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「ラブライブ×イナイレ〜11人の女神の奇跡〜」後半
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873 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/23(火) 00:26:48.20 ID:BwcYhLMPO
エレナ「〜〜〜!!」ガシガシ…!
あんじゅ「うそ、でしょ……」ゼェ……ゼェ……
ツバサ「……」チラッ
ツバサ「……!!エレナ!」ハァ……ハァ……
穂乃果「…!」トッ!
音の木坂に感化されたUTX
それによって行われたキーパー統堂のドリブル突破
その統堂エレナの予想外のプレーによって全員の頭からあることが抜け落ちていた
いつもなら絶対に見落とさない至極当たり前のことを
角間「の、残り時間は………」
874 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/23(火) 00:27:50.09 ID:BwcYhLMPO
角間「5秒だぁ!!!」
穂乃果「いくよ!海未ちゃん!!ことりちゃん!!」ダッ!
海未「任せなさい!!」ダッ!
ことり「いけいけー!」ダッ!
角間「音の木坂カウンタァァァァァァァァ!!!!」
ツバサ「戻って!!ディフェンス!!」ゼェ……ゼェ……
エレナ「くっ……!」ダッ!
MF3「早く戻るっす!!」ダッ!
MF1「わかってますよ!!」ダッ!
角間「高坂ボールを持って駆け上がる!!両チーム共全員サッカーで勝ちを狙います!!」
試合終了間際なら、時間を使い切ってシュートを打つのがセオリー
しかし、忘れていた
ツバサ「……はぁ…はぁ…」タッタッタッ
875 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/23(火) 00:28:44.71 ID:BwcYhLMPO
ツバサ「……ふふ」ハァ……ハァ……
いつぶりだろうか
試合時間を気にする暇がないほど[今]に熱中したのは
ツバサ「楽しいわね、あんじゅ」ハァ……ハァ……
あんじゅ「……否定はしない」ハァ……ハァ……
角間「ここで残り時間終了!!正真正銘ラストアクションだぁぁ!!」
絵里「穂乃果!こっちに……」
にこ「待って!」バッ!
絵里「にこ?」
にこ「……やらせてあげましょう」
絵里「?」
876 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/23(火) 00:29:56.66 ID:BwcYhLMPO
穂乃果「付いてきてる!?二人とも!!」タッタッタッ
ほのか『わーーー!!!』タッタッタッ
海未「お待ちなさい穂乃果!」タッタッタッ
うみ『ま、まってください〜!』タッタッタッ
ことり「二人とも元気だよ〜……」タッタッタッ
ことり『はやいよふたりとも〜!』タッタッタッ
877 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/23(火) 00:30:52.92 ID:BwcYhLMPO
MF2「いかせてたまるかよ!!」ザッ
角間「ディフェンスが立ちふさがりま……」
ドッ!トッ……クルッ!ザザッ…ダッ!
トッ…!
MF2「はぁ!?」ガクッ…!
穂乃果「止まるなー!いくぞー!」タッタッタッ
海未ことり「おー!」タッタッタッ
角間「こ、これは鮮やかな……連携プレイ…?」
エレナ「……はは」
あんじゅ「まるで………公園で遊んでるみたい……」
ツバサ「楽しそう……」フフ
ほのか『おそいよふたりとも!』
うみ『まけませんー!』
ことり『ふぇぇ……うみちゃんまでぇ……』
878 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/23(火) 00:32:29.95 ID:BwcYhLMPO
ドッ…!ザザッ クルッ…!トトッ
DF2「なんっ……やこいつら…!?」ガクッ!
MF3「くっ……!」ガクッ!
穂乃果「まだまだー!」タッタッタッ
海未ことり「おーー!!!」タッタッタッ
凛「あ、あんな海未ちゃん初めて見た……」
花陽「はっちゃけてるね……」アハハ…
角間「独特なリズムで敵を寄せ付けない!!高坂、園田、南、共に敵陣へ切り込んでいきます!!」
角間「息のあったコンビネーションで的を絞らせません!!」
真姫「多分あの3人の頭には、止められたら終わりなんてこと、これっぽっちもないんでしょうね」
希「すっごい……楽しそう」ふふ
879 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/23(火) 00:34:19.64 ID:BwcYhLMPO
穂乃果「はぁ……はぁ……」タッタッタッ
穂乃果(誰かに言っても、信じてもらえないだろうなぁ……)
海未「もうバテているのですか穂乃果!」タッタッタッ
穂乃果「ま、まだまだぁ!!」タッタッタッ
穂乃果(一年生の頃は部員3人しかいなかったのに……)
ことり「海未ちゃん元気だね〜……」タッタッタッ
穂乃果「ね〜…」タッタッタッ
穂乃果(今はこの大舞台であのUTXと競い合ってるなんて)
エレナ「……っ来い!!高坂穂乃果!!」ザッ!
