遊矢「だ、誰なんだお前は!?」 ユート「俺の名はユート」

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57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/21(金) 18:33:29.29 ID:iQnhdZSv0
遊矢「この人数じゃな…人違いだぞ?だって俺は」

梅杉「俺は覚えている!貴様の輪郭と体格を」

竹田「俺は覚えている!EMを」

梅杉「さあデュエルをしろ!」

竹田「袋叩きにしてくれるわ!」

遊矢「柚子!お前は」

柚子「私だって戦うわ!」

ユート「しかし108人とは…通行人も顔が引きつっているぞ」

遊矢「何処からでもかかって来い」

スタッ

黒咲「蟻の大群か」

遊矢「黒咲!」

黒咲「上空から見てみろ。こいつらが蟻に見えるぞ」

権現坂「多勢に無勢とはけしからん連中だ」

「沢渡さーん!こっちっすよ」

沢渡「遊矢!助太刀してやるぜ」

素良「僕もだけどね」

柚子「素良…何で沢渡に背負われて」

素良「歩くの疲れちゃってさ」

沢渡「ってわけよ。沢渡シンゴは子供にも優しいってな!」

遊矢「権現坂、沢渡、素良…よし!やってやろう!」

沢渡「よっしゃあ!」

権現坂「うむ!」
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/21(金) 18:52:57.76 ID:iQnhdZSv0
黒咲「立て」

権現坂「もう良いだろう」

梅杉「ゆ、融合を使わんとは…」

竹田「EMを使わんとは…」

梅杉「だ、だがな!勝鬨勇雄は簡単には倒せんぞ!」

竹田「うちの勇雄は復讐の炎に燃えている!」

遊矢「だから人違いなんだってば」

竹田「いいや!EMだったぞ」

梅杉「断じて顔を忘れるものか!」

竹田「切り札の魔術師族EMエクシーズモンスターを!」

梅杉「切り札のドラゴン族融合モンスターを!」

素良「どう考えても人違いじゃない?だって」

遊矢「EMエクシーズモンスター…お前!本当なのか!?」

梅杉「本当だ!」

ユート「心当たりがあるのか」

遊矢「そいつはEMじゃない…Emだ」

ユート「エンタメイジ?」

柚子「Em…それっておじさんが」

遊矢「父さんの…あいつのデッキだ」

沢渡「じゃあ遊矢の親父が襲撃したってのか」

柚子「そんな事無い!」

沢渡「お、おう」

権現坂「一言多すぎるぞ」
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/21(金) 19:26:53.45 ID:iQnhdZSv0
遊矢「…」

柚子「あ、あのね遊矢」

黒咲「親父か」

沢渡「パパ自慢なら負けねえぞ!うちは」

素良「父親が偉くても意味なんてないよ」

沢渡「べ、別に俺は」

遊矢「…」

柚子「遊矢!」

遊矢「どうでもいいよ。奴らを襲ったのがあいつでも誰でも」

ユート「…」

遊矢「俺は俺なんだ」

権現坂「しかし二人組なのだろ?仮に親父殿だとしても」

素良「そんなに強いの?遊矢のお父さん」

権現坂「うむ」

黒咲「どうでもいい。血筋など下らん事だ」

沢渡「そうか?俺は重大だと思うぜ」

黒咲「名家だろうと出来損ないが1人は居るものだ」

沢渡「どういう意味だ?」

黒咲「それをお前に話して意味はあるのか」

沢渡「んだと!」

黒咲「大会で会おう。それまで馴れ合いはゴメンだ」

柚子「言えないわ…おじさんの事なんて」

権現坂「…」
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/21(金) 19:43:25.98 ID:iQnhdZSv0
当日

アユ「頑張ってね遊矢お兄ちゃん!」

タツヤ「遊矢兄ちゃんなら楽勝だよね」

フトシ「柚子姉ちゃんも!」

柚子「…」

遊矢「…」

フトシ「元気ないな?痴話喧嘩でもしたのかよ」

素良「何か色々とあるんだよ」

権現坂「むっ!」

暗黒寺「元気そうじゃねえか…権現坂」

権現坂「暗黒寺ゲン…!」

暗黒寺「呼び捨てとは随分と偉くなったなぁ」

権現坂「我が道場を破門になった男が勝ち上がるとはな…」

暗黒寺「そうじゃねえ」

権現坂「どういう意味だ」

暗黒寺「彼処に立ってる奴が好き放題暴れ回って辞退した奴が多いから繰り上がったんだ」

黒咲「…」

権現坂「それは致し方ない事だが」

暗黒寺「だが!今日こそは積年の恨みを晴らすぜ…」

権現坂「来るなら来い!」

ユート「さあ一回戦の開始だ遊矢!」

遊矢「…相手は」

ユート「また沢渡だ」
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/21(金) 20:24:54.78 ID:iQnhdZSv0
沢渡「遊矢!今度こそ負けねえからな」

遊矢「それは俺も同じだ!」

沢渡「今年はついてるぜ!何せ参加者が一気に減っちまうもんな」

遊矢「あいつのせいで…ユートの友人」

ユート「やめてくれ」

遊矢・沢渡「デュエル!!」

沢渡「俺からだ!ハウスダストンを攻撃表示で召喚!ターンエンド」

ユート「攻撃表示?要注意だな」

遊矢「俺のターン!EMシルバー・クロウを攻撃表示で召喚!バトルだ!EMシルバー・クロウでハウスダストンを攻撃!そしてEMシルバー・クロウは自身の効果でバトルフェイズ終了時まで攻撃力を300ポイントアップ!」

沢渡「くっ!この瞬間、ハウスダストンの効果を発動!ハウスダストンが相手の効果または戦闘で破壊された時、手札またはデッキから任意の数だけお互いのフィールドにダストンモンスターを特殊召喚できる!遊矢のフィールドにレッド・ダストン3体を特殊召喚!そして俺のフィールドにとホワイト・ダストン3体を特殊召喚!」4000→1900

ユート「俺達のフィールドがダストンで埋まってしまったぞ」

沢渡「そしてダストンモンスターはリリースもできず、エクシーズ、シンクロ、融合の素材にならねえ」

遊矢「ターンエンド!」

沢渡「俺のターン!魔法『ライトニング・ボルテックス』を発動!手札を1枚墓地へ送り相手フィールドのモンスターを全て破壊する!そしてレッド・ダストンが破壊された時、コントローラーに500のダメージを与える!3体で1500のダメージだ!」

遊矢「うっ…」4000→2500

沢渡「そして自分フィールドのホワイトダストン3体を墓地へ送り手札からスターダストンを特殊召喚!スターダストンは墓地へ送ったモンスターの数だけ攻撃力と守備力が×1000アップ!」

遊矢「このままじゃ…」

ユート「俺達の負け!」

沢渡「行って来い、スターダストン!!」

遊矢「…あれ」

ユート「破壊されたぞ」

沢渡「スターダストンは相手フィールドのモンスターより自分フィールドのモンスターが多い場合破壊される…破壊される!?嘘だろ!」

遊矢「ちゃんとテキスト読めよ沢渡!」
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/21(金) 20:58:49.99 ID:iQnhdZSv0
沢渡「あんまり舐めるなよ…こっちにも奥の手があるんだ!魔法『死者蘇生』を発動!ホワイトダストンを特殊召喚!そしてホワイトダストンをリリースしアームド・ドラゴンLV5をアドバンス召喚!」

ユート「アームド・ドラゴン…思えば彼と俺との最初の出会いもアームド・ドラゴンだったな」

遊矢「そうだったな」

ユート「悩んでいる暇はないぞ遊矢」

沢渡「アームド・バスター!!」

遊矢「ッッ!」2500→100

ユート「今は目の前も沢渡シンゴ…俺達のライバルに集中すべきだ!」

沢渡「ターンエンド!」

遊矢「俺のターン!調律の魔術師を攻撃表示で召喚!調律の魔術師の効果を発動!このカードが召喚または特殊召喚に成功した時、相手は400ライフを回復し自分は400ポイントのダメージを受ける!」

沢渡「おい!それじゃあ終わっちまうじゃねえか」1900→2300

遊矢「手札のEMレインゴートを墓地へ送る事で自分にダメージを与える効果を0にする!そしてスケール1のEMゴムゴムートンとスケール6のEMギタートルでペンデュラムスケールをセッティング!ペンデュラム召喚!レベル2!EMソードフィッシュ!レベル5!星読みの魔術師!」

遊矢「EMソード・フィッシュの効果を発動!このモンスターが召喚または特殊召喚に成功した時、相手フィールドのモンスターの攻撃力と守備力を600ポイントダウン!」

遊矢「レベル2のEMソードフィッシュとレベル5の星読みの魔術師にレベル1の調律の魔術師をチューニング!シンクロ召喚!レベル8!覚醒の魔導剣士!!バトルだ!覚醒の魔導剣士でアームド・ドラゴンLV5を攻撃!」

沢渡「やるじゃねえか!」2300→1600

遊矢「そして覚醒の魔導剣士は相手モンスターを戦闘破壊した時、そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える!」

沢渡「ゲッ!」1600→0

ユート「デュエルするたびに強くなってくるな沢渡は」

遊矢「ある意味じゃ天才だからな沢渡って…」

沢渡「また負けか!?」

遊矢「また俺の勝ちだな沢渡!」

沢渡「次こそは勝つ!」

遊矢「何度でも俺が勝つ!」

ユート「意外と俺と黒咲隼もこんな感じだったのだろうか…まさかな」
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/21(金) 21:08:12.16 ID:iQnhdZSv0
遊矢「はあ…危うく負けると思ったよ」

ユート「デュエルをする時はデュエルの事だけを考えるべきだぞ。自分にも相手にも失礼だ」

遊矢「だよな…反省しないと」

パチパチ

デニス「素晴らしいね榊遊矢くん」

ユート「知り合いか?」

遊矢「いや全然」

デニス「僕はデニス・マックフィールド…彼のセコンドさ」

勝鬨「榊遊矢…!」

ユート「何て憎悪だ」

勝鬨「今この場で!」

デニス「ストップ」

勝鬨「邪魔をするな!」

デニス「邪魔?自分の対戦相手を倒さなきゃね」シュッ

遊矢「!」パシッ

デニス「いい動きだ。さすがは先生の息子さん」

遊矢「いきなり何の真似だ!」

デニス「ん?それは君が使うべきカードだと思ってね」

ユート「スマイル・ワールド?」

遊矢「これが何の…」

デニス「君なら虫退治ができるかもね…そのカードは先生の残した遺品さ」

遊矢「わけがわからないぞ!デニス・マックフィールド!」

デニス「さあ勝鬨…相手は柊柚子だ。存分に暴れちゃいなよ」
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/21(金) 21:31:42.58 ID:kqIVw1aqo
いいぞ
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/21(金) 21:49:31.30 ID:iQnhdZSv0
柚子・勝鬨「デュエル!!」

勝鬨「先攻は自分だ!手札天昇星テンマと地翔星ハヤテを融合!融合召喚!覇勝星イダテン!!」

勝鬨「ターンエンド!」

柚子「私のターン!」

勝鬨「柊修造の娘か?お前も覚えているぞ」

柚子「魔法『オスティナート』を発動!自分フィールドにモンスターが存在しない場合、手札またはデッキから幻奏融合モンスターの素材に決められたモンスターを2体送り融合モンスターを1体をエクストラデッキから特殊召喚する!私はデッキから幻奏の音女アリアと幻奏の音女エレジーを融合!融合召喚!幻奏の音姫マイスタリン・シューベルト!!」

柚子「カードを2枚伏せてターンエンド!そしてオスティナートの効果で融合召喚したモンスターはエンドフェイズ時に破壊され融合素材となったモンスター一組を墓地から特殊召喚する!私は墓地から幻奏の音女アリアと幻奏の音女エレジーを特殊召喚!」

勝鬨「自分のターン!恵まれた環境…さぞかし楽な生き方をしていたのだろうな!覇勝星イダテンの効果を発動!このモンスターが戦闘を行う時、このモンスターのレベル以下のレベルを持つモンスターの攻撃力は0になる!」

柚子「幻奏の音女アリアの効果を発動!特殊召喚したモンスターが存在する限り自分フィールドの幻奏モンスターは効果の対象にはならず戦闘では破壊されない!そして特殊召喚した幻奏の音女エレジーが存在する事で自分フィールドの天使族モンスターの攻撃力は300ポイントアップ!」

勝鬨「だがダメージは受けてもらうぞ!アリアを攻撃!ホアチャァァァァ!!!」

柚子「!」4000→2900

勝鬨「お前達の親父は成功者だ…だが中には失敗した者も居る!俺の親父もその1人だ!!」

ドンッッ

勝鬨「このカードは元は親父の所持していたカード!親父は榊遊勝とのデュエルで敗北し全てを失った…レベルではなくランク!経ったそれだけの差でな!!ターンエンド!」

柚子「私のターン!」

勝鬨「何がランクだ!エクシーズか何かは知らんが自分は全てを失った…挫折した親父が家に火を放ち自分は両親を住む家も失った!裕福な貴様に分かるか!」

柚子「確かに私は裕福よ…けど遊矢は違うわ!自分フィールドに幻奏モンスターが存在する事で手札から幻奏の音女ソナタを特殊召喚!ソナタの効果を発動!特殊召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り自分フィールドの天使族モンスターの攻撃力と守備力は500ポイントアップ!」

柚子「装備魔法『ダグラの剣』を幻奏のエレジーに装備!自身の効果で300!ソナタの効果で500!そしてダグラの剣で500ポイントアップ!合計で3100!」

勝鬨「アリアの効果で対象にはならず…か!」4000→3900

柚子「そしてダグラの剣の効果でダメージを与えた数値分ライフを回復!」2900→3000

柚子「ターンエンド」

勝鬨「その程度でいい気になるなよ柊柚子!自分のターン…来た!」

柚子「何…人相が変わった」
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/21(金) 22:23:12.61 ID:iQnhdZSv0
勝鬨「パラサイト・フュージョナーを攻撃表示で召喚!」

勝鬨「こいつは自分自身だ…やっと梁山泊での地獄が生かされる!パラサイト・フュージョナーを自分に装備!」

柚子「自分に!?」

勝鬨「アクションデュエルとはモンスターが戦うだけではなくデュエリスト自身も戦うというわけだ!シッ!」

柚子「ちょっと待って!意味が」

勝鬨「デュエリストならばレベルもランクも必要無い!」

柚子「こんなのデュエルじゃない…梁山泊は!」

ガシッ

柚子「何を教えているのよ!」

勝鬨「いい動きだな…裕福な育ちにしては!」

バキッッ

柚子「うっ!」

勝鬨「勝利!それさえあれば汚かろうと何だろうと自分には関係ないのだ!!」

柚子「あ、あなたは間違ってるわ…私はともかく…遊矢だって」

勝鬨「言い訳など無用!自分は勝ったぞ大会主催者!!」

フトシ「ふざけるな!」

タツヤ「卑怯だぞ!」

アユ「最低!」

勝鬨「それとも去年のように自分を失格してみるか?どうなんだ赤馬零児!」

「失格!失格!」

勝鬨「何だろうと自分は一向に構わんッ!その時は…」

デニス「…」

遊矢「柚子!」
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/21(金) 22:33:07.58 ID:iQnhdZSv0
勝鬨「現れたな榊遊矢」

遊矢「どけ!デニス!」

デニス「…」

遊矢「お前はあいつの事を何か知ってるな」

デニス「先生…いや榊遊勝は僕が殺した」

遊矢「殺しただって…じゃあ父さんは」

デニス「居ないよ?だって殺したんだから」

遊矢「この…!」

デニス「…」

遊矢「赤馬!こいつら二人は俺がやる!だから失格にはするな!!」

デニス「参加者じゃないのに?」

遊矢「何だったら今からでもいいんだぞ」

デニス「はあ…じゃあ早速」

赤馬「そこまでだ」

デニス「随分と逞しくなったじゃないか坊ちゃん」

赤馬「君は随分と変わり果てたなデニス…遊勝さんの唯一の弟子だった君が」

デニス「月日が人を変える…違う?僕も君も」

赤馬「…許可しよう。勝者が勝鬨勇雄である事を」

デニス「寛大なんだね、父親とは違って…さあ行こうか勝鬨」

勝鬨「俺が味わった屈辱を思い知らせてやるぞ榊遊矢」

遊矢「そんなの知ったこっちゃない。俺はお前は倒す!」

勝鬨「お前も柊柚子と同じ目に合うかもな」

遊矢「そう簡単に行くものか」
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/21(金) 22:43:29.64 ID:iQnhdZSv0
遊矢「知ってたのか」

赤馬「ああ…私とデニスの眼前で遊勝さんは死んだ」

遊矢「お前!」

赤馬「この街にはアカデミアの最高幹部セブンスターズのメンバーが紛れ込んでいる」

遊矢「セブンスターズ?」

赤馬「エクシーズ次元に居る融合次元の出身者からの情報だ」

遊矢「答えになってない」

赤馬「この世界を守ってくれ…私はエクシーズ次元に飛ぶ」

遊矢「…」

赤馬「私が父親を始末しなければならぬ。他の誰でもない…私が」

遊矢「だったら大会なんてやってる場合じゃないだろ!違うのか!?」

赤馬「頭を冷やせ…君には君が倒さねばならぬ相手が居るだろ。あそこで君を見ている男もその1人の筈だ」

遊矢「あそこ?」

ユート「あいつじゃないか?俺と君のドラゴンが反応しているぞ」

ユーリ「…」

遊矢「だったら黒咲も連れてけよ」

赤馬「アカデミアはスタンダードに狙いを付けた。この世界に君達が居る事でエクシーズ次元に構えた本部は手薄になる」

遊矢「…」

赤馬「黒咲の破壊的な戦闘力、権現坂の絶対的な不動の姿勢、可能性の塊の沢渡シンゴ…そしてペンデュラムを生み出した君や多くのデュエリスト達で守り抜いてくれ」

遊矢「大丈夫なのか?たった1人で」

赤馬「エクシーズ次元にも黒咲に匹敵する男が居る。それとな遊矢」

遊矢「…」

赤馬「デニス1人じゃない…私も遊勝さんを殺した1人だ」
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/21(金) 22:54:27.34 ID:iQnhdZSv0
デニス「…」

ユーリ「あれは?」

デニス「寝てるよ」

ユーリ「しかし君も残酷だよね?あんな」

デニス「復讐の炎…誰にだってある。僕は誰かを犠牲にしてでも成し遂げなきゃならない」

ユーリ「何言ってるんだか…そういえば来るらしいよ」

デニス「誰が?」

ユーリ「バレットと愉快な仲間達」

デニス「バレット…だってあいつは」

ユーリ「あー何か昔の戦闘で片目を失ったんだっけ?どうでもいいよ」

デニス「あの戦闘狂が来れば」

ユーリ「間違いなく街は火の海だろうね」

デニス「…」

ユーリ「ほら君と話してたメガネ…あれを始末するとか何とか」

デニス「プロフェッサーらしい考えだ」

ユーリ「ねえ榊遊矢と戦うにはどうすればいいの」

デニス「知らないよ」

ユーリ「じゃあ自分で考えるからいいよ」

デニス「…」

ユーリ「そうそう…一つ忠告するよ」

デニス「…」

ユーリ「僕は裏切られる事が嫌いだ。くれぐれも裏切らないようにね」

デニス「…」
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/22(土) 00:34:55.60 ID:mwujHh5Ao
>モンスターをプレイヤーに装備
なんかさらっと凄い事言ってて草
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/22(土) 09:50:27.32 ID:rKJ5uXMtO
キャラがちゃんと生きてるのが嬉しい
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 17:53:24.92 ID:cJtjQrcW0
権現坂「こうしてお前とデュエルするのは始めてだな」

黒咲「…」

権現坂「言っておくが」

黒咲「勝つのは俺だ。お前じゃない」

権現坂「俺とて修行を積み変わった!行くぞ黒咲!!」

黒咲・権現坂「デュエル!!」

黒咲「RR-ナパーム・ドラゴニアスを攻撃表示で召喚!そして魔法『RR-コール』を発動!デッキから自分フィールドのRRモンスターと同名モンスターを守備表示で特殊召喚する!俺は2体目のRR-ナパーム・ドラゴニアスを特殊召喚!ナパーム・ドラゴニアスの効果を発動!1ターンに1度相手に600のダメージを与える!」

権現坂「…」4000→3600

黒咲「2体のRR-ナパーム・ドラゴニアスでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク4!RR-フォース・ストリンクス!!フォース・ストリンクスのオーバーレイ・ユニットを一つ使いデッキからRRモンスターを1体手札に加える!」

黒咲「カードを1枚伏せてターンエンド」

権現坂「俺のターン!これが俺の修行の成果!自分の墓地に魔法または罠が存在しない場合、手札から超重武者ホラガ-Eを特殊召喚!そして超重武者ワカ-O2を通常召喚!レベル4の超重武者-ワカ-O2にレベル2の超重武者ホラガ-Eをチューニング!雄叫び上げよ。神々しき鬼よ!見参せよ、戦場に!シンクロ召喚!いざ出陣!レベル6!超重神鬼シュテンドウ-G!!」

権現坂「超重神鬼シュテンドウ-Gの効果を発動!自分の墓地に魔法または罠が存在せず、このモンスターがシンクロ召喚に成功した時、相手フィールドの魔法または罠を全て破壊する!」

黒咲「…」

権現坂「バトル!超重神鬼シュテンドウ-GでRR-フォース・ストリンクスを攻撃!!」

黒咲「…やるではないか」

権現坂「俺はシャバ僧ではない。同じ守備表示でも俺は攻撃ができる!ターンエンド!」

黒咲「そうだな…俺が中2の時にやりあったハートランド西中の番格レベルだな」

権現坂「地元の事など俺は知らん」

黒咲「そこそこ強い奴だった…俺のターン!RUM-ソウル・シェイブ・フォースを発動!ライフを半分払い墓地のRRエクシーズモンスターを特殊召喚し、そのモンスターよりランクの二つ高いモンスターを対象のモンスターに重ねてエクストラデッキから特殊召喚する!誇り高きハヤブサよ。英雄の血潮に染まる翼翻し革命の道を突き進め!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!現れろ!ランク6!RR-レヴォリューション・ファルコン!!」

