ドサッ
原野「オラのとこの牛より遅いっぺ!!」
角間「立て続けに千羽山の必殺技が炸裂!!音の木坂止めれない!」
穂乃果「くるっ……!」
穂乃果(絶対に点は入れさせない…!!)グッ
原野「よし…このまま……!?」
174 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/11(木) 17:58:03.99 ID:stfGZ3GkO
ドッ…!!
ビキビキビキ
カキーン!
亜里沙【アイスグランド】
シャー……!
亜里沙「ハラショー!」トッ
原野「……なかなかやるっぺ」
花陽「ふふ……」ンベッ
海未(やはり安定感が違いますね)フフ
角間「止めたぁぁ!!音の木坂の危機を助っ人絢瀬が凌ぎましたぁ!!」
穂乃果「ありがとー!花陽ちゃん、亜里沙ちゃん!」
雪穂「いい感じだよ!」
亜里沙「えへへ」
亜里沙「凛さん!」ドッ
凛「うん!」トッ
凛「っ……」ポロッ
希「凛ちゃん!」
凛「だ、大丈夫!」トッ
凛「にこちゃん!」ドッ
にこ「ええ!」トッ
山根「…….」ザッ
にこ「ちょっとあんた、レディに道を開けなさいよ」
芹沢山根育井 ザッ
にこ「ちょ、ちょっと……」
175 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/11(木) 17:59:19.34 ID:stfGZ3GkO
「かごめ、かごめ、かーごめかごめ」グルグル
角間「こ、これは……千羽山の必殺技、【かごめかごめ】だぁ!!」
にこ(これ…….まずい…)
「かーごめかごめ」グルグル
にこ「のぞ……」
「「「たぁーーー!!!」」」バッ
ドゴォォォォォォォ!!
にこ「きゃぁぁぁ!!!」
ズザザザザザ!!
山根 トッ
角間「矢澤からボールを奪ったぁ!!」
雪穂「そんな…….!」
亜里沙「にこさんがあんなに簡単に……」
海未「!」
海未「みなさん!すぐに立て直して……」
原田「オラのとこのリクガメより遅いっぺ!」
田主丸「いくっぺ!」トッ
花陽「しまった……!」
田主丸「はぁぁぁ!」コォォォ!
176 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/11(木) 18:00:40.14 ID:stfGZ3GkO
田主丸【シャインドライブ!】
パァァァァァァ!!!!
穂乃果「っく…!」
穂乃果(眩しすぎて……目が開けれない…!!)
凛「カバーに……!」グッ
凛「っ……」
穂乃果(見えない……)メツムリ
穂乃果「でも!!」グッ
ゴォォォォォオ!!!
穂乃果「絶対……決めさせない!!」バッ!
にこ「目を閉じたまま……!」
177 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/11(木) 18:01:41.22 ID:stfGZ3GkO
穂乃果【マジン・ザ・ハンド!】
ゴォォォォォオ!!!
ことり「お願い……!!」
海未「当たってください!」
穂乃果「はぁぁぁ!!」
ーーーー!!
178 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/11(木) 21:38:56.39 ID:stfGZ3GkO
ドシュルルルルル………!
テンテンテン……
穂乃果「………」
角間「きまったぁ!!先取点は千羽山だぁ!!」
179 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/11(木) 21:40:59.53 ID:stfGZ3GkO
穂乃果「………ッ……」ギリッ
ガンッ!
亜里沙「……!」ビクッ
穂乃果(いれられるような威力じゃなかった……)
穂乃果(点を取られないようにって決めたばっかりなのに……)
穂乃果(なんで……穂乃果は……)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
海未「はぁぁぁ!!」ガッ
角間「止めたぁ!園田も先ほどの優木のように戻っていましたぁ!!」
雪穂「試合の時ぐらいかっこいいところ見せてよ」ガシッ
ゴォォォォォ!!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
穂乃果「一人じゃまともに止められない……」ギュッ
雪穂「お姉ちゃん……?」
穂乃果「努力してるのに………」クシャッ……
海未「……穂乃果」
海未(こんな穂乃果、久しぶりに見ますね……)
ことり「や、やれることはできてたと思うよ?」
花陽「そうだよ!あれは仕方が……」
穂乃果「仕方がないじゃ意味ないんだよ……」ジロッ
180 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/11(木) 21:41:57.63 ID:stfGZ3GkO
花陽「ヒッ……!」ビクッ
凛「ちょっと穂乃果ちゃん……!」ガシッ
穂乃果「……っ!うるさい!」バッ
凛「ぃっ…!」グラッ
ドサッ
海未絵里「穂乃果!!」バッ
穂乃果「……!」ハッ
穂乃果「ご、ごめん凛ちゃん……」スッ
凛「やっ……うん」ニコッ
グイッ
凛「よっと……」
181 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/11(木) 23:07:07.95 ID:stfGZ3GkO
にこ「なに急に熱くなってるのかは知らないけど、一回頭冷やしなさい」ピンッ!
穂乃果「あてっ……!」ビシッ
希「はい穂乃果ちゃん、吸って〜」
穂乃果「へ?……すぅーーーー……!」
希「吐いて〜〜〜」
穂乃果「はぁーーーーー……!」
希「……落ち着いた?」
穂乃果「うん……ごめん、ね?」
凛「凛はだいじょうぶにゃー!!」
にこ「あんまり大きな声を出すとバカっぽさが目立つわよ」
凛「だからにこちゃん今日は静かなの?」
にこ「ぬぁんですってぇ!?」クワッ
凛「大きな声を出さない方がいいよにこちゃん」ニヤニヤ
にこ「だあぁぁぁ!!腹立つこいつ!」
ことり「ふふ」クスッ
海未「穂乃果」
穂乃果「ん?」
海未「私でよければ悩みの一つや二つ、聞かせてもらいますよ」
穂乃果「……!」
穂乃果「うん、ありがと」ニコッ
海未「ですからこの試合は集中してください」
海未「あなたの力が必要なんですから」
穂乃果「……そうだね」
穂乃果「ごめんみんな!取り返すよ!」
「おーー!!!」
海未「……」フーッ……
穂乃果「……」
182 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/12(金) 02:07:49.65 ID:Ja9zi0C1O
穂乃果(……そうだ)
穂乃果(私がチームのみんなを不安にさせちゃダメだ)
穂乃果(……がんばれ、リーダー)パンッ!
雪穂(……お姉ちゃん)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
穂乃果「一人じゃ満足に止めれない……」グッ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
雪穂(お姉ちゃんは嫌だったのかな……)
雪穂(【ホムラ・ザ・バンド】……)
雪穂「私は嬉しかったんだけどな……」ボソッ
183 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/12(金) 02:08:46.91 ID:Ja9zi0C1O
千羽山1-0音の木坂
ピーーーーーーー
角間「1点ビハインド音の木坂!ここから巻き返しが……」
田主丸「はぁ!!」ガッ
真姫「きゃぁ!?」ドサッ
角間「千羽山奪い取ったぁ!!激しいプレーでしたが笛はなっていません!!」
にこ「ちょっと!今のファールでしょ!?」
原野「都会っ子は細かいっぺ」ヤレヤレ
にこ「っ…こいつ……!」
花陽「雪穂ちゃん!!」
雪穂「あっ……!」
角間「音の木坂高坂雪穂、反応が遅れ侵入を許してしまったぁ!!」
184 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/12(金) 02:10:00.32 ID:Ja9zi0C1O
穂乃果(また、あれが来る……!)グッ
田主丸「はぁぁ!!」コォォォ!
田主丸【シャイン……】
花陽「させない!」ガッ!
田主丸「なに……!?」
角間「音の木坂小泉、何というファインプレー!!」
角間「シュートを放つ前にボールを取り返しましたぁ!!」
花陽「はぁ…はぁ……」
花陽(ギリギリ…)
花陽「雪穂ちゃん!」ドッ
雪穂「……!」トッ
育井 ザッ
雪穂「いける……!」グッ
185 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/12(金) 02:11:15.38 ID:Ja9zi0C1O
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
穂乃果「一人じゃ満足に止めれない……!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
雪穂「ぅ……」タジッ
雪穂(あ〜!もうなんでお姉ちゃんが出てくるのさ!?)