角間「統堂ゴールまで戻りきったぁぁ!!」
MF3「ギリギリ……間に合ったっすね…!」ハァ…ハァ…
穂乃果「はぁ…!はぁ…!」ザッ!
海未ことり ザッ!
880 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/23(火) 00:36:10.50 ID:BwcYhLMPO
穂乃果(ここまで長……いや、あっという間だったなぁ)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ジキル「マーレーマーレーマレトマレ!!」
幽谷「ゴーストロック!!」
「「「にっこにっこにーーー!!!」」」
パァァァァァァァァァァァァ!!!
海未「もう必殺技は諦めてしまうのも一つの手ですが……」
にこ「……いやよ!にこは諦めない……」
凛「希ちゃん!凛と一緒に飛んで!」
希「え……えぇ!?」
穂乃果「サッカーは……もっと、こう……心の底から熱くなれるものなんです」
穂乃果「どうして杉森さんたちは、ゴールを決めても笑顔にならないんですか」
杉森「そんなものはサッカーに必要ないだろ」
穂乃果「……!」
881 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/23(火) 00:37:43.87 ID:BwcYhLMPO
漫画家「どんな手を使っても……僕たちは勝たなければいけないんだ!!」
ノベル「勝てばいいのだよ勝てば!!」
ことり「月に変わって、お仕置きです!」
「「グフゥ……!!」」
亜里沙(これが……お姉ちゃんを越えるために編み出した、私だけの必殺シュート…!!)
亜里沙【パンサーブリザード!!!】
パンッ!
ツバサ「……っ…」ヒリヒリ…
絵里「…ごめんなさい」
ツバサ「……いえ、むしろ叩いてくれてホッとしたわ」ニッ
絵里「……」スッ
ツバサ「……敵わないわね」
パンッ!
882 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/23(火) 00:40:23.90 ID:BwcYhLMPO
霧隠「……すまなかっ…」
ゴチンッ!!
霧隠「す、すみませんでしたぁぁ!!」
海未「誰も怪我がなくてよかったですよ」
霧隠「俺たちの分も、勝ってくれよ」
穂乃果「任せてよ!」
海未「私たちはそんなに頼りないですか?」
凛「え……?」
海未「たった一試合を任せられないほど私たちが頼りないですか?」
凛「ち、違うの…!!そうじゃなくて……」
海未「なにが違うのですか?」
凛「だから……えっと……」
海未「今なら別に怒りませんから正直に言ってください」
凛「ち、違うって……」
海未「凛!!」
凛「違うんだってば!!!!」
883 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/23(火) 00:42:07.86 ID:BwcYhLMPO
女性「無理をすれば小泉さんも星空さんも試合に出られるかもしれない」
にこ「!」
女性「でもそのせいで体に障害が残ってしまった時、誰が責任を取るの?」
女性「誰が一番悲しむの?」
にこ「………っ」
女性「私が担当になったからには、そんな子を絶対出させはしない」
友「これが僕たちの…!!」
クルクルクル……スタッ!!
【トライアングルゼェェェット!!!】
にこ「その頃はこんなに大ごとに………学校のみんなから応援されるなんてこれっぽっちも思ってなかったのよ」
にこ「あり得なかった」
穂乃果「……」
にこ「私たちだけで始まって、誰の記憶にも残らないまま終わって行くんだろうなって思ってた」
にこ「女子校でサッカーなんて流行らないしね」フフ
穂乃果「…….ふふ、そうだね」クスッ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
884 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/23(火) 00:44:51.24 ID:BwcYhLMPO
穂乃果「……そっか」
穂乃果(あの時は茶化しちゃったけど、今ならわかるよにこちゃん)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『思いっきり暴れてこい!!』
ワァァァァァァァァァァ!!!!!
おばちゃん「もうすぐ決勝戦でしょう?頑張んなよ!」
おっちゃん「サッカー頑張ってるんだってな、商店街じゃその話で持ちきりだよ!」
おっちゃん「商店街のジジババ集めてみんなで行ってやる!」
「「「頑張れー!」」」
885 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/23(火) 00:46:12.09 ID:BwcYhLMPO
音の木坂ーー!!!がんばれー!!
