遊矢「だ、誰なんだお前は!?」 ユート「俺の名はユート」

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157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/25(火) 22:59:21.53 ID:1Cb5oO0z0
ユーゴ「ジャン・ミシェル・ロジェ!?長えよ!」

ムクロ「誰だっけ…」

シンジ「良くテレビに映ってるの居るだろ?芸能人みたいな奴がさ」

赤馬「私をシンクロ次元に連れてってくれ」

シンジ「だとさ」

ムクロ「四ケツ!?落ちるだろ!」

赤馬「あと2人も」

ムクロ「無茶苦茶だな!」

赤馬「では…シンクロ次元の座標を特定するしかないな。これを受け取ってくれ」

ユーゴ「何だこりゃ?」

赤馬「発信機」

ユーゴ「有り難く受け取っとくぜ」ポロッ

シンジ「早速落としてるじゃねえか!」

ユーゴ「じゃあ帰るか?早く帰らねえと赤馬も困るしよ」

シンジ「お前な!俺ら連れて来て帰るの早くねえか!?」

ムクロ「何しに来たのか分かりゃしねえ」

ユーゴ「ほら乗れ!」

シンジ「帰んぞムクロ!」

ムクロ「そりゃねえよな」

ユーゴ「そういや紫の軍服着てるのが倒れてたぜ?何か俺らと名前の語呂が似てたな…忘れちまったよ!じゃあな!」

ユート「紫の軍服…まさか」

遊矢「ユーリじゃないか!?」

ユート「あいつ…サラッと重大な事を言ったぞ」
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/25(火) 23:05:50.78 ID:1Cb5oO0z0
デニス「ユーリ…」

遊矢「任せとけよ俺達に」

素良「僕は」

デニス「遊矢達と一緒にユーリを保護してやってくれ」

素良「うん」

デニス「スマイル・ワールドを使いこなせるだろうか」

遊矢「信じるんだ俺でさえ使えたんだぞ?デニスなら完璧に」

デニス「これを返すよ遊矢」

遊矢「Em?これは」

デニス「これからは僕の言葉で語る事にするよ…僕だけの言葉で僕だけのデュエルで」

遊矢「…」

デニス「零児は母さんを大切にね」

赤馬「言われるまでもない。君も身体を気をつけるように」

デニス「…じゃあね」

黒咲「ああ」

沢渡「死ぬなよ!」

権現坂「俺はお前の事をあまり知らぬが…見事な男っぷりだったぞ」

デニス「それと勝鬨に…ごめんって言っておいて」

遊矢「ああ」

素良「デニス!そ、それとさ」

デニス「セレナもあの人も無事だと思うよ…それに亮さんも帰還したんだ」

素良「また会えるよね。ユーリと一緒に」

デニス「勿論さ!ユーリと一緒にね!」
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/26(水) 19:23:25.41 ID:2/OwclNk0
ユーゴ「到着!帰って来たぜ俺らの故郷!」

シンジ「ったくよ…おいムクロ」

ムクロ「まあ少しは楽しめたからよ…じゃあな二代目」

シンジ「んだよ。もう行くってのか?ノリが悪りいな」

ムクロ「勘違いするなよ。俺のチームとてめえらのチームは先代の頃からバリバリにやりあってる仲だぜ」

ユーゴ「じゃあ何で一緒に来たんだよ!」

ムクロ「ふ、深い理由はねえよ!」

シンジ「素直じゃねえんだからよ」

ムクロ「俺の代だ!先代が果たせなかった夢を俺の代で叶えるぜ!2代目スカル・フレイムの俺がよぉ〜!」

シンジ「数だけじゃねえか」

ムクロ「そりゃ昔のお前らもじゃねえか…夜を支配する王者は居ねえ!今は俺らの時代だってな!アバヨ!」

デイモン「おーいムクロ!」

トニー「尻破れてんぞ!」

ムクロ「う、うるせえ!バーカ!」

シンジ「あれで俺ら潰す気かっての?大体俺らと敵対する気ってのがねえんだよな昔から」

トニー「…」

デイモン「…」

シンジ「んだよお前ら」

デイモン「先代は夜の街を支配してやがったよな…なあトニー」

トニー「何人居るか全貌も分からなかった…俺らDホイーラーの憧れだったのによ…それがお前らどうよ!2代目チームサティスファクションは!」

デイモン「たった2人!おいおい2代目!どうする気だよ!?なあ!」

シンジ「うるせえな!少数精鋭ってのを知らねえのか?俺に初代みたいなカリスマがあるわけねえだろ!」

ユーゴ「それは言えてるな。うんうん…言えてるわ」

シンジ「あいつの家に行くぞ」
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/26(水) 19:42:20.66 ID:2/OwclNk0
ユーゴ「なあ!一層の事、ムクロのチームと合体しねえか?彼処なら」

シンジ「馬鹿野郎!そりゃ俺らは古馴染みだけどよ…あれだ!必要ねえんだよ」

ユーゴ「何で?」

シンジ「宿敵っつうか…あれだよ!上手くは言えねえけど」

ファンファンファンファンファンファン

ユーゴ「シンジ!」

シンジ「また出やがったなハイエナ野郎!」

227「ユーゴ!シンジ!今日こそは逃がさんぞ!!」

シンジ「冗談じゃねえぞ…おい!俺らが何をしたってんだ!?」

227「毎回毎回この私から逃れようとするだけで罪が大きいわ!今日こそは捕まえる!」

シンジ「面倒な奴だぜ…二手に分かれんぞ!」

ユーゴ「俺はこっちだ!」

227「待てい!」

ユーゴ「俺かよ!?」

227「さあデュエルだ!」

ユーゴ「おいシンジ!」

シンジ「面会には行ってやるからなー!」

ユーゴ「最低だな!鬼かよ!!」

227「今日こそは収容所送りだ!神妙にしろ!!」

ユーゴ「面倒くせえ野郎だな…上等だ!」

227「それでこそ男だ!」

ユーゴ「何が男だ!ふざけやがって!!」

ユーゴ・227「デュエル!!」
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/26(水) 20:29:00.13 ID:2/OwclNk0
227「モンスターを守備表示で召喚しターンエンド!」

ユーゴ「俺のターン!SR赤目のダイスを攻撃表示で召喚!そして魔法『スピードリフト』を発動!自分フィールドにモンスターがチューナーモンスター1体だけの場合に発動!デッキからレベル4以下のスピードロイドモンスターを特殊召喚する!SRパチンゴーカートを特殊召喚!レベル4のSRパチンゴーカートにレベル1のSR赤目のダイスをチューニング!シンクロ召喚!レベル5!HSRチャンバライダー!!」

ユーゴ「行くぜチャンバライダー!チャンバライダーは1度のバトルフェイズで2度の攻撃が可能!」

227「破壊されたアサルト・ガンドッグの効果を発動!このモンスターが戦闘で破壊され墓地へ送られた時、デッキから任意の数だけアサルト・ガンドッグを特殊召喚する事ができる!2体のアサルト・ガンドッグを守備表示で特殊召喚!」

ユーゴ「だがバトルは続くぜ!カードを1枚伏せてターンエンド!」

227「私のターン!アサルト・ガンドッグをリリースし手錠龍をアドバンス召喚!バトルだ!手錠龍でHSRチャンバライダーを攻撃!」

ユーゴ「自爆か?」

227「ふふふ…」4000→3800

ユーゴ「その薄ら笑いやめろよな」

227「この瞬間!手錠龍の効果を発動!このモンスターが相手モンスターとの戦闘で破壊された時、手錠龍を攻撃力1800ポイントダウンの装備カードとして装備する!」

ユーゴ「んだと!?」

227「ターンエンド!」

ユーゴ「俺のターン!だからってガラ空きじゃねえか!チャンバライダーの攻撃!!」

227「…」3800→3400

ユーゴ「カードを1枚伏せてターンエンド!」

227「私のターン!手札のガード・ドッグ!チェイス・スカッド!そしてサムライソード・バロンをリリースしモンタージュ・ドラゴンを特殊召喚!モンタージュ・ドラゴンはリリースしたモンスターのレベルの合計×300ポイントアップ!」

ユーゴ「攻撃力3000だと!ふざけやがって!」

227「ユーゴ!今日こそは決着をつけてくれるわ!モンタージュ・ドラゴンでHSRチャンバライダーを攻撃!」

ユーゴ「くっ…!」4000→1200

227「そして手錠龍を装備した相手モンスターが破壊された時、手錠龍を自分フィールドに特殊召喚する!これでトドメだ!!」

ユーゴ「そう簡単には行かねえんだよ!おっさん!!罠発動!『ダイスロール・バトル』墓地のスピードロイドモンスターと手札のスピードロイドチューナーモンスターを除外する事で、その合計のレベルを持つシンクロモンスターをエクストラデッキから特殊召喚する事ができる!俺は墓地のHSRチャンバライダーと手札のSRドミノバタフライを除外!シンクロ召喚!レベル7!クリアウィング・シンクロ・ドラゴン!!」

227「再び装備するまでだ!」

ユーゴ「やってみやがれってんだ!!」
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/26(水) 20:54:07.29 ID:2/OwclNk0
227「ぐおおおおおおおお」3400→2700

ユーゴ「どんなもんだ!」

227「だが手錠龍の効果を発動!装備!」

ユーゴ「クリアウィング・シンクロ・ドラゴンの効果を発動!1ターンに1度フィールドのレベル5以上のモンスターを対象にする効果が発動した時に発動する事ができる!そのモンスター効果を無効にし破壊する!」

227「なっ…」

ユーゴ「へっへっへ!おっちゃん!俺は俺で色んな修羅場くぐってんだぜ?ついこの前とは違うんだ!」

227「ターンエンド!」

ユーゴ「俺のターン!魔法『ヒドゥン・ショット』を発動!自分の墓地のスピードロイドモンスターを2体まで除外し除外した数だけ相手フィールドのカードを破壊する!SR赤目のダイスを除外しモンタージュ・ドラゴンを破壊!」

227「!?」

ユーゴ「俺らには手錠もモンタージュも必要ねえのさ!Dホイールは自由の象徴だぜ!クリアウィング・シンクロ・ドラゴンでダイレクトアタック!」

227「だがライフは残る…次のターンで」

ユーゴ「罠発動!『シンクロ・ストライク』自分フィールドのシンクロモンスターの攻撃力はエンドフェイズ時まで素材となったモンスターの数×500アップ!」

227「ぐわああああああああああああああああ」3400→0

ユーゴ「今日も俺の勝ちだな!」

227「今度は負けんからな!覚えておけよ!」

ユーゴ「だったら普通に捕まえればいいじゃねえか!ダメなのか?」

227「私はデュエリストだぞ!たとえ御上が何と言おうとも私は私の信念を貫く!」

ユーゴ「変わってるよな…コモンズの俺らを毛嫌いしねえで真っ向からデュエルするなんて」

227「私もお前もデュエリストだからだ。それ以上の理由はいるのか」

ユーゴ「いらねえんじゃね?バイバイ!」

227「ユーゴ!そうシンジ・ウェーバーと不動キュウロウに伝えておけ!」

ユーゴ「キュウじゃなくてクだよク!不動九郎でクロウだっての!」

227「どっちでも変わらんだろ」

ユーゴ「てめえの名前に誇り持ってるタイプなんだよ!名前間違えられっとマジで怒るんだからな!」
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/26(水) 21:04:57.28 ID:2/OwclNk0
翌日

シンジ「あー寝た寝た」

クロウ「いきなり夜中に押しかけやがって」

シンジ「いいじゃねえかキューちゃん」

クロウ「今度その名前で言ったら殺すぞ」

ユーゴ「今何時だ!」

クロウ「7時50…テレビつけろ!」

シンジ「すっかり忘れてたぜ」ピッ

クロウ「朝はこれで始まるんだよな…」

シンジ「お天気お姉さんのメリッサ・クレール最高だぜ!」

ユーゴ「バーカ!リンの方はいいんだよ!2番手だ2番手!」

クロウ「そういや記憶喪失の野郎は元気か?」

ユーゴ「ボーッとしてるぜ」

クロウ「可哀想によ…っつうか知り合いには会ったのか?」

ユーゴ「ちゃんと事情説明したよ」

クロウ「そりゃ良かったぜ。なあシンジ!」

シンジ「お?何の話だ」

クロウ「2代目!しっかりしろよ!」

シンジ「メリッサ入れねえか?俺らのチームに」

クロウ「代々女人禁制なんだよ!」

ユーゴ「代々ってまだ2代目じゃね?」

クロウ「そ、そうだけどよ…とにかくだ!禁止だかんな禁止!」

シンジ「はいはい…特攻服似合うと思うんだけどなぁ」
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/26(水) 21:14:50.28 ID:2/OwclNk0
シンジ「クロウも入れよ俺ら予備軍だったじゃねえか?」

クロウ「ヤンチャは卒業すんだよ…それに野郎が一緒じゃねえとな」

ユーゴ「放っておけよ…あいつは」

クロウ「シンジはどう思うよ」

シンジ「いいんじゃね?」

ユーゴ「俺ら見捨てたんだぜ?それを!」

シンジ「だからバカの目を覚まさせてやるんだよ…お前がな」

ユーゴ「俺が?何で」

クロウ「あいつはお前の成長を見続けてたからな。俺やシンジ以上に」

ユーゴ「…」

シンジ「だから初代から受け継いだ調律をお前に渡したんじゃねえか?3代目」

ユーゴ「早えよ3代目なんて」

シンジ「初代が…総長もお前が好きだったかんな」

クロウ「…」

シンジ「フレンドシップカップに出るんだろ?」

クロウ「金がねえよ。フレンドだかシップだか知らねえが所詮はトップスのお遊びじゃねえか」

シンジ「だよな」

クロウ「まさか野郎のコネ使うのか?」

シンジ「手っ取り早い方法を思いついちまってよ」

クロウ「お前の悪知恵は昔からロクな事が…」

ユーゴ「何やんだ?」

シンジ「大金を一本釣り!相手は徳松のおやっさんだぜ!」

クロウ「お、おやっさんと!?」

ユーゴ「正気かよ!」
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/26(水) 22:05:58.66 ID:2/OwclNk0
シンジ「ってわけだ」

クロウ「…」

ユーゴ「おやっさん!勝ったら金くれ金!」

徳松「ったく三馬鹿坊主が…いきなりじゃねえか?」

シンジ「仕方ねえだろ?おやっさんが徳松一家の親分なら俺は二代目なんだからよ」

徳松「理由になってねえだろ!本当にお前らは」

シンジ「俺が勝ったら頂戴するぜ!金庫の金を!」

徳松「若い奴に負けるかってんだ!」

シンジ・徳松「デュエル!!」

徳松「魔法『花合わせ』を発動!デッキから攻撃力100以下の花札衛モンスターを4体攻撃表示で特殊召喚する!デッキから花札衛-松-!花札衛-芒-!花札衛-柳-!花札衛-桐-を特殊召喚!」

徳松「そして手札の花札衛-松に鶴-の効果を発動!自分フィールドのレベル1の花札衛モンスターをリリースし、このモンスターを特殊召喚する!」

シンジ「おやっさん!相変わらずのドロー力じゃねえか!」

徳松「若い野郎にゃ負けねえよ!」

ユーゴ「おやっさん!」

徳松「まあ見てろ!」

ユーゴ「無理すんなよ!歳なんだから!」

徳松「年寄り扱いするんじゃねえよ!涙目!光となりて降り注げ!シンクロ召喚!出でよ!レベル8!花札衛-雨四光-!!」

徳松「カードを1枚伏せてターンエンド!」

シンジ「俺のターン!」

徳丸「この瞬間!花札衛-雨四光-の効果を発動!相手のドローフェイズ時にドローした場合に発動!相手に1500のダメージを与える!」

シンジ「自分フィールドにモンスターが存在しない事で手札のジャンク・フォアードを特殊召喚!そしてニトロ・シンクロンを攻撃表示で召喚!レベル3のジャンク・フォアードにレベル2のニトロ・シンクロンをチューニング!シンクロ召喚!レベル5!スカー・ウォリアー!!」

シンジ「厄介なおやっさんだぜ」

徳松「年季が違うのよ!年季が!」
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/26(水) 22:31:46.68 ID:2/OwclNk0
シンジ「カードを1枚伏せてターンエンド!」

徳松「俺のターン!バトルだ!花札衛-雨四光-でスカー・ウォリアーを攻撃!」

シンジ「スカー・ウォリアーは1ターンに1度だけ戦闘では破壊されねえ!」

徳松「だがダメージは受けてもらうぜ!」

シンジ「そいつはどうかな!自分のライフを見てみな!」

徳松「こ、こいつは」4000→3100

シンジ「俺は罠『ディメンション・ウォール』を発動していた!戦闘によって自分が受けるダメージは相手が受ける!」

徳松「やるじゃねえか…ターンエンド!」

シンジ「俺のターン!」

徳松「効果を発動!」

シンジ「これで決着をつけなきゃやべえな」2500→1000

シンジ「魔法『死者蘇生』を発動!ニトロ・シンクロンを特殊召喚!レベル5のスカー・ウォリアーにレベル2のニトロ・シンクロンをチューニング!シンクロ召喚!燃え上がれ!レベル7!ニトロ・ウォリアー!!」

シンジ「魔法『ニトロユニット』を相手モンスターに装備!そして自分が魔法カードを使った時、ニトロ・ウォリアーの攻撃力はダメージ計算時のみ1000アップ!バトルだ!ニトロ・ウォリアーで花札衛-雨四光-を攻撃!ダイナマイト・ナックル!!」

徳松「ッッ!」3100→2300

シンジ「そしてニトロユニットを装備したモンスターが破壊された時、相手にそのモンスターの攻撃力分のダメージを与えるぜ」

徳松「…」2300→0

シンジ「約束だぜ、おやっさん!」

徳松「仕方がねえ奴らだ…」

リン「ユーゴ!シンジ!クロウ!」

ユーゴ「ゲッ!」

クロウ「リ、リン!?」

シンジ「お説教タイムってか?」

リン「…」
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/26(水) 22:37:19.52 ID:2/OwclNk0
リン「そんな賭け事みたいな事をして!」

シンジ「金だろ?いいじゃねえか!」

徳松「ま、堅いこと言うなって!」

クロウ「何でお前がここに」

リン「おじさんの舎弟から連絡が来たのよ!三馬鹿が暴れてるって」

ユーリ「…」

ユーゴ「お前も来たのか?」

リン「放っておけないからね」

クロウ「だからって極道の邸に連れて来るかよ」

徳松「ほら持ってけ泥棒!」

シンジ「あんがとよ」

ユーゴ「サンキュー!」

クロウ「恩に切るぜ、おやっさん!」

リン「どうするの?」

シンジ「フレンドシップカップに決まってるじゃねえか!」

リン「出られるわけがないじゃない…そんなの」

シンジ「意地でも出るんだよ」

ユーゴ「そういうわけだぜ!」

クロウ「俺は出る気無かったんだけどよ…仕方ねえだろ」

ユーリ「何ですか?フレンドシップカップって」

ユーゴ「大会だよ大会!」

クロウ「お前もデュエルを見てれば記憶を取り戻すかもな」

ユーリ「大会…」
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/26(水) 22:43:21.81 ID:2/OwclNk0
リン「ねえ」

ユーゴ「あ?」

リン「ジャック…私達で取り戻すの?あいつは変わったのよ」

クロウ「変わってねえよ。お前だって」

リン「…」

シンジ「やっぱ5人じゃねえとダメだわな」

リン「5人?」

シンジ「俺らだよ!二代目は5人の少数精鋭でバリバリ突っ走るぜ!」

リン「は?ふざけないでよ」

クロウ「俺は考え中だっつうの」

リン「そりゃ総長は凄かった…けど暴走族じゃない!」

ユーゴ「暴走族じゃねえ!走り屋だ!」

リン「何が違うの?」

ユーリ「…」

シンジ「お前も入るか?」

ユーリ「え?」

クロウ「病人に無茶させるなよな」

シンジ「やっぱ刺激って必要だろ?どうよユー…なんだっけ」

ユーゴ「ユーリ!」

シンジ「な?」

ユーリ「友達って事ですか…」

ユーゴ「ダチもダチ!マブダチよ!」

ユーリ「ダチ…」

クロウ「ゆっくり思い出そうや…気楽によ」
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/26(水) 22:55:22.12 ID:2/OwclNk0
数日後

ロジェ「…」

ジャック「話とは何だ」

ロジェ「近い将来、この世界に厄介な連中が来るでしょう」

ジャック「だから何だ?俺には関係のない話だ。失せろ」

ロジェ「…」

ジャック「貴様からはドス黒い狂気が滲み出ている」

ロジェ「では私を殺すのですか?いいでしょう…やって御覧なさい」

ジャック「…」

ロジェ「あなたには野望がある。そして私にも」

ジャック「貴様の野望だと」

ロジェ「私が幸運を運ぶ…四つの次元の民が平等に」

ジャック「貴様にできると言うのか」

ロジェ「それが可能なのですよ」

ジャック「平等…そう簡単には行くまい」

ロジェ「それは見てのお楽しみです」

ジャック「根元を叩かねば価値観は変わらぬ」

ロジェ「…」

ジャック「俺は…この白で染められたシンクロ次元を真っ赤に染める!」

ロジェ「真っ赤ですか」

ジャック「そうでなくてはシンクロ次元の価値観は変わらん…奴らが生きている限り」

ロジェ「なるほど…噂は本当だったようですね。あなたが」

ジャック「その真実はフレンドシップカップ終了後に奴らに明かしてやる…あの支配者気取りの老人にな」
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 01:24:36.52 ID:REMwZ7ago
デュエルに意味があるのが嬉しい
地味にうまいこといってるのも楽しい
「俺らには手錠もモンタージュもいらないのさ」好き
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/27(木) 19:51:13.05 ID:ekUlIMY70
ロジェ「完成を近い。この次元を中心に四つの次元が…むっ!」