育井「はぁ!」バッ
雪穂「うぐっ……!」ズザザッ!
花陽(なんで……動きが悪い…?)
雪穂「……!」ザッ ガガッ
雪穂(取ら……れるっ……!?)ザザッ
育井「甘いっぺ!」バッ
雪穂「んっ……!」ザッ!
雪穂(誰か……!)キョロッ……
凛「っ…!」
炭野 ザッ
花陽「……!」
田主丸 ザッ
亜里沙「むー……」プクー
原野「ふんっ……!」ザッ
海未「……まずいですね」
にこ「もう一点とる気満々じゃない……!」
にこ「雪穂!一度穂乃果に……」
186 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/12(金) 02:12:09.56 ID:Ja9zi0C1O
雪穂「うわったぁ!?」グラッ
雪穂「ととっ……!」ズザザ!
角間「どうしたどうしたぁ!?パスが出せないのかぁ!?」
雪穂(本当に…….まずいっ……!!)
花陽(どうしよう……どうする……?)
「………」スゥ……
穂乃果「雪穂ーー!!」
雪穂「!?」ビクッ
187 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/12(金) 02:14:08.47 ID:Ja9zi0C1O
花陽ことり「び、びっくりしたぁ……」
穂乃果「ごめん雪穂!」
穂乃果「雪穂の大事にとってたアイス食べちゃった!!」
雪穂「はぁ!?」バッ
ズザザッ
角間「苦戦していた高坂雪穂、少し距離をとりました!」
雪穂「なにしてくれてんの!?あれ期間限定で最期の一つだったのに!!」
穂乃果「いやーお腹空いてたから……」
雪穂「絶対許さない……!ハーゲンダッツ3個だからね!!」
穂乃果「……ふふ」
雪穂「なんで笑ってんの!?」
穂乃果「……それでいいんだよ」
雪穂「?」
穂乃果「いつも通りの雪穂なら……」
穂乃果「なんてことないでしょ?」
雪穂「!」
花陽「穂乃果ちゃん……」
にこ「あいつ………」
にこ「アイスの罪は大きいわよ……」
花陽「そこ!?」
188 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/12(金) 02:15:00.39 ID:Ja9zi0C1O
育井「よくわかんねぇごど言っでねぇでボールよごせ!」バッ
雪穂「……」トントン
雪穂(そうだよね、お姉ちゃんはキーパーなんだもん)
雪穂(自分の力で止めたいと思うのは当たり前)
雪穂「てやぁ!」クルッ
育井「んなっ……!」ガクッ
雪穂(私とサッカーしたくないって言ってるわけじゃない!)
花陽(動きが戻った……!)
穂乃果「いいぞー!雪穂ーー!」
雪穂(ここで負けてお姉ちゃんとサッカーできなくなる方が嫌だ!)
雪穂「凛さ……」
希「ちょうだい!」
雪穂「っ……と…!」ピタッ
雪穂「希さん!」ドッ
希「よし!」トッ
189 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/12(金) 02:15:51.33 ID:Ja9zi0C1O
「かごめ、かごめ、かーごめかごめ」
にこ「まずい……!」
角間「またしても千羽山の【かごめかごめ】だぁ!!」
希「……ふむふむ」
希(対処法はある……でもタイミングが分からん……)
「かーごめかごめ」
希(このままやられるくらいなら……)
希「一か八か!」グッ
「2コンマ5秒ストップ!!」
希「んん……!?」ピタッ
「かーごめかごめ……」
希(……1……2……)グッ
「今!」
希「……!」バッ
「「「てやぁー!!」」」バッ
ドゴォォォォォォォ!!
希「うわぁぁぁぁ!!!」ドサッ
ズザザザザザ!!
角間「捕まってしまったぁ!!ボールは千羽山へと……?」
角間「こ、これは……」
190 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/12(金) 02:16:54.61 ID:Ja9zi0C1O
角間「ボールはどこへ……?」
山根「……え、ボールは?」
海未「!」ダッ ダッ ダッ!
海未「ナイスパスです!」トッ
ことり「いつのまに……!」
希(あのアドバイスのおかげやね……)
希(ありがとう花陽ちゃん)ブイッ!
花陽「!」ブイッ!
原野「いくら前線までパスを繋げても、ゴールは割れないっぺ!」
海未「やってみなければ分かりませんよ」
絵里「あなたならいけるわ!海未!」
海未「……」コクリ
フッ
トンッ………
191 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/12(金) 02:17:41.57 ID:Ja9zi0C1O
ズバァッ!!
海未【菊一文字!】
ドゴォォォォォォォ!!!
角間「再び必殺シュートが千羽山ゴールを襲います!」
綾野「無駄ズラ」
牧谷塩谷 ザッ
綾野牧谷塩谷【無限の壁!】
ドシュルルルルル!!!
角間「しかぁし!!音の木坂に巨大な壁が立ちふさがります!!」
角間「これを打ち砕く方法は…….」
192 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/12(金) 02:18:48.55 ID:Ja9zi0C1O
グルグルグル
綾野「……ずら!?」
真姫「はぁぁぁああ!!」ドキュッ!
【ファイアトルネード】
ギリギリギリ……!!
角間「なんと西木野、ゼロ距離でのシュートチェインだぁ!!」
角間「これはいけるかぁ!?」
真姫「ふふ、驚いたかしら?」ググググッ
真姫「これなら……!」ググググッ!
花陽「UTXを打ち崩したこの方法なら……!」
にこ「やっちゃいなさい!真姫!」
綾野「……!」
真姫「はぁぁ!!」ググググッ
193 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/12(金) 02:20:05.84 ID:Ja9zi0C1O
綾野「………フンッ」
真姫「……!」
綾野「豚の糞ズラ」
バチィッ!!
ブワァッ!
真姫「きゃぁ!!」ドサッ ゴロゴロゴロ!
絵里「真姫!」ダッ
ヒュー……
テンテンテン……
綾野「っち、弾いた……」
花陽「海未ちゃんと真姫ちゃんでもダメだなんて……」
花陽「あと残ってるのは……」
花陽(……でも)チラッ
にこ「凛、準備しときなさい」
凛「はぁ……はぁ…」
にこ「……凛?」
凛「え…!?あ、う、うん!」
にこ「……何よ、ノリ悪いわね」
凛「えへへ……」
ピッ、ピーーーーーーー
角間「ここで前半終了のホイッスル!攻撃翌力が自慢の音の木坂も鉄壁守備に手も足も出ない!!」
角間「後半はどのような対抗策を講じてくるのでしょうかぁ!!」
194 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/12(金) 02:20:43.22 ID:Ja9zi0C1O
トイレ
はぁ……はぁ……
バシャバシャッ
バシャバシャッ
フーッ……
キュッ……
ポタッ……ポタッ……
「………」ズキッ
195 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/12(金) 02:21:44.19 ID:Ja9zi0C1O
海未「後半、凛と真姫で速攻をかけたいと思います」
絵里「頼んだわよ、二人とも」
真姫「任せなさい」クルクル
凛 ゴクゴク
凛「がんばるにゃー!」プハァ
にこ「勝てるかどうかはあんたらにかかってるんだからね」
希「緊張してるならワシワシするよ〜?」ワシワシ
真姫「ヴェェエ!?背後に立たないで!」
凛「にこちゃんしてもらったら?」
にこ「嫌に決まってんでしょ!!」
穂乃果「ん、そろそろ時間だね、みんな行こー!」
「おー!!」
ゾロゾロ
ことり「あれ、凛ちゃんどうしたの?」
凛「靴紐ほどけちゃって……先行ってて!」
ことり「待ってるよ?」
凛「だ、大丈夫、すぐ行くから!」
ことり「そう?」
凛「うん!」
希「ゆっくりでいいからね」
凛「はーい!」
ゾロゾロ
パタン
196 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/12(金) 02:22:31.05 ID:Ja9zi0C1O
シュルルッ
グイッ
スッスッ
ペタッ
クイクイッ
トントン……
「………よし」
(あとはまた靴下をあげて隠せば……)
ガチャッ
凛「!?」ギクッ
凛「………」
197 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/12(金) 02:23:09.56 ID:Ja9zi0C1O
凛「かよちん……」
花陽「ウソつき」
198 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/12(金) 02:36:57.31 ID:Ja9zi0C1O
ワァァァァァァァァァァ!!!!
