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召喚術師「安価で修業する」
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403 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/02/12(日) 22:30:00.65 ID:eC2dk0PHO
半鳥「……だってしょうがないじゃーん……」
ロボット「しょうがなくない そもそもおれを壊したのだってムガモゴ」
半鳥「あー あー 口はこの辺でいいのね バラしててもこっちの頭を塞げばOKと」ガシ
玩具屋「? ……?」
半鳥「本当ゴメンって、あれで喚んだ人外は警戒しないといけないから…… お小遣い三ヶ月分はキツいんだってば」
ロボット「くそ、体さえ動けばおまえなんかっ……」
玩具屋「その 腹話術的な?」
ドリアード「いいえ、人形に何か憑いているようね ハーフィ側の私が言っても胡散臭いでしょうけど」
ドリアード「でも気配が薄すぎて分からなかった 普通の人形じゃないならどうしてそうと言ってくれなかったの」
半鳥「あれー、言ってなかったっけ? あははは……」タジ
ドリアード「……壊したのって」
半鳥「そんなことよりハンター君!! 自分の体の事なんだから君からもちゃんとお願いしなきゃなんじゃないのっ?」
ロボット「この この鳥ガラ女! おじさんなんとかして直してくれませんか!」
玩具屋「これは……困った っていうか理解が追い付いてない」
禿客「昔やってたアレみてーじゃんか今のお前 ラジオドラマのメカニックさん的な?」
玩具屋「何ですぐに適応できてんだよ ひょっとして俺はまだ寝ててこれは夢なのか?」
禿客「随分いい夢見てるな」
404 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/02/12(日) 22:30:33.33 ID:eC2dk0PHO
ロボット「お金は持ってないけど 直してくれたらお店の手伝いとかして返すから!」チカチカ
半鳥「うおっまぶしっ」
ロボット「お願いだよ!」
玩具屋「……うーん 直してあげたいのはまあ さっきっからそこは山々なんだけど」
玩具屋「本当に総取っ替えだからさボウヤ、君の体が大丈夫なのかも心配だしお金もちょっと無視できないのよ」
禿客「フレームは屑鉄とかから奥のオンボロマシンで部品成型して 組み立てはこの中年が手作業でやってんだ」
禿客「組み立ては慣れりゃ俺とかでも出来なくねーけど 装甲とかの"外"なんかは基本オーダーメイドだしなぁ」カチャリ
禿傀儡「 」
半鳥「今弄ってるのがおじさんの? 持ってるライフルとか背負ってるヤツって飾り?」
禿客「ライフルもロケットポッドも小さいだけで機能自体は本物の魔導兵器だぜ ライフルの弾は加工した釘だけど」
半鳥「へ〜」
ドリアード「危な……」
ロボット「……そ そこまでにしてなんて言わないから……せめて体をなんとか……」
玩具屋「んー……うぅーん……」
405 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/02/12(日) 22:31:56.66 ID:eC2dk0PHO
「……だーかーら そっちはスタッフオンリーだっつの!」
「奥にいるんだろう?」
「今は留守だよトイレ無ぇから下痢腹抱えて走ったっきり――ああ待てって!」
「通してもらうよ」
ガチャ
半鳥「?」
スーツ野郎「こんにちは」
玩具屋「こんにちは おしゃぶりなら2ブロック先にいいベビー用品を扱ってる店があるよ」
スーツ野郎「この店がいいな」
玩具屋「……本当にしつこい奴だね」
太客「あーくそズカズカ来やがって すまねえ」ドタドタ
ドリアード「お友達って感じじゃないけど」
禿客「老舗じゃない玩具会社の御曹司様だ お子様相手に手広くやって今じゃ財界の大物よ 親父が」
太客「親父がな」
半鳥「強調するね」
太客「一代で会社ぶち上げた親父殿は俺らも大したもんだと思うがよ あの坊っちゃんは――」
太客「札束でぶゎッさぶゎッさぶっ叩くことしか知らねえし出来ねえ」
禿客「長者三代ってありゃ嘘だぜ もっと早ぇ あのガキじゃ惨dieだわな」
半鳥「ひでぇ」
半鳥「あと太ってる方の人すいません唾飛ぶんでちょい離れて もっと!」
太客「ひでぇ 一歩離れたのにさらに言われた」
406 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/02/12(日) 22:33:38.13 ID:eC2dk0PHO
玩具屋「いくら積まれようが いくら条件を増やそうが 返事は変わらない」
御曹司「そんなこと言わずにさ うちの製作部門に来るのがあなたにとって一番なんだよ」
御曹司「対戦傀儡を作る腕前 工作機械の開発 ギミックのアイデア あなた個人はどれを取っても超一級――」
御曹司「ただ 経営者としてここを背負ってしまっているという一点だけがマイナスなんだ」
玩具屋「マイナス? 食うのには困ってないんだけどね」
御曹司「その能力を活かす環境があればもっともっと稼げる」
御曹司「多くの子供達を笑顔にできる 玩具を作る者ならそれが至上の喜びってものだろう?」
玩具屋「そうだね」
御曹司「なら」
玩具屋「手始めにそこのおっきな子供達から笑顔にしてみない 輝く頭と段腹が特徴の二人だ」
玩具屋「あの子達はここが無くなると悲しむだろう 泣いちゃうかもな どうしよう?」
太客「ランニング頑張ってるんです」
禿客「俺もう泣きそうなんだけど」
御曹司「大の大人が玩具で遊んでるのはおかしい」
玩具屋「自分のとこで作った玩具で遊ばないのか?」
御曹司「そんな暇ないから そういうことが出来るのは現場の人間ならではでしょ 好きならだけど」
玩具屋「……ダメだね 話にならない 坊っちゃんのとこで働いてたら玩具が嫌いになりそうだ」
玩具屋「帰んな 腕を買ってくれてるのは嬉しいけどおたくとじゃ反りが合わないよ」
御曹司「……そこまで言ってくれちゃうか」
御曹司「分かったよ じゃあこのやり方はやめだ」
玩具屋「……」
半鳥「どういう意味」
御曹司「店を潰す」
半鳥「は?」
407 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/02/12(日) 22:37:09.07 ID:eC2dk0PHO
御曹司「土地ごと買い取ってこの地下工房も埋めてやる いいよ まずは余計な枝葉の剪定からだ」
玩具屋「坊っちゃんの観葉植物になった覚えはない」
御曹司「何度も温室に移してやるって言ったのに断ったんだから仕方ないだろ?」
玩具屋「何が仕方がないって? 話通じてるかな? 前提が食い違ってないか、俺は自由に出来る玩具じゃないって言ってるの」
御曹司「出来るんだよ 話通じてないのはそっち」つ小切手
御曹司「とりあえず好きな額書いてみなよ ここが無くなるのはもう今決まったから 当面のこと考えてさ」ビリ
玩具屋「…………呆れて物も言えねぇ」ツカツカ
御曹司「どこへ行くんだ」
玩具屋「奥だよ すぐ戻るけどもう帰っとけお前は」
御曹司「……」
禿客「……」ガサゴソ
太客「ここ禁煙」
禿客「ちっ」ゴソガサ
半鳥「……」
ドリアード「……」
半鳥「……ねえ」
御曹司「?」
半鳥「お金持ちってホントにみんなコガネムシみたいな人達ばっかなの」
御曹司「何お嬢さん コガネムシ?」
半鳥「あれって花を食べちゃうんだよ "分かってない"お金持ちの社長さんにそっくり」
ドリアード「……幼虫は根をかじって枯らし殺すしね ぴったりじゃないハーフィ 上手」
半鳥「いぇーい」
御曹司「君達には悪いけど これはビジネスの話だから」
半鳥「そうなの」
半鳥「けど あの横からでごめんねけどさ 社長さんお金沢山積んででもここの店長さんに自分とこ来て欲しいんでしょ?」
御曹司「ああ」
半鳥「玩具作りが凄いから」
御曹司「そうだよ それが何か?」
半鳥「おんなじことされたらどうすんの」
御曹司「?」
408 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/02/12(日) 22:39:27.80 ID:eC2dk0PHO
半鳥「お金で無理矢理引っ張ったらまた今日積み上げた以上のお金で別の誰かに引っ張られちゃうんじゃない」
半鳥「いい腕してるからっていうなら店長さん欲しがる玩具野会社他にもあるんだろうし そもそも嫌々入らされる上に――」
半鳥「社長さん嫌な人だから お金さえあれば簡単にそっち転んじゃうよね お金だけじゃ釣られなさそうだけど」
御曹司「たらればの話を心配してたんじゃキリがない」
御曹司「いずれ人が資本に食われるなんて与太話が怖くて起業なんかできるかい? 分からないか」
半鳥「……もうちょっとさー、向こうからその気にさせようとか考えない? なんかビジネスとか以前の問題じゃないの」
半鳥「玩具で稼ぐんだから玩具で釣るとか……うーん? ごめんちょっと待って えーと……」
ドリアード「……ちゃんと話す内容纏めてから言いなさいよ……」ハァ
半鳥「感情が先走って」
御曹司「何が言いたいんだ 馬鹿なのか?」
半鳥「んーだから……職人気質の人って儲けだけじゃ動かないんだよ そういうもんなの」
半鳥「とりあえず社長さんも対戦傀儡で遊んでみればいいんじゃない 大人がどうだからとか言ってないで仕事として」
御曹司「……」
半鳥「……ごめんなさい 気にしないでー……」
御曹司「…………君 名前は」
半鳥「ええ……? 周りにはハーフィってアダ名で呼ばれてるよ ハーフのハーピィ」
御曹司「……安直だね」
御曹司「センスが感じられない うちでそんな名前商品に付けるような奴はクビにするレベル」
半鳥「そこまで? ふぅん あッそ」
玩具屋「よう まだいたの」
御曹司「もう帰るところだよ」
玩具屋「それがいい早く帰ってやんな 親父さんが待ってる」
御曹司「……父が何を」
玩具屋「話してきたんだよ 御隠居に免じて今日の癇癪は水に流してやる」
玩具屋「行きな 近く対戦傀儡の催しがある 準備で忙しいんだ」
御曹司「催し」
玩具屋「これで遊ぶんだよ いい大人……ああ……おっきな子供が集まって 大会ってな」
玩具屋「大人が来るとこじゃあない お気になさらず」
御曹司「…………」ジロ
半鳥「(店長さんを見るのは分かる、けどその次なんで私 そんなに怒ったんスか)」
409 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/02/12(日) 22:45:00.17 ID:eC2dk0PHO
御曹司「……まあ いいや」
御曹司「精々腕を鈍らせずにおきなよ でなきゃ折角招いても待ってるのは座敷牢だからね……」
カツ カツ カツ カツ …
玩具屋「……」
禿客「クソガキが タンスの角に小指ぶつけろ チャックに皮挟め 入口の段差でコケちまえ」thumbs down
ドリアード「みみっちい……」
太客「しかし露骨だったな」
玩具屋「腐らせずにおく用意ができたってことだろね 先代はいい商売仲間だったんだけどな」
玩具屋「息子さんはそっとしといてくれないらしい、生き急いでるねぇ……」ガサゴソ
太客「ここ禁煙 って決めたのお前」
玩具屋「いいんだようるさいな」シュボッ スパー
禿客「まったくだぜ」シュボッ
玩具屋「ここ禁煙だっつってんだろマナーも守れねぇのか」フゥー
禿客「」
410 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/02/12(日) 22:45:30.95 ID:eC2dk0PHO
半鳥「……話が見えないんですけど……」
玩具屋「いいよいいよ気にしないで ほんと内輪のアレだからお客様に失礼なヤツ ごめんね」
玩具屋「あ 煙草大丈夫?」
半鳥「平気です」
ドリアード「気にしないで」
玩具屋「世渡りデキるタイプ」スパー
玩具屋「それじゃあ悪いけど、今日はもう店仕舞いにさせて貰おうかな 注文も来てるし 準備しなきゃだし」
ロボット「……」シュン
玩具屋「ややこしくなってたかも知んない、よく大人しくしててくれたなボウヤ そう凹まんでよ」
ロボット「だって……」
玩具屋「んー……じゃあそうだ 本物のゴーストにお目にかかるなんてのも一生に一度あるかないかだし」
玩具屋「一番安い中古のフレームで良かったら譲ってあげよう そのまま買い取ったやつだから魔導回路も付いてる 必要か知らんけど」
ロボット「え…… そ それって体直して貰えるってこと!?」
半鳥「いいんですかっ?」
ドリアード「よかったわね けどどうやって霊魂の定着を移すつもりなの」
ロボット「ていちゃく?」
ドリアード「つまりハンター君 あなたのその意志の宿ってる箇所が今分からないでしょう? 見てると多分頭だと思うけど」
玩具屋「オバケのオバケ的心臓がどこにあるかってことだろ? その辺は上手くやっとく 任せなさい」
ドリアード「あら なら慎重にやってあげてくださいね」
ドリアード「骨を引っ掻くだけでエクソシストを名乗れるようになるかも知れないから」
ロボット「えっ?」
411 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/02/12(日) 22:47:41.94 ID:eC2dk0PHO
禿客「いやー しかし本当にそれ自力で目ぇ光ってんのか ロボ夫」
ロボット「ええ あー うん……」
太客「店長様が直しゃあ動いて喋るロボ吉が見れるってことだろ? すげーよ、コミックの世界じゃん! なあ?」
禿客「懐かしいし面白かったけどあれも今考えると凄い設定だったよな、やることなすこと対戦傀儡の勝負で決める世界で――」ペラペラ
太客「帝国転覆を目論む悪の天才魔導師と帝国情報局エースの主人公のガキが 時計塔頂上でカウントダウンの始まった時限空間消滅爆弾の前で決着付けようと――」ペチャクチャ
禿客「対戦傀儡でな その後の島国から来た傀儡忍者編とか戦う共和国議員編とかも――」ベラベラ
ロボット「……」ポカン
半鳥「なんか始まった」
玩具屋「終わりだって言ってるだろ さあ帰った帰った家でやれ ハゲお前のはしまっといてやる」
玩具屋「ハーフィちゃん達はまた明日来てくれるかな? ハン太預けていってくれるならだけど」
半鳥「私は願ったり叶ったりです それでオッケーハンター君?」
ロボット「おれもいいよ いいけど」
ロボット「も もう痛くしないでよ……?」
玩具屋「まあ……頑張る」
ドリアード「じゃあ よろしくお願いします」
半鳥「お願いします!」
412 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/02/12(日) 22:54:34.67 ID:eC2dk0PHO
半鳥「やー良かった、なんとなく高いだろーなぁってのは想像ついたから」
半鳥「ドリアードちゃんに断られた時はどーしよーかと」
