召喚術師「安価で修業する」

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503 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/16(火) 12:31:14.33 ID:Lu1fn41UO

カシャーン

赤い傀儡「この辺に住むような連中なら居ないような時間だからいいけどさァ〜〜〜〜」

ロボット「さんざっぱら路地の壁撃ちまくっといて何言ってんだ!」ヒョイヒョイヒョイヒョイ

鉢植えs「「「「」」」」ヒューン

赤い傀儡「ヤケクソならヤケクソでこっち向かってくるとかにしたらど〜なの!」winch evade

カシャーンカシャーンカシャーンカシャーン

赤い傀儡「あァ〜綺麗だったのに」 

鉢植え「「「」」」ヒューーーーン

赤い傀儡「まだ落とすかよォ〜? あ゛ァ〜〜も゛ォ〜〜〜〜」aim MINIGUN

ヴヴゥゥーーーーーーーーッッッ

カシャンバリンバギンカリャァン

手榴弾「」hit

ドグォォォオオオオオォン

赤い傀儡「!? 混ぜて落としてたのかァこのバカ――」

ロボット「今だっ」escape

赤い傀儡「だからなんで上昇するのォ〜?」chase

ロボット「もうほっとけよッ!」

赤い傀儡「仕事としてはねェ〜〜〜〜これで及〜第点なんだけども」

赤い傀儡「オイラぁ個人的にちょっとお話ししたいの! ダメ〜〜〜〜?」ボシュボシュボシュボシュ

ロボット「うわああならロケット弾やめろ!!」

赤い傀儡「焦んなくていいって魔導信管無しの下からなんだから〜〜からかい甲斐のある坊っちゃんだよォ ヒヒヒヒヒ」
赤い傀儡「け〜ど一回休憩にしといた方がいいかなァ〜……」

ロボット「はあっ?」

ガチャ

ロボット「!」ギョッ

赤い傀儡「こんだけ騒ぎゃねェ オイラは隠れるけど坊っちゃんはァ〜?」ヒョイ

ロボット「馬鹿にすんなよ――」

ロボット「(いや待った おじさんはあんまり目立たないで欲しそうだったよな)」

ロボット「……静かにしろよ!?」サッ

赤い傀儡「お前がな」サッ

504 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/16(火) 12:39:56.55 ID:Lu1fn41UO
undefined
505 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/16(火) 12:44:50.88 ID:Wk1/1iKt0
こっ、工具箱オオオォォ〜〜〜!?借り物なのにイイイィィィィ!!
506 : [sage saga]:2017/05/16(火) 12:45:18.12 ID:Lu1fn41UO
undefined
507 :なんだこれはどうすればいいのだ! 仕方がない家に帰ってから続きを……といっても安価まで届かないのでsage進行になりますが 未定義? [sage saga]:2017/05/16(火) 12:49:21.19 ID:Lu1fn41UO
 
508 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/16(火) 14:27:01.62 ID:jqAJDqS0O
書こうとしてるの行数多すぎるとか?
詳しいことは分からん
509 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/16(火) 15:56:26.77 ID:Lu1fn41UO


アパート住人「誰や やたら窓の近くで騒いでんのは! ここ四階やぞ!?」バタン

アパート住人「公園か裏の道路に行けや、なんでわざわざこんな勝手口めいた裏手で遊どるんやボケ!」

ロボット「(聞いたことない喋り方……)」窓の上

赤い傀儡「(島国の訛り方だね〜〜)」窓の下

赤い傀儡「(貧乏侍の出稼ぎ傭兵?)」窓の横

赤い傀儡「(ふゥゥ〜〜〜ん)」窓の上

アパート住人「なんとか言ったらどうなんや!!」

ロボット「でも昼間から家に居るんだろこの怒鳴ってる人……」ボソ

赤い傀儡「せやなァ」ボソ

ロボット「!?」

赤い傀儡「ヒヒヒヒ!!」kick

ロボット「な お前は下に引っ込んだハズじゃ……」ドガシャ
510 :割ったら入った [sage saga]:2017/05/16(火) 15:57:53.42 ID:Lu1fn41UO

アパート住人「ああん? 上か!」グイッ

赤い傀儡「てい」close window

アパート住人「お゜っ」ガスッッッ

ロボット「うわ お、おじさんっ」

赤い傀儡「ノびてるだけよ〜心配ナッスィン ヒヒヒ」パシュッ

ロボット「待て! そうかそれがあるから静かに登って来れたのか ズルいな……!」

赤い傀儡「ウインチはそォ〜〜っとやれば静かでいいよねェ〜〜 ブーストの魔力も節約出来るしィ〜〜」キュァルルルルルルルルル

ロボット「ケチやろう」バシュゥゥゥゥ

赤い傀儡「ほ〜らァ また言った側からバシュゥゥゥゥ〜〜〜〜」

赤い傀儡「坊っちゃァん そんだけの魔力をどっから融通してるのォ〜〜?」

ロボット「はっ?」

赤い傀儡「つまり意識しないでやってんでしょ〜 それってスゴいんだよォ〜〜、良い意味でばっかりじゃないけどォ〜〜」ガシャコ

赤い傀儡「生まれは〜? それとも死んでる〜? いつからそれに憑いてるの〜〜?」
赤い傀儡「憑くまでは何してたのォ〜〜〜〜?」ッッヴヴヴゥゥゥーーーーーーゥヴゥッッッッッ

ロボット「(と、隣の雨戸の裏にッ!)」ガラ バタン

ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ

赤い傀儡「オジサンもねェ〜、坊っちゃんみたくこんな風に傀儡みたいのに"入って"普段も仕事してるんだけど」

赤い傀儡「あ傭兵ね仕事」

赤い傀儡「魔導鎧はタンクの魔力とかあるからいいよォ? こ〜いう裸一貫で操るヤツはどうしても息切れしちゃうものなの普通はさァ〜〜」

ロボット「(……ゴーストって割りといるってこと……?)」cover
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/28(日) 02:32:02.26 ID:NIe+FRvaO

チュィーン

ロボット「く 貫通した……」

赤い傀儡「聞いてる〜〜? 聞いてないねェ〜〜〜〜」

ロボット「この真っ赤野郎! 吹っ飛ばすか撃つか話すかどれかにしろってんだよ!」

赤い傀儡「鉄火場じゃなくとも楽しめる仕事って触れ込みで雇われてるからさァ〜 うん 募集要項に合わせて?」MINIGUUUUUUUUUuuuuuuuuuuuuuuN

ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガカガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ

ロボット「(……ホントにラチが明かないな)」
ロボット「(とにかく逃げなきゃ 話とか言って聞いてたら殺される…………よし……)」グググ

バギンッ

赤い傀儡「雨戸ォ盾にしようって?」

ロボット「っ重……ッ」グルン

赤い傀儡「!」

ロボット「せええぇッ!」throw shutter

赤い傀儡「(ほう 撃ち落とせないね〜〜弾の無駄)」wire evade

ロボット「……落ち着け……落ち着け おれ」Boost
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/28(日) 02:36:27.13 ID:NIe+FRvaO

ロボット「(アイツのブースト+ワイヤーアクションはスピードにノるとすげー速い けど――)」

赤い傀儡「……」landing
赤い傀儡「ん〜〜ん?」climbs rock

ロボット「来るっ」swooooooop
ロボット「(で下に隠れつつカワラを一枚!)」ベキッ

赤い傀儡「三階の庇ィ〜〜? ちょ〜〜〜〜こまァ〜〜〜〜かとォォ〜〜〜〜……」ッッヴヴゥーーーーーーーーーーーーーッッッッッ

ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ

赤い傀儡「(ミニガンとはいえ釘弾じゃ〜屋根は抜けないわなァ〜〜)」パシュッ

ロボット「(――けど その分小回りが効かないんだ いっぺん飛びたいとこに先っぽを打たなきゃいけないからコースも分かる)」つ屋根瓦

赤い傀儡「坊っちゃん 出てきな〜〜〜〜〜ってェ〜〜」キュァルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル

ロボット「しかもこの巻き取り音 傀儡の体なら音だけで十分ッ……」

ロボット「そこだッ!」ブンッ

赤い傀儡「(偏差投擲ってェ〜〜?)」
赤い傀儡「な〜るほど」ッヴゥゥーーーーーッッ

パキャァァアン

赤い傀儡「っとォ〜……」グラッ

ロボットよし 空中で撃ってバランス崩したな……」バシュゥゥゥゥ

赤い傀儡「……」

赤い傀儡「で来ない? で逃げの一手か! 妙なとこクレバーだね〜坊っちゃん……」

赤い傀儡「……ミニガン四つははしゃぎ過ぎたかなァ〜〜……」faaaaaaaaaaaaall

パシュッ カキン
キュァルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル

赤い傀儡「坊っちゃん! どこまで逃げるのよ〜〜〜〜ッ?」stick wall

ダダダダダダダダダ
チュイン チュイッ

赤い傀儡「い〜いお返事……さァて」

赤い傀儡「坊っちゃんが逃げ方を覚えちゃった以上 ここからはジリ貧だね〜〜〜〜〜〜 〜参ったね〜〜〜〜〜うん」


赤い傀儡「この辺にしとこ〜か」active Multiple arm

ガシャガシャガシャガシャガシャガシャ
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/28(日) 02:41:21.01 ID:NIe+FRvaO


ロボット「……射撃が止んだ」バシュゥゥゥゥ

ロボット「さっきの適当撃ちで死んだとか? ないか」

バシュゥゥゥゥゥゥゥゥ

ロボット「だよね……ブースト?」

赤い傀儡 バシュゥゥゥゥ

ロボット「勿体無いとか 思いっきり吹かしてんじゃん、言ってられなくなったのかよ」

ロボット「(それにしたって速くない?)」

ロボット「真っ直ぐ突っ込んで来るだけなら当てられ――」aim
ロボット「!」


赤い装甲「   」バシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ……


ロボット「(アーマーだけ!? 抜け殻みたいに外のブースターで飛んで……中身はッ?)」


「上上 屋根の上だよ〜〜〜」


ロボット「なッ――」ガクン

紅蓮傀儡「おんぶして〜〜〜〜〜〜軽くなったしいいでしょ〜〜〜〜〜」grapple

ロボット「子泣きジジィか!!!」ジタバタ

紅蓮傀儡「姿勢崩さない〜〜〜バーニア余所向けるとしっちゃかめっちゃかんなるよォォ〜〜〜?」choke

ロボット「離 ぅう ぐッぎっ……」ギシィッギシィッ

紅蓮傀儡「知ってる知ってる〜〜〜〜〜気道なんか無いのに絞められると苦しいんだよねェ〜〜よく出来てるよね〜〜〜本当」ギリリリ

ロボット「ぁ……か ふ……ッ」ググググググ

ロボット「(意識が ブースターに魔力送れな い)」バシュゥゥゥゥ
ロボット「(落ちるっ……)」ボボボ ボ

紅蓮傀儡「ヒヒヒヒヒ」throw

ロボット「ぅッ――」ヒュアッ

紅蓮傀儡「って あっ」


ガッシャァァアアアアァアアアァァアーーーーン


住人女性「! 何ですか……?」

ロボット「――ッッ!」ドンガラガッシャァァ

紅蓮傀儡「あの窓〜……」
紅蓮傀儡「あちゃあ バスル〜ム?」シュバッ


ロボット「ううん…… くそ 脱ぐなんて卑怯だぞ」ヨロ

ロボット「? 生暖か……い……」

サァァァ……

住人女性「……」nude

ロボット「」
514 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/28(日) 02:45:15.01 ID:NIe+FRvaO