角間「いよいよ後半戦が始まろうとしています!」
角間「両者位置につきました、両者一歩も譲らず、一体どのような結末を迎えるのでしょうか!」
ピーーーーーーー
角間「ホイッスルが鳴らされましたぁ!」
ドッ
にこ「行くわよ!」ドッ
凛「任せるにゃ!」トッ
原野「オラたちの勝ちは揺らがないっぺ!」ザッ
穂乃果「いけー凛ちゃん!」
199 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/12(金) 02:38:37.38 ID:Ja9zi0C1O
凛【アクロバット……】グッ
凛「……!?」グラッ
花陽「…っ…」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
花陽「ウソつき」
凛「……」
花陽「本当にいいの?みんなに言わなくて」
凛「でも……!」
花陽「足の怪我はこじらせると大変だよ?」
花陽「今はまだプレイできててもこのまま続けると悪化以外ありえない……」
花陽「凛ちゃんが言わないなら私が…」
ガシッ!
花陽「!」
凛「それは……ダメ」
花陽「でも……」
凛「凛の仕事は……まだ残ってる」
凛「みんなと決勝に行きたい」
花陽「ならこの試合は休んで……」
凛「休んで!!」
花陽「っ……!」ビクッ
200 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/12(金) 02:39:24.99 ID:Ja9zi0C1O
凛「もし負けちゃったら……」
凛「…………」
凛「一生後悔する」
花陽「……」
凛「凛が動けるうちはフィールドに立って、みんなと戦いたい」
花陽「…凛ちゃん…」
凛「ねぇかよちん」
花陽「……なに?」
凛「わがままいっても………いい?」
花陽「……!!」
花陽(それは……ズルイよ)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
201 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/12(金) 02:40:19.16 ID:Ja9zi0C1O
原野(バランスを崩した?)
原野(とにかくチャンス……!)バッ!
凛「………に……」グッ
凛「にぁぁ!!」クルッ
原野「っく……!」ガクッ
角間「抜いたぁ!必殺技と見せかけて華麗なスピンで抜きました!」
花陽「凛ちゃん……」
凛「よし!」
にこ「へぇ、やるじゃない」
凛「真姫ちゃん!」ドッ
ポーン
真姫(!少し流れてる…)
育井「いただき!」トッ
凛「ご、ごめん!」
海未「謝る暇があるなら上がりなさい!」ザッ
育井「ま〜たお前か、都会っ子はしつこいっぺ」バッ
202 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/12(金) 02:41:22.46 ID:Ja9zi0C1O
育井【モグラフェイント!】ボグッ
ボコボコボコ
海未「この技の対処法は……」
育井 タッタッタッ
ポンッ!
海未「あなたの動きについて行くことです!」パシッ…!
育井「なっ……!?」
海未「真姫!」ドッ!
真姫「行くわよ、凛!」トッ
凛「うん!」
真姫凛 グッ
ダンッ! ダンッ!
グルグルグル グルグルグル
真姫凛 バッ!
203 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/12(金) 02:42:23.70 ID:Ja9zi0C1O
ドキュッッッ!!!!!
真姫凛【ファイアトルネードDD!!】
ゴォォォォォォォ!!!
角間「出ましたぁぁ!!予選決勝で勝ち越しを決めた【ファイアトルネードDD】!!」
角間「これを千羽山、止めることができるのかぁ!?」
ゴォォォォォオ!!!!
牧谷塩谷 ザッ
【無限の壁!】
ドギュルルルルルル!!!
204 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/12(金) 02:43:20.33 ID:Ja9zi0C1O
ビキビキ………
綾野「……!!」
真姫「いけ!!」
絵里「決まって!」
バリィン!!
綾野「ズラッ!?」ドサッ
ドシュルルルルル……!!!
真姫「よし…!」スタッ
角間「決まったぁぁ!!無敵の要塞を見事打ち破りました!」
角間「試合を振り出しに戻しました!!」
真姫「やったわね、凛!」クルッ
真姫「……凛?」
205 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/12(金) 02:44:11.60 ID:Ja9zi0C1O
凛「うあぁぁ!!!」ドサッ
真姫「凛!!」ダッ
凛「ぐぅぅ……!」ギュゥッ
角間「おおっと……星空がシュート直後うずくまって動きません!!一体どうしたのでしょうか!」
花陽「……っ!」ダッ
ピーーーーーーー!
タッタッタッ
穂乃果「どう?真姫ちゃん」
真姫「……」クイッ
凛「うぅぅ……!!」ビクッ
真姫「………そこまで酷くはないけど、決して軽くはないわ……この試合はやめておいたほうがいいかも」
ことり「そんな……」
海未(一体どのタイミングで……)
海未(着地は別におかしくありませんでした、シュートの瞬間……?)
海未(いや……)
海未「凛、あなたまさか……」
206 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/12(金) 02:45:03.10 ID:Ja9zi0C1O
角間「星空が抜けて代わりのメンバーが入ります!」
ヒデコ「精一杯やらせてもらうよ」
雪穂亜里沙「よろしくお願いします!」
花陽「よろしくお願いします」
海未「全く無茶するんですから……」はぁ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
海未「あなたまさか、ずっと怪我していたのを隠していたのではないですか?」
凛「……!」
にこ「たしかに……」
にこ「前半体力だけが取り柄の凛にしては随分息が切れてたわよね」
凛「だけは余計だにゃ…」
真姫「休憩の時もよく飲み物を飲んでたし……」
絵里「そうなの?凛」
凛「えと……その……」
207 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/12(金) 02:46:25.63 ID:Ja9zi0C1O
花陽「実は凛ちゃん、試合前にちょっと捻っちゃってたの」
凛「!」
にこ「試合の前?」
海未「……!お手洗いのあとですか?」
花陽「うん、急いで行こうとした時に挫いちゃったみたいで…」
海未「そうだったのですね」
にこ「それならそうと早く言いなさいよ、こんなになるまで黙ってるなんて」
凛「ご、ごめんなさい……」
希「まあまあ、凛ちゃんもみんなに気を使って言いだせなかったんやろうし……ね?」
にこ「うぐっ……」
にこ(たしかに少し押し付けてたとこはあったかも……)
海未「……すみません、今は凛の治療が先決ですね」
フミコ「私が医務室連れてくよ!」
ことり「うん、ありがとう!」
真姫(………ついさっきできた怪我じゃなかったけど……)
真姫(まあいいか)
海未「凛、今は一刻も早く治すことに専念してください」
凛「う、うん!」
海未「そして、試合の後に話があります」ニコッ
凛「ひぃぃ……!」ガタガタ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
208 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/12(金) 02:47:19.73 ID:Ja9zi0C1O
花陽「穂乃果ちゃん!」
穂乃果「なに?」
花陽「あのね……」コショコショ
穂乃果「!…わかった、やってみる」
千羽山1-1音の木坂
ピーーーーーーー
角間「音の木坂は星空の代わりにメンバーを入れ替えて試合再開です!」
角間「しかしこれでもう【ファイアトルネードDD】を放つことはできません!!」
角間「あと一点、お互いに緊張が走っております!」
209 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/12(金) 02:49:12.18 ID:Ja9zi0C1O
ドッ!ドキュ!いけー!トッ、ドキュゥゥゥ!!
真姫「はぁ!!」ドキュッ!
綾野「ずらぁ!!」バシッ
育井「よっ!」ドキュ!
穂乃果「てやぁ!」バシッ
雪穂【ハンターズネット!】
山根「……!」ドサッ
原野【ラン・ボール・ラン!】
ことり「うわぁ!!」ドサッ
角間「刻一刻と時間が過ぎていきます……」
角間「どちらも譲らぬ攻防戦……!!」
角間「一体どうなってしまうのでしょうか!?」
210 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/12(金) 02:50:01.53 ID:Ja9zi0C1O
真姫「あれ行くわよ、絵里!」トッ
絵里「もうやるしかないわよね……!」
ブワァァァ!!! ブワァァァ!!!