黒咲「レヴォリューション・ファルコンの効果を発動!1ターンに1度、相手フィールドのモンスターを対象に発動する事ができる!そのモンスターを破壊し破壊したモンスターの攻撃力の半分のダメージを与える!」

権現坂「!」3600→2350

黒咲「行け、レヴォリューション・ファルコン!!」

権現坂「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおお」2350→350
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 18:25:13.69 ID:cJtjQrcW0
権現坂「自分が戦闘ダメージを受けた場合…手札から超重武者ココロガマ-Aを特殊召喚!」

黒咲「耐え切ったか…カードを1枚伏せてターンエンド」

権現坂「俺のターン!超重武者ジシャ-Qを攻撃表示で召喚!超重武者ジシャ-Qの効果を発動!ジシャ-Qの効果を発動!墓地に魔法または罠が存在せず、このモンスターの召喚に成功した時、手札から超重武者モンスターを特殊召喚する!超重武者ツヅ-3を特殊召喚!」

権現坂「レベル3の超重武者ココロガマ-Aとレベル4の超重武者ジシャ-Qにレベル1の超重武者ツヅ-3をチューニング!闇に潜む忍の者よ。山に木霊する叫びと共に、戦場に現れよ!シンクロ召喚!いざ出陣!レベル8!超重忍者サルト-B!!」

権現坂「サルト-Bの効果を発動!自分の墓地に魔法または罠が存在しない場合、1ターンに1度フィールドの魔法または罠を破壊し相手に500ポイントのダメージを与える!」

黒咲「…」2000→1500

権現坂「超重忍者サルト-BでRR-レヴォリューション・ファルコンを攻撃!!」

黒咲「真っ向勝負…純然たる喧嘩だ」1500→700

権現坂「ターンエンド!」

黒咲「久しぶりに血が騒ぐぞ権現坂!俺のターン!RR-バニシング・レイニアスを攻撃表示で召喚!バニシング・レイニアスの効果を発動!このモンスターが召喚または特殊召喚に成功した時、手札からレベル4以下のRRモンスターを特殊召喚する!RR-ミミクリー・レイニアスを手札から特殊召喚!ミミクリー・レイニアスの効果を発動!ミミクリー・レイニアスが召喚または特殊召喚に成功した時、自分フィールドのRRモンスター全てのレベルを一つ上げる!」

黒咲「レベル5のRR-バニシング・レイニアスとRR-ミミクリー・レイニアスでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク5!RR-エトランゼ・ファルコン!!」

黒咲「装備魔法『ラプターズ・アルティメット・メイス』を装備!攻撃力1000アップ!エトランゼ・ファルコンで超重武者サルト-Bを攻撃!」

権現坂「むっ!」350→150

黒咲「ターンエンド」

権現坂「俺のターン!」

黒咲「…」

権現坂「残るライフポイントは150…しかし」

黒咲「最後まで諦めぬか」

権現坂「ああ!」

黒咲「少しは見直した…俺より歳下なのは認めんがな」

権現坂「お前に比べたら俺は老けておらんだろ」

黒咲「鏡を見ろ」

権現坂「絶対に俺の方がマシだ」
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 18:38:53.51 ID:cJtjQrcW0
暗黒寺「ペッ…あいつ成長しやがって」

真澄「柊柚子…負けるなんてガッカリよ」

暗黒寺「となると次は俺とお前ってわけか」

真澄「あなたのような粗暴そうな人に負けるわけないわ」

暗黒寺「何!」

ポンポン

暗黒寺「何だ!?」

ユーリ「邪魔なのは君だよ」

ドスッ

暗黒寺「うっ!」

ユーリ「1人が離脱ってわけだ」

真澄「誰?ここは関係者以外は」

ユーリ「関係者だよ?勝鬨勇雄のセコンドの友人だからね」

真澄「柚子を倒した…あいつの」

ユーリ「やってみるかい?こっちも参戦したくて」

真澄「何なのこの子…異様すぎるわ!」

ユーリ「楽しいデュエルをしようじゃないか…今この場で」

真澄「光津真澄!LDS融合コースのエースとして負けないわ」

ユーリ「ははは…気取っちゃって」

真澄「くっ」

ユーリ「セブンスターズのユーリ…エースとして負けるわけにはいかない。ってね」

真澄・ユーリ「デュエル!!」
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/22(土) 18:46:06.10 ID:PgYF11XkO
>>72
ここダメージおかしくね?
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 18:55:25.04 ID:cJtjQrcW0
あ、ごめん間違えた
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 19:38:31.20 ID:cJtjQrcW0
素良「柚子は」

遊矢「腹に一発食らっただけだから大丈夫。柚子は頑丈だから」

素良「あ、あのさ遊矢」

遊矢「ん?」

素良「あいつは…デニスは悪い奴じゃないんだ」

遊矢「知り合いなのか」

素良「死んだと思ってた…けど生きてる。昔のデニスは」

遊矢「昔の事なんて俺は知らない。あいつは俺の父親を殺した…それが現実だ」

素良「デニスがそんな事をするわけ」

遊矢「俺は親父が嫌いだ。けど自分の親父を殺されて黙ってる息子が居るのか?」

素良「…」

遊矢「あいつと勝鬨とはケリをつける。榊遊矢がデニス・マックフィールドと勝鬨勇雄を!」

素良「待ってよ遊矢!」

ユート「落ち着け遊矢」

遊矢「…」

ユート「殺意に満ち溢れている…何故だ」

素良「昔のデニスは君と一緒なんだ!明るくて優しくて…そしてデュエルを愛していた」

遊矢「そんな事…」

北斗「おーい!退いてくれ!!」

刃「しっかりしろ真澄!」

ユート「光津真澄?どうして」

遊矢「何があったんだ!」

北斗「し、知らないよ!」
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 19:50:21.47 ID:cJtjQrcW0
ユーリ「…」

アユ「誰?真澄って人とあの変な顔した人のデュエルじゃないの」

ユーリ「光津真澄とデカい人は僕が倒した…そういうわけだ。さあ来なよ、誰でもいいからさ」

タツヤ「何なんだよあいつ!」

フトシ「引っ込め!」

「おい!LDSに喧嘩を売るとはいい度胸してるな!」

ユーリ「は?」

「俺達がお前を倒してやる!」

「LDSを舐めるな!」

ユーリ「ふふふ…威勢がいいじゃないか!」

黒咲「光津真澄かゴリラか…勝った方が俺の相手だったな」

ユーリ「君…知ってる。僕らアカデミアが首都ハートランドを襲撃した時に大暴れしてた黒咲隼だよね」

黒咲「それが何だ」

ユーリ「プロフェッサーは君たち黒咲家の人間の力を恐れているんだってさ」

黒咲「生憎だったな。俺には妹とは違い霊感のようなオカルトじみた能力は何も無い」

ユーリ「ふーん…じゃあ君は何なの」

黒咲「ただの不良だ。街のバカ共に聞いてみろ!火の玉の黒咲と恐れられた男の事をな」

ユーリ「じゃあ君は黒咲家のはみ出しものってわけか」

黒咲「そう…黒咲家始まって以来の出来損ないだ」

ユーリ「いいね、気に入った。君と僕は似てる…虐げられたタイプなんだろ?」

黒咲「それは無い」

ユーリ「チッ、じゃあ嫌いなタイプだ」

黒咲「御託はいい。来るなら来い」
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 20:35:34.65 ID:cJtjQrcW0
ユーリ「僕から行くよ。手札の捕食植物フライ・ヘルと捕食植物モーレイ・ネペンテスを融合!融合召喚!捕食植物キメラフレシア!!ターンエンド」

黒咲「俺のターン!RR-バニシング・レイニアスを攻撃表示で召喚!バニシング・レイニアスの効果を発動!手札からRR-ミミクリー・レイニアスを特殊召喚!さらに自分フィールドにRRモンスターが存在する事でRR-ファジー・レイニアスを特殊召喚!」

黒咲「レベル4のRR-バニシング・レイニアスとRR-ミミクリー・レイニアスとRR-ファジー・レイニアスでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク4!RR-ライズ・ファルコン!!ライズ・ファルコンのオーバーレイ・ユニットを一つ使い1ターンに1度相手モンスター1体を対象に発動!その攻撃力分ライズ・ファルコンはアップする!」

黒咲「さらにオーバーレイ・ユニットとして墓地に送られたミミクリー・レイニアスの効果を発動!ミミクリー・レイニアスを除外しデッキからRRと名のつくカードを1枚手札に加える。バトル!RR-ライズ・ファルコンよ、あの気色悪い植物を焼き払え!!」

ユーリ「…」4000→3900

黒咲「カードを2枚伏せてターンエンド」

ユーリ「僕のターン!魔法『融合回収』を発動!墓地の融合と融合召喚に使用した融合素材モンスターを手札に加える。そして魔法『捕食接ぎ木』を発動し墓地の捕食植物モンスターに装備し捕食植物キメラフレシアを特殊召喚!手札の捕食植物フライ・ヘルとフィールドの捕食植物キメラフレシアを融合!融合召喚!捕食植物ドラゴスタペリア!!」

ユーリ「バトルだ!捕食植物ドラゴスタペリアでRR-ライズ・ファルコンを攻撃!」

黒咲「速攻魔法『RUM-デス・ダブル・フォース』を発動!このターン戦闘破壊され墓地へ送られたRRエクシーズモンスターを特殊召喚し、そのモンスターの倍のランクを持つRRエクシーズモンスターを対象のモンスターに重ねてエクストラデッキから特殊召喚する!」

黒咲「勇猛果敢なるハヤブサよ。怒りの炎を巻き上げ、大地をも焼き尽くす閃光となれ!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!飛翔しろ!ランク8!RR-サテライト・キャノン・ファルコン!!」

ユーリ「恵まれた環境で育った癖に自らを出来損ないだと言い張る…プッ」

黒咲「何が可笑しい」

ユーリ「君は本当に虐げられる人間を知らない。違うかい?人とは違う力を持つ者は嫌われちゃうんだよね…初めて僕を認めてくれた人も僕を裏切ったぐらいだ」

黒咲「そんなこと俺が知るか…RR-サテライト・キャノン・ファルコンの効果を発動!オーバーレイ・ユニットを一つ使い、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象に発動!墓地のRRモンスターの数×800ポイントその相手モンスターの攻撃力をダウンさせる!墓地のRRモンスターは3体!よって2400ポイントダウン!」

ユーリ「捕食植物ドラゴスタペリアの効果を発動!1ターンに1度、相手フィールドのモンスターに捕食カウンターを一つ置く!これは相手ターンにも発動できるんだ。そして捕食カウンターを置かれたレベル2以上のモンスターはレベルが1になる」

黒咲「レベルを持たぬエクシーズモンスターには無意味だ」

ユーリ「それだけじゃない。捕食カウンターを置かれたモンスターはドラゴスタペリアが存在する限り効果は無効化される」

黒咲「ならば真っ向から打ち砕くだけ!サテライト・キャノン・ファルコンで攻撃!エターナル・アベンジ!!」

ユーリ「ふふふ…ははは」3900→3600

黒咲「こいつは狂っているのか」

ユーリ「裏切りは許さない…君は似てるよ。僕の嫌いな奴に…立ち振る舞いなんかソックリだ」

黒咲「ターンエンド」

ユーリ「僕のターン!」
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 20:52:52.45 ID:cJtjQrcW0
ユーリ「来た…!」

黒咲「奴の手札はたった2枚だ。ここから何をする」

ユーリ「装備魔法『薔薇の刻印』を発動!墓地の植物族モンスターを除外し相手フィールドのモンスターに装備する。僕は捕食植物フライ・ヘルを除外しRR-サテライト・キャノン・ファルコンに装備!そして装備したモンスター1体のコントロールをエンドフェイズ時まで得る!」

ユーリ「安心しなよ。ちゃんと戻りしてあげるから…そして永続魔法『増草剤』を発動!墓地の植物族モンスターを特殊召喚する。捕食植物ドラゴスタペリア!!」

黒咲「こいつ」

ユーリ「大逆転…ってね」

黒咲「歪んだ奴だ」

ユーリ「そう言えばね。アカデミアが再びエクシーズ次元で行動を始めるってさ!知ってた?」

黒咲「何だと」

ユーリ「知らないの?虚しいよね。そういうの」

黒咲「貴様ァ!」

ユーリ「僕に当たるなよ。ほらライフを0にしてあげるからさ…倒すけどいいよね?答えは聞かないけど!」

黒咲「ぐわあああああああああああああああああ」3900→0

ユーリ「ゲームオーバー」

黒咲「…」

ユーリ「これだけは言える。僕は全てのデュエリストの頂点に立つ男だって」

黒咲「何が頂点だ…貴様のツラは覚えたぞ…!」

ユーリ「おー怖い怖い。それって融合次元から流れた奴の教え?」

黒咲「あいつを知っているのか…!」

ユーリ「知ってるも何も殺したい奴さ」

黒咲「…」

ユーリ「そしてスタンダードも終わる。御来場の皆さーん!あれをご覧よ」

「な、何だあれは!?」
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 21:05:14.31 ID:cJtjQrcW0
遊矢「あれは何だ」

ユート「…」

遊矢「ユート!」

ユート「見た事がある…あれは戦艦」

遊矢「そんなの見ればわかる」

ユート「俺は何処で見たんだ…あれを」

沢渡「何か大会どころじゃねえな」

遊矢「赤馬の言ってた通りだ…沢渡!」

沢渡「お?」

遊矢「あれは敵だ!権現坂や他のデュエリスト達を率いて一緒に戦ってくれ!」

沢渡「お前は!?」

遊矢「俺は…」

デニス「始まっちゃったみたいだね」

勝鬨「…」

遊矢「場所を替えよう」

デニス「たった1人で僕と彼を?」

遊矢「1人じゃない!2人だ!頼んだぞ沢渡!」

沢渡「お、おい遊矢!」

遊矢「ついて来いデニス!勝鬨!」

ユート「…」

勝鬨「あいつは自分の獲物だ」

デニス「どっちにしても僕と君は彼から恨みを買ってるよね」

勝鬨「…」
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 22:05:53.53 ID:cJtjQrcW0
スタッ

スタッ

勝鬨「さあ!榊遊矢!」

遊矢「うおおおおおおおおおおおおおお」

ガシッ

ガシッ

遊矢・勝鬨「デュエル!!」

遊矢「俺が先攻だ!EMフレンドンキーを攻撃表示で召喚!EMフレンドンキーの効果を発動!召喚または特殊召喚に成功した時、手札または墓地からレベル4以下のEMモンスターを特殊召喚する!EMプラスタートルを特殊召喚!EMプラスタートルの効果を発動!1ターンに1度、フィールドの表側表示モンスターを2体まで対象に発動する事ができる!そのモンスターのレベルを一つ上げる!EMフレンドンキーのレベルを3から4に変更!」

遊矢「レベル4のEMプラスタートルとEMフレンドンキーでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク4!ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン!!」

遊矢「カードを1枚伏せてターンエンド」

勝鬨「自分のターン!エクシーズモンスター…自分の全てを奪った召喚法!」

ユート「落ち着け憎しみと憎しみがぶつかり合っても意味はないぞ!」

遊矢「あいつの人生なんて知ったことか!」

ユート「遊矢!デュエリストならデュエル中はデュエルだけを考えろ!」

遊矢「黙ってろ!」

ユート「それが出来ないのならデュエルなんてやめてしまえ!手札のモンスター達を見てみろ!」

遊矢「…」

ユート「彼らは君が憎しみで支配される姿など見たくは無い筈だ…デュエルが終われば勝鬨を殴ろうともデニスを蹴っとばそうとも俺は何も言わん!だが今はデュエルだけ集中しろ!!」

勝鬨「パラサイト・フュージョナーを自分自身と融合!」

遊矢「…俺は」

勝鬨「人間にはレベルもランクも無い!鍛え上げた俺の拳を受けてみろエクシーズモンスター!!」

遊矢「…」

勝鬨「ホアタアアアアアアアアアアア!!!」
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 22:22:59.55 ID:cJtjQrcW0
遊矢「…」4000→3500

勝鬨「ターンエンド!」

遊矢「悪いユート」

ユート「ダーク・リベリオンを犠牲にした罪は重いぞ。だが文句は後だ」

遊矢「ああ!俺のターン!」

デニス「…」

遊矢「これ…ユート」

ユート「柚子のデッキから借りた」

遊矢「どうやって」

ユート「君の身体を操って…話は後にしようか」

遊矢「怖いこと言うなよ。俺は手札のオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンと時読みの魔術師を融合!融合召喚!秘術ふるいし魔天の龍!ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴン!!」

勝鬨「貴様は融合も操るのか!?」

遊矢「お前の父親は俺の父親とのデュエルで全てを失ったって言ってたな。正直言ってすまないと思っている」

勝鬨「何を今更!榊遊勝を呼べ!」

遊矢「行くぞ勝鬨」

勝鬨「フン!自身の効果を発動!」

遊矢「ルーンアイズは融合召喚に成功したターン、相手の効果を受けない!」

勝鬨「何!?」

遊矢「そしてルーンアイズは素材となった魔法使いモンスターのレベルが4以下の場合、相手に2度の連続攻撃は可能!」

勝鬨「笑止!自分の攻撃力は3000…共倒れだぞ!」

遊矢「それはどうかな」

勝鬨「何だと…」

遊矢「お前の強さは攻撃にある!自分の思いの丈をぶつける怒りと憎しみが強さの原動力!だがそれは自分のターンにしか発動ができない!相手ターンの場合…お前はただのデュエリストだ!バトルだ勝鬨!ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴンで攻撃!シャイニー・バースト!!」
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 22:41:10.00 ID:cJtjQrcW0
遊矢「勝鬨…」

勝鬨「まだだ!まだ自分は終わっちゃいない!!」0→4000

ユート「また元通りに」

勝鬨「自分の進撃を止めたいのならば…命を断て!」

遊矢「何て執念だ」

デニス「スマイル・ワールドだ」

遊矢「スマイル・ワールド?あのお前が渡した」

デニス「あれなら虫を除去できる…これは先生の言葉だ!使うんだ遊矢!」

ユート「一か八か」

遊矢「あいつのカードに賭けてみよう…魔法『スマイル・ワールド』を発動!」

ピカッ

デニス「パラサイト・フュージョナーは心に巣食う小さな闇を増大させる…けどスマイル・ワールドは」

遊勝「スマイル・ワールドはそんな闇を振り払う自身の楽しかった思い出を取り戻してくれる。もしかしたらパラサイト・フュージョナーの呪縛を打ち破れるかもしれないな」

デニス「先生…」

遊勝「けど肝心なのは思い出以上に前へ進む気持ちが必要なんだ。全ては本人の意思一つ!」

デニス「もし無理なら?やっぱり諦めるのですか?」

遊勝「それがダメならか…それでもダメなら語り合えばいい」

デニス「語り合う?」

遊勝「デュエルだよ。私達の信じるデュエルで語り合うんだ!」

デニス「デュエル…」

遊勝「デュエルは言語と違いデュエリスト1人1人構築ややコンボが違うもの…たとえ同じデッキでも人によってデュエルでの語り方は違うんだ。私が君になれないようにね」

デニス「ええーっ!じゃあ僕は先生にはなれないのですか?せっかく弟子入りしたのに!」

遊勝「ハッハッハ!怒るな怒るな。みんな違うから楽しいんじゃないか!」
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 23:03:40.19 ID:cJtjQrcW0
勝鬨「…」

遊矢「勝鬨!」

ユート「気絶してるだけだ。大丈夫」

デニス「…」

遊矢「お前…本当に父さんを」

デニス「…」

遊矢「デニス!」

サッ

デニス「素良…」

素良「見つけたよデニス!」

デニス「…」

素良「何があったんだよ!みんなは…アカデミアはどうなったんだ」

デニス「大部分がプロフェッサーの軍門に下った。これでいい?」

素良「良くないよ!」

デニス「必死だね。どうして君だけを逃がしたかわかる?」

素良「そんなの知らないよ!」

デニス「君が洗脳されれば悲しむ人間が居る。君はユーリや僕と違って家族が居るんだから」

素良「そんなの他のクラスメイトだってそうじゃないか!2年生の君やユーリにも…みんな!」

デニス「全員を守るなんて無理な話だ。たった1人の人すら救えなかった僕が…あの日先生の足を引っ張った僕が!けど君は違う…君はユーリを認めてくれた人の」

ユーリ「ベラベラと昔の話を…いつまでじゃれ合ってる気だい?」

素良「ユーリ」

ユーリ「驚いた。ちゃんと生きてたんだね素良」

デニス「…」
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 23:14:30.02 ID:cJtjQrcW0
沢渡「何だよ毛狩りの機械兵って!真面目にやれ真面目に!」

未知夫「多い…あまりにも多すぎる」

権現坂「怯むな!俺達が倒れれば誰が」

「プロフェッサーの命令は絶対だ」

「お前達を1匹残らず狩る」

「死ね」

沢渡「毛どころか命まで狩る気だぞ」

ブオオオオオオオオオオオオオオオオ

権現坂「何だ!?」

ユーゴ「どうだシンジ!ちゃんとワープしたろ?あれ?シンジ!」

沢渡「この前の…黒咲と喧嘩してた奴」

ユーゴ「やっべえなシンジが落ちちまったかも…すまねえシンジ!」

沢渡「おい!手を貸せ!!」

ユーゴ「何だ?っつうか何だこれ」

沢渡「侵略者だよ!」

ユーゴ「侵略者?そういや遊矢はどうした?居ねえのか」

権現坂「遊矢の知り合いか?」

ユーゴ「ああ…おっさんは遊矢の親父か?似てる似てる!格好とかさ」

権現坂「俺は遊矢の友人だ」

沢渡「俺は遊矢のライバル!」

ユーゴ「ダチにライバル?じゃあ助けるぜ!」

権現坂「すまぬ」

ユーゴ「言いって事よ!あいつとは1度デュエルした仲だからな!」
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 23:28:32.90 ID:cJtjQrcW0
バレット「赤馬零児!出て来い!!」