住人女性「……傀儡?」

ロボット「えっあっあのっそのっ」アタフタ

ロボット「ご ごめんなさい本当ごめんなさいだって昼間からいるなんて」

住人女性「…………私、夜勤でして ある種の」シャワァァー

ロボット「そうなんだ……じゃなくて! すぐ出ます! 内緒にして!」バッ

ロボット「ガラス散っちゃってごめんなさい! ごめんなさい!」バヒュー

住人女性「ちょっと待っ……行ってしまいましたか」

住人女性「……あー 確かにガラスどうしましょう」



ロボット「赤いの!! どこだよ!!!」Boost

紅蓮傀儡「生身だったら顔真っ赤なんだろ〜ね〜坊っちゃ〜〜〜んヒィ〜〜ヒヒヒヒ」Boost

ロボット「うるさいっ!!」

ロボット「ハーフィもお前もおれのことバカにして 頭きた!!」ズドドドドドドドド

紅蓮傀儡「ホント? 楽しみィ〜〜!」evaaaaaaaaaaaaaaaaade

ロボット「さっき言ったよな 魔力どうしてるかって」バシュゥゥゥゥゥゥゥゥ

ロボット「知るかよ! 出てこいってやったら出てくるんだよどっかから!」ダダダダダダダダダダダダダダダダダダ
ロボット「(やっぱり身軽になって速くなってる どっち道銃をそのまま撃つだけじゃ当たらない)」

紅蓮傀儡「あははァ〜そんな馬鹿な」ゴォォォオオオオ

ロボット「!」Carbine and Handgun

紅蓮傀儡「そうそう接近には弾幕弾幕〜〜〜それで近付けなくなるんだよ〜坊っちゃ〜〜〜ん」シュババババ

ロボット「(言いながら弾の間縫ってるじゃん 見えてるのかよッ)」BARRAAAAAAAAAAaaaaaaaaaaaaaaaaGE

紅蓮傀儡「でもじゃあど〜するのォ〜〜〜? 坊っちゃんはどうやってオイラをギャフンと言わせてくれるのかな〜〜〜〜〜???」

ロボット「簡単だろ 足りてないからもっと寄越せってやればいい」

紅蓮傀儡「えェ?」

ロボット「っ……!!」OVERLOAD

ッッッッギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギ

紅蓮傀儡「!」
515 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/28(日) 02:49:48.08 ID:NIe+FRvaO

ロボット「……よぉし 来る……来る……来た!」ギュンギュンギュンギュンギュンギュンギュンギュン

紅蓮傀儡「これは……」バッ

ロボット「行くぞ赤いの まずお前から黙らしてやる!」HighBoost

ロボット「おらぁああッ!」boost charge

紅蓮傀儡「面白い」pray JET FRAME

シュゴォォオオオオオォオオオオオオオ

ロボット「(手からも足からも火柱 魔力のブースターじゃない?)」

紅蓮傀儡「自前だよ〜 傀儡でも魔法がつかえるのは知ってるゥ〜〜??」ゴォォォオオオオオォオオオ

ロボット「知ってる」aim carbine
ロボット「だから何って感じだけど!」BLAMBLAMBLAM

紅蓮傀儡「お〜お〜」swing

ジュッッッッ

ロボット「(弾 焼かれた)」reload

紅蓮傀儡「(急に撃つの上手くなったね 本当にパワーアップした〜? 違うな)」シュゴォォォォオ

紅蓮傀儡「(魔力 この水道代ケチる考えやめて蛇口全開にした感じ……)」aim

紅蓮傀儡「坊っちゃ〜ん? 降参降参〜」charge

紅蓮傀儡「オジサンが悪かったよゴメンネ〜 やめにしな〜い〜?」pray BLAZING COLUMN

ロボット「火柱?」ギュォォオオオオオオ

紅蓮傀儡「初速とかほぼビームなのにカスりもしな〜い! ヒヒヒヒ」and FIRE BALL

ロボット「(すごいなこれ 速く動けるし全部が遅く見える――)」バラララララ

紅蓮傀儡「  」RAPID

ボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボ
バババババババババババババババババババババババババババ

ロボット「(自分で撃った弾が当たるまで見える ドリアードさんの時も最初からこうしてれば良かった!)」Shootdown Fire ball

紅蓮傀儡「(撃たれて火球は爆発していく 視界が塞がる――)」

ロボット「まだやるのか? 全部撃ち落としてやるよ!」

紅蓮傀儡「威勢は大変よろし〜かったんですけども〜〜〜」
紅蓮傀儡「そろそろ終わりにするからさァ〜〜〜〜」

ロボット「まだ何かあん――」


ガシャン


ロボット「!? 一人でに――」ギギギギギ

赤い装甲「    」hold
516 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/28(日) 02:52:20.53 ID:NIe+FRvaO


ロボット「は なせッ……」ギヂィ

紅蓮傀儡「オジサンの一張羅ムリヤリ着せられた感想はどう〜? いいでしょォ〜〜」

紅蓮傀儡「遠くからでも動かせるのよ〜〜〜それ 坊っちゃんにも多分出来るよ?」shot wireanchor

ドスッ

ロボット「ぐぶッ」

キュァルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル

赤い装甲「   」release

ロボット「ぐ……」フラ

紅蓮傀儡「で 魔導鎧の近接格闘ってのは」charge

紅蓮傀儡「掌底でこう!」ズドッッ

ロボット「――ッッ!!」ガグン

Booster OFF

ロボット「っ……ッ 落」グラ


ビィィ…ン

ロボット「……えっ……?」


紅蓮傀儡「は〜〜〜いおしまいねェ〜〜〜〜」

紅蓮傀儡「じゃあゆっくり降りましょ〜〜かね〜〜〜〜〜〜」バシュゥゥゥゥ

赤い装甲「   」バシュゥゥゥゥ
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/28(日) 02:54:51.55 ID:NIe+FRvaO
undefined
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/28(日) 02:55:31.57 ID:NIe+FRvaO


ロボット「う……頭 痛ぁ……」ガンガン

紅蓮傀儡「本物じゃ〜いくら人型って言っても頑丈過ぎるのよ〜〜 普通に殴ったりはあんまりな〜いの〜〜」

紅蓮傀儡「だ〜から中身に衝撃を通す 傀儡は人じゃなくて回路にだねェ〜〜、アブソーバーが頭部フレームにあるから――」

紅蓮傀儡「壊れない程度に思いっきりブン殴ると"揺らせる"んです〜〜〜 丁度脳味噌みたいにィ〜〜〜……」landing

ロボット「よく分かんない……いだ」ドサ

紅蓮傀儡「年季の差ってことよ〜〜〜〜〜〜」remove anchor

紅蓮傀儡「さ〜坊っちゃ〜〜んいきなり喧嘩売って悪かったね〜〜〜〜〜〜〜〜〜立てる?」

紅蓮傀儡「はい手〜 大〜丈〜夫もう火ィ〜出さないから」スッ

ロボット「……いらない……」グッ
ロボット「…………あれ」ヨロリ

紅蓮傀儡「ちゃんと魔力通ってないんじゃな〜〜〜い? 一瞬トんでたでしょォ〜〜〜」multiple arm

赤い装甲「   」ARMOR MODE

ガシャガシャガシャガシャ

赤い傀儡「ふ〜 落ち着く」装着

ロボット「よい……しょ……」standup

赤い傀儡「意地の張り方は流石男の子だね〜〜〜」
519 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/28(日) 02:56:01.11 ID:NIe+FRvaO

ロボット「……中身の背中にそれ着る用の腕があるってこと?」

赤い傀儡「スゴいでしょ〜? アーマーの背中から出せるからこれで腕の二つと別のミニガン二つも持てるんだよ〜? ヒヒヒヒヒ」ニョキニョキワキワキ

ロボット「…………キモい」

赤い傀儡「ケチもつくってェ〜! 魔導鎧と同じ憑依式操縦って聞いてたから正直イタズラ目的だったのに――」

赤い傀儡「蓋開けたらオッサンばっかなんだも〜〜〜ん! 傭兵は男女比6:4くらいなのに今回と来たらシチサンですらない!!」ア゛ーーーーーーーー

ロボット「今回?」

赤い傀儡「お仕事よお仕事! さる高貴な筋のお方からねェ〜〜――」

ロボット「玩具屋の社長の人でしょ どーせ」

赤い傀儡「あり? な〜〜〜んで知ってんのォ〜〜〜〜〜〜ヒヒヒヒヒヒヒヒ」

ロボット「その喋り方ムカつくからやめてくんない……」

赤い傀儡「やめさせてみな ヒィ〜〜〜〜〜〜ヒヒヒヒヒヒヒ」lol

ロボット「いいよ……!」overload…

赤い傀儡「またハアアアアアアア〜〜〜ってウンコ気張るみたいにィ〜〜〜? そんな暇あるかな〜〜〜〜〜〜」aim MINIGUN×4

ロボット「……」ス

赤い傀儡「ン〜〜〜いい子」

520 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/29(月) 00:32:26.17 ID:4ZqVZWDt0
乙!
ハンター君の台詞の一部から、ガリバーボーイの「来い来い来い来い、来た来た来た来た!」っての思い出したわ
521 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/02(金) 09:17:14.15 ID:6JlyjjhJ0
社長さんも面倒臭い事をしてくれるモンだぜ。傀儡方面だけでない包囲網とかも狭まってたりするのかね?
522 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/04(日) 20:17:22.88 ID:UH6qKeh40
ウンコ気張るって、ハリウッドラゴンボールじゃないんだから……(苦笑)
523 :難産 [sage saga]:2017/06/10(土) 21:53:39.01 ID:hCq9xJpEO
undefined
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/10(土) 21:54:23.69 ID:hCq9xJpEO