スッ

キンッキンッ

月影「!」

日影「この男…!」

ロジェ「驚きです。君が忍び込んでいるとは」

赤馬「…」

ロジェ「赤馬零児くん」

赤馬「月影と日影を手玉に取るとは…さすがはセブンスターズ最後の男」

ロジェ「で?どういう御用件で」

赤馬「最後の1人であるお前を倒す…」

ロジェ「やって御覧なさい…ですが私はデュエリストだ。デュエル以外で抹殺するつもりで?あの父親のように」

赤馬「…」

ロジェ「血は争えない」

赤馬「ならば今この場で」

ロジェ「お辞めなさい。ここで派手に暴れれば君とてタダでは済まない…私を下したくばフレンドシップカップへ出場すればいい…どうです赤馬零児くん」

赤馬「どうやら目的があるようだな」

ロジェ「それは始まってからのお楽しみ…さあ決めなさい」

赤馬「私には信頼できる仲間が居る」

ロジェ「その手駒を私にぶつけて御覧なさい。下手な鉄砲数撃ちゃ当たると言いますしね」

赤馬「駒ではない仲間だ」

ロジェ「出場枠は残る六つ!その全てに君の手駒を加えておきましょう…そして誰か1人でもキングを倒す事ができれば私は君とデュエルをしましょう」

赤馬「後悔するぞ」

ロジェ「それは君だ」
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/27(木) 20:08:42.67 ID:ekUlIMY70
赤馬「というわけだ」

沢渡「シンクロ次元行ったのか?おい!一言俺らに言えってんだよ」

赤馬「あれは未完成だからな。今から改良を加える」

権現坂「未完成?」

月影「我ら3人バラバラになったでござる」

日影「合流するのに一週間もかかったでござった」

赤馬「そこで申し訳ないんだが君達にフレンドシップカップに出てもらいたい」

遊矢「何それ?」

赤馬「大会…ではないな」

遊矢「デニスの言ってた残りの最高幹部を倒すってわけだ」

赤馬「そうだ。だが注意した方がいい、あの男は私達が見たセブンスターズの中でも別格だ」

ユート「大変な事になりそうだな」

赤馬「だが問題があってな」

遊矢「問題?」

赤馬「ライディングデュエル…ユーゴで御馴染みのあれだ」

沢渡「まさか乗るんじゃねえだろうな?あれに!」

月影「オートパイロットモードとやらがあるようだが」

日影「だが肝心要なのは我らデュエリストの反射神経並びに咄嗟の直感力!」

遊矢「いつだ」

赤馬「これより一週間後」

遊矢「乗り方…母さんに教えてもらおうかな?」

ユート「どうせなら現役の方がいい」

遊矢「心当たりでも」

ユート「ああ」
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/27(木) 20:43:07.83 ID:ekUlIMY70
沢渡「プッ!ハッハッハ!!!」

凌牙「笑ってんじゃねえ!」

ユート「兄貴…何でそんな頭に」

凌牙「好きでこんな頭してるわけねえだろ!床屋のジジイだ」

ユート「あの80過ぎの」

凌牙「俺も心機一転で気合入れようと思ってな。そしたら隣に本職のおっさんが座ってたわけだ」

ユート「まさか」

凌牙「ジジイが俺の頼んだ髪型と本職のおっさんの頼んだ髪型を間違えやがって俺をパンチにしやがった!」

沢渡「似合ってるぞパンチパーマ…いいぜ」

凌牙「何が悲しくて高校生でパンチにしなきゃならねえんだ!」

ユート「それは置いといて兄さんにバイクの乗り方を教えてほしいんだ」

凌牙「バイク?何でまた」

ユート「ユーゴの故郷で一波乱が起こる」

凌牙「ユーゴの?あいつにも借りがあっからな」

沢渡「いいのか?」

凌牙「いいぜ。借りがあるのはお前らもだ」

沢渡「さすがパンチだ!器がデカイぜ!」

凌牙「パンチパンチ言うんじゃねえ!」

ユート「隼の姿が見えないが」

凌牙「勾留中だ。まあ間に合うんじゃねえか?お前らの戦によ…それとお前は誰だ?」

権現坂「権現坂昇」

凌牙「権現坂昇?気に入ったぜ」

権現坂「それはどういう意味だ」

凌牙「俺とデュエルしろって意味に決まってるじゃねえか!」
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/27(木) 21:31:07.19 ID:ekUlIMY70
凌牙「先攻は俺だ!ハンマー・シャークを攻撃表示で召喚!ハンマー・シャークの効果を発動!このモンスターのレベルを一つ下げ手札から水属性レベル3以下のモンスターを特殊召喚する!トライポッド・フィッシュを特殊召喚!」

凌牙「レベル3のハンマー・シャークとトライポッド・フィッシュでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク3!潜航母艦エアロ・シャーク!!」

凌牙「カードを1枚伏せてターンエンド!」

権現坂「俺のターン!自分の墓地に魔法または罠が存在しない事で手札から超重武者ヒキャ-Qを特殊召喚!ヒキャ-Qの効果を発動!魔法または罠が存在事でこのモンスターをリリースし手札から超重武者モンスターを2体まで特殊召喚する!超重武者タマ-Cを特殊召喚!そして超重武者ダイ-8を特殊召喚!」

権現坂「超重武者ダイ-8の効果を発動!このモンスターが召喚または特殊召喚に成功した時、自分フィールドの表側守備表示モンスターの表示形式を攻撃表示に変更しデッキから超重武者装留を手札に加える!レベル4の超重武者ダイ-8にレベル2の超重武者タマ-Cをチューニング!シンクロ召喚!レベル6!超重神鬼シュテンドウ-G!!」

権現坂「超重神鬼シュテンドウ-Gがシンクロ召喚に成功した事で相手フィールドの魔法または罠を全て破壊する!」

凌牙「何で守備表示で出しやがったんだ?」

権現坂「超重武者は守備表示のまま攻撃が可能!バトルだ!超重神鬼シュテンドウ-Gで潜航母艦エアロ・シャークを攻撃!」

凌牙「とんでもねえ野郎だぜ」4000→3400

権現坂「ターンエンド」

凌牙「俺のターン!スター・ボーイを攻撃表示で召喚!さらに魔法『浮上』を発動!墓地のトライポッド・フィッシュを特殊召喚!トイポッド・フィッシュが召喚または特殊召喚に成功した時、自分フィールドの魚族・水族・海竜族モンスターのレベルを一つ上げる!レベル3のスター・ボーイとトライポッド・シャークでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク3!ブラック・レイ・ランサー!!カードを1枚伏せてターンエンド!」

権現坂「俺のターン!超重神鬼シュテンドウ-Gでブラック・レイ・ランサーを攻撃!」

凌牙「罠発動!『エクシーズ・ソウル』墓地のエクシーズモンスター1体を対象に発動!そのモンスターのランクの数×200自分フィールドのエクシーズモンスターの攻撃力をアップ!返り討ちにしてやれ!ブラック・レイ・ランサー!!」

権現坂「手札の超重武者装留ファイヤー・アーマーを墓地へ送り自分フィールドの超重武者モンスターの守備力を800ポイントダウンさせ戦闘または効果では破壊されない!」

凌牙「だがダメージは…通るのか」

権現坂「…超重武者装留グレート・ウォールを手札から装備しターンエンド!」4000→3000

凌牙「俺のターン!」

権現坂「…」

凌牙「格好からして沢渡と同じ学校のモンか?にしちゃ…老けてんな」

権現坂「どうした」

凌牙「何でもねえよ」

権現坂「そうか」

凌牙「ここまで硬派な野郎は滅多に居ねえだろうぜ…リーゼントに長ラン!最高にイカしてるじゃねえか!」
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/27(木) 22:15:12.77 ID:ekUlIMY70
凌牙「俺のターン!ターンエンド!」

権現坂「俺のターン!ブラック・レイ・ランサーを攻撃!」

凌牙「…」3400→2600

権現坂「ターンエンド!」

凌牙「俺のターン!」

沢渡「凌牙の手札はたった2枚か」

凌牙「モンスターを守備表示で召喚しターンエンド」

権現坂「俺のターン!そのモンスターを破壊する!」

凌牙「…墓地へ送られたモンスターはハリマンボウ!攻撃力を500ダウンだ!」

権現坂「ターンエンド」

凌牙「俺のターン…ターンエンド!来いよ権現坂」

権現坂「何?」

凌牙「今ならシュテンドウ-Gの攻撃力は2400だ…かかって来いよ」

権現坂「確かにライフは200残るが」

凌牙「打つ手無しだぜ!だがよ…諦めねえんだよ俺は…何があったもだ!人生ってやつはチャレンジの塊よ!」

凌牙「勝とうか負けようが俺らは成長して行く!それがデュエリストってもんじゃねえか?」

権現坂「ならば、その男気に報いる!バトルだ!!」

凌牙「ぐああああああああああ」2600→200

沢渡「凌牙!」

ユート「ここからが兄貴の本領発揮だ」

権現坂「ターンエンド!」

凌牙「俺のターン!」

権現坂「凌牙…不屈の闘志を持つ男よ」
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/27(木) 22:49:00.63 ID:ekUlIMY70
凌牙「魔法『死者蘇生』を発動!墓地より蘇れ!ハリマンボウ!!そして魔法『地獄の暴走召喚』を発動!自分フィールドに攻撃力1500以下のモンスターが特殊召喚した場合、そのモンスターと同名のモンスターをデッキから特殊召喚する!レベル3のハリマンボウ3体でオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク3!トライエッジ・リヴァイア!!」

凌牙「トライエッジ・リヴァイアのオーバーレイ・ユニットを一つ使い相手モンスターの攻撃力を800ポイントダウンさせ、そのモンスターの効果を無効にする!そしてハリマンボウが墓地へ送られた事で更に500ダウン!」

遊矢「これでシュテンドウ-Gの攻撃力は900…」

凌牙「そして!トライエッジ・リヴァイアがモンスターを戦闘破壊した時、そのモンスターを除外する!」

権現坂「装備された超重武者装留グレート・ウォールを墓地へ送る事で攻撃を無効にし自身の守備力を0にする!」

凌牙「ターンエンド!」

権現坂「俺のターン!超重武者ツヅ-3を攻撃表示で召喚!レベル6の超重神鬼シュテンドウ-Gとレベル1の超重武者ツヅ-3をチューニング!速きこと風の如く!静かなること林の如し!音無く忍とどめを刺せ!シンクロ召喚!レベル7!超重忍者シノビ-A・C!!」

権現坂「超重忍者シノビ-A・Cの効果を発動!このモンスターは守備力を半分にする事で相手への直接攻撃を可能とする!」

凌牙「…」200→0

権現坂「…」

凌牙「じゃあ乗り方教えるか」

沢渡「切り替え早えな!」

凌牙「いいじゃねえか?次に勝てばいいんだしよ」

ユート「パンチ兄さん」

凌牙「言いっ子無…権現坂!後ろ!」

権現坂「何奴!?」

サッ

サヤカ「…」

権現坂「何者だ」

凌牙「サヤカって言ってな。俺らのダチでリトル・フェアリーの運び屋だ」

権現坂「は、運び屋か」

凌牙「それとユートは瑠璃のとこ行ってやれよ?て言うか密かにパンチって言うんじゃねえよ!」

ユート「あ、あまりにも面白すぎるから」

凌牙「どいつもこいつも…」
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/27(木) 22:55:16.28 ID:ekUlIMY70
ユート「瑠璃」

瑠璃「あ、ユート」

ユート「どうしたんだ?俺に」

瑠璃「また戦いに行くって聞いてね」

ユート「…」

遊矢「引っ込もうか?」

ユート「いや…いい」

遊矢「個人的に引っ込みたい気分」

ユート「そんな別に気を使わないでも」

遊矢「使いたいよ!」

ユート「どうして」

遊矢「俺と柚子を思い出してみろよ」

ユート「付き合ってないだろ?」

遊矢「…自慢か」

ユート「別に違うが俺と瑠璃とでは君と柚子とは違うと思うが」

遊矢「そりゃ無いだろ!」

ユート「そんなに怒らなくても」

瑠璃「と、とにかくユートも遊矢も気をつけてね!」

遊矢「だってさ」

ユート「勿論さ!」

瑠璃「それと兄さんをお願いね…」

ユート「だそうだが」

遊矢「俺かよ!?」
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/27(木) 23:05:42.28 ID:ekUlIMY70
ユーゴ「16人の出場決定ってか?」

リン「よく通れたわね私達が」

シンジ「やっぱ俺の人望?」

クロウ「なわけねえだろ」

トニー「大変だ!」

デイモン「とんどもねえのが来たぞ!」

ユーゴ「アイドル?」

シンジ「女優?」

クロウ「歌手?」

デイモン「違うっつうの!」

トニー「あ、あれ!」

リン「う、嘘…」

ジャック「…」

ユーゴ「ジャック!」

ジャック「変わらぬ場所だ」

クロウ「どのツラ下げて帰って来やがった!」

ジャック「散歩がてらだ」

ユーゴ「ジャック!」

ジャック「…」

ユーゴ「今ここで俺とデュエルしろ!」

ジャック「ここでだと?」

ユーゴ「文句ねえだろ!それともビビってんのか!?」

ジャック「…」
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/27(木) 23:13:20.28 ID:ekUlIMY70
ユーゴ「チ、チクショウ!」

ジャック「お前は何も変わらぬな」

リン「待ちなさいよ!」

ジャック「…」

リン「どうして勝手に姿を消したのよ!」

ジャック「言う必要はない」

クロウ「てめえ!」

ジャック「…」

クロウ「勝手な事ばっか言ってんじゃねえぞ!このワガママ野郎!!」

ジャック「俺と語りたくば俺と戦え!」

クロウ「上等だぜ!」

ジャック「…」

シンジ「おーいジャック」

ジャック「…」

シンジ「初代は本当はお前に頭を譲りたかったんじゃねえかなって思ってよ」

ジャック「…お前でいい。ごっこ遊びは終わりだ」

シンジ「けど少数でよぉ…足りねえんだわ」

ジャック「足りない?」

シンジ「二代目は少数精鋭で行くんだがな。親衛隊長がいねえだわ」

ジャック「それが俺と何の関係がある」

シンジ「お前でいいんじゃねえかなって」

ジャック「くだらん。またな」

ユーゴ「絶対に逆襲してやるぜ…待ってろよジャック!!」
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/28(金) 18:50:39.69 ID:6MVqUMth0
凌牙「よーし上出来だ!これが出来りゃ文句はねえ」

沢渡「随分と上から目線じゃねえか大仏頭」

凌牙「パンチパーマと大仏は違うんだよ…いや違わねえか」

黒咲「ふん」

凌牙「また他の世界で武勇を上げるってわけか?」

黒咲「お前も来ればいい。狭い庭じゃ飽きるだろ」

凌牙「こいつ見ろよ」

ユート「それは!」

アレン「驚いたか?プロのライセンスだぜ!凌牙の野郎はプロの世界に殴り込みってわけだ!」

凌牙「ま、そういうわけだ。手始めに極東エリアの頂点にでも上がってやるよ」

黒咲「大きく出たな」

凌牙「言っとくが逃げるんじゃねえ…俺もてめえも落とし前はキッチリ付ける…違うか?」

黒咲「チーム解散と共に6校が俺とお前を狙っている」

凌牙「そうだ」

黒咲「俺1人でも楽勝だろうがな」

凌牙「何だと!てめえこそ他所の世界で恥かくんじゃねえぞ!」

黒咲「それは俺のセリフだ…と言っても不良連中も俺らには逆らわんだろう。余程のバカじゃない限りな」

凌牙「ユート!お前も大舞台に立つんだから上がるなよ」

ユート「多分引っ込むと思うから俺は」

凌牙「関係なくはねえよ。てめえらスタンダードの連中が来たお陰で色んな因縁に清算できたんだからな。兄弟分として礼を言うぜ榊遊矢」

遊矢「見えて無いんだろうけど1度はデュエルしたかったな」

凌牙「何処に行こうともユート!お前の1番のファンは俺だって事を忘れんじゃねえぞ?」

ユート「ああ…今までありがとう兄さん」

凌牙「その縁起でもねえ挨拶はやめろ。盆と正月とGWには帰って来るから」
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/28(金) 19:19:23.06 ID:6MVqUMth0
シンクロ次元

沢渡「やって来たぜシンクロ次元!何処からでも来い!」

黒咲「…」

素良「まさか僕もだなんてね」

遊矢「ここは?」

赤馬「改良を加え目的地には到着した」

権現坂「一つ聞くがロジェという男は洗脳されておらんのか?」

赤馬「私は奴と対面した。そして分かった…あれは純然たる悪だとな」

沢渡「で?ここ何処だ」

赤馬「シンクロ次元にはトップスとコモンズに分類されていてな…あれを見ろ」

ユーゴ「お?」

シンジ「おお!久しぶりじゃねえか!誰だったか忘れたけど」

リン「あれがユーゴの言っていた」

遊矢「柚子そっくりだ」

ユート「瑠璃にも似ている」

権現坂「フレンドシップカップとはいつ始まるのだ!?」

赤馬「今からだ」

沢渡「今から!?」

赤馬「我々は観光に来たのではない!それだけは理解してほしい」

クロウ「こいつらがユーゴの言っていた連中ってわけか」

黒咲「箒みたいな頭してるな」

クロウ「あ?何だてめえ」

黒咲「箒頭だと言ったのだ」

権現坂「やめんか黒咲!」
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/28(金) 19:38:22.64 ID:6MVqUMth0
ロジェ「御来場の皆様…今年もフレンドシップカップの日がやって来ました」

沢渡「あれがロジェか?今がチャンスだぜ」

赤馬「あれは映像だ。本人は厳重な警備の下で居るのだろう」

遊矢「どうやってやるんだ?」

赤馬「我々の中の誰かが勝利し…そしてキングを倒し奴を討つ」

黒咲「気の長い話だ。さっさとやればいい」

素良「けど逃げるんじゃない?」

赤馬「私は約束を守る男だ。奴にも約束を守らせる…しばらく私は地下へ潜らせてもらう」

遊矢「赤馬!」

ロジェ「知らない人も大勢居ると思われます。この世界を含め四つの世界が存在する事を!」

ロジェ「今年のフレンドシップカップは一味違う!四つの次元を繋げたハイウェイを用いて16人のデュエリストにはデュエルを行ってもらう!」

沢渡「な、何つった!?」

ロジェ「その名もディメンションハイウェイ!四つの次元の首都である舞網市!ハートランド!シティ!そして学園都市!」

素良「何だって!?」

黒咲「知っているのか」

素良「僕の故郷…」

ロジェ「では始めましょう…エキシビションマッチ!我らがジャック・アトラスと別次元の代表者である榊遊矢!」

遊矢「俺!?聞いてないぞ赤馬!」

権現坂「もういないぞ」

遊矢「強いのか?」

ユーゴ「ああ…けど俺が倒す!」

クロウ「さっきの事を忘れねえぞ!誰が箒頭だ!」

黒咲「ガタガタ喚くな」

クロウ「何だとてめえ!」
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/28(金) 20:03:12.08 ID:6MVqUMth0
遊矢「よろしくなキング」

ジャック「…」

ユート「無口なタイプなんだろうか」

遊矢「面倒くさそうだ」

ジャック「始めるぞ…ライディングデュエル!アクセラレーション!!」

ブオオオオオオオオオオオオオオ

遊矢「あ、あれ!掛け声なのかよ!?」

ジャック「先にコーナーを切った者が先攻!俺のターン!」

遊矢「マジか」

ジャック「レッド・スプリンターを攻撃表示で召喚!そして自分フィールドに他のモンスターが存在しない場合、手札または墓地からレベル3以下の悪魔族チューナーモンスターを特殊召喚する!俺は手札からレッド・リゾネーターを特殊召喚!レッド・リゾネーターが特殊召喚に成功した時、フィールドの表側モンスター1体を対象に発動!そのモンスターの攻撃力分ライフを回復!」4000→5700

遊矢「手札じょEMライフ・ソードマンの効果を発動!相手がライフを回復した時、EMライフ・ソードマンは手札から特殊召喚する事ができる!この効果で特殊召喚したEMライフ・ソードマンの攻撃力は回復した数値と同じになる!」

ジャック「レベル4のレッド・スプリンターにレベル2のレッド・リゾネーターをチューニング!赤き魂、ここに一つとなる。王者の雄叫びに震撼せよ!シンクロ召喚!現れよ、レッド・ワイバーン!!」

ジャック「カードを1枚伏せてターンエンド!」

遊矢「俺のターン!俺はスケール1の星読みの魔術師とスケール8の時読みの魔術師でペンデュラムスケールをセッティング!ペンデュラム召喚!レベル7!オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン!!」

ジャック「レッド・ワイバーンの効果を発動!1ターンに1度このモンスターより攻撃力の高いモンスター1体を破壊する!この効果は相手ターンでも発動は可能!」

遊矢「手札のEMレインゴートを墓地へ送り自分フィールドのEMまたオッドアイズモンスターを対象に可能!このターンその対象モンスターは戦闘または効果では破壊されない!」

遊矢「さらにEMライフ・ソードマンの効果を発動!ライフ・ソードマンをリリースし自分フィールドの表側表示モンスターを対象に発動!そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで1000ポイントアップ!」

ジャック「…」

遊矢「バトルだ!オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンでレッド・ワイバーンを攻撃!螺旋のストライクバースト!!そしてオッドアイズが相手モンスターを戦闘破壊した時、その戦闘ダメージは倍になる!攻撃力3500となったオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンがレッド・ワイバーンを攻撃した破壊した事で」

ジャック「2200のダメージか」5700→3500

遊矢「カードを1枚伏せてターンエンド!」

ジャック「俺のターン!」

ユート「あいつはキングと呼ばれている…赤馬零王とは違い間違いなく偽りの王ではないぞ」

遊矢「わかってるよユート」
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/28(金) 20:29:45.71 ID:6MVqUMth0
ジャック「カードを1枚伏せてターンエンド」

遊矢「もし勝ったらどうする」

ユート「終わりじゃないか?だが油断するなよ遊矢」

遊矢「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンでダイレクトアタック!」

ジャック「罠発動!『リジェクト・リボーン』相手モンスターの直接攻撃を無効にしバトルフェイズを終了させる!そして墓地のシンクロモンスターとチューナーモンスターの効果を無効にし特殊召喚する!」

遊矢「ターンエンド!」

ジャック「俺のターン!お前…いい眼をしてるな」

遊矢「え?」

ジャック「お前の仲間もだ…修羅場をくぐり抜けた男達の眼…そいつを待っていた!レベル6のレッド・ワイバーンにレベル2のレッド・リゾネーターをチューニング!王者の咆哮、今天地揺るがす。唯一無二なる覇者の力をその身に刻むがいい!シンクロ召喚!荒ぶる魂、レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト!!」

ジャック「レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライトの効果を発動!1ターンに1度、このモンスターの攻撃力以下の特殊召喚されたモンスターを全て破壊する!」