生徒会長ー!!
ワーーーーー!!!!
穂乃果「すっご……!」
おっちゃん「穂乃果ちゃーん!!!がんばれよぉ!!」
おばちゃん「負けんじゃないよ!!」
穂乃果「商店街のみんなも!」
穂乃果「みんなーー!!!!応援よろしくぅ!!!」
ワーーーーー!!!!!
にこ「あぁ…….これはもうにこ達だけの物語じゃないんだって」
穂乃果「………」
にこ「このチームも、学校のみんなも、先生も、監督も……」
にこ「一人残らず……この物語の一部なんだって……」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
886 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/23(火) 00:48:48.07 ID:BwcYhLMPO
穂乃果(……これは……みんなで叶える物語)
穂乃果(……みんなで叶えてきた物語)チラッ
海未ことり「……」コクッ
にこ(……色々な人に支えられて、色々な人のおかげでここまできた)
穂乃果(応援してくれる人、冷やかす人、味方、敵……)
にこ(楽しかったこと、腹が立ったこと、悔しかったこと、不安だったこと)
穂乃果(全部全部……糧になってる)
にこ(私たちだけじゃここまで来れなかった)
にこ(……でも……)
887 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/23(火) 00:49:15.70 ID:BwcYhLMPO
にこ「でもね穂乃果」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
海未「うぅ……クモさん……」
穂乃果「よーし!私たちの伝説はここから始まるんだ!!」
穂乃果「音の木坂サッカー部!始動!!」
ことり「おー!」
海未「おぉぉ……」
にこ「……ばっかみたい」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
にこ「あんたらがいなかったら、何も始まってなんかいなかった」
888 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/23(火) 00:50:24.47 ID:BwcYhLMPO
角間「残すは統堂だけだぁぉ!!」
穂乃果(これは……)
にこ(……っ…!)
スゥ……!
にこ「あんた達が始めた物語よ!!あんたらで決着つけなさい!!」
穂乃果「………おう!!」グッ
ギュォォォォォォォ……!!!
海未ことり「…っ……!」ゾワゾワッ!
海未ことり(メンバーの……みんなの気持ちが一つに集まって……)
海未(これが……穂乃果がいつも感じている世界)
穂乃果「……海未ちゃん」
海未「?」
889 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/23(火) 00:51:45.27 ID:BwcYhLMPO
穂乃果「あの時穂乃果を真剣に叱ってくれてありがとう」
海未「穂乃果……」
穂乃果「ことりちゃん、今日まで穂乃果の無茶にずっとついてきてくれてありがとう」
ことり「穂乃果ちゃん……」
穂乃果「……叶えよう、私たちの……みんなの夢を!!」
海未ことり「ええ「うん」!」グッ!
ギュォォォォオオオアアアア!!!!!
890 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/23(火) 00:54:03.14 ID:BwcYhLMPO
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
花陽「こ、小泉花陽です」
希「ウチたちも……」
絵里「チームに入れて!」
にこ「あんたたち面白い子捕まえたわね」
にこ「いいわ、入ってあげる」
真姫「しょ、しょうがないから入ってあげるのよ!!」
真姫「勘違いしないで!!」クルクル
凛「これからかける迷惑は自分で取り戻すから……」
凛「メンバーの一人にしてください…!!」バッ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
891 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/23(火) 00:55:37.32 ID:BwcYhLMPO
グッ…
ダンッ……!!!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
雪穂「姉がいつもお世話になってます!」
雪穂「助っ人に入らせていただく、妹の高坂雪穂です!」
監督「……絢瀬亜里沙は、助っ人としてチームに入ってもらう」
花陽「ルール上は問題ないので大丈夫です!」パラパラ
亜里沙「ツバサさんの勧めで来たんだよ!」
フミコ「試合には出なくても何かサポートしたいなって」
ヒデコ「マネージャーみたいな?」
ミカ「怪我した時用の控えとか!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
892 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/23(火) 00:56:54.43 ID:BwcYhLMPO
コォォォォオォオオオ………!!!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ことり「それにしても……」
穂乃果海未「?」
ことり「最近の練習ハードだよねぇぇぇ……」ガクッ
海未「しかし、確実に力がついているのがわかります、この調子ですよ!」
ことり「足とか腕には生傷が絶えないし筋肉もついて……」
ことり「もっと女子高生っぽいこともしたいよ〜……」
海未「例えばなんですか?」
ことり「ーー……」
海未「……ーー…!」
穂乃果「……」
サァァァァァァァ……!