ロボット「…………おれをボコすのが仕事なの 違うよな」

ロボット「玩具屋のおじさんの邪魔したいからお客さんを狙ってるんだろ それで――」

ロボット「とりあえず会ってる奴から」

赤い傀儡「あの若白髪と面識あんのォ〜? ゴーストがいるなんて聞かなかったけど〜 だから見っけて興奮しちゃったんだし〜〜〜」

ロボット「……向こうは気付いてないかも」

赤い傀儡「ナルホドね〜 そういうこと出来るのがこの体質のいいとこなんだよね〜〜」

ロボット「違うって言わないんだな 黙ったりとか」

赤い傀儡「契約に守秘義務は盛り込まれてなかったからね〜 "ロートル玩具のローカル大会を邪魔しろ"」

赤い傀儡「以上! 遊びみたいな仕事だし〜〜 聞きたいこととかある〜〜?」

赤い傀儡「こっちにはあるから交換でいかな〜〜い〜〜〜〜?」

ロボット「別に無いけど」

赤い傀儡「ホントに〜〜? ハーフィってのはさっきのデミ子ちゃんのことでしょ〜心配じゃな〜〜いの〜〜〜〜?」

ロボット「別に」フイ

赤い傀儡「あっ目反らした! モノアイは分かりやすくてい〜ね〜ヒ〜〜ヒヒヒ」

ロボット「べ・つ・に!! しつこいんだよ!」
525 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/10(土) 21:54:51.30 ID:hCq9xJpEO
ロボット「もういいようっさいな! ほら動いたぞ撃てばいいだろ 撃てよ! 手足壊れたら芋虫みたいにして帰るから!」スクッ

赤い傀儡「そ〜〜んな怒んないでよォ ミルク買ってこようかってあ〜あ〜冗談だってばも〜〜〜〜〜〜」ガシャガシャガシャガシャ

赤い装甲「   」FOLLOW MODE

ロボット「うわっ!」escape

赤い装甲「   」ガシ

紅蓮傀儡「はい座る」

ロボット「あ゛〜……」イラァ

紅蓮傀儡「坊っちゃ〜〜ん 喋り方がトサカに来るならゴメ〜ンね〜〜性分は変えらんないからさァ〜〜〜〜」

紅蓮傀儡「けど質問ってのはマジなの〜〜〜〜〜〜」

ロボット「ふゥ〜〜んマジなんだ〜〜〜〜〜〜」

紅蓮傀儡「ヒヒヒヒ そ〜だよ」

ロボット「あっそ」

紅蓮傀儡「じゃ〜もう一押し」
紅蓮傀儡「坊っちゃん オジサンからもう今情報を一個貰っちゃってるよね〜〜?」

ロボット「勝手に喋ったんだろそんなの 押し売りじゃんかよ」

紅蓮傀儡「押し売り結構〜 代金を払わなきゃ体で払って貰〜うよ」

紅蓮傀儡「ゴーストだからね 依代ついでに魂魄まで一辺に砕く方法も知ってるしすぐ出来る 一瞬だよ〜」

紅蓮傀儡「話くらいよくない?」

ロボット「……」
ロボット「何だよ……?」

紅蓮傀儡「ありがとォ〜〜〜〜!」
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/10(土) 21:56:43.04 ID:hCq9xJpEO

紅蓮傀儡「生まれは〜? それとも死んでる〜?」

ロボット「……煽ってただけじゃなかったんだな」

紅蓮傀儡「煽ってだっていないよォ〜〜ヒヒヒヒ いつからその体使ってる〜? 憑くまでは何してたの〜?」

ロボット「保留じゃダメかな」

紅蓮傀儡「どゆこと」

ロボット「覚えてないんだ」

ロボット「こう、モヤモヤ……寝て起きたばっかな感じで」

ロボット「生まれは分かんない 死んでるかも ていうか人間だったのかな? 多分だけどこの体はかなり長いこと使ってる気がする」

ロボット「憑くまでは……分かんない」

紅蓮傀儡「……記憶喪失ってこと〜?」

ロボット「ぼやっとだけど ちょっと前まではどこかのゴミ捨て場にいたような気がするんだ」

ロボット「ハーフィが召喚魔法でおれを喚んだの なんで喚んだのかは知らないけど」

ロボット「喚ばれるまでのはなんか……ボーッと……ハッキリしてない」

紅蓮傀儡「……」フム

ロボット「殺す? 足りない?」

紅蓮傀儡「……いや 充分充〜分」remove order

紅蓮傀儡「ありがと〜坊っちゃん 要領は得ないけど色んなのを聞いて回るのが目的だかんね〜〜」ガシャガシャガシャガシャ

ロボット「何で?」

赤い傀儡「オジサン、ゴーストなんだけど生きててさァ〜〜」

ロボット「???」

赤い傀儡「まあそれはい〜のよ うん 関係ナイナイ」

赤い傀儡「じゃ〜思い出したらまた聞かせてくれな〜〜い〜〜?」

ロボット「また会ったらね」

赤い傀儡「会うよ」

ロボット「……」

赤い傀儡「おっ 部下が来たァ〜〜」

ロボット「部下?」

527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/10(土) 21:58:24.75 ID:hCq9xJpEO


外套男「旦那! ちったァ考えてくれや」ドスドス

外套男「路地裏を人の足じゃあブーストに追い付くのキツいんだぞ」ゼーハー

ロボット「あっ持ち主の」

赤い傀儡「持ち主ィ〜? ヒヒヒヒヒ 持ち主だってよォ〜ヒヒヒヒヒヒ」

赤い傀儡「マスタ〜! ご命令を!」

外套男「対応し辛い絡み方はやめてくれ」

外套男「あーこれ暑ィな」ガサゴソ

ロボット「……脱ぐなら着てこなきゃ良かったじゃん」

ロボット「って 亜人?」

豚鬼整備士「違う 生粋のオークだ混ざりじゃない、それにコートは支給品だクライアントからの」つ外套

赤い傀儡「見分け付かないよねェ〜〜?」

豚鬼整備士「肌! 分厚くて緑色なのは俺らだけっていつも言ってんだろ 部下のことだぜ」

豚鬼整備士「ど〜でもいいことはすぐオツムからポロっといくんだからよぉ 隊長」

ロボット「隊長……?」

豚鬼整備士「こんなんでって思うよな 傭兵だったら普通社長とか代表とかだろ呼び方にしても」

赤い傀儡「仕事はど〜したのかねェ〜〜」

豚鬼整備士「あっそうだよそれそれ 減俸かなァ」

赤い傀儡「あ?」

豚鬼整備士「スマン旦那しくった」
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/10(土) 22:01:16.55 ID:hCq9xJpEO


「ううん ちゃーんとしっかりやってくれたよ」


豚鬼整備士「屋根の上ですー……」

赤い傀儡「何がよ〜」

ロボット「……! ハーフィっ?」

半鳥「ハンター君!」チャキ

赤い傀儡「マジか」take cover

豚鬼整備士「おい!!」summon ARMORED PLATE


ズギュゥーンズギュゥーンズギュゥーンズギュゥーンズギュゥーンズギュゥーン
ガギンガギンガギンガギンガギンガギン


ロボット「召喚魔法? 鉄の板……」

赤い傀儡「うちのエンジニア自慢の魔導鎧用装甲板〜〜 トラックの荷台に魔方陣彫って跳ばせるようにしてんの〜〜〜〜」

豚鬼整備士「連れてったら撃たねーって約束だったろ!」

半鳥「そんな鉄板出さなくたって当たらないように撃ってましたから それに」

半鳥「初っぱな脅してきた誘拐犯と何か約束して守るフツー? 律儀に オークさん」

赤い傀儡「や〜無理かな」

豚鬼整備士「主犯格」

半鳥「放して 早く」summon GOLEMs

バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ

ゴーレム「  」block front
ゴーレム「  」block rear

豚鬼整備士「使役召喚 バカ学生みたいなナリして……」

赤い傀儡「挟み撃ち〜〜? こりゃ参ったね〜〜〜〜」

豚鬼整備士「ぬかせよ」

ロボット「あの ハーフィ……」

半鳥「潰されたいッ?」reload
529 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/11(日) 08:20:41.81 ID:xMRYTp5d0
乙!
とりあえず、壊された工具箱と工具代だな。逃げられなければだけど
530 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/11(日) 12:22:57.82 ID:SuWfBU7A0
とりあえず、赤傀儡のCVは主任で安定?
531 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/11(日) 21:26:00.30 ID:kmBh1X0C0
バカ学生みたいなナリってどんなんさ?
532 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/12(月) 17:41:25.54 ID:/4YfBT7G0
依代ついでに魂魄まで一辺に砕く方法も知ってるしすぐ出来る
地味にヤベーっスね
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/13(火) 23:26:39.28 ID:JBMBlA/oO

赤い傀儡「デミ子ちゃ〜〜〜〜んやたら急かすじゃな〜〜〜〜〜〜い?」

半鳥「……ん、そこの傀儡が喋ってるの?」

豚鬼整備士「何だ旦那」

赤い傀儡「ヒヒヒヒ 二重召喚とは恐れ入ったけど〜〜」pray BLAZING COLUMN

ドグォォォオオォオォオォォオオオオオオオン

ゴーレム「  」ボロッ…

半鳥「ちっ」ズギュゥーンズギュゥーン

豚鬼整備士「っぶね!」plaaaaaaaate

赤い傀儡「随分脆〜いお人形だことォ〜〜〜〜こんなんなら何百匹でもボ〜コボコ喚べそうだ〜〜わね〜〜〜〜ェェ〜〜〜〜〜〜」

半鳥「(傀儡入ってると魔力通し難いのにあの威力 ハリボテでも石は石なんだけどな けど)」

半鳥「ドリアードちゃん!」つ枝

ゴーレム「」シュルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル

ドリアード「持たせといて正解だったわね」スゥ…
ドリアード「苗床あるとラクでいいわ」

半鳥「柔らけーってか はいはい」

豚鬼整備士「ツタで壁作る気だ 旦那!」

赤い傀儡「モテモテじゃんね〜〜坊っちゃ〜〜〜〜ん?」pray BLADED BURNER

ドリアード「!」

シュゴォォォオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォーーーーーーーーーーーーー

灰塊「   」

半鳥「(土塊ごと蔦を燃やし飛ばした スゴい勢いの火を両手で剣みたいに振ってる――)」double tap

ドリアード「傀儡のクセに」bind VINE

赤い傀儡「しェえァらッッ!!」ジュバババババババ

ドリアード「――成程 捕まえに来るんだから自分はファイヤーダンスしてるだけで良いと」

ドリアード「なら これでどう」pray GUST

ビュォォオオオオオオオォオオオオォオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッ

ロボット「ぅわッ!」ゴロ

赤い傀儡「突風……」ボボボボ
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/13(火) 23:31:43.92 ID:JBMBlA/oO