中島「な、なんて事だ…」

バレット「出て来い!」

バンッッ

黒咲「赤馬ァ!」

バレット「貴様…確かエクシーズ次元の黒…」

黒咲「邪魔だ!」

バレット「グハッ!?」

黒咲「赤馬は!奴は何処だ!?」

中島「エ、エクシーズ次元へ…」

黒咲「あの季節外れのマフラー男め…」

バレット「おい!」

黒咲「何だ!?」

バレット「貴様は誰の顔を殴ったと思っている!私はプロフェッサー直轄部隊オベリスクフォースを束ねるバレッ…」

黒咲「そんなこと知るか!」

バキッッ

ドスッッ

ボガッッ

バレット「ぐわあああああああああああああああああ」4000→0

ズザザザザザザ

黒咲「引っ込んでろ!おい!」

中島「は、はい!」

黒咲「赤馬を出せ!!!」
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 23:39:25.13 ID:cJtjQrcW0
デニス「帰るよユーリ」

ユーリ「待ちなよ」

デニス「もう用事は済んだ」

遊矢「…」

デニス「もし先生が生きてたら君を戦いには巻き込みはしない」

遊矢「お前…」

デニス「先生なら零児に実の父親を殺させはしない」

遊矢「俺も戦う!エクシーズ次元はユートの故郷だって黒咲が」

ユーリ「ウザい…君とはやり合いたいんだよね。だってさ」

デニス「ユーリ!」

ユーリ「最近生意気なんじゃない?指図するなよ僕に」

デニス「暴れたいなら僕の言う事を聞けよ…わかるだろ?君と僕がやり合えば」

ユーリ「お互い無事じゃ済まない…はいはい分かったよ」

デニス「遊矢、素良…今の生活を崩したくないなら関わない方がいい」

素良「だったら僕も一緒に行くよ」

デニス「邪魔なんだよ。君は!」

遊矢「もう遅い!俺も飛び込む…それが修羅の道でも俺は前へ突き進む!」

デニス「あくまで今の僕はアカデミアの最高幹部だ。もし君がプロフェッサーに逆らうなら容赦しない」

遊矢「お前と俺は多分同じ考えだ!俺はあいつが嫌いだ…けど息子なら父親の仇を討つのは必然!どんなに嫌いな奴でも…俺は榊遊勝の息子だ!」

デニス「…」

遊矢「他の誰でもない…俺が親父の仇を」

ユーリ「何なの君?プロフェッサーの命でも狙ってるわけ?」

デニス「遊矢でも零児でもない…僕がやればいいんだ。失う物は何もない僕が…僕だけが手を汚せば」
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 23:49:08.98 ID:cJtjQrcW0
数日後

遊矢「勝鬨」

勝鬨「ノックぐらいしろ」

遊矢「いや柚子も入院してるしさ…」

勝鬨「自分の責任だ。殺るなら殺れ」

遊矢「元気出してくれよ。俺も今からやる事ができたから…またな勝鬨」

勝鬨「またな…フッ」

コンコン

勝鬨「今度は何だ!」

梅杉「元気か勇雄」

竹田「なわけないよな。入院してるし」

勝鬨「真、剣…見舞いか」

竹田「それが大変な事になってさ」

梅杉「あのジジイが俺ら108の門下生を破門にしちまってな!ありゃ梁山泊も潰れちまうよ」

勝鬨「それがどうした。ジジイの癇癪持ちなど今に始まった事じゃ」

竹田「やっぱ勇雄あっての俺らっていうかな」

梅杉「だから」

勝鬨「ククク…勝鬨塾を旗揚げしろってわけか!」

梅杉「へ?」

竹田「いや違う違う!」

勝鬨「榊遊矢!何処に行くのか知らんが必ず帰って来い!そして新生勝鬨勇雄が迎え撃ってくれるわ!!」

梅杉「だってさ」

竹田「ま、まあ元気になったし別にいいか」
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 00:17:43.95 ID:/TvbjErc0
遊矢「待たせたな黒咲」

黒咲「瑠璃の頼みだ。ユートを連れ戻す事は…問題は記憶を取り戻す必要があるだけ」

ユート「…」

黒咲「だったらデュエルしかあるまい!」

遊矢「ああ!」

遊矢・黒咲「デュエル!!」

遊矢「俺から行くぞ!スケール1のEMユーゴーレムとスケール6のEMリザードローでペンデュラムスケールをセッティング!そして魔法『融合』を発動!手札のオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンと星読みの魔術師を融合!融合召喚!ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴン!!」

遊矢「EMユーゴーレムのペンデュラム効果を発動!自分フィールドに融合モンスターが融合召喚された場合、墓地のペンデュラムモンスター及びエクストラデッキの表側表示ペンデュラムモンスターからEM、魔術師、オッドアイズモンスターの内から1枚選び手札に加える!」

遊矢「そしてEMリザードローのペンデュラム効果を発動!片方のペンデュラムゾーンにEMモンスターが存在する場合に発動できる。EMリザードローを破壊しデッキから1枚ドロー!」

遊矢「カードを2枚伏せてターンエンド!」

黒咲「俺のターン!ユート!お前の生まれは施設だ。お前は幼い頃教会の前に捨てられていたそうだ…RR-スカル・イーグルを攻撃表示で召喚!そして魔法『RR-コール』を発動!デッキから2体目のRR-スカル・イーグルを特殊召喚!レベル3のRR-スカル・イーグル2体でオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク3!RR-デビル・イーグル!!」

黒咲「RR-デビル・イーグルのオーバーレイ・ユニットを一つ使い相手フィールドのモンスター1体を対象に発動!そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを与える!」

遊矢「永続罠発動『幻影霧剣』このカードが魔法・罠ゾーンに存在する限り対象のモンスターは攻撃できず攻撃対象にならず効果は無効化される!対象はRR-デビル・イーグル!」

黒咲「カードを2枚伏せてターンエンド」

遊矢「俺のターン!」

黒咲「そしてユート!お前には恋人が居た…瑠璃!俺の妹であり柚子に良く似た娘だ!」

ユート「施設…瑠璃…」

黒咲「お前にとって施設は家であり兄弟と呼べる連中が大勢居た!そして…お前が兄と慕う男が!」

ユート「兄…」

黒咲「中学時代のバカな俺と連んで悪さをしていた…ハートランドの凶悪コンビを!火の玉と狂犬病と呼ばれた愚かな中坊の後ろをお前と瑠璃はくっ付いていただろう!!」

遊矢「異名?変な異名だな」

黒咲「何処ぞのバカが俺達にあだ名をつけたんだ。言っておくが俺はまだマシな方の火の玉だ」

遊矢「黒咲とコンビを組んでた奴…狂犬病なんて黒咲以上にヤバい奴なんじゃ」
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 00:59:40.94 ID:/TvbjErc0
遊矢「罠発動!『幻影騎士団ウロング・マグネリング』このカード及び自分フィールドの幻影騎士団モンスターまたはファントムと名のつく永続魔法または永続罠を墓地へ送って発動する!デッキからカードを2枚ドロー!」

遊矢「魔法『揺れる眼差し』を発動!ペンデュラムゾーンのEMユーゴーレムを破壊し相手に500のダメージを与える!」

黒咲「お前にはライバルが居た…いや言い張ってるだけの奴だな。神月アレンというワンパク坊主だ」4000→3500

遊矢「そして!EMユーゴーレムの効果で墓地から手札に加えたスケール1の星読みの魔術師とスケール8の時読みの魔術師でペンデュラムスケールをセッティング!エクストラデッキより蘇れ!レベル3!EMリザードロー!レベル4!EMユーゴーレム!さらに調律の魔術師を攻撃表示で召喚!調律の魔術師が召喚または特殊召喚に成功した時、自分は400のダメージを受け相手は400ライフを回復する!」4000→3600

黒咲「そして笹山サヤカ…瑠璃の親友でお前ともよく行動を共にしていた」3500→3900

遊矢「レベル3のEMリザードローとレベル4のEMユーゴーレムにレベル1の調律の魔術師をチューニング!シンクロ召喚!レベル8!覚醒の魔導剣士!!」

遊矢「バトルだ!ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴンでRR-デビル・イーグルを攻撃!レベル5以上の魔法使い族モンスターを融合素材にした事で3回の連続攻撃が可能!一発目!」

黒咲「速攻魔法『RUM-デス・ダブル・フォース』を発動!このターン戦闘で破壊され自分の墓地へ送られたRRエクシーズモンスターを1体を特殊召喚!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!ランク6!RR-レボリューション・ファルコン!!」3900→2500

遊矢「まだ続きがある!二発目!」

黒咲「罠発動!『RR-レディネス』このターン自分フィールドのRRモンスターは戦闘では破壊されない!」

遊矢「だがダメージは受けてもらうぞ!」

黒咲「自分の墓地にRRモンスターが存在する場合、墓地のRR-レディネスを除外する事でこのターン俺への戦闘ダメージは0になる!」

遊矢「カードを1枚伏せてターンエンド!」

黒咲「俺のターン!装備魔法『ラプターズ・アルティメット・メイス』をRR-レヴォリューション・ファルコンに装備!攻撃力が1000ポイントアップ!」

遊矢「レヴォリューション・ファルコン…けど俺には」

黒咲「ターンエンド」

遊矢「え!?」

黒咲「まだ遊矢とユートのエースが出ていない。奴の記憶を取り戻す為のデュエルだ」

遊矢「黒咲…」

黒咲「俺が勝つがな」

遊矢「そんなのデュエルしなきゃ解らないだろ!俺のターン!」

ユート「黒咲隼…黒咲瑠璃…神月アレン…笹山サヤカ…そして俺が兄と呼ぶ男」

遊矢「だったら見せてやるさ!俺達のエースを」
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 01:14:19.07 ID:/TvbjErc0
遊矢「EMプラスタートルを攻撃表示で召喚!そしてエクストラデッキからEMリザードローをペンデュラム召喚!EMプラスタートルの効果でEMリザードローのレベルを3から4に変更!」

遊矢「レベル4のEMプラスタートルとEMリザードローでオーバーレイ!」

ユート「エクシーズ召喚!ランク4!ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン!!」

遊矢「魔法『死者蘇生』を発動!墓地より蘇れオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン!!」

黒咲「…」

遊矢「エクシーズは黒咲とのデュエルとユートの出会いとで誕生した」

黒咲「…」

ユート「…」

遊矢「シンクロはユーゴとのデュエルで融合は素良や勝鬨とのデュエルと柚子のお陰…そしてペンデュラムは俺が誕生させた俺だけの力!」

沢渡「何で俺だけ入ってねえんだよ」

ユーゴ「うんうん…待てよ!調律の魔術師いつまで借りパクしてんだ!おい遊矢!」

素良「…」

遊矢「大勢のデュエリストが俺を後押ししてくれた…ユート!今度はお前の番だ」

ユート「…」

遊矢「故郷を…友達を…全て思い出せ!」

ユート「俺は…」

遊矢「きっと待ってる筈だ…故郷の友達が瑠璃って子が!」

ユート「瑠璃…」

瑠璃「ユート!」

アレン「俺とデュエルしろ!今日こそは俺が勝ってやるからな!!」

サヤカ「今月分のリトル・フェアリーよ」

黒咲「デートする時は俺に声をかけろ。それが出来ねば俺の怒りが降り注ぐ」

「家族が居ねえ?ちゃんと見てみろよ、施設の奴らはみんな俺らの兄貴で姉貴で弟で妹じゃねえか…そう思わねえかユート?」
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 01:28:36.65 ID:/TvbjErc0
ユート「思い出した…全てを…俺に何があったのかを」

黒咲「やっとか」

遊矢「見えるのか?ユートが」

黒咲「俺の視力を舐めるなよ」

ユート「隼…迷惑をかけたな」

黒咲「そうと決まれば善は急げだ!故郷へ帰還する」

遊矢「瑠璃って子には何て話すんだ」

黒咲「衣替えとでも言えばいい」

遊矢「意味わからないし」

黒咲「赤馬の会社に次元移動装置がある。お前達もさっさと来い!」

ユーゴ「俺は別ルートで行くぜ!まあ任せとけっての何たって俺はワープ慣れしてっから」

沢渡「誰か落としたんだろ?」

ユーゴ「シンジはタフなんだよ!」

素良「僕は…」

黒咲「お前も来い。そこにお前の救いたい奴が居れば来るべきだ」

素良「…うん」

遊矢「なあ記憶を思い出したんなら聞きたいんだけどさ…黒咲の友達の狂犬病ってヤバいの?」

ユート「いいや兄貴は優しいぞ。ただ…」

遊矢「ただ?」

ユート「カッとなって飛び出して暴れ回ったら静まる隼と違い兄貴は執念深い。1度敵と認識したら相手に徹底的に噛み付こうとする…故に狂犬病と呼ばれているんだ。あれは兄貴が中1の時だったな。当時のクローバー校中等部3年の番格グループにリンチされ1人1人徹底的に仕返したしたそうだ」

遊矢「じゃあヤバい奴じゃないか!」

ユート「確かにヤバいかもしれない…だが慣れればな。因みに兄貴はその番格の顔面にバットをフルスイングして前歯を吹き飛ばしたそうだ」

遊矢「へ、へえ…兄貴分の事を語るユートはとても嬉しそうだった」
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 01:38:07.19 ID:/TvbjErc0
権現坂「…」

刃「いいのか?お前は」

北斗「なあ権現坂」

権現坂「俺が言っても何もなるまい。俺ができる事と言えば遊矢の帰る場所を守るぐらいだ」

暗黒寺「弟弟子がいつの間にか逞しくなりやがって」

「沢渡さん大丈夫かよ?」

「あの人温室育ちだけど生命力あるだろ?」

「図太い神経してるしな」

真澄「行かないの?」

柚子「私も権現坂と同じよ。遊矢の帰る場所を守るわ」

真澄「あなたの眼…もうくすんでないわね」

未知夫「遊矢ー!頑張ってよー!」

ミエル「ダーリン!」

栄太「クイズなら負けないんだぞ!バイク男!!」

大漁旗「なあ…俺らができる事って奴らを倒す事やろ?」

権現坂「うむ」

大漁旗「だったら負ける気せんわ!ここに居る連中は最高のチームやと思うで!」

柚子「えーっと…」

権現坂「何者なんだ」

ミエル「さあ?知ってる?」

北斗「いや始めて見る顔だよ」

権現坂「御主は一体?」

大漁旗「大漁旗…大漁旗鉄平や!」
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 11:31:15.58 ID:/TvbjErc0
零王「零児の始末もできず」

バレット「…」

零王「スタンダードにおいても返り討ちにされ」

デニス「…」

零王「何の成果も挙げられない」

ユーリ「…」

零王「お前達は能無しか」

ユーリ「そんな事は無いよ。ねえ」

デニス「…」

バレット「このバレット!次こそは」

零王「3年前の戦いで私は頭の一部を遊勝に吹き飛ばされた…バレット」

バレット「はっ!」

零王「お前は何だ」

バレット「プロフェッサーの第一の側近であります」

零王「側近?遊勝に片目を潰されたお前が…処刑だ」

バレット「なっ!」

零王「2度のミスを私は許さない」

ドクトル「お言葉ですがバレットはまだ使えるかと」

零王「…」

バレット「ドクトル!私を改造しろ!」

ドクトル「そう来ると思ったよ」

零王「何をボヤボヤしている。零児を探せ!あいつは私の隙を狙っている筈だ…このエクシーズ次元の地で」

デニス「はい」

零王「役立たず共め…まるで話にならぬ」
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 11:37:42.11 ID:/TvbjErc0
エクシーズ次元

黒咲「全員居るか」

沢渡「おう!」

素良「うん」

ユート「…」

遊矢「あ、あれ?」

黒咲「どうなっているんだ」

ユート「こ、これは…」

沢渡「誰だお前!?」

ユート「俺はユートだ」

遊矢「まさか入れ替わったのか?俺とユートが!?」

ユート「…」

素良「これが噂のユートなんだ」

遊矢「けど何で」

ユート「エクシーズ次元の気候が奇跡をもたらしたのかもな」

沢渡「遊矢は!?」

遊矢「これが見えないって事か…」

ユート「ま、まあ何だ…落ち込むな」

黒咲「これで瑠璃も悲しまずに済む」

沢渡「そういう問題かよ?」

黒咲「とりあえず俺の家に行くよ」

素良「君の家?」

黒咲「目の前にある」
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 12:06:46.72 ID:/TvbjErc0
沢渡「デ、デカい…」

素良「へえ…」

黒咲「この街の基礎は俺の爺さんが作り上げた」

沢渡「お前の爺さんが?」

黒咲「このハートランドは俺達の世界のデュエル発祥の地だ」

ユート「時は3000年前…モンスターと人間が共存していた時代があった」

沢渡「ははは…んなわけねえだろ」

ユート「いいや教科書にも載ってる話だ」

黒咲「デュエルも今と違いモンスターを闘犬のように戦わせていた」

ユート「人間はそれで良かった。だがモンスターの負の感情が爆発し怨念の塊とも言えるモンスターが誕生した」

黒咲「そのモンスターの力は世界を闇で覆い尽くした。だが1人のデュエリストが立ち上がった」

ユート「名は勇者ゼアル…冀望皇ホープと呼ばれるモンスターと共に怨念のモンスターを薙ぎ払い世界に光を取り戻した」

沢渡「桃太郎みたいな御伽噺か」

黒咲「あれが勇者ゼアルと冀望皇ホープの像だ」

素良「派手だね。とても古代人とは思えない」

沢渡「アーマーじゃねえか」

黒咲「俺の家は代々その怨念モンスターを封印している」

ユート「…瑠璃」

瑠璃「ユート…無事だったのね!」

沢渡「わかった!お前あれだろ?勇者ゼアルの子孫ってわけか!」

黒咲「そんなわけあるか」

素良「て言うか柚子そっくりじゃない?」

黒咲「ああ」
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 12:31:06.29 ID:/TvbjErc0
瑠璃「遊矢だっけ?何かごめんなさいね。兄とユートが迷惑かけて」

遊矢「いいやユートにも黒咲にも世話になったよ」

沢渡「飛行機のプラモばっかだな」

黒咲「親父のだ」

沢渡「黒咲家の当主ってやつか」

黒咲「親父は婿養子だ。滅多に帰って来ない」

瑠璃「パイロットなの」

黒咲「ジジイはどうした?死んだか」

瑠璃「生きてるわよ」

素良「沢渡」

沢渡「どうした?」

素良「デッキは」

沢渡「デッキ?現地調達に決まってるじゃねえか!」

素良「現地到達?何で!」

沢渡「そりゃ世界によってデュエルの仕方違うだろ?だからだぜ」

素良「…」

沢渡「何だよその眼」

素良「やる気なさ過ぎでしょ!それでもデュエリストなの!?」

沢渡「おうよ!」

ユート「さてと…」

瑠璃「もう行くの?」

ユート「兄貴にあって来る。この時間帯なら彼処だろ」

瑠璃「うん」
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 12:43:06.16 ID:/TvbjErc0
沢渡「ユートと一緒に行かねえのか」

黒咲「あいつの行き場には俺の嫌いな奴が居る」

素良「居るよね嫌いな奴って」

沢渡「よし!完成だぜ」

黒咲「…」

素良「もうなの?早すぎでしょ」

沢渡「買ったパックにウルトラレアが入っててよ。俺ってカードに選ばれすぎじゃね?」

黒咲「…」

素良「バカだよね沢渡って…けど羨ましいよ」

沢渡「黒咲!俺とデュエルしろ!!」

素良「悩み事があっても弾き返すっていうか…タフっていうかさ」

アレン「隼!やっぱり隼じゃねえか!!」

黒咲「アレンそれにサヤカも」

サヤカ「隼!」

素良「ユートにしても瑠璃にしても黒咲って最高に不良っぽいのに友達は普通の子が多いんだ」

「やっべ黒咲だ」

「逃げるぞ」

「黒咲!ハートランド商業を舐めんじゃねえぞ!!」

黒咲「群れなきゃ何もできない奴らが何をほざく…貴様らの大将にも言っておけ」

沢渡「黒咲!」

「俺らは傘下に入ったんだよ!あそこなら誰にも負けはしねえぞ!バーカ!」

黒咲「どいつもこいつも群れなきゃ何もできぬのか」

沢渡「じゃあ先攻は俺な」
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 13:24:35.15 ID:/TvbjErc0
沢渡「魔法『おろかな埋葬』を発動!デッキからモンスター1体を墓地へ送る。そして魔法『復活の福音』を発動!墓地のレベル7またはレベル8のドラゴン族モンスターを1体を特殊召喚する!俺はおろかな埋葬の効果で墓地へ送ったダークブレイズドラゴンを特殊召喚!ダークブレイズドラゴンは特殊召喚に成功した時、攻撃力と守備力は元々の倍の数値になる」

沢渡「カードを1枚伏せてターンエンド!」

黒咲「俺のターン!RR-ラスト・ストリンクスを攻撃表示で召喚!RR-ラスト・ストリンクスの効果を発動!このモンスターをリリースしエクストラデッキからRRエクシーズモンスター1体をエクストラデッキから守備表示で特殊召喚する。RR-ライズ・ファルコンを特殊召喚!」

沢渡「で、出やがった」

黒咲「但しラスト・ストリンクスの効果で特殊召喚したRRエクシーズモンスターの効果は無効化されエンドフェイズ時にエクストラデッキに戻る」

沢渡「ふぅ…」

黒咲「安心するのは早い!RUM-レイド・フォースを発動!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!ランク5!RR-ブレイズ・ファルコン!!」