ことり「……ねぇ」
ことり「穂乃果ちゃんはどう思う?」
穂乃果「え〜?穂乃果はー……」
穂乃果「………」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
893 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/23(火) 00:58:11.76 ID:BwcYhLMPO
にこ「………いけ」
おっちゃんおばちゃん「いけ……!」
音の木坂「いけぇぇぇぇ!!!!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
穂乃果「……結構楽しいよ」ニッ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ドキュッ!!!!
穂乃果海未ことり【ジ・アース!!】
ゴォォォォォォオォォオオオオ!!!!
894 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/23(火) 01:00:47.88 ID:BwcYhLMPO
ゴォォォォォォオォォオオオオ!!!!!
角間「音の木坂勝ち越しのシュートを放ったぁぁ!!!凄まじいパワーだぁぁ!!これで決まってしまうのかぁぁ!?」
エレナ「……」
DF1「……っ」フルッ…
MF2「……」ギュッ…!
ツバサ「ほら、そんなに不安そうな顔しないの」ザッ
あんじゅ「ポーカーフェイスはどこにいったのよ」ザッ
エレナ「二人とも……」
ツバサ「……あなたって全然人に頼らないわよね」
エレナ「……」
ツバサ「こういう時ぐらい頼りなさいよ、友達でしょ」ザッ
エレナ「!」
あんじゅ「全く、世話がやけるんだから」ザッ
エレナ(ーー………)
895 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/23(火) 01:04:10.94 ID:BwcYhLMPO
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
いけー!パスパス!
えれな「………」ポツーン
しゅーと!
えれな「あ……!」
パシッ
えれな(…と、とれた…!)
はやくボールだして!
えれな「え…あ、うん……」
ドッ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
エレナ(私はただ……[友達と]サッカーがしたかったんだな……)
896 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/23(火) 01:05:17.14 ID:BwcYhLMPO
ツバサ「準備はいい?エレナ」
あんじゅ「ぼーっとしてたら置いてくわよ」
エレナ「何か手があるのか?」
ツバサ「いや?」
あんじゅ「なんとかなるんじゃない?」
エレナ「……はっ、なんだそれ」ニッ
GK「エレナさん!!」
エレナ「……信じてるさ、二人とも」グッ
ゴゴゴゴゴゴ………!!!!
穂乃果「…!」
海未「そう簡単には終わらせてくれませんか…!」
ことり「……負けない!」
エレナツバサあんじゅ「はぁぁぁぁ!!!」
897 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/23(火) 01:07:07.14 ID:BwcYhLMPO
ガコンッ……!
エレナツバサあんじゅ【王家の神殿!!】
ギュルルルルルルルルル!!!!!!
エレナツバサあんじゅ「ぐっ……!!」ズズッ…!
穂乃果海未ことり「いけぇぇぇ!!!」
ギュルルルルル!!!!
にこ「決まれ!!」
希「入って!!!」
GK「破られ……ない!!」
DF2「負けるかぁ!!」
ギュルルルルル!!!
角間「最強と謳われたUTX高校!!今音の木坂が、その喉元まで迫り寄っています!!」
ツバサ「……最強……か」
898 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/23(火) 01:09:40.36 ID:BwcYhLMPO
ツバサ(……中学の頃、私たちはあの人(前監督)に拾われた)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「お前の才能を俺が引き出してやる」
ツバサ「私の……才能?」
「おい、そこのお前」
あんじゅ「……スカウトですか?それなら……」
「スカウトだ、サッカーのな」
あんじゅ「………はい?」
「お前、キーパー楽しいか?」
エレナ「……知らない大人とは話さないようにしてるんだ」
「FWやってみないか?」
エレナ「……」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
899 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/23(火) 01:10:47.47 ID:BwcYhLMPO
あんじゅ(言われた通り、私たち三人は天才と言われるほどに成長した)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「お前たちは俺の最高傑作だ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
エレナ(私たちは、私たちこそが最強と疑わなかった)
ツバサ「彼女たちが現れるまでは」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【デスゾーン!!】
穂乃果「はぁぁぁ!!!」バッ!
ギュルルルルル!!!
シュゥゥゥゥ……!
ツバサ「……!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
900 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/23(火) 01:13:06.02 ID:BwcYhLMPO
ツバサ「……ねぇ二人とも」ググッ…!
あんじゅ「っ…あ"?」プルプル
エレナ「……っなんだ…」ググッ…!!