ドリアード「…………ふーん ああそう 財布が欲しかったのね」ジト
半鳥「冗談だよ!」
ドリアード「どうだか サモナーやさっきのお子様を見たでしょう」
ドリアード「お金があることが必ずしも楽で豊かとは限らないわ お金って怖い」
半鳥「……ドリアードちゃんが孤独なセレブの階段を上ってる……もう慣れてきたけどなんか服もお洒落な感じになってってるよね」
ドリアード「やらされたとはいえ一応自分の身で稼いだ物だけれど ポンと大金が入るのも考え物よ……」
半鳥「わあ嫌味ったらし」
ドリアード「……」
半鳥「……怒った?」
ドリアード「愉快ではないわね 怒ってもないけど」
半鳥「ドリアードちゃん大好き」
ドリアード「私もよ 貴女も内面から段々素敵になってきてるわ師匠に似てきて」
半鳥「じゃあさじゃあさ、それで美味し(くて高)いご飯のお店があるんだけどォー!」
ドリアード「………………」
◆
413 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/02/12(日) 22:57:55.99 ID:eC2dk0PHO
◆
帝都 某所路地裏
資産家「行くぞ!」
SMOKE GRENADE
資産傀儡『 』ボシュゥゥウウウウウウウ
外套男「(残弾の怪しい煙幕を撃った、仕掛けてくるな 巻かれる前に距離を置く 何で来る――)」
外套傀儡『(一旦後退)』back step
資産傀儡『 』RDY RIVET-MACHINEGUN
BLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAM
外套傀儡『 』チュィンチュィンチュィンチュィン
外套男「(炸裂弾でもなし 通常釘弾をバラ撒いてどうする気だ)」
資産傀儡『(当たった そこか!)』SMOKE.G more
ボシュゥッ……
外套傀儡『(追加の煙幕! 煙越しに位置を特定してきた――傀儡の聴覚で拾ったのか?)』avooooooooid
外套傀儡『(跳んだら魔力噴射の光と反応で嗅ぎ付けられる オーバーヒートまで宙で踊らされ着地を殺られて終了だ)』チュィン ガスッ チュィィーン
資産傀儡『(包んだッ! 次のランチャーで炸裂弾を叩き込みそのまま削り殺すッ!)』ガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
外套傀儡『(中距離戦でアクセントに使ってきた炸裂グレネードはまだ残ってる筈だ 次はそれが来る)』
外套傀儡『(榴弾銃は単発中折式 やるなら装填中の今)』バッ
資産家「!」
外套傀儡『そこ』flying knee
ガッシャァァアアアアッッ
外套傀儡『(頭部小破 胴体小破 腕部中破 膝関節が今ので中破 噴射で無理矢理動かせばまだ行ける)』バシュ
資産傀儡『(頭が、揺らされっ――)』グラ
外套傀儡『ガラ空きだ』straight fist
バギャアッ
資産傀儡『 』HEAD breakdown
資産家「なん だとッ……」
外套男「頭部を破壊された傀儡は失格となるだったか 今も変わってなければ」
414 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/02/12(日) 23:00:35.77 ID:eC2dk0PHO
外套男「ベテラン風吹かしてたようだが どうだい? ぺーぺーの若造にそれも武器無しで負けた気分は! ククク」
資産家「ぁぐ……一体どうやってこちらの位置を……感覚同期は一朝一夕で身に付くもんじゃないぞ」headache
外套男「人形のことは人形にやらせればいい 撃たれまくって痛いのが嫌なら撃ってきた方向も死ぬ気で探るってな」
資産家「な、何を言って……?」
外套男「急に見繕ったから武器まで間に合わなかったというだけなんだが 丸腰は慣らし運転に丁度良かった」
外套男「さ 約束は守って貰おーか」スッ
資産家「……正直、いきなり現れたかと思ったら"催し"の権利を賭けて勝負しろと殴り込まれ――」
資産家「五分でこの様だ 私がプレイヤーだということや出場権の有無をどうやって知ったのかも含め 非常に納得できない」
外套男「レンガやブロックからは目玉と耳が生えるもんだ 資産家なら知っておけ」
外套男「で 反故にする気ならどうする 靴でも舐めて頼み込んでみるか」ヒョイ
資産家「……いいや……そんなことは言ってない 悔しいが……」つ鞄
資産家「私も対戦傀儡を嗜むプレイヤーの端くれ 愛機を駆り負けた以上勝負に乗せた約束は違えない」ゴソゴソ
資産家「持っていくがいい」つボルト
外套男「……ただの汚いネジにしか見えないんだが」しげしげ
資産家「どういう物かまでは知らなかったんだな? ペテンにかけているのではないよ」フフ
資産家「旧型フレームの大ボルトに手を加えたそれのネジ山が開催場所のドアの合鍵になっているんだ 器用だろう」
外套男「開催場所に入る権利はやるから勝手に入れと…… チケットみたいなものを想像してた」
資産家「私もそうだったよ」
415 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/02/12(日) 23:01:06.20 ID:eC2dk0PHO
資産家「目的は果たしたようだが まだ何かあるか」
外套男「ない だがおっさんあんたは物欲しそうな顔をしてる 暇だからな」
資産家「仕事の切り上がったところに颯爽と現れたのは調べたからか」
資産家「もう一勝負どうだい? 対戦傀儡はまだある」
外套男「面白そうだが賭け試合の方に興味がある そっちの準備がしたい」
外套男「今度は準備万端で来られるやも知れないしな 私はこの一匹きりなんだ」
資産家「金か それともギャンブルが好きなのか、そっちはどうでもいいが……ふむ賭け試合……」
資産家「……なら こういうのはどうだ?」
外套男「?」
◆
416 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/13(月) 21:08:10.43 ID:n06ejEfJ0
おお!?いやはや熱くなってまいりました!!
417 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/14(火) 05:49:00.07 ID:z2xSY1670
乙!
本当に誰も彼も味わい深く書かれるお人だ
対戦傀儡については、コミックとラジオの方も気になるな!
418 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/02/15(水) 12:35:29.31 ID:wY1ttWZ40
こちらで言う所のデュエル脳やボーグ脳と同じ感じな訳ねw傀儡脳とでも言われているのだろうw
419 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/16(木) 18:24:43.91 ID:mVE6uXoa0
"催し"の会場への入り方まで凝ってる。同好の士ならではってヤツなんだろうな
420 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/17(金) 20:18:01.35 ID:0SKPIXWS0
外套の男とは何者で、どう繋がるのか……
421 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/02/19(日) 18:50:44.60 ID:JTqNCAcl0
軽い話から熱い話にシフト!
ところで対戦傀儡って例えるなら【プラレス3四郎】【メダロット】【カスタムロボ】
【ミクロマン(旧版含む)】【エンジェリックレイヤー】【武装神姫】【ダンボール戦機】どれに近いのかねえ?
まぁ【やろうと思えばどれだろうと可能】ってのが正解っぽいんだろうけどねっ
422 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/23(木) 16:54:15.78 ID:STozTom70
乙だね!
傀儡達に操作以外の思考があるように見えるのは、感覚同期ってぇのの表現なのかい?
423 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/02(木) 17:51:50.70 ID:40s6Xxr40
武装神姫で思ったけど、そもそも対戦傀儡に女性型は居るもんなんだろうか?
424 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/06(月) 23:32:34.57 ID:FKJ0eI+b0
>>1
さんも繁忙期でお疲れっぽいかな?
425 :
職種が変わり申した 繁忙期がある仕事じゃありませんが大分間が空いてしまってますね 忘れてるわけではないのでどうか待ってて!!
[sage saga]:2017/03/07(火) 15:59:28.92 ID:I0n+totxO
426 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/08(水) 17:42:43.71 ID:WnIiYlmO0
ありゃ、何か急かすみたいになっちゃいましたね
こちらは待ってるだけで丁寧に練られた作品を読ませてもらえているんですから、今後も余裕のある時にゆっくりと練って頂ければと思っております
427 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[ sage ]:2017/03/11(土) 00:49:16.19 ID:hKzgIr0H0
そうですよ、みんな1は時間が掛かるけどいい文書を書いてくれるて分かってますから
自分は気長に待たせてもらいます、暇なときここを除いて続編が来たどうか確認しますから、ただその変わり時間をかけても良いので文章は丁寧に書いてください、まあ要望してはそんな感じです
428 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/11(土) 08:15:00.35 ID:Q48Dj3uN0
そんなことよりおうどんたべたい
429 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/03/11(土) 14:07:37.74 ID:vCC2svILO
◆
玩具会社 社長室
コン コン
御曹司「どうぞ」
ガチャ
秘書「失礼します 例の件、資料に纏めておきました……」つ茶封筒
御曹司「ありがとう 相変わらず仕事早いね 下がっていいよ」パラパラ
秘書「……ええと」
御曹司「何?」ペラ
秘書「社長にお会いしたいという方が……その もうそちらまで」
御曹司「今日もう何にも無かったよね? 歯切れ悪いんだけど。その辺の管理君に一任してるよね自分でも覚えてるけど一応さ」ペラ
御曹司「誰」ペラ
秘書「お父様です」
御曹司「……あぁ なんか言ってたなあの人が……」
ガチャ
先代「あの人 か」
秘書「先代社長! 困ります」
先代「何が困る 私に見せられないものでもここにはあるのか」
御曹司「そんなものはない 見せて得をするものが無いから」ポチ
先代「彼から電話があった」
御曹司「いたよ」
先代「久しぶりの会話がこんな形になるなんて、とまだ前置いてくれていたから良かったが」
先代「買収と地上げをやられたと言っていたぞ いい加減にしろ……」
御曹司「同業他社を潰し自社の力にするこの上ない良案でしょ」
先代「彼に関わるな」
御曹司「何故? あんなに褒めていたのに」
御曹司「評判を聞かされて俺は育った 興味を持つのは自然な流れだ 実際――」
御曹司「この帝政政治国で鶴の一声に背き 細々とはいえ鬻いでいけるだけのものを持っているのは本当に凄いと思う」
御曹司「今の私と我が社に無いものを持ってる 分かっていますよ"先代"だからです」
御曹司「性急に見えるだろうけど準備を重ねてきた 彼を使いこなせるのはうち以外にない」
先代「……使いこなせる……? 分かってない お前は分かっていない……」
先代「彼は放って置くんだ お前なら他にいくらでもここを盛り立てる手段を考えつく筈だ」
御曹司「皮肉かよ」パラッ
先代「お前はまだ若い あの時の彼よりも」
先代「同じ轍を踏まされるぞ」
御曹司「……」
ガチャッ
警備員1「社長! 何事ですか」
先代「?」
430 :
また長くなりそう……
[sage saga]:2017/03/11(土) 14:09:48.70 ID:vCC2svILO
警備員2「机の下の非常用警備ボタンが押されています 誤報でしたか」
御曹司「迅速だね」
御曹司「呼び鈴に使った こちらの老人が帰るところだから入口まで安全にお送りして欲しくてさ いいかな」
先代「お前っ……」
警備員1「こちらへ」
先代「私は前代の社長だぞ 不審者扱いするつもりなのか!」バッ
御曹司「だからこうして見送りをつけるんです先代社長 他の客や不審者にはしないことです」
御曹司「"あり得ない""前代未聞""常識外れ"対案を出せないネガティブな社員はもううちにはいない」
先代「そうだったな お前が重役連中を菜切りにした日もこうして私は来た 本当に愚かなことをした」
御曹司「今日は忙しい もういい?」サッ
警備員2「……」
先代「……いや……近付くな自分で行く 警備員も新品というわけか」
先代「もういい 分かった 今後お前のやり方に口を出すことはしない」
先代「ただ 譲ったことをこれ以上後悔させないでくれ」
御曹司「階段 急でしょうが気を付けて」
先代「……」
ガチャ バタン
431 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/03/11(土) 14:11:24.24 ID:vCC2svILO
秘書「……」
御曹司「でと……続き続き」パラ パラ
御曹司「…………ん 件の場所は本当にここで合ってるの? こんな大きな倉庫を借りてたのか」
秘書「確認しました パトロンがいるようです」
秘書「場所を提供する客が何人かいると 今回は帝都郊外や辺境に土地を持つ富豪の客がそのようで――」
秘書「数々のご友人に混ざり度々明らかに毛色の違う人間と一緒にいるのを見たという話もあります 信憑性は高いかと」
御曹司「倉庫は主要幹線と近いしね……リストアップされてるがこの人、森に山に平原に」
御曹司「遠くじゃ丸ごとの小さい町や村まで持ってるんだ 凄いのを誑し込んでるな」
御曹司「帝都に持ってる土地で稼いで 遊びに近郊で塩漬けにしてるか何かの所を使うと ふーん……」
秘書「やるのなら人里離れていることも必要です 小火器オプションは爆竹レベルですが対魔獣用拳銃並みの口径を持つ物もありますから 騒音が」
御曹司「あれは野蛮な遊びだろ やるなら起伏に富んでたりなんかする所だな いくつか印がついてるやつがそう?」
秘書「広さなどを適当に鑑みた目星でしかありませんが 付けていないのは主に一軒家等の物件類です」