黒咲「オーバーレイ・ユニットを持つブレイズ・ファルコンは相手へのダイレクトアタックが可能!行け!!」

沢渡「!」4000→3000

黒咲「そして相手に戦闘ダメージを与えた時、相手フィールドのモンスター1体を破壊する!」

沢渡「墓地の復活の福音の効果を発動!自分フィールドのドラゴン族モンスターが戦闘または効果で破壊される代わりに墓地の復活の福音を除外する!」

黒咲「カードを2枚伏せてターンエンド!」

沢渡「俺のターン!バトルだ!ダークブレイズドラゴンでRR-ブレイズ・ファルコンを攻撃!!」

黒咲「速攻魔法『RUM-ラプターズ・フォース』を発動!自分フィールドのRRエクシーズモンスターが破壊され墓地へ送られた時、そのモンスターを特殊召喚しランクが一つ上のRRエクシーズモンスターをエクストラデッキから重ねて特殊召喚できる!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!ランク6!RR-レヴォリューション・ファルコン!!」4000→2600

沢渡「それだけじゃ終わらねえ!ダークブレイズドラゴンは相手モンスターを戦闘破壊した時、そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを与える!」

黒咲「…」2600→1600

沢渡「カードを1枚伏せてターンエンド!」

黒咲「俺のターン!レボリューション・ファルコンのオーバーレイ・ユニットを一つ使い相手フィールドのモンスター1体を破壊し、その攻撃力の半分のダメージを与える!」

沢渡「罠発動!『竜の転生』自分フィールドのドラゴン族モンスターを除外し手札または墓地からドラゴン族モンスターを1体選び特殊召喚する!俺は手札から青氷の白夜龍を特殊召喚!」

黒咲「逃げ切ったか」

沢渡「沢渡シンゴの逃げ足の速さは有名なんだよ!」

アレン「何だあいつ?」

素良「沢渡シンゴ…多分スタンダードで1番能天気で天才肌って噂のデュエリストさ」
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/23(日) 13:36:42.51 ID:DxzeFTxFO
沢渡が強いと嬉しい
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 13:58:06.25 ID:/TvbjErc0
黒咲「カードを1枚伏せてターンエンド」

沢渡「行ける!俺のターン!!バトルだ!青氷の白夜龍でレヴォリューション・ファルコンを攻撃!」

黒咲「出血大サービスだ…最大最高のRRモンスターを見せてやる!速攻魔法『RUM-デス・ダブル・フォース』を発動!」1600→600

沢渡「確か倍だったな…待てよ!倍って事は」

アレン「出す気なのか…滅多に出さねえあれを」

黒咲「我が魂のハヤブサよ!揺るぎない信念と深き慈愛の心で堅牢なる最後の砦となりて降臨せよ!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!現れろ、ランク12!RR-ファイナル・フォートレス・ファルコン!!」

沢渡「慈愛って顔かよ!」

黒咲「ファイナル・フォートレス・ファルコンの攻撃!」

沢渡「おわっと!」3000→2200

黒咲「ファイナル・フォートレス・ファルコンの効果を発動!このモンスターが相手モンスターを戦闘破壊した時、墓地のRRエクシーズモンスターを除外し続けて攻撃が可能!」

沢渡「って事は」

黒咲「お前の負けだ」

沢渡「またか!」2200→0

素良「いい線行くけど何か負けちゃうんだよね」

アレン「けど隼からランク12を引っ張り出したんだぜ?凄えよ」

サヤカ「そうだよね。ランク12なんて…あの人にしか」

素良「あの人?」

アレン「隼のダチ…って言っても今は犬猿の仲だけどな」

素良「それって例の相棒?」

アレン「中学時代の隼達は全中制覇を成し遂げようとしていてな。そりゃ強かったんだ…小学生の頃の俺の憧れだったんだぜ?」

素良「全中制覇?何それ」

アレン「ハートランドの街にある中学を制覇するのが2人の野望だった…火の玉の黒咲隼と狂犬病の九十九凌牙のな」

素良「九十九凌牙…何で犬猿に?」

アレン「何っつうか…派手やりすぎて巻き込んじまってよ」
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 14:05:00.24 ID:/TvbjErc0
凌牙「…」

ユート「海の守護神リバリアン・シャーク」

凌牙「!」

ユート「海を護り今も尚、何処かの海で泳ぎ人々を守っている…ただいま兄さん」

凌牙「ユート…生きてたのか!」

ユート「はい」

凌牙「馬鹿野郎!テツオやタカシが何れだけ心配してたと思ってんだ!?」

瑠璃「私の家に来て」

凌牙「女かよ!兄弟仁義より女ってか!?」

遊矢「この人が兄貴の」

ユート「九十九凌牙」

凌牙「ま、終わった話だ。っつうか悪いな」

ユート「いや気にしないでくれ」

凌牙「あの鳥頭は」

瑠璃「ちゃんと帰って来たよ」

凌牙「ふーん…」

遊矢「あんまり悪そうな人に見えないね」

ユート「普段は海のように寛大な心を持っているんだがな」

遊矢「何かあるのか」

ユート「キレると手が付けられない」

凌牙「よし帰るぞ」

瑠璃「また釣り?」

凌牙「魚は栄養があんだよ」
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 14:15:03.40 ID:/TvbjErc0
遊矢「ここがユートの育った施設か」

ユート「アストラルハウス…言ってみれば星を意味している」

遊矢「星?」

ユート「そう、天に輝く星は一つの光じゃ薄い。けど無数の星なら夜空を照らす事ができる」

遊矢「…」

ユート「親を亡くした子や親から虐待を受けた子の光を取り戻す施設なんだ」

遊矢「親か…」

ユート「あそこでダンベルを持ち上げてるのはテツオ」

遊矢「すっごい筋骨隆々だ」

ユート「あのおかっぱ頭がタカシ…秀才なんだ」

遊矢「見るからに賢そうだ」

ユート「あそこで猫に餌をやってるのがキャッシー」

遊矢「あれ髪?耳なの?」

ユート「そしてトクノスケ…将来の詐欺師候補」

遊矢「おい」

凌牙「おーい!釣って来たぞ!」

「わーい!」

瑠璃「凌牙は将来のプロ候補…素行には難があるけどね」

遊矢「本当に狂犬病なのか?」

瑠璃「普段は穏やか…けど海と同じように表面の綺麗さだけじゃない」

ユート「深海の底のような暗闇を兄貴は持っている」

凌牙「お前らも手伝えよ!」

ユート「あ、わかった」
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 14:31:57.42 ID:/TvbjErc0
遊矢「ユートが食べると俺も満腹になるんだな」

ユート「そうだぞ。俺だって」

凌牙「独り言言いやがって」

瑠璃「事情があってね」

凌牙「事情?」

瑠璃「何ていうか背後霊的な…」

凌牙「背後霊?居るよな、そういうの」

遊矢「意外と信じてくれるんだ。黒咲だったら」

ユート「兄貴は会った事があるそうだ。海の守護神リバリアン・シャークに」

遊矢「リバリアン・シャーク?」

ユート「俺達の世界に伝わる海の守り神さ」

遊矢「…」

ユート「兄貴の両親は海洋学者だった。だが海難事故で両親は亡くなり兄貴だけは奇跡的に助かったそうだ」

遊矢「まさか海の守り神が」

ユート「兄貴を救った。以来、兄貴はオカルトを信じ…いつの日か恩人…いや恩鮫と出会う事を信じている」

瑠璃「もう兄さんと仲直りしたら?私は気にしてないよ」

凌牙「だったら鳥頭に言っておけよ。俺の軍団に入れってな」

瑠璃「…」

凌牙「そしたら和解してやるよ。下っ端じゃねえ…ナンバー2の座をくれてやるってな」

瑠璃「兄さんの性格じゃチームとか軍団とか群れを作るのが嫌いなの凌牙も知ってるでしょ?」

凌牙「じゃあ言っとけ!カッコつけんなってな!」

遊矢「軍団?」

ユート「兄貴はハートランド工業高校、ハートランド商業高校、ハートランド水産高校、ハートランド南高校、ハートランド東高校、ハートランド第二高校そしてデュエルスクール クローバー校の七つの学校を一つに纏めた大軍団の総大将だ」
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 16:18:51.51 ID:/TvbjErc0
凌牙「ユート!」

ユート「デュエルか?」

凌牙「察しがいいじゃねえか」

ユート「兄さんとの付き合いは長いからな」

凌牙「幽霊も文句ねえな!」

遊矢「見えてるの!?」

瑠璃「左じゃなくて右よ」

凌牙「どっちでもいいじゃねえか…腕が訛ってねえか確認してやんよ」

ユート・凌牙「デュエル!!」

凌牙「キラー・ラブカを攻撃表示で召喚!カードを1枚伏せてターンエンド!」

ユート「俺のターン!EMウィップ・バイパーを攻撃表示で召喚!そして自分フィールドにEMモンスターが存在する事で手札からEMヘルプリンセスを攻撃表示で召喚!EMウィップ・バイパーでキラー・ラブカを攻撃!」

凌牙「罠発動!『ポセイドン・ウェーブ』相手モンスター1体の攻撃を無効にし、自分フィールドに魚族・水族・海竜族モンスターが表側表示で存在する場合、その数×800のダメージを相手に与える!」

ユート「ううっ!」4000→3200

ユート「だがヘルプリンセスの攻撃が残っている!」

凌牙「…」4000→3500

ユート「カードを2枚伏せてターンエンド!」

凌牙「俺のターン!魔法『浮上』を発動!墓地のレベル3以下の魚族・水族・海竜族のモンスター1体を墓地から表側守備表示で特殊召喚する!そして2体目のキラー・ラブカを攻撃表示で召喚!レベル3のキラー・ラブカ3体でオーバーレイ!エクシーズ召喚!深き水底から浮上せよ!ランク3!潜航母艦エアロ・シャーク!!」

凌牙「カードを1枚伏せてターンエンド!」

ユート「俺のターン!」

遊矢「ダーク・リベリオンだな」

ユート「いや…あれは兄貴の性格を考えれば恐らくエアロ・シャークは囮だ」

遊矢「囮?」

ユート「隼がハヤブサに拘りを持つように兄貴はサメへの拘りが強い」
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 17:07:08.52 ID:/TvbjErc0
ユート「…幻影騎士団クラックヘルムを攻撃表示で召喚!そして罠発動!『幻影騎士団ウロング・マグネリング』このカードと幻影騎士団クラックヘルムを墓地へ送りデッキからカードを2枚ドロー!」

ユート「!?」

遊矢「この2枚は…こんなモンスター俺のデッキに入れてなかったぞ」

ユート「オッドアイズ・ミラージュ・ドラゴンとオッドアイズ・ペルソナ・ドラゴン…EMウィップ・バイパーの効果を発動!1ターンに1度、相手モンスターを対象に攻撃力と守備力を入れ替える!EMウィップ・バイパーでエアロ・シャークを攻撃!」

凌牙「そういやEMって何だ?」3500→2800

ユート「相棒の…遊矢のモンスター達だ」

凌牙「派手な格好しやがって!罠発動!『激流蘇生』自分フィールドの水属性モンスターが戦闘または効果で破壊された場合、このターン破壊された水属性モンスターを全て特殊召喚する!そして特殊召喚したモンスターの数×500のダメージを相手に与える!」

遊矢「大丈夫かユート?」

ユート「何とかな…ターンエンド」3200→2700

凌牙「俺のターン!魔法『アクア・ジェット』を発動!」

ユート「兄貴の魔法コンボ!」

凌牙「自分フィールドの魚族・水族・海竜族モンスター1体を対象にして発動!そのモンスターの攻撃力は1000ポイントアップする!これで攻撃力は2900!ぶちかませエアロ・シャーク!EMヘルプリンセスを攻撃!ビッグイーター!!」

ユート「ッッ!」2700→1000

凌牙「ターンエンド!」

ユート「俺の…ターン!」

遊矢「まただ!また俺達の知らない」

ユート「この3枚はオッドアイズ、星読み、時読みが書き換わった姿…そして俺が主体の時にだけ発動が可能な姿!俺はスケール1のオッドアイズ・ペルソナ・ドラゴンとスケール8のオッドアイズ・ミラージュ・ドラゴンでペンデュラム・スケールをセッティング!ペンデュラム召喚!オッドアイズ・ファントム・ドラゴン!!」

凌牙「ペンデュラム?知らねえ召喚だ…けどファントムって事はユートのモンスターってわけか」

ユート「永続罠『幻影剣』を発動!対象のモンスターの攻撃力を800ポイントアップ!そして対象のモンスターのオッドアイズ・ファントム・ドラゴンの攻撃力は3300!バトルだ!オッドアイズ・ファントム・ドラゴンで潜航母艦エアロ・シャークを攻撃!夢幻のスパイラルフレイム!!」

凌牙「くっ!」2800→2400

ユート「そしてペンデュラム召喚したオッドアイズ・ファントム・ドラゴンが相手にダメージを与えた時、ペンデュラムゾーンのオッドアイズモンスターの数×1200のダメージを与える!幻視の力アトミックフォース!」

凌牙「訳がわからねえが…どっか飛んでっちまって新しい力を見つけたてわけかユート」

ユート「いや飛んだ原因の半分は兄さんなんだぞ」
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 17:31:53.47 ID:/TvbjErc0
凌牙「ま、結果オーライってやつだろ?なあ背後霊」

瑠璃「そっちよそっち」

凌牙「通じるんなら問題ねえよ」

遊矢「やっぱり狂犬病って言う割りにはいい人なんだろな…少し安心した」

黒咲「赤馬の居場所がわかったぞ」

凌牙「!」

黒咲「もう用事は済んだだろ。さっさと行くぞ」

凌牙「おい」

黒咲「…」

凌牙「誰の許可取って俺の家に来てんだ?あ?」

黒咲「許可が必要か?図に乗るなよ」

凌牙「てめえ…!」

黒咲「…」

凌牙「今この場でぶっ殺してやってもいいんだぜ」

黒咲「やってみろ」

凌牙「やってやるよ」

ユート「隼!いい加減にしてくれ」

瑠璃「凌牙も!」

アレン「いつまでもいがみ合うなよ?アカデミアがまた行動を開始するんだぜ。今度こそ手を組んでよ」

黒咲「このバカの軍団とか?冗談じゃない」

凌牙「はっ!一匹狼気取るのも大概にしろよ!相手が数なら俺らも数で迎え撃つんだよ!力だ!力で押さえつけなきゃ意味がねえ」

黒咲「俺達の嫌いな事だったな。今のお前は俺達が嫌っていた奴らと同じ事をしているのを理解しろ」

凌牙「支配するってのが悪いのか?群れの何が悪いってんだ!一匹狼気取って暴れるだけじゃ意味はねえ!また瑠璃が同じ目に合うじゃねえか!兄貴ならそれぐらい考えろってんだ!」
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 17:46:20.54 ID:/TvbjErc0
数年前

黒咲「何人居る」

凌牙「知らねえよ。南中は数が多いからな…100ぐらいだろ」

黒咲「正確には327人だ」

凌牙「何つった」

黒咲「327人」

凌牙「待てよ…多すぎだろ?あり得ねえだろ!中坊の喧嘩で」

黒咲「あそこは族の後ろ盾があるからな。OB連中も何人か居るんだろ」

凌牙「ったく…隼!」

黒咲「武器はいらん」

凌牙「馬鹿野郎!ありゃ素手でどうにかなる代物じゃねえぞ。だから持っとけよ」

黒咲「鉄パイプ?短すぎだろ」

凌牙「長すぎると使いにくいんだよ」

黒咲「さてと勝ちに行くか」

凌牙「100%負けるぜ」

黒咲「負けたら勝つまですればいい」

凌牙「チッ、派手にやってやろうぜ」

「出やがった!」

「何が全中制覇だ!たった2人で何ができるってんだ!!」

黒咲「お前達は最後だ。たった2人で片っ端から潰してやったぞ」

凌牙「だから狂犬病と火の玉って呼ばれてるんだよ…気に入ってねえけどな!」

「このイカレコンビが…やっちまえ!!」

黒咲「来たぞ凌牙」

凌牙「見りゃわかるぜ!」
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 18:03:00.13 ID:/TvbjErc0
黒咲「結果は惨敗だった」

凌牙「だが俺達は全員に報復してやった…結果的に中3の夏に俺らは全中制覇を完了させた」

黒咲「…」

凌牙「だが俺達は暴れてただけだ…後の事を考えねえでな!」

遊矢「何があったんだ?」

ユート「瑠璃がバイクではねられた」

凌牙「報復だよ。俺らは奴らを支配する必要があった…結果的に俺ら不良ってのは群れて一番強え奴が支配しなきゃ意味がねえって事だ!」

アレン「いい加減にしろよ!だから最初のアカデミアの襲撃の時にユートがどっか行っちまったんだろ!反省しろってんだ!!」

黒咲「…」

凌牙「…」

ユート「あいつ…ユーリを覚えているか?あの紫の軍服男」

遊矢「ああ」

ユート「俺は奴とデュエルをした。そして敗北し…俺はスタンダードへと流れ着いた…記憶を取り戻したお陰で奴との決着は確実に付けねばならなくなった」

遊矢「居場所良くわかったよな」

瑠璃「ユートの気を感じ取ってね。先生に言われるまで別世界なんて信じられなかったけど」

遊矢「先生?」

アレン「クローバー校の先生だ。何でも融合次元の出身でさ」

黒咲「俺はそいつのデュエルディスクを奪った。それが俺の持つ次元移動装置内蔵のデュエルディスクだ」

凌牙「アカデミアが再び来ようが何だろうが関係ねえ…俺は俺らでケリをつけるぜ」

黒咲「勝手にしろ。赤馬のところへ行くぞ」

アレン「いいのかよ隼も凌牙も!いつまでも喧嘩してんなよ!なあ!ダチなんだから和解しろよ!」

黒咲「最早、狂犬病と呼ばれた奴は存在しない。じゃあな」

凌牙「何が火の玉だ…カッコつけてんじゃねえぞ」
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 18:59:45.06 ID:/TvbjErc0
アレン「おーい!先生よー!」

シュッ

黒咲「アレン!」

キンッッ

日影「むっ!」

月影「動くな」

黒咲「…」

月影「動けば斬る」

黒咲「その前に貴様の目玉を潰してやる」

月影「…」

黒咲「俺の命を奪う代わりに光を奪われる…どうだ」

赤馬「月影!日影!」

日影「零児殿」

赤馬「彼らは味方だ」

日影「味方…」

赤馬「紹介しよう。彼らは風魔塾の風魔日影と風魔月影だ」

沢渡「風魔塾って忍者養成塾の?でも何で」

赤馬「彼らにはアカデミアに潜り込んでもらっていた」

月影「連中は行動を起こす気でござる」

日影「その前に叩かねばならぬ…プロフェッサーは未曾有の超兵器を使い大掛かりな計画を起こす気でござる」

ユート「ならばアジトを叩かねば」

赤馬「彼は」

沢渡「話せば長くなるっていうかな…」
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 19:31:17.40 ID:/TvbjErc0
赤馬「…この件は私だけで解決する。邪魔をしないでくれ」

黒咲「ここは俺の故郷だ。好き勝手されてたまるか」

素良「僕は友達を取り戻したい」

ユート「俺も故郷の為…そして」

遊矢「あいつの仇を息子の俺が討つ」

赤馬「…」

アレン「っつうか先生は?」

赤馬「あの人なら」

亮「私ならここだ」

アレン「先生!」

素良「亮さん!?」

亮「素良…零児が言っていた通り生きていたんだな」

素良「う、うん」

沢渡「先生?にしては不審者丸出しの格好だな」

亮「因みに教員免許は所持していない」

沢渡「出たよ!本当に常識ってのを知らねえ奴が多いんだからな」

亮「初顔が多いな。私は遊城亮…融合次元の出身だ」

黒咲「いい加減に俺のデュエルディスクを返せ」

亮「君が強引に奪ったのだぞ…凌牙は?」

黒咲「知らん」

サヤカ「クローバー校の先生で凌牙のクラスの先生なのよ」

沢渡「凌牙ってさっき黒咲と一触即発な感じの奴か?苦労してんだろ先生よ。教員免許ねえけど先生でいいのか?」

亮「まあ…いや良き少年だと思う。喧嘩っ早いのが玉に瑕だが…若さとは良いものだ」
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 20:09:04.55 ID:/TvbjErc0
赤馬「このハートランド山に奴らは身を潜めているそうだ」

黒咲「こんな近場に隠れていたとは」

素良「亮さんは何でエクシーズ次元に」

亮「セブンスターズの最高幹部を追っている。あいつだけは私が倒さねばならぬ」

素良「セブンスターズ?」

亮「7人のアカデミア最高幹部だ」

赤馬「ユーリ、デニス・マックフィールド、ソロ、ジャン・ミシェル・ロジェ、BB…」

黒咲「むっ」

ユート「ここは隠れ家のようだが」

日影「零児殿も亮殿も狙われているでござる」

月影「どうやら嗅ぎつけられたようだ」

ドンッッ

黒咲「アカデミア兵…それと」

グロリア「セブンスターズのグロリア・タイラー」

グレース「同じくグレース・タイラー」

野呂「同じく野呂守」

亮「守!」

野呂「亮…!」

黒咲「どうやら引き金は引かれたようだな…赤馬!ハートランド山へ行け」

赤馬「1人でも多い方がいい」

黒咲「お前が居ようが居まいが関係あるか!さっさとケリをつけて来い」

沢渡「ほら行け!」

赤馬「…わかった!」
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 20:37:49.86 ID:/TvbjErc0
グロリア「あれは紫雲院素良か?」