半鳥「風なんか吹かしてどーすんの!」

ドリアード「どうなると思う? ね 赤いの」

赤い傀儡「……ヒィ〜ヒヒ 二人共一端ってワケ〜〜?」シュゥー…

半鳥「消えた 消した?」

ドリアード「見た目と違ってかなり繊細な魔法よ 燃料
空気 炎のナイフを作る諸々を魔力で生み出す精製のバランス 慣れてるけど細かな操作に腐心させられてる」

ドリアード「崩すのは容易い それに蝋燭は吹き消すものよ」pray LEAF CUTTER

赤い傀儡「坊っちゃ〜ん」

豚鬼整備士「専門じゃねぇんだ 手早く頼むぜ」PlatePlatePlate

ドリアード「何それ。厚紙?」シュカカカカカカカカカカカカカカカ

豚鬼整備士「嘘ォ装甲板が切っ マジで手早く!」more summon

赤い傀儡「ガールフレンドがヤバいからこの辺で〜 全然 全っ然 全っっ然本気じゃなかったけどそこそこ楽しめましたよ〜〜〜〜」

ロボット「ヤな奴 おーいドリアードさんこっち!!」

赤い傀儡「坊っちゃんからかい甲斐がありすぎるからね〜〜〜よく言われな〜〜い〜〜?」pray FIRE WALL

ロボット「早とちりだよって言って止めようかと思ったけどやめた 死んじゃえ」

赤い傀儡「お〜怖! 将来が楽しみィ〜〜ヒヒヒヒ」

赤い傀儡「楽しみついでに一個サービスしちゃうよ坊っちゃ〜〜ん また会いたいからね〜〜〜〜」

ロボット「   」ザッ

赤い傀儡「身構えなくてもいいよォ〜! 何もしないって〜〜アドバイスよアドバイス」

赤い傀儡「あの出力解放 もう使わない方がい〜よ」

ロボット「え?」

赤い傀儡「坊っちゃんの魔力がどっから来てるか 少〜〜し考えればす〜〜ぐ分かる筈だよォ〜〜〜〜」

赤い傀儡「回復する手段か節約するやり方を探しな〜〜 蛇口を捻りまくるのはそれからそれから〜〜」

ロボット「……じゃ 蛇口?」

赤い傀儡「話変わるけど対戦傀儡にはアンティルールってのがあるそうじゃな〜〜〜〜い?」

ロボット「おい 蛇口って何が――」

赤い傀儡「勝ったオジサンは負けた坊っちゃんの記憶の話を賞品にしま〜〜す」
535 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/13(火) 23:34:12.98 ID:JBMBlA/oO

赤い傀儡「次会う時までにパーペキ思い出しといてよォ〜〜 楽しみにしてるからねェ〜〜〜〜〜〜?」

豚鬼整備士「おい旦那ネジはどうすんだよ そっちを奪うんじゃねーのかッ?」break plate

豚鬼整備士「つーかゴメンもー無理いだだだだだだだだいだいいだいいだいいだい」サクサクサクサク

ドリアード「安心するといいわ 血達磨にはなるけど死なないように撃ってるから」ニィ

半鳥「ドリアードちゃんスゴい! スゴいイイ笑顔!」ヒキ

赤い傀儡「お〜〜っと部下が出血で死んじゃ元も子も無いか コワモテ作戦でダメなら――」

赤い傀儡「素直に頂けませんかって土下座でもしときゃ良かったんだよォ〜〜〜〜」pray MIRAGE

ゴォッ…………

ロボット「暑っ……!」

赤い傀儡「じゃ〜ね〜坊っちゃ〜〜〜〜ん バイバ〜〜〜〜〜〜イ!」ユラ

豚鬼整備士「やっとか 遅ぇよォ……」ユラァ

ドリアード「陽炎が……膨張で無理矢理路地の気流を」ジリジリ

半鳥「風止めて 任せて」aim

ズギュゥーン ズギュゥーン

「ヒィ〜〜〜〜ヒヒヒヒヒヒヒヒ」フッ…
「絆創膏貼らねーとなァ」フッ…

チュィッ チュィィーン

半鳥「えっ ユラユラして……透けて……消えちゃった」ジリジリ

ドリアード「幻覚って感じじゃないわね……熱と……」

ドリアード「光と空気を操って 逃げた後も居るように見せかけたってところかしら」ジリ…

半鳥「そんなことできるの?」

ドリアード「昔 蜃気楼っていう似たような幻っぽいのの話をサボテンから聞いたことがあるわ」

半鳥「シンキロー……」

536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/15(木) 00:40:29.28 ID:uf5gf3410
熱量を持った残像だというのか!
537 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/16(金) 14:13:18.85 ID:RE9pQv0E0
蜃気楼……東方だと、蜃っていう貝がどうのこうのって話だったっけ?
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/19(月) 08:19:07.04 ID:b1up9o4c0
これ以降、もっとキツい戦闘が待ってるのかなぁ?ハンター君達、大変だな
539 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/20(火) 15:23:42.02 ID:UsnMpIN90
乙!
ガチでアンティられなくて良かったな。まぁその情報の方が後で響いちゃったりするのかも知れないけど
540 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/21(水) 20:27:02.08 ID:KXJng3+E0
こりゃむしろ玩具屋主人率いるローカル大会出場予定勢に、大会妨害組との傀儡戦争イベントとして鬱憤とマンネリ払拭の為に利用されるかも知れないなぁ
541 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/28(水) 11:56:14.63 ID:WsIR9kF9O


半鳥「……ま 今はどうでもいいよ」

半鳥「ハンター君 大丈夫だった!」シュタッ

ドリアード「何を話していたの 怪我は」フワ ストッ

ロボット「……二人とも4階の屋根から飛び降りて何ともないんだ ハーフィなんか風も無し……」

半鳥「ごめんね、ちょっと目ぇ離した隙に……あのオークの人がキーボルトを渡せって」

ロボット「うん……」

ドリアード「枝越しに伝えられるまで気付かなかった 本当にごめんなさい」

ロボット「いいよ ネジは?」

ドリアード「ハーフィが持ってると思ってたみたい どの道黙らせていたでしょうけれど」

ロボット「良かった……のかな」

半鳥「やっぱり寄越せって?」

ロボット「そんな感じだったよ アンティルール? で奪おうって考えだったみたいだ」

ロボット「あの社長から頼まれたって 仕事」

半鳥「温室育ちめ……」

ドリアード「どこでそんな言い回し覚えたの 駄目よ」

半鳥「有機栽培め……」

ドリアード「次は頑張って」

ドリアード「私達を狙ったってことなの? 昨日の今日どころかさっきの今よ」

ドリアード「常連の二人が流したのでもないでしょうし どうやって……」

ロボット「よく分かんないけどあの赤いのがおれを見付けたって言ってた 傀儡が居たから来たってより――」

ロボット「ゴーストがいるのを分かるみたい 仕事は仕事だけど赤いの的には……あー えーっと だから」

ロボット「でも何かしら傀儡を見分けるやり方はある感じだった かなぁ……」

半鳥「さっきの私くらい要領得ないね……ん?」
542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/28(水) 12:02:10.25 ID:WsIR9kF9O


住民「お巡りさんこっちよこっち! 銃声がしたの!」

警官1「危ないから下がっていて 確認して来ます」

警官1「状況が確認できるまで絶対に来ないで ここで待ってて下さいよ」RDY ShotGun

住民「行かないわ それで蜂の巣にされそう」

警官1「近頃は物騒ですから さ」


ドリアード「……とりあえず行きましょうか」ブワッ

ロボット「ああ」バシュー

半鳥「あっ いいよいいよほら」ヒョイ

ロボット「自分で飛べるよ……」

半鳥「ボロボロでしょ 無理しないで」つサンダル
半鳥「はい行くよー」グイ

ロボット「……うん ありがt」むんず
ロボット「って足! 足で掴むのかよ!? ちょっ ねえ!」

半鳥「困った時はお互い様ってね」

ロボット「おれ 魚!?」

半鳥「まーちょっと持ちにくいけど両腕で飛びますんで私 はい」バサッ バサッ

ロボット「い゛っ」ジャリ
ロボット「痛い! 指に砂ちょっと挟まってた! 痛い爪とか普通に」ジタバタ

半鳥「我慢してよ屋根の上来たんだから! 騒いじゃ駄目だって!」危ね

ドリアード「持ちにくいと言えば」
ドリアード「ハーフィ 工具箱はどうしたの?」

ロボット「あっ」

半鳥「そうだよ工具箱工具箱忘れるとこだった ただでさえエロ教授のせいでおかんむりなんだもん」

半鳥「返さないと私までナイヨーショーメーされちゃう」

ドリアード「なにそれ」

ロボット「そ それなんだけとさぁ……」

半鳥「箱ごと持ってかれてたんだっけ どこ?」

ロボット「あっち……」



543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/28(水) 12:23:45.75 ID:WsIR9kF9O




同刻 帝都某所


髭傀儡「」brakedown


髭客「バカな! 僕の月光蝶が突破されるなんて……!」

外套男「奇をてらい過ぎでしたね」

外套男「見ていて面白くはありましたけどそれじゃあ勝てませんよ」

髭客「くうっ…… 仕方ない、負けは負けだ」

髭客「持って行ってください」つボルト

外套男「……確かに」

外套男「(本当にくれた…… いや反故にされても困るが これで二人目)」クル

外套男「(楽しいは楽しいけど気持ちのいい人達ばかりなだけに少し可哀想だな)」スタスタ

外套男「(彼女の方はどうだろう……)」



544 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/28(水) 12:25:57.69 ID:WsIR9kF9O