真姫絵里【ファイアブリザード!!】
ドゴォォォォォオ!!!!
角間「こ、これは新必殺技かぁぁ!?」
ことり「あの技……!」
希「えりちたちのお母さんの……!」
にこ「なんでもいいわ、決まりなさい!!」
真姫絵里「お願い!!」
綾野【無限の……】………?」
211 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/12(金) 02:51:02.56 ID:Ja9zi0C1O
ヒュゥゥゥゥ…………
テンテンテン
海未「外……れた」
角間「凄まじいシュートでしたが失速し、外れてしまいましたぁ!!」
真姫「〜〜……!!もうっ!」ジャリッ!
絵里「ダメ………か」
角間「ボールは千羽山へと移ります!」
綾野 ドッ
育井「ほっ!」トッ
ブワァァァ!! ブワァァァ!! ブワァ!
絵里【スノー……】
原野「させないっぺ!」バッ
絵里「っぐ……!」
角間「千羽山原野、見事なブロックです!!」
ことり「ここで止めます!」
212 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/12(金) 02:52:02.04 ID:Ja9zi0C1O
育井 ボグッ
ことり(さっきの海未ちゃんで対処法は分かってる!)
ボコボコボコ
育井 バッ
ことり「ここ!」ガッ
ことり「……!?」ズシッ
ことり(え……!?これ……)
ことり「………スイカ!?」
希(どこかのヒーロー思い出すなぁ……)
ポンッ!
育井【モグラシャッフル!】
育井「都会っ子は間抜けばかりだっぺ!」
ことり「そんなぁ〜……」
角間「育井がドリブルで上がっていきます!」
角間「FWの田主丸にパスが通りました、残すはディフェンスラインのみ!!」
213 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/12(金) 02:53:19.01 ID:Ja9zi0C1O
にこ「海未、どうすんの!?」ハッ……ハッ……
絵里「決め手が全くないわ……」フゥ……
真姫「正直……これ以上は……」はぁはぁ
海未「………」
ワァァァァァァァァァァ!!!
角間「田主丸が小泉を抜きましたぁ!!」
角間「ゴールとの距離が近い、完全にフリーだぁぁ!!」
にこ「うそ!?」
海未「ま、まずいです!」
絵里「今決められたら……」
角間「ここでの得点は勝敗を決める一点となります!!」
角間「キーパー高坂、果たして止めることが……おや!?」
タッタッタッ
角間「なんと……」
穂乃果「………」タッタッタッ
角間「高坂が田主丸に向かって走っていきます!」
にこ「なにやってんのよあのバカァ!」
海未「ああ穂乃果……ついにヤケに……」
田主丸「いくっぺ!」コォォォ!
214 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/12(金) 02:54:07.28 ID:Ja9zi0C1O
田主丸【シャインドライブ!!】
パァァァァ!!
穂乃果「!」
穂乃果(……ここ!!)バッ
ドゴォォォォ!!!
パァァァァァァァ!!!!!
角間「眩しくて全く見ることができません!!果たしてシュートは………」
215 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/12(金) 02:55:25.41 ID:Ja9zi0C1O
シュルルルルル……!
穂乃果 ニッ
田主丸「な、なにっ……!?」
角間「止めていたぁぁ!!」
ワァァァァァァァァァァ!!!
角間「先程は得点を許したシュートを今度は正面からガッチリとキャッチ!」
穂乃果「花陽ちゃんのおかげだね……」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
花陽「ちょっといい?」
穂乃果「なに?」
花陽「あのね」コショ
花陽「もし次シュート打たれそうになったら……」
花陽「花陽が出来るだけゴール前まで惹きつけるから、穂乃果ちゃんも出来るだけゴールから出てきておいて」
花陽「ゼロ距離で止めちゃえば眩しさなんて関係ないはずだから」
穂乃果「……わかった、やってみる」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
穂乃果(…さっき決められたシュート、今度は止められた……)
花陽「………」ニッ
監督(小泉はボールを取ろうと思えば取れた)
監督(だがあえて高坂に止めさせることで自信を取り戻させた)
監督(………人間の心理をよく理解してる)
216 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/12(金) 02:56:11.52 ID:Ja9zi0C1O
穂乃果(……)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
角間「ゴールとの距離が近い、完全にフリーだぁぁ!!」
にこ「うそ!?」
海未「ま、まずいです!」
絵里「今決められたら……」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
穂乃果「そんなに心配しなくたっていいじゃん……」ボソッ
217 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/12(金) 02:57:01.14 ID:Ja9zi0C1O
亜里沙「穂乃果さん!」バッ
穂乃果「……!」ハッ
穂乃果「亜里沙ちゃん!」ドッ
亜里沙「んっ…!」トッ
角間「残り時間はごくわずか……このまま延長戦かぁ!?」
亜里沙(亜里沙のあのシュートなら……いや、それはダメ)
亜里沙(……なら)
亜里沙「……一か八か……!!」
穂乃果「いっけー亜里沙ちゃん!」
218 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/12(金) 02:58:16.13 ID:Ja9zi0C1O
亜里沙「はぁっ……!」クルッ
田主丸「っち……!」ガクッ
原野「行かせないっぺ!」
山根 ザッ
亜里沙「っ……!」ピタッ
花陽「こっち!」バッ
亜里沙「…!お願いします!」ドッ
花陽 ドッ
亜里沙「ハラショー!」トッ
タッタッタッ
角間「絢瀬亜里沙がディフェンスから上がって行く!!」
角間「絢瀬妹はディフェンダーながら強力なシュートを持っています、それに賭けようというのでしょうかぁ!?」
絵里「ダメよ亜里沙……!!」
海未「あの技は……」
亜里沙「大丈夫です……よ!」ドッ
219 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/12(金) 02:59:45.37 ID:Ja9zi0C1O
絵里「え、私?」トッ
角間「絢瀬妹が敵を引き付け、最後はエース絢瀬にボールを託したぁ!!」
絵里(どうする……私のシュートじゃあの壁は……)
綾野「フンッ」
にこ「なんでもいいから早く打ちなさい!」
絵里(なにか……なにかないの…!?ほかにもっといい方法……)
亜里沙「お姉ちゃん!」タッタッタッ
絵里(……!亜里沙?)クルッ
バチッ(アイコンタクト)
亜里沙(………亜里沙のやりたいこと、わかるよね?)タッタッタッ
絵里(……相変わらず無茶な作戦ね)
亜里沙(お姉ちゃんは考えたことなかった?)
絵里(……少しあったわ)
亜里沙「ふふ、よかった」ニコッ
絵里「こんな土壇場でやることじゃないんだけどね」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
バチッ
ねえお姉ちゃん
なに?
二人であの技を打ったら……
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
220 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/12(金) 03:00:37.72 ID:Ja9zi0C1O
亜里沙「面白いでしょ?」フフフ
絵里「……わんぱくな妹を持つ姉の身にもなりなさい」はぁ
絵里「……いくわよ亜里沙」スッ
亜里沙「うん!お姉ちゃん!」トンッ
221 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/12(金) 03:01:22.51 ID:Ja9zi0C1O
絵里「ふっ…!」バッ
ポーン
亜里沙「てやぁ!!」ドゴォ!
パキパキパキパキ
絵里亜里沙 ザッ
角間「こ、これは……【エターナルブリザード】の体勢ですが……!?」
絵里「はぁぁぁ!!」グルグルグル
亜里沙「はぁぁぁ!!」グルグルグル
222 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/12(金) 03:02:24.91 ID:Ja9zi0C1O
ドキュッ!!!
絵里亜里沙「いっけぇぇぇ!!!」
ゴォォォォオォォオオオオ!!!!
ゴォォォォォォォオオオオオ!!!!
角間「出たぁぁぁぁぁ!!!!!絢瀬姉妹による強力な新必殺技です!!」
穂乃果「あ、あんなの見たことないよ!?」
希「えりちと亜里沙ちゃんの合体技……か」
希(よかったね、えりち)ニコッ
海未「………【ホワイトダブルインパクト……!】」ドヤッ
希(海未ちゃんのドヤ顔腹立つわ〜)
真姫(いつのまにあんな技……)
223 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/12(金) 03:03:13.38 ID:Ja9zi0C1O
牧谷塩谷 ザッ
【無限の壁!】
ドギュルルルルル!!!!