グレース「生きてるなんて驚きよね」

沢渡「ここは俺が仕切らせてもらうぜ」

瑠璃「私も」

亮「返してもらうぞ、門外不出の裏サイバー流デッキを」

野呂「私は認めない!お前なんかがサイバー流を受け継いだ事を…弟弟子のお前が!」

亮「あんたは邪悪で満ち溢れている」

沢渡・瑠璃・グロリア・グレース「デュエル!!」

沢渡「俺から行くぜ!魔法『トレード・イン』を発動!手札からレベル8のドラゴン族モンスターを墓地へ送りデッキからカードを2枚ドロー!」

沢渡「そして魔法『おろかな埋葬』を発動!デッキからモンスターを1体墓地へ送る!さらに魔法『超再生能力』を発動!このターン手札から捨てられたドラゴン族モンスターの数だけドローする!カードを2枚伏せてターンエンド」

グロリア「私のターン!手札のアマゾネス女王とアマゾネスの剣士を融合!融合召喚!現れろ、アマゾネス女帝!!カードを1枚伏せてターンエンド!」

瑠璃「私のターン!LL-コバルト・スパローを攻撃表示で召喚!そして自分フィールドに鳥獣族モンスターが存在する事で手札からLL-サファイア・スワローと鳥獣族レベル1風モンスターを特殊召喚する私はLL-ターコイズ・ワープラーを特殊召喚!LL-ターコイズ・ワープラーが特殊召喚に成功した時、手札または墓地からLLモンスターを特殊召喚する!私は手札から2体目のLL-コバルト・スパローを特殊召喚!LL-コバルト・スパローが特殊召喚に成功した事でデッキから鳥獣族レベル1モンスターを手札に加える」

瑠璃「レベル1のLL-コバルト・スパロー2体とLLサファイア・スワローとLL-ターコイズ・ワープラーでオーバーレイ!麗しき翼を持つ鳥たちよ。戦場に集いて気高く輝け!エクシーズ召喚!舞い降りよ!ランク1!LL-アセンブリー・ナイチンゲール!!」

瑠璃「ターンエンド!」

グレース「私のターン!手札のアマゾネスの斥候とアマゾネスペット虎を融合!融合召喚!アマゾネスペット虎獅子!カードを1枚伏せてターンエンド!」

沢渡「ここから戦闘に入れるぜ…て言うか8人じゃねえか?」

グロリア「私達は2人で1人」

グレース「だからタイラー姉妹は1人としてカウントされるわ」

沢渡「だとさ」

瑠璃「えーっと何て名前だっけ」

沢渡「沢渡!沢渡シンゴ!」

瑠璃「じゃあお願いね沢渡くん!」

沢渡「お、おう!俺のターン!」
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 21:43:44.48 ID:/TvbjErc0
沢渡「永続罠『リビングデッドの呼び声』を発動!墓地の巨神竜フェルグラントを特殊召喚!フェルグラントの効果を発動!墓地からの特殊召喚に成功した時、相手フィールドまたは墓地の相手モンスターを除外し、除外したモンスターのレベルまたはランクの数×100アップ!アマゾネス女帝を除外し攻撃力を800ポイントアップ!」

グロリア「アマゾネス女帝が戦闘または相手効果でフィールドから離れた場合、手札・デッキ・墓地からアマゾネス女王を特殊召喚できる!私はアマゾネス女王を墓地から特殊召喚!」

沢渡「バトルだ!さらに罠発動!『タイラント・ウィング』フィールドのドラゴン族モンスター1体を対象に装備!装備したモンスターの攻撃力と守備力は400ポイントアップし相手モンスターへの2回攻撃が可能!これで攻撃力は4000だ!アマゾネスペット虎獅子に攻撃!」

グレース「ああああああああああ」4000→2500

沢渡「巨神竜フェルグラントの効果を発動!このモンスターが相手フィールドのモンスターを破壊した場合、自分または相手の墓地からレベル7または8のドラゴン族モンスターを特殊召喚する!俺は墓地からレベル7のダークブレイズドラゴンを特殊召喚!墓地からの特殊召喚に成功した時、攻撃力と守備力は倍になる!」

グロリア「アマゾネス女王が存在する限り自分フィールドに存在するアマゾネスモンスターは戦闘では破壊されない…だが」

沢渡「2回目だ!」

グレース「ぐっ…」2500→1000

グロリア「だがアマゾネスペット虎獅子が存在する限りアマゾネスペット虎獅子以外への攻撃は無効になる」

沢渡「タッグデュエルって事はパートナーのモンスターを使ってもいいってわけだよな」

瑠璃「うん!」

沢渡「ってわけだ!LL-アセンブリー・ナイチンゲールで攻撃!」

瑠璃「アセンブリー・ナイチンゲールはオーバーレイ・ユニットの数×200ポイント攻撃力がアップ!そしてオーバーレイ・ユニットの数だけ相手に直接攻撃が可能!」

沢渡「銀髪!てめえはこれで終わりだぜ!!」

グレース「そ、そんな…」1000→0

沢渡「残り2回!今度は金髪に攻撃だ!」

グロリア「こ、この!」4000→3200

沢渡「カードを1枚伏せてターンエンド!」

グロリア「こいつ…どう考えても大馬鹿な奴だと思ってたが」

グレース「私達を相手に…しかも何か楽しそう…昔の」

グロリア「私のターン!パラサイト・フュージョナーを攻撃表示で召喚!」

沢渡「き、気持ち悪りいモンスターだな!」

グロリア「ここからがアカデミアの戦いだ!」
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 21:53:51.57 ID:/TvbjErc0
黒咲「これでいいんだな」

素良「遊矢の話じゃアカデミアの…融合次元のデュエリスト達は虫に取り憑かれてるって言ってたから」

黒咲「スタンダードを襲撃した連中もスネイル・ワールドとやらで元に戻ったからな」

素良「そんな気持ち悪い世界があってたまるか!僕も行くから」

黒咲「仲間を元に戻すんだな」

素良「当然さ!」

遊矢「ユート!」

ユート「君はデニスと俺はユーリとだ」

黒咲「ユーリ?あいつは俺がやる!」

ユート「沢渡!瑠璃を頼んだぞ!」

沢渡「任せとけ!瑠璃もユートより俺に惚れちまうかもな!」

瑠璃「大丈夫。それは無いよ」

ユート「断じてない」

サヤカ「瑠璃は一途だもんね」

アレン「残念だったな!」

沢渡「全員で言うんじゃねえよ!」

黒咲「…」

沢渡「な、何だよ」

黒咲「殺すぞ」

沢渡「わ、わかったよ!残りはタイラー姉妹とかってのと無免許先生の相手だけだ!」

ユート「沢渡!遊矢からの伝言だ」

沢渡「どうせ瑠璃がどうとかだろ!しつけえよ!」

ユート「生きて帰ろう。赤馬と一緒にスタンダードへ」

沢渡「あ、当たり前じゃねえか!赤馬居ねえと塾が潰れちまうんだ!絶対に死なすんじゃねえぞ遊矢!」
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 22:02:57.35 ID:/TvbjErc0
凌牙「…」

「九十九さん!マジなのか?アカデミアの三色野郎共が来るってのは」

凌牙「…」

「九十九さん!」

「シカトしやがって」

「何様だってんだよ」

「やっちまうか?なあ」

「俺らは黒咲と九十九に中学の時に酷い目にあってるからよぉ〜」

ブオオオオオオオオオオオオオオオ

「な、何だ!?」

ユーゴ「到着!ここエクシーズ次元か!?」

「はあ?何だこいつ!」

ユーゴ「榊遊矢!ユート!黒咲隼!紫雲院素良!沢渡シンゴ!好きなの選べ」

「黒咲?黒咲の仲間か!」

ユーゴ「仲間?うーん…仲間なんじゃね」

「じゃあ帰すわけには行かねえな」

凌牙「引っ込んでろ」

「九十九さん!甘いんじゃねえか?幾らあんたが…」

凌牙「あ?」

「うっ…」

ユーゴ「こいつらの頭か」

凌牙「ああ…言っとくが居場所なんて知らねえ」

ユーゴ「敵だな!よしデュエルだ」

凌牙「敵か…敵に違いねえわな」
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 22:34:52.77 ID:/TvbjErc0
ユーゴ・凌牙「デュエル!!」

ユーゴ「自分フィールドにモンスターが存在しない事で手札からSRベイゴマックスを特殊召喚!そしてSR三つ目のダイスを攻撃表示で召喚!レベル3のSRベイゴマックスにレベル3のSR三つ目のダイスをチューニング!シンクロ召喚!レベル6!HSR魔剣ダーマ!!」

ユーゴ「HSR魔剣ダーマの効果を発動!墓地の機械族モンスターを除外し相手に500のダメージを与える!ベイゴマックスを除外!」

凌牙「…」4000→3500

ユーゴ「カードを1枚伏せてターンエンド!」

凌牙「俺のターン!モンスターを裏守備表示で召喚しターンエンド!」

ユーゴ「俺のターン!魔剣ダーマで守備表示モンスターを攻撃!魔剣ダーマは守備表示モンスターを破壊した時、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える!」

凌牙「ハリマンボウが墓地へ送られた場合、相手フィールドのモンスターを選択し、そのモンスターの攻撃力を500ポイントダウン!」3500→1400

ユーゴ「ターンエンド」

凌牙「俺のターン!魔法『浮上』を発動!ハリマンボウを墓地から特殊召喚!さらにビッグ・ジョーズを攻撃表示で召喚!レベル3のハリマンボウとビッグ・ジョーズでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク3!漆黒の闇より出でし赤き槍!ブラック・レイ・ランサー!!」

凌牙「バトルだ!ブラック・レイ・ランサーでHSR魔剣ダーマを攻撃!ブラックスピア!!」

ユーゴ「墓地の三つ目のダイスの効果を発動!このモンスターを除外する事で相手モンスターの攻撃を1度だけ無効にする!」

凌牙「カードを1枚伏せてターンエンド!」

ユーゴ「俺のターン!SR赤目のダイスを攻撃表示で召喚!レベル6のHSR魔剣ダーマにレベル1のSR赤目のダイスをチューニング!シンクロ召喚!レベル7!クリアウィング・シンクロ・ドラゴン!!」

ユーゴ「バトルだ!クリアウィング・シンクロ・ドラゴンでブラック・レイ・ランサーを攻撃!」

凌牙「ぐわっ!?」1400→900

ユーゴ「ターンエンド!」

凌牙「だがハリマンボウが墓地へ送られた事で500ポイントダウンだ!」

ユーゴ「やりやがる…」

凌牙「俺のターン!永続魔法『ウォーターハザード』を発動!自分フィールドにモンスターが存在しない場合、手札からレベル4以下の水属性モンスターを特殊召喚する事ができる!手札からヒゲアンコウを特殊召喚!ヒゲアンコウは水属性モンスターをアドバンス召喚する際に二体分として扱う!ヒゲアンコウをリリースしビッグ・ホエールをアドバンス召喚!」

凌牙「アドバンス召喚に成功したビッグ・ホエールをリリースしする事でデッキから水属性モンスター3体を効果を無効にし特殊召喚できる!ビッグ・ホエールをリリースしデッキからドリル・バーニカル!スカル・クラーケン!シャーク・サッカーを特殊召喚!」

凌牙「レベル3のドリル・バーニカルとスカル・クラーケンとシャーク・サッカーでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク3!トライエッジ・リヴァイア!!」

凌牙「何処の誰だか知らねえが売られた喧嘩に負けてたまるか!」
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 23:09:32.48 ID:/TvbjErc0
凌牙「トライエッジ・リヴァイアのオーバーレイ・ユニットを一つ使い相手フィールドのモンスターの攻撃力を800ポイントダウンさせ効果を無効にする!」

ユーゴ「無効!?」

凌牙「そして罠発動!『エクシーズ・ソウル』自分または相手の墓地のエクシーズモンスターを対象に発動する事ができる!自分フィールド上のモンスターはエンドフェイズ時まで対象のモンスターのランク×200ポイントアップする!バトルだ!」

ユーゴ「くっ…」4000→3100

凌牙「そしてトライエッジ・リヴァイアがモンスターを戦闘破壊した時、そのモンスターを除外する!さらにエクシーズ・ソウルの対象になった墓地のエクシーズモンスターはエクストラデッキに戻す事ができる!」

凌牙「カードを1枚伏せてターンエンド!」

ユーゴ「俺のターン!魔法『スピード・リバース』を発動!墓地のHSR魔剣ダーマを特殊召喚!魔剣ダーマの効果で墓地の赤目のダイスを除外し500のダメージを与える!」

凌牙「…」900→400

ユーゴ「バトルだ!魔剣ダーマでトライエッジ・リヴァイアを攻撃!」

凌牙「罠発動!『ポセイドン・ウェーブ』攻撃を無効にし相手に800のダメージを与える!」

ユーゴ「…ターンエンド!」3100→2300

凌牙「俺のターン!魔法『アクア・ジェット』を発動!攻撃力を1000アップする!そしてオーバーレイ・ユニットを一つ使い相手モンスターの攻撃力を800ダウン!バトル!」

ユーゴ「このドローだ…きっと来る!」2300→900

凌牙「カードを2枚伏せてターンエンド!」

ユーゴ「俺のターン!来たぜ…ターンエンド!」

凌牙「ドロー!ダブルフィン・シャークを攻撃表示で召喚!ダブルフィン・シャークの効果を発動!召喚または特殊召喚に成功した時、墓地のレベル3またはレベル4の魚族・水属性モンスターを特殊召喚する!ビッグ・ジョーズを特殊召喚!」

凌牙「トライエッジ・リヴァイア!野郎に叩き込め!!」

ユーゴ「相手の直接攻撃宣言時、手札からSRメンコートを特殊召喚し、相手フィールドのモンスター全てを守備表示にする!」

凌牙「罠発動!『激流葬』流されちまいな!」

ユーゴ「何!?」

凌牙「さらに罠発動!『激流蘇生』」

ユーゴ「マジか…」900→0

凌牙「俺が…俺が九十九凌牙だ!狂犬病の九十九凌牙だ!覚えとけ!!」
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 23:18:58.73 ID:/TvbjErc0
ユーゴ「俺ユーゴ」

凌牙「今更かよ」

ユーゴ「あいつらは!?」

凌牙「だから知らね…何だありゃ」

ユーゴ「煙だ!火事じゃねえか!?」

凌牙「あの方向って遊城の寝床じゃねえか…先公のくせに家がねえんじゃ洒落にならねえだろ。乗せろ」

ユーゴ「場所わかんのか?」

凌牙「知らねえ!けど遊城の寝床が燃えてるって事はアカデミアの進撃が始まったってわけだろ」

ユーゴ「お、おう!遊城って誰だ?」

凌牙「行くぜ!」

「おいおい九十九!あんたは俺らの大将なんだろ?」

「いいのかよ?勝手やって」

凌牙「こいつはデュエリストとデュエリストの戦いだ…だから俺が行く!」

「九十九!てめえ!!」

凌牙「悪りいな。折れちまった牙がまた生えてきたんだ。鮫と同じで折れても折れてもしつこく生えるんだよ俺は」

ポンッ

凌牙「行こうやユーゴ」

ユーゴ「凌牙も仲間か?」

凌牙「仲間…ユートは俺の兄弟分だ」

ユーゴ「何か親近感湧くぜ!俺もさ兄弟分が居てな」

凌牙「お前みたいな腕白そうな奴が一緒じゃ大変だろうな」

ユーゴ「んな事ねえよ!俺なんて大人しい方なんだぜ?」

凌牙「言っとくが隼…てめえを助けるわけじゃねえぞ。俺は俺の誇りを取り戻す為に戦ってやるだけだ!」
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 23:19:44.03 ID:/TvbjErc0
次は来週
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 12:04:05.87 ID:pmSby8U70
野呂「サイバー・ダーク・エッジを攻撃表示で召喚!カードを1枚伏せてターンエンド!」

亮「俺のターン!」

野呂「亮!私は認めない…私の方が才はあったのだ!それなのに…マスターはお前を!」

亮「私も30だ。あんただっておっさんと呼ばれる歳なのだぞ。それを10数年も前の遺恨を今更」

野呂「私は止まらない…進むしかない!邪道と呼ばれる道を…それが!」

亮「あんたの罪は裏サイバー流を持ち出した事だけだ。やり直すチャンスならある!私は…いや俺は融合次元一のデュエリストである俺が決める!」

亮「手札のサイバー・ドラゴン2体を融合!融合召喚!サイバー・ツイン・ドラゴン!サイバー・ツイン・ドラゴンは1度のバトルで2度の攻撃が可能!バトルだ!!」

野呂「罠発動!『パワー・ウォール』自分が戦闘ダメージを受けるダメージ計算時に発動する事ができる!その戦闘で発生するダメージが0になるように500ダメージにつき1枚デッキの上からカードを墓地へ送る!」

亮「…」

野呂「思い上がるな!お前が天才だろうと何だろうと…私は強い!」

亮「カードを3枚伏せてターンエンド」

野呂「私のターン!『サイバーダーク・インパクト!』を発動!融合召喚!凱黒竜-サイバー・ダーク・ドラゴン!」

亮「サイバー流の歴史は長い…4000年!我らが先人は技を磨き今日までの道程がある。その過程で我々のように争う者達も居た!一子相伝故の宿命であるが故に」

野呂「それが何だと言うのだ!私以外にも居る!伝承者争いに敗れたものが…その恨みを思い知れ!!」

亮「だが俺の代から変わる!変わらねばならぬのだ…!速攻魔法『融合解除』を発動!戻れサイバー・ツイン・ドラゴン!そして墓地より現れよ、サイバー・ドラゴン!!」

野呂「2体のサイバー・ドラゴン…サイバー・レーザー・ドラゴンか」

亮「罠発動!『ワンダー・エクシーズ』自分フィールドのモンスターを素材としエクシーズモンスターをエクシーズ召喚する!」

野呂「エクシーズ召喚だと!?」

亮「レベル5のサイバー・ドラゴン2体でオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク5!サイバー・ドラゴン・ノヴァ!!」

野呂「か、敵わない…4000年の歴史を…こいつは覆した…!」

亮「融合だのエクシーズだの垣根は必要ない。何故ならデュエルに代わりはないのだ!サイバー流の4001年目はエクシーズとの合作だ…そして道は永遠に続いて行く!」

野呂「殺すがいいさ…私達には虫が融合している。もう取り返しが」

亮「その対処方法はある。遊勝さんが見つけ…その力は実子に受け継がれているのだ。諦める事はない」
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 12:25:43.12 ID:pmSby8U70
亮「これで良し」

沢渡「悪く思うなよ。ちゃんと虫を駆除してやっからな」

グレース「…」

グロリア「縄を解け!」

沢渡「だから無理だっつうの」

キキッ

ユーゴ「リン!」

凌牙「おう先公」

亮「すっかり焼けてしまった」

凌牙「何があったら焼けるんだ」

ユーゴ「リンだろ?なあ」

瑠璃「人違いよ人違い」

ユーゴ「人違い?本当かよ」

ザッ

バレット「この有り様か」

グロリア「バレット!」

グレース「!」

バレット「貴様らは処刑だ!プロフェッサーの名の下に貴様らを処刑してくれるわ!!」

凌牙「気取るなよおっさん!っつうか誰だよ?」

バレット「プロフェッサー直属部隊オベリスクフォースを束ねるバレット…いや改造手術を受けサイボーグバレットとして生まれ変わった!」

凌牙「能書きはいいから来いよ!早え話がやりてえんだろうが?」

バレット「話が早いな少年…だが思い上がりは命を縮めるぞ。オベリスクフォース!奴らを叩け!」

亮「ここからが正念場だぞ。オベリスクフォースはプロフェッサー直属部隊であり1人1人が幹部クラスの実力を誇る」

沢渡「こっちは幹部格2人も倒してんだよ!負けてたまるか!!」
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 12:40:44.61 ID:pmSby8U70
アレン「相変わらず隼のファルコンは便利だぜ」

黒咲「お前も鳥獣族を使えばいいだろ」

ユート「隼!」

ソロ「デュエルアンカー!」

ガシンッ

素良「な、何だ!?」

黒咲「どうやら刺客のようだ」

サヤカ「そんな!」

黒咲「先に行け」

アレン「けど居場所がわかんねえぞ?メガネもアカデミアの基地も」

黒咲「あの木を見ろ」

素良「木?」

黒咲「傷があるだろ。あそこにも」

サヤカ「続いてるわ」

黒咲「忍者の目印だろう。こいつは俺が引き受けた」

遊矢「行こうユート」

ソロ「フィールド魔法『海』を発動!このキャプテン・ソロからは逃れられぬぞ!」

黒咲「もう行ったがな」

ソロ「あんなちびっ子トリオなど…この大海の覇者キャプテン・ソロは強者としか戦わぬ!」

黒咲「大海の覇者だと?」

ソロ「さあデュエルだ!」

黒咲「後悔するぞ」

ソロ「それは俺のセリフだ!!」

黒咲・ソロ「デュエル!!」
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 13:55:43.87 ID:pmSby8U70
ソロ「先ずは俺からだ!手札のスカル・ナイトと海賊船スカル・ブラッドを融合!融合召喚!キャプテン・ロック!!」

ソロ「キャプテン・ロックがフィールドに存在する限りお互いに手札からの召喚・特殊召喚・セットはできない!ターンエンド!」

黒咲「…」

ソロ「エクシーズ次元侵攻時に黒咲家の者である貴様には注意しろと言われてなぁ…だが大した事は無さそうだ!」

黒咲「お前の目的はなんだ。俺達の髪か」

ソロ「違う!俺はプロフェッサーが次元制覇した際には海を頂戴する事になっているのだ…海!それはロマン!海賊の中の海賊であるソロ様にこそ相応しい世界!それが海なのだ」

黒咲「他の次元の海は知らぬが少なくともエクシーズ次元の海は貴様程度では荷が重すぎる」

ソロ「私以上の海賊でもいると言うのか」

黒咲「サメだ」

ソロ「サメ?ハッハッハ!サメなんぞソロ様の敵ではない!三枚におろしてくれる」

黒咲「お前にやられる代物ではないらしいぞ…俺のターン!手札から召喚しなければ良いだけの話だ。魔法『闇の誘惑』を発動!デッキから2枚ドローし手札の闇属性モンスターを除外する!カードを2枚伏せてターンエンド!」