御曹司「ま、たかが人形遊びだし 大型倉庫一つあればまさかそのためだけに貸し切った土地へ出向くこともないだろうけどね」
秘書「次を」
ペラ
御曹司「これこれ」
秘書「財力的にパトロンが可能な方の内 交渉に応じ得るかと思しい方々の名簿です」
432 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/03/11(土) 14:13:05.97 ID:vCC2svILO
御曹司「…………」ペラ ペラ
秘書「他 いくつかの備考は最後のページに」
御曹司「操縦感は魔導鎧に似る パーツは全て手製少なくとも現在1000種以上 賭け試合のブックメーカーは外注 店主はイボ痔ぃ? おいおい」フフ
御曹司「この紙束だけでちょっと前の会食に出てきた余興とかぶっちぎりだよ 名簿は名簿で年いってるのばっかだし ははっ」ハハハ
御曹司「ご苦労様」
秘書「ありがとうございます」
御曹司「早速始めるよ 会社からは何か?」
秘書「新しい玩具の企画が立ち上がっております 近く話を上げるとのことです」
御曹司「会議の日取りを掴んできてくれ 折を見て突撃」
御曹司「何が話を上げるだ、貴重なお時間を取らせたくないとでも言うんだろうね まだまだナメられてる」チラ
秘書「……」
御曹司「はい終業時間 今日やって欲しいことは終わったから疲れ取って 明日から少しの間いつも以上に忙しくなるから」
秘書「では お先に失礼いたします」
御曹司「お疲れ様」
ガチャ バタン
御曹司「……さて まず銀行からだ」ジーコ ジーコ
433 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/03/11(土) 14:15:11.52 ID:vCC2svILO
翌日
帝都魔法大学 召喚魔法研究室
ガチャ
半鳥「おはよう教授」
ドリアード「来たわね おはよう」
術師「おはよう弟子」ペキ
半鳥「学生さん達のレポートのやつ判子やっといたの見た? 言われた通り適当にだけど」
術師「押してないやつの言い訳を適当に聞こうか」
半鳥「そっちよけてるのは適当に難しかったやつ」
術師「ん 半々だったな、面白い内容のはお前が処理できた方に偏ってた」シャッ シャッ シャッ
術師「よけた方に紙繋げまくってやたら長くなってるレポートがあったろ 1行に1単語で1000行達成してたやつ」
術師「あれ書いたバカが最優秀賞 奴以外に評価をやろう」ペキ
半鳥「流石にマズくないっスか」
術師「モグリモグリ」ペキ ペキ
ドリアード「あら 優しいのね」
半鳥「何かの暗号かと思ってそっちにやったんだけど ていうか本当に1000行やった人いたんだ……なんも出ないのに」
術師「冗談だって分かるだろうにな 一々真に受けてちゃ生き辛そうだよな」シャッ シャッ
半鳥「真面目なのはいいことだと思うよ」
術師「そうですね」ペキ
434 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/03/11(土) 14:17:41.11 ID:vCC2svILO
半鳥「……ペキとかシャッシャッとか何してんの?」
術師「気にしなくていい」シャッ シャッ
ドリアード「陣用チョークを折って削って短くしてるのよ 朝早くからもうやってたわ」
半鳥「無駄使いすんなって言ったの教授だったと思うんだけど」
術師「私のやることにケチをつける気か半人前が」ペキ
半鳥「ふぅっ」blow dust
術師「けほッ おい折角紙敷いてやってたのに散らかしやがって げほげほ ああクソ見ろお前」ゲホゲホ
半鳥「あはははは 真っ白!」ケラケラ
術師「パン粉まぶしてやろうか鳥肉 クリーニング代払わすぞ……」バサー
ドリアード「仲の良いこと けど食材呼ばわりはやめなさいねいつだかのヘドロみたいよ」
術師「いつだかの」
ドリアード「いつだかの」
半鳥「……」
術師「(お〜い婆さんや)」eye contact
ドリアード「(すまぬ)」eye contact
ドリアード「それで今日は何かあるの」
術師「ふむ インペリアルデバイスのテスターは終わったしな 特に外部からのあれも無い」
半鳥「生物学とか伝承学とかの人達は? 定期的に来るけどそろそろじゃない」
術師「メデューサの件なら数日前にはアポ取ってから来るからまだだ」
術師「それも奴の血を売ってから色々進展があったようで消化試合気味だし 本物を見せろとくれば話は違うが」
半鳥「じゃ今暇なんだ!」
術師「嬉しそうだな」
半鳥「仕事無いなら今日はもう街行ってていい?」
術師「いーけど 私も個人的な用事があるし」
半鳥「よし行こ」
ドリアード「ええ」
術師「ドリアがなんかソワソワしてたのはそういうことか どこ行くんだ」
ドリアード「遊びに」
術師「そう」
半鳥「気になる?」
術師「いや」
半鳥「あっそ」
術師「うん」
半鳥「ヒントあげよっか」
術師「はよ行け」
半鳥「何だよノリ悪いなぁ妖怪チョーク削り!」
術師「さっさと散歩に連れていけ切り株 テンション戻るまで帰って来んなよ」
ドリアード「はいはいチョーク削り」
術師「ふん」ペキ シャッ シャッ
435 :
ライスグラタン呼ばわりはミスです
[sage saga]:2017/03/11(土) 14:21:10.42 ID:vCC2svILO
ガチャ バタン
「もう直ってるかなー」
「どうかしらね」
術師「……」
open closet
術師「さて じゃこっちも……」ゴソ
コン コン
術師「それ」サラサラ シュバッ
「おっと 何だこれは? ……なんだよ」
ガチャリ
術師「猫の平均寿命は大凡十数年という 白内障かね私と同い年の老猫よ」
J「"起こさないでください"はドアノブにかけとく札であって学生のレポートに書き付けてドアの下からシャッとやるものではない」
J「そしてここはホテルじゃないし私はボーイでないし君は客じゃないぞ友よ 暇なんだろうがね」
術師「今から忙しくなる」シュル
J「ヌードルの奴からの出頭要請を伝えに来たのだけれど 外出の予定でもあったか」
J「……フード付き? いい趣味ではない」
バサ
外套男「火遊びの正装は昔からこういうのだと相場が決まってる 知らねーのか」
J「火遊びィ?」
外套男「知ってるかな」
術師傀儡「 」コト
J「!!」
外套男「休暇残ってる?」
J「仕事も残ってる……ッ!」ジーコ ジーコ
外套男「でもDr.ニャン吉にはゆうこと聞いてくれるお友達が一杯いるよね」
J「攻性魔法研究室? 私だJだ デバイス標準搭載予定の魔法はどこまで進んでいたっけ? そうか」
J「残りに必要な分は私のデスクに入れてある、一先ずそれで組んでみてくれ 消費軽減はクリア出来る」
J「私?」
J「私は急用が出来た! 今日は帰れないから! あとヌードルに彼はいなかったって言っといて!!」ガチャァッ
外套男「では行こうか」
外套猫「行こうか!」
外套猫「え どこに?」
436 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/03/11(土) 14:23:31.32 ID:vCC2svILO
老舗の玩具屋
チリンチリーン
半鳥「こんにちはー 受け取り来ましたー」
玩具屋「おう 来た来た」
ドリアード「常連の二人は?」
玩具屋「平日ですよお嬢様方」
半鳥「tsktsktsk こっちがお嬢様 私はただのハーピィ」
ドリアード「しつこい」
半鳥「今日は早上がりなんです あわよくば直してるとこ見れたりとか期待しちゃってたり」
玩具屋「なら悪いことしちゃったね」
半鳥「本当?」
玩具屋「パーペキ いやあ、あの子の反応があんまり面白いもんだからさ 張り切ったら速攻終わったよ」
ドリアード「あの子大丈夫でした?」
玩具屋「お嬢様の睨んだ通り頭だった あれを基礎に肉盛りと板金で現行フレーム規格までデカくしつつ補強して……言っても分かんないよね」
玩具屋「まあ下来てよ あ 質問に答えてねーか」
玩具屋「正直分かんない……」
半鳥「えっ」
玩具屋「新しい胴体と回路繋げた辺りからなんか痙攣しだして 治まったら返事しなくて」
半鳥「いやケイレンって絶対ヤバいやつじゃん」
玩具屋「対戦傀儡的には会心の出来栄えなんだけどオバケ的にはどうなの?」
ドリアード「……見てみなきゃ分からないわ」
玩具屋「ごめんねお願い」
ガチャ
437 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/03/11(土) 14:26:43.01 ID:vCC2svILO
ロボット「 」
半鳥「すっごい ピカピカだし背ぇ高くなったし装甲もちゃんと厚くなってる! かっこいいじゃん!」
半鳥「良かったねハンター君!」
ロボット「 」
半鳥「……うんともすんとも言いません」
玩具屋「どうですか先生」
ドリアード「んー…… 作業は夜中だったんでしょう」
玩具屋「そうだけど」
ドリアード「ああ なら」ス
半鳥「デコピン?」
ピシッ
ロボット「……はっ!?」ビクッ
ドリアード「寝てただけね 中身は人間の子供みたいだし」
ドリアード「私もそうだけれど 実体を持たない精神の生物は体を持つ生物よりも強く思い込みが作用するの」
ドリアード「夜は寝るものというのが根付いてたのね 本当に幽霊なら生前はきっと規則正しい生活だったのよ」
半鳥「なるほど……」
ロボット「か 体があるっ……!」
玩具屋「よう寝坊助 それで結局どこまで起きてたの?」
ロボット「どこまでって あれ」ブル
ロボット「あれ 思い出せない」ガタガタガタガタ
玩具屋「OK頑張ったなもういいよ」
半鳥「えぇ……」
438 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/03/11(土) 14:30:15.11 ID:vCC2svILO
ドリアード「思うに 装甲が肌 フレームが骨 魔導回路とやらが生物でいう脳と神経な訳だから――」
ロボット「あっ ちょっと思い出せそうかも おじさんがバチバチする棒でおれの首を」ガクガクガクガクガクガクガクガク
玩具屋「筋肉なんかねーのにどうやって震えてんだよ」
ドリアード「とにかく異常は無いわね 大丈夫よ メンタルだけ」
半鳥「メンタルの生物って言ったばっかでどこが大丈夫なんですかね」
玩具屋「まあ遊ぶのに支障はないでしょ こっちで魔力通して動かすんだから傀儡側の事情は」
ドリアード「うーん……」
半鳥「ダメなの?」
ドリアード「依代は降ろした霊体に動かさせるのが普通よ 一緒になってさらに……動かそうとするとどうなるかっていうのは」
玩具屋「前例が無いってか 俺も分かんない、二人操縦は魔力ごっちゃになんの怖いから出来ないようにしてるし」
半鳥「まー遊ぶかどうかは今はいいよ! で どうなのハンター君、具合は?」
ロボット「……えっと……」クイクイ
ロボット「うーん……」ヒョコヒョコ
ロボット「おおっ……」ピョンピョン
玩具屋「よーしよし接合はいい感じ 流石は俺だよ」
ロボット「凄いよこの体っ 本当に思ったように動かせる!」booster on
半鳥「それは良かっ――」
ガキィン
玩具屋「!」
ロボット「ぜっこうちょう」chop
半鳥「いやだからホントごめんって謝ったじゃん何しつこいよちょっと!!」ギギギギギギ
ロボット「なら鉄砲どかせよ一回殴んなきゃ気がすまないっ!!」グググググ
ドリアード「あらまあ」
玩具屋「そこまでにしろッ!! ブースター切って机に戻れ坊主 今すぐにだッ!!!」グワッ
439 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/03/11(土) 14:34:48.50 ID:vCC2svILO
ロボット「っ!?」ビクッ
半鳥「おら」gripend bash
ロボット「がは!」ビタン
半鳥「こんなこともあろうかと今日は徹甲弾にしてきたの」cocking
半鳥「玩具屋さんの腕前試してみる?」グリ
ロボット「うう……」
玩具屋「…………や や それは勘弁してくれ 頼むわ」
玩具屋「とりあえずハーフィちゃん なんで最初に壊した?」
半鳥「あー……ああ もうしょうがないか 私魔法大学で 雑用? やらせて貰ってるんですけど」
半鳥「イタズr じゃなくて」
半鳥「事故……とも違くて」
半鳥「実験 うん 実験で喚ばさ……喚ん……」
半鳥「喚ぼうとしてたのと違うのが来ちゃいまして ええ はい うん……来ちゃったんですよ」
玩具屋「(歯切れ悪過ぎィ!)」
ドリアード「そういうこと」
玩具屋「分かったの?」
ドリアード「召喚事故……ええ召喚事故でいいわね で 喚んだ奴は危険だったりすることも多いから 経験的に」
ドリアード「早急な対処だったんでしょうね 撃ったと」
玩具屋「はあ 召喚事故ね」
ロボット「じゃあなんでバラそうとしたんだよ!」
半鳥「普通の玩具だっていうから 動いてたら普通じゃないじゃん? じゃーとりあえず中身は……って感じ」
ロボット「えー……」
半鳥「で、昨日話したヌードル教授がここに行けばって教えてくれたから 可哀想だし直せたらって」
ドリアード「まったくもう 本当行き当たりばったりなんだから……」
玩具屋「そりゃまた……それはどうも」
ロボット「……」ムスー
ドリアード「表情なんてないのにムッとしてるのが分かるわ」
440 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/03/11(土) 14:36:22.99 ID:vCC2svILO
玩具屋「……いきなり暴行を受けた訳はそういうことだったんだってさ ボウヤ」
ロボット「聞いてたよっ」
玩具屋「事情があるとはいえいきなり召喚されてボコボコにされちゃ怒るのも無理ないわな けどな」
玩具屋「妙な言い方になっちゃうがお前は今対戦傀儡の体なんだ 分かるか タダのオモチャじゃない」
玩具屋「その気になれば指一本で人を殺せる」
ロボット「……」
ドリアード「(玩具とは)」
玩具屋「人間だった頃親御さんからも言われたか知れないけど言うぞ 人に手を上げちゃあいけない 今後は絶対にだ」
玩具屋「約束してくれ じゃなきゃ俺はボウヤをハーフィちゃんがやった以上にバラバラにしなくちゃいけない」
ロボット「……分かった」
玩具屋「絶対だぞ」
ロボット「うん」
ロボット「分かったからピストルグリグリすんのやめてよ!!」
半鳥「はーいはい」スチャ
ロボット「なんでちょっと残念そーなのッ?」
半鳥「気のせい 気のせい」
ドリアード「試したいんでしょ 移ってきたわねマッド気質が」
441 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage ]:2017/03/11(土) 15:50:11.72 ID:p93FWBfW0
428です、早速更新してくれましたか、感謝です
442 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/03/12(日) 07:30:14.47 ID:5T7sGMgH0
お疲れ様!