遊矢「!?」

ジャック「そして破壊したモンスター×500のダメージを与える!」

遊矢「くっ…」4000→3500

ジャック「俺の眼前に立つのはお前達別世界の客人か…」

ユート「…」

ジャック「それとも俺のかつての仲間か」

ユーゴ「…」

ジャック「…何かと突っかかってくるバカか」

ムクロ「ヘックショ!」

ジャック「さらに罠発動!『シンクロストライク』攻撃力1000アップ!」

ジャック「誰が来ようと受けて立つ!俺の決着に相応しい相手を…バトルだ!レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライトの攻撃!灼熱のクリムゾン・ヘル・バーニング!!」

ユート「この男の持つ信念は一体」

遊矢「ジャック・アトラス…勝つぞユート!ロジェがどうとかより1人のデュエリストとしてジャックに勝つ!」

ユート「…当然だ!」
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/28(金) 20:50:09.16 ID:6MVqUMth0
シンジ「ま、あれがジャックよ」

クロウ「…」

黒咲「…」

権現坂「いい加減にせんか!」

シンジ「やめとけクロウ!こいつと喧嘩すりゃお前負けるぜ?」

クロウ「喧嘩慣れしてるからってか?見りゃわかるぜ!けどデュエルは」

シンジ「勝てねえかもな」

クロウ「何だと!?」

シンジ「一歩引いた生き方しちまったお前と現役バリバリとじゃ差があるぜ」

クロウ「…」

黒咲「どっちでもいい。売られた喧嘩を俺は買うだけだ」

クロウ「大した自身じゃねえか」

リン「一歩引いてるどころか昔と同じで血の気多すぎじゃない」

沢渡「見ろよ対戦カードだぜ!」

ユーゴVS沢渡シンゴ

リンVSセルゲイ・ヴォルコフ

黒咲隼VS炎城ムクロ

クロウ・ホーガンVSフランク

シンジ・ウェーバーVSデュエルチェイサー227

紫雲院素良VS神月アレン

権現坂昇VSジル・ド・ランスボウ

榊遊矢VS骸骨騎士

遊矢「骸骨騎士?て言うかアレン!?あいつ一緒じゃないぞ」

ユート「あいつはのんびり屋だからな…」
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/28(金) 21:01:19.31 ID:6MVqUMth0
アレン「間に合ったぜ…よっ!忍者すっげえよな一発で俺を」

黒咲「赤馬はお前を選んだってわけか」

アレン「いいだろ別に?」

黒咲「お前は土壇場勝負が強いからな」

素良「相手は僕だってさ」

アレン「お前?沢渡は居ねえのか?」

権現坂「今から始まる」

シンジ「骸骨騎士?噂はマジってわけか」

遊矢「知ってるのか?」

シンジ「言ってみりゃ都市伝説ってやつよ。それよりリン!」

リン「え?」

シンジ「セルゲイが相手なんて驚きだぜ…あのクソッタレは収容所に送られた筈なんだがよ」

権現坂「知り合いか?」

シンジ「デュエルクラッシャーって異名を持ってやがる…初代の事故にも絡んでるって噂だ」

クロウ「…」

リン「負けないわよ…京さんの命を奪った奴に」

シンジ「そういやユーゴから聞いたんだけど闇属性・鳥獣族使いなんだってな?しかもエクシーズのツッパリだって」

黒咲「ああ」

クロウ「てめえが?じゃあ尚更やりてえし負けたくねえわ」

黒咲「ほぉ…」

クロウ「二代目チームサティスファクション特攻隊長!不動九郎が負けるわけねえだろうが!」

黒咲「九郎…だからクロウか」

シンジ「あだ名はキュウ」

クロウ「だからキュウじゃなくてクだって言ってんだろ!」
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/28(金) 21:31:46.28 ID:6MVqUMth0
ユーゴ・沢渡「ライディングデュエル!アクセラレーション!!」

ブオオオオオオオオオオオオオオ

ユーゴ「乗れんのなDホイール」

沢渡「特訓したんだよ!そして俺の新たなデッキを見せてやるぜ!!」

ユーゴ「けど先攻は俺だぜ!俺のターン!自分フィールドにモンスターが存在しない事で手札からSRベイゴマックスを特殊召喚!そしてSR赤目のダイスを攻撃表示で召喚!赤目のダイスでベイゴマックスのレベルを3から4に変更!レベル4のSRベイゴマックスにレベル1のSR赤目のダイスをチューニング!シンクロ召喚!レベル5!HSRチャンバライダー!!」

ユーゴ「カードを1枚伏せてターンエンド」

沢渡「俺のターン!魔法『予想GUY』を発動!自分フィールドにモンスターが存在しない場合、デッキからレベル4以下の通常モンスターを特殊召喚する!俺はデッキからセイバーザウルスを特殊召喚!そして手札の超古代恐獣はフィールドの恐竜族モンスター1体をリリースする事でアドバンス召喚できる!超古代恐獣をアドバンス召喚!」

沢渡「バトルだ!超古代恐獣でHSRチャンバライダーを攻撃!」

ユーゴ「速攻魔法『リミッター解除』を発動!簡単には行かねえぞ沢渡!!」

沢渡「くっ…カードを2枚伏せてターンエンド!」4000→2300

ユーゴ「俺のターン…俺も奴もフィールドはガラ空きだ…だがな!」

「沢渡さーん!」

「何すかこの道!」

「バイク乗れるんすね!」

沢渡「お前ら!て言うかスタンダードの首都って舞網市だったのか?知らなかったぜ」

ユーゴ「SRオハジキッドを攻撃表示で召喚!SRオハジキッドの効果を発動!自分または相手墓地のチューナーモンスターを自分フィールドに特殊召喚する!そして赤目のダイスの効果でオハジキッドのレベルを6に変更!レベル6のSRオハジキッドにレベル1のSR赤目のダイスをチューニング!シンクロ召喚!レベル7!クリアウィング・シンクロ・ドラゴン!!」

沢渡「罠発動!『リビングデッドの呼び声』墓地の超古代恐獣を特殊召喚!」

ユーゴ「おっと…カードを1枚伏せてターンエンド!」

沢渡「俺のターン!手札の俊足のギラザウルスを特殊召喚!この効果で特殊召喚された時、相手は墓地から特殊召喚する事ができるぜ!」

ユーゴ「だったら俺はHSRチャンバライダーを特殊召喚!」

沢渡「そして手札の竜脚獣ブラキオンはフィールドの恐竜族モンスター1体をリリースする事でアドバンス召喚ができる!竜脚獣ブラキオンをアドバンス召喚!」

ユーゴ「攻撃力1500で守備力3000のモンスターを攻撃表示だと?」

沢渡「お、今度はエクシーズだぞユーゴ!」

ユーゴ「しっかし俺の専売特許の次元移動をパクリやがって!許さねえぞ、あのノッポのおっさん!」
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/28(金) 21:38:04.09 ID:SrD2OKeVo
流石っすよ沢渡さん!
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/28(金) 22:21:50.63 ID:6MVqUMth0
沢渡「竜脚獣ブラキオンの効果を発動!このモンスターを裏側守備表示に変更!」

ユーゴ「クリアウィング以外のレベル5以上のモンスターが効果を発動した時!そのモンスターを破壊!」

沢渡「何だと!?」

ユーゴ「甘かったな沢渡!そして破壊したモンスターの攻撃力分エンドフェイズ時までアップ!」

沢渡「だが超古代恐獣でHSRチャンバライダーを攻撃!」

ユーゴ「ッッ!」4000→3300

沢渡「ターンエンド」

ユーゴ「俺の…」

ギンッッ

ユーゴ「!」

沢渡「ど、どうした!?」

ユーゴ「嫌な予感がしてよ…気のせいか」

沢渡「?」

ユーゴ「参ったぜ…ターンエンド!」

沢渡「俺のターン!」

ユーゴ「こうなりゃやるしかねえ…ぶっつけ本番で!」

ブオオオオオオオオオオオオオオオ

沢渡「あ、逃げんな!超古代恐獣でクリアウィング・シンクロ・ドラゴンを攻撃!」

ユーゴ「沢渡…てめえになら俺の新たな境地ってのに相応しい相手だぜ!」3300→3100

沢渡「カードを1枚伏せてターンエンド!」

ユーゴ「俺のターン…カードを1枚伏せてターンエンド!」

沢渡「何かやるって顔してんな…俺のターン!」

ユーゴ「見せてやる…こいつが俺の新たな力だ!」

ジャック「…」
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/28(金) 22:48:53.82 ID:6MVqUMth0
沢渡「行け!超古代恐獣!!」

ユーゴ「SRメンコートを手札から特殊召喚し相手フィールド上の表側攻撃表示モンスターを全て守備表示にする!」

沢渡「ターンエンド!」

ユーゴ「俺のターン!魔法『死者蘇生』を発動!クリアウィング・シンクロ・ドラゴンを特殊召喚!そしてSRSR OMKガムを攻撃表示で召喚!レベル7のクリアウィング・シンクロ・ドラゴンにレベル1のSR OMKガムをチューニング!神聖なる光蓄えし翼煌めかせ、その輝きで敵を撃て!シンクロ召喚!いでよ!レベル8!クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン!!」

沢渡「何だと!?」

ジャック「クリアウィングを進化させたのか…ユーゴの奴!」

ユーゴ「OMKガムの効果を発動!デッキの一番上は…SRバンブー・ホース!攻撃力は1000アップだ!」

沢渡「まだだ!まだ俺を倒すには遠いぜ!」

ユーゴ「SRバンブー・ホースの効果を発動!このモンスターを除外しデッキから風属性モンスターを墓地へ送る!さらに墓地へ送ったSR電々大公の効果を発動!このモンスターを除外し墓地のSR赤目のダイスを特殊召喚!赤目のダイスの効果を発動!メンコートのレベルを4から5に変更!レベル4のSRメンコートにレベル1のSR赤目のダイスをチューニング!シンクロ召喚!レベル6!HSR魔剣ダーマ!!」

ユーゴ「HSR魔剣ダーマの効果を発動!墓地の機械族モンスターを除外し500のダメージを与える!」

沢渡「こりゃマズいな…だがな!」

ユーゴ「この瞬間!クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴンの効果を発動!このカード以外のモンスター効果が発動した時、その効果を無効にし破壊する!この効果で破壊した場合、そのモンスターの元々の攻撃力分アップする!さらに罠発動!『シンクロストライク』」

沢渡「攻撃力6200!?」

ユーゴ「ありがとよ沢渡」

沢渡「な、何がだよ」

ユーゴ「そしてジャック!」

ジャック「…」

ユーゴ「人間って奴は成長するんだよ!俺はもうガキじゃねえ!」

ジャック「フッ」

ユーゴ「バトルだ!クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴンの攻撃!烈風のクリスタロス・エッジ!」

キキッ

ユーゴ「ふぅ…しかし何だったんだ?あの嫌な視線は…俺への嫉妬か」

サヤカ「大丈夫?リトル・フェアリーあげるけど」

沢渡「エ、エクシーズ次元に落ちるもんじゃねえな…しかもサヤカが近くに居るなんてよ」
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/29(土) 22:21:42.86 ID:ysUCdufy0
セルゲイ「…」

リン「セルゲイ・ヴォルコフ…!」

セルゲイ「その眼…俺に恨みがあるようだな」

リン「あんたは京さんを殺した」

セルゲイ「京?まさか鬼渡京介の知り合いか」

リン「そうよ!あの人はコモンズの夜の太陽だった…それを!」

セルゲイ「そうか…まさか京介の知り合いに会えるとはな」

リン「…」

セルゲイ「あいつは俺が壊したデュエリストの中で最も美しかった…いや美しすぎた!」

リン「壊した?あんた…人の命を!」

セルゲイ「醜い姿をさらけ出す前に俺が命を絶ってやったのだ!」

リン「絶対に許さない…!」

セルゲイ・リン「ライディングデュエル!アクセラレーション!!」

セルゲイ「俺からだ!俺は茨の囚人-ヴァンを攻撃表示で召喚!カードを1枚伏せてターンエンド!」

リン「私のターン!自分フィールドにモンスターが存在しない事で手札からWW-アイス・ベルを特殊召喚!この効果で特殊召喚した場合、デッキからWWモンスターを特殊召喚する!私はデッキから2体目のWW-アイス・ベルを特殊召喚!1ターンに1度WW-アイス・ベルが召喚また特殊召喚に成功した時、相手に500のダメージを与える!」

セルゲイ「おおっ…」4000→3500

リン「さらに自分フィールドに風属性モンスターのみが2体以上存在する場合、手札のWW-スノウ・ベルを特殊召喚!レベル3のWW-アイス・ベル2体にレベル1のWW-スノウ・ベルをチューニング!真冬の風よ。雪も氷も我が力として吹き抜けよ!シンクロ召喚!現れよ!レベル7!WW-ウィンター・ベル!!」

リン「ウィンター・ベルの効果を発動!墓地のWWモンスター1体を対象に発動!そのモンスターのレベル×200のダメージを相手に与える!アイス・ベルのレベルをダメージ!」

セルゲイ「ぐぉぉ…」3500→2900

リン「バトル!みんなの代わりに私があんたを倒す!!」

セルゲイ「醜い…あまりにも醜いすぎる!」

リン「醜いのはあんたよ!」

セルゲイ「小娘程度では俺には勝てぬ!」
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/29(土) 22:55:51.13 ID:ysUCdufy0
セルゲイ「茨の囚人-ヴァンの効果を発動!手札の茨の囚人モンスターを1体相手に見せライフを400払い。その攻撃で受けるダメージを0にする!おおほほ…」2900→2500

セルゲイ「その後、墓地から戦闘破壊されたモンスターと手札のこのカードの発動時に見せたモンスターを攻撃表示で特殊召喚する!茨の囚人-ダーリを特殊召喚!」

リン「ターンエンド!」

セルゲイ「俺のターン!レベル1の茨の囚人-ヴァンにレベル1の茨の囚人-ダーリをチューニング!シンクロ召喚!レベル2!茨の囚人-ズーマ!!ズーマがシンクロ召喚に成功した事で相手フィールドのモンスター1体に茨カウンターを一つ置く!茨カウンターを置かれたモンスターは攻撃ができない!」

セルゲイ「さらに永続魔法『茨の増殖』を発動!ターンエンド!この瞬間茨の囚人-ズーマの効果を発動!エンドフェイズ時にお互いに茨カウンターの数×400のダメージを受ける!そして!茨の増殖の効果でさらに400のダメージ!!おおおおおおおおお…いいぞ!実にいい!!」2900→2100

リン「何なのよこいつ…」4000→3200

セルゲイ「痛み!この痛みが俺を強くする!」

リン「だったら痛みをくれてやるわよ!ウィンター・ベルの効果を発動!」

セルゲイ「いいぞ…京介の意思を継ぐだけはある!だがお前は醜い…あまりにも…!」2100→1500

リン「バトル!」

セルゲイ「茨の囚人-ズーマが攻撃対象にされた時、墓地のシンクロ召喚の素材にされたモンスター一組を対象に発動!ライフを400払いダメージを0にする!」1500→1100

リン「また!」

セルゲイ「そしてダメージステップ終了時、そのモンスター一組と戦闘破壊されたモンスターを特殊召喚する!」

リン「ターンエンド!」

セルゲイ「俺のターン!魔法『融合』を発動!自分フィールドの3体のモンスターを融合!融合召喚!茨の超越戒人-ヴァン・ダーリ・ズーマ!!」

セルゲイ「京介は俺に勝った!だが奴は俺を庇いデュエルチェイサー共の囮になった…そして奴は転倒しこの世を去った…イイ男だったよ。京介は!」

リン「じゃあ殺したって言うのは」

セルゲイ「俺が許さぬのは敵に庇われた事!俺は自らの足で出頭したのだ…京介の俺への想いを踏み躙る為に!」

リン「あんたって奴は…!」

セルゲイ「京介の想いを継ぐ者よ!貴様らに再現をしてやる…あの日の京介の死に様を!!」

ユーゴ「てめえ!!」

ジャック「セルゲイ…貴様ァ!!!」

セルゲイ「そしてお前達は京介にはなれない…決してだ!哀れで醜いガキ共よ!!」

リン「みんな…」
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/29(土) 23:08:20.50 ID:ysUCdufy0
ユーゴ「リン…落っこちちまったぞ!」

クロウ「ぶっ殺してやる…奴を!」

シンジ「あの野郎はユーゴ…次のお前の相手だ」

ユーゴ「ああ」

シンジ「徹底的にやってやれ」

ユーゴ「当然だぜ」

黒咲「落ちた先はエクシーズ次元だ。あの辺りなら俺の妹がいる」

クロウ「妹?」

黒咲「だから安心しろ」

クロウ「安心できるか!それにてめえの妹なんて」

ユーゴ「それが黒咲とは真逆の性格なんだよ。リンに似てるしよ」

クロウ「…」

黒咲「それに図太そうなお前達の仲間なら簡単には死なんだろ」

クロウ「…もし妹ってのが助けてくれたらお前に一つ貸しだな」

黒咲「俺とは関係ない」

クロウ「そりゃそうだよな…黒咲」

黒咲「…」

クロウ「ムカつく野郎だ…俺とお前は」

黒咲「相性が悪いんだろうな。行くぞグラサン」

ムクロ「ちゃんと名前で呼べよ!俺は炎城ムクロって言ってな…早え話がライバルよ」

黒咲「お前の個人情報など知るか」

ムクロ「それとリンは俺の幼馴染でもあるんだ!礼を言うぜ」

黒咲「…構ってほしいのか」

ムクロ「ち、ちげえよ!」
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/29(土) 23:19:50.84 ID:ysUCdufy0
ドンッッ

ロジェ「…」

ジャック「奴を出したのは貴様だな」

ロジェ「ええ」

ジャック「何故だ」

ロジェ「盛り上げる為ですよ」

ジャック「それで貴様はリンを…」

ロジェ「あなたは過去に縛られているようですね」

ジャック「…」

ロジェ「白を赤で染めるなら過去は切り捨てなさい」

ジャック「…」

ロジェ「選びなさい。彼らと共に歩むか自らの仇を討つか…そうでしょうキング」

ジャック「…」

ロジェ「そうです!それこそがキング…過去をお捨てなさい!そして未来を掴むのです!!」

ジャック「俺が歩むべき道…俺はシンジをクロウをユーゴをリンを捨てコモンズから出奔した」

ググッ

ジャック「全ては世界を裏から牛耳る奴を始末する為」

ロジェ「どうやら黒咲隼と不動九郎が決したようですね」

ジャック「だがセルゲイを野に放った落とし前は付けるぞ」

ロジェ「その頃には全てが変わっているでしょうね」

ジャック「何?」

ロジェ「そう…全てが」

赤馬「…」
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/30(日) 00:09:41.45 ID:clpc+P+m0
シンジ「おっさんさ…知ってたか?京さんが死んだ理由っての」

227「…」

シンジ「セルゲイが殺ったと思ったらデュエルチェイサーだったなんてな…驚きだぜ」

227「私が憎いか」

シンジ「あんたは関係ねえだろ?セキュリティって名のつく連中の中じゃあんたは他とは違うしさ」

227「そういう奴が居るのだ。人を人とは思わぬ…自分が狩人にでもなった気分の大馬鹿者が」

シンジ・227「ライディングデュエル!アクセラレーション!!」

ブオオオオオオオオオオオオ

シンジ「行くぜ俺のターン!俺はモンスターを守備表示で召喚しカードを1枚伏せてターンエンド!」

227「私のターン!ヘルウェイ・パトロールを攻撃表示で召喚!バトル!その裏守備モンスターを攻撃!ヘルウェイ・パトロールが相手モンスターを戦闘破壊した時、そのモンスターのレベル×100のダメージを与える!破壊したモンスターはロードランナー!100のダメージだ!」

シンジ「罠発動!『スクランブル・エッグ』自分フィールドのモンスターが戦闘または効果で破壊された時に発動!手札・デッキ・墓地からロードランナーを特殊召喚!蘇れロードランナー!」4000→3900

227「カードを1枚伏せてターンエンド!」

シンジ「俺のターン!ロードランナーをリリースしサルベージ・ウォリアーをアドバンス召喚!サルベージ・ウォリアーのアドバンス召喚に成功した時、手札または墓地からチューナーモンスターを特殊召喚する!手札からスチーム・シンクロンを特殊召喚!レベル5のサルベージ・ウォリアーにレベル3のスチーム・シンクロンをチューニング!シンクロ召喚!レベル8!白闘気白鯨!!このモンスターがシンクロ召喚に成功した事で相手フィールドの攻撃表示モンスターを全て破壊!突っ込め白闘気白鯨!!」

227「くっ!」4000→1200

シンジ「カードを2枚伏せてターンエンド!」

227「私のターン!墓地のヘルウェイ・パトロールを除外する事で手札から攻撃力2000以下の悪魔族モンスターを特殊召喚する!ヘル・セキュリティを特殊召喚!そしてゲート・ブロッカーを攻撃表示で召喚!レベル4のゲート・ブロッカーにレベル1のヘル・セキュリティをチューニング!シンクロ召喚!レベル5!ゴヨウ・チェイサー!!」

227「ゴヨウ・チェイサーは自分フィールド上の地属性シンクロモンスター×300ポイントアップ!さらに装備魔法『融合武器ムラサメブレード』を装備し攻撃力を800ポイントアップ!」

シンジ「攻撃力3000だと!?」

227「バトルだ!」

シンジ「罠発動!『シンクロ・バリアー』自分フィールドのシンクロモンスターをリリースし次のターンのエンドフェイズまで自分へのダメージを0にする!」

227「ターンエンド!」

シンジ「俺のターン!厄介なモンスターだぜ…ターンエンド」

227「私のターン!」
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/30(日) 00:30:26.07 ID:clpc+P+m0
227「今こそ勝機!ゴヨウ・チェイサーでダイレクトアタック!」

シンジ「や、野郎!」4000→1000

227「ターンエンド!」

シンジ「あんまし俺を舐めるなよ!俺のターン!」

ブオオオオオオオオオオオオオオオ

シンジ「俺が二代目だ!!」

デニス「あれは…」

シンジ「そこのお前!ここは何次元だ!?」

デニス「融合だよ!」

シンジ「融合?へえ…」

227「余所見をするんじゃない!」

シンジ「永続罠発動!『強化蘇生』墓地のスチーム・シンクロンのレベルを一つ上げて特殊召喚!そしてボルト・ヘッジホッグを攻撃表示で召喚!レベル2のボルト・ヘッジホッグにレベル4のスチーム・シンクロンをチューニング!シンクロ召喚!レベル6!白闘気海豚!!」