ソロ「何もできまい!俺のターン!永続魔法『大海戦』を発動!このカードがフィールドに存在する限り自分モンスターが相手に与える戦闘ダメージは倍になる!」

黒咲「永続罠『闇次元の解放』除外されている闇属性モンスター1体を特殊召喚する!俺は除外したRR-バニシング・レイニアスを攻撃表示で召喚!そして罠『ゴッドバードアタック』を発動!バニシング・レイニアスをリリースし貴様の薄汚いモンスターを破壊と永続魔法を破壊する!」

ソロ「!?」

黒咲「サメがどうとか言っていたが貴様程度なんぞサメも食わんだろ。見るからに不味そうだ…あまりサメを舐めるなよ」

ソロ「くっ…」

黒咲「今度からは海賊のコスプレではなく幼稚園児のコスプレでもしたらどうだ。お前には相応しい姿だぞ」

ソロ「屈辱だ!セブンスターズのキャプテン・ソロを…この俺を…ターンエンド!」

黒咲「お前達の強さは数だ。数で融合次元を制圧しエクシーズとスタンダードを襲った…たった1人ならば道端に落ちているゴミ以下のクズ…そのクズの分際で勝った気でいるなど烏滸がましいわ!俺のターン!!」

黒咲「貴様程度などエクシーズを使うまでもないわ!RR-インペイル・レイニアスを攻撃表示で召喚!そして自分フィールドにRRモンスターが存在する事で手札からRR-ファジー・レイニアスを特殊召喚!」

黒咲「そして魔法『死者蘇生』を発動!地獄の底より蘇れRR-バニシング・レイニアス!」

ソロ「あわわ…」

黒咲「お前の肉体に叩き込んでくれる!融合次元に生きる正しき心を持つ民の分を!スタンダード次元の連中の心構えを!エクシーズ次元に喧嘩を売ったツケを!とくと味わえ!!」
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 14:29:42.38 ID:pmSby8U70
バレット「獣闘機パンサー・プレデターの効果を発動!パンサー・プレデターの攻撃力の半分のダメージを与える!」

凌牙「…」4000→3200

バレット「バトル!パンサー・プレデターでシャーク・サッカーを攻撃!」

凌牙「罠発動!『ポセイドン・ウェーブ』1ターンに1度相手の攻撃を無効!そして俺のフィールドにはシャーク・サッカーとビッグ・ジョーズが居る事で1600のダメージ!」

バレット「くっ…ならば獣闘機ウルフ・ケンプファーでシャーク・サッカーを攻撃!」4000→2400

凌牙「…」3200→1200

バレット「黒咲隼は何処だ?奴を出せ!奴には借りがある。この私を小馬鹿にした行為は断じて許せぬ!」

凌牙「あいつは誰にでも同じ態度だろうよ。罠発動!『激流蘇生』シャーク・サッカーを特殊召喚!500のダメージだ!」

バレット「やるではないか!しかし私を倒すには程遠い!ターンエンド!」2400→1900

凌牙「俺のターン!てめえに野郎は倒せねえよ」

バレット「笑止!同じ相手に二度も敗北する私ではない!!」

凌牙「何度やっても倒せねえんだよ!セイバー・シャークを攻撃表示で召喚!セイバー・シャークの効果を発動!1ターンに1度フィールドのモンスターを対象に発動!そのモンスターのレベルを一つ上げる!この効果は2回まで可能!シャーク・サッカーとビッグ・ジョーズのレベルを3から4に変更!」

凌牙「レベル4のビッグ・ジョーズとシャーク・サッカーとセイバー・シャークでオーバーレイ!最強最大の力を持つ深海の帝王!その牙で全てのものを噛み砕け!エクシーズ召喚!ランク4!海咬龍シャーク・ドレイク!!」

瑠璃「シャーク・ドレイク!」

沢渡「何だそりゃ?あいつのエースか」

瑠璃「数あるシャークモンスターの中でも凌牙の象徴的なモンスター…そして両親の形見」

凌牙「狼だろうと豹だろうと鮫には千回やっても勝てねえよ」

バレット「貴様…奴と同じ眼をしている!あの黒咲隼と!」

凌牙「そりゃそうだろ。あいつも俺もツッパリだからな」

バレット「負けられぬ…3度目はない!この私が…私が処刑される!」

凌牙「てめえの事情なんて知らねえよ」

バレット「くっ」

凌牙「たかが軍人に野郎は倒せねえ…真っ赤に燃え上がる火の玉を砕けるのは俺の牙だけだぜ!バトルだ!!」
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 14:36:11.56 ID:wIMoJDQ0o
こういう感じの本編が見たかった感がある
サヤカがサイコだけど
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 14:38:21.55 ID:pmSby8U70
ユート「あれは」

遊矢「双子忍者だ」

日影「くっ…」

月影「何という強さだ」

サンダース「良くやったぞBB!」

BB「…」

アレン「大丈夫か?」

月影「奴は強いでござる」

ユート「赤馬は」

日影「先へと歩を進まれた…」

遊矢「ユート!」

ユート「こいつは俺達が」

アレン「原始人使いのヒゲ!お前は俺が相手してやるよ!」

サンダース「ヒゲではない!我が名はサンダース!セブンスターズのサンダースだ」

日影「せ、正式にはBBが一員らしいが」

月影「理性無きBBを奴は操っているでござる」

アレン「ユート!素良!行って来い!!」

遊矢「あいつ強いのか?」

ユート「いいや…何というか」

遊矢「だ、大丈夫なのか」

ユート「アレンは土壇場勝負には滅法強いタイプだ」

遊矢「だったら安心…かな」

アレン・サンダース「デュエル!!」
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 15:32:59.44 ID:pmSby8U70
サンダース「BB!あのクソガキを切り刻んでしまえ!私のターン!剣闘獣ラクエルを攻撃表示で召喚!カードを1枚伏せてターンエンド!」

アレン「ヒゲ!原始人にやらせてやれってんだ!俺のターン!ガガガマジシャンを攻撃表示で召喚!そして装備魔法『ワンダー・ワンド』を装備し攻撃力を500ポイントアップ!バトルだ!」

サンダース「罠発動!『ディフェンシブ・タクティクス』このターン自分フィールドのモンスターは戦闘では破壊されずダメージは0となる!そして発動後、このカードをデッキの1番下に戻す!残念だったな小僧!」

アレン「ヒゲ!出しゃばってくんじゃねぞ!関係ねえ野郎は引っ込んでろ!」

サンダース「やかましいガキだ!何がガガガだ!そんなふざけたモンスターが居るなどエクシーズの程度も知れるわ!」

アレン「んだと!やいやい!このデッキは俺の爺ちゃんが世界チャンピオンになった時のデッキなんだぞ!しかも婆ちゃんのハートを射止めた凄えデッキなんだぞヒゲ!」

アレン「っつうかヒゲじゃねえな!鼻毛だ鼻毛!行き着けの床屋の店主は毎回思ってんぜ!このおっさんは何で鼻毛伸ばしてうちに来るんだってな!」

サンダース「これはヒゲだ!」

アレン「てめえでてめえをヒゲって言いやがったな!バーカ!やっぱりヒゲじゃねえか!て言うかヒゲなのか?実は鼻毛なんじゃねえの!」

アレン「あんまし鼻毛伸ばしすぎるなよ?寝返り打って首締まって死んじまうかもしんねえぞ!死因が自分の鼻毛だったら大笑いだぜ!」

サンダース「黙れ!」

アレン「黙れって言われて黙る神月アレンが居てたまっかよ!あ、悔しいのか?悔しいなら鼻毛抜いて出直して来い!36!」

サンダース「36だと?」

アレン「1ダース12で3ダース36だろうが!算数もできねえのか?鼻毛伸ばす暇があったら算数の勉強しろってんだ!」

サンダース「ぐぬぬ…貴様ァ!」

アレン「カードを2枚伏せてターンエンド!」

サンダース「私のターン!」

アレン「てめえのターンじゃねえだろ!お前ってさ…あれか?自分が誰なのかわかんねえタイプか?病院行けよ病院…やべえよ頭が」

サンダース「喋るな!黙れ!」

アレン「けどさ病院行くなら鼻毛抜けよ?医者が笑っちまって手元狂ったら2度と鼻毛伸ばせねえんだぞ」

サンダース「人を鼻毛だのヒゲだの小馬鹿にして…どういう教育を受けているんだ!」

アレン「普通のだよ!てめえこそ一族総出で鼻毛伸ばす家系なのかよ!やっべえな鼻毛一族って歴史の教科書に載ってるぜ!同窓会に行ってみろよ?サンダースくんは鼻毛伸ばして何やってんだかって当時の同級生に思われるだろうぜ?あ、友達居ねえタイプだよな!ガキの頃から鼻毛伸ばして周りにドン引きされてたんだろ!そうだろうが鼻毛のおっさん!」

BB「プッ」
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 16:04:57.54 ID:pmSby8U70
サンダース「剣闘獣サムニテを攻撃表示で召喚!そして装備魔法『剣闘獣の闘器マニカ』をラクエルに装備!さらに装備魔法『剣闘獣の闘器デーモンズシールド』をサムニテに装備!ターンエンド!」

アレン「俺のターン!」

サンダース「お前に教えてやろう剣闘とは」

アレン「興味ねえから必要ねえよ」

サンダース「何だと!?」

アレン「ガガガガールを攻撃表示で召喚!そして装備魔法『ワンショット・ワンド』をガガガガールに装備!攻撃力を800ポイントアップ!さあバトルだ!ガガガマジシャンで剣闘獣ラクエルを攻撃!」

サンダース「剣闘獣の闘器マニカを装備している限り戦闘では破壊されない!」

BB「…」4000→3800

アレン「ターンエンド!ほらBBのターンだぜ」

サンダース「私だ!」

アレン「そうだ!爺ちゃん曰く昔の婆ちゃんはガガガガール似の美人らしいぜ?どうだBB」

BB「…」

アレン「今じゃ何処にでも居る普通の婆ちゃんだけどよ…月日が残酷ってマジだよな」

サンダース「剣闘獣ティゲルを攻撃表示で召喚!そして剣闘獣ラクエルと剣闘獣サムニテと剣闘獣ティゲルを融合!」

サヤカ「融合カードを使わないで融合!?」

サンダース「融合召喚!剣闘獣ヘラクレイノス!!これぞ融合を超えた融合!融合カードを必要としない融合を融合次元ではコンタクト融合と呼ぶ!!」

アレン「凄えじゃねえかBB!」

サンダース「私だ!私が行ったのだ!!」

アレン「てめえがやってる事なんて鼻毛伸ばして俺に喋りかけてるだけじゃねえか!どんだけ暇人なんだよ」

サンダース「殺してやる…貴様を殺す!この私の手で」

アレン「てめえじゃなくてBBだろうが!そんなにBBになりたきゃ市役所行って名前でも変えて来い!」

アレン「名前変えても伸びた鼻毛は治らねえだろうけどな!BBはBBでも鼻毛BBのボーボーだ!」

サンダース「バトルだ!!!」
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 16:32:12.33 ID:pmSby8U70
アレン「罠発動!『攻撃の無敵化』モンスター1体を選択して発動!戦闘では破壊されねえ!」

サンダース「だがダメージは受けてもらうぞ!」

アレン「それが何だってんだ!」4000→2500

サンダース「ターンエンド!」

アレン「俺のターン!ワンダー・ワンドの効果を発動!ワンダー・ワンドと装備しているモンスターを墓地へ送りデッキから2枚ドロー!そしてガガガガールをリリースしガガガヘッドをアドバンス召喚!ガガガヘッドの効果を発動!このカードの召喚に成功した時、墓地のガガガモンスター2体を特殊召喚する!ガガガマジシャンとガガガガールを特殊召喚!」

アレン「魔法『ガガガタッグ』を発動!自分フィールド上のガガガモンスター全ての攻撃力を次の自分スタンバイフェイズ時までガガガモンスターの数×500ポイントアップする!ガガガヘッドの攻撃力は3600!ガガガマジシャンの攻撃力は3000!ガガガガールの攻撃力は2500!」

サンダース「!?」

アレン「バトル!ガガガヘッドで剣闘獣ヘラクレイノスを攻撃!」

BB「…」3800→3200

アレン「BB!頭を下げろ!しゃがめ!ダウンだダウン!えーっと俺の真似しろ!こうだこう!」

BB「…」スッ

サンダース「何の真似だ!」

アレン「てめえもデュエルに入ってんだろうが!逃げてんじゃねえぞ鼻毛野郎!」

サンダース「私は無関係だ!」

アレン「婆ちゃんの攻撃!ガガガプッシュ!」

サンダース「ガハッ!BB!何をやっている私の代わりにダメージを受けろ!!」3200→1700

アレン「BBはてめえの道具じゃねえんだよ!てめえの道具は鼻毛切りで上等じゃねえか!爺ちゃん!やっちまえ!」

サンダース「爺ちゃんだと!?」

アレン「おうよ!昔の爺ちゃんはガガガマジシャン似の美男子だって本人が言っててな!今じゃハゲてるから嘘っぽいけど…何となく爺ちゃんと同じ感じがするんだよ!」

サンダース「BB!!」

アレン「地球の果てまですっ飛んじまえ!ガガガマジック!」

サンダース「ぐわあああああああああああああああ」1700→0

アレン「2度とツラ見せんじゃねえぞ!鼻毛野郎!」
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 16:54:31.62 ID:pmSby8U70
アレン「いいかBB?多分元に戻るっぽいから大人しくしてんだぞ」

サヤカ「通じるの?」

アレン「男と男に言語はいらねえ!」

黒咲「お前の婆さんがガガガガール似か?あの腰の曲がった婆さんが」

凌牙「っつうかアレンの爺さんがガガガマジシャン似もねえだろ?ハゲじゃねえかハゲ!」

黒咲「…いつの間に居た」

凌牙「そりゃ俺のセリフだぜ」

瑠璃「ユート達は」

サヤカ「先に進んだよ」

ゾロゾロ…

黒咲「まるで蟻の巣だな」

凌牙「同じのが大勢居るぜ…てめえらは先に進みな」

沢渡「多い方がいいじゃねえか?なあユーゴ…あいつ居ねえし」

黒咲「ほら受け取れ」

凌牙「こんな短い鉄パイプで…て言うか俺のじゃねえか!」

黒咲「さっさとケリをつけるぞ。遅れるなよ凌牙」

凌牙「誰に向かって言ってるんだ?上等だよ!ぶっ殺してやるぜ」

瑠璃「殺すのはダメよ!」

沢渡「いいのか2人だけで」

サヤカ「大丈夫。あの2人が居れば天下無敵だから」

アレン「何たって火の玉と狂犬病の極悪コンビだからな!」

凌牙「行くぜ…隼」

黒咲「ふん」
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 17:18:48.12 ID:pmSby8U70
赤馬「…刺客らしい刺客も居ないか」

デニス「みんな出払ってるからね…戦闘員も居ないしセブンスターズも残り3人だ」

赤馬「今ではアカデミア最高幹部の一人というわけかデニス」

デニス「人は変わるものさ」

赤馬「…」

デニス「そして赤馬零王を抹殺するのは僕だ」

赤馬「君は無関係だ。ただの遊勝さんの弟子…それ以上に何もない。親子の繋がりを血を君は知らない」

デニス「それでも僕は先生に父親の面影を感じた事もある…デュエルだよ零児」

赤馬「君を倒し私の復讐を完結させる」

デニス「それは僕の目的だ…邪魔をするな!」

赤馬・デニス「デュエル!!」

デニス「僕からだ!Emフレイム・イーターを攻撃表示で召喚!Emフレイム・イーターの効果を発動!このモンスターが召喚または特殊召喚に成功した時、お互いに500のダメージを受ける!」

赤馬「…4000→3500

デニス「さらに自分にダメージを与える効果が発動した時、手札のEmフレイム・イーターを特殊召喚し効果を無効にする!さらに500のダメージだ!」

赤馬「…」3500→3000

デニス「レベル4のEmフレイム・イーター2体でオーバーレイ!ショー マスト ゴー オン!天空の奇術師よ華やかに舞台を駆け巡れ!エクシーズ召喚!現れろ!ランク4!Emトラピーズ・マジシャン!!」

デニス「カードを1枚伏せてターンエンド」

赤馬「私のターン!君は復讐をすると言っているが遊勝さんのデッキでするのか」

デニス「当然さ!このデッキなら…そうだろトラピーズ?君だって」

赤馬「トラピーズは望んでいるだろう…だが君はどうだ?できるのか!遊勝さんのデッキで同じスタイルで!」

デニス「僕は弟子だ…全て覚えている…先生の全てを!」

赤馬「愚かなりデニス!デッキとは1人よって違う事を忘れているようだな」

デニス「!」
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 18:11:39.13 ID:pmSby8U70
赤馬「永続魔法『異形神の契約書』を発動!そして永続魔法『魔神王の契約書』を発動!自分の手札またはフィールドから悪魔族融合モンスターに決められた融合素材モンスターを墓地へ送りエクストラデッキから悪魔族融合モンスターを特殊召喚する!私は手札のDDバフォメットとDDリリスを融合!融合召喚!生誕せよ!DDD烈火王テムジン!!」

赤馬「そしてDDナイト・ハウリングを攻撃表示で召喚!DDナイト・ハウリングの効果を発動!召喚に成功した時、墓地のDDモンスター1体を特殊召喚する!DDリリスを特殊召喚!レベル4のDDリリスにレベル3のDDナイト・ハウリングをチューニング!シンクロ召喚!生誕せよ!レベル7!DDD疾風王アレクサンダー!!」

赤馬「DDD烈火王テムジンの効果を発動!自分フィールドにこのモンスター以外のDDモンスターが特殊召喚された場合、墓地のDDモンスターを特殊召喚する!墓地のDDバフォメットを特殊召喚!さらにDDD疾風王アレクサンダーの効果を発動!自分フィールドにDDモンスターが召喚または特殊召喚に成功した時、墓地のレベル4以下のDDモンスターを特殊召喚する!墓地のDDリリスを特殊召喚!」

赤馬「レベル4のDDバフォメットとDDリリスでオーバーレイ!エクシーズ召喚!生誕せよ!ランク4!DDD怒濤王シーザー!!」

デニス「…これは」

赤馬「自分自身の言葉で語れぬ者に奴を倒す資格は無い!」

デニス「くっ…」

赤馬「異形神の契約書の効果を発動!自分フィールドのDDDモンスターがエクストラデッキから特殊召喚された種類だけ、それぞれの効果を1ターンに1度発動する!先ずはエクシーズ!自分または相手フィールドのカードを1枚選んで除外する!トラピーズ・マジシャンを除外だ!」

デニス「トラピーズ!」

赤馬「仇を討ちたいのなら死した遊勝さんが愛したモンスター達ではなく自身の信じたモンスターで仇を討て!」

赤馬「そしてシンクロ!特殊召喚したシンクロモンスターは相手の効果の対象にはならない!」

デニス「このままでは…僕の」

赤馬「さらに融合!自分はライフを1000回復させる!」3000→4000

デニス「零児!」

赤馬「君は引き返す事ができる。耳をすませ!君のもとへ近づく足音を」

デニス「…」

赤馬「それは君の身を案じる者なのか君を誤解している者か…遊勝さんの死は私にも責任がある。1人で背負うなよデニス」

デニス「零児…先生が生きてたら君に…君に父親殺しなんか!」

赤馬「生きていたとしても私の道は私が決める!私の前に立ち塞がる壁…赤馬零王の息の根を止めるのは赤馬零児ただ1人だ!!」

ユート「見ろ遊矢!」

遊矢「赤馬とデニス!」

素良「デニス!」

赤馬「バトルだ!3体の王よ、デニスにダイレクトアタックだ!」
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 18:22:09.48 ID:pmSby8U70
赤馬「…」

ユート「赤馬!」

赤馬「彼を頼んだぞ…遊矢」

遊矢「何でこんな時に入れ替わるんだ!」

ユート「仕方ないだろ…運命は赤馬に父を倒せと言っているんだ」

遊矢「勝てよ赤馬…どうせなら勝って戻って来い!」

ユート「どうせなら勝って戻って来いと遊矢が」

赤馬「当然だ。君との約束もあるんだからな」

デニス「そ、素良…」

素良「デニス…無事で良かったよ」

遊矢「そして…」

ユート「そこに居るんだろユーリ!」

ユーリ「暴露ちゃったか…情けないねデニス」

赤馬「本来の彼のデッキならどうなって居たか…君なら」

ユーリ「知ってるよ。けどさ…負けはダメでしょ」

ユート「お前の相手は俺だ!」

ユーリ「あれ?入れ替わったのかい」

ユート「お前は俺を忘れて居るだろうが俺は覚えているぞ…お前の事を」

ユーリ「やれやれ…覚えてないよ。負け犬の事なんて」

ユート「なら今から思い出させる!そして次は俺が勝つ…!」

ユーリ「僕は強い…遊城亮なんて目じゃない程にね。あいつとは後で決着をつけるけどさ」

ユート「行け赤馬!」

赤馬「うむ」

ユート・ユーリ「デュエル!!」
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 18:56:12.07 ID:pmSby8U70
ブオオオオオオオオオオオオ

ユーゴ「またか!クリアウィング!いい加減にしろよな」

権現坂「ユーゴ!」

ユーゴ「今度はスタンダードじゃねえか?俺をワープさせて楽しいのか!まるで愉快犯だぜ」

アポロ「また増えたな」

ディアナ「シンクロ次元のロジェの情報ではユーゴと言う少年らしいわ。要注意人物よ」

ユーゴ「はあ?自分の中の善と悪の心が遊矢達と俺を遠ざけてるだって?悪が遊矢達と引き合わそうって…こら!遊矢は別次元で会った最初のダチなんだぞ?それを…嫉妬してんのか!」