長くなりそう?なってもこっちは楽しむだけですぜ!
しかし、物分かりの良い子だなハンター君は。今だに銃ぶっ放そうとしてるどっかの鳥とは大違いでw
それはそうと、ドリアって呼び方は仲間内なら中々素敵なあだ名んじゃない?呼ばれる本人の気持ちをさて置けばだけどw
443 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/12(日) 23:48:58.47 ID:Fj5W5ZqK0
乙!
またもトラブルメーカーのイタズラ教授コンビが動き出した!今度はどれだけの事をやらかしてくれるんだっ!
てか外套男ってサモナーだったのな。まぁ極々薄くそんな気はしてたけど
削ってたチョークは適当に過ぎるあり合わせ武器かいね?
444 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/03/22(水) 22:31:32.87 ID:SQMhdBMZO
玩具屋「市井でそんな物騒なのホイホイ抜くもんじゃないよ ハーフィちゃんも」
玩具屋「いいな?」
半鳥「反省してまーす」
ロボット「うっせーな って思ってるんだろ……」
半鳥「思って まァー せェー んンー」
ロボット「トリ肉」ボソ
半鳥「やんのかブリキ少年!」ザワッ
玩具屋「やめな大人気ない もう終わり ハイ いいな二人とも」
玩具屋「"髪の毛"と腕の羽根、怒るとそんなわさッて動くの? 怖いな」
半鳥「っ!?」ビクッ
玩具屋「あれ?」
半鳥「か みの毛? 羽根と 羽根と……髪の毛?」
玩具屋「あーその 無神経だったかな あれだ だから 種族のその 特徴的なだったらすいません」
半鳥「…………いえ……」
ドリアード「……それがサモナーの言ってた例のやつよ 後遺症」ボソ
ドリアード「安心して 怖がる程じゃないわ」ナデ
半鳥「そう なの? ……ビビったー……ありがとドリアードちゃん」
半鳥「でも頭撫でんのはやめてね」
ドリアード「なら撫でたくさせるのをやめて頂戴ね」ス
445 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/03/22(水) 22:31:59.72 ID:SQMhdBMZO
玩具屋「なんか大丈夫?」
半鳥「オッケーオールオッケー何でもないです内輪話なんで むしろいい感じに頭冷えましたオーケーオーケーオーケーオーケー」
ロボット「大丈夫そうに見えないよ」
半鳥「ハンター君も意外と好戦的だね? ダメダメ もう乗らないよ 効かないから」
半鳥「仲直りね。ごめんなさい! いい? ん? あ? 指切りしよう? しない?」
ロボット「………………うん 仲直りね」ヒキ
玩具屋「(変なスイッチ入った感じになっちゃって怖がってんぞ)」
玩具屋「……それじゃま、これで一通り済んだことになるけどね」
半鳥「はい 本当にありがとうございました…………」
ロボット「ございました…………」
玩具屋「男に二言は無い」
半鳥「本当にありがとうございました!」
ロボット「ございました!」
ドリアード「こら」
玩具屋「で もし良かったらなんだけど ここの奥 向こうにドアがあるだろ?」
半鳥「改めて見ると地下結構広いですよね」
玩具屋「地下は四階まである ここ地下一階と二階が仕事場で、三階と四階は吹き抜けになってるんだ」
ドリアード「……縦に広いってこと?」
玩具屋「そう 飛べるからねこいつらは」
半鳥「身を持って知りました」ジロ
ロボット「もうしないって させないでよ」
玩具屋「その意気その意気」
玩具屋「というわけで 折角だしちょっと遊んでってみない?」
446 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/03/22(水) 22:34:20.95 ID:SQMhdBMZO
老舗玩具屋 地下テスト場
半鳥「うわぁ……傀儡サイズの隠れるやつとかある」
ロボット「天井高いねー あのちょっと狭い足場みたいなのは何?」
玩具屋「操縦者用の通路よ キャットウォークを改造したの、見下ろした方が見易いから」
ドリアード「凄い入れ込み様」ヨイショ
玩具屋「そりゃあ俺が一番入れ込んでなくちゃ」
半鳥「とか言いながら上で一式買っちゃってんだもんドリアードちゃん」
ドリアード「こっちがこれだけしてもらっておいて何もっていうのもね」カチン
ドリアード「それにこの遊びには相手が必要なんでしょう 付き合ってあげる」カチャカチャ
半鳥「これが販売戦略ってやつですか」
玩具屋「ふはは まーアフターサービスがうちのキモだから安心してくれ それで」
玩具屋「ラッキーガール 今さらだけどどうやって遊ぶかは分かる?」
半鳥「踊らせるんでしょ?」ヒョイー
ロボット「わ!」バンザーイ
玩具屋「正解」
ロボット「ふざけないでよ! 戦うの」バッ
玩具屋「魔力を通した傀儡同士で戦う、で基本ルールだと頭を壊せば勝ち どこまで壊せば破壊扱いかとか――」
玩具屋「武器威力についてのレギュレーションとか細かいのもあるけど とりあえずドタマにいいの入れれば勝てるって覚えとけばいい」
玩具屋「プレイヤーの直接攻撃は無し 場外乱闘は影響出ない範囲で歓迎 あとは大っぴらに外で遊ばない これくらいかな」
ドリアード「ふーん」カチャリ
ドリ傀儡「 」
ロボット「うわ もう準備できたのかよ」
半鳥「やる気満々」
玩具屋「組み立て早いな」
ドリアード「さっきのを見てたから 生き物とはまた違う形で骨組みが理にかなってて結構面白いわね」
半鳥「なんか武器とかも揃ってるし…… え ホントにやんの?」
ドリアード「何よ 嫌なの」
半鳥「そんなことないけど そうじゃなくて」
447 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/22(水) 22:38:36.55 ID:SQMhdBMZO
半鳥「ハンター君 体に備え付けの武器とか……」
ロボット「あるわけないだろ」
玩具屋「や、ついてんよ こめかみの辺りなんか違和感ない?」
ロボット「こめかみ? ……あ スースーするかも」
玩具屋「頭部魔力弾バルカン 現行の軍用魔導鎧に搭載されてるヤツを模してみました 不意打ちにどうぞ」
ロボット「穴空いてるからスースーするってこと? 魔力弾って――」クル
半鳥「危な!」グイィッ
ロボット「たわば」ぐき
バララララララララララララララララララララララララララララララララチュィンチュィンチュィンチュィンチュイーン
ロボット「首!!!!」
半鳥「………………」
ロボット「フカコウリョクでしょ!!」
ドリアード「……壁 ちょっと傷が付いただけだから大したこと無いって思いかけたけど」コンコン
ドリアード「これ分厚い鋼板よね ……威力……」
玩具屋「魔力使うから撃つ時は気を付けてね 操ってる分取られて動き鈍くなるかも」
ドリアード「……」
半鳥「これだけで十分なんじゃない?」
玩具屋「壁より全然頑丈だから 流石にこんだけじゃキツいし武器貸してあげよう」
半鳥「お 良かったねぇ」
ロボット「他人事みたいに……」
半鳥「私は痛くないから」
ロボット「…………い いや あのチュイーンってガリガリするヤツに比べればきっと大したこと……!」
半鳥「そーそーポジティブシンキング」
玩具屋「……」
対戦傀儡の装備
半鳥&ロボット↓1
ドリ傀儡↓2
448 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/23(木) 10:07:14.09 ID:IP9J5hLp0
ハンター君:どの距離でも対応出来る武装が一つはあるバランス型装備
ハーフィちゃんは……何装備させたら良いのか分からん!とりあえずマナポーション数本?
449 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/03/23(木) 15:17:37.53 ID:4OZwbDL40
頭=操作補助。魔力操作・ビット系の操作性が少し向上する。ジャマーにも少し抵抗性を持つ
右手=数本のツルの鞭。魔力操作により、数本のツルのそれぞれを同時に、しかも自在で巧みな動きを可能とする。自然属性魔法を流し通す事が出来る(流石に一本一本に別々の属性魔法を流すのは、かなりの難易度となる)
左手=腕に着けるタイプの花の様な盾。花弁部分がシタールの様な形状の回転ファンになっているので、シールドビットとして攻撃も可能
右肩=蕾型飛翔ビット。そのままなら殴打攻撃。開花状態でビーム発射モードに
左肩=EN吸収ビーム機構。相手に対して若干の追尾性あり
背=葉っぱの様なデザインの翼。飛行補助。一応背から前面への展開も可能
脚=軽量多脚。腰部下部のブースターで飛翔も可能
機体は女性型で、デザインは全体的に植物モチーフ。妖精らしさも感じられる
450 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/03/23(木) 18:53:51.09 ID:WxWPYj5/O
!?
451 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/23(木) 19:51:37.90 ID:WxWPYj5/O
誰か一つだけ教えて
回転ファンと書いてくれたんでギュイイインな感じなのは分かるんだけど シタールってなんすか 調べても出てこない 握りと直角に刃がついてるあれのこと??
後学の為にご教授願う
452 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/03/23(木) 20:17:41.07 ID:hj8XivEL0
>>449
うげ。脳みそのどこでどうねじ曲がったのか、これククリと間違えてますね、大変に申し訳ありませんでした
453 :
全知全能の神未来を知る金髪王子様の須賀京太郎様
[二次元美少女達は金髪王子様の須賀京太郎様の嫁]:2017/03/23(木) 21:03:42.91 ID:tadxAU+00
UP主は基地外朝鮮人なの?ようこそ恋ヶ崎女子のイベント延長&復刻シール廃止したらランキング上位に成るの?
454 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/23(木) 21:45:29.20 ID:IP9J5hLp0
ははーん。ククリ→(形状がほんの僅かに似ている)シミター→(そこから名前の単語がアナグラム的混乱を起こし)シタール 逆算すると、恐らくこういう事だな?