ツバサ「………」
ツバサ「私、あなたたちとチームメイトでよかったわ」
あんじゅエレナ「……は」
ツバサ「楽しかった」ニッ
901 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/23(火) 01:15:47.53 ID:BwcYhLMPO
あんじゅ「………」ググッ
エレナ「……」ググッ
ツバサ「………」ググッ
エレナ フッ
あんじゅ ハァ……
902 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/23(火) 01:16:48.75 ID:BwcYhLMPO
バチィッ………!!
ブワァッ……!!!
私も[だ]よ、ツバサ
ドシュルルルルル……!!!
ツバサ(ーーー………)スッ
903 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/23(火) 01:18:43.57 ID:BwcYhLMPO
角間「………き」
角間「決まったぁぁぁぁ!!!!!」
ワァァァァァァァァァァアアアア!!!!!
UTX「…………………」………
音の木坂「……………」
ピッ、ピッ、ピーーーーーーーー!!!!
角間「ここで試合終了のホイッスル!!」
角間「長い長い戦いを制し、2年連続王者の座に君臨するUTX高校を破ったのは!!」
角間「今大会本選初出場の………」
角間「音の木坂高校だぁぁぁぁ!!!」
ワァァァァァァァァァァ!!!!
ヨクヤッターー!!オツカレサマー!!
パチパチパチ……!
904 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/23(火) 01:19:33.26 ID:BwcYhLMPO
穂乃果「………」ハァ…ハァ…
ツバサ「………」ハァ…ハァ…
スタ…スタ…スタ……
ガシッ…!
海未エレナ「……」ガシッ…!
ことりあんじゅ「……」ガシッ…!
905 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/23(火) 01:21:14.05 ID:BwcYhLMPO
ハァ…ハァ…
テクテク……
MF1「ツバサさん……」
ツバサ「………みんな、ごめんなさい」
あんじゅ「…負けちゃった」テヘペロッ
エレナ「……」
MF3「……終わっちゃったんっすね」
MF1「…今の一年生に、優勝をさせてあげたかったですね」
DF2「ツバサさんたち抜けるから来年からはきつなるぞ〜」ニヒヒ
MF2「そういうこった、ちんちくりん」ポンッ
DF1「……なんで……」
906 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/23(火) 01:22:57.30 ID:BwcYhLMPO
DF1「どうしてみんな悔しがらないんですか!!」
みんな「……」
DF1「強がっちゃってばっかみたい!!悔しいなら悔しいって言えばいいのに!!!」
MF2「……」
DF1「来年だとか、これからなんてどうでもいいんですよ!!私は、先輩たちと……!!!」ジワァッ……!
ギュッ…!
DF1「うぅぅ…!」ポロポロ
MF2「……やめとけ馬鹿」ギュッ
DF2「……三連覇を逃した……とか、そんなんやなくて……」
MF3「あぁ、[終わり]なんだ、って」
MF1「………楽しかったですよね」
MF3「……はい」
MF1「もっと……みんなで……」
MF3「……そのくだり、前も…したじゃないっすか」
MF1「2回目は……寒いですか?」ズズッ….
MF3「……はい、寒いっす」ズズッ…
MF1.3「あっはは…!」ポロポロ
907 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/23(火) 01:25:48.39 ID:BwcYhLMPO
タッタッタッ
エレナ「!」
GK「……エレナ、さん」ハァ…ハァ…
エレナ「……すまなかった、君の努力を無駄にしてしまった」
GK「エレナさんがGKできるなら、もっと……もっと教えてもらいたいことがたくさんありました」
エレナ「……」
GK「もっと早く……知ってれば……!」ジワァ…!
エレナ「……君はわたしにないものをたくさん持ってるよ」
GK「でも……!!」バッ!
エレナ「居なくなる奴の影ばかり追いかけるな」
エレナ「これからのUTXは任せた、UTXの正ゴールキーパーさん」ポンッ
GK「ーーー…っ…!!」ブワァッ…!
908 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/23(火) 01:26:46.46 ID:BwcYhLMPO
穂乃果「……はぁ…はぁ…」テクテク
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
穂乃果「今年の入部は穂乃果たちだけかぁ…」
海未「仕方ありませんよ、来年期待しましょう」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
909 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/23(火) 01:27:46.28 ID:BwcYhLMPO
海未「……」ハァ…ハァ…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
穂乃果「海未ちゃん!今年は!?」ガラッ…!