ディアナ「聞け!私の名は月の守護者ディアナ」

アポロ「そして太陽の守護者アポロ」

ディアナ「お前達スタンダードとエクシーズの連中が我らアカデミアに大打撃を与えた」

アポロ「それ故に融合次元の反乱軍と戦っていた我らがスタンダード制圧を任された」

ディアナ「言っておくがセブンスターズと呼ばれる連中と私達とでは格が違う!」

アポロ「真にプロフェッサーが信頼するのは我ら守護者と側近であるバレットとドクトルのみ!」

ディアナ「組織がアカデミアと名乗る前から我らはプロフェッサーと行動を共にしていたのだ」

アポロ「お前達には死…聞いているのか」

ユーゴ「ちゃんと帰せよ!俺だけワープしてるんじゃ馬鹿丸出しじゃねえか」

権現坂「何が守護者だ!女子供を洗脳するとは…貴様らが信仰している男は骨の髄まで腐っている!」

ユーゴ「あいつらだけなのか」

権現坂「他の者達はみな保護している」

ユーゴ「じゃあ調度2対2だな!赤いおっさん!ひとっ走り付き合ってもらうぜ!」

アポロ「後悔するぞ…このアポロの力は天空に輝く太陽と同等!」

権現坂「お前は俺だな」

ディアナ「すぐに片付けてあげる」
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 19:26:41.93 ID:pmSby8U70
ユーゴ「俺からだ!SRバンブー・ホースを攻撃表示で召喚!SRバンブー・ホースの効果を発動!召喚に成功した時、手札からレベル4以下のスピードロイドモンスターを特殊召喚する!SR 赤目のダイスを特殊召喚!」

ユーゴ「赤目のダイスの効果でバンブー・ホースのレベルを4から5に変更!レベル5のSRバンブー・ホースにレベル1のSR赤目のダイスをチューニング!シンクロ召喚!HSR魔剣ダーマ!!」

ユーゴ「カードを1枚伏せてターンエンド!」

アポロ「私のターン!魔法『融合』を発動!手札の太陽の戦士とガーディアン・トライスを融合!融合召喚!太陽の守護者!!」

アポロ「太陽の守護者の効果を発動!1ターンに1度自分フィールドに守護者の盾トークンを1体特殊召喚する!そして守護者の盾トークンが存在する限り相手は太陽の守護者を攻撃はできない!カードを1枚伏せてターンエンド!」

ユーゴ「俺のターン!」

アポロ「永続罠『守護者礼賛』を発動!自分フィールドに守護者の盾トークンを2体特殊召喚!そして相手フィールドのモンスターの効果は無効化され、全ての守護者の盾トークンに攻撃ができる!そして攻撃しなければ、その相手モンスターは破壊される!」

アポロ「さらに太陽の守護者の効果で守護者の盾トークンが破壊されるたびに相手に800のダメージを与えさらに!相手モンスターの攻撃力は800ポイントダウン!」

ユーゴ「効果がねえなら効果を戻すまでだ!装備魔法『メテオ・ストライク』をHSR魔剣ダーマに装備!装備モンスターが守備表示モンスターを攻撃した時、そのモンスターの守備力を超えた数値の攻撃力分相手にダメージを与える!じゃあ遠慮なく行くぜ!」

アポロ「何だと!?」

ユーゴ「んな顔すんなよ!魔剣ダーマの効果が戻ったみてえなもんだからな!」

アポロ「くっ…ダメージを与えモンスターを弱体化!」4000→1800

ユーゴ「まだまだ!」4000→3200

アポロ「こ、これは…」1800→400

ユーゴ「調子に乗って3体出しちまったのがマズかったな!それ行け!」3200→2400

アポロ「バカな…私が負けるとは!」400→0

ユーゴ「やったぜ!おい権現坂!」

アポロ「あり得ぬ…こんな事が!」

ユーゴ「これが現実じゃねえか?言っとくけどマイルドセブンとかってのもバレットとか言うのも負けてんだぜ」

アポロ「ではプロフェッサーは!」

ユーゴ「んなの知らねえっつうの」

アポロ「そ、そんな事が…」

ユーゴ「権現坂!さっさと終わらせちまえよ!」
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 20:01:44.82 ID:pmSby8U70
ディアナ「守護者の盾トークンが破壊される事で私のライフは800ポイント回復し相手モンスターの攻撃力は800ダウン!ターンエンド!」

権現坂「俺のターン!」

ディアナ「永続罠『守護者礼賛』を発動!」

権現坂「ならば破壊するまで!相手フィールドにモンスターが2体以上存在し自分フィールドにモンスターが存在しない事で手札から超重武者テンB-Nを特殊召喚!さらに超重武者ジシャ-Qを攻撃表示で召喚!ジシャ-Qの効果で手札のレベル4以下の超重武者モンスターを特殊召喚する!超重武者ツヅ-3を特殊召喚!」

権現坂「レベル4の超重武者テンB-Nと超重武者ジシャ-Qにレベル1の超重武者ツヅ-3をチューニング!動かざること連山のごとし。大岩に宿りし魂!今そびえ立つ砦となれ!シンクロ召喚!出でよ!レベル9!超重魔獣キュウ-B!!」

権現坂「自分の墓地に魔法または罠が存在しない事で超重魔獣キュウ-Bの守備力は相手フィールドに特殊召喚されたモンスターの数×900ポイントアップする!月の守護者と守護者の盾トークン3体!よって守備力は3600アップ!そして合計6100の守備力だ!」

ディアナ「だが私のライフは破壊されれば回復する!」

権現坂「…」

ディアナ「打つ手無しか!」

権現坂「相手が倒れるまで俺は戦い抜く!遊矢や沢渡そして赤馬が帰還するまで俺は街を守ると約束したのだ!」

権現坂「この男権現坂!約束だけは決して破らぬ!ましてや友との約束を守れぬようなど笑止千万!ユーゴよ!」

ユーゴ「お、おう!」

権現坂「俺は勝つ!遊矢ら3人と故郷の為に戦う黒咲と素良に伝えてくれ!」

ユーゴ「おうよ!」

ディアナ「愚かだな…人間とは」

権現坂「人間とは?どういう意味だ」

ディアナ「ふふふ…それを理解する日は近いぞ」

権現坂「何だこいつは…さっきまでとは違う。それに奴から放たれる光は何だ」

ユーゴ「クリアウィング!飛ぶぞ、いいな!行け!!」

権現坂「お前も死ぬんじゃないぞ」

ユーゴ「当たり前じゃねえか!行くぜ行くぜ!マッハで飛べクリアウィング!」

カッ

権現坂「行ったか…さあデュエルの続きだ!女とて容赦はせぬ!」
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 20:39:54.37 ID:pmSby8U70
ユート「EMアメンボートを攻撃表示で召喚!ターンエンド!」

ユーリ「僕のターン!捕食植物オフリス・スコーピオを攻撃表示で召喚!捕食植物オフリス・スコーピオの効果を発動!このモンスターが召喚または特殊召喚に成功した時、手札からモンスターを1枚墓地へ送りデッキからオフリス・スコーピオ以外の捕食植物モンスターを特殊召喚する!デッキから捕食植物ダーリング・コブラを特殊召喚!ダーリング・コブラが捕食植物モンスターの効果で特殊召喚した時、デッキから融合またはフュージョンと名のつく魔法カードを1枚手札に加える!」

ユーリ「魔法『融合』を発動!オフリス・スコーピオとダーリング・コブラを融合!魅惑の香りで虫を誘う二輪の美しき花よ!今ひとつとなりて、その花弁の奥の地獄から新たな脅威を生み出せ!融合召喚!現れろ、飢えた牙持つ毒龍!レベル8!スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン!!」

ユーリ「バトルだ!そのアメンボを食らいつくせ!」

ユート「EMアメンボートの効果を発動!攻撃対象にされたアメンボートを守備表示にし、その攻撃を無効にする!」

ユーリ「ターンエンド」

ユート「俺のターン!幻影騎士団フラジャイルアーマーを攻撃表示で召喚!レベル4のEMアメンボートと幻影騎士団フラジャイルアーマーでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク4!ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン!!」

ユーリ「君は終わりだ。僕はね、スターヴ・ヴェノムを出したデュエルでは1度も負けた事が無いんだ!」

ユート「ならば今日が敗北記念日だ!ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンのオーバーレイ・ユニットを二つ使い相手フィールドのモンスターの攻撃力を半分にし、その数値分攻撃力がアップする!」

ユーリ「やって見なよ…その瞬間に君は終わる!」

ユート「バトルだ!ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンで攻撃!反逆のライトニング・ディスオベイ!!」

ユーリ「融合召喚したスターヴ・ヴェノムが破壊された時、相手フィールドの特殊召喚されたモンスター全て破壊する!」4000→1200

ユート「…カードを2枚伏せてターンエンド!」

ユーリ「僕のターン!魔法『死者蘇生』を発動!蘇れ!スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン!!」

ユーリ「ほら!行っちゃうよ!!」

ユート「くっ」4000→1200

遊矢「大丈夫か?このままじゃ俺達は」

ユート「既に勝利の方程式は全て揃った。このデュエル…勝つぞ遊矢!」

ユーリ「ターンエンド!」

ユート「奴は己のドラゴンに絶対的な自信を持っている。そして俺も君もユーゴもユーリもドラゴンをエースにしている…翼の無いドラゴンをダーク・リベリオン以外のレベルを持つドラゴンをクリアウィング以外の闇属性のドラゴンをスターヴ・ヴェノム以外の攻撃力2500守備力2000のモンスターを…そしてオッドアイズ以外のエクストラデッキから特殊召喚するドラゴンを!」

ユート「奴を敗北させるにはエースであるドラゴンを打ち砕く…俺が持つ力で!RUM-幻影騎士団ラウンチを発動!」

遊矢「黒咲と一緒の!?」

ユーリ「RUM…あーエクシーズに伝わるエクシーズを超えたエクシーズね」
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 21:02:25.74 ID:pmSby8U70
ユート「罠発動!『リビングデッドの呼び声』墓地のダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンを特殊召喚!」

ユーリ「オーバーレイ・ユニットとかいうのが無ければ意味は無いんだろ!無意味じゃないか!」

ユート「そしてRUM-幻影騎士団ラウンチを発動!」

ユート「煉獄の底より、いまだ鎮まらぬ魂に捧げる反逆の歌!永久に響かせ現れよ!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!出でよ、ランク5!ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン!!無意味な事など何一つ無い!」

ユーリ「君は腹が立つタイプだ…僕が最も嫌う奴!希望に満ち溢れている!!」

ユート「…」

ユーリ「知ってるよ。君も孤児なんだってね!それなのにだ…君は囲まれている!仲間に!家族と呼べる存在に!」

ユート「…お前にも居る」

デニス「…」

素良「…」

ユーリ「あんな負け犬と一緒にしないでよ…僕は勝つ!誰にも負けない…勝って嫌われるなら勝ち続けて支配してやる!僕が…全ての次元の覇者になってやるよ!」

ユート「お前の事情なんて俺は知らない…だが俺もお前も孤児だが囲まれている!信じてくれている仲間が居る!数じゃない…たった1人でも2人でもだ!」

瑠璃「サヤカのリトル・フェアリー?私なんて36枚持ってるけど」

黒咲「交際は認めるが手を出すなよ。幾らお前でも地獄を見るからな」

凌牙「釣り行くぞ!部屋ばっかに篭ってると瑠璃に嫌われちまうぞ?」

アレン「ユート!俺ってさ絶対に強くなってるよな?」

サヤカ「リトル・フェアリーよ。いらないって?何で…?」

ユート「そしてお前のお陰なのか…俺は多くのデュエリストに出会えた」

柚子「…」

沢渡「…」

権現坂「…」

赤馬「…」

ユーゴ「…」

ユート「それだけは感謝したい。お前に」
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 21:12:18.90 ID:pmSby8U70
ユーリ「だから何だよ。同じ境遇でも僕と君とは違う!理解しろ…何でも同じだと思うなよ」

遊矢「ユーリ…おい!」

ユーリ「何だよ」

遊矢「俺はお前の事を知らないけど…何ていうか声が似てる。輪郭も体格も名前だって!」

ユート「…」

遊矢「俺たち四人はもしかしたら兄弟なのかもしれない!パラレルワールドなのか何なのかSFなんて俺は知らないけど…俺達は!」

ユーリ「引っ込んでろよ…君を倒そうと思ってたけど僕は」

ユート「ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴンのオーバーレイ・ユニットを一つ使い!対象の相手モンスターの攻撃力を0にし、その数値分攻撃力をアップ!レクイエム・サルベーション!!」

デニス「いい加減にしろよユーリ…僕だって同じ境遇なんだぞ!それを君は…自分だけが!」

素良「君は陰険だし性格悪いよ…けどさ!僕やセレナは打ち解けたじゃないか!上手く言えないけど君にも優しさがあるって!」

ユーリ「だから何?バカじゃないの!」

ユート「…」

ユーリ「来いよ…ユート」

ユート「バトルだ!ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴンで攻撃!鎮魂のディザスター・ディスオベイ!!」

ユーリ「ククク…ハハハ!!!」

ドサッ

デニス「ユーリ!」

ユーリ「負けた…けど一生忘れない…この僕が…お前も…お前も…」

遊矢「…」

ユート「…」

ユーリ「忘れない…スターヴ・ヴェノム!君の効果で僕を」

シュゥゥゥ…

素良「…」
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 21:17:27.68 ID:pmSby8U70
デニス「ユーリは」

ユート「俺の時と同じなら何処かの世界で…」

遊矢「あいつのデッキだ」

デニス「寂しがり屋だったんだユーリは」

黒咲「おい!」

ユート「隼」

黒咲「消えたな…ユーリの奴」

凌牙「…」

ユート「俺が消えた時と同じなんだろ」

アレン「もっとパッって感じだったぜ」

瑠璃「うん」

ユート「…」

デニス「あいつはタフだ。消え方が違うってのは…多分さ」スッ

ユート「デュエルディスク?」

デニス「何処かの次元に転送したんだろうね。自分自身で」

素良「じゃあユーリは」

デニス「生きてるよ。あいつが簡単に死ぬわけないだろ」

沢渡「危うく人殺しになるところだったな」

ユート「フォローになってないぞ」

ユーゴ「おーい!」

遊矢「ユーゴ!」

凌牙「てめえ!何処行ってた!?」

沢渡「単独行動し過ぎだぜ!」

遊矢「後はプロフェッサーだけ」
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 21:27:07.54 ID:pmSby8U70
零王「どいつもこいつも…役立たずばかりか」

ドクトル「そのようで」

零王「貴様もだ。あれを起動させろ」

ドクトル「はい」

赤馬「何を起動させるのかは知らぬが野暮もここまでだ…赤馬零王!」

零王「今度は出来損ないのバカ息子か」

赤馬「そのバカ息子の父親が…お前だ!」

零王「…」

赤馬「目的は何だ?毛狩りとは…そして!」

零王「髪とは古来より神聖視されている…そしてデュエリストには奇抜な髪型が多い」

赤馬「理由になっていない」

零王「その力を凝縮し次元へ風穴を開ける!デュエルモンスターが跋扈する第五の次元…その世界と繋ぐ!」

赤馬「そんな馬鹿げた事を」

零王「だから貴様は愚かなのだ!男なら!誰しもが世界征服を夢見ている…そして!私は生まれ持っての王!絶対王者の私が世界征服…否!次元征服をして何が悪い!」

赤馬「狂っている…あまりにも!」

零王「軍需産業だった我が社を貴様は変えおった…甘い奴よ」

赤馬「戦争など…兵器など…この世に必要無い!」

零王「ドクトル!スフィア・フィールド砲の威力を見せてやれ」

ドクトル「標的は」

零王「スタンダード…目の前に居るクズ同然のガキの故郷だ」

赤馬「そうはさせん!」

ドクトル「5分ほど時間がかかりますが」

零王「構わぬ!絶対王者の力を見せてやろう…零児!」
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 22:33:47.60 ID:pmSby8U70
零王「私からだ…私はスケール1のDD魔導賢者コペルニクスとスケール10のDD魔導賢者ニュートンでペンデュラムスケールをセッティング!」

赤馬「何だと!?」

零王「遊勝のガキが面白い物を誕生させた…これは良い代物だぞ零児」

赤馬「人造ペンデュラム…人の手により作り出されたペンデュラムは膨大なエネルギー量故に誰しもが操れるわけではない…それ以前にペンデュラムの持つ力を制御できるのは創始者である遊矢と私…何故私が扱えるのか理由はわからぬが」

零王「ペンデュラム召喚!レベル6!DD魔導賢者ニコラ!同じくレベル6!DD魔導賢者ニコラ!レベル6のDD魔導賢者ニコラ2体でオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク6!DDD怒涛大王エグゼクティブ・シーザー!!」

零王「お前…私に勝つ気で居るようだが…甘い!誰がお前にデュエルを叩き込んだ?この私だ!貴様のデュエルなど目を瞑ってでも理解ができる…お前は私の作品の中でも最低の粗悪品!実の息子と呼ぶのも烏滸がましいわ!」

赤馬「私は…お前になど負けぬ」

零王「ふん…カードを1枚伏せてターンエンド!」

赤馬「私のターン!」

零王「永続罠『常闇の契約書』を発動!自分のペンデュラムゾーンにカードが2枚存在する場合、相手はフィールドのモンスターを魔法または罠の対象にはできず、アドバンス召喚のリリースもできず融合・シンクロ・エクシーズの素材にもできない!」

赤馬「だが私にはペンデュラムがある!私はスケール1のDD魔導賢者ガリレイとスケール10のDD魔導賢者ケプラーでペンデュラムスケールをセッティング!ペンデュラム召喚!全ての王をも統べる三体の超越神!DDD死偉王ヘル・アーマゲドン!!」

赤馬「お前と同様に私はお前の手を全て知っている!」

零王「思い上がるなよ零児…」

赤馬「思い上がっているのはどっちだ…これで地獄へ落ちろ!赤馬零王!!」

零王「お前が私に勝つ勝率は零だ…お前は私の生まれ持っての力を何も知らない!私が何故スタンダードの絶対王者と呼ばれたのかを…お前は」

赤馬「おおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

零王「それを攻略したのは遊勝だけだ!あの忌々しい男は私の頭を吹き飛ばした…断じて許さぬ…その血縁者も知人友人も皆殺しにしてくれるわ!」

パッ

赤馬「!?」

零王「DDD疾風大王エグゼクティブ・アレクサンダー!DDD烈火大王エグゼクティブ・テムジン!」

赤馬「な、何が起こったのだ…奴のライフも減っていない…これは!」

零王「惨めだな零児…粗悪品は粗悪品…永遠に粗悪品のままだ」

赤馬「そうか…遊勝さん…あなたが殺された原因も…攻略できた原因も…そして融合からエクシーズに拠点を移した理由も…今やっとわかった」

零王「消え失せろ」
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 22:50:22.52 ID:pmSby8U70
黒咲「生きてるか」

赤馬「く、黒咲…」

沢渡「お、おい…何が起こったんだ!?一体何が!」

赤馬「もしかしたら君には認識できた…君以外の彼らも」

凌牙「ああ」

アレン「はっきり見えたぜ」

ユーゴ「何が?」

赤馬「デニス…やっと理解ができた。遊勝さんが零王を3年前に倒せた理由を…そしてエクシーズ次元が選ばれた理由も」

デニス「それは一体!?」

赤馬「奴は…時を消し飛ばす」

ユート「バカな!」

遊矢「そんな事が…」

赤馬「それが零王が絶対王者だった理由だ…奴は時を消し飛ばす事で自らの都合の良いように操作しているんだ…そして未来を見通せる。これから何が起こるのかを」

ユート「だが何故…俺や隼達は」

赤馬「それはレベルではなくランクだからだ…エクシーズだけは他とは違い常識を覆す。だからエクシーズ使いの遊勝さんは勝てた…あいつに」

瑠璃「だったらエクシーズ次元に基地を構えたのも」

赤馬「プライドの高い男だ…屈辱を晴らす為に己の欠点を克服する為…そして戯れだろう」

黒咲「多くのモンスターの中でも」

凌牙「俺らのエクシーズだけは唯一無二のランクだ」

アレン「だったら一つしかねえ!」

ユーゴ「どういう意味だよ?」

沢渡「何っつうか…何だ!」

赤馬「言わば天性の力…生まれ落ちた時から零王が握り締めていた…神からの最悪のギフト…!」
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 23:00:57.68 ID:pmSby8U70
沢渡「あれは何だ!」

赤馬「スフィア・フィールド砲…集めたエネルギーを凝縮させスタンダードを吹き飛ばす超兵器」

沢渡「や、やっべえ!」

黒咲「攻略ができるのなら俺がやる!スタンダードには借りがある!」

凌牙「スタンダードとか知ったこっちゃねえが…クソマヌケな相棒と弟のユートが世話になってんだ…やるしかねえだろ!」

アレン「特に無し!」

零王「次は貴様らか」

アレン「コラコラコラァ!偉ぶってんじゃねえぞハゲ!意味不明な事やってねえで育毛剤でも使え!あ、でも毛根死んでるし毛穴も閉じてるから無理か」

凌牙「噛み砕いてやるよ!」

黒咲「俺達を舐めるな」

遊矢「俺達は…」

ユート「俺と君は一蓮托生だ。止めようスフィア・フィールドを」

赤馬「私ができる事は…同じだ!ここは私達が仕切る!」

ユーゴ「おい!権現坂から伝言だ!ちゃんと生きて帰って来いってさ!」

沢渡「頑張れよー!」

瑠璃「沢渡くんは行かないの?」

沢渡「必要ねえよ。あいつらコンビは多分組んだら最強だと思うぜ?エクシーズの火の玉と狂犬病よりもな!」

素良「…うん」

デニス「先生…もしかしたら2人なら止められるかもしれません。あの2人なら…きっと!」

ユート「どうする気だ…ちなみに遊矢は」

赤馬「ペンデュラムの振り子の原理を使う…たった二人のペンデュラム使いの私と君達とで」

遊矢「あいつに時を吹っ飛ばすギフトがあるから俺にはペンデュラムだ…やってやろうじゃないか!」

黒咲・凌牙・アレン・零王「デュエル!!!!」
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/25(火) 19:19:19.98 ID:1Cb5oO0z0
アレン「最初は俺が仕切るぜ!ガガガマジシャンを攻撃表示で召喚!ガガガマジシャンの効果を発動!自分メインフェイズ時に1から8までの任意のレベルに変更できる!ガガガマジシャンのレベルを3から4に変更!そして自分フィールドにガガガモンスターが存在する事でガガガキッドを手札から特殊召喚!ガガガキッドの効果を発動!自分フィールドのガガガモンスターと同じに変更!レベル4のガガガマジシャンとガガガキッドでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク4!ガガガガンマン!!守備表示で特殊召喚したからハゲに800のダメージだ!」