絵里「……….」
亜里沙「……」
クルッ
スタスタ
綾野「……っ」タラッ ググググッ……
絵里亜里沙「………」
絵里亜里沙 ニッ
パチンッ(ハイタッチ)
224 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/12(金) 03:04:37.37 ID:Ja9zi0C1O
バリィン!!!
綾野「ズラァァ!!」ドサッ
ドシュゥゥゥゥ……!!!!
角間「き………」
角間「決まったぁぁぁ!!!」
ワァァァァァァァァァァ!!
ピッピッピーーーーーーー!
角間「ここで試合終了のホイッスル!」
角間「準決勝へと駒を進めたのは新必殺技で決勝点をもぎ取った音の木坂だぁぁ!!」
ワァァァァァァァァァァ!!
角間「どちらもよく守り、よく攻めた!この試合はフットボール史に残ることまちがいないでしょう!」
角間「実況は角間、角間でお送りしました!!」
ありがとうございました!!
225 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/12(金) 03:05:31.87 ID:Ja9zi0C1O
絵里「……信じてたわよ」
亜里沙「うん、亜里沙も」ニコッ
穂乃果「ぅ絵里ちゃぁーーん!!」ガバッ
雪穂「亜里沙ぁぁ!!」ガバッ
絵里「ほ、穂乃果!?ちょっと……重…!」ウグッ
亜里沙「ハラショー!雪穂、子供みたい」クスクス
穂乃果雪穂「だって……ね?」
花陽「すごい必殺技だったしね!」
ことり「うん!ゴォォォォ、ブワァァァ、ドカーンって!」
にこ「あんた語彙力どこに置いてきたのよ」
ことり「………」
ことり「母ちゃんの腹の……」
希「そこまでやことりちゃん」
真姫(……凛……)
真姫(勝ったわよ)グッ
226 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 16:18:50.71 ID:DVzIpAKOO
医務室
ガチャッ
穂乃果「凛ちゃん元気ー?」
凛「見てたよみんな!勝ったんだね!」
にこ「あったりまえじゃない、私を誰だと思ってるのよ」ファサァ……!
凛「にこちゃんがアワアワしてるとこもバッチリ映ってたにゃ」
にこ「うぐっ……!」ゴンッ
真姫「それで、どうなの?具合は」
凛「そ、それが……」チラッ
医務室の女性「試合なんてダメですよ、走るのも控えてください」ブッブー
絵里「そ、それじゃあ次の試合は……!」
女性「次ってことは来週よね?」
女性「んー……ダメかな?」
絵里「そんな……」
女性「もし決勝まで行けたら治ってる頃だと思うから、それまでの辛抱よ」フフ
みんな「………」ッ……
にこ(凛無しで準決勝……)
海未(ディフェンス、オフェンス面でかなりの戦力ダウンですね……)
花陽(……私が…無理にでも止めてれば)
227 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 16:19:50.68 ID:DVzIpAKOO
凛「お願いします、試合、出たいです」
海未「凛……」
花陽「凛ちゃん……」
女性「ダメよ」
凛「どうしても……ですか?」
女性「選手を守るのが私の役目、どうしてもよ」
凛「……」ギュッ
みんな「………」
「凛ちゃん」
凛「?」クルッ
凛「…!」
凛「………ことりちゃん……?」
ことり「……」
海未「ことり……?」
ことり「……メイド喫茶でした約束……覚えてる?」
凛「……なんでも言うこと聞くって言ったこと?」
ことり「うん、今使うね」
凛「……」
ことり「…………」
228 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 16:20:59.56 ID:DVzIpAKOO
ことり「私たちを信じて……まってて」
凛「………っ!」
ことり「絶対勝つから」
凛「………」
凛「……うん」コクリ
ことり「ありがとう凛ちゃん」ニコッ
凛「……」
凛「みんな」
凛「………ごめんなさい」ペコッ
絵里「……凛…」
凛「みんなに怪我してたこと黙ってて……」
みんな「………」
凛「………でも」
凛「凛がいなくてもみんななら次も絶対大丈夫だろうし……」
にこ「……は?」
凛「次の試合もいつも通りみんなで……」
にこ「ねえ」
凛「凛、ベンチから応援して……!」
にこ「希」
希「あいあいさー!」ガバッ!
凛「な、なに…!?」アワアワ
希「ワシワシMAXー!!」ワシワシー!
凛「なんで!?なんで!?」
凛「いにゃぁぁぁ!!!」
229 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 16:22:17.32 ID:DVzIpAKOO
凛「はぁ……はぁ……うぅん…」ビクビク
希「またつまらぬものを揉んでしまった」ワキッ
凛「ひどいにゃぁ!!」ゴーン!
にこ「あんたがバカなこと言うからでしょ」
にこ「……早く怪我治して戻ってきなさい」
にこ「みんな待ってるんだから」
凛「にこちゃん……」
凛「何か悪いものでも食べた?」
にこ「……」イラァ
ゴチンッ!!
凛「おぐぅぅ……!!」シュゥゥゥ……
ことり「うわぁ、痛そう」
凛「頭が……頭がぁぁ!!」
穂乃果「ちょっと!凛ちゃんの頭が悪くなったらどうするの!?」
真姫「……もともとそれほど良くない……」
凛「………」ガクッ
海未「やめましょう、もう凛のライフはゼロです」
230 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 16:22:56.51 ID:DVzIpAKOO
帰り道廊下
海未「……真姫」
真姫「なに?」
海未「わからなければそれで良いのですが、凛のケガについて……」
海未「あれは……」ごにょごにょ
真姫「…ええ、たしかに」ごにょごにょ
海未「なるほど、やはりでしたか」
海未「ありがとうございます」
真姫「……別に」クルクル
真姫(……凛、ご愁傷様)
231 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 16:24:03.83 ID:DVzIpAKOO
帰り道
海未「この時間になってもまだ明るいですね」テクテク
花陽「夕日が綺麗だね〜」テクテク
花陽「今日は穂乃果ちゃんたちとは帰らないの?」
海未「穂乃果はクレープが食べたいと一足先に帰ってしまいましたから」
凛「珍しいにゃ〜、いつもみんなで食べて帰るのに」
凛「よいしょ……っと!?」グラッ
花陽「ほっ!」ガシッ
花陽「大丈夫?まだ松葉杖慣れないみたいだね」
凛「ありがとうかよちん!」
海未「凛、こちらに行きましょう」
花陽「こっち?」
凛「あ、ごめんかよちん」
凛「凛、海未ちゃんとちょっと約束があるからここで……」
花陽「……そっか!バイバイ凛ちゃん海未ちゃん、気をつけてね!」
海未「はい、気をつけて帰ってくださいね」
凛「ばいばーい!」ブンブン
凛「ぅわっ……!」グラッ
ガシッ
凛「あ、ありがと海未ちゃん…」
海未「松葉杖つきながら全力で手を振る人がいますか……」ヤレヤレ
凛「ごめんごめん……」
凛「で、どこ行くの?」
海未「すぐそこですよ」
232 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 16:24:58.65 ID:DVzIpAKOO
鉄塔広場へ続く階段
海未「はぁ……はぁ……」ザッ…ザッ…
凛「海未ちゃん、やっぱり凛自分で歩くよ?」
海未「いえ、私がここにしようと言ったのですから……!」ググッ
海未「なんの……これしきぃ……!!」ググググッ
凛「っと!」スタッ
凛「ありがと海未ちゃん!」
海未「い、いえ………」ゼェ……ゼェ……
海未「それより………何か聞こえませんか?」
凛「何か?」
233 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 16:25:47.10 ID:DVzIpAKOO
バシィ!ドコォ!!ドサッ、ズザザザザザ!!