海未「……0人……ですかね」
ことり「……ま、まだ迷ってるのかも……」
海未「一応夕方まで待ってみましょうか」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
910 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/23(火) 01:28:22.94 ID:BwcYhLMPO
ことり「………」ハァ…ハァ…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
カァー、カァー
ことり「……来ないね」
穂乃果「……」
海未「……今年もまた、3人ですかね」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
911 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/23(火) 01:30:06.63 ID:BwcYhLMPO
「おーい!」
穂乃果海未ことり「!」
凛「こっちこっち!」ブンブン!
穂乃果「……」
誰に言っても、誰も信じないだろう
一年前まで3人だった部員が
にこ絵里希花陽真姫凛雪穂亜里沙
「お疲れ様[です]!」ニッ
これほど素晴らしい仲間に囲まれているということを
穂乃果「っ……」ジワァ…
海未「………」グッ
ことり「うぅぅ……」ポロポロ
912 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/23(火) 01:31:49.14 ID:BwcYhLMPO
ワーワーキャーキャー!
団体から抜け出し感動に浸る人物が一人
にこ「……はぁーーー……」
プルプル…!
にこ(……にこ……にこたち……やったのよね。夢じゃ……ないのよね)ムニー
期待に胸を膨らまし入部したサッカー部
待っていたのは苦しい現実
仲間に出ていかれ、一人途方にくれた一年生
意地を張り、しかし諦めきれなかった二年生
もう一度、仲間を信じようと駆け出した三年生
その先に待っていたのは……
ワァァァァァァァァァァ!!!!!
音の木坂ーー!!!!優勝おめでとー!!!
ピューーーイ!!!!イェーーイ!!!
にこ「………っ…」ポロポロ
913 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/23(火) 01:33:24.92 ID:BwcYhLMPO
穂乃果「ありがとー!」ブンブン!
凛「ありがとにゃー!」ブンブン!
真姫「どうしてあの二人あんなに元気なのよ……」
角間「えー、これにてフットボールフロンティアを終了したいと思います!!」
角間「30分後に表彰式が行われますので選手の皆さまは一度、控え室にお戻りになるようお願いいたします」
海未「ほら、戻りますよ穂乃果」
穂乃果「えー…もっとこの雰囲気味わってたいよぉ〜…!」
希「あぁ〜……気持ちはわかるかなぁ」
花陽「人生で滅多にない経験だもんね」エヘヘ…!
ゾロゾロ
海未「ほら、UTXの方々も戻っています!私たちも行きますよ!」
穂乃果「はぁ〜い…」シブシブ
914 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/23(火) 01:34:09.75 ID:BwcYhLMPO
ブワンッ……!
穂乃果「……へ?」
海未「な、なんですかあれは……」
空間を割いて現れたのは……まるでSFの世界から飛び出してきたかのような大きな乗り物だった
角間「な、な、な……」
『マインドコントロールモード』
915 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/23(火) 01:44:53.17 ID:BwcYhLMPO
ありがとうございました、これにて後半は完結とさせていただきます
詳しいことは
ラブライブss イナイレパロ 技募集
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1518886800/
の
>>332
に書かせていただきました
感想などあればどなたでも書いてくれたら嬉しいです
拙い作品でしたがありがとうございました
916 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/04/27(土) 20:07:52.01 ID:iMmuCl/wO
いや本当に素晴らしい作品でした、時間も忘れて読みました!乙です
917 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/28(日) 01:52:26.68 ID:sdfNvtRD0
ありがとうございますm(_ _)m
ホントにめちゃくちゃ嬉しいです
918 :
◆7NyoAqShyg
:2019/04/28(日) 02:04:06.60 ID:sdfNvtRD0
訂正です
角間さんが「勝ったのは音の木坂高校だー!」って言っていますが正しくは「音の木坂学院だー!」ですね
919 :
◆7NyoAqShyg
:2019/05/10(金) 21:37:26.62 ID:9zqNheMJ0
続きは今のところ書くつもりです!
あとこの作品見た方本当に一言感想ください!
寂しくて寂しいです!!
920 :
◆7NyoAqShyg
:2019/05/11(土) 13:48:55.91 ID:HnWIjR0u0
一応本編に書きたかったけど流石に長くなりすぎるのでカットしたモブメンバーの生い立ち?載せていきます
よければ
921 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/12(日) 01:15:40.45 ID:GWY5/roSo
楽しかったよ〜
続き頼みます
922 :
◆7NyoAqShyg
:2019/05/12(日) 21:23:04.65 ID:fBid3VyeO
ありがとうございます!頑張ります!
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