外套女「はい、私の勝ち 約束は守って貰いますよ」

白髪客「持ッてけよ」つボルト

外套女「どうも それじゃあさようなら」

白髪客「待ちな 姉さん」

外套女「何ですか?」

白髪客「あんた何者なんだ」

白髪客「界隈じゃ見たことねえのは無論 立ち振舞いに傀儡捌き 俺ら自身や俺らのやる――」

白髪客「お遊びのそれと一線を画してる センス良いクソにわかかと思いきやボルトの事まで知ッてるし」

白髪客「気味悪いぜ ええっ? ツラも見せようとしやがらねェしよ、内輪のノリに混ざろうッてんならイイ声だけじゃダメだ」

外套女「……」

白髪客「集まりに出てえッてだけならスミスの奴に頼みゃあいいのにわざわざ奪うんだもんな……あー この辺にしとっか」

白髪客「取ってったんだ 楽しんでけや」スタ

外套女「……はいはい」



545 :※度量衡 アルファベット 慣用句表現等々につきましては気の効いた日本語訳がなされているものと思ってください [sage saga]:2017/06/28(水) 12:33:39.30 ID:WsIR9kF9O


路上某所走行中 魔導車内


外套男「三戦 三つです」

外套女「二戦で二つ」

外套亜人「四戦――」
外套傀儡「四戦で二つゥゥ〜〜〜〜〜暑いから取っていい?」

御曹司『むしろ車内でまで着てたのかい? 外から窓は?』TELL

運転手「スモークの上、カーテンを引いています」

御曹司『……というか貴方は着る必要ないだろう 部下の玩具で通せるのでは』

赤い傀儡「ま〜そォ〜〜〜なんだけどォ〜〜〜〜」バサ

豚鬼整備士「あ〜暑い暑い なあマスクとかじゃダメだったのかよ」バサ
豚鬼整備士「じゃなくて ダメだったんですか?」

御曹司『傀儡用の外套を用意させておいてその言い種? 布あったから良かったけどさあ まあ付き合ってよ』ハハハハ

御曹司『うんメートルの本物よりずっと小さい玩具なんだし』

赤い傀儡「本物でやれないこと出来て今のところはスゴ〜〜〜〜く楽しませて貰ってま〜〜す」

豚鬼整備士「ミニガン四丁なんざマジにやったら弾薬費だけでギャラ吹っ飛びかねねぇもんな」

赤い傀儡「そちらのお二人はァ〜〜〜〜?」

外套男「まあ そこそこに」

外套女「仕事ですから」

赤い傀儡「カタい!」

御曹司『だろうね』

御曹司『一先ずご苦労様 これで実に二十人前後、流石は本職だ』

外套女「二十人前後?」

外套男「別動隊がいると」

御曹司『最初が肝心だからね 大人数は今日だけ』

御曹司『スコアを元に明日以降の面子を決めさせてもらう』

外套女「予選」

御曹司『ははっ ぽいね』

御曹司『抑えられる出費は抑えたいし こんな仕事でも効率的にやれるところは効率的にいきたい 気を悪くしないでくれ』

外套女「……」

外套男「いえ、我々も気分転換になっていますから」

外套男「打診された時は流石に面食らいましたけどね 内容を聞いて」

御曹司『はははは だろうね……と それじゃあ一旦失礼するよ』

546 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/28(水) 12:48:33.21 ID:Ueq2uvbQ0
俺も楽しんでるけど、どちらの陣営も何だかんだ言って楽しめてらっしゃる様で
547 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/28(水) 14:09:16.93 ID:gqKPJR7F0
ヒゲの月光蝶ってモロアレwww
しかし武装解除のチートも、どうやら本職の戦闘屋には敵わなかった様子で
548 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/28(水) 19:04:18.64 ID:zHxCbH6a0

ステゴロでも何とか出来なきゃ務まらないんだろうね

しかし、ここで使われてる人達はモノホン?の方の戦線から離れても大丈夫なパイロットなのかな?
549 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/28(水) 19:18:20.48 ID:zHxCbH6a0
あ、間違えてんな。魔導鎧はカヤコVSフェイトVSサモナーの時のだ
550 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/29(木) 01:12:25.54 ID:vRZb7B7Y0
スライムは居たっちゃ居たけどな。その人を(一応助け)出してナンパする為に
551 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/29(木) 06:21:34.11 ID:yoqWi4XC0
??? >>549は一体何を間違えたって言うんだ?文に脈絡が無いんだが……
552 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/29(木) 08:18:41.53 ID:j/f56JDl0
あーっはっはっはっは
そもそも一番の間違いは、>>548番の最後に"ん……?もしかしてだけど、この外套女さんってプチスラの時の魔導鎧の人だったり?"って書いてるつもりになってた事だね
笑えよ>>1
553 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/29(木) 09:17:54.60 ID:yoqWi4XC0
ふむ……つまり 自演乙☆ って事なのかな
554 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/29(木) 13:03:52.12 ID:3maqnp8F0
クックック…… フハハハハ  ハーッハッハッハ!!
>>1じゃないけど笑えと言われたので
555 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/30(金) 14:42:47.72 ID:r57QcfLg0
's 〜 The end justifies the means
556 :>>555 取りやがったな…… [sage saga]:2017/06/30(金) 16:21:43.42 ID:pgnvAHJtO
 
557 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/30(金) 18:43:22.02 ID:r57QcfLg0
えっと、もしや、>>1様が盛大に>>555を取る予定がありましたのでしょうか?
もしそうだとしたら……それは大変申し訳ございませんでした(>_<)
558 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/01(土) 21:55:08.77 ID:GXKjV6QP0
まぁいいじゃん。ファイズのクリムゾンスマッシュ格好良いし
559 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/07(金) 21:35:23.69 ID:grgmJiTE0
草加「よくないなぁ。こういうの(↑)は」
560 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/11(火) 21:20:01.70 ID:rrU0ronb0
「」外のword、格好良くて好きだぜ

ところで、この件を機に対戦傀儡のリブームメントが起こったりするだろうかね?
既に似たような新基軸のものがいくつか出ては廃れてるんだろうな〜とは思うけど
561 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/13(木) 14:52:16.65 ID:kDFb7Xc00
それにしても、戦闘も会話もそれ以外も色々と巧みで羨ましいなぁ
562 :さっさと戦闘シーンに行きたいのにいいいいいいいいいいもう背景周り全部キンクリして傀儡ボーグ編に路線変更すべきか [sage saga]:2017/07/18(火) 17:00:19.83 ID:pWLnV2drO


玩具会社 社長室


御曹司「着くまでにそれは着替えておいてくれ いいね」ガチャ

御曹司「チャーリー・チームは全員進出と……やっぱり違うな」つ戦績表

秘書「……チャーリー」

御曹司「アルファ ブラボー チャーリー デルタ のチャーリー」

御曹司「オファーに応じてくれた近隣の魔導鎧操縦経験者をくじ引きで適当にチーム分け……」

御曹司「いや ふ ブロック分けして……今日のところは宣戦布告さ」

秘書「……」

御曹司「しかしCは頗る優秀だな 内々で装甲警備部門でも作って引き抜いてみようか?」

秘書「社長」

御曹司「彼を手に入れた暁には実物"で"模したパレードなんかやるんだ おいおい冗談だってば」

御曹司「そんな困ったものを見る顔しないでよ」

御曹司「君はいつも黙々と仕事をこなしてくれてるけど 今日は珍しく表情豊かだね」

秘書「そうかも知れません」

御曹司「人のこと言えないって?」

秘書「いえ」

御曹司「いいよいいよ まあちょっとはしゃいでるのはある」

秘書「変わったやり方です」

御曹司「いつものやり方だろ 調べて 握らせて 潰す 少し趣向を変えただけさ」

御曹司「向こうに合わせてね ぐうの音も出ないようにしてあげるよ」

秘書「こちらの準備は整っています 首尾はいかがでしょうか」

御曹司「どうぞ」つ戦績表

秘書「……では 順次」ペラ

御曹司「よろしく」

563 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/18(火) 17:03:31.83 ID:pWLnV2drO


老舗玩具屋


ブックメーカー『ああ 教えた』TELL

玩具屋「はあ? なんで? あのボケナスもついに耄碌したってことなのか」

玩具屋「分かってるだろうな」

BM『何をキレてんだ 不干渉なんだろ』

BM『うちと先方での取引があったってだけの話』

玩具屋「お前が売りやがったのは顧客の情報だ 不干渉? バッチリ影響出てんぞ」

玩具屋「いいか こっちの模様見て賭けやるのはおたくの勝手にしろと言ったよ 随分前確かに」

玩具屋「で それから少ししてしゃしゃり出ようとした時どうなったかは忘れたのか? え?」

BM『さあ』

玩具屋「さあ???」

BM『そんなのは知らないし 気に入らないってんなら時代と一緒にやり方も変わってるんだとしか言えない』

BM『前任のがどうだったか知らないが 仲良かったんだったか?』

BM『けど 聞いた話だとなんか困ってたそうじゃないか 付き纏われてたんだろ』

玩具屋「それがどうした 解決して差し上げましょうってか? ふざけなさんなよ」

BM『別に 得したなって』
BM『他意は無ぇんですよ本当に』

玩具屋「何を得するってんだよ」
564 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/18(火) 17:08:02.76 ID:pWLnV2drO

BM『分かってるだろ 新進気鋭の坊主は――なんでそんなもの欲しがったか……ああ……知らないが』

BM『欲しい情報を得る手段として俺に目を付けた 大口は大口だし当然お伺いを立てて』

BM『二つ返事だったからトントン拍子と』

玩具屋「……そこまで無知なのか あれは」

BM『しっかり口止めはしてきたさ』

玩具屋「……」

BM『だがそういうことじゃないんだよな あんた教えてやれよ』

BM『頬をひっぱたかれてニヤけそうになったのはお店以来だぜ ははは』

玩具屋「……くそ 世間知らずのボーヤめ」

BM『一度挨拶しとこうかと思ってたから丁度良かった Mr.パペット・スミス』

BM『今度の催しでも稼がせて貰いますよ 楽しみにしてる』

玩具屋「余計な真似はするんじゃない」

BM『優しいなあ 気に入られるわけだ』ククク
BM『じゃあまた』ガチャン

玩具屋「……」カチャ

玩具屋「参ったね どうも……」


チリンチリーン


禿客「よう 邪魔するぜ」

玩具屋「おう……」

禿客「デブもすぐ来る ……どうした浮かねーな」

禿客「缶詰 ライフルで開けようとして昼飯食い損なった時みたいな顔してんぜ」
565 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/18(火) 17:16:57.81 ID:pWLnV2drO