凛「聞こえる……」
凛「もしかして………喧嘩!?」
凛「ま、まずいよ……逃げないと」アワアワ
海未「……ふふ、ついて来てください」スタスタ
凛「そっちは音がしてる方だよ……!」ヒソヒソ
海未「大丈夫ですから」
凛「うぅ〜〜……!」
海未「ここです」
凛「……すぐ近くで音が聞こえるにゃ……」
海未「この物陰から覗いてみてください」
凛「一体何が…………」ガサッ
凛「…………え?」
234 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 16:26:44.55 ID:DVzIpAKOO
穂乃果「ふんんん!!!」ズザザザザザ!!
凛(ほ、穂乃果ちゃん!?)
穂乃果「ぜっ……ぜっ………」
穂乃果「……んっ……!」ブンッ
フワッ
ゴォォォオ!!!
ドゴォォ!!
穂乃果「うわぁぁ!!」ドサッ
凛「穂乃果ちゃ……!」ガサッ
ガシッ
海未「………」フルフル
凛「……なんで……」
ブラン……ブラン………
穂乃果「はぁ……はぁ……」
穂乃果「…………」
穂乃果「………ぅ……」ウルッ
凛「!」
穂乃果「わかんないよぉ……」ウルウル
穂乃果「強くもなれないし、みんなには当たっちゃうし……」
穂乃果「もうやだぁ……」ポロポロ
235 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 16:31:25.35 ID:DVzIpAKOO
凛「…………うそ」
凛「穂乃果ちゃん、今日……クレープ食べるって……」
凛「それに……あんな弱気な穂乃果ちゃん初めてみた」
海未「あそこまでは私も初めてです」
海未「最近は練習の後も暗くなるまで練習してるんですよ」
凛「でもあんな無茶な練習……」
海未「私も初めから見ていたわけではありませんが……それはひどいものでしたよ」
海未「吹き飛ばされるのは当たり前」
海未「なんども転がされて、怪我をしなかったのは奇跡だったと思います」
凛「じゃあ何で……!」
海未「昔から……口癖だったんですよ」
凛「口癖?」
236 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 16:32:37.51 ID:DVzIpAKOO
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ほのか「やるったらやる!!」
ことり「さすがにまだむりだよぉ……」
うみ「りふてぃんぐみんなで20回なんて……」
ほのか「やるったらやるの!ほらいくよ!」ドッ
イーチ!ニーイ!
ことり「……18!」ドッ
ほのか「いけるようみちゃん!」
うみ「…はい!」タタッ
うみ「……19!」ドッ
うみことり「あっ!!」
ポーン
ことり(ボールが変なとこ飛んでっちゃった……)
うみ(あぁ……私のせいで……ごめんなさいほのか……)ウルッ
237 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 16:34:59.72 ID:DVzIpAKOO
「てやぁーーー!!!」ズザザッ!
うみ「ほのか!?」
ことり「それはむちゃだよぉ!!」
ほのか(…届く!)
トッ
ほのか「うぶぇぇぇ……!」ズザザッ……
238 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 16:35:46.86 ID:DVzIpAKOO
うみ「大丈夫ですかほのか!」タッタッタッ
ほのか「えっへへ!届いたよ!20回!」
ことり「うん!できたんだね、ほのかちゃん!」
うみ「う……うぅ……」ポロッ
ほのか「う、うみちゃん!?」
うみ「よかったです〜!」ダキッ
ほのか「ど、どうしたの?」
うみ「私が……へんなとこに…ヒック!……けとばしたから……うぅ……」ウルウル
うみ「ほのかがとりに……けが……あぁぁぁ!!!」ポロポロ
ほのか「??」
ことり「じぶんがけっちゃったボールをとりにいったほのかちゃんがけがするのがこわかったんだって!」
うみ「ほ、ぼのががぁぁ!!しんだらどうじようっでぇぇぇ!!!」ポロポロ
ほのか「………」
ほのか「うみちゃん!!」
うみ「……はい…?」ピタッ
ほのか「ほのかはおっきくなってもふたりとさっかーするの!かってにしなせちゃだめ!」
うみ「……ふふ、ほのからしいですね」
ほのか「それより20回だよ20回!!」
うみ「はい!すごいです!」
ほのか「えっへへへ!」
ほのか「だからいったでしょ?」
ほのか「やるったらやるって!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
239 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 20:02:57.82 ID:DVzIpAKOO
(泣いてるシーンを海未ちゃんはカットして話しています)
凛「昔から穂乃果ちゃんは穂乃果ちゃんだったんだね……」
海未「あのタイヤに転がされていた時もよくいってました」
海未「やるったらやる……絶対諦めない、と」
凛「………」
海未「しかし」
凛「?」
海未「ここ最近は聞いていないんです」
海未「あの魔法の言葉を」
240 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 20:03:58.09 ID:DVzIpAKOO
凛「どうして?」
海未「わかりません、だから直接訳を聞こうかと思いまして」
海未「凛はここに居てください」ガサッ
凛「ま、まって!」ガシッ
海未「凛……?」
凛「………本当にいいの?」
凛「あそこにいる穂乃果ちゃんは多分……」
凛「みんなに見せたくない穂乃果ちゃんなんじゃないかな」
海未「……私もそう思います」
凛「なら……!」
海未「そう思って……見守って来ました」
海未「しかし日に日に……悪くなっているんです」
凛「悪く?」
海未「今日の出来事、覚えてますね?」
凛「点決められた後のこと?」
海未「はい、今まで溜まっていた元が溢れてしまったのでしょう」
凛「あの後雪穂ちゃんに声かけたりゴール止めたり、普通にプレイしてたけど……」
海未「私も踏み込むのは悪いと思い、一言言いました」
241 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 20:04:47.54 ID:DVzIpAKOO
海未「相談に乗りますよ、と」
海未「私でなくても良かったんです、誰でも相談してくれれば」
凛 チラッ
穂乃果「うぅ……ぁ」ポロポロ
海未「あれほど追い込まれるまで放ってしまった……」
海未「頼ってくれると信じていたのに……」ギュッ
凛「海未ちゃん……」
海未「これは、私の責任でもあるんです」
凛「………」
海未「………行ってきます」ガサガサ
242 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 20:06:02.41 ID:DVzIpAKOO
穂乃果(どうすればいいんだろう……)
穂乃果「………」ポロポロ
穂乃果(吐き気がする……)
ザッザッ
「最近よく曇ってますが、今日は一段と曇り空ですね」
穂乃果「!?」ガバッ!
海未「……隣、いいですか」
穂乃果「海未ちゃん……」
穂乃果「……!」ゴシゴシ
海未「……….」スッ
ストンッ
穂乃果「…………!」
穂乃果(いつも砂の上になんて絶対座らないのに……)
海未「………」
海未「綺麗な夕焼けですね」
穂乃果「……さっきは曇り空って言ってなかった?」
海未「太陽が陰ってしまっていたので……」
穂乃果「?」
海未「こっちの話です」
穂乃果「ふふ、なにそれ」
海未「…………」
穂乃果「………」
サァァァァァァァ………
243 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 20:06:54.59 ID:DVzIpAKOO
穂乃果「怖いんだ」
海未「………」
穂乃果「みんなすごく上手になってる」
穂乃果「真姫ちゃんと絵里ちゃんは言わなくてもだし」
穂乃果「希ちゃんと凛ちゃんは入部してから始めたなんて信じられないくらい上手になってるし」
穂乃果「ことりちゃんなんて、ザ・女の子って感じなのにサッカーになるとすごいし」
穂乃果「にこちゃんと花陽ちゃんは……まあここも言わなくてもわかるよね」
穂乃果「もちろん海未ちゃんもだよ」
穂乃果「………」
穂乃果「みんなすごいんだぁ……」
穂乃果「どんどん走って行っちゃって」
穂乃果「穂乃果……ついていけないよ」あはは……
海未「………」
穂乃果「………ねえ海未ちゃん」
海未「………はい」
穂乃果「キーパー………」
244 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 20:09:23.18 ID:DVzIpAKOO
穂乃果「穂乃果じゃなきゃダメ?」
海未「ーーーー………」
245 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 23:24:29.30 ID:DVzIpAKOO
サァァァァァァァ……………
海未(言われた意味がわかりませんでした)
海未(頭をガツーンと殴られたような、そんな衝撃でした)
海未(あなた以外に誰がいるんですか)
海未(私たちのキーパーは……)
海未(あなたですよ、穂乃果)
海未「…………」
海未(そう言ってあげたいのに……声が出ない)
海未(あ、私腕を振り上げて……)
海未(頭ではわかっているのに止まらない)
海未(穂乃果の顔に……)
海未(ーーー)
246 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 23:25:11.40 ID:DVzIpAKOO
凛「ダメに決まってるにゃぁぁあ!!!」ガサッ
海未「!?」ピタッ
穂乃果「り、凛ちゃん!?」
凛「穂乃果ちゃんが辞めたら凛もやめる!」
凛「サッカーもみんなも……大好き、だけど……っ…」
凛「穂、乃果ちゃんが……」ウルッ
凛「穂乃果ちゃんがやめるなら凛もやめる!!」ポロポロ
穂乃果「凛ちゃん……」
凛「やめるんだからぁぁ……!!」ポロポロ
海未「落ちっ……落ち着いてください凛!」
247 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 23:26:02.24 ID:DVzIpAKOO
凛「うぅぅ………」ヒック
海未「どうしてあなたが一番泣いているのですか……」ガサガサ
海未「ほら、チーンってしなさい」
凛「ふんんん!!」チーン!