455 :
作中設定的に描写困難な場合 安価内容を部分的に改変させていただく場合がありますのでご了承ください
[sage saga]:2017/03/31(金) 21:58:50.38 ID:qbUCoCvlO
カチャ
半鳥「はい 出来た…… くすぐったかったりする?」
ロボット「大丈夫だよ」
ロボット「なんかシンプルだね 軽いライフル銃 ピストル幾つか 手投げ爆弾 ナイフ二つ」
ロボット「足ら辺に小さいアーマー増やしてるの なんかデカい靴みたい」
半鳥「ほっそいからバカスカ撃ったらヘタっちゃうかと思って 騎兵銃と拳銃は弾が同じ大きさのやつで軽そうだったから」
玩具屋「……魔導鎧っつーかただの歩兵だなぁ人間の 飛べる」
半鳥「結構重武装だと思うんだけど……」
玩具屋「常識に囚われ過ぎ! まだ色々あるから後で見てってみなよ」
半鳥「で 囚われてないとあーなんの?」クイ
玩具屋「そう」
ドリアード「褒めてるのよね」
半鳥「すっげー褒めてる だって何それ」
ドリ傀儡「 」
半鳥「ブチ切れた草の怨霊って感じ」
玩具屋「一応F型素体なんだけど こういう組み方されると我ながらうん……」
456 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/03/31(金) 21:59:34.06 ID:qbUCoCvlO
半鳥「あの花っぽい盾は?」
玩具屋「回転盾だね 花弁に見えるアレがギュイーンってなって防ぐし飛べる 魔力込めると投げた後の軌道変えられます」
半鳥「背中の蕾に見えるやつ……」
玩具屋「飛翔砲台っていうんだ 飛ばして直接ぶつけたり開いて魔力弾撃てたり」
玩具屋「現実では戦車の自衛兵装になり損なったって噂のボツ兵器 それを再現してみた スゴいでしょ?」
半鳥「はあ」
玩具屋「もう片方のは普通の魔導砲かな 攻性魔力の弾とか光線は良い威力だけど燃費悪いから気を付けて 使うなら」
半鳥「さっきのこめかみガンがハンター君のならそうってことね 分っかりました ん」
半鳥「え じゃハンター君大丈夫なの」
ロボット「何が? 何ともないよ」
半鳥「……ならいいけど」
ロボット「ドリアードさん ちょっと慣らしてからでもいいよね おれの目的はそれだし」
ドリアード「わざわざ許可を取る必要なんてないわ」
ロボット「うん」
半鳥「やっぱりどっか変?」
ロボット「そういんじゃなくて…… でも いや うん やっぱりやってみなきゃ分かんないよな」
ロボット「始めよ 来てくれ」
半鳥「痛かったり苦しかったりしたら言ってよねー」
半鳥「魔力流して、操るんなら循環する感じでやればいいのかな? どれどれ……」sending Magic Power
ロボット「!」バチッ
457 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/03/31(金) 22:00:32.14 ID:qbUCoCvlO
半鳥『…………』
半鳥『……』
半鳥『?』
半鳥『え 何? へ? どこだここ 私倒れてる』
半鳥『地下じゃない 外じゃん、いつの間に……ゴミ捨て場?』
半鳥『何が起こっ
458 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/03/31(金) 22:04:47.62 ID:qbUCoCvlO
ロボット『ハーフィ ハーフィ? 繋げられたの?』
半鳥「うぇあッ!?」ビクッ
玩具屋「?」
半鳥「あ や うん! 多分?」
ロボット『やってみて』
半鳥「えーと……こうかな」manipulate
グン
ロボット『 』ガクッ
半鳥「 」フラッ
ドリアード「!」
玩具屋「おっと……」スッ
半鳥「な なんか 変な感じだね……」クラ
ロボット『ヤバい なんていうかヤバい』
半鳥「それで まずは足……」
玩具屋「あー待った待った動かさない方がいいって」
ロボット「 」step
ロボット「 」ぐらぁ
ロボット「 」ぐしゃっ
ロボット「」死ーん
半鳥「……」ぅ
ドリアード「あら……これは」
玩具屋「感覚同期に失敗したんだ スゴいな 普通そこの触りまで行くのにも二三日くらいかかるんだけど で」
玩具屋「傀儡に"入る"時の行きはともかく 傀儡にやってた感覚が体に帰ってくる時とかが当時もよくゴネられてさあ 人体への影響がァーとか」
半鳥「……」プルプルプルプル
ロボット「 」カタカタカタカタ
玩具屋「ねーもうホント ライトユーザーは死んじまえって――」
ドリアード「つまりどういう状態なわけ」
半鳥「ぅっ……うッ……」ガクッ
玩具屋「すげー酔う」つ洗面器
半鳥「う゛ッ」ガシ
半鳥「魔力の入れ方OK!!」ガラガラガラガラ
半鳥「酔い止めの魔力ポーションOK!!」グチュグチュグチュグチュ
ロボット「飛び散った分の床掃除もしたし」
kick
ロボット「なにするんだよホントのことだろっ」いッた
半鳥「準備は整った!!! さあやろーかドリアードちゃん!!!」ブクブクブクブク ブベッ
玩具屋「ボクサー?」つ洗面器(済)
ドリアード「……まあ無理しないでよね 遊びだから」manipulate puppet
ドリ傀儡「 」カサッ
459 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/03/31(金) 22:11:27.63 ID:qbUCoCvlO
半鳥「んぐんぐんぐ」グビグビ
半鳥「さて行きましょーか」manipulate HYPER ULTIMATE GALAXY HUNTER
ロボット『魔力 来た』
半鳥『(よし あんま酔ってない)』
半鳥『(あれっ)』
ドリ傀儡『(今度は大丈夫そうね 良かった)』
ドリ傀儡『(それじゃ行くわよ)』カシャシャシャシャシャシャシャ
半鳥『(ね ハンター君これひょっとして 同期してからハンター君の声って私にしか聞こえてなかったりする?)』
ロボット『おれも気付いた 普通に喋ってるつもりだったけど声で体の振動ないから多分そう』
半鳥『(乗り移るみたいな操作と合わせてユーレイになったみたい うーむ……)』
ロボット『ノンキしてる場合じゃないだろ早く動かして!』
半鳥『(こーかなッ!)』onehand aim CARBINE
ドリ傀儡『(!)』booster on
ダダダダダダダダダダダダダダダダ
ドリ傀儡『(そんな目くら撃ちじゃ当たるものも当たらないわよ)』シュバッ
ドリ傀儡『(うんいい反応 推進機と羽でバランス取って三対も脚があれば機動力は言うこと無し)』ズサァッ
ロボット『これちょっと反動強いよ、しかもハーフィまともに狙えてないじゃん! ちょんちょん小出しに撃ってばっかだし!』Bratatat tatat
半鳥『(狙ってないからね 利き腕じゃないし)』tatatat tatatat
半鳥『(肩の大砲がヤバそう 虫みたいな足はどっしり構えるためでしょ? とりあえず落ち着かせない)』tatat tatatat tatat
tat tatatat tatat…
ドリ傀儡『(しつこい子 いいわ)』Boost Boost Boost
ドリ傀儡『(それじゃあ鬼さん どうするの)』take cover
ロボット『雪合戦の壁みたいなやつに隠れた! っておれらも隠れるの?』take cover
半鳥『(そう こういう時のためのがあるでしょ)』and suppression fire
ロボット『爆弾! そっか投げるんだ おれにやらせて!』チャキ
半鳥『(え ちょ 勝手に動)』クラ
半鳥「ぅぷっ……」cut manipulate
ロボット『そらっ!』throw GRENADE
半鳥「ちょ バカ ピンは!?」remanipulate
ロボット『何それ?』
460 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/03/31(金) 22:16:05.22 ID:qbUCoCvlO
玩具屋「(まさか一緒に動かしてる? 黙ったまんまじゃなく意志疎通出来てるのか?)」
ドリアード「(知恵比べじゃなしに 一つの体に二つの頭じゃそりゃ酔うわよ)」
ヒューン
ドリ傀儡『じゃあ手榴弾は不発なのね 貰ったっ……』
半鳥『(よし再接続 ならこう!)』draw handgun
ガゥンガゥンガゥンガゥンガゥン
ビシッ
ドリ傀儡『(!)』bladefan shield
KA-BOOOOoooooooN
ロボット『スゴい 当てた!』
半鳥『(ていうかちゃんと爆発させられた どこまで再現してるか知らないけど普通に撃つだけじゃ爆発しないって本で読んだのに)』
ロボット『したじゃん』
半鳥『(中の爆薬に火点けるとこ狙ったからね そっか、本物の体動かす時と違って魔力とイメージだけだから――)』
半鳥『(そこがちゃんとしてればこういうバカ丁寧な撃ち方が出来るんだ ホント傀儡ってコレどういう仕組みなの?)』
ギュィィィイイイイイ
ロボット『!』
半鳥「爆煙が急に晴れて……」
ドリアード「急に晴れたわね」
ドリ傀儡『(行きなさいッ!)』throw B.F.SHIELD
ヒュロロロロロロ
半鳥「(撃つ? 隠れる? でも返ってくるんじゃ)」
ロボット『ハーフィ遅い!』get buck operate
ロボット『隣の隠れ場所ッ!』boost
ヒュルルルルルル…
ドリ傀儡『(あら そっちに逃げるのね)』バシュ
…ルルルルルルルル
半鳥『(ぐぇ またかよ でもこれは私が悪いか)』ぅぐ
半鳥『(けど隠れ場所変えたって後ろから来んだから同じだよ!)』
ロボット『繋げハーフィ! 盾撃って!』pass operate
半鳥『(ぇえちょっと)』remanipulate
半鳥『(ああもう銃両手に握るとこまでやったんなら自分でやればいいじゃんよ!)』BLAMBLAMBLAMBLAMBLAM
ガァン ギン ガギン ギィン
半鳥『(でも落とした私流石!!!)』shootdown
ロボット『次 上!』
半鳥『(上っ? あ蕾砲!)』
461 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/03/31(金) 22:19:33.79 ID:qbUCoCvlO
ドリ傀儡『(気付かれてたのね でもこれはどうかしら)』remote control
カタン
ロボット『げッ』
半鳥『(でぇい!)』BANGBANGBANGBANGBANGBANG
蕾砲『 』ビスビスビスビス
半鳥『(ちッ、閉じると固くなんのね マズい……)』
ロボット『ハーフィ後ろ後ろさっきの換気扇来てるまた!』
半鳥『(クっソ じゃァこうだ!)』dush
ロボット『は!? 意味分かんないなんで突っ込むのバカなのォー!?』
半鳥『(いいから!)』sliding
ドリアード「くぐる気?」
ズサァァァ
ドリ傀儡『(思い切りのいい)』catch
ドリ傀儡『(飛翔砲台は釘付けにされて開けない 出し惜しみしてちゃダメね)』
ドリ傀儡『(まずはコレから)』RDY SHOULDER CANNON
ロボット『か カスったんじゃない鼻』
半鳥『(無いでしょ ほら隠れるよ――ってやべッ!)』
ドリ傀儡『(発射!)』ボシュッ
半鳥『(っ? 上に向かって撃った)』
ヒュルルルルルル ボンッ
ブワァァアアアアアァアアアァアァアアアアアアアッッ
ロボット『なんか降ってきたぁああああああ!!』cut manipulate
半鳥「【※不適切表現】」つサブ洗面器
玩具屋「クラスター? 何だそりゃ そいつはそういう武装じゃ……」
ドリアード「っていう名前なの? 兵器の方は」熱中
ドリ傀儡『(さァ 盾と蕾から逃げ回りながら浴びなさい)』remoooooooooooooooote
回転刃盾『 』ギュィィィイイイイイイィイィイイイィィィイィィィィィイイ
飛翔砲台『 』ズバババババババババババババババババババババババババババ
ロボット『うわあああああ!!!』evaaaaaaaaaaaaade
ドリ傀儡『(……でもそっちは当たらないのね)』
462 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/03/31(金) 22:23:43.59 ID:qbUCoCvlO
ロボット『……っ避けたぁ! けど戻ってくるし撃ってくるし それに破裂した弾みたいなのがもうッ――』Boooooooost
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ロボット『――!? これ』
ロボット『草のタネ?』
ドリ傀儡『(芽吹け!)』pray GERMINATE
シュル
シュル シュル
半鳥「はぁーッ はぁーッ ええ加減にせぇよビビり人形……って一瞬目ぇ離したら何コレ!?」Reremanipulate
ロボット『草が生えて食い込んで 助けてハーフィ!』シュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュル
半鳥『(次勝手に切ったらハンター君にぶッかけるかんね!?)』
ロボット『なにこれぇえええハーフィぃいいいぃいいい』ジタバタ
半鳥『(ピーピー騒ぐな男の子でしょッ!)』draw KNIFE
ザク ザクザクザク
シュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュル
ドリ傀儡『(無駄よ 斬った側から再生するわ)』
半鳥『(性格が出てるなぁもうッ なら足の方だけ斬って噴射で無理くり!)』boost tear
ドリ傀儡『(それも無駄よ)』
ギュウゥゥウウウウウウウウウウウウウウウウウッッッッ
ロボット『縛りがキツくなってってる!』ギチギチ
半鳥『(だけじゃない ブーストが吹かせないっ?)』ギュンギュンギュンギュン
ロボット『ホントだ ……これブースターに魔力が行ってないよ おれに来る魔力がこの草に横取りされてる感じだ!』
半鳥『(魔力を吸収されてるってこと? う 確かになんか吸われてる感じする……ッ)』ギュンギュンギュンギュン
半鳥『(ってゆーか……)』ギュンギュン
ドリアード「ハーフィ 何かしらその目は?」ジュルリ
半鳥「何かしらじゃねーよ! ちょっと待ってこれは反則! ダメでしょ! ダメでしょ!?」
463 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/03/31(金) 22:28:09.85 ID:qbUCoCvlO
玩具屋「え 何が? オリジナル武装は紳士協定に反してなければ禁止してませんよ いつ手加えたのかは知らないけど」
ドリアード「ぁあ 貴方の美味しいわ……凄く甘い イイ」ツヤツヤ
半鳥「自前の魔法使って私の魔力吸収してるの現在進行形で!」
玩具屋「マジで? それはちょっと……」
ドリアード「何が問題なの 直接攻撃は禁止って聞いてるわ」ツヤァ
ドリアード「植物を媒介に自然魔法を使ってるのはそこの人形よ お裾分けがあるみたいだけど私自身は貴方やハンター君になんにもしていないわ」ニヤ
半鳥「な なにをぅヘリクツ……」
玩具屋「あードリアードちゃん魔法使いか……今までもちょくちょくあったけどジャッジ的にはグレーなんだよなそれ」
ドリアード「上空に親種子弾を発射 炸裂してすぐに発芽、魔力を餌に物凄い速さで成長する魔法植物を植え付ける肩付けの大砲」
ドリアード「名付けてヤドリギクラスターとでも言おうかしら 吸収効果は欠いちゃうけど付呪して増産してあげても構わないのだけれど」
玩具屋「採用」
玩具屋「ハーフィちゃん負けそうになったからってゴネちゃうのは良くないなぁ」
半鳥「汚なッ!!!」
464 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/03/31(金) 22:34:54.39 ID:qbUCoCvlO
半鳥「反則! 反則だ! 認めないぞそんなのー!」Boooo
ロボット『そーだそーだぁ! 勝負中にいきなり武器が進化するなんて一体どんなファンタジーだー!』BOOooooo
半鳥『(いやお前がファンタジー言うんかい)』
ドリアード「ふっ……仕方がないわね」fighter snap
シュルルル…
半鳥「やっぱそっちの魔法なんじゃん……」
ドリアード「ハーフィだってやればいいじゃない ハンター君を介して何か」
ドリアード「まあいいわ さ、ヤドリギは解いてあげたわよ」
ドリアード「これなら文句ないでしょう?」
ロボット『はぁ、気持ち悪かった とりあえずこれで仕切り直』
ロボット『しッ!?』ギュインッ
半鳥『(隙ありじゃあああああああい!!!)』boost charge
ドリアード「そう そのバイタリティが貴方の魅力 けどね」
ドリアード「私年甲斐なく結構負けず嫌いなの 例え遊びでも……」
半鳥『(騎銃掃射! 拳銃連射!)』ズドガガガガガガガ
ドリ傀儡『(戻れ シールド!)』remote control B.F.SHIELD
半鳥『(邪ぁ魔だッ!)』YAKUZA KICK
ドガシャアッ
半鳥『(回る刃がアブナイナラ真ん中蹴っ飛ばせばいいじゃない! ふははは私天才!)』
半鳥『(さあ近付い た ……)』
ザワアアァァァァ…
ドリ傀儡『(立ち止まっちゃったわね)』VINE ARM
ロボット『』
半鳥『(凄い数の蔓……! 右手 素手じゃ無かったの……!?)』
ドリ傀儡『(クラスターに込めてるのと似たような種子を握らせていたのよ 使い方は違うけどね)』ギュシュルルルルルルルルルルルルルルルルルルル
ドリ傀儡『(行くわよ)』ビコォーン
ロボット『ひッ』
465 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/03/31(金) 22:36:41.41 ID:qbUCoCvlO
ドリ傀儡『(超自然!)』グワッ
ドリ傀儡『(つゥるゥっ……)』ギュバァッ
ドリ傀儡『(ドリルゥッ……)』ギィィャルルルルルルルルルルルル
ドリ傀儡『(ブレイクゥゥゥゥゥ!!)』ギュゥィィィイイイイイイイイィィィィイイイィイイイイイイイイイイィイィイイイィィィイィィィィィイイ
半鳥『(感覚同期カット)』
半鳥『(同期カット)』
半鳥『(カット出来ないナンデ!?)』
ロボット『ダメ』
半鳥『(はい)』
半鳥『(いやちょっと待って待って待ってなんで纏めた蔓がドリルになんのどーやって腕回してんのねえこれ練習試あi)』
ズギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ
◆
466 :
※『()』での発言内容は半鳥&ハンター除き喋ってません ガンダムの双方無線繋がってない会話的なのをご想像ください
[sage saga]:2017/03/31(金) 22:40:25.83 ID:qbUCoCvlO
467 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/04/01(土) 05:36:16.53 ID:cJIFpyp50
超乙!