シンジ「白闘気海豚の効果を発動!相手フィールドのモンスター1体の攻撃力をターン終了時まで元々の半分にする!」

227「元々の攻撃力だと!?」

シンジ「攻撃力は1900の半分の950だ!バトルだ!!」

227「…」1200→0

シンジ「よっしゃあ!」

デニス「ねえ!君って前にスタンダードに来た人だよね」

シンジ「おお!」

デニス「だったら遊矢に伝えてよ!僕は大丈夫だって!」

シンジ「任せとけ!」

デニス「て言うか…この道は何なの」

シンジ「すっげえ科学力ってやつよ」
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/30(日) 01:08:04.48 ID:clpc+P+m0
アレン「さあ!俺らのターンが来たぜ」

素良「融合次元か」

アレン「ほら行くぞ!凌牙の教えは覚えてんよな」

素良「うん」

アレン・素良「ライディングデュエル!アクセラレーション!!」

素良「あ、あれ?」

アレン「進まねえな…走るぞ!」

素良「いやいや意味ないでしょ!」

アレン「ランニングデュエルだ!」

素良「かけっこなら負けないよ!僕のターンだ!」

アレン「速えな…」

素良「ファーニマル・マウスを攻撃表示で召喚!ファーニマル・マウスの効果を発動!このカードがフィールドに存在している時に1度だけデッキからファーニマル・マウスを2体特殊召喚する!そして手札のエッジインプ・シザーとフィールドのファーニマル・マウス3体を融合!融合召喚!デストーイ・シザー・ウルフ!!」

素良「カードを1枚伏せてターンエンド!」

アレン「俺のターン!」

素良「次のターンで墓地のエッジインプ・シザーとファーニマル・マウス3体を除外しデストーイ・シザー・タイガーを特殊召喚する…久しぶりにいい手札が揃ったぞ」

アレン「俺は手札のゴブリンドバーグを特殊召喚!そしてゴブリンドバーグの効果でガンバラナイトを特殊召喚!レベル4のゴブリンドバーグとガンバラナイトでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク4!H-Cエクスカリバー!!」

アレン「装備魔法『最強の盾』を装備!守備力分だけ攻撃力をアップ!そしいH-Cエクスカリバーの効果を発動!オーバーレイ・ユニットを二つ使い次の相手エンドフェイズ時まで倍になる!」

素良「攻撃力…8000だって!?」

アレン「おうよ!」

素良「エクシーズとは相性が悪すぎる…黒咲も君も」

アレン「叩っ斬れ!!!」

ロジェ「紫雲院素良…どうやら誇り高き紫雲院家の出来損ないとは彼の事だったようですね」

ジャック「そんなものは貴様の判断で決めるものじゃない」

ロジェ「いいえ…彼には才能はありませんよ。あの一族にしては話になりませんね」
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/30(日) 01:18:18.11 ID:clpc+P+m0
権現坂「バトル!」

ユート「いよいよ俺達のようだ」

遊矢「ああ…」

黒咲「そうか…帰っていいぞ」

遊矢「今のは瑠璃のモンスター?何かあったのか」

黒咲「リンを保護したそうだ」

クロウ「マジか!?」

黒咲「ああ」

シンジ「あいつは頑丈だからな…デニスっての知ってるか?」

遊矢「会ったのか?」

シンジ「何か心配ねえってよ」

ユート「やったな遊矢」

遊矢「この大会は四つの次元の人が見守ってるんだよな」

ユート「骸骨騎士という男は姿を見せないが」

遊矢「何か知らないのか?」

シンジ「さあな?けど気をつけろよ」

クロウ「得体の知れねえ野郎って噂らしいからな」

遊矢「どうなるかはわからないけど…行こうユート!」

ユート「ああ!」

素良「ねえ!ユーリって何処に居るの」

シンジ「何だユーリの知り合いか?」

素良「うん」

クロウ「あいつならトニーとデイモンと一緒に行動してるぜ。ちょっと呼んで来てやるよ」
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/30(日) 12:48:11.84 ID:clpc+P+m0
遊矢「…何だあいつ」

ユート「馬だ」

パカッパカッパカッ

骸骨騎士「…」

遊矢「ど、どうすんだ」

ユート「デュエルしか無い」

骸骨騎士「見えるぞ、お前とお前から」

遊矢「何なんだお前は」

骸骨騎士「俺は亡者」

遊矢「答えになってない!始めるぞ!」

遊矢・骸骨騎士「ライディングデュエル!アクセラレーション!!」

ユート「こっちはDホイールがある。馬には負けないさ」

遊矢「俺が先攻だ!スケール1のEMユーゴーレムとスケール6のEMギタートルでペンデュラムスケールをセッティング!レベル2!EMトランプ・ガール!レベル4!EMボットアイズ・リザード!ボットアイズ・リザードの効果を発動!デッキからオッドアイズモンスターを墓地へ送りエンドフェイズ時まで墓地へ送ったモンスターと同名のモンスターとして扱う!オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンをデッキから墓地へ!」

遊矢「さらにEMトランプ・ガールの効果を発動!融合モンスターカードに決められたこのカードを含む融合モンスターを墓地へ送り、その融合モンスターをエクストラデッキから特殊召喚する!オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンとなったEMボットアイズ・リザードとEMトランプ・ガールを融合!融合召喚!秘術ふるいし魔天の龍!ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴン!!」

遊矢「そしてEMユーゴーレムのペンデュラム効果を発動!墓地のオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンを手札へ!そしてEMギタートルのペンデュラム効果を発動!自分ペンデュラムゾーンのEMモンスターの効果が発動した事でデッキから1枚ドロー!」

遊矢「カードを1枚伏せてターンエンド!」

骸骨騎士「私のターン…成る程、ならば私も見せてやろう。永続魔法『不死式冥界砲』を発動!そして私は手札の牛頭鬼と劫火の舟守ゴースト・カロンを融合!融合召喚!冥界龍ドラゴネクロ!!墓地の牛頭鬼の効果を発動!牛頭鬼以外のアンデット族モンスターを除外し手札からアンデット族モンスターを特殊召喚する!酒呑童子を手札から特殊召喚!酒呑童子の効果を発動!1ターン1度除外されているアンデット族モンスターをデッキの一番上へ戻す!」

骸骨騎士「ここで永続魔法『不死式冥界砲』の効果を発動!アンデット族モンスターが特殊召喚されるたびに相手に800のダメージを与える!」

遊矢「…」4000→3200

骸骨騎士「バトル!冥界龍ドラゴネクロでルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴンを攻撃!」

ユート「このパターンは何かあるパターンだ!油断するなよ遊矢!」

遊矢「ああ!」

骸骨騎士「ふふふ…」
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/30(日) 13:31:37.56 ID:clpc+P+m0
遊矢「何も起こら…これは!」

ユート「ルーンアイズは破壊されていない…だが!」

骸骨騎士「冥界龍ドラゴネクロはダメージステップ終了時戦闘を行った相手モンスターは破壊されず攻撃力は0になる…そしてそのモンスターの元々のレベルと攻撃力を持つダークソウルトークンを特殊召喚する!ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴン・ダークソウルトークンを特殊召喚!」

骸骨騎士「ダークソウルトークンはアンデット族!不死式冥界砲の効果で800ポイントのダメージだ!」

遊矢「ユート…これはマズいぞ」3200→2400

ユート「だが諦めるのは早い!」

骸骨騎士「ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴン・ダークソウルでルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴンを攻撃!」

遊矢「罠発動!『ドタキャン』相手モンスターの攻撃宣言時自分フィールドのモンスター全てを守備表示にする!」

骸骨騎士「だが酒呑童子の攻撃が残っている!」

遊矢「うわああ!!!」2400→900

骸骨騎士「ターンエンド」

遊矢「…」

ユート「マズいな…」

北斗「あ、遊矢だ!見ろよ遊矢が来たぞ遊矢が!」

刃「うるせえな!はしゃぐなよ」

真澄「…」

柚子「遊矢!諦めないで…まだ手は残ってる筈よ!」

遊矢「柚子…だが俺の手札にはダーク・リベリオンをエクシーズ召喚する術も覚醒の魔導剣士をシンクロ召喚する術もオッドアイズをアドバンス召喚する術もペンデュラム召喚する術もない」

ユート「ならば壁を固めるか」

遊矢「それじゃダメだ…ケリをつけなきゃ俺は間違いなく敗北する!ジャックへのリベンジも果たせない…だからこそ俺はドローする!」

ユート「…」

遊矢「俺のターン!」

ユート「…どうだ」

遊矢「…こいつに賭ける!」
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/30(日) 14:20:34.29 ID:clpc+P+m0
遊矢「ペンデュラム召喚!レベル5!EMドラミング・コング!そして魔法『死者蘇生』を発動!墓地のルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴンを特殊召喚!」

骸骨騎士「再び呼び出したか…それが何だ?」

遊矢「俺は…」

ユート「…」

柚子「…」

遊矢「ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴンとEMドラミング・コングを融合!」

ユート「融合?気でも狂ってしまったのか…さすがに今までとは違うんだぞ!同じレベルもチューナーも融合カードもない!増してや」

遊矢「アレンが話してたエクシーズ次元での戦いの時にアレンと戦ったBBって奴は融合を使わず融合をやったって!だから俺もやる…俺が榊遊矢である限り!そうだろユート!」

ユート「…やるしかないな。噂をすればエクシーズ次元に突入だ」

遊矢「エクシーズ次元…」

ユート「はっ!」

遊矢「感じたか?何か俺達を叩き潰したいって感じの視線を」

ユート「あのハートランド山の方角からな…あの最終決戦の場所から何で」

遊矢「けど今の俺達の相手は骸骨騎士!さあルーンアイズ!俺達の想いに応えてくれ!!融合召喚!」

カッ

遊矢「出でよ!野獣の眼光りし獰猛なる龍!レベル8!ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン!!」

ユート「出たな…新たなモンスター!」

遊矢「そしてEMユーゴーレムのペンデュラム効果でエクストラデッキに送られたEMドラミング・コングを手札に加える!さらにペンデュラムゾーンのEMモンスターの効果が発動した事でデッキから1枚ドロー!これだ!魔法『揺れる眼差し』を発動!フィールドのペンデュラムゾーンのカードを全て破壊する事で破壊した枚数だけ以下の効果を得る!2枚破壊した事でデッキからペンデュラムモンスターを手札に加える!」

遊矢「そして俺はスケール2のEMドラミング・コングとスケール6のEMエクストラ・シューターでペンデュラムスケールをセッティング!」

遊矢「バトルだ!ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴンで酒呑童子を攻撃!さらにEMドラミング・コングのペンデュラム効果を発動!自分フィールドのモンスターが相手フィールドと戦闘を行う時、そのモンスターの攻撃力を600ポイントアップ!」

骸骨騎士「な、何だと!?」

遊矢「ヘルダイブバースト!!」

骸骨騎士「オオオオオオオオオオオオオオ」4000→1900
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/30(日) 14:53:47.70 ID:clpc+P+m0
骸骨騎士「ま、まだだ…まだ私は生きている!」

遊矢「ビーストアイズは相手モンスターを戦闘破壊した時にこのモンスターを融合召喚した時の獣族モンスターの元々の攻撃力分のダメージを与える!」

ユート「EMドラミング・コングの攻撃力は1600!よって1600のダメージを与える!」

骸骨騎士「まだだ…まだ生きている!私は生き続ける…デュエルに勝利する…それが神に選ばれた私の宿命なのだ…!」

ジャック「何だ奴から漂う気配は…」

ロジェ「そうです。あなたが始末したいと思われているタキ・ホワイトの遠い遠い御先祖…ホワイト家がシンクロ次元に君臨する遥か昔の大昔の人物らしいですよ?彼からは面白い話を聞きましたよ。補足ですが私が彼に生命を与えたのですけどね」

ジャック「余計な真似を」

骸骨騎士「お前は呪われている…そして知っている…私はお前に…お前達と会った!感じるだろ…エクシーズ次元に突入した時に貴様らへの殺意を…あいつも蘇る…我ら五人の中で最も気高く最強と言われた男が…」

遊矢「ターンエンド!」

骸骨騎士「私のターン!」

ユート「俺の故郷…今この場で何かが蘇ろうとしている」

骸骨騎士「劫火の舟守ゴースト・カロンを攻撃表示で召喚!ゴースト・カロンの効果を発動!自分フィールドにこのモンスター以外のモンスターが存在しない時、このモンスターと墓地の融合モンスターを除外し、その合計のレベルを持つシンクロモンスターをシンクロ召喚する!レベル8の冥界龍ドラゴネクロにレベル2の劫火の舟守ゴースト・カロンをチューニング!冥界の流るる嘆きの河より亡者の激流を逆巻き浮上せよ!シンクロ召喚!レベル10!冥界濁龍ドラゴコキュートス!!」

遊矢「こいつは!」

ユート「攻撃力4000…これは!」

骸骨騎士「現代人よ!私とお前達とでは生き抜いた次元が違う…低俗で!野蛮な…貴様ら人間が…」

バンッッ

骸骨騎士「ガハッ!」

ユート「何だ今の閃光は!?」

「ベラベラと余計な事を…その朽ち果てた姿で生き続けるな。見苦しいぞルドガー」

骸骨騎士「や、やはり蘇ったのだな…お前が居れば…変えられる…本来進むべき未来とは違った道を歩んだ…人間共を」

遊矢「おい!今はデュエル中なんだぞ!それを…いきなりなんだ!」

「お前の敗北は確定していた。だが勘違いするな…俺はかつての同志を葬ってやっただけだ」

遊矢「待て!」

「今のお前には俺の知っている奴と憎むべき怨敵の魂を宿しているようだな…またなザーク」
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/30(日) 16:24:56.23 ID:clpc+P+m0
ユーゴ「リン!」

リン「ちょっと抱きつかないでよ!」

ユート「エクシーズ次元で決着がついたからな。ついでに連れて来た。それと瑠璃がよろしくだと」

黒咲「頑丈な女だな。沢渡など捻挫しているぞ」

沢渡「う、うるせえな」

遊矢「…」

権現坂「どうした」

遊矢「別に…何でもない!」

権現坂「次の相手はお前だ。全力でやるぞ遊矢!」

遊矢「勿論だ!」

ユート「あいつの事か?」

遊矢「あいつの…それに俺達は負けていた」

ユーゴ「さてと…俺は俺で野郎をぶっ潰すか」

シンジ「転けるなよユーゴ」

ユーゴ「マッハでケリをつけてやるよ」

クロウ「そんでお前だ」

黒咲「ああ」

ユーゴ「行ってくるぜ!」

シンジ「そういや骸骨騎士は消えちまったっぽいけど幽霊だったのか」

遊矢「そんなの俺にもわからないよ」

シンジ「ふーん…おいちびっ子!お前が俺の相手なんだよな」

アレン「俺はアレンだ!」

シンジ「よしアレン!相手にとって不足無しだぜ!」
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/30(日) 17:14:40.61 ID:clpc+P+m0
ユーゴ「セルゲイ!」

セルゲイ「…」

ユーゴ「ひとっ走り付き合ってもらうぜ…てめえの行く先は地獄だがな!」

セルゲイ「もうそろそろか…花が咲く」

ユーゴ「は、はあ?」

セルゲイ「俺はお前達のような醜い人種と同じである事が許せぬ!俺は人間を超える…この呪われたデッキを使う時が来たのだ!」

ユーゴ・セルゲイ「ライディングデュエル!アクセラレーション!!」

セルゲイ「俺からだ!地縛囚人ライン・ウォーカーを攻撃表示で召喚!そしてフィールドにカードが存在する事で手札の地縛囚人ストーン・スィーパーを特殊召喚!レベル5の地縛囚人ストーン・スィーパーにレベル3の地縛囚人ライン・ウォーカーをチューニング!シンクロ召喚!レベル8!地縛戒隷ジオグリフォン!!」

ユーゴ「てめえデッキ変えたのか!?」

セルゲイ「全ては美しき俺を取り戻す為!俺は人間を超えるのだ!!そして魔法『融合』を発動!手札の地縛囚人ストーン・スィーパーと地縛囚人ライン・ウォーカーを融合!融合召喚!レベル8!地縛戒隷ジオクラーケン!!」

セルゲイ「ターンエンドだ!地獄へ送るつもりのようだが…やって見るがいい!貴様の眼は京介に似ている…俺を殺してみろ!醜き人間であるお前が!」

ユーゴ「俺のターン!自分フィールドにモンスターが存在しない事で手札からSRベイゴマックスを特殊召喚!そしてSR三つ目のダイスを攻撃表示で召喚!レベル3のSRベイゴマックスにレベル3のSR三つ目のダイスをチューニング!シンクロ召喚!レベル6!HSR魔剣ダーマ!!」

ユーゴ「カードを2枚伏せてターンエンド!」

セルゲイ「俺のターン!地縛囚人ジオクラーケンの効果を発動!自分ターンに1度相手フィールドの特殊召喚されたモンスター全てを破壊!そして破壊した数×800のダメージを相手に与える!」

ユーゴ「うっ!」4000→3200

セルゲイ「どうやらお前では俺を倒す事は不可能のようだな!行け!!」

ユーゴ「罠発動!『ダイスロール・バトル』墓地のHSR魔剣ダーマと手札のSR赤目のダイスを除外!シンクロ召喚!クリアウィング・シンクロ・ドラゴン!!」

セルゲイ「だがジオクラーケンで戦闘破壊だ!」

ユーゴ「そうは行かねえ!罠発動!『くず鉄のかかし』イカ野郎の攻撃を無効だ!」

セルゲイ「命拾いしたな…」

ユーゴ「くず鉄のかかしは効果発動後に再びセットできる!」

セルゲイ「だが甘い!お前は醜い…美しさの欠片もない!!」

ユーゴ「俺が醜いけりゃてめえなんてゲロ以下じゃねえか!この下半身ガリガリのアンバランス野郎!!」
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/30(日) 18:12:27.38 ID:clpc+P+m0
セルゲイ「魔法『地縛救魂』を発動!フィールドにカードが存在する時、墓地の地縛モンスター1体と魔法カードを手札に加える!魔法『融合』を発動!地縛戒隷ジオグリフォンと地縛戒隷ジオクラーケンを融合!融合召喚!地縛戒隷ジオグラシャ=ラボラス!!」

セルゲイ「ターンエンド」

ユーゴ「俺のターン!こうなりゃやるっきゃねえ…SR OMKガムを攻撃表示で召喚!」

ロジェ「ふふふ…そのデッキの使用者は死ぬ事により超パワーを得る事ができるのです」

セルゲイ「俺は人間を超える…そして美しく!」

ユーゴ「レベル7のクリアウィング・シンクロ・ドラゴンにレベル1のSR赤目のダイスをチューニング!シンクロ召喚!レベル8!クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン!バトルだ!!」

セルゲイ「ジオグラシャ=ラボラスの効果を発動!このモンスターが融合またはシンクロモンスターと戦闘を行う時、相手モンスターの攻撃力を0にする!」

ユーゴ「やっぱり何か使うと思ったぜ!クリスタルウィングの効果を発動!」

ロジェ「生まれ変わり…そしてセルゲイ!あなたがデュエリストの本能を刺激するのです!」

ユーゴ「さらにOMKガムの効果!」

セルゲイ「待っていろ…今すぐ俺が醜きお前達を蹂躙してくれる…!」

ユーゴ「バトルだ!!!」

セルゲイ「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」

ユーゴ「やったぜ!どうだセルゲイ!!」

ロジェ「ふふふ…」

ピッ

ロジェ「間違いなく死んだでしょうね」

赤馬「嬉しそうだな」

ロジェ「おや?出てましたね零児くん」

赤馬「お前が逃げぬようにな」

ロジェ「安心しなさい。私は父親とは違うのですから」

赤馬「…」

ロジェ「父親とはね」
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/30(日) 18:59:16.30 ID:clpc+P+m0
黒咲「あの薄気味悪い変態ゴリラは死んだようだな」

クロウ「だろうな首が折れてたっぽいぜ?」

黒咲「じゃあ俺達も始めるか」

クロウ「当然だぜ!」

黒咲・クロウ「ライディングデュエル!アクセラレーション!!」

クロウ「先攻は貰った!BF-上弦のピナーカを攻撃表示で召喚!そして自分フィールドにBF紋章が存在する事で手札からBF-黒槍のブラストを特殊召喚!レベル4のBF-黒槍のブラストにレベル3のBF-上弦のピナーカをチューニング!漆黒の翼翻し、雷鳴と共に走れ!電光の斬撃!シンクロ召喚!降り注げ、A BF驟雨のライキリ!!」

クロウ「上弦のピナーカがフィールドから墓地へ送られた事でデッキからBFモンスターを1枚手札に加える!ターンエンド!」

黒咲「俺のターン!RR-スカル・イーグルを攻撃表示で召喚!そして魔法『RR-コール』を発動!デッキから2体目のRR-スカル・イーグルを攻撃表示で召喚!レベル3のRR-スカル・イーグル2体でオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク3!RR-デビル・イーグル!」

黒咲「RR-デビル・イーグルのオーバーレイ・ユニットを一つ使い相手フィールドの特殊召喚されたモンスター1体を対象に発動!そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを与える!」

クロウ「うわっ!マジか、てめえ!」4000→1400

黒咲「RUM-レイド・フォースを発動!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!ランク4!RR-ライズ・ファルコン!!RR-ライズ・ファルコンのオーバーレイ・ユニットを一つ使い相手フィールドの特殊召喚されたモンスター1体を対象に発動!その攻撃力分アップ!バトルだ!!」

クロウ「手札のBF-月影のカルートの効果を発動!自分のBFモンスターがダメージステップ開始時からダメージ計算時までに手札の月影のカルートを墓地へ送る事で自分フィールドのBFモンスターの攻撃力は1400アップ!」

黒咲「…」4000→2700

クロウ「さっきのお返しだぜ!」

黒咲「速攻魔法『RUM-ラプターズ・フォース』を発動!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!ランク5!RR-ブレイズ・ファルコン!!」

クロウ「何処までもしぶとい野郎だぜ」

黒咲「お前は面白いタイプだな」

クロウ「は?」

黒咲「血の気が多く、その癖に人情家…お前の仲間が勝った時は自分の事のように喜んでいた」

クロウ「何が言いてえ」

黒咲「そういう奴を1人知っている。カードを1枚伏せてターンエンド」

クロウ「俺のターン!」

黒咲「光栄に思え…俺の切り札で貴様を葬ってやる」

クロウ「それは俺のセリフだぜ!」
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/30(日) 19:22:54.49 ID:clpc+P+m0
クロウ「バトルだ!驟雨のライキリでRR-ブレイズ・ファルコンを攻撃!!」