穂乃果「どうして二人ともここにいるの?」
海未「あなたの相談に乗りに来たのと、凛のお説教です」
凛「にゃ!?」ガーン
海未「当たり前です」
穂乃果「穂乃果の相談はもう大丈夫だよ」
海未「……本当ですか?」ジトー
穂乃果「本当だよ!ほら、この通り!」マッスル
海未「……わかりました」
海未「そのかわり、また困ったら誰でもいい」
海未「相談してくださいね」
穂乃果「了解です!」ビシッ
海未「…」
248 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 23:26:55.14 ID:DVzIpAKOO
海未「凛」
凛「ひぅ……!!」
海未「こちらへ」
凛「にゃ〜……」
穂乃果「松葉杖であんなとこまで行ったんだ……早いね」
海未「逃げ足はですがね」
249 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 23:27:48.54 ID:DVzIpAKOO
凛「………」ちんまり
海未「真姫から聞いたのですが、この怪我はついさっきでできる怪我ではないそうです」
海未「正直に答えてください」
海未「怪我、または違和感はいつからですか?」
凛「………多分一ヶ月くらい前……?」
海未「多分?」
凛「うん」
凛「捻ってテーピングして治って来た頃にまた捻って……」
凛「最近はほとんど治ってたんだけど、試合前日に家に帰った時また痛くなっちゃって……」
海未「花陽は気づかなかったのですか?」
穂乃果「花陽ちゃん最近そういうところすぐ気付くよね〜」
凛「………口止めしてもらったの」
海未「つまり花陽は知っていたのですね」
凛「まって、かよちんは悪くないよ!」
海未「分かってます、誰が悪いと言いたいわけではありません」
凛「よかった……」ホッ
海未「………」
250 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 23:28:33.27 ID:DVzIpAKOO
海未「私たちはそんなに頼りないですか?」
凛「え……?」
海未「あなたと真姫のお陰で同点に追いつくことができましたが」
海未「たった一試合を任せられないほど私たちが頼りないですか?」
凛「ち、違うの…!!そうじゃなくて……」
海未「なにが違うのですか?」
凛「だから……えっと……」
海未「今なら別に怒りませんから正直に言ってください」
凛「ち、違うって……」
海未「凛!!」
凛「違うんだってば!!!!」
251 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 23:30:00.23 ID:DVzIpAKOO
凛「………っ」ハッ
凛「………」
海未「…………」
凛「多分………穂乃果ちゃんと同じ理由……」
穂乃果「穂乃果と?」
凛「怖くて………不安なの」
穂乃果「……!」
凛「……もし凛が……試合に出なくて……」
凛「あれ、なんだか今日試合しやすいね」
凛「なんてことになったらって……思うと」
海未「………」
252 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 23:30:36.76 ID:DVzIpAKOO
海未「にこと希」
凛「?」
海未「あなたがよく軽口を叩きあう二人です」
凛「あ……」
海未「拒絶されるのが怖くて………」
海未「みんなに早く溶け込もうとちょっかいをかけていたのでしょう?」
凛「………」
海未「穂乃果も私と出会った当時、似たようなことをしていました」
穂乃果「穂乃果が?」
海未「私をわざと鬼にしたり、わざわざからかったりして」
海未「ゆっくり、確実に、みんなの輪に入ることができました」
凛「………」
海未「まああの頃の私からすればやめてほしいとしか思えなかったですが」
穂乃果「あはは……」
海未「………」
253 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 23:31:40.96 ID:DVzIpAKOO
海未「凛」
凛「?」
海未「あなたは音の木坂の……」
海未「………」
海未「μ'sの一員です」
凛「……!」
海未「あなたのいないサッカー部なんてありえません」
海未「優勝………みんなでしましょう」
凛「………」
海未「……すみません、上手く話せなくて」
凛 ブンブン
凛「………嬉しい」ニコッ
穂乃果「……凛ちゃん」
凛「?」
穂乃果「私たちは凛ちゃんとサッカーがしたい」
凛「……!」
穂乃果「あの言葉……取り消したつもりはないよ」
凛「……うん!」
254 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 23:32:27.98 ID:DVzIpAKOO
穂乃果「よーし!それじゃあ今日はもう帰ろう!」
海未「練習は良いのですか?」
穂乃果「今日はもういいや!帰ろー!」
海未「……そうですね、行きましょうか」
凛「ラーメン食べるにゃー!」
穂乃果「いいね!あれしよう、アブラマシマシ〜〜ってやつ!」
凛「あれは強敵だよ……?」
穂乃果「今ならいける気がする!」
穂乃果「よし、凛ちゃん乗って!」
凛「穂乃果ちゃん号、発進!」ヨイショ
穂乃果「あいあいさー!」タッタッタッ
海未「走ると危ないですよ!私も行きますー!」タッタッタッ
255 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 23:33:59.23 ID:DVzIpAKOO
夜鉄塔
「…………」ウップ
「……食べ過ぎた…」
「………」グッ
ブンッ!
フワッ……
ゴォォォォォオ………!!!!
ドゴォォォォォォォ!!!!!!
ズズズズ………
「……早く……強くならないと」
256 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 23:34:49.48 ID:DVzIpAKOO
穂乃果宅
雪穂「何か冷たいものないかな〜」ガラッ
雪穂「……はぁ、お姉ちゃんが私のアイス食べなかったら今頃私が食べれてたのに……ん?」ガサッ
雪穂「……こ、これ……!!私の期間限定のアイス……!?」
雪穂「なんだあるんだ……」ホッ
雪穂「なんでお姉ちゃんあんな嘘………」
雪穂「………」
雪穂「………」
雪穂「………!」ハッ
雪穂「………〜〜〜〜!」ググッ
雪穂「……バカお姉ちゃん」
257 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 23:37:08.75 ID:DVzIpAKOO
[5、度重なる不安]
部室
ガラララ!!
花陽「た、たいへんですぅ!!」
にこ「ものすごいニュースよあんたら!!」
絵里「にこ、ドアは静かに開けないと危ないでしょ?」
希「いやいや、今開けたのは花陽ちゃんやん?」
真姫「花陽があんなに乱暴なわけないじゃない」
凛「にこちゃんらしい開け方だったにゃ!」
にこ「どっちでもいいわよ!!どうしてあんたらはそうすぐに脱線するのよ!!」
絵里「にこ、カルシウムが……」スッ
にこ「カルシウムブレイク!!」ブシュゥゥ!!