玩具屋「…………二個目は拳銃でやったから食えただろ」

玩具屋「食えたよな確か……食わなかったんだっけ? 缶詰パーン事件何回かあった」

禿客「食えた」

玩具屋「思い出した 飛び散った豆拾って洗おうとしてたよな」

玩具屋「ただでさえ排気魔力まみれの泥被ってたってのに大事に取っときやがったからお前 終いには糸引いてたろ」

禿客「知らなかったのか あの辺り今豆畑になってるんだぜ」

玩具屋「そーなの?」

禿客「知らね」
禿客「撒いたしなってんじゃねえの」

玩具屋「豆缶の豆じゃなぁ 無理だろ はっ」

禿客「分かんねーだろ」

玩具屋「はは」

禿客「へへへへ んじゃ確かめに週末辺りピクニックでも行くかよ? パスポートどこやったかなァ」

玩具屋「段腹も誘ってな あそこなら国境警備隊に賄賂の方が早いんじゃないだって」

禿客「違えねぇ へへ 男共でムサいったらねえわ はははは」

玩具屋「ははは 流石にキモいよ」

禿客「へ 吸っていい?」ゴソ

玩具屋「まあいいでしょ おら」カチッ シュボ
玩具屋「外に吐けよ」ッチン

禿客「んーんー」はいはい

玩具屋「灰落とすな」

玩具屋「……」

禿客「……」ジジ ジ
禿客「それで?」フゥー

玩具屋「連絡を取った」

禿客「若旦那に」

玩具屋「や ブックメーカーだ」

禿客「は?」

玩具屋「状況が状況だから そういや新しい奴んなってたな」

禿客「ちょっと前に変わった うん 今回も賭けてっけどなんかあったのか」
566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/18(火) 18:46:55.43 ID:VHs6zGr50
今日はここまでかな? 乙!
今回はなんか、時代の流れと、少年だった中年達の黄昏って雰囲気を感じたね
諸行無常
567 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/19(水) 16:52:02.11 ID:pz0PJAqj0
缶切りの代わりに銃とか、ぶっ飛んでんな。銃社会ったって乱暴に過ぎるだろうよ(苦笑)
568 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/20(木) 21:12:46.12 ID:gVEarOR90
しかしクロ校の曲とは懐かしいモノを聞いたなw
まぁ多くの人物がろくでなし的な繋がりはあんのか?
ともかく乙だぜ
569 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/21(金) 13:08:51.35 ID:B7N+Gt0I0
周囲はどんどん世代交代してっちゃってるみたいだけど、玩具屋さんにはそういう宛はあるのかな?
570 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/24(月) 23:11:43.21 ID:kNST+3vz0
いやー、もう最初の頃に石食わされてたのと同じSSとは思えねぇなw
571 :また暫く間が開きそう 申し訳ありません >>570 やれる場面で安価取ってくれれば次は完食させますよ!!!! [sage saga]:2017/07/25(火) 12:25:04.99 ID:vmK8sZvRO
572 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/25(火) 16:13:31.23 ID:kGfZjOyi0
別にw
食わせたいとw
思った訳じゃwないよw
573 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/26(水) 19:15:13.75 ID:/aDaxfFz0
コナミー
574 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/31(月) 23:01:48.11 ID:ENVf/p4pO

玩具屋「連中のことは知ってるよな」

禿客「それはもう」

禿客「コングロマリットだろ」

玩具屋「ん……」

チリンチリーン

太客「うす」

玩具屋「来たか 聞いてるか?」

太客「あれからなんかあったのか」

禿客「おう ヤバそうよ」

玩具屋「軽くヤバい」

禿客「俺んとこは自営業だかんな 好きに電話取れるし一足先に吃りんから聞いた」

玩具屋「お疲れさん 座るか」ガタ

太客「何 何」着席

禿客「キーボルト狩りだ プレジデントマネービンタマンプレゼンツ」

玩具屋「アンティ仕掛けて帝都一円の傀儡使いを狙って来てやがる 延いて本チャンを」

太客「え!?」wktk

禿客「なんだその顔……いやシーズン3のロワイヤル的なあれじゃねえから」

太客「おいおいおいマジかよ会社行くにも持ち歩かなきゃじゃん」

禿客「話聞いてますー?」

玩具屋「よした方がいい 変なマント着た連中に、入ってきてる被害報告じゃ今のところ全敗だ」

玩具屋「ヅラもヒゲも白髪もやられた もうすぐ二十人行きそう……もう越えてるかも」

太客「マジかよ 月光蝶もリコイルロッドキックも負けた? 付け焼き刃で敵う面子じゃねーぞ」

禿客「白タクのあいつも 肉屋のデブも 作家の豚も ちょっと前から海水浴にハマってるあいつもだ」

禿客「宝石商んとこの新しいのも親父さんの遺品がまだあったってんでか来たらしい 喪中だってのに」

太客「なんでそんなの知ってんだよ ……裏切りもんがいるってことなのか」
575 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/31(月) 23:05:01.25 ID:ENVf/p4pO

玩具屋「マント部隊は知らないが 情報の出所については当たらずも遠からずってとこだな」

禿客「ああ それで」

太客「どこのどいつだ」

玩具屋「そっちは俺がなんとかする 気にしないで」

玩具屋「とりあえず営業妨害をなんとかしたいな 今はみんな傀儡使いのサガで相手して負けたら潔くやってるが」

玩具屋「こんなのが続くようならそうも言ってらんないだろ つーか堪らん ただでさえ細々やってるってのに」

太客「然り」
禿客「下手の横好き故」

玩具屋「情けなくなってこない?」

太客「然り」
禿客「下手の横好き故」

玩具屋「真面目に取り合ってくんないなら帰ってくれよ」

太客「ちったぁ笑え 皺が深まるぜ」

玩具屋「笑い皺ってのがあってだね……」


チリンチリーン


玩具屋「もうすぐ夕方だってのに いらっしゃ――お?」


半鳥「こんにちはー……」つNEW工具箱

ドリアード「何度もごめんなさいね」
576 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/31(月) 23:07:14.79 ID:ENVf/p4pO

太客「嬢ちゃん達! 昨日ぶりィ」

ドリアード「……ええ」ジロ

禿客「ん? なんだよ?」

玩具屋「そうか その分じゃハーフィちゃん達もかい」

半鳥「も?」ドスン

NEW工具箱「でっ!」ガチャ

パカ

ロボット「だっっ……っからもうちょっと優しくさー……」ヒョコ

半鳥「ごめん したんだけど……加減がさぁ ホントごめん」

玩具屋「また酷くやられたな アポジモーターは役に立ったかい?」

ロボット「アポ……」???

玩具屋「アポジモーター ちっちゃいブースター」

ロボット「あっ 大活躍だったよありがとう! ……負けちゃったけど」

半鳥「いつの間にそんなの付いてたの」

玩具屋「ドリアードちゃんとテストした後に直しついででちゃちゃっとね」

玩具屋「みんなボロボロにされたってのに 二戦目にしちゃ大分綺麗な負け方だわね」

ロボット「スゴい熱かったよ 魔法も使ってきたし辛かった」

ドリアード「ハンター君 多分そういうことを言ってるんじゃないと思うわ」

半鳥「普通に心配してくれてるだけでしょ?」

半鳥「…………あっ えっ? あーそっか」

半鳥「えーちょっと待ってちょっと待って……」

玩具屋「……」

禿客「……」

太客「……」

ロボット「どうしたの? ……おれがわざと負けたっていうのかよ?」

ロボット「なんでそんなことする必要があるんだよ おれはやられたら死んじゃうんだぞ 多分!」

半鳥「分かってるよ」

ドリアード「ハンター君の身が大凡の弁明になるのだけれど」

玩具屋「ちょっとカマかけただけだよ ハーフィちゃんの言う通りだ分かってる」

玩具屋「泣くなよハン太 名前負けだぞ?」

ロボット「泣いてないから」

玩具屋「おっと だよな ごめんよ」
577 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/31(月) 23:26:19.90 ID:I0h4MpCf0
乙!
珍しく超小出しだね
しかしリコイルロッドキックってそういう事なww
578 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/08/01(火) 06:55:04.00 ID:t2EFpNRF0
おつ
工具箱新しくなったのか。中の工具は?ちゃんと全部あって、壊れてなきゃ良いんだけど
それにしても、 何 何 って書き方すると、漫画「日常」の驚き顔の時の目の部分みたいに見えるなw
579 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/10(木) 11:56:34.43 ID:P5moLdxD0
リアルが忙しいだろ。無理を言っちゃあいかん
でもそろそろ次ssの題名を決める安価を取ってほしいな
580 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/13(日) 11:37:33.31 ID:k4HUbtfM0
宝石商さん……
581 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/08/15(火) 22:57:34.23 ID:f/cAXlht0
>>579
まぁまぁ、今のが終わるまでは落ち着いて楽しもうじゃないの

ただ、問題は>>1さん自身が今のに飽きてないかどうか……かな(汗
582 :飽きてません 書いてる内にキャラ共のことは気に入ってきてます 飽きてませんが悪戦苦闘してます…… [sage saga]:2017/08/16(水) 11:46:38.55 ID:V840hWTwO
583 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 13:45:31.51 ID:IluCxrJE0
俺達の為に、戦ってくれてるのか……。ありがとう!>>1さん!
584 :ラストまでの流れはできてるの……すんません……ほんとすんません…… [sage saga]:2017/08/22(火) 00:11:43.57 ID:sTi4pvcTO


ロボット「……でもボコボコにされて手加減までされたのはムカついてる」

ロボット「ほとんどなんにもやり返せなかった……」

玩具屋「ほとんど」ほう

ロボット「変な技思い付いたんだ それでちょっとだけ銃とか当てた」

半鳥「へー」

玩具屋「やるな 同じようにやられた奴ら曰く、連中は恐らくその道のプロが来てるんじゃないかって話も出てるのに」

半鳥「プロぉ? 傀儡のプロってこと? そんなのまで居たんですか……」

玩具屋「違うよ こいつの本家大本」

ドリアード「……魔導鎧?」

禿客「店長様の記憶はいい加減古いかんな 客に最新式も詳しいのがいてさ 軍隊の」

太客「うちの軍事顧問 作家 喋ってると喉塞がってコポォコポォ言うのが特徴」

半鳥「へー(なんやねんコポォて)」スッ

太客「ごめんまた唾飛んでた?」

禿客「そいつが特にプロだっつってたんだと しつこく間接とかコックピットの正中線とか狙ってくる格闘だの――」

禿客「遮蔽物の耐弾性の見極めが鋭いだの カバーがスムーズだの 着地噴射の吹かし方完璧だだの だのだのだの」

玩具屋「一矢報いた奴もいるにはいるんだろうけど できればいて欲しいけど全員じゃない」

玩具屋「やっぱり持ってんねハン太 ハーフィちゃん」

半鳥「あはは 褒めるなあ……」
ロボット「……」
585 :あとは文章と時間 時間!! 時間をくれ!!! 誰か!!!! [sage saga]:2017/08/22(火) 00:14:44.60 ID:sTi4pvcTO