この慣らし試合、ゲームの難易度で言うとHARDくらいになってそうだね
468 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/04/01(土) 12:44:56.59 ID:0cgcw8+t0
あーあ、ゲロインにされちゃって、可哀想にハーフィちゃん……
しかし軽量多脚ってのは脚が三つだけなのか。いざとなれば種から生やせそうなドリアードさんでなければ、一つでも壊されたら移動は壊滅的になるな
469 :
>>468 さ 三対……
[sage saga]:2017/04/01(土) 12:53:01.35 ID:yEb5HQDfO
470 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/01(土) 13:43:46.48 ID:ixV9jMR90
つまり六本やで
471 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/04/01(土) 23:59:22.88 ID:WRR7UQJ10
>>468
お?ぉははぁ!ちゃんと読んでないって証拠になっちゃったな
472 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/03(月) 21:55:08.75 ID:HelIhkJV0
植物のドリルって金属よりは柔らかそうなんだけど、そこんところどうなんです?
473 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/10(月) 11:01:04.60 ID:1X4QP5IK0
ここで空気を読まずにフィギュア系ロボバトルものならヘビーメタルサンダー(PS2)だろ!(ドヤァ... とか言ってみる
474 :
>>473 こんなアホゲーがあったとは……ざっと調べたら対戦傀儡の設定モロ被りでした 更新はもう少し待ってください
[sage saga]:2017/04/11(火) 00:46:12.24 ID:sD0FwWeTO
475 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/04/12(水) 02:44:27.13 ID:c5pONxoC0
埋め立て地?だかのハンター君の心象風景は、fateで英霊と繋がった後の夢的なやつ?
476 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/04/15(土) 20:55:40.74 ID:Tw/V8udW0
そんなアホゲーと、まさか共通点があろうとは……w
477 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/04/22(土) 12:08:45.64 ID:ze0apkfIO
半鳥「……」glab color
ロボット「……」ジー
ドリアード「ごめんなさいってば」うぐ
ドリアード「あの あのね 背伸びで足の裏ツりそうなの襟放してくれないかしら……背高いわねハーフィ 素敵ね」プルプル
ドリアード「ちょっと熱くなっちゃっただけなのよ ね ハンター君も肩の上から睨まないで」
ドリアード「関節用の一番高いオイル買ってあげるから! ね?」
ロボット「……」
半鳥「あ グラつきおったな」
ロボット「違うし」
半鳥「まいっか いーよ」パッ
ドリアード「ふうっ……」ストン
ロボット「グラついてない」
半鳥「そうだね うんうん」
ロボット「ないから!」
玩具屋「上の店の赤い缶の機械油のこと言ってるなら売り切れなんだ ごめんね」
ドリアード「知ってる。」
ロボット「manipulate! manipulate!」うををををを
半鳥「ふはは半端者奴 そっちがされる側でしょォーが」ブランブラン
ロボット「つまむなー! 寒い装甲剥げたとこが寒い」ガクンガクン
玩具屋「そう 装甲をバリバリ剥がしてたね ツルっていうか見た目木製ドリルで」
玩具屋「一体どういうカラクリなのか教えてくれないかな どうも気になってたのは俺だけじゃないみたいだから」
半鳥「?」
478 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/04/22(土) 12:09:23.68 ID:ze0apkfIO
ドリアード「人形のやったことです記憶にありません」
ロボット「そういうのいいから」
ドリアード「せっかち」
ドリアード「蔓に硬化をかけたのよ 木精ならみんな使える魔法」
玩具屋「硬化……」
ドリアード「昔はこれで伐採に来た不敬な樵の斧とかボロボロにしてたりしたんだけどね」
ドリアード「製錬技術が上がった辺りからキツくなったわ 今なんかチェーンソーでバリバリバリドーンだもの」
玩具屋「……待って 何 ドリアードちゃんのドリアードって木の精霊のドリアードなの? 変わった人名じゃなく?」
ドリアード「僭越ながら」
玩具屋「どういうんだ ゴーストの次は精霊かよ……これはやっぱりラジオの中で俺は架空の物語の登場人物なのかい」
半鳥「精霊様が出てくる話もあるんですか?」
玩具屋「あるよ」
半鳥「あるんだ」
玩具屋「環境破壊にキレた森の精霊が木の傀儡軍団で製鉄所を襲うのよ 主人公は精霊と仲良くなんだけど あっ製鉄所は森に出来るのねだから 魔導排煙バリバリな感じのやつ」
玩具屋「で主人公は精霊と仲良くなんだけど 政府側だから悲しみつつやっつけて人々には感謝されるっていう回なの 若い精霊の捨て台詞がまたキツくてさ……」
半鳥「ホロ苦ですね……」
ロボット「聞いたことある気がする……かも」
ドリアード「ありがちだものね」
半鳥「スれてるなぁ」はは
玩具屋「後々主人公の役者の都合で主役変わるんだけど辻褄合わせにこの回の心情も上手く組み込まれててさ……っと脱線したな」
玩具屋「満喫してるっぽいしそういうあれじゃないんだよね?」
ドリアード「もう似たようなことやったわ」
半鳥「うん」
玩具屋「おおう」
半鳥「いい教訓になったよ 人のトサカに触らないようにする 除草剤はちゃんとしたの使う――」
半鳥「お酒は控えた方がいい 書いたら一回時間置いてちゃんと読み返した方がいい……」
玩具屋「そうなんだ?」
479 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/04/22(土) 12:11:16.31 ID:ze0apkfIO
ロボット「なあ 早く修理してって」
ドリアード「分かってるわよ すみませんけどお願いできますか?」
玩具屋「毎度」ガチャガチャ
ロボット「痛い ネジ歪んでる 痛い 痒い 痛い痛い痛い」
玩具屋「交換すっから動くなってば」
半鳥「でもまあまあ面白かったかも 札束でぶん殴られた感じを差し引けば」
ドリアード「あーあー聞こえない」close ear
半鳥「あと酔っちゃうのがね 慣れればいいのかな」
玩具屋「ああそうだそうだそれなんだけど」
玩具屋「何 ハン太と二人で動かしてる感じなの?」
半鳥「いや……どっちかっていうと違くて ゲーしちゃってたじゃないですか」
玩具屋「頻繁にね」
ロボット「接続切れでオエッてしてた」
480 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/04/22(土) 12:12:39.39 ID:ze0apkfIO
半鳥「ハンター君か私のどっちかがどっちかの意志でしか動かせてませんでした 魔導車のハンドルを取り合いしてる感じ」
ロボット「あっ、そんな感じだ 普通に運転する時おれ、ぶつけて殺すからハーフィっていちいち切り替えるみたいな」
半鳥「例えヒドくね」
ドリアード「撃ってたのはハーフィなんでしょう 頭を向けもせずに上のを見付けてたのがハンター君かしら」
半鳥「そう 流石」
玩具屋「んーむ……一つの体に二つの頭か なんかあの犬の魔獣みたい なんつったか」
ドリアード「オルトロス?」
玩具屋「それだ」
半鳥「おるとろす……?」
ロボット「おるとろす……!」
玩具屋「分かる どっちの反応も」
半鳥「なんとかなりませんかね」
玩具屋「多分だけどなんとか出来るとは思う 要は二人で操縦できればいいんでしょ」
ドリアード「回路を増やす」
玩具屋「言った通りやったことはないんだけどね パッと来たのはそれ」
ロボット「また頭開くの」ビク
玩具屋「お時間は取らせませんので」
ロボット「やだ! ふざけんなよすっげー痛いんだぞ!?」
半鳥「ん まー嫌ならしょうがないよね」
ドリアード「あら あっさりね」
481 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/04/22(土) 12:14:56.37 ID:ze0apkfIO
半鳥「ちょっと遊び辛かったってのがね 維持費とか改造費とかあるし」
玩具屋「……」
半鳥「一回一回やるごとに壊れたらかかるんじゃさぁ 大人の遊びだよね それに」
ドリアード「それに?」
半鳥「ハンター君は私の玩具じゃないから ハンター君自身だから」
ドリアード「まあ……」
半鳥「まあってそんな意外そうに」
ロボット「ピストルでグリってやった」
ドリアード「あれの弟子というだけで十分じゃない」
半鳥「ひでぇ」
玩具屋「自身だからと来たか……いやあ」
半鳥「ほらちゃんと感銘を受けてくれてる人もいるんだよ これが普通の通常の流れよドリさん」
ドリアード「ヤな響きね」
玩具屋「本当に腹話術じゃない?」
半鳥「違った」
玩具屋「冗談だよ へへへ」custom over
玩具屋「っしゃ、装甲装着完了 もう動いてオッケーよ」
ロボット「……ちょっと重い」クイクイ
玩具屋「うん」
ロボット「うんって」
玩具屋「まーまーまーサービスよサービス 今度またやる時に試してみ」
玩具屋「ハーフィちゃんは微妙みたいだけどハン太郎一人でも遊べるんだろ? そん時にでもさ ブッ飛ぶぜ〜これは」
ロボット「楽しみさよりも不安さが先に来てる」
半鳥「良かったねハンター君 ありがとうございます色々」
玩具屋「まあ 気が向いたらまた遊んでよ」
半鳥「はい」
ドリアード「それじゃあこれ」pay
玩具屋「毎度ありがとうございます」
ドリアード「私は楽しかったわ また来るかも」
玩具屋「嬉しいね スジも良かったし大歓迎」
ドリアード「払いもいいし?」
玩具屋「まったく」
玩具屋「ところでどーかな 近く対戦傀儡の催しがあるって話はしたっけ?」
半鳥「あー 最後の方で言ってた……」
玩具屋「前後のヤツは忘れていいからね」
半鳥「忘れました」
半鳥「忘れましたか?」
ドリアード「忘れました」
ロボット「忘れました」
半鳥「忘れました」
玩具屋「センキューセンキュー なんだけどドリアードちゃんどうかな」
482 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/04/22(土) 12:16:56.93 ID:ze0apkfIO
ドリアード「昨日今日の素人だけど 資格とかは?」
玩具屋「無い無い傀儡使いなら誰でもオーケー あーでも参加権として強いて言うなら」ゴソ
玩具屋「これがそうかな」KeyBolt
半鳥「そのネジが?」
ドリアード「……ねじ山の入り方が妙ね 刻みが深過ぎるし、その割に途中で途切れてる所があったり これじゃ普通には使えない」
ドリアード「魔導鍵?」
玩具屋「うお一発で看破されたか」
玩具屋「そうだよ錠前と合わせて変型合金製なんだ 高級車なんかに使われてる技術の聞き齧り」
半鳥「ホント何でも作れるんですね……」
玩具屋「天才ですから」
ロボット「自分で言うんだ」
玩具屋「小さい頃から言ってたんだぜ 俺だけしか俺がそうなのを知らなかった時から 事実だしね」
玩具屋「看板しょったら後は認めさせるだけよ 超簡単」
半鳥「あ なんかヤなダブり方した 今」
ロボット「ただのカッコつけじゃん」
玩具屋「貫くんだよ 大概そーやって茶々入れられて恥ずかしくなっちゃうもんなんだ 勿体ないことだよ」
ロボット「変なの」
483 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/04/22(土) 12:19:28.19 ID:ze0apkfIO
ドリアード「鍵はどうしたら貰えるんですか? やっぱり買うとか」
玩具屋「気になる?」
ドリアード「……まあ」
玩具屋「はい」give KB
ドリアード「はい」take KB
ドリアード「はい?」
玩具屋「期待してるよ ダークホースとしちゃ面白いかもしんない」
ドリアード「ええ 適当……や まだ決めたわけじゃ」
ロボット「気に入った奴に渡してるってこと?」
玩具屋「欲しい? いいよ」
ロボット「うーん」チラ
半鳥「うーん」
玩具屋「即ダメって言わないのは脈ありってことなのかな」
半鳥「見るだけならそこそこ興味ある感じなんだけど……やるとなるとなぁ ボッコボコだったから」
玩具屋「正直ドリアードちゃんの戦法は初見殺しなとこあったからね」