絵里「私のバナナオレーーー!!」
凛「あの絵里ちゃんのバナナオレが一撃で……!」
希「強い……今までとは一味違う」
にこ「もう……ああー!もう、いいのよ!!それは!」
花陽「UTX二回戦の対戦結果が出ました!」
258 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 23:37:58.56 ID:DVzIpAKOO
穂乃果(!……確かその試合は……)
海未「一回戦は2-0で突破していましたが……」
花陽「結果は……UTXの勝ちです……」
穂乃果「………」グッ
凛「それは当然だにゃ〜」
花陽「……対0で…」
ことり「……?」
絵里「ごめんなさい、よく聞こえなかったわ、もう一度いいかしら」
花陽「………」プルプル
花陽「9-0でUTXの勝ちです!!」
みんな「………」
みんな「へ?」
259 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 23:38:48.17 ID:DVzIpAKOO
凛「う、嘘だよねかよちん……」
海未「さ、流石にそんなものには騙されないですよ……」
にこ「ほんと、たしかな情報よ」
絵里「そんなことって………」
花陽「試合自体は見てないけど、コメントは見れるよ」スッ
希「なになに?」
『なんだよあいつら、ガチのバケモンじゃねえか』
『一体この短期間に何があったの?』
『これはUTXの一強だな』
『対戦相手が不憫すぎる』
真姫「『せいぜい怪我しないようにしろよ、嵐みたいな試合になるから』………か」
みんな「………」
260 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 23:39:56.99 ID:DVzIpAKOO
にこ「……どう……する?」
海未「どうと言われましても……」
にこ(流石に海未も言葉が出ないか……)
にこ(まあこんな結果見せられたら誰でも……)
穂乃果「練習しよっか」
みんな「!?」
にこ(……穂乃果)
穂乃果「強くなれば……強くならないと始まらないでしょ?」
にこ「……簡単にいうけどどうする気?」
海未「準決勝は凛がいない上に決勝までは最長で2週間しかありません」
凛「…….」
絵里「今までと同じじゃ勝てないわ」
穂乃果「……どうするとか、勝てないとか……」
穂乃果「関係ないよ」
にこ「はぁ?あんたそれ思考放棄っていうのよ?」
希「にこっち難しい言葉知ってるなぁ」
にこ「これぐらいしってるわ!!」
穂乃果「穂乃果たちなら絶対勝てる」
穂乃果「穂乃果がやるったらやるんだよ!!」
261 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 23:40:52.45 ID:DVzIpAKOO
海未「!」
ことり「!」
凛「!」
にこ「はぁー……全然根拠なんてないじゃない」
ガタッ ガタッ
真姫「……海未?」
花陽「ことりちゃん……」
海未「練習……行きましょうか」
ことり「うん!時間なくなっちゃう」
にこ「ちょ、あんたらまで何言って……」
凛「いっくにゃー!」ガタッ
凛「おおっと?」グラッ
花陽「凛ちゃん!?」ガシッ
凛「ほらかよちんと真姫ちゃんも!」グイグイ
花陽「わ、わかったから!」
真姫「ヴェェ!!引っ張らないで!」
にこ「……待ちなさい!」
花陽「…!」ビクッ
海未「………」
穂乃果「………」
にこ「………」
262 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 23:41:38.06 ID:DVzIpAKOO
にこ「……」はぁ
にこ「海未、穂乃果、あんたらはいつも通り練習仕切りなさい」
海未穂乃果「!」
にこ「花陽は私が借りるわ」
花陽「に、にこちゃん!?」
にこ「……こいつらに何を言っても無駄よ」
にこ「勝つ確率を少しでもあげるために………情報収集行くわよ」
花陽「……!うん!」
希「………最初から解決策を見つける気なんてなかったくせに…」ボソッ
にこ「なにかいった?」
希「べっつに〜?」
にこ「花陽、行くわよ!」スタスタ
花陽「うん!」ダッ!
263 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 23:42:14.63 ID:DVzIpAKOO
海未(穂乃果、久しぶりにあなたのそれを聞きましたよ)
海未(信じて……よいのですね?)
穂乃果(…あの映像、見せた方がいいのかな)
穂乃果(でも見せるなって書いてたし……う〜〜〜!)
264 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 23:45:19.33 ID:DVzIpAKOO
夕方
にこ「っはー………!」ググッ…… テクテク
花陽「結局、UTXについてはほとんどわからなかったね」
花陽(あの人ゲームしながら歩いてる………あの動きは……ポケモンGOかな?)
にこ「でも次の相手の情報は収集したわ」
にこ「木戸川清修のね」
花陽「帰ってみんなに伝えないとだね!」
花陽(この辺子供多いなぁ……へぇ、近くに公園があるんだ)
にこ「ええそうね……」
花陽「……にこちゃんのいった通りになったね」
にこ「え?」
花陽「ほら、部室で……」
にこ「あぁ……」
265 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 23:46:41.32 ID:DVzIpAKOO
にこ「解決策なんてあの短時間で見つかるはずないんだから」
にこ「なんとか全体を鼓舞してもらう必要があったのよ」
にこ「さすがは穂乃果ね」
花陽「やっぱりすごいなぁ……」
にこ(……たしかに想定通りの展開だったけど……)
にこ(あいつ……穂乃果ってあんなだったっけ?)
にこ(……)チラッ
花陽「?」
にこ「花陽、荷物重いでしょ?私が半分持つわ」
花陽「いやいや、これぐらい大丈夫だよ!」
花陽「それにタオルとか消毒薬とかばっかりで軽いし」
花陽(少し意地張っちゃったかな……?)
にこ「………じゃあお任せするわ」
にこ「ありがと花陽」
花陽「いえいえ♪」
花陽(よかった、怒ってないみたい)ホッ
にこ「……あ……!」ピタッ
266 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 23:47:24.57 ID:DVzIpAKOO
花陽「にこちゃん?」
にこ「花陽、そのお礼にアイス買ってあげるわ」
花陽「だ、大丈夫だから!」
にこ「私が食べたいのよ、あんたのはついで」
にこ「ついでなんだから気楽に受けとんなさい」
花陽「……ふふ、ありがと」ニコッ
花陽(にこちゃんには敵わないなぁ……)チラッ
花陽「!」
にこ「それじゃあ買ってくるわね!」タッタッタッ
花陽「あ、うん」
花陽「………」
267 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 23:48:38.01 ID:DVzIpAKOO
花陽(あの子、道路の脇でボール持ってて危ないなぁ……)
花陽(注意してあげるのが一番なんだろうけど………恥ずかしい……)
花陽(あぁ……そんなに走ったら……)
花陽(ほらこけちゃった……)
花陽(あぁ……泣かないで)
花陽(ボール、道路に転がっていっちゃった……)
花陽(取りに行かなきゃだけど車の信号が青だからこっちが青になるまで待たないとね)
ブロロロロロロロ
花陽(車もきてるし………!?)サァァ……!
子供「ボール!」タッタッタッ
268 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 23:49:25.85 ID:DVzIpAKOO
花陽「………ダメ」
花陽(あ……血の気が引くってこういう感じなんだ)
プップップップーーーーー!!!!!!!!
子供「?」クルッ
花陽「ダメェェェェ!!!!!」ダッ!
花陽(間に合って……!!)
269 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 23:50:11.16 ID:DVzIpAKOO
にこ「ありがとうございま〜す!」スッ
にこ「ふんふふ〜ん♪」
にこ(にこは〜、可愛いピンクのストロベリーで…………花陽はお米味ね)
にこ(アイス食べながらまたサッカーの話でもしようかしら)
にこ「肝心の花陽は………」キョロキョロ
プップップップーーーーーー!!!!!!
にこ「な、なに!?」クルッ
にこ(なによ……ずいぶん近いところで………って)
にこ「………え?」
270 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 23:51:21.89 ID:DVzIpAKOO
花陽(間に………合って!!!)ガバッ!
カシャン……
子供「うぶっ……!」
キキキキキキーーーー!!!!
グシャ………
にこ「………は……」スルッ………
ベチャッ ベチャッ
271 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 23:51:54.25 ID:DVzIpAKOO
にこ「花陽!!!」ダッ!
ピーポーピーポーピーポーピーポー
272 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/13(土) 23:55:46.32 ID:DVzIpAKOO
学校
海未「希!もっと圧をかけてください!!」
希「了解!」
海未「真姫!パスを待つだけてなく、自分でも切り込んでください!」
真姫「?ぇぇ……苦手なのよね」
凛「……ベンチで見学なんて退屈だにゃ〜……」
凛(……そうだ!またあのサイトで動画みよっと!)
凛「……」ガサゴソ
凛「………」ピッ
ケータイ『決まったーー!!!』
ケータイ『ワァァァァァァァァァ!!!!』
凛「……」ジーーーーー
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