玩具屋「それで どうしたの? 修理?」

ドリアード「殆ど炙られただけだからって意地張ってるんですけれどね」

ドリアード「言ったでしょう 煤けてちゃ格好も付かないわよ」

ロボット「うーん……」

半鳥「あー で、いいからって言うんでとにかく先に工具箱探そうってなりまして……」

半鳥「真っ黒焦げになっちゃって 一緒に燃やされたとか撃たれたとか」

玩具屋「そういえば箱違うね そうか、あれいいやつだったのに」

半鳥「でーすよねー……」

ドリアード「見つからなかったものは仕方ないでしょ ツケにしといてあげるからこれでちゃんと謝りなさい」

半鳥「うへぁ」

ドリアード「というわけなの 修理もだけど、また絡まれるようなら……って」

玩具屋「ごもっとも 誓ってそういう稼ぎ方はしてないと言っとくよ 絶対にだ ありえない」

玩具屋「領収書は?」

ドリアード「話が早くて助かるわ」ピラ

玩具屋「じゃあ取っといて」

玩具屋「もう少し待っててくれるかな 払わせるからさ」

半鳥「やっぱりそっちがスジだよね」

ドリアード「分かってるだから言ってみただけ というか貴方からいかなきゃ駄目なのよ? 本当は」

半鳥「立て替えて頂いてる手前しゃしゃり出るのはちょっと……」

ドリアード「だからこそよ」

玩具屋「逞しい精霊様だねぇ いやはや……」


ジリリリリリリリリン ジリリリリリリリリン


太客「はい玩具屋です」ガチャ

玩具屋「おーいデブこら」

太客「店長に代わります(泣)」つ受話器

玩具屋「次やったら本当に働いて貰うからな ハゲお前もだぞ」パシ

玩具屋「はい ……おう、ああ ああそっちもか 派手に? ああ……ああ」TELL

玩具屋「……ああ え?」

玩具屋「は?」



586 :あと優秀とまではいかないまでも最低限の気遣いが出来る相方をくれ!!!!!  [sage saga]:2017/08/22(火) 00:16:51.67 ID:sTi4pvcTO




帝国警察 中央帝都署 組織犯罪対策課


刑事「は?」

組織犯罪対策課長「だから警備ね警備 警邏かな? 私服で来いとさ」つコーヒー

刑事「ちょっと待ってください……」

組対課長「あーでもっ、厳つくない目のにしときなよぉ? お前に限った話じゃないけどさぁここの連中は」

組対課長「しょっぴいてるマフィアとかと見分け付かないんだよねぇ 息は獣だし」

刑事「話戻していいですか」take mint tablet case

刑事「何? 何の警備って仰いました課長」シャカシャカ

組対課長「なぁんだよ人員の貸し借りは今に始まったこっちゃないだろぉ?」

組対課長「暇か? って来たから暇な奴を差し出したんだよ 来週逆をやるために」

刑事「大捕物になりそうですからね スライム事件に死神幼女事件を挟んで 予定が――」ボリボリ

刑事「ズレ込まずに済みそうで良かった 魔導鎧も二機オペレーターごと引っ張ってこれそうですし 俺の活躍で」ゴクン

刑事「クグツがどうって言いましたか」check breath
587 :ををををををををををををををををを [sage saga]:2017/08/22(火) 00:18:59.23 ID:sTi4pvcTO

組対課長「各課長へ署長直々のお達しだよ なんか民間でゲリラ的な催しをやるそうなんだって」

刑事「ゲリラぁ?」シャカシャカバリボリ

組対課長「対戦傀儡って知ってる」

刑事「危険物扱いのミニ兵器 ……まさか」ゴクン

組対課長「金持ちの道楽だね それもかなり傍迷惑な」

組対課長「羽目外し過ぎないようにコッソリ見張れってさ 帝都全体を舞台にやるつもりらしいんだわ」

刑事「羽目 っつーか そんな規模で特殊危険遠隔操作物筆頭として警察学校の教本に乗る位の悪名高ぇ玩具を……」

刑事「好きにさせようってんなら そんなまったりやってられないんじゃないんですか」ボリボリボリボリ

組対課長「コッソリはマストだって」

刑事「意味が分からねぇ 下手を打つと公認テロになりかねない代物なんでしょう 確か」ゴクン

組対課長「まぁね ああ、お前さんは微妙に世代じゃないのか 使い手次第なんだけどなぁ」

組対課長「とにかくそういうことだからさ 頼むわ "賞金稼ぎ"」

刑事「俺をそう呼びくさるのは鈍臭ェ連中だけだと思ってたんですがね」recheck breath

組対課長「フットワークの軽さだろぉ?」

刑事「課長にゃ負けますよ」シャカシャカ バリボリ

ゴクン



588 :クチャラーは死ね [sage saga]:2017/08/22(火) 00:25:22.53 ID:sTi4pvcTO




帝都某所 会員制レストラン
VIPルーム


老人「それで……?」カチャカチャ スクー

マフラー野郎「粒の動く賭場……から発展させて、丸ごと新しいシノギにどうかと」

マフラー「こっちの耳からさっき入ったばかりの新鮮な情報です 間違いない」

マフラー「小僧の動きは筒抜けですよ 外堀埋めてみて安牌切ってみて一段落、といったところか」

老人「なのにどうやる」クッチャクッチャ

マフラー「そこです あの小僧面白いことを考えた――」

半狼「  」スン スンスン

半狼「なあ」

マフラー「ん?」

半狼「ニオうんだけど」

老人「イロにボディーガードさせてるのか しかも人狼のまだ小娘ときた」hmph

マフラー「顔は人型のに出来ますから 手足の毛はともかく体は最高ですよ」

半狼「キっショ」ボソ

マフラー「鼻鳴らすだけで仕事にかからないのは何でだ ハニー」

半狼「……アタシに気付かれたって分かった瞬間逃げた」

マフラー「追うだけ追え 適当なところで切り上げろ」

半狼「   」シュバ

老人「手は足りるか」ゴクン クチャペロ

マフラー「一人で十分 足手纏いになるだけ」

マフラー「ネズミはじき狩り出されるでしょうが さて……」

老人「構わねえよ やってみな」ッチャ モム

マフラー「……ありがとうございます」

老人「どうした 意外か?」つワイングラス

老人「突っぱねられると思ってたか? ならどうして持ち込んできやがった」ゴキュ ゴキュ

マフラー「とんでもない 示し付きませんからね」

老人「吐かしやがる」トン

ウェイター「   」つボトル

トクトクトクトク……

老人「やるなら掌握しろよ 半端は許さねぇぞ」グイ

マフラー「当然です」

老人「期限は特に無いが 言いかけたんだ、段取りを聞かせな」ぷはッ

老人「っげふ」



589 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/08/22(火) 00:29:46.68 ID:sTi4pvcTO




玩具屋「ウチの経営権を賭けろだと……?」

太客「!」ガタッ
禿客「そうだなシーズン3の16話だな 座ってろ」

杖客『そうだ……そいつを催しの優勝商品にしろ、というのが……』TELL

杖客『違うか させろというのが糞餓鬼の要求だ』

玩具屋「さもなきゃ」

杖客『お前の会社を潰すとさ 威張りくさって』

玩具屋「〜っ……」ガシガシ

杖客『ピンときたんで聞いて回って、当たりだった 電話はこの一回きりで済ませるよ』

杖客『何遍も鳴っちゃ面倒だからな』

玩具屋「被害者の会総代ってとこか」

杖客『すまん すまない』

杖客『すまないが頼む どうか……路頭に迷わすわけにはいかない それは私のとこだけじゃない』

玩具屋「謝んなよ……他にはなんて?」

杖客『スミス』

玩具屋「待てよ 最後まで聞かせてくれ 他に何か無いのか? 他に何か条件は?」

杖客『いや……お前の条件はそれだけだよ』

玩具屋「俺の? じゃあそっちはまだあるってのか」

杖客『…………教えるなと言われてる』

玩具屋「随ぅィ分とまァ律儀じゃねーのよ……」

杖客『個人的にも言いたくない いや 誓ってお前に不味いことでは決してない ただ――』

杖客『ただ ふざけた話とだけ教えておくよ 奴の肩を持ってるとかそういうんではないんだ 本当だ』

玩具屋「…………信じる」

杖客『……受けるなら、折り返し電話しろと……』

玩具屋「……分かった……かけるよ 今から」

玩具屋「当たり前だろ 心配しないで」

杖客『ありがとう……』

玩具屋「ああ……まあ……うん そう……そんなことより そうだ」

玩具屋「三本目の調子はどうだよ ん? 四つ足はガタついてないか」

玩具屋「悪くなったらまた言ってよ パッと直すからさ」

杖客『……ああ……頼むよ』

玩具屋「任しとけ またな」ガチャ
590 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/08/22(火) 00:33:47.00 ID:sTi4pvcTO

半鳥「賭けるって」

玩具屋「ここ ここ 店を賭けろとよ」

玩具屋「多分そんだけじゃないんだろうけどね 全部だろどーせ」

禿客「ついに来たか……」

太客「ステッキのジジィ?」

玩具屋「次の催しに諸々を賭けろ さもないと杖の爺さんを始めとする常連の会社を潰す」

太客「なあまたラジオやんならリメイクシーズン1のボスはあいつで行かね」

ドリアード「意趣返しのつもり? 陰湿……」

太客「そう? ねえみんな無視しないで」

禿客「お前な……脳味噌までコレステロールになっちったのか?」

太客「だってよ……」

半鳥「うん なんかもっと悪どいことしてくんのかと思ってたけどビックリした いい意味で」

ドリアード「何で」

半鳥「向こうから言ってるんだもん 言い訳ナシ」

半鳥「勝てばいいんでしょ?」

太客「そうそう!」

禿客「……ん 素でフィクションのサブ主人公みたいなマインドの子がいたか」

半鳥「じゃなきゃ務まりません」

禿客「へっ?」

玩具屋「Mr.ボルドヘッドの懸念通りなんだよね 面白がってるだけ、これで勝ってもあっちは反故に出来るから」

ドリアード「ええ……」

玩具屋「けど他に選択肢は無い」

玩具屋「かけるぞ」カチャ ジーコジーコ

591 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/08/22(火) 01:09:03.97 ID:q0tNFYP50
乙乙!!
遂に本格的に追い詰めに来たか……気に入らないぼんぼんの計画なんぞ、ぶち壊してもらいたいもんだがね