玩具屋「回転盾と飛翔砲台で牽制、そこにヤドリギで削り殺せれば良し 近付かれたら多脚の機動力と蔓で応戦」
ロボット「卑怯だった」
ドリアード「勝てば官軍というのよ」
ロボット「けっ」
玩具屋「だからまあ気にする負けじゃない どころかハーフィちゃんもイイ線行ってた」
半鳥「おお……」
ロボット「撃つの上手だったしね」
半鳥「もっと褒めてもいいよ」
ロボット「いいゲロだった」
半鳥「デコピン喰らえ」ズビシ
ロボット「痛っ」
半鳥「固っ」
ドリアード「何やってるのよ」
ドリアード「……そういうわけですから 私達は保留かな」
玩具屋「そっか」
玩具屋「持ってて 日取りと場所教えるからさ、来てくれるなら飛び入りなんてのでもいい」
ドリアード「ありがとう それじゃ今日のところは」
玩具屋「またのお越しを」
半鳥「待ってハンター君どうしよ」
ロボット「おれ?」
484 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/04/22(土) 12:22:56.88 ID:ze0apkfIO
半鳥「どうする一緒に大学帰る? 入れ物今工具箱しか無いからガチャガチャしちゃうかもだけど」
ロボット「下ろせないんだよね」んー
半鳥「借り物です」
ロボット「……一緒に行こっかな」
半鳥「あれ」
ロボット「魔法の学校だろ おれ今魔法の生き物だし そっちの方が色々やりやすそうかなって」
半鳥「正確には村だけどね」
ドリアード「貴方家まで連れて帰る気なの」
ロボット「!」ピク
半鳥「ダメかな」
ドリアード「ダメってことないでしょうけど」
玩具屋「おおっと役得だな少年」
ロボット「はあっ? 意味分かんないし 何が得するんだよ」
半鳥「ここか大学の研究室でもいいんだろうけどさ あーいやいや研究室はダメですわ大学はダメダメ」
ロボット「なんでだよ」
半鳥「私のやり方なんて目じゃない勢いで速攻バラされちゃうかもよ?」
ロボット「え」
ドリアード「サモナーやプロフェッサー・Jなら分からないけど 約一名危険なのがね……」
半鳥「工学棟はラーメン教授いるしね 超調べたがってた」
ロボット「泊まらせてください」
半鳥「素直でよろしい」
ドリアード「私は預かって欲しいんですが ついでに修理も」
玩具屋「分かった 任せといて」
半鳥「じゃあまた! ねえねえドリアードちゃんネジ見せて!」
ドリアード「ほら 大学に戻ったら返すのよ」はい
半鳥「ふぅーむ へーぇ……」しげしげ
ロボット「おれにも見せて」
ドリアード「壊さないでよね……? すごく凝った造りだから私も見たいの」
ガチャ バタン
485 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/04/22(土) 12:25:44.45 ID:ze0apkfIO
……
玩具屋「しかし珍しいお客様だったな 歴代客層平均年齢を大きく下げたんじゃない」
玩具屋「いや 大きなお友達が身体年齢もそうだった頃を鑑みればそうでもないか ははっ」
玩具屋「やーやー参ったなぁ若い女の子と長いこと喋っちった おっさんちょっと若返ったんじゃねえのー?」
ガチャ
玩具屋「うおっと」
玩具屋「はいらっしゃい あら」
ヅラ客「お おォい聞いてくれよォォ〜〜……!」
玩具屋「どうしたのそんなげんなりして ズレちゃうぞ」
ヅラ客「ズレねぇよォ高ッけぇのピチッとやってんだからよォ」
ヅラ客「じゃなくて大変なんだよ! 俺のキーボルトがブン取られちまったんだァ!」
玩具屋「またアンティやったんだろ パーツか金でやれないから代わりにって渡したんじゃないの〜? お前はあの複合大剣に頼り過ぎなんだよ――」
玩具屋「ハードポイント増し増しの装甲付けてんだから動き難いなんて言わずに固定武装とかで取れる択をもっとだな……」
ヅラ客「違ぇんだよ 見ねぇ奴だし絶対カモだと思って俺の方からアンティは仕掛けたんだ」
玩具屋「だせぇ」
ヅラ客「うるせぇなァ! なんか普通の魔導鎧みてぇなアセンでよォ――」
玩具屋「ふーん、普通のね……」
ガチャ
玩具屋「またか いらっしゃい」
チビ客「お お おおいスミスぅ!」
玩具屋「金属パーツは基本プレスと溶接だ 鍛冶屋じゃないんだからやめなそれ」
ヅラ客「どうしたァ?」
チビ客「き き き きききききき」
ヅラ客「いつもにましてドモりが酷ぇなァ落ち着けってよ」
玩具屋「待った」
玩具屋「キーボルト?」
チビ客「そ そそうなんだよ取られちゃったんだ大会に出れない」
486 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/04/22(土) 12:27:17.96 ID:ze0apkfIO
ヅラ客「……おめぇもか アンティで」
チビ客「俺の欲しいもんくれるって言うから 傀儡使いに悪い奴はい いないし 信じて 勝てるとも思ったし」
チビ客「けど負けちゃったんだ お金じゃなくて良かったけ 良かっ 良かったよお金じゃなくて」
玩具屋「どんな奴だった」
ヅラ客「それが……いいか俺から話すぜ? それがいけ好かないコート着た野郎でよ……」
チビ客「もっと古いやつだよ 外套! フードがつ ついててさ」
ヅラ客「そうだそれだァ 決まりだなァ同じ奴だぜ」
玩具屋「この短時間に? 違うんじゃねえかな……」
ヅラ客「思い当たる節があるって感じだァ」
玩具屋「まあね 何かしら来ると思ってたがこういう形とは……しかも早い」
玩具屋「(キーボルト持った奴だけ狙い撃ち? この二人だけじゃないんだろうな 面子をどこで……まああそこだよな)」
玩具屋「(数的には狙う必要はない でもってあの子のこった、ローラーをかけさせてるんだ 俺に合わせたやり方で)」
玩具屋「二人とも 電話貸すからちょっと話回してくんないかな、それでアンティは当分無しって」
チビ客「すスミスは?」
玩具屋「自宅用の電話使う ちょっと確認しなきゃだ」
玩具屋「頼むよ」
ヅラ客「後で修理も頼むぜ」
487 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/04/22(土) 12:32:38.66 ID:ze0apkfIO
帝都魔法大学 召喚魔法研究室
マンチカン「……」
髪蛇「……」
茶「混ぜんな〜 危険な〜」ゴリゴリゴリゴリ
茶「奴らが会いすりゃ」サラサラサラサラ
BOMB!!
マンチカン「!?」サッ
髪蛇「!!」シュルルル
茶「ドカンだ〜 ってね けほっ、あーまた駄目だったわ、これも失敗リスト入りーと……」check
コンコン
茶「今取り込み中だ 後にしてくれ」声真似
ガチャ
J「友よ なんでそんな早……なんだブラウンじゃないか 妙に高いとは思った」
茶「嘘は言ってないわ! 取り込み中って言ったじゃない、駄目でしょ他人の研究室にズカズカ入って来ちゃ?」
茶「私の研究室が今魔導汚染状態で使えないから間借りさせて貰っているの 大丈夫大丈夫サモナーいないし!」
茶「貴方ももうちょっとだけデリカシーがあったって罰は当たらないんじゃないかしら!」
J「お前さあ」
J「まあいい 私はきちんと本人に許可を取った上で来ているんだ、さあさあ机を片付けた」
茶「それは構わないけど今動かしたら危険のねんごろよ?」
J「君の言う危険は常人の5倍増しだ それは困る」pray GRAVITY CONTROL
茶「え? あぁあ? ちょっ おろして 実験器具がぁ!」フワー
J「着地」to ceiling
茶「あら」ストン
J「道具にもかけた ジャンプしたりしない限りしばらく君の床は天井だ スペースを有効活用しようじゃないか」
茶「素晴らしいアイデアね! じゃあお言葉に甘えて仕事させて貰うわ!」ゴリゴリゴリゴリ
488 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/04/22(土) 12:34:53.71 ID:ze0apkfIO
茶「ところで貴方は何しに来たの?」チャポチャポチャポチャポ
J「出先から戻ってきたんだ 奴と一緒に今日は休みを取ってな、これだ」つ傀儡
茶「む この照明大分汚れてるわね……」
J「落とそうか 汚れと一緒に」
茶「冗談よ! 真上だから首が痛くなりそう」どれ
茶「……あー あー見たことあるわそれ! うわ懐かしいー! 男の子のステイタスだったやつよね!」
J「よく知ってるじゃないか サモナーに誘われてな、懐かしくてつい」
茶「休んだ?」
J「私の部下達は優秀だからな」
茶「私の助手だってそうよ! 間口が広いのは同じだけど、私が求めてるのは優秀な人材ばかりじゃないから」
J「玉石混合と言いたいのかい 君らしくない」
茶「メインは玉石に金剛よ文句ナシ」
茶「ほら 一応バイトさんも研究室預かりだから……」
J「ああフィールドワーク組か ハンターとか傭兵とか――」
J「賞金稼ぎとかに外注しているんだったな 基本的に研究室には入れない筈では? 何があった」
茶「ちょっとね!」
J「はいはい じゃあお互い自分の用事に取りかかるとしよう」
J「真上を向いて会話するように人間の体は出来ていないようだからな」
茶「真下を見ながらもね!」
茶「ということはじきにサモナーも帰ってくるのかしら」
J「すぐではないだろうが だろうな」
茶「対戦傀儡って言ったっけ」
J「そうそう 今はツアー中だ」
茶「何それ?」
J「しかる筋からプレイヤーを探して辻斬りして回っているのさ ちゃんと相手の都合は考えてる」
J「まあ 曰く賭けるものがあった方が楽しいし本気になれるというんで 奴は勝つなり相手から色々取り上げてるようだが」
茶「必死になるものね。いい考えだと思うわ!」
J「やる側からすればな でも見てた時断る輩は居なかったし、突拍子もなくても楽しいのはそうなんだろう」
J「私も参戦しなければ さて買ってきたパーツをどう組むか……」ガチャガチャ
茶「……そういえばハーフィ達はどうしてるのかしら」
J「ドリアードと遊びに行ったとか」
茶「付き合い良いわよね、お姉ちゃんみたい!」
J「本人に言ってやったらどうだい」
茶「ツンデレだから もうトルネードスピンはゴメンよ……」
J「ふっ」
489 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/04/22(土) 12:37:25.79 ID:ze0apkfIO
帝都 玩具屋を出てより数分の通り
ドリアード「なんかお腹空いちゃったわね」
半鳥「そうだねー ていうか木精でももう水だけじゃ足りない感じなんですか」
ドリアード「体でいる時はそうかも いえ、そうね、上手に作り過ぎちゃったからそう 枝の時はそんなことないんだけど」
ロボット「……ドリアードさんって木で出来てるの」in toolbox
ドリアード「木製って? 間違いではないかな さっきの話冗談だと思っていたの?」
ロボット「思ってた……」
ドリアード「貴方ほどじゃないと思うけど フフ……ところでよく工具箱重くないわね」
半鳥「ハーピィの筋肉舐めないでください 軽くて強いんだよ? 小指で逆立ち歩きとかヨユーだし」
ロボット「ウソぉ!」
半鳥「ウソぉー」
工具箱「 」ガンッ
半鳥「あははは工具箱が怒ってる」
ガヤガヤガヤガヤ
ドリアード「ん ここら辺はあんまり来たことなかったけど お店いっぱいあるわねぇ あっという間に人だかり」
半鳥「お昼時だもんね ビジネス街からはちょっとしか離れてないし――」
半鳥「工場とかあるとこからもそんな遠くないし 安いのもお高いのもごっちゃんなってる 賑やかー」
ドリアード「何か食べたいものはある」
半鳥「高いの!」
ドリアード「高い=美味しいって発想がもうお安いわね……」
半鳥「うっせ」
ドリアード「まあいいわ じゃあ……あ」
ドリアード「ごめんなさいハーフィ ちょっとお金下ろして来なきゃ」
490 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/04/22(土) 12:41:04.28 ID:ze0apkfIO
半鳥「銀行までちょっとあるんじゃない ついてくよ いいよ別に」
ドリアード「いいえ飛んでくわ 風があれだから羽は使えないでしょう」pray WIND
半鳥「分かった ……ああ通行人のお姉さんのスカートが」ブワァアアア
工具箱「 」カタ
半鳥「んー?」バカッ
ロボット「あッ なんでいきなり開けるんだよ眩しいだろ!」
半鳥「開けた方がいいかと思って もー行っちゃったよ!」くくく
ロボット「閉めてよ!」
半鳥「はーいはーい」ガチャ
ドリアード「(普段自分より賢しい連中にイジられてばっかりだからはしゃいでるのね……)」
ドリアード「あんまり人で遊ばないの すぐに戻ってくるから待っていて」ゴォォオッ
ロボット「なんだよもう……早くね」
「うわ飛んでった あの年で魔法使いか」
「今日は風が騒がしいな……」
「見えたか! 見えたか!?」
「見えたが下になんか履いてやがったSHIT」
「HOLY SHIT」
「でも、この風……少し 泣いています」
「そうそう夕方から雨降るってねーラジオで」
半鳥「ああもう往来で風起こしたり飛んだりするもんだから目立ちおってからに」
半鳥「立ちっぱなしも辛いししゃがんでますかね」ストン