黒咲「…」2700→1100

クロウ「さあ見せてみろ!切り札ってやつを」

黒咲「速攻魔法『デス・ダブル・フォース』を発動!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!ランク10!RR-アルティメット・ファルコン!!」

クロウ「カードを1枚伏せてターンエンド!」

黒咲「俺のターン!」

クロウ「来るなら来いってんだ…しかし何て威圧感なんだ」

黒咲「バトルだ!」

クロウ「罠発動!」

黒咲「RR-アルティメット・ファルコンのオーバーレイ・ユニットを一つ使い相手フィールドのモンスター1体の攻撃力を1000ダウン!そして相手はカードの効果を発動できん!!」

クロウ「ぐああああああああああああああああ」1400→0

黒咲「…」

クロウ「な、何っつう一撃だ…ジャック並だぜ」

スッ

クロウ「必要ねえよ!自分で立てるっつうの!」

黒咲「フッ」

クロウ「0勝1敗だ!」

黒咲「なら今度はお前が俺の地元に来い」

クロウ「上等だぜ!今度は負けねえぞ!」

黒咲「…」

凌牙「今度はクローバーに乗り込んでてめえの庭で勝ってやんよ!覚えとけよ黒咲隼!」

黒咲「そういえば奴との最初の喧嘩もこんな感じだったな」

クロウ「うげっ!?俺のブラックバードがボコボコじゃねえか!弁償だぞ弁償!」
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/30(日) 20:08:39.35 ID:clpc+P+m0
アレン「よーし頑張るぞ!」

シンジ「お?いい調子じゃねえか」

アレン・シンジ「ライディングデュエル!アクセラレーション!!」

アレン「おおおおおおおおお!?今度は進んだぞ!」

シンジ「面白え奴だぜ…俺のターン!魔法『おろかな副葬』を発動!デッキから魔法または罠を墓地へ送る!そして墓地へ送った罠『リミッター・ブレイク』の効果を発動!このカードが墓地へ送られた時、デッキ・手札・墓地からスピード・ウォリアーを1体特殊召喚する!俺はデッキからスピード・ウォリアーを特殊召喚!」

シンジ「さらに魔法『ワン・フォー・ワン』を発動!手札からモンスターを1体墓地へ送りデッキまたは手札からレベル1のモンスターを特殊召喚する!デッキからターボ・シンクロンを特殊召喚!そしてダッシュ・ウォリアーを攻撃表示で召喚!」

シンジ「レベル2のスピード・ウォリアーとレベル3のダッシュ・ウォリアーにレベル1のターボ・シンクロンをチューニング!シンクロ召喚!レベル6!轟け!ターボ・ウォリアー!!」

シンジ「カードを1枚伏せてターンエンド!」

アレン「俺のターン!」

シンジ「とまあ対シンクロモンスターのターボ・ウォリアーを出したが…こいつらエクシーズだったよなランクとかいうやつの」

アレン「こいつはエクスカリバーよりもスピード特化のあいつでやるっきゃねえな!ゴブリンドバーグを攻撃表示で召喚!その効果で手札からタスケナイトを特殊召喚!レベル4のゴブリンドバーグとタスケナイトでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク4!機甲忍者ブレード・ハート!!」

アレン「さらに俺は魔法『破天荒な風』この効果で次の自分スタンバイフェイズ時まで攻撃力と守備力がアップ!そしてオーバーレイ・ユニットを一つ使う事で2度の連続攻撃が可能!」

シンジ「攻撃力3200の2回攻撃か」

アレン「バトルだ!」

シンジ「…」

アレン「何余所見してんだよ!」

シンジ「ここって融合次元だろ?」

アレン「知らねえけど…あ、デニスだ!あいつは知ってるよ」

シンジ「だろ?ほら見ろ!あそこにすっげえ美人が居るぞ!ほら!」

アレン「お前は俺の知ってるツッパリとは違うな…何っつうか軟派ていうかよ」

シンジ「嫌いなのかよ女?」

アレン「なわけねえだろ!」

シンジ「よっしゃ!じゃあバトル再開と洒落込もうぜ!」

アレン「マイペースな奴だな…」
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/30(日) 20:57:06.42 ID:clpc+P+m0
アレン「仕切り直し!バトルだ!」

シンジ「速攻魔法『ハーフ・シャット』を発動!自分フィールドのモンスターの攻撃力を半分にし戦闘では破壊されねえ!」

アレン「だが2回分のダメージは受けてもらうぜ!」

シンジ「…」4000→1800

アレン「カードを1枚伏せてターンエンド!」

シンジ「俺のターン!ワン・フォー・ワンの効果で墓地へ送ったラッシュ・ウォリアーの効果を発動!ラッシュ・ウォリアーを除外し墓地のシンクロンモンスターを手札に加える!レベル6のターボ・ウォリアーにレベル1のターボ・シンクロンをチューニング!シンクロ召喚!レベル7!セブン・ソード・ウォリアー!!」

シンジ「装備魔法『ファイティング・スピリッツ』を装備!装備したモンスターの攻撃力は300ポイントアップ!セブン・ソード・ウォリアーの効果を発動!このモンスターに装備カードが装備された時、相手に800のダメージを与える!」

アレン「うっ…」4000→3200

シンジ「さらにセブン・ソード・ウォリアーに装備された装備カードを墓地へ送る事で相手フィールドのモンスターを破壊する!」

アレン「!?」

シンジ「さっきのお返しだぜ!」

アレン「罠発動!『攻撃の無敵化』このターンの自分へのダメージを0にする!」

シンジ「カードを1枚伏せてターンエンド!」

アレン「俺のターン!グランドランを攻撃表示で召喚!そしてレベル4モンスターの召喚に成功した事で手札からカゲトカゲを特殊召喚!レベル4のグランドランとカゲトカゲでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク4!ズババジェネラル!!」

アレン「ズババジェネラルのオーバーレイ・ユニットを一つ使い戦士族モンスターを装備!装備したモンスターはギラギランサー!その攻撃力は2200!よってズババジェネラルの攻撃力は4200だ!」

シンジ「やられたらやり返すってか」

アレン「当然だぜ!バトル!」

シンジ「それを待ってた!罠発動!『パワー・フレーム』自分フィールドのモンスターがそのモンスターより攻撃力の高いモンスターの攻撃対象にされた時に発動!その攻撃を無効にし自分フィールドの攻撃対象にされたモンスターはその相手モンスターの攻撃力アップする!」

アレン「ターンエンド…これで手札は0枚だ。頼むぜタスケナイト」

シンジ「俺のターン!装備魔法『ジャンク・アタック』を装備!」

アレン「来るぜ…きっと奴は」

シンジ「へっへっへ」

アレン「何なんだ一体」
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/30(日) 21:27:57.98 ID:clpc+P+m0
シンジ「バトル!セブン・ソード・ウォリアーでズババジェネラルを攻撃!」

アレン「ううっ!」3200→1000

シンジ「ジャンク・アタックの効果を発動!破壊したモンスターの元々の攻撃力分もダメージを与える!」

アレン「なっ…」1000→0

シンジ「やった!」

アレン「ふぅ…」

シンジ「これで準決勝確定だぜ!」

デニス「おーい!」

アレン「よッ!」

デニス「アキラくんだっけ」

アレン「アレンだよ!BB生きてるか?」

デニス「みんな元気だよ!」

シンジ「なあ!えっらい美人が居たろ?あれは誰よ」

デニス「え?担任の先生だけど」

シンジ「はあ?ふざけんな!何だそれ…おい!」

アレン「先生は!亮の先公は居ねえのか?」

デニス「あの人は旅に出ちゃったよ!」

アレン「何だ旅か」

シンジ「じゃ帰るとするか」

アレン「お前も来いよ!暇してんだろ?」

デニス「暇じゃないよ!」

アレン「だってさ」

シンジ「残りは遊矢と黒咲かユーゴか…なあジャック」
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/30(日) 21:39:12.63 ID:clpc+P+m0
遊矢「…」

権現坂「遊矢よ」

遊矢「どうした?」

権現坂「いいや…悩み事など今は考えるな」

遊矢「勿論…わかってるさ」

ユート「むっ!」

遊矢「あいつか」

「…」

ユート「こっちを見ている」

遊矢「ああ…始めるぞ権現坂!」

遊矢・権現坂「ライディングデュエル!アクセラレーション!!」

ロジェ「どうです?彼らは」

ディヴァイン「使えないな」

ロジェ「使えないですか?」

ディヴァイン「そうだ…ジャック・アトラスを始末するには足りない…」

ロジェ「…」

ディヴァイン「私しか居ないだろ…あいつに敗北し顔に一生傷を負わせれ…そしてキングの座から降ろされた私しか」

ロジェ「…」

ジャック「クリムゾン・ブレーダーでダイレクトアタック!」

ディヴァイン「ぎゃあああああああああああああ!!!」

ロジェ「そんな犯罪者に身を落とした男を私は出したのです。いいでしょう…あなたも行きなさい」

ディヴァイン「2人纏めて私が葬ってやろう」

ロジェ「お行きなさい…新興宗教アルカディアムーブメント元総帥」
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/30(日) 22:08:13.14 ID:clpc+P+m0
遊矢「俺のターン!スケール2のEMチアモールとスケール8のEMカードガンナーでペンデュラムスケールをセッティング!ペンデュラム召喚!レベル4!EMゴールド・ファング!レベル7!オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン!!」

遊矢「そしてオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンとEMゴールド・ファングを融合!融合召喚!ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン!!カードを1枚伏せてターンエンド!」

権現坂「俺のターン!自分の墓地に魔法または罠が存在しない事で手札の超重武者ビッグワラ-Gを特殊召喚!このモンスターはアドバンス召喚時にリリースする際に2体分として扱う!ビッグワラ-Gをリリースし超重武者ビッグベン-Kをアドバンス召喚!!」

権現坂「バトル!超重武者ビッグベン-Kでビーストアイズを攻撃!」

遊矢「やるな権現坂!」4000→3500

権現坂「ターンエンド!」

遊矢「俺の…」

ブオオオオオオオオオオオオオオオオ

ディヴァイン「私のターン!」

ユート「誰だこいつは!?」

ジャック「ディヴァイン…セルゲイに続き奴まで出したのか」

ディヴァイン「私の名はディヴァイン!四年前までキングだった男だ!クレボンスを攻撃表示で召喚!カードを2枚伏せてターンエンド!」

遊矢「俺のターン!前のキングだってさ」

権現坂「…」

ディヴァイン「…私の顔が気になるか」

権現坂「いいや」

ディヴァイン「ジャック・アトラス!貴様のような小僧っ子に敗れ顔に一生傷を負わされた私の恨みを晴らす!」

ジャック「俺が奪わずとも貴様は破滅していただろ。集まった信者を虫ケラのように扱った虫ケラ以下の分際だ」

ガタッ

遊矢「エクストラデッキから蘇れ!オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン!権現坂!」

権現坂「うむ!」

遊矢「こいつを追い出そう」

権現坂「言われるまでもない!」
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/30(日) 22:30:37.16 ID:clpc+P+m0
ディヴァイン「罠発動!『パスト・イメージ』自分フィールド上にサイキック族が存在する場合、相手フィールドのモンスター1体を選択し発動!そのモンスターを次の相手スタンバイフェイズ時まで除外する!そのドラゴンを除外だ!」

遊矢「ターンエンド!」

権現坂「俺のターン!おい!」

ディヴァイン「ん?」

権現坂「目的は何だ!」

ディヴァイン「復讐だよ…ジャックへの」

権現坂「何が復讐だ!許さん!遊矢!これが俺の新たな境地…!超重武者ホラガ-Eを攻撃表示で召喚!レベル8の超重武者ビッグベン-Kにレベル2の超重武者ホラガ-Eをチューニング!荒ぶる神よ、咆哮と共に戦場に現れよ!シンクロ召喚!いざ出陣!レベル10!超重荒神スサノ-O!!」

権現坂「不埒な奴を叩っ斬れ!!」

ディヴァイン「クレボンスの効果を発動!ライフを800払い相手モンスターの効果を無効にする!」4000→3200

権現坂「ターンエンド!」

ディヴァイン「私のターン!魔法『緊急テレポート』を発動!手札またはデッキからレベル3以下のサイキック族モンスターを特殊召喚する!私はデッキからレベル3のメンタルプロテクターを特殊召喚!そして2体目のメンタルプロテクターを攻撃表示で召喚!」

ディヴァイン「レベル3のメンタルプロテクター2体にレベル2のクレボンスをチューニング!シンクロ召喚!レベル8!魔王龍ベエルゼ!!」

ディヴァンイン「魔王龍ベエルゼで超重荒神スサノ-Oを攻撃!!」

権現坂「何をする気だ」

ディヴァイン「効果を発動!このモンスターは戦闘または相手の効果では破壊されない!」3200→2400

ディヴァイン「だが代わりに受けたダメージの数値分アップする!攻撃力3000から受けたダメージは800!よって攻撃力3800!!」

遊矢「次は俺達だ」

ユート「ああ」

ディヴァイン「ターンエンド!」

遊矢「俺のターン!戻って来い、オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン!!」

ユート「厄介なモンスターだな」

遊矢「破壊が無理なら除外…でも」

ユート「除外を可能にするカードは手札に無い…そしてもう一つは」

遊矢「一撃で倒す…!」
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/30(日) 22:59:04.40 ID:clpc+P+m0
遊矢「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンを守備表示にしカードを1枚伏せてターンエンド!」

権現坂「俺のターン!ターンエンド!」

ディヴァイン「私のターン!」

ディヴァイン「このままではダメージが受けないじゃないか…でも簡単には行かない!罠発動!『サイコ・トリガー』墓地のサイキック族を2体除外しデッキから2枚ドロー!さらに永続罠『ブレインハザード』を発動!除外されたクレボンスを特殊召喚!」

ディヴァイン「魔法『スター・チェンジャー』を発動!魔王龍ベエルゼのレベルを一つ下げ、そしてカバリストを攻撃表示で召喚!レベル7の魔王龍ベエルゼとレベル1のカバリストにレベル1のクレボンスをチューニング!シンクロ召喚!君臨せよ!レベル10!魔王超龍ベエルゼウス!!」

ディヴァイン「効果を発動!1ターンに1度、相手フィールドのモンスターの攻撃力を0にし自身のライフを回復!オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンの攻撃力を0にしライフを回復!」2400→4900

ディヴァイン「さてと…お前!さっきから嫌な眼をしているな…破壊せよ!ベエルゼウス!!」

権現坂「くっ…」4000→3900

ディヴァイン「ははっ!だが与えるダメージは半分になる…だが十分!そうだろ…このデュエルを何処かで」

キキッ

ジャック「俺ならここだ!」

ディヴァイン「久しぶりだなジャック」

ジャック「S級犯罪者の貴様が…」

権現坂「S級だと?」

ジャック「この男は宗教団体の総帥だった…そして!信者を自らの人体実験として扱っていた!」

ディヴァイン「人聞きの悪い事を言うなよジャック…私は眠っている力を与えようとしていたのだよ!」

ジャック「貴様は子供さえも殺した…あの時に殺しておくべきだった」

ディヴァイン「その代わりに私に一生傷を与えた!絶対に許せん!!」

遊矢「許せないのは俺の方だ…」

ディヴァイン「は?」

遊矢「ケリを付ける!こいつとのデュエルに!!」

ユート「ああ…こいつは長生きしてはダメな人間のようだ…俺達が」

「心が躍るなユート」

ユート「何だ今の声は…」
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/30(日) 23:11:35.61 ID:clpc+P+m0
ディヴァイン「ターンエンド!」

遊矢「俺のターン!権現坂…借りるぞ!EMソードフィッシュを攻撃表示で召喚!そして魔法『死者蘇生』を発動!蘇れ、超重荒神スサノ-O!!」

遊矢「そしてオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンの表式を攻撃表示に変更!さらにペンデュラム召喚!手札からレベル3!EMディスカバー・ヒッポ!そしてエクストラデッキからEMゴールド・ファング!EMガード・ガンナーのペンデュラム効果を発動!自分フィールドの表側守備表示モンスター1体を対象に発動!そのモンスターの守備力は自分フィールドの守備表示モンスターの合計の数値になる!」

ディヴァイン「なっ…」

遊矢「さらにソードフィッシュの効果で召喚と特殊召喚さらにペンデュラム召喚で合計1800ポイントダウンだ!」

ディヴァイン「な、何だと」

遊矢「バトルだ!」

ジャック「どうやら貴様は監獄よりも地獄の方が相応しいようだな」

ディヴァイン「ロジェ!話が違うぞ…聞いているのか!?」

ロジェ「所詮は外道…頼りになりませんね」

コトッ

ディヴァイン「ぎゃあああああああああああああああああああ」

ユート「…」

遊矢「ジャック!」

ジャック「さあ始めろ」

権現坂「わざわざ降りてきたのか?申し訳ないな」

ジャック「そうではない」

遊矢「照れてるな」

権現坂「顔に出やすいタイプのようだ」

ジャック「さっさと始めんか!」

ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

遊矢「じゃあ仕切り直しだな」

権現坂「うむ!」

ユート「…」
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/01(月) 18:04:46.40 ID:YOyM3Be60
ロジェ「あなたの駒は榊遊矢と黒咲隼、コモンズはユーゴとシンジ・ウェーバー」

赤馬「…」

ロジェ「榊遊矢は素晴らしい…私の放った駒を2人も撃破するとは」

赤馬「逃げるな」

ロジェ「御安心をあなたとの約束は守りますよ。ねえキング」

ジャック「犯罪者を二人まで野に放つとは狂っているのか貴様は」

ロジェ「いいえ、長官としての権限です」

ジャック「で?貴様は」

赤馬「こいつを倒す為に見張っている」

ロジェ「良いじゃありませんか?あなたもあなたで旧友が迫っているのですよ」

ジャック「…」

ロジェ「あなた方も注意すべきですよ」

赤馬「注意だと」

ジャック「こいつの言葉に聞く耳を持つ必要はない」

ロジェ「太古のデュエリストが現代に蘇ったようです…あなたたち2人にも関係のあるね」

赤馬「…」

ジャック「…」

ロジェ「さあ始まりますよ準決勝が!」

赤馬「…」

ロジェ「勝つのは赤馬零児の黒咲隼か」

ジャック「…」

ロジェ「またはジャック・アトラスのユーゴか」

黒咲・ユーゴ「ライディングデュエル!アクセラレーション!!」
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/01(月) 18:43:59.29 ID:YOyM3Be60
ユーゴ「俺からだ!SR OMKガムを攻撃表示で召喚!そして魔法『スピードリフト』を発動!自分フィールドのモンスターがチューナー1体だった場合に発動!デッキからレベル4以下のスピードロイドモンスターを特殊召喚する!デッキからSRシェイブー・メランを特殊召喚!」

ユーゴ「レベル4のSRシェイブー・メランにレベル1のSR OMKガムをチューニング!シンクロ召喚!レベル5!HSRマッハゴー・イータ!!OMKガムの効果を発動!ドロー!SR電々大公!電々大公の効果を発動!このモンスターを除外し手札または墓地のチューナーモンスターを特殊召喚する!SROMKガムを特殊召喚!」

ユーゴ「HSRマッハゴー・イータを効果を発動!このモンスターをリリースし自分フィールドのモンスターのレベルを全て上げる!」

黒咲「チューナーだけ残してリリースだと」

ユーゴ「そして墓地のマッハゴー・イータは自分フィールドのモンスターがスピードロイドチューナーモンスターのみだった場合、墓地から特殊召喚できる!レベル5のHSRマッハゴー・イータにレベル2のSR OMKガムをチューニング!シンクロ召喚!レベル7!クリアウィング・シンクロ・ドラゴン!!OMKガムの効果を再び発動!ドロー!SR三つ目のダイス!」

ユーゴ「カードを2枚伏せてターンエンド!」

黒咲「俺のターン!RR-トリビュート・レイニアスを攻撃表示で召喚!効果を発動!召喚または特殊召喚に成功した時、デッキからRRカードを1枚墓地へ送る!そして墓地へ送ったRR-ミミクリー・レイニアスの効果を発動!このモンスターを除外しデッキからRRカードを1枚手札に加える!ミミクリー・レイニアスの効果で手札に加えたファジー・レイニアスを特殊召喚!」

黒咲「レベル4のトリビュート・レイニアスとミミクリー・レイニアスでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク4!RR-フォース・ストリンクス!!フォース・ストリンクスの効果でデッキからRRモンスターを手札に加える!」

黒咲「RUM-スキップ・フォースを発動!自分フィールドのRRエクシーズモンスター1体を対象に発動!そのモンスターよりランクの二つ高いRRエクシーズモンスターを重ねて特殊召喚する!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!ランク6!RR-レヴォリューション・ファルコン!!」

黒咲「このモンスターが相手フィールドの特殊召喚したモンスターと戦闘を行う場合、ダメージステップ開始時まで攻撃力と守備力を0にする!」

ユーゴ「!」

黒咲「散るがいいユーゴ!バトルだ!!」

ユーゴ「罠発動!『リサイコロ』墓地のスピードロイドチューナーモンスターを効果を無効にし特殊召喚する!SR OMKガムを特殊召喚!そしてサイコロを振り出た目の数字がそのモンスターのレベルとなる!頼むぜサイコロ…!」

黒咲「…」

ユーゴ「1!」

黒咲「だが俺の攻撃は防げまい!」

ユーゴ「それを防ぐ!罠発動!『緊急同調』バトルフェイズ中にシンクロモンスターをシンクロ召喚する!レベル7のクリアウィング・シンクロ・ドラゴンにレベル1のSR OMKガムをチューニング!シンクロ召喚!レベル8!クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン!!」

黒咲「そう来たか…」

ユーゴ「何だかんだ言って黒咲の戦い方は何度も見たからな!返り討ちにしてやれ!!」

黒咲「!」4000→3000

ユーゴ「そして終わるわけがねえ…」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

黒咲「速攻魔法『RUM-デス・ダブル・フォース』を発動!」
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/01(月) 19:50:55.36 ID:YOyM3Be60
黒咲「ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!ランク12!RR-ファイナル・フォートレス・ファルコン!!」