零王「…」12000→11200

アレン「カードを2枚伏せてターンエンド!」

凌牙「俺のターン!ハリマンボウを攻撃表示で召喚!自分フィールドに魚族・海竜族・水族モンスターが召喚された事で手札からシャーク・サッカーを特殊召喚!カードを2枚枚伏せてターンエンド!」

黒咲「俺のターン!自分フィールドにエクシーズモンスターが居る事で手札からRR-シンキング・レイニアスを特殊召喚!そしてRR-バニシング・レイニアスを攻撃表示で召喚!さらにRR-バニシング・レイニアスを効果で手札からRR-ミミクリー・レイニアスを特殊召喚!ミミクリー・レイニアスの効果で自分フィールドのRRモンスターのレベルを全て一つ上げる!レベル5のRR-シンキング・レイニアス、RR-バニシング・レイニアス、RR-ミミクリー・レイニアスの3体でオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク5!RR-ブレイズ・ファルコン!!カードを2枚伏せてターンエンド!」

零王「ドロー!!スケール1のDD魔導賢者コペルニクスとスケール10のDD魔導賢者ニュートンでペンデュラムスケールをセッティング!ペンデュラム召喚!レベル3!DDナイト・ハウリング!レベル6!DDプラウド・オーガ!同じくレベル6!DDプラウド・オーガ!」

零王「レベル6のDDプラウド・オーガ2体でオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク6!DDD怒濤大王エグゼクティブ・シーザー!!」

零王「レベル7!DDヴァイス・テュポーン!レベル7のDDヴァイス・テュポーンにレベル3のDDナイト・ハウリングをチューニング!シンクロ召喚!レベル10!DDD疾風大王エグゼクティブ・アレクサンダー!!」

零王「DDヴァイス・テュポーンが墓地へ送られたターンDDD融合モンスターに決められたこのモンスターを含む融合素材モンスターを除外し融合召喚を行う!融合召喚!レベル8!DDD烈火大王エグゼクティブ・テムジン!!」

零王「お前達のような薄っぺらなガキが私とデュエルができる事を光栄に思うがいい!そして…死ね!DDD疾風大王エグゼクティブ・アレクサンダーの効果を発動!自分フィールドにDDDモンスターが3体以上存在する場合!このモンスターの攻撃力を3000ポイントアップ!先ずは貴様からだ!DDD烈火大王エグゼクティブ・テムジンでガガガガンマンを攻撃!」

アレン「罠発動!」

零王「エグゼクティブ・シーザーのオーバーレイ・ユニットを一つ使いモンスターの効果・魔法・罠が発動した時その効果を無効にし破壊する!」

アレン「クソ…」

零王「そして貴様!DDD疾風大王エグゼクティブ・アレクサンダーでハリマンボウを攻撃!」

アレン「凌牙!罠発動!」

零王「無駄無駄無駄ァ!エグゼクティブ・シーザーのオーバレイ・ユニットを一つ使い無効にし破壊する!」

凌牙「罠発動!『ポセイドン・ウェーブ』」

零王「烈火大王エグゼクティブ・テムジンの効果を発動!自分のターンに魔法または罠が発動した時、その効果を無効にし破壊する!褒めてやろう!貴様は小僧や黒咲家のガキとは違い攻撃表示で私の前に立っている…だが愚かなり!」

凌牙「あのハゲ親父のエクシーズはオーバレイ・ユニットがねえってよ!」

黒咲「速攻魔法『RUM-レボリューション・フォース』を発動!相手フィールドのオーバーレイ・ユニットを持たないエクシーズモンスターのコントロールを奪い、そのモンスターよりランクが一つ高いエクシーズモンスターを重ねてエクストラデッキから特殊召喚する!平伏すのは貴様の方だ!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!ランク7!RR-アーセナル・ファルコン!!」

黒咲「さらに罠発動!『ゴッドバードアタック』自分フィールドの鳥獣族モンスターをリリースし相手フィールドのカードを2枚まで破壊する!偽りの3体の王よ!地獄へ落ちろ!」

凌牙「やったぜ!」

アレン「ざまあ見ろ!」
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/25(火) 20:05:43.44 ID:1Cb5oO0z0
零王「ターンエンド」

アレン「俺のターン!ガガガマンサーを攻撃表示で召喚!ガガガマンサーの効果で墓地のガガガマジシャンを特殊召喚!爺ちゃん!レベルを3から4に変更だ!レベル4のガガガマンサーとガガガマジシャンでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク4!ガガガザムライ!!」

アレン「ガガガザムライのオーバーレイ・ユニットを一つ使いガガガモンスター1体を対象に、そのモンスターは二回攻撃が可能!そしてガガガマンサーを素材にした事で攻撃力が500アップだ!ハゲにダイレクトアタック!!」

零王「くっ…時を飛ばす!我がギフトで!!」

アレン「メガネの遺言聞いてねえのか!俺らエクシーズ次元の人間には通用しねえんだよ!」

凌牙「死んでねえよ!」

零王「…」12000→6400

アレン「ターンエンド!」

凌牙「俺のターン!次は俺だハゲ!セイバー・シャークを攻撃表示で召喚!セイバー・シャークの効果でシャーク・サッカーとハリマンボウのレベルを一つ上げる!レベル4のハリマンボウ、シャーク・サッカー、セイバー・シャークでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク4!海咬龍シャーク・ドレイク!」

凌牙「未来が見えるって本当かよ?じゃあ見てみな!てめえが俺らに負ける未来をよ!デプス・バイト!!」

零王「…」6400→3600

凌牙「カードを1枚伏せてターンエンド!」

黒咲「俺のターン!RUM-レイド・フォースを発動!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!ランク8!RR-サテライト・キャノン・ファルコン!一気にライフが減ったなハゲ」

零王「まだだ…まだある!」3600→600

零王「私は…私は赤馬零王!貴様らとは違う!生まれ持っての王の星…小僧共!私の力見よ!」

アレン「だから無駄だって言ってんだろうが!」

零王「無駄だと?そんなものは無い!試練…!生まれて初めての我が努力…今それが実る!試練を乗り越え…今それが!時を吹き飛ばす私だけの私のみの力!私だけが許された力!…お前達の未来の軌道が見えるぞ!この私に敗北する未来が!」

カッ

アレン「な、何だって!」

凌牙「や、野郎…」

黒咲「…」

零王「成功だ…貴様達が私を押し上げた!私を憎み倒す筈の貴様達が私をだ!!」

零王「王はこの赤馬零王だッ!!依然変わりなくッ!」
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/25(火) 20:28:54.21 ID:1Cb5oO0z0
アレン「手札が5枚も揃ってやがる…」

凌牙「時をすっ飛ばしたってわけか…おい隼!」

黒咲「落ち着け」

凌牙「てめえ!こんな時に何を呑気来いてんだ!」

アレン「喧嘩すんなっての!」

零王「我がエース!DDD壊薙王アビス・ラグナロクの効果を発動!墓地より蘇れ…DDD怒濤大王エグゼクティブ・シーザー!永続魔法『魔神王の禁断契約書』を発動!フィールドの壊薙王アビス・ラグナロクとDDD怒濤大王エグゼクティブ・シーザーを融合!神々の黄昏の打ち破り、押し寄せる大波の勢いで新たな世界を切り開け!融合召喚!出現せよ!極限の独裁神!DDD怒濤壊薙王カエサル・ラグナロク!!その効果で魔神王の禁断契約書を手札へ!」

零王「さらに2体のDDD壊薙王アビス・ラグナロク2体でオーバーレイ!二つの太陽が昇るとき、新たな世界の地平が開かれる!エクシーズ召喚!現れいでよ!ランク8!DDD双暁王カリ・ユガ!!」

零王「さあ…バトルだ!DDD怒濤壊薙王カエサル・ラグナロクで海咬龍シャーク・ドレイクを攻撃!」

凌牙「ぐあああああああああああああ」4000→3400

零王「そして!DDD双暁王カリ・ユガで攻撃!九十九凌牙!これで貴様は終わりだ!!」

凌牙「終わりじゃねえ!まだ隼とアレンが居る…てめえは終わりだ!」

零王「笑止!ならば時を飛ばすまでだ!」

カッ

零王「私のターン!ガガガザムライを破壊!そして双暁王カリ・ユガで攻撃!!」

アレン「は、反則野郎…」

零王「そしてお前だ。カリ・ユガのオーバーレイ・ユニットを一つ使い相手フィールドの魔法または罠を破壊!九十九凌牙の残したカードも木っ端微塵だな…黒咲隼」

黒咲「俺を一撃で倒せるのか腰抜けめ」

零王「腰抜けだと?」

黒咲「そうだ腰抜けだ」

零王「永続罠『常闇の契約書』を発動!不可能!貴様には何もできぬ…見える!そして読める!お前の全てを…お前が私に平伏す姿が!」

黒咲「それが何だ」

零王「その減らず口を叩けぬようにしてくれる!カエサル・ラグナロク!サテライト・キャノン・ファルコンを破壊せよ!」

黒咲「…」
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/25(火) 21:02:05.23 ID:1Cb5oO0z0
零王「ふふふ…ははははは!!!」

黒咲「…」4000→3800

零王「そして!カリ・ユガでダイレクトアタック!!」

黒咲「…」3800→300

零王「ターンエンド!」

黒咲「時を飛ばさんのか」

零王「必要無い!私の勝利は必然!未来を見通した…お前達の運命すらも!」

黒咲「簡単に運命が見えてたまるか…お前の敗北は驕り高ぶり!俺のターン!ドロー!!!」

零王「…ふん」

黒咲「未来とは無限!無数に続く道!お前が見続けた未来はその一つしか見通せぬ能力としては余りにも粗悪品!…己にとって都合の良い未来と絶対的な力で!」

零王「ほざくな…お前なんぞに」

黒咲「RUM-ソウル・シェイブ・フォースを発動!ライフを半分払い墓地のRRエクシーズモンスターを特殊召喚!蘇れ!RR-サテライト・キャノン・ファルコン!そしてランクが二つ上のモンスターを対象のモンスターに重ねてエクストラデッキから特殊召喚する事ができる!」300→150

零王「チッ、時を…」

黒咲「もう時は飛ばぬ…飛ぶのは俺のモンスターのみ!究極至高のハヤブサよ。数多なる朋友の意思を継ぎ、勝利の天空へ飛び立て!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!現れろ!ランク10!RR-アルティメット・ファルコン!!」

黒咲「アルティメット・ファルコンのオーバーレイ・ユニットを一つ使い!相手フィールドのモンスターの攻撃力は1000ダウンし効果を発動する事はできない!」

零王「まだだ!まだ見える…私の勝利の未来が!」

黒咲「それは妄想に過ぎぬ…そしてスフィア・フィールドも3人が起動を止めたようだ」

赤馬「…」

零王「零児!何をしている…私を救え!私はお前の父親だぞ!!!」

赤馬「ならば息子として…その死に様を目に焼き付けよう。安心して地獄へ行け」

零王「貴様ァ!」

黒咲「バトルだ!その哀れな野望と共にこの世から消え失せろ!RR-アルティメット・ファルコンでDDD双暁王カリ・ユガを攻撃!ファイナル・グロリアス・ブライト!!!」

零王「バカな…この私が…王である私が…絶対的な力を持つ…この…この私がああああああああああああああああああ」

赤馬「さらばだ父よ…いやプロフェッサー赤馬零王よ」
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/25(火) 21:16:39.01 ID:1Cb5oO0z0
遊矢「終わったな」

ユート「ああ」

黒咲「情けない奴だ。ほら手を貸してやる」

凌牙「必要ねえよ!」

黒咲「相変わらずだな」

凌牙「能天気なもんだぜ。水産高校の陸王と海王がてめえを殺すって息巻いてるってのによ」

黒咲「あの兄弟がか」

凌牙「中学の時に陸王の腕折ったろ?根に持ってんだとよ」

黒咲「あんな兄弟の1人や2人…ま、水産高校の連中も動くだろうな。そういえばお前は」

凌牙「軍団は解散するぜ。言っとくがてめえの為じゃねえ!海王の野郎を殴り飛ばしたい気分だからだ!あの馬鹿野郎はすぐにドス抜きやがるからな。男なら素手でやれってんだ素手で!」

アレン「火の玉と狂犬病のコンビ再びってか」

凌牙「それとユート!しばらく家に帰って来るんじゃねえぞ」

ユート「どうして!」

凌牙「どうしてって…遊矢ってのと合体してんだろ?世話にもなってるって言うし…あれだあれ!借りは返せってガキの頃から言ってるだろ?だからよ」

瑠璃「ちゃんと分離するまで遊矢と行動しろって事よユート」

アレン「瑠璃は俺が守ってやる!安心して行って来い!」

ユート「アレンじゃ信用できない」

アレン「そりゃねえだろ!そりゃ俺はスケベな方だけど…そりゃねえだろ!」

赤馬「…」

沢渡「後ろポケット見てみろよ」

赤馬「な、何だこれは…」

沢渡「リトル・フェアリーがパンパンに詰まってるだろ?俺も驚いたんだぜ…あのサヤカってのが隙見て入れたんだろうな」

サヤカ「リトル・フェアリー!遊矢にもあげるわ」

赤馬「末恐ろしい娘だ…」
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/25(火) 21:26:54.77 ID:1Cb5oO0z0
数日後

スタンダード

黒咲「というわけだ。俺は見事に水産高校をなぎ倒した」

遊矢「そ、そうなのか」

黒咲「まだ戻らんのか?」

遊矢「そうなんだよ…対処法ってのが無くてさ」

黒咲「そういえば遊城は故郷に帰ったぞ。お前は帰らんのか?」

デニス「君に…いや君達に重大な話がある」

黒咲「また敵か」

デニス「セブンスターズの最後のデュエリストが居なかった」

黒咲「だから何だ?頭を失った蛇に」

デニス「ジャン・ミシェル・ロジェ…こいつはセブンスターズの中でも最も用心深く滅多に人前に出るタイプじゃない。だからなのか知らないけど招集には応じなかった」

黒咲「人見知りか」

素良「そんなわけ無いでしょ」

黒咲「あの強欲なプロフェッサーが許していたのか?そんな事を」

デニス「ロジェにはプロフェッサーも何も言わなかった」

権現坂「そのロジェという男は」

デニス「奴はシンクロ次元のシティで長官を勤めている。それ以上は何も」

沢渡「知らねえのか?」

デニス「何せロジェは秘密主義だからね。僕らセブンスターズでも1度ぐらいしか見た事が無い」

ユート「ジャン・ミシェル・ロジェか」

デニス「それと融合次元の事なんだけど」

遊矢「ん?」
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/25(火) 21:36:44.88 ID:1Cb5oO0z0
遊矢「断るよ」

デニス「何で!」

遊矢「融合次元はデニスが救うべきだ。このスマイル・ワールドで今だ生きてる虫を取り除いて」

デニス「無理だ!それは先生の血を継ぐ」

遊矢「血以上に濃い絆をデニスと父さんは持ってるんだろ?」

デニス「そ、それは」

遊矢「?」

デニス「けど付き合いは短かった。3年前だ…プロフェッサーらの襲撃が始まる前のほんの数ヶ月…僕は先生の弟子だった」

遊矢「俺さ…父さんが何で命を散らせたのか理解できたんだ」

デニス「うん」

遊矢「あのスフィア・フィールド砲を食い止めた時に守りたい人達が大勢頭の中に過った…もし守れたら俺は死んだっていいって」

デニス「…」

遊矢「きっと父さんも同じだったんだろうと思ったよ。俺は息子だから…父親と息子って変なところが似るんだよな」

ユート「…」

遊矢「だから俺とデュエルしてくれデニス」

デニス「僕と?」

遊矢「ああ!」

デニス「…」

遊矢「さあ!」

デニス「いいよ…言っとくけど勝つのは僕だ」

遊矢「いいや俺だ!」

沢渡「やっちまえ!遊矢!デニス!」

遊矢・デニス「デュエル!!」
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/25(火) 22:05:25.79 ID:1Cb5oO0z0
デニス「手札のEmスティルツ・シューターとEmハットトリッカーを融合!融合召喚!Emトラピーズ・フォース・ウィッチ!!そしてEmフレイム・イーターを攻撃表示で召喚!これによりお互い500のダメージを受ける!」

遊矢「うっ!」

デニス「さらに手札のEmフレイム・イーターを特殊召喚し僕への効果ダメージを無効!さらに500!」

デニス「これだけじゃ終わらない!墓地のEmスティルツ・シューターの効果を発動!墓地にこのモンスター以外のEmモンスターが存在する場合、相手にダメージを与える魔法・罠・モンスター効果が発動した時このモンスターを除外する事で相手に2000のダメージを与える!」

遊矢「2000だって!?」3000→1000

デニス「レベル4のEmフレイム・イーター2体でオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク4!Emトラピーズ・マジシャン!!ターンエンド!」

遊矢「俺のターン!エクシーズと融合か」

ユート「それは俺達も可能だな」

遊矢「だがシンクロまでは不可能だろ!こっちも全力で行くぞユート!」

ユート「ああ!」

遊矢「俺のターン!」

デニス「トラピーズ・フォース・ウィッチが存在する事で相手は自分フィールドのEmモンスターを効果では破壊されず、相手の効果の対象にはならない!」

デニス「そして自分フィールドに他のEmモンスターが存在する限りEmトラピーズ・フォース・ウィッチは攻撃対象にはできない!」

遊矢「効果の対象にはならないか…そう来るなら」

ユート「どうする気だ?」

遊矢「どうするもこうするもデニスがエクシーズと融合で来るなら俺もエクシーズと融合で行くしかないだろ?EMヘイタイガーを攻撃表示で召喚!さらに自分フィールドにEMモンスターが存在する事でEMヘルプリンセスを特殊召喚!レベル4のEMヘイタイガーとEMヘルプリンセスでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク4!ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン!!」

遊矢「そして魔法『融合』を発動!手札の時読みの魔術師とオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンを融合!融合召喚!ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴン!!」

デニス「君って儀式はやらないね」

遊矢「言われて見れば…まあ、その内な!」

沢渡「後継者争いってやつか?大変だな」

赤馬「いや…二人は遊勝さんにはなれないさ」

沢渡「はあ?何で」

赤馬「遊矢には遊矢のデニスにはデニスのスタイルがある。誰かになるなんて無理なんだ…私にも君にも黒咲にもそれぞれのスタイルがあるのだから」
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/25(火) 22:35:27.56 ID:1Cb5oO0z0
ユーゴ「ワープ成功!ほら見ろシンジ!ムクロ!行けただろ?」

シンジ「オエッ!」

ユーゴ「吐くなよ!汚ねえな!」

ムクロ「三ケツはねえだろ!」

ユーゴ「いいんだよ」

シンジ「死ぬかと思ったぜ…なあ」

ムクロ「で?何世界だよここ」

ユーゴ「スタンダードだっけな」

シンジ「はあ?スケベヤロウ?馬鹿野郎!変なとこ連れて来て何がスケベヤロウだ!!」

ユーゴ「スタンダードだ!」

シンジ「ふーん…スタンダードだってよ」

ムクロ「スタンダード?どういう意味だよ」

シンジ「あれだよ…何だっけ?知らね」

ユーゴ「俺も知らね」

ムクロ「同じく知らね」

シンジ「やっぱ野郎が居ねえとダメだな。俺らだけじゃよ」

ユーゴ「関係ねえよ…そんなの」

シンジ「っつうか調律の魔術師落としたんだってな!おい!俺がせっかく初代から貰ったのを!!」

ユーゴ「安心しろよ。あいつは良い奴だ」

ムクロ「お前は誰にでも良い奴って言うよな」

ユーゴ「マジなんだってば!ほら見ろよ」

シンジ「派手な頭してんな…誰よあれ」

ユーゴ「遊矢…榊遊矢」
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/25(火) 22:51:28.46 ID:1Cb5oO0z0
遊矢「強いなデニス…」

デニス「いや君だって」

ユート「フッ」

権現坂「見事!」

遊矢「デニス!受け取れ!」

デニス「スマイル・ワールド…」

遊矢「ここからはデニスのターンだ!」

デニス「僕が…僕が融合次元を」

遊矢「もしピンチだったら」

デニス「君達を呼ぶよ」

遊矢「ああ」

沢渡「また戦いか?疲れるぜ」

デニス「プロフェッサーが居ない今、そこまで派手にはならないよ。だから安心して休むといいよ。君にも随分と助けられたしね」

権現坂「ロジェとかいう男は」

デニス「派手に動かない方がいい…今は」

赤馬「私が先に月影と日影と共に探りを入れよう」

遊矢「シンクロ次元の行き方って」

ユーゴ「おう!」

ユート「ユーゴ!」

沢渡「それとグラサン男と何か男前な奴」

シンジ「男前?そう!俺はシティでも男前の部類に入るって言われてるシンジ・ウェーバー!こう見えてもモテるんだぜ?嘘だけどよ」

ムクロ「炎城ムクロ!シティでも1番のDホイーラーって噂があるんだぜ?上には上が居るけどな!」

ユート「彼らはユーゴの友人なのか…」

遊矢「凌牙やアレンとは別ベクトルで変わってそうだ…」
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