ロボット「出してくれたりとか」
半鳥「ゴースト傀儡ってバラすか一人で高い人形遊びしてるって説明するかの二択じゃん もうちょっと我慢してー……」
おっさん「……ん? お、鳥の嬢ちゃんじゃないか」
半鳥「ああ…… こんにちは、お昼ですか?」
おっさん「そうそう 部下と一緒にな」
491 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/04/22(土) 12:43:33.02 ID:ze0apkfIO
若いの「え、係長知り合いなんスか? 妻子ある身じゃ、や、どーなんスかこういう……職種の」
半鳥「ラフな格好の亜人と見ればそれか こないだ最初の焼き直しかなァ」
おっさん「すまんすまん! 謝れバカタレ 社内の亜人軽視はウチのチームから無くすって言っただろうが」グイッ
若いの「ちょっと前の朝連絡のあれマジだったんスか? 誰も本気にしてませんって」いだだだ
半鳥「ほう……」ゴト
工具箱「いでッ」ガチャ
おっさん「?」
若いの「なんだよ 言われんの嫌なら家帰れば」
半鳥「上等だコラ」
おっさん「あーマズい……」
ロボット「なんだよもうハーフィの奴っ――」
『見ィ〜つけたぞ〜〜〜』
ロボット「……!?」
492 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/22(土) 12:47:11.86 ID:ze0apkfIO
ズ
ズズ ズ ゴト
グラッ
ロボット「(箱を動かしてる ハーフィ?)」
「コブラツイスト!!!!!!」
「いだいいだいいだだだだだだだだだだ」
「俺ん時よりソフトだなぁ その辺にしてやってくれよな」
ロボット「だよね 声が遠くなってるってことは誰だ? ハーフィ! ハーフィ?」
『気付いてない気付いてな〜〜い〜〜〜 あの売女は男に絡み付くのに夢中〜みたいよ』
ロボット「お前何だ! 何勝手に人のもの取ってるんだよ、そういうの駄目なんだぞ!」
『シャルァップ! ヒヒヒ』shake
ロボット「うばばばばばばばばば」ガッチャンゴッチャン
ゴトン
『はァ〜い到着ゥ〜〜〜〜』
ガチャ
ロボット「うおっまぶしっ……ど、どこ ここ……」
赤い傀儡「おはよ〜さァ〜〜〜ん あらいいベッド、寝てる間に修理して貰えてそ〜なか〜〜んじィ〜〜〜? それか」
赤い傀儡「バラバラになってたりとか ん? ん〜〜坊っちゃん?」
ロボット「……喋る傀儡……!」
赤い傀儡「坊っちゃんも喋ってるじゃなァ〜い? お仲間!!!」
赤い傀儡「だ〜から見つけやァ〜すかったんだけども」
ロボット「何なんだよ……気持ち悪い喋り方だな」wake up
ロボット「路地裏? どこに連れてきたんだ!」
赤い傀儡「オイラも知らんねん〜」
赤い傀儡「後ろの奴に聞けばァ〜?」
ロボット「?」クル
外套男「遊びが過ぎるぜ旦那」
赤い傀儡「遊び易い場所選んでくれたクセにィ〜」RDY ARM
ロボット「!!」equip weapon
赤い傀儡「そ〜来なくっちゃヒィ〜ヒヒヒヒヒ!」Booster On
赤い傀儡の装備↓
493 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/22(土) 13:07:06.26 ID:bwEuBnJH0
重火器系
494 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/04/22(土) 20:35:16.48 ID:wOoJtIEA0
まさかハンター君が攫われるとはなぁ……赤い傀儡は、台詞からなんかラットル臭を感じるwまぁ、本来の彼より幾分か挑発的な部分が強くなってる気もするけどw
495 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/04/25(火) 11:00:56.38 ID:Uy9ZXZpv0
謎の外套集団とか、多分普通に原作(
>>1
さんの脳内作)対戦傀儡の作品でもあったんだろうなw
496 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/10(水) 22:48:41.45 ID:Qt5spg4D0
今回の外套男はサマナーなのか?別人なのか……?
497 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/05/13(土) 22:54:36.03 ID:wT7tpdhM0
サマナーの傀儡にはもっと相応しそうな装備があるだろうけどね
メダロットで言うエイリアンタイプみたいに、任意のタイミングで全パーツをランダム召喚出来る術式を骨組みの時点で仕込んでたりとかw
498 :
※今さらですがフレーバーですのでInglishは気にしないでください
[sage saga]:2017/05/16(火) 11:42:41.27 ID:Lu1fn41UO
赤い傀儡「とォォ〜〜〜ゥ!」ズシャッ
ロボット「(飛び退いた あの重たそうな見た目で)」take cover Toolbox
ロボット「(なんだアイツ カミキリムシみたいな顔 両手両脇にガトリング砲 肩どっちもにロケット砲 腰にも何かある……ッ?)」
赤い傀儡「坊っちゃんを穴空きチィ〜〜〜ズにするためだよォ逃げてんじゃない」climbs iron rock
Ready to fire
ロボット「………!!!」
ッッヴゥゥゥゥーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッッツッ
赤い傀儡「ヒィ〜〜〜ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」DEEEEEEeeeeeeST
赤い傀儡「ツラ出せ」ROOOOOOOOOooooooooooooooY
ロボット「ふざけろ!」lean fire
チュンチュンチュンチュィン チュィーン
ビスッ
赤い傀儡「いでッ」HIT
ロボット「(ハーフィの真似!)」ダダダダダダダダダ
赤い傀儡「ッだらァオイコラボケェ!!!!」ボシュボシュボシュボシュ
ロボット「っ!?」ビクゥ
工具箱「ぐわああああああああああああああ」ズドドドドドドドドド
ロボット「くそっ箱が」
赤い傀儡「今撃ってンだろ!? 今撃ってンだろ俺!? なあ!? 俺!!! 俺!!!!」suppression
赤い傀儡「撃ってっ時に撃ち返してンじゃねェェェ〜〜〜よカスが!!!!!」
赤い傀儡「み〜た〜い〜な〜」
赤い傀儡「ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」パシュッ
499 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/05/16(火) 11:48:25.73 ID:Lu1fn41UO
シューッ カンッ
ロボット「腰からワイヤーっ? 先っぽが箱に……」
赤い傀儡「こっちに来ォ〜〜〜〜い!」キュァルルルルルルルルー
ズズ ズズズズズズズズズ
ロボット「引っ張――ウインチかそれ!」
赤い傀儡「おいで〜〜〜チュ〜してやるよォ回路までガッッッツリとォォ〜〜〜〜〜!」ガパァ
ロボット「やだ!」draw knife
赤い傀儡「そうか初めてか! 初めてか!? そ〜かァ!! 何事も経験よォ〜坊っちゃァァ〜〜〜〜ん!!」ready HuuuuuUuuuuuuuG
ロボット「死ねよ男じゃんかよ!!」バッ
ロボット「(ここだッ)」
赤い傀儡「坊っちゃ〜〜んワイヤー切れちゃうから出ても撃たれないと思ったの? 大正解!!」open mask
赤い傀儡「がががァ〜〜〜〜〜っ!!!」FIRE BREATH
ボゴァァアァァアアアァアアアアアアアアアア
ロボット「!? ぅがぁぁああ!!!」ドシャッ
赤い傀儡「ヒィ〜ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ 何か仕込んでたのは分かってたンでしょォ〜〜?」BUUUUUUuuUUUUu
赤い傀儡「常に最悪を想定しとかなきゃ〜〜戦場じゃそういうのが命取りなんだよォ〜〜〜〜ッ?」rRRRRRRrRrrRRN
外套男「あんたもな旦那 いっつもだよ」
外套男「足元」
赤い傀儡「あ?」チラ
グレネード「 」コロ
KA-BOOOooooooooooooN
ロボット「あッづ……灰になっちゃえよ」ブスブス
赤い傀儡「……いや〜ァ ハイになっちゃうよォ〜〜〜〜……」ユラ…
ロボット「(アーマーが重たい上にブ厚いのか 全然効いてない……)」
500 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/05/16(火) 11:56:00.20 ID:Lu1fn41UO
ロボット「(けど今なら足をくっつけてる! 多少下手でもッ)」ジャキッ
赤い傀儡「ヒッヒ」Remove winch & climb irons
ロボット「喰らええええ!」ガガガガガガガガガガ
赤い傀儡「一々叫ばなくても弾は飛んでくよォ坊っちゃん痛だだだ」shot WinchAnchor
カキンッ キュァルルルルルルルルル
ロボット「路地の壁にッ」reload
赤い傀儡「ァ〜〜〜〜ァア〜〜〜〜〜〜〜〜ァァ!!!」Jaaaaaaaaegeeeeeeeerrrrrrrrrr
ロボット「(ワイヤーの巻きとブースターで無理矢理飛んでるのか!)」Bratatatatatatat
赤い傀儡「ゲリラ豪〜〜〜〜雨!!」ヴヴゥゥーーーーーーーーッッッ
ロボット「濡れたら死ぬやつ!!」ガパ
赤い傀儡「(装甲があっちゃこっちゃ展開? 格納型の増設ブ〜スタ〜〜……)」
ロボット「(おじさんサンキュー)」Boooooooooost
ロボット「墜ちろ!」BLAMBLAMBLAMBLAM
赤い傀儡「(推力に物言わせて弾幕から抜けたかァ〜〜 確かに速いは速い)」キュァルルルルルルルルル
赤い傀儡「(だ〜が〜〜〜)」stick wall
ロボット「!」boost dogge
ヴヴゥゥーーーーーーーーッッッ
ロボット「(壁に張り付いた瞬間を狙えば……ッ!)」BLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAM
赤い傀儡「ヒヒヒヒヒ」ボシュボシュボシュボシュ
ロボット「避けないッ?」バシュゥゥゥゥゥゥゥゥ
赤い傀儡「スピードに振り回されて肝心の射撃が当たらないんじゃしょォ〜〜がないんとちゃいます??」continue
ロボット「(じゃあ グレネードっ……)」ピンッ
赤い傀儡「で手榴弾ン!? ヒ〜ヒヒヒ素人丸出しィ〜〜!」winch maneuver
ゥヴヴゥーーーーーーッッッ
ドガォォオン
ロボット「避けたし 撃ち落とされた……」
赤い傀儡「右往左往だね坊っちゃ〜ん 可ン哀想ォにねェ〜〜〜ヒヒヒヒヒ」キュァルルルルルルルルルルルル
ロボット「……くそッ!」Booooost
バシュゥゥゥゥ……
501 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/05/16(火) 12:15:47.44 ID:Lu1fn41UO
赤い傀儡「ヒヒヒ! ケツ捲って逃げるのかい〜〜?」winch and boost
外套男「旦那……」
赤い傀儡「そ〜んなに遠くまで行かないよォ 止まったら蜂の巣って分かってんだ」
赤い傀儡「なのに坊っちゃんたら後先考えず全開ブゥゥ〜〜〜〜ン ヒヒヒヒ」
外套男「確かにあんたのでもあれなトばし方だったが」
赤い傀儡「そこのところ詳しくインタビュ〜したいっていうのもあるけど」
赤い傀儡「すぐ済む」
外套男「チッ ゴースト野郎共」
赤い傀儡「ヒヒヒヒヒ」
502 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/05/16(火) 12:23:12.57 ID:Lu1fn41UO
Booooooost
ロボット「……っ?」クル
ヒュッ
ロボット「!!」evade
チャキン キュァルルルルルルルルル
ロボット「っなんだよッ!」ズダダダダダダ
赤い傀儡「だから当たらな〜〜いってば」
赤い傀儡「ど〜したの坊っちゃん もう門限〜? 早くない? それにおうちはあっちのあれじゃなかったァ〜〜〜〜?」
ロボット「何なんだよいきなり来て! 追いかけて来んなよっ!」ゴォッ
赤い傀儡「あれいじけてら」
赤い傀儡「とりあえず高度グングン上げんのよしたら〜? 路地も大分奥まで来ちゃったしィ〜〜」
ロボット「……あのネジが欲しいならハーフィかドリアードさんとこ行けばいいだろっ!」landing banister
赤い傀儡「お? そうなの?」
赤い傀儡「(窓手摺? 安アパートの方まで来てたのねェ〜 下がゴチャゴチャしてきていよいよ墜落がメンドくなってきた〜〜……)」
赤い傀儡「坊っちゃ〜ん 鉢植えあるからそこは下りようね?」
ロボット「うるさい!」ゲシッ
鉢植え「」ヒューン
赤い傀儡「あァ〜〜人ンちのお花を」ヒュンヒュン
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