ユーゴ「…」

クロウ「ランク12!?あの鳥頭!手抜きしやがったんだな!!」

シンジ「いいじゃねえか別によ」

黒咲「じゃあなユーゴ」

ユーゴ「墓地の三つ目のダイスの効果を発動!このモンスターを除外する事で相手モンスターの攻撃を1度だけ無効にする!」

黒咲「ファイナル・フォートレス・ファルコンは相手の効果を受けない」

ユーゴ「うああああああああああああああああ」4000→3200

黒咲「そして相手モンスターを戦闘破壊した時、墓地のRRエクシーズモンスターを除外し続けて攻撃が可能!この効果は2回まで発動できる!バトル!」

ユーゴ「相手モンスターの直接攻撃宣言時、手札のSRメンコートを特殊召喚する事で相手フィールドのモンスター全てを守備表示にする!」

黒咲「言っただろ?効果は」

ユーゴ「指定してねえ!」

黒咲「何?」

ユーゴ「俺は全てだって言ったぜ!全体効果だけは通用するんだ!」

黒咲「…ターンエンド」

ユーゴ「倒すにはあいつの攻撃力を上回るしかねえ…SRメンコートを守備表示にしSRダブルヨーヨーを攻撃表示で召喚!ダブルヨーヨーが召喚に成功した時、墓地のレベル3以下のスピードロイドモンスターを特殊召喚する!SR OMKガムを守備表示で特殊召喚!ターンエンド!」

黒咲「俺のターン!ファイナル・フォートレス・ファルコンのオーバーレイ・ユニットを一つ使い除外されているRRモンスターを全て墓地へ戻す!バトル!ダブルヨーヨーを攻撃!」

ユーゴ「!!!」3200→800

黒咲「相手モンスターの戦闘破壊に成功!そしてフォース・ストリンクスを除外し2度目の攻撃!」

黒咲「さらにレヴォリューション・ファルコンを除外し3度目の攻撃!」

黒咲「ターンエンド…終わりだな」

ユーゴ「終わらねえ…俺は…必ず!ジャックとデュエルする!俺のターン!!」

黒咲「ならば奇跡とやらを巻き起こしてみろ!」
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/01(月) 20:16:42.39 ID:YOyM3Be60
ユーゴ「エクストラデッキから特殊召喚されたモンスターが相手フィールドに存在する場合、手札のSRビードロ・ドクロは特殊召喚する事ができる!ターンエンド!」

黒咲「諦めるのか」

ユーゴ「これが必勝法だぜ!」

黒咲「ならば潔く敗北するがいい!!バトルだ!!!」

ユーゴ「ジャックは大柄で喧嘩も強かった…シンジも腕っ節も強えし変に頭が切れるとこもあった…」

黒咲「…勝ったな」

ユーゴ「ビードロ・ドクロの効果を発動!このカードの戦闘で発生するダメージは代わりに相手が受ける!!」

黒咲「…まさか」3000→0

ユーゴ「カウンターパンチ!」

黒咲「それが何だ」

ユーゴ「俺やクロウは小せえからな喧嘩する時は相手の力を利用するってわけだ」

黒咲「…お前もお前で修羅場をくぐって来たってわけか」

ユーゴ「まあな!」

黒咲「あれを見ろ」

ユーゴ「!」

黒咲「ここは融合次元だな。あそこに居る連中はアカデミアの攻撃により滅亡の危機に陥っていた。だが笑っているだろ」

ユーゴ「…」

黒咲「お前の…いやお前達のデュエルだ」

ユーゴ「あれか!あれがシンジの言ってた綺麗な女か!リンの次ぐらいだな!」

黒咲「俺の話を聞け」

ユーゴ「あ?だったらお前も俺と同じじゃねえの?だってデュエルって1人じゃできねえし」

黒咲「俺は泣かすのと怒らせるのは得意だが笑顔は管轄外だ」

ユーゴ「何が管轄外だよ!おーいデニス!その人の連絡先教えろよ!」

デニス「シンクロ次元はスケベばっかだな…」
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/01(月) 20:47:20.09 ID:YOyM3Be60
シンジ「よーし!ユーゴに続いて俺も暴れてやるよ!」

遊矢「俺だって負けない!ジャックを倒す…それに」

ユート「赤馬の本来の目的を果たす為に…はっ!」

シンジ「おっ始めようぜ!ライディングデュエル!」

ユート「遊矢!何かが」

遊矢「アクセラレーション!!」

ヒュンッ

遊矢「うっ!」

ブオオオオオオオオオオオオ

シンジ「速えな!素人じゃねえぞ、俺のターン!魔法『ワン・フォー・ワン』を発動!手札モンスターを1体墓地へ送り手札またはデッキからレベル1のモンスターを特殊召喚する!ロードランナーを特殊召喚!さらに自分メインフェイズに墓地のボルトヘッジホッグは特殊召喚できる!そしてドリル・シンクロンを攻撃表示で召喚!」

シンジ「レベル1のロードランナーとレベル2のボルトヘッジホッグにレベル3のドリル・シンクロンをチューニング!シンクロ召喚!砕け!レベル6!ドリル・ウォリアー!!カードを1枚伏せてターンエンド!」

ユート「今度は何だ…また」

遊矢「…俺は…スケール1のオッドアイズ・ペルソナ・ドラゴンとスケール8のオッドアイズ・ミラージュ・ドラゴンでペンデュラムスケールをセッティング!」

ユート「お前は…誰だ?まさか声の主か…ディヴァインという男の時に俺に囁いた!」

遊矢「レベル2!EMソード・フィッシュ!同じくレベル2!EMヒックリカエル!さらにレベル2!EMチアモール!」

ユート「聞いているのか!お前は誰だ!?」

遊矢「俺か?俺は…まあ楽しもうぜ、ユート!レベル2のEMソードフィッシュとEMヒックリカエルとEMチアモールでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク2!漆黒の闇からの使者!ブラック・ミスト!!」

遊矢「ブラック・ミストの効果を発動!オーバーレイ・ユニットを一つ使い相手フィールドのモンスターの攻撃力を半分にし、その数値分攻撃力をアップ!」

ユート「この効果は…」

遊矢「驚くなよ…こいつはお前なんだぜユート?」

ユート「俺はお前を知らない…」

遊矢「じゃあ黙ってみてろよ…バトルだ!」

シンジ「!」4000→3900
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/01(月) 21:11:54.51 ID:YOyM3Be60
シンジ「罠発動!『奇跡の残照』このターン戦闘で破壊されたモンスターを墓地から守備表示で特殊召喚する!」

遊矢「ターンエンド!」

ユート「…」

遊矢「運命ってのはパズルゲームみたいだよなユート…そう思うだろ?」

ユート「何が言いたい」

遊矢「かつて敵対した俺達とこいつらがコンビ組んでるんだからな」

ユート「敵対していただと?誰と誰が」

遊矢「話の流れでわかるだろ?」

シンジ「俺のターン!ドリル・ウォリアーは攻撃力を半分にする事で相手に直接攻撃への直接攻撃が可能!」

遊矢「おおっと!やるなぁ!」4000→2800

シンジ「性格変わったんじゃねえか?季節の変わり目ってか?カードを1枚伏せてターンエンド!」

遊矢「俺のターン!さあ…次は何をしてやろうかな…オーバーレイ・ユニットを一つ使い!攻撃力をさらに」

ユート「ペンデュラム召喚!レベル7!オッドアイズ・ファントム・ドラゴン!!」

遊矢「おい!」

ユート「オッドアイズ・ファントム・ドラゴンでドリル・ウォリアーを攻撃!」

シンジ「罠発動!『シンクロン・リフレクト』自分フィールドのシンクロモンスターが攻撃対象になった時、その攻撃を行った相手モンスターを破壊する!」

ユート「!?」

遊矢「お前は引っ込んでろよユート!オーバーレイ・ユニットを一つ使い攻撃力を半分にする!さらに1200アップしブラック・ミストの攻撃力は2500!!」

シンジ「またかよ」

遊矢「バトル!」

シンジ「くっ!」3900→2700

遊矢「カードを1枚伏せてターンエンド!」

シンジ「俺のターン!」
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/01(月) 21:26:18.69 ID:YOyM3Be60
シンジ「チェンジ・シンクロンを攻撃表示で召喚!カードを2枚伏せてターンエンド!」

遊矢「俺のターン!」

ユート「目を覚ませ遊矢!そんな奴に飲まれるな!」

遊矢「バトル!そのモンスターを破壊だ!」

シンジ「罠発動!『ロスト・スター・ディセント』墓地のシンクロモンスター1体を対象に発動!そのモンスターの守備力を0にしレベルを一つ下げて守備表示で特殊召喚する!ドリル・ウォリアーを特殊召喚!さらに罠発動!『緊急同調』レベル5のドリル・ウォリアーにレベル1のチェンジ・シンクロンでチューニング!シンクロ召喚!レベル6!マイティ・ウォリアー!!」

シンジ「そしてチェンジ・シンクロンがシンクロモンスターの素材になった時、相手モンスターの表示形式を守備表示に変更!」

遊矢「ターンエンド!」

シンジ「俺のターン!」

ユート「遊矢!」

遊矢「うるさいんだよお前は…少しは静かに」

ユート「だったら消えろ…今この場から」

遊矢「怒るなって」

シンジ「マイティ・ウォリアーでブラック・ミストを攻撃!」

遊矢「しまっ…」

シンジ「そしてマイティ・ウォリアーは相手モンスターを戦闘破壊した時、そのモンスターの攻撃力の半分のダメージを与える!」

遊矢「…」2800→1600

シンジ「ターンエンド」

遊矢「あーあお前のせいで死んだぞ?ったくよ…つまらないっての」

ユート「…」

遊矢「こいつの身体は返すよユート」

ユート「…お前は誰なんだ」

遊矢「またその質問か?どうもお前とは相性が悪いんだよな…あまり俺の心を滾らせるなよユート…」

ユート「…」
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/01(月) 22:05:32.30 ID:YOyM3Be60
遊矢「はっ!」

ユート「気がついたか」

遊矢「俺は…て言うかライフが1600!?どうなってんだ!」

ユート「事情は後から話す!今はデュエルだ!」

遊矢「ああ…俺のターン!」

遊矢「調律の魔術師…そしてエクストラデッキにはエクシーズ次元の時に出現したオッドアイズ・ファントム・ドラゴン」

ユート「ファントムの攻撃でマイティ・ウォリアーを戦闘破壊すればラ300のダメージを与え、さらに効果によりペンデュラムゾーンにオッドアイズモンスターが存在する事で2400のダメージを与える」

遊矢「ちょうどシンジのライフを0にできる」

ユート「どうする遊矢…元々調律は彼らのモンスターだった」

遊矢「そう…ダーク・リベリオンも融合も元々はユートと柚子のだ」

ユート「…」

遊矢「だから俺は借りた仲間でシンジと戦う!仲間から借りたカードで俺はやる!調律の魔術師を攻撃表示で召喚!」1600→1200

シンジ「調律!久しぶりだな、おい!」2700→3100

遊矢「そしてペンデュラム召喚!レベル7!オッドアイズ・ファントム・ドラゴン!!」

遊矢「レベル7のオッドアイズ・ファントム・ドラゴンにレベル1の調律の魔術師をチューニング!シンクロ召喚!レベル8!覚醒の魔導剣士!!」

シンジ「へえ…これがお前のシンクロモンスターか?イカしてるじゃねえか!」

遊矢「バトル!覚醒の魔導剣士でマイティ・ウォリアーを攻撃!」

ユート「永続罠発動!『幻影剣』対象のモンスターの攻撃力は800ポイントアップ!」

遊矢「行けええええええええええええええ」

シンジ「!?」3100→2000

遊矢「そして覚醒の魔導剣士が相手モンスターを破壊した時、そのモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える!」

シンジ「…」2000→0

キキッ

遊矢「はぁはぁ…」
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/01(月) 22:21:25.34 ID:YOyM3Be60
ユーゴ「調律を遊矢に?」

シンジ「正式に譲渡するってな!」

クロウ「意味知ってんのか?」

シンジ「ギリギリな」

リン「いいの?あれは」

シンジ「あいつは俺やジャック…ユーゴより調律に愛されてると思うぜ」

クロウ「何かお前…初代っぽくなったな」

ユーゴ「俄然楽しくなって来たぜ!」

シンジ「…」

ユーゴ「遊矢とユート!俺は1度負けてんだ!必ず勝つ!」

227「負けたら逮捕だ!」

ムクロ「解散しろ解散!」

ユーゴ「一回戦負けコンビは黙ってろ!」

ムクロ「そ、それを言っちゃあお終いよ!」

227「こっちはお前達に出会ってから負け続きなんだぞ!」

クロウ「いいじゃねえか別に」

227「減給だぞ!負けるたびに…こっちはデュエルチェイサーで飯を食ってるんだ!」

シンジ「っつうかユートって誰よ」

リン「見えないの!?」

シンジ「心霊かよ…怖えな」

リン「私とユーゴだけ?」

クロウ「そうなんじゃねえか?」

リン「えぇ…ちょっと怖いかも」

ユーゴ「決着をつけようぜ遊矢!ユート!」
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/01(月) 22:28:32.91 ID:YOyM3Be60
遊矢「そんなが俺に…」

ユート「骸骨騎士と謎のデュエリスト…そして奴…どうやらプロフェッサー以上の脅威が居るようだ」

黒咲「謎のデュエリストか」

遊矢「ああ…見えるの」

黒咲「声が聞こえた」

遊矢「黒咲と何か関係あるの?」

黒咲「俺の五体に流れる血が騒ぐ」

遊矢「…」

黒咲「黒咲家のオカルト的な風習、赤馬零王の時を飛ばす効果、赤馬のペンデュラムを操る力」

遊矢「ああ」

黒咲「どうやら苗字に色が付く一族が鍵になっているのかもな」

遊矢「じゃあ素良も」

素良「特に無い…事も無いかな」

遊矢「素良にも何か」

素良「僕の一族が居なければ融合次元はきっと平凡な次元だったと思う」

ユーリ「あの」

素良「ん?」

ユーリ「君は僕を知っているようですが…」

素良「友達だったんだ僕と君は」

遊矢「…」

ユート「時間だ遊矢」

遊矢「行ってくる!」

黒咲「やって来い」

ユーリ「…」
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/01(月) 22:34:04.41 ID:YOyM3Be60
遊矢「ん?」

ユーゴ「おっ」

遊矢「前より強くなってるぞ俺達は」

ユーゴ「俺もだぜ!」

シンジ「頑張って来いよ!」

クロウ「負けんじゃねえぞユーゴ!」

ユーリ「…」

沢渡「あれ見えるんだろ?あれ」

ユーリ「彼の横に浮いている」

沢渡「何っつうか…なあ黒咲」

黒咲「お前がこうなった元凶だ。さっさと記憶を戻せ…俺が貴様に引導を渡す」

素良「や、やめてよ!」

シンジ「やったじゃねえかユーリ」

ユーリ「え?」

クロウ「お前にも知り合いが居る事だぜ!記憶はねえけどな」

リン「こんなガサツな3人組より随分マシよ?」

ユーリ「彼は一体」

権現坂「榊遊矢…そして俺は見えぬがユート」

沢渡「コンビっていうんだろな?俺も見えねえけど」

素良「けどエクシーズ次元に行けば会えるんでしょ?」

ユーリ「遊矢とユート」

遊矢「このデュエルに勝ってばジャックを」

ユート「そしてジャン・ミシェル・ロジェを」

ユーゴ「待ってろよジャック!!」
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/02(火) 21:04:12.95 ID:WGu3WHt00
遊矢・ユーゴ「ライディングデュエル!アクセラレーション!!」

ユーゴ「やっぱシンクロ次元人の方が何とかの長ってのがあるな!俺のターン!SRバンブー・ホースを攻撃表示で召喚!そして召喚に成功した事で手札からレベル4以下のスピードロイドモンスターを特殊召喚する!SR赤目のダイスを攻撃表示で召喚!レベル4のSRバンブー・ホースにレベル1のSR赤目のダイスをチューニング!シンクロ召喚!レベル5!HSRチャンバライダー!!」

ユーゴ「カードを1枚伏せてターンエンド!」

遊矢「俺のターン!スケール3のEMシール・イールとスケール5のEMチェーンジラフでペンデュラムスケールをセッティング!ペンデュラム召喚!手札からレベル4のEMユニとEMアメンボートを召喚!」

ユート「レベル4のEMウィップ・バイパーとEMアメンボートでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク4!ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン!!」

遊矢「ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンのオーバーレイ・ユニットを二つ使い相手フィールドのモンスターの攻撃力を半分にし、その数値分攻撃力をアップ!これで攻撃力は3500!」

ユート「先ずは俺達からの攻撃だ!反逆のライトニング・ディスオベイ!!」

ユーゴ「罠発動!『くず鉄のかかし』相手モンスター1体の攻撃を無効にする!その後このカードはセットできる!」

遊矢「ターンエンド!」

ユーゴ「俺のターン!墓地のSRバンブー・ホースの効果を発動!バンブー・ホースを除外しデッキからスピードロイドモンスターを墓地へ送る!そして墓地へ送ったSR電々大公の効果を発動!このモンスターを除外し手札または墓地からスピードロイドチューナーモンスターを特殊召喚する!SR赤目のダイスを特殊召喚!」

ユーゴ「レベル5のHSRチャンバライダーにレベル1のSR赤目のダイスをチューニング!シンクロ召喚!レベル6!HSR魔剣ダーマ!!バトルだ!魔剣ダーマでダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンを攻撃!」

ユート「何をする気だ」

ユーゴ「速攻魔法『リミッター解除』を発動!魔剣ダーマの攻撃力を倍にする!攻撃力4400だ!」

遊矢「!」4000→3100

ユーゴ「よし!」

遊矢「EMチェーンジラフのペンデュラム効果を発動!チェーンジラフを破壊し、このターン戦闘で破壊されたモンスターを特殊召喚する!蘇れ、ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン!!」

ユーゴ「リミッター解除の効果でエンドフェイズ時に破壊される…カードを1枚伏せてターンエンド」

遊矢「俺のターン!俺はスケール8のEMオッドアイズ・ユニコーンでペンデュラムスケールを再構築!ペンデュラム召喚!レベル7!EMスライハンド・マジシャン!そして調律の魔術師を攻撃表示で召喚!レベル7のEMスライハンド・マジシャンにレベル1の調律の魔術師をチューニング!シンクロ召喚!レベル8!覚醒の魔導剣士!!」

ユート「ダーク・リベリオン!ユーゴを粉砕せよ!!」

ユーゴ「手札からSRメンコートを特殊召喚し相手フィールドのモンスター全てを守備表示にする!」

遊矢「ターンエンド」

ユーゴ「相変わらず何でもやる奴だな遊矢」

遊矢「あの頃より少し違うけどな!」
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/02(火) 22:17:49.83 ID:WGu3WHt00
ユーゴ「俺のターン!魔法『スピードリバース』を発動!墓地のスピードロイドモンスター1体を特殊召喚する!墓地の赤目のダイスを特殊召喚!赤目のダイスが召喚または特殊召喚に成功した事でこのモンスター以外のスピードロイドモンスターのレベルを1から6に変更!メンコートのレベルを6に変更!レベル6のSRメンコートにレベル1のSR赤目のダイスをチューニング!シンクロ召喚!レベル7!クリアウィング・シンクロ・ドラゴン!!」

ユーゴ「そしてSRオハジキッドを攻撃表示で召喚!オハジキッドの効果を発動!自分または相手墓地のチューナーモンスター1体を特殊召喚する!SR赤目のダイスを特殊召喚!レベル3のSRオハジキッドにレベル1のSR赤目のダイスをチューニング!シンクロ召喚!レベル4!HSR快刀乱破ズール!!」

ユーゴ「バトルだ!快刀乱破ズールは特殊召喚されたモンスターと戦闘を行うバトルフェイズ時に発動!その攻撃を倍にする!」

遊矢「狙いは覚醒の魔導剣士か…EMシール・イールのペンデュラム効果を発動!1ターンに1度相手フィールドのモンスター1体を対象に発動!そのモンスターの効果をエンドフェイズ時まで無効にする!」

ユーゴ「うっ…」4000→2800

遊矢「覚醒の魔導剣士の効果を発動!このモンスターが相手モンスターを戦闘破壊した時、そのモンスターの攻撃力分のダメージを与える」

ユーゴ「クリアウィング・シンクロ・ドラゴンの効果を発動!1ターンに1度このモンスター以外のレベル5以上のモンスターの効果が発動した時に発動!そのモンスターを破壊しターン終了時まで破壊した相手モンスターの攻撃力分の攻撃力をアップ!…悪りいな調律…けど餞だと思って受け取ってくれや!バトルだ!」

遊矢「墓地のEMユニの効果を発動!このモンスターと他のEMモンスターを除外する事で、このターン相手モンスターの攻撃を無効にする!」

ユーゴ「ターンエンド!そしてズールが墓地へ送られた事で墓地のスピードロイドモンスターを手札に加える」

遊矢「俺のターン!ユート!」

ユート「RUM-幻影騎士団ラウンチを発動!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!ランク5!ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン!!」

ユーゴ「罠発動!『リサイコロ』墓地のスピードロイドチューナーモンスターを特殊召喚しサイコロを振る!SR赤目のダイスを特殊召喚!出た目の数値がレベルとなる!さあ…」

遊矢「…」

ユート「…」

ユーゴ「1!さらにリサイコロを除外する事でフィールドのモンスターとスピードロイドチューナーモンスターで風属性シンクロモンスターをシンクロ召喚できる!レベル7のクリアウィング・シンクロ・ドラゴンにレベル1のSR赤目のダイスをチューニング!シンクロ召喚!レベル8!クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン!!」

遊矢「あいつは沢渡を倒した…厄介な効果だぞ。でもシール・イールの効果またはエクストラデッキからEMチェーンジラフをペンデュラム召喚すれば」

ユート「あいつとの決着は俺につけさせてくれ」

遊矢「ユート…お前」

ユート「もしかしたら負けて君がジャックとデュエルできない可能性もある…だが」

遊矢「…いいよ」

ユート「本当か?」

遊矢「俺はジャックに勝ちたいだけだからな。ユーゴとシンジ、クロウやリンの兄弟分だったら後で時間と場所を決めてでもできる…早い話がデュエルしたいだけなんだから」

ユート「すまないな遊矢」

遊矢「遠慮するなよ。スタンダードで勝鬨に勝てて和解したのもエクシーズ次元でスフィア・フィールド砲を食い止められたのもシンクロ次元で骸骨騎士をディヴァインそれにシンジに勝てたのもユートのお陰なんだぞ?」
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/02(火) 22:25:53.73 ID:WGu3WHt00
ユート「俺は次元を超え…多くの友人に巡り会えた」