しかし、俺は確かに>>1さんの作品の更新を、内心、今日か今日かと求めちゃいるが、そんなに>>1さん自身の身を斬り
心を責めるかの様な執筆活動をしてもらっても、心苦しい所がありますので、もう少し余裕を感じられる様に生きて欲しいと思います
592 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/22(火) 01:38:19.27 ID:Xqan7kQ+0
おっつ
組体課長の声や姿が、ドラマ"相棒"に出てくる課長さんで固定されてしまうww
593 :お見苦しいのを申し訳ない 大分前にもクソChromeの強制終了で一度やってましたね 愚痴る暇に集中します 痛み入ります また [sage saga]:2017/08/22(火) 01:55:15.26 ID:sTi4pvcTO
 
594 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/22(火) 12:17:07.08 ID:bwQy79q20
595 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/22(火) 18:11:43.46 ID:7ylmrRKA0
うーん、今回は裏社会活動感マシマシでしたねぇ
596 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/05(火) 18:31:49.95 ID:1uNsBnsqo
597 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/05(火) 19:48:11.31 ID:ETjVhtEe0
安価かな、アニメ最終兵器彼女から、ちせ を希望
598 :↑2は私ではありません が取ろうと試みてくれてありがとう [sage saga]:2017/09/18(月) 01:13:39.05 ID:YSZEkDqpO

玩具会社 社長室


御曹子「来たな」ガチャ

御曹子「早かったじゃないか」

玩具屋『おかげさまで』TELL

御曹子「それで?」

玩具屋『条件とやらを言いな』

御曹子「聞いてないのか? 一応全員に伝えたんだけど」

玩具屋『お前の口からもう一度言いな 合ってれば話進める』

玩具屋『確認』

御曹子「勿論」

御曹子「遊びを大規模にしてやるよ あんたの客全員を完璧に満足させる出来にしよう 過去最高最大の」

御曹子「その代わりこちらの手の者が勝ったら――ああそうだこっちも確認しときたい」

御曹子「ぶつけ方は? トーナメント? 総当たり?」

玩具屋『……総当たり 負けた奴が勝った奴に参加資格のボルトを渡す』

御曹子「良かった あまり特殊なのじゃなくて 無理なく変えられそうだ」

玩具屋『?』

御曹子「ネジの話を聞いてバトルロイヤルがいいと思ってたんだ そうしよう」

御曹子「手持ちのネジを賭けて戦う 一番多く集めて、制限時間内に そちらのいつもの……会場へ到着した側の勝ち」

御曹子「丸一日くらいか シンプルでいいだろう」

玩具屋『会場へ入るも何もそこでやるんじゃないのか』

御曹子「言っただろ、準備はできてる…… 大きくやろう 外で」

御曹子「帝都がリングだ」

玩具屋『無理』

御曹子「いいや」

玩具屋『知らねぇのか? 何がリングだ 予選でもやるかよ? 十一ヶ月かけて?』

御曹子「帝都警察に頼んでおいてね あまりにも大っぴらに、ということでなければ」

御曹子「多少のあれは見逃してくれることになってる 有事の際の警備も兼ねて」

玩具屋『……』

御曹子「それとも挨拶しておいた方が良かったかな "しゃしゃり出て来ないでください"」

御曹子「アソートでも持って? 場所がちょっと分からなくてさ……責任者の」

玩具屋『何か勘違いしてんのね』

玩具屋『ケツ持ちに泣き付いてんだろうが無駄だぜバーカ ってか』

御曹子「そうは言ってない」

玩具屋『言っては な ご知的なお言い回しですね』
599 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/18(月) 01:15:27.74 ID:YSZEkDqpO

玩具屋『いいかい ハッキリさせとくがウチは反社会勢力との世間様に顔向けできねーような関わりはありません』

玩具屋『デカい顔しようもんなら叩きのめす用意があるし何度かそうやって追っ払ってる ただ……』

御曹子「ただ」

玩具屋『折衷案を取った』

玩具屋『客や店に危害を加えるんでなければ俺の知るとこじゃないって話で長いことやってきてたんだ』

玩具屋『プレイヤーの数と同じくらい観戦派の奴もいて、身内の好カードの賭けを仕切ったりとかで稼ぎにしてる』

玩具屋『八百長や脅しは無し 賭けるのは賭ける奴の自己責任だがふざけた真似すればぶっ飛ばすって条件で』

玩具屋『他の商売と比べれば大分お利口さんだそうだが とにかくそれがシノギってやつだ』

御曹子「それが何か」

玩具屋『それだけなのか?』

御曹子「それだけとは」

玩具屋『どこからウチの客の情報を仕入れた?』

御曹子「調べた 自力で」

玩具屋『そうかよ 言いたいこと山程あるけどそれはいいや 今は』

玩具屋『だからそう つまり……そうだな』

玩具屋『なあ お前ヤジロベエって分かる?』

御曹子「バランスのオモチャ」

玩具屋『俺達はそれよ 微妙なバランスで成り立ってる間柄だったの』

玩具屋『これで崩れる 脅しをかけて回ったんだ、景品の話はとっくに伝わってんだろ』

玩具屋『何も金やロマンだけのもんじゃ無いんだ俺達の傀儡は 今頃ヨダレ垂らしてんだろうよ』

御曹子「だから手を打った」

御曹子「準備をしたんだ あんたの周りを掃除するための」

玩具屋『警察を動かしたってのが? そうか スゴいな』

玩具屋『警察だけであの意地汚いバカ共を締め出せると本気で思ってるのか』

御曹子「締め出す? 違う 潰すんだ」

玩具屋『ふーん』

御曹子「対戦傀儡だ 準凶器扱い、持ってる人間が人間なら単純所持で捕まえることもできなくはない」

御曹子「出てこないならよし 動くなら帝国警察はこれを取っ掛かりに連中を叩ける」

玩具屋『……』

御曹子「だから言わなかったか? あんたにとっても悪い話ではないんだ」

御曹子「何が気に入らないんだよ」

玩具屋『つまりエサか』
600 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/18(月) 01:16:31.89 ID:YSZEkDqpO

御曹子「そうとも言え得る側面があるというだけだろ 大局的に見なよ」

玩具屋『当たり前だけど 大局ってのは局所の群体だって若い頃言われてさぁ……』

玩具屋『エサっていうのは客のことだよ』

御曹子「客?」

玩具屋『なんでクズ共とやり合おうってのにおもっくそ巻き込む前提で考えんの』

玩具屋『収益が見込めないから撤退、で終わる輩じゃねぇんだぞ! 俺みたいにある種のなあなあが出来りゃいいよ』

玩具屋『お前のとこはデカいし手広くやってるからそもそも関わんのがもうアウト 絶対避けたい だから消す』

玩具屋『いいか、消すぜって突き付けてんだ 面子がどうとかこじつけたがるアホ相手に真正面から』

御曹子「何を今更 俺はそうやって足場を舗装してここまで来たんだよ 基本だろう」

玩具屋『慣れてるってかッ?』

玩具屋『お前……なあ……消される側に立ったことあるか』

御曹子「どう思う?」

玩具屋『親父さんが許さねぇよな』

玩具屋『教えてやろうか? このままじゃ俺に教わるまでもなくなりそうだぜ』

御曹子「……」

玩具屋『……よし』

玩具屋『あぁ もう何言ってんだろうな あー よし』

玩具屋『よしいいぜ やろう バトルロイヤルとやらで』

御曹子「そうか 良かった」

玩具屋『日取りはこっちで決めさせて貰う また連絡する』

玩具屋『勝った奴の好きにするってとこは決定だからな』

玩具屋『反故にするなよ』

御曹子「当然だろ」

玩具屋『ふん』

601 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/18(月) 01:18:51.39 ID:YSZEkDqpO


御曹子『連絡を待ってる』TELL

玩具屋「じゃあまたな」ガチャッ


玩具屋「……ふゥーっ……」

半鳥「大丈夫ですか?」

玩具屋「こりゃあ駄目かも分からんね……」

ドリアード「当てになるかは全くもって分からないけど」

ドリアード「とりあえず言質は取れたわけでしょう ……大分興奮していたようですけど」

玩具屋「……」

禿客「……」

太客「……」

ロボット「そんなガックリした顔するなよ 多分 いや絶対強いけどさ」

ロボット「勝つよ! な ハーフィ」

半鳥「だね やるからにはみんなそう思ってるよ、そこは大丈夫」

ロボット「?」

半鳥「……んーと」

ドリアード「……」じ

半鳥「(そんな目で見なくったって無理に聞いたりしないってば……気になるけど)」

半鳥「良ければ、私達にも手伝わせてくれませんか」

半鳥「面倒見て貰っちゃったし 話聞いといてここで放ってなんておけないよ! ね?」

ドリアード「そうね」

ロボット「うんうん」

玩具屋「……ありがとね」

禿客「うーん そうさなぁ」

禿客「会社とかを人質にっつってたけどよ そうなると」

禿客「俺らみたいに柵の無い奴ら枠がスミスに手ぇ貸せるってことになるんだよな?」

太客「基本的には腕前五割札束五割でぶん殴る遊びだかんね」

太客「手練れがゴッソリ出場停止 で しかもあいつらでもキツいってレベルのが相手じゃ まあ相当……」

禿客「だがクソガキの思い通りにゃさせたくねー」

太客「だな」

玩具屋「……」

禿客「どうしたよ?」

玩具屋「ああー……」

玩具屋「俺は何をやってんだろ……」
602 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/18(月) 06:55:06.14 ID:5JNWKkNE0
乙!
ついに成されてしまった傀儡による戦争ごっこの約束ゥ!これに対し、老舗玩具屋店主スミス氏が打って出られる策はあるのか!?
ハーフィ達も協力してくれる様だが、まだ始めたばっかり。二人操作の問題だってあるし、果たして大丈夫なのか?
そして、我らが見知った彼らやその他の人物達はいつ、どの様なタイミングで現れるのか!?

今後も乞うご期待!!
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