ユーゴ「それは俺も同じだっつうの!」

ユート「そして俺もお前も負けず嫌いだろうな」

ユーゴ「てめえとの相性は最悪なんだろうけどよ…どうも他人って感じがしねえ」

ユート「俺もだ。兄弟で例えるなら俺が兄だが」

ユーゴ「俺だろ!」

ユート「…」

ユーゴ「…」

ユート「この先はガンマンの早撃ち対決だ」

ユーゴ「どっちかが先に効果を発動し力で相手を叩き潰す…シンプルに原始的にな」

ユート「俺はペンデュラム効果を発動しない」

ユーゴ「俺もくず鉄は発動しねえ」

ユート「決着の時だ」

ユーゴ「ああ…ケリをつけようぜユート」

ユート「…」

ユーゴ「…」

ドドドドドドドドドドドド

遊矢「揺れているのか?」

ユート「待て…これは揺れているんじゃない…回っているんだ俺達が…いや!四つの次元が回転している」

ユーゴ「な、何だって!?」

遊矢「どうして回転してるんだ…まさかこれって」

ユーゴ「分かるように説明しろよ!」

ユート「ディメンションハイウェイ…四つの次元の首都を繋ぎ…それに見ろ!時計が激しく回っている!」
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/02(火) 22:47:44.92 ID:WGu3WHt00
赤馬「何をやった!」

ロジェ「ここから先は新世界の幕開けなのですよ」

ジャック「新世界だと?」

ロジェ「キング!あなたの父上はかつてモーメントと呼ばれる装置を発明した…違いますか?」

ジャック「!」

ロジェ「回転!それは凡ゆる物質にとって無くてはならぬ存在!人間も動物も地球も…そして時間と空間も回転によって保っている!」

ジャック「俺の親父は死んだ…そこまで知っているのなら知っているのだろう!俺の出生の事も!」

ロジェ「あなたの父上と母上は殺害されました…あなたが赤ん坊の頃だったらしいですね?ジャック・アトラスとは偽名」

赤馬「…」

ロジェ「本名ジャック・ホワイト!このシンクロ次元を影で支配するホワイト一族の末裔!!祖父タキは息子夫婦の殺害を命じあなたは生かされた!父と母の雄大なる愛情によってね」

ジャック「…」

ロジェ「四つの次元は回転し続ける…そして到達する!新たな世界に…デュエルが平等となる世界へ!」

赤馬「故にハイウェイを繋げDホイーラー達のライディングデュエルを利用したわけか…術式の如く!時を加速させ世界を一巡する事により新たな世界へ到達させる為に!」

ロジェ「素晴らしい…」

赤馬「回転…確かにお前の言う通りだ。ならば逆回転!同じ原理を用いて逆回転を行えば加速した時は再び戻る!」

ロジェ「それはやって見なければわからない」

ジャック「それは俺が食い止める…親父の発明を悪用されてたまるか!」

赤馬「頼んだぞジャック…だがモーメントの回転を食い止めるには敵が多すぎる」

ザッザッザッ

ジャック「セキュリティ…ロジェ!こいつらが束になろうとも」

ロジェ「いいえ…私ではありませんよ。融合次元からの客人ですか…相変わらず虫がお好きのようで」

ドクトル「悪いが君の兵隊達は虫に支配されてるよ。遅すぎたね気がつくのが」

ロジェ「いいえ野望成就には壁が存在するものです…あなたは厄介な上に反吐が出る」
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/02(火) 22:56:10.45 ID:WGu3WHt00
ロジェ「この次元には今、戦場になろうとしている」

赤馬「戦場だと?」

ロジェ「セルゲイ…あれも蘇ったようです。そしてエクシーズ次元からやって来た太古のデュエル戦士、ドクトル率いる軍勢、赤馬零児とジャック・アトラス一派の連合軍…それに私」

ジャック「俺の邪魔をするな!」

赤馬「何故わかる?この隔離された場所で」

ロジェ「私は神に愛されているのですよ零児くん」

赤馬「月影!予定変更だ…遊矢と黒咲達に伝えるんだ」

月影「御意」

赤馬「そして日影!君はジャックと共に道を開け!」

日影「はっ!行くでござる」

ジャック「死ぬな赤馬零児」

赤馬「君もだ。父親に愛された男を死なすわけには行かない」

ロジェ「…」

赤馬「お前はどうする」

ロジェ「約束したでしょう?デュエルすると」

赤馬「…」

ロジェ「始めましょう零児くん」

赤馬「ああ」

赤馬・ロジェ「デュエル!!」

ロジェ「この四つ巴の戦争を勝ち抜くのは私だ!」

赤馬「否!我々だ!」

ロジェ「何故、プロフェッサーが私を恐れたのか教えてあげましょう」

赤馬「何だこの光は…」
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 01:55:53.63 ID:roAFuMLbo
ええぞ
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/03(水) 18:36:42.69 ID:AHz7b/hv0
ユーゴ「何かすっげえ事になってるぜ?またハゲか!?」

遊矢「あいつなら消滅した筈…じゃあ生き残りのロジェ」

スタッ

ユート「!」

「ザーク…お前は面倒な奴と統合してしまったようだな」

遊矢「この前の」

「榊遊矢とか言ったな…お前に恨みはない。だが貴様の中に居る男は始末せねばならぬ」

ユート「俺の事か!?」

「お前の事だ」

遊矢「させない!」

「俺も3度も戦う気はない…今度こそ始末する!この現代で…大昔の決着をつける!デュエルだ!!」

遊矢「先ずは俺からだ!EMフレンドンキーを攻撃表示で召喚!フレンドンキーが召喚に成功した時、手札または墓地からレベル4以下のEMモンスターを特殊召喚する!俺は手札からEMプラスタートルを特殊召喚!プラスタートルの効果でフレンドンキーのレベルを3から4に変更!」

ユート「レベル4のEMフレンドンキーとEMプラスタートルでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク4!ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン!!」

遊矢「カードを1枚伏せてターンエンド!」

「俺のターン!自分フィールドにモンスターが存在しない事で手札からフォトン・スラッシャーを特殊召喚!そしてフォトン・クラッシャーを通常召喚!」

ユート「レベル4が2体…来るぞ、遊矢!」

遊矢「ああ!」

「攻撃力2000以上のモンスター2体をリリースする事で手札から」

ユート「!」

遊矢「!」

「銀河眼の光子竜を特殊召喚!!!」

ユート「ギャラクシーアイズ…知っている…エクシーズ召喚の始祖…カイト!」

カイト「狩らせてもらうぞ、その魂ごと!」
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/03(水) 18:58:07.24 ID:AHz7b/hv0
遊矢「エクシーズ召喚の始祖だって!?」

カイト「…」

ユート「俺達の世界で伝えられている伝説だ。勇者ゼアルが生誕する遥か以前の」

カイト「数十億年前…四つの世界は一つだった」

ユーゴ「何だそりゃ?」

カイト「お前達3人がエースとして操るドラゴンは元は俺のライバルの仲間だった」

ユーゴ「返せっていうのか!絶対にやんねえからな」

カイト「そんな事はどうでもいい。運命がお前達を選んだのだろう…だが貴様だ」

ユート「俺か」

カイト「貴様は何を宿している…答えろ」

ユート「俺に言われても困る」

カイト「ならばデュエルで勝ち聞き出すまで…銀河眼の光子竜!ダーク・リベリオンを粉砕せよ!」

遊矢「だったら!」

カイト「この瞬間、銀河眼の光子竜の効果を発動!このモンスターと相手フィールドモンスター1体をエンドフェイズ時まで除外する!」

ユート「除外?」

カイト「自分フィールドの銀河眼の光子竜が除外された時、手札からディメンション・ワンダラーを墓地へ送り相手に3000のダメージを与える!」

遊矢「3000だと!?」4000→1000

カイト「悪く思うなよザーク…今度こそは世界の平穏を守る」

ドンッッ

カイト「そして銀河眼の光子竜と共に除外したエクシーズモンスターのオーバーレイ・ユニットを吸収し帰還する!」

遊矢「このままじゃ」

ユート「奴は俺を殺る気だ…」

ユーゴ「遊矢!ユート!」

カイト「…」
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/03(水) 19:14:51.48 ID:AHz7b/hv0
カイト「…」

バッ

バッ

カイト「…お前達」

星読み「…」

時読み「…」

カイト「アストログラフとクロノグラフか…理解しろ。奴は…ユートの中に住み着いている奴は俺達の怨敵だ」

星読み「…」

時読み「…」

カイト「時間をくれだと?バカな…ユートが奴に打ち勝つというのか」

星読み「…」

時読み「…」

カイト「ザークとレイが俺に託したカード…ならば賭けてやるか」

シュッ

遊矢「こ、これは」

ユート「相克の魔術師と相生の魔術師?」

カイト「勝てぬと判断した時は俺が貴様の命を絶つ」

ユート「そんな権利はお前にない」

カイト「…」

遊矢「どういう事情なのかは知らないけど俺は…いや俺達を殺すってんなら俺は全力でお前を倒す!」

ユーゴ「俺もだこの野郎!」

カイト「…」

ユーゴ「待てこの野郎!」

遊矢「もういいって」
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/03(水) 19:42:53.11 ID:AHz7b/hv0
ユーゴ「ったくよ…ゾッとするパワーを感じたっつうの!」

ドドドドドドドドドドドド

遊矢「何か来るぞ」

ユーゴ「あの原始人が帰って来たのか!?」

ユート「いや古代の生まれだからと言って原始人では」

セルゲイ「見つけた…醜きデュエリストよ!」

ユーゴ「あの変態野郎…宣言通りに生き返りやがったぜ!ここからは俺が」

ジャック「否!俺が仕切る!」

ドンッッ

遊矢「ジャック!」

ジャック「お誂え向きの逆走コースだな!」

ユーゴ「逆走?」

ジャック「この四つの次元を巻き込む時の加速を俺が食い止める!これよりこのデュエルレーンを逆走しデュエルを行う!」

セルゲイ「…」

ジャック「どういう原理で生き返ったかは知らんが2度目の死を貴様に与えよう」

セルゲイ「原理?教えてやろう…このシンクロ次元には」

キキッ

クロウ「おいおいおーい!んな事はどうだっていいんだよ」

シンジ「青影からの伝言は聞いたぜ?俺らも手伝うっての」

遊矢「Dホイーラーだらけだ…いつの間に」

ジャック「手を出すな」

シンジ「この野郎は俺らの共通の敵じゃねえか」

クロウ「そんでDホイーラーの数が多ければ多いほど時の加速を戻せるかもってな!」

セルゲイ「ならば纏めて倒す!貴様も!貴様も!貴様も!」
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/03(水) 20:11:42.83 ID:AHz7b/hv0
シンジ・ジャック・クロウ・セルゲイ「ライディングデュエル!!!!アクセラレーション!!!!」

ユーゴ「あ、待て!」

遊矢「俺達も」

ユート「ああ」

ムクロ「野郎共!兎にも角にも突っ走るぞ!」

「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」

リン「あんた大丈夫なの?足怪我してるけど」

沢渡「労われよ!」

227「何て態度の大きい奴なんだ」

シンジ「セルゲイ!てめえのライフは12000!俺らはフィールドと墓地共有で共に4000のライフだ!」

クロウ「そしてターンは交互に行い俺ら3人のターンが終わるまで攻撃はできねえ!先ずは先攻!」

シンジ「二代目チームサティスファクション総長!シンジ・ウェーバーから行くぜ!自分フィールドにモンスターが存在しない場合、手札のジャンク・フォアードを特殊召喚できる!さらに自分フィールドにジャンクモンスターが存在する事でジャンク・サーバントを特殊召喚!そしてロード・シンクロンを通常召喚!」

シンジ「ロード・シンクロンはロード・ウォリアー以外のシンクロ素材にする時、自身のレベルを二つ下げたレベルとして扱う!レベル3のジャンク・フォアードにレベル2となったロード・シンクロンをチューニング!シンクロ召喚!レベル5!カタパルト・ウォリアー!!」

シンジ「カタパルト・ウォリアーの効果を発動!1ターンに1度ジャンクと名のつくモンスターをリリースする事で、そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを与える!ジャンク・サーバントの攻撃力は1500!1500のダメージだ!!」

セルゲイ「…」12000→10500

シンジ「カードを1枚伏せてターンエンド!」

セルゲイ「俺のターン!ターンエンド」

クロウ「二代目チームサティスファクション特攻隊長!不動九郎が張らせてもらうぜ!BF-蒼炎のシュラを攻撃表示で召喚!そして自分フィールドにBFモンスターが存在する事で手札からBF-疾風のゲイルを特殊召喚!漆黒の翼濡らし、そぼ降る雨に響け!雷鳴の一撃!シンクロ召喚!突き抜けろ!A BF-涙雨のチドリ!!」

クロウ「カードを2枚伏せてターンエンド!」

セルゲイ「俺のターン!ターンエンド」

ジャック「俺のターン!」

ユーゴ「俺も入れろっつうの!」

シンジ「ビシッと決めてやれ!ジャック!!」

ジャック「俺は…」
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/03(水) 21:48:37.78 ID:AHz7b/hv0
ジャック「俺は…聞けセルゲイ・ヴォルコフ!俺は…俺こそが二代目チームサティスファクション親衛隊長!ジャック・アトラス!!」

クロウ「何だいきなり」

ジャック「今だけだ!」

シンジ「へっへっへ」

ジャック「妙な笑いをするな!レッド・リゾネーターを攻撃表示で召喚!そしてリゾネーターモンスターの召喚に成功した事で手札からレッド・ウルフを特殊召喚!レベル6のレッド・ウルフにレベル2のレッド・リゾネーターをチューニング!シンクロ召喚!レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト!!」

ジャック「カードを2枚伏せてターンエンド!」

セルゲイ「俺のターン!全てが揃った!今この俺の手札は8枚!トップ・ランナーを攻撃表示で召喚!さらに魔法『磁力の召喚円LV2』を発動!手札からレベル2以下の機械族モンスターを特殊召喚する!チューニング・サポーターを手札から特殊召喚!そして魔法『機械複製術』を発動!自分フィールドの攻撃力500以下の機械族モンスターを対象に発動!そのモンスターと同名モンスターを2体までデッキから特殊召喚する!」

セルゲイ「チューニング・サポーターはシンクロ素材にする場合、レベル2として扱う!レベル2のチューニング・サポーター3体にレベル4のトップ・ランナーをチューニング!天よ!運命よ!事象の理よ!光と共に降臨せよ!シンクロ召喚!!レベル10!!天穹覇龍ドラゴアセンション!!!」

クロウ「てめえ!何が手札8枚だ!ルール守れルール!」

セルゲイ「チューニング・サポーターがシンクロモンスターの素材となった事でデッキから1枚ドローが可能!そして3体素材にした事で3枚ドロー!このカードの攻撃力は手札の枚数×800ポイントアップする!その枚数は7枚!よって攻撃力は5600!!」

クロウ「5600だと!?」

セルゲイ「先ずはお前!何が特攻隊長だ…醜い虫ケラめ!」

クロウ「A BF-涙雨のチドリの攻撃力は墓地のBFモンスターの数×300アップ!よって攻撃力は3200!簡単には倒されねえぞ!!」4000→1600

セルゲイ「ターンエンド!」

シンジ「俺のターン!ジャック!あれできるか!?」

ジャック「あれ?」

シンジ「そうだよ!あれから3年経ってんだ!行けるな!」

ジャック「…当然だ」

クロウ「じゃあ見せてやろうぜ!エクシーズにはRUMとかいうのがあるように俺らシンクロにもとびっきりなのがあるってな!」

シンジ「装備魔法『ニトロユニット』をドラゴアセンションに装備!そしてモンスターを守備表示で召喚しカタパルト・ウォリアーを守備表示にしターンエンド」

セルゲイ「俺のターン!攻撃力はさらに上昇!カタパルト・ウォリアーを戦闘破壊!」

シンジ「…」

セルゲイ「ターンエンド!美しい!美しすぎる!俺と共に上昇し続けるぞ!」

クロウ「てめえはキモいんだよ!俺のターン!」
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/03(水) 22:28:05.00 ID:AHz7b/hv0
クロウ「モンスターを守備表示で召喚しカードを1枚伏せてターンエンド!」

セルゲイ「俺のターン!これで攻撃力は7200!さあ…ジャック・アトラス!貴様のモンスターを破壊する!!」

クロウ「罠発動!『ブレード・シェード』その相手モンスターの攻撃を無効にし500のダメージを与える!」

セルゲイ「ターンエンド!」10500→10000

ジャック「俺のターン!さあ姿を見せろ!ターボ・シンクロン!BF-竜巻のハリケーン!レベル8のレッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライトにレベル1のターボ・シンクロンと同じくレベル1のBF1竜巻のハリケーンをダブルチューニング!!王者と悪魔、今ここに交わる!赤き竜の魂に触れ、天地創造の雄叫びをあげよ!シンクロ召喚!現れろ!レベル10!レッド・デーモンズ・ドラゴン・タイラント!!」

シンジ「罠発動!『シンクロ・ストライク』自分フィールドのシンクロモンスター1体を対象にその素材となったモンスターの数×500アップ!3500から5000だ!」

クロウ「同じく罠発動!『シンクロ・ストライク』さらに1500!6500だ!!」

ジャック「貴様ら!罠発動!『シンクロ・ストライク』攻撃力8000!クロウ!残りの罠も発動させろ!バトルだ!!」

クロウ「罠発動!」

ジャック「1ターンに1度バトルフェイズ中に魔法または罠が発動した時、その効果を無効にし攻撃力を500ポイントアップ!攻撃力8500!」

セルゲイ「な、何ィ!?」10000→8700

シンジ「そしてニトロ・ユニットを装備したモンスターが破壊された時、その攻撃力分のダメージを相手に与える!」

セルゲイ「ガアアアアアアアアアアアアアア」8700→1500

ジャック「ターンエンド!」

セルゲイ「ドラゴアセンションが破壊された時、墓地の素材となったモンスター一組を特殊召喚する!ターンエンド…」

シンジ「俺のターン!レッド・デーモンズ・ドラゴン・タイラントの効果を発動!このカード以外のフィールドのカードを全て破壊する!」

セルゲイ「こ、これは…美しい…勝利への執着心…あの薄っぺらなガキ共が…こんな!」

シンジ「バトルだ!」

クロウ「レッド・デーモンズ・ドラゴン・タイラントの攻撃!」

シンジ「あばよセルゲイ」

クロウ「ジャック!お前は宣言しろ!」

ジャック「全てを焼き尽くせ!!!獄炎のクリムゾンヘルタイド!!!」

セルゲイ「美しいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい」1500→0

ジャック「安らかに眠るがいい」
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/03(水) 22:34:34.70 ID:AHz7b/hv0
ユーゴ「…」

ジャック「…」

ユーゴ「それがジャックの切り札ってわけか」

ジャック「ああ」

シンジ「安心してる場合じゃねえっぽいな」

遊矢「あれは」

ユート「セキュリティ…この気配は虫に」

クロウ「こりゃやっべえなだな」

シンジ「いつの間にか後ろにゾロゾロいやがる…よーし!こうなりゃチームがどうとか関係ねえ!全面戦争と洒落込もうじゃねえか!」

「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」

遊矢「スマイル…そうか!デニスに」

シュッ

パシッ

遊矢「あ、あいつは」

素良「あれはデニスのモンスターだね」

遊矢「ありがとうデニス…捕まえるんだ!傷つけるんじゃないぞ!」

ムクロ「シンジ!リーダー気取りしんじゃねえぞ!!」

227「何か私だけ無事なのが心苦しい」

沢渡「ま、ここで大人しくしてようぜ?荒っぽいの苦手だしさ」

リン「こら!ボケっとしてないであんたらも戦いなさい!!」

沢渡「お、おう!行こうぜおっさん!」

227「何故こうなる!」

ユート「そういえば隼の姿が見えんが」

遊矢「こういう乱闘騒ぎ好きそうなのに」
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/04(木) 20:36:35.60 ID:sQJNoM+v0
赤馬「私のターン!私はスケール1のDD魔導賢者ケプラーとスケール10のDD魔導賢者ガリレイでペンデュラムスケールをセッティング!ペンデュラム召喚!レベル2!DDスワラル・スライム!レベル4!DDバフォメット!DDバフォメットの効果発動!1ターンに1度自分フィールドのDDモンスターのレベルを1から8までの任意の数値に変更!スワラル・スライムのレベルを2から4へ!」

赤馬「レベル4のDDスワラル・スライムとDDバフォメットでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク4!DDD怒濤王シーザー!!」

赤馬「そしてランク5の狙撃王テルはランク4のモンスターに重ねてエクシーズ召喚が可能!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!ランク5!DDD狙撃王テル!!ターンエンド!」

ロジェ「私のターン!フィールド魔法『万魔殿-悪魔の巣窟』を発動!そしてトランス・デーモンを攻撃表示で召喚!手札から悪魔族モンスターを墓地へ送り、このモンスターの攻撃力は500ポイントアップ!」

赤馬「…」

ロジェ「そして墓地へ送られたプリズンクインデーモンの効果を発動!このモンスターが墓地に存在する場合、スタンバイフェイズごとにレベル4以下の悪魔族モンスターの攻撃力はエンドフェイズ時まで1000アップする!」

赤馬「どうやら加速する時間は停止したようだな」

ロジェ「はい?」

赤馬「お前の計画は頓挫したという事だ」

ロジェ「そのようですね…残念だ」

赤馬「あまり残念そうではないように見えるが」

ロジェ「当然!また繰り返せば良いのですから!トランス・デーモンの攻撃!」

赤馬「…」4000→3300

ロジェ「カードを2枚伏せてターンエンド」

赤馬「私のターン!ならば見せよう…私が思い描くペンデュラムを超えたペンデュラムを!ペンデュラム召喚!レベル8!DDD死偉王ヘル・アーマゲドン!同じくレベル8!死偉王ヘル・アーマゲドン!」

ロジェ「何をやるのでしょうね…」

赤馬「その名もペンデュラムエクシーズ!レベル8の死偉王ヘル・アーマゲドン2体でオーバーレイ!」

カッ

カッ

ロジェ「おやめない…このエネルギー量では自爆する」

赤馬「エクシーズ召喚!」

ロジェ「聞き分けのない子だ…どうやら勝負はお預けのようですね零児くん…いいえ赤馬零児」

赤馬「こ、これは!」

ロジェ「あなたレベルのデュエリストなら多少の怪我程度で済むでしょう…御機嫌赤馬零児」
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/04(木) 20:46:22.85 ID:sQJNoM+v0
遊矢「あれ!」

ジャック「あの方角は…まさか赤馬零児とロジェが」

ユーリ「…」

素良「ユーリ?」

ユーリ「ダーク・レクイエム…やってくれたね遊矢、ユート」

ユート「お前…記憶が」

ユーリ「決着をつけよう。君達との」

遊矢「決着?」

ユーリ「場所は融合次元…日時は1週間後の聖地ガッチャ島」

素良「ガッチャ島!?」

ユーリ「待ってるよ。君達を事をね」

シンジ「やったじゃねえか!記憶戻ったのか?」

クロウ「様子が変だぞ様子が」

シンジ「細けえ事はいいんだよ!また遊びに来いよ!」

ユーリ「…ふん」

ユート「…」

遊矢「融合次元か」

ユート「すまないが遊矢だけで決着をつけてくれ」

遊矢「俺だけって…ユートは?」

ユート「俺は俺で俺の運命と戦ってくる…こいつは俺だけの戦いだ」

遊矢「は?」

ユート「大丈夫だ。必ず帰って来る」

遊矢「何か知らないけど…何処へ行くんだ」

ユート「俺の魂だ」
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/04(木) 21:50:39.89 ID:sQJNoM+v0
黒咲「見つけたぞ」

カイト「…」

黒咲「来い」

カイト「俺はお前を知らん。やり合う理由もない」

黒咲「血が騒ぐ…それだけだ」

カイト「どうやら現代に蘇って初めて出会う野生の本能を持つデュエリストのようだな」

黒咲・カイト「デュエル!!」

カイト「先攻は俺が貰う!魔法『フォトン・サンクチュアリ』を発動!攻撃力2000のフォトントークン2体を特殊召喚!そしてフォトントークン2体をリリースし手札から銀河眼の光子竜を特殊召喚!そして銀河の魔導師を攻撃表示で召喚1ターンに1度このモンスターのレベルを4つ上げる!」

カイト「レベル8の銀河眼の光子竜と銀河の魔導師でオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク8!希望魁竜タイタニック・ギャラクシー!!」

カイト「カードを1枚伏せてターンエンド!」

黒咲「俺のターン!RR-バニシング・レイニアスを攻撃表示で召喚!バニシング・レイニアスの効果で手札からレベル4以下のRRモンスター1体を特殊召喚する!RR-ミミクリー・レイニアスを攻撃表示で召喚!ミミクリー・レイニアスの効果で自分フィールドのRRモンスターのレベルを全て一つ上げる!レベル5のRR-バニシング・レイニアスとRR-ミミクリー・レイニアスでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク5!RR-エトランゼ・ファルコン!!」

黒咲「エトランゼ・ファルコンのオーバーレイ・ユニットを一つ使い、相手モンスターを破壊し、そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える!」

カイト「罠発動!『エクシーズ・リフレクト』自分フィールドのエクシーズモンスターを対象に発動した魔法・罠・モンスター効果を無効にし破壊する!そして相手に800のダメージを与える!」

黒咲「速攻魔法『RUM-ラプターズ・フォース』を発動!」

カイト「希望魁竜タイタニック・ギャラクシーの効果を発動!1ターンに1度、魔法の効果が発動した時その効果を無効にしタイタニック・ギャラクシーのオーバーレイ・ユニットとして吸収する!」

黒咲「やるではないか…ターンエンド」

カイト「俺のターン!タイタニック・ギャラクシーの攻撃!破滅のタイタニック・バースト!!!」

黒咲「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおお」3200→200

カイト「ターンエンド」

黒咲「俺のターン!」

カイト「奴の小さな無数の傷…あれは相当な修羅場をくぐって来た証だ」

黒咲「そういえば貴様の名を聞いてなかったな」

カイト「カイトだ。数十億年も昔の太古の時代から蘇った」

黒咲「俺は黒咲隼…ただの不良だ」
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/04(木) 22:07:41.36 ID:sQJNoM+v0
黒咲「RR-インペイル・レイニアスを攻撃表示で召喚!さらに魔法『RR-コール』を発動!デッキから2体目のRR-インペイル・レイニアスを守備表示で特殊召喚!レベル4のRR-インペイル・レイニアス2体でオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク4!RR-ブレード・バーナー・ファルコン!!」

黒咲「自分のライフが相手より3000少ない場合、このモンスターの攻撃力は3000ポイントアップ!バトルだ!!」

カイト「…」4000→3000

黒咲「ターンエンド!」

カイト「血が騒ぐか…俺の目的を教えてやる、ユートという男を知っているか?そいつの抹殺だ」

黒咲「なら負けるわけがない」

カイト「知り合いか」

黒咲「ユートの抹殺という事は遊矢も共にってわけか」

カイト「どうなるかは奴らのザークでも闇の力でもない…遊矢とユートの本能が決める」

黒咲「…」

カイト「俺のターン!」

黒咲「だったら徹底的にやってやる…俺とお前は互いに倒れるまでな」

カイト「…」

黒咲「そういうわけだアレン!」

アレン「暴露てたか」

黒咲「お前は俺と凌牙が喧嘩に出向く時はウロウロしていたからな」

アレン「へ、へへへ」

黒咲「古代のデュエルは生きるか死ぬかなのだろ」

カイト「よく知ってるな」

黒咲「昔のデュエルとはそういうものだ!」

カイト「小僧離れろ」

アレン「誰が小僧だ!」

黒咲「空中戦は得意か」

カイト「俺の庭だ」
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/04(木) 22:28:01.68 ID:sQJNoM+v0
翌日

赤馬「バッチリだ」

沢渡「もう平気なのかよ」

赤馬「ああ」

遊矢「それで黒咲とカイトは昨日から」

アレン「ほら何か空でやり合ってるだろ?」

遊矢「俺は融合次元に行く」

赤馬「融合次元に?」

遊矢「多分ユーリも俺達と同じルーツだから」

沢渡「そういやユーゴとジャックの姿が見えねえな」

クロウ「あいつらはあいつらでケリをつけるってよ」

沢渡「ケリか」

シンジ「30人」

遊矢「え?」

シンジ「あの乱闘騒ぎで混じってたトップスの数さ」

遊矢「それが一体」

赤馬「トップスとコモンズはお互いいがみ合っている存在だったそうだ」

シンジ「30人!それだけしかいねえが大いなる一歩だぜ!なあ!」

クロウ「俺ら考えたんだ。初代はコモンズを一纏めにした。だから二代目の俺らはコモンズとトップスの架け橋になるってな!」

シンジ「ってわけだ。長え道程になるだろうがよ…お前も負けんなよ遊矢」

遊矢「ああ!」

シンジ「たまには遊びに来いよ?ユーリも連れてよ」

遊矢「約束するよシンジ」
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/04(木) 22:36:07.88 ID:sQJNoM+v0
キキッ

キキッ

ユーゴ「よーし始めるか?」

ジャック「…ここでか」

ユーゴ「何だよ文句あんのか?」

ジャック「フッ…デュエルとは2人居ればできるからな」

ユーゴ「当然の事を言いやがってよ」

ジャック「ユーゴ」

ユーゴ「お?」

ジャック「俺はキングの座から降りた。そしてロジェは行方不明…間違いなく動き出す」

ユーゴ「誰がよ?」

ジャック「ホワイト…お前も聞いた事があるだろ?世界を裏から支配している一族を」

ユーゴ「知らね」

ジャック「知らんだと!?」

ユーゴ「難しい話は苦手なんだよ」

ジャック「その現ホワイト一族当主が俺の祖父だとしても」

ユーゴ「んなのどうでもいいっての!」

ジャック「…」

ユーゴ「俺らの知ってるジャック・アトラスってのは不器用でノッポで短気しか知らねえよ!」

ジャック「何!?」

ユーゴ「そんで俺の一番上の兄貴分だってな…そうじゃねえか?親衛隊長!」

ジャック「お前も少しは大人になったってわけか…始めるか」

ユーゴ「おうよ!」

ユーゴ・ジャック「ライディングデュエル!!アクセラレーション!!」
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/04(木) 22:57:45.42 ID:sQJNoM+v0
遊矢「よし案内頼むよ素良」

素良「うん!」

アレン「悪りいけど俺はエクシーズ次元に帰るわ」

沢渡「帰るのかよ!?」

アレン「隼は暴れてるし凌牙はプロの世界に飛び込むしユートは居ねえだろ?だったら俺が守らなきゃならねえよ」

沢渡「お前が?」

赤馬「彼もプロフェッサーと戦った勇敢な戦士だ。デュエルの腕はイマイチだがガッツなら誰にも負けない」

アレン「それ余計なんだよ!先生によろしく伝えといてくれよ。それとBBってやつと会ったら俺は元気だって言っといてくれよ!」

遊矢「BB?」

アレン「少し変わってるけどいい奴なんだ」

沢渡「そういや忍者コンビは?今回も先にスタンばってるとか」

赤馬「休養中だ。働かせすぎた」

沢渡「じゃ…乗り込むか?御馴染みの連中でよ」

赤馬「今日は黒咲が居ないぞ」

沢渡「どうせすぐに来るんじゃね?」

素良「ディメンションハイウェイで行けば良かったのに」

赤馬「我々が進んだ後に悪用されぬように装置は破壊しておいた」

沢渡「仕事早えな」

赤馬「月影と日影が」

権現坂「何でもかんでも彼らを使ってやるな!」

赤馬「では仕切り直し…行くぞ融合次元へ!デュエルディスクに内蔵しておいたスイッチを押してくれ」

沢渡「ったくいつの間に改造したんだ?まさか忍者じゃねえだろうな」

赤馬「これだけは私の分野だ」

遊矢「融合次元…今回はユートが自分と戦うとか何とか言ってたから俺だけでユーリとの決着をつけなきゃならないんだよな…」
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/05(金) 12:34:08.54 ID:9s/ZG5iko
いいぞ
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/05(金) 18:19:34.30 ID:KTliWgkO0
遊矢「融合次元…始めて来た気がしないな」

沢渡「デュエルレーンで繋がってたからな」

赤馬「さてと…先ずは何処へ行くか」

素良「…」

沢渡「しかし見事なぐらいに学校だらけだな」

素良「学園都市だから…あっ」

セレナ「素良か?生きていたのか!」

遊矢「やっぱ柚子のそっくりさんは居るんだ」

セレナ「私はセレナだ。お前の友達か?」

素良「うん」

セレナ「復興も早いだろ?お前の実家の紫雲院グループのお陰だぞ」

沢渡「何か今度の柚子はバカっぽいな」

セレナ「バカだと言ったな!バカという奴がバカなんだぞ!」

権現坂「すまぬな」

赤馬「この辺りの事を紹介してくれないか?」

セレナ「構わんぞ。先ずは私の学校からだ!みんな戻ってきてるぞ素良」

素良「あのね。その功労者なんだ遊矢達は」

セレナ「そうなのか?礼を言うぞ」

沢渡「こいつは瑠璃みたいに大人しくもリンみたいに気が強いって感じじゃねえな…クソ生意気っていうか」

セレナ「おい!さっさと行くぞ」

遊矢「素良の母校か」

沢渡「今までの流れから言ってオラついた奴が多いんじゃね?」

素良「僕らは黒咲やジャック達みたいなオラオラ系じゃなかったよ」
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/05(金) 18:29:30.34 ID:KTliWgkO0
素良「懐かしいな…」

権現坂「普通だな」

ザッザッザ

沢渡「何か来たぞ!ほら見ろ!やっぱりオラついた奴らじゃねえか!」

デニス「ちょっと道開けて」

「うっす!」

遊矢「デニス!」

デニス「やあ」

赤馬「彼らは君の」

デニス「舎弟じゃないよ?」

素良「デニスはナンバー2なんだ。因みにナンバー1はユーリ」

沢渡「意外だな」

デニス「来てくれるとはね。後で渡したい人が居るんだ」

遊矢「渡したい人?」

デニス「今からでもいいかな?ユーリは?」

遊矢「そのユーリと雌雄を決する…場所はガッチャ島」

デニス「ガッチャ島か…」

遊矢「今日から6日後なんだけどな」

デニス「ちょっと会ってほしい人達が居る。ついて来て」

沢渡「お、おい!このゾロゾロしたのどっか行かせろよ」

デニス「ごめんね。この街じゃ僕って顔だから」

権現坂「恐ろしい奴なのか?奴は」

遊矢「そうでもないんだけどな」
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/05(金) 18:48:28.86 ID:KTliWgkO0
亮「久しぶりだな」

赤馬「あれからお代わりなく」

沢渡「待て!普通にいい家に住んでるじゃねえか!道場じゃねえか!」

亮「無一文だったからな」

デニス「これを君に」

遊矢「これ…父さんの」

デニス「君が来た時に渡そうと思ってた」

赤馬「かつて赤馬零王の第一次侵攻時に立ち上がった3人のデュエリストが居た」

権現坂「3人?」

赤馬「ストロング石島、柊修造そして榊遊勝」

デニス「僕と先生は短い付き合いだった…けど心から信頼のできる人だったんだ」

赤馬「あと一歩だった…未熟だった私とデニスを庇い遊勝さんは命を散らした…」

亮「だが引き換えにプロフェッサーの頭部を半分吹き飛ばし3年の間は活動停止に追い込んだ」

沢渡「写真?これお前かよ?こっちはユーリで…うおっ!?すっげえ美人の超ボインだぜ」

素良「僕の姉さん」

沢渡「姉ちゃん居たのか!?」

亮「そして私の妻」

沢渡「居たのかよ!」

デニス「因みに僕とユーリの担任の先生…そして大人の中じゃ唯一のユーリの理解者だった」

遊矢「…」

素良「それと僕の家族の中でもね。名前は明日香…紫雲院明日香って言うんだ」

権現坂「…けしらからん」

沢渡「お前も女に興味あるのか?まあ普通だよな」

権現坂「違う!断じて違うぞ!!」
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/05(金) 19:07:37.25 ID:KTliWgkO0
明日香「ただいま…あら?お客」

素良「や、やあ…久しぶり」

明日香「素良…良かった。本当に無事だったのね」

デニス「はっ!」

明日香「デニス!また勝手に帰ったのね!?幾ら世界が平和に戻ったからって!」

亮「明日香!客人の前だぞ」

明日香「ご、ごめんなさい…」

権現坂「…」

赤馬「…」

明日香「ひょっとして主人の同級生の方で」

権現坂「いいえ違います」

赤馬「私も老けてるタイプなのか…」

デニス「恩人の遊矢と沢渡と零児!遊矢はユーリの友達でね」

明日香「友達…あの子の」

遊矢「一応と言うか何と言うか」

明日香「ユーリは見つかったの?」

デニス「ガッチャ島で決着をつけるらしいよ」

明日香「…」

沢渡「そういや理解者ならユーリを説得できるんじゃねえか?なあ素良」

素良「バカ!何で君は空気が読めないのさ!」

沢渡「じゃあ原因は先生の嫁さんってわけか!?何で!」

素良「いい加減にしてくれよ…どうして君は大馬鹿なんだ!」

沢渡「事情も知らねえのに何でバカ呼ばわりなんだよ!あれか?先生にお前の姉ちゃん取られたのが原因ってオチじゃねえだろうな!」

デニス「…正解だよ」

沢渡「マ、マジなのか…」
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/05(金) 19:39:01.10 ID:KTliWgkO0
権現坂「それだけでなのか?」

デニス「あいつにとっては致命的なのさ…だから遊矢」

遊矢「…」

デニス「あいつの価値観が吹っ飛ぶぐらいの衝撃をガツンと与えてやるんだ!」

遊矢「いいのか?」

デニス「僕らよりも他人の君の方がいい…それに君のデュエルは他とは違うからね」

遊矢「ま、2人居るしね」

素良「よし!僕も戦うよ」

権現坂「誰と」

素良「2人の兄とさ」

沢渡「兄ちゃん?」

明日香「私の弟2人は今や政界と財界の将来を担う若手のホープでね」

赤馬「…」

明日香「それがこの世界の頂点に君臨する紫雲院家の運命というか…けど末弟のこの子は違うわ。自由にノビノビと…本当にいい友達ができたのね」

素良「他にも居るんだよ?柚子に黒咲とかアレンとかユーゴや二代目チームサティスファクションでしょ?それに遊勝塾の子に」

明日香「うんうん」

素良「権ちゃん!ちょっと手伝ってよ」

権現坂「修行だな」

亮「ならばサイバー流養成ギプスで」

明日香「…」

亮「というのは冗談だ」

明日香「眼が本気だったわ」

亮「何の話やら」

沢渡「やっぱ変わってんな」
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/05(金) 19:56:18.24 ID:NUnGLrAG0
3日後

ユーゴ「よっしゃあ!到着!!」

黒咲「…」

ユーゴ「ここが融合次元か!そういやさカイトの野郎とは」

黒咲「39勝62敗101引き分けだ」

ユーゴ「どんだけやりあったんだ」

黒咲「お前はジャックとは」

ユーゴ「それは2人だけの秘密ってやつだぜ」

黒咲「男同士でか?気味が悪い」

ユーゴ「何だと!」

亮「…」

黒咲「遊城?そういえば地元だったな」

亮「ああ…元気そうだな?凌牙はどうした」

黒咲「あれはプロの世界へ行った」

亮「そうか…あいつがプロに」

明日香「ひょっとして遊矢達の知り合い?」

黒咲「知っているのか」

明日香「家に居るけど!」

ユーゴ「見つけた!俺だよ俺!」

明日香「え?」

ユーゴ「ほらデュエルレーンの!」

明日香「あの道で走ってた子?」

黒咲「この街の連中も血気盛んだな…おい!誰にガン飛ばしている」

亮「来て早々に喧嘩するんじゃない!」
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/05(金) 20:06:29.10 ID:NUnGLrAG0
明日香「何をやってるの!あなた達2中の子ね」

「やっべでユーリとデニスのとこの先公だ」

「逃げるぞ」

明日香「ったく…君もよ?」

黒咲「何だお前は」

亮「私の妻だ」

黒咲「結婚してたのか…お前が」

ユーゴ「チクショー!すまねえクロウ!シンジ!結婚してたわ!すまねえー!!」

黒咲「俺は嫌いな人種が二つある。警官と教師だ」

明日香「まさかデュエルを」

黒咲「名を名乗れ」

明日香「遊城明日香」

亮「ちなみに素良の姉だ」

ユーゴ「シンジ!クロウ!教師だってよ!羨ましい学校もあるんだな!」

黒咲「黙れ」

明日香「君は?」

黒咲「黒咲隼」

ユーゴ「そんで俺はユーゴってんだ」

明日香「そういえば見た事あるわ…あの道路で激しくデュエルしてた眼光の鋭い」

黒咲「俺は女子供でも手加減せぬ。チビの姉だろうとな」

明日香「昔とった杵柄よ!私だって負けるものですか!」

ユーゴ「強えのか?」

亮「若い頃は女王と呼ばれていた」

明日香「若いは余計よ」

亮「…すまない」
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/05(金) 20:52:31.06 ID:NUnGLrAG0
黒咲・明日香「デュエル!!」

明日香「私から行かせてもらうわ!モンスターを守備表示で召喚!カードを2枚伏せてターンエンド!」

黒咲「俺のターン!RR-トリビュート・レイニアスを攻撃表示で召喚!トリビュート・レイニアスが召喚または特殊召喚に成功した時、デッキからRRカードを1枚墓地へ送る!バトルだ!そのモンスターを破壊する!」

明日香「破壊された真紅眼の幼竜の効果を発動!このカードが破壊され墓地へ送られた時、デッキからレベル7以下のレッドアイズモンスター1体を特殊召喚し墓地の真紅眼の幼竜を装備し攻撃力300ポイントアップ!デッキから真紅眼の黒竜を特殊召喚!」

黒咲「RR-トリビュート・レイニアスが戦闘破壊した時、デッキからRUMを1枚手札に加える!ターンエンド!」

明日香「私のターン!真紅眼の黒竜でRR-トリビュート・レイニアスを攻撃!黒炎弾!」

黒咲「…」4000→3100

明日香「ターンエンド」

黒咲「俺のターン!RR-ラスト・ストリンクスを攻撃表示で召喚!ラスト・ストリンクスの効果を発動!このモンスターをリリースしエクストラデッキからRRエクシーズモンスター1体を守備表示で特殊召喚する!但し、このターン相手が受けるダメージは0!エクシーズ召喚!ランク3!RR-デビル・イーグル!!」

黒咲「RUM-レイド・フォースを発動!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!ランク4!RR-ライズ・ファルコン!!ライズ・ファルコンのオーバーレイ・ユニットを一つ使い相手フィールドに特殊召喚されたモンスター1体を対象に発動!バトルだ!RR-ライズ・ファルコンで真紅眼の黒竜を攻撃!」

明日香「真紅眼の幼竜を装備したモンスターが墓地へ送られた時、デッキまたは墓地からレベル1のドラゴン族モンスターを手札に加える!」

黒咲「ターンエンド」

明日香「私のターン!罠発動!『レッドアイズ・スピリッツ』墓地の真紅眼の黒竜を特殊召喚!そして魔法『融合』を発動!自分フィールドの真紅眼の黒竜と手札の真紅眼の凶星竜-メテオ・ドラゴンを融合!融合召喚!流星竜メテオ・ブラック・ドラゴン!!」

明日香「流星竜メテオ・ブラック・ドラゴンの効果を発動!手札またはデッキからレッドアイズモンスターを墓地へ送り、そのモンスターの攻撃力の半分のダメージを相手に与える!私が送ったのは攻撃力2400の真紅眼の黒竜!1200のダメージよ!」

黒咲「…」3100→1900

明日香「そしてRR-ライズ・ファルコンを攻撃!」

黒咲「中々、やるもんだな…だが!速攻魔法『ラプターズ・フォース』を発動!このターン破壊されたRRエクシーズモンスターを特殊召喚し、そのモンスターよりランクの一つ高いエクシーズモンスターを重ねて特殊召喚する!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!ランク5!RR-ブレイズ・ファルコン!!」1900→1200

明日香「ターンエンド!この子…追い詰められてるのに笑ってる」

黒咲「デュエルとは決闘ではない!死闘だ!!俺のターン!」

亮「凌牙は言っていたな。彼は悪魔的な戦闘狂だと…仲違いしてたというのに彼の事を何かと気にかけていた」

ユーゴ「仲違いしててもさ1度繋がった絆って簡単に切れねえんだぜ?知ってたか」

亮「成る程、中々いい事を言うじゃないか」

ユーゴ「シンジって俺のダチで兄貴分が尊敬する奴から聞かされたんだってさ」

亮「ほぉ…」
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