召喚術師「安価で修業する」

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203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/06(木) 06:21:43.31 ID:mJGMmrb30
濃縮還元がここに来て出てくるか
乙!
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/06(木) 21:00:39.98 ID:wo8HHL4e0
ぐぐぐ笑いというか喋りというかは、ぷよとかのカーバンクルもしてたっけか
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/09(日) 19:26:43.36 ID:xdLxQapr0
キャベツ「世の中クソだな」
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/13(木) 09:01:50.95 ID:0HKk8nEhO


 ……いい フェイト……

 私にはどうしてもあれが必要なの……ジュエルシードが……

 ……分かるわね……


「……はい」


 あまり時間はないの

 急いで頂戴 私を失望させないで……


「……はい 母さん」

207 :一期しか見れなかった 何かおかしかったら申し訳ない [sage saga]:2016/10/13(木) 09:03:34.45 ID:0HKk8nEhO



某次元 帝国首都 某所
某年 某月 某日 深夜某時


「支店長。商品の点検確認と施錠、終わりました」

宝石商「ご苦労様、先に帰っていてくれ」

「支店長は?」

宝石商「もう少ししたら帰るよ。来客の予定があってね」

「こんな夜更けにですか……?」

宝石商「古馴染みなんだ」

「そうでしたか…… ではお先に失礼します」

宝石商「ああ」

宝石商「もうじき私も隠居だからね。支店長になれば、君ならこんな遅くまで拘束されることもなくなるよ」

「そんな、私なんて……」

宝石商「ははは。じゃ、おやすみ」

「……はい」


宝石商「……遅いな」

宝石商「電話ではもう少し早い時間だったんだが、何を……」


コンコン


宝石商「!」


208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/13(木) 09:04:21.08 ID:0HKk8nEhO


ガチャ


宝石商「……やあ、来たか 変わっていないな」

泥棒「そういうおめえは変わったなァ 仲間売って 足洗って――」

泥棒「小綺麗になったじゃねぇか ええ 大旦那……」

宝石商「ビジネスの話だと言わなかったかい」

宝石商「それにそう だからこそアポを受けたんだ 昔の仲間の好でな」

泥棒「ふざけやがって どうせこの店の宝石も全部どっかからガメたやつなんだろうが ……いや」

泥棒「そういうクソだから今回は信用できると踏んだんだ そうだ 仕事の話だけをしようじゃねぇか」

泥棒「こいつだ」

宝石商「これは……?」


209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/13(木) 09:05:07.12 ID:0HKk8nEhO


泥棒「……」

宝石商「……」鑑定

泥棒「……どうなんだ」

宝石商「……上物だ」

宝石商「とてもな ……異質な魔力も感じられる……整えられているが人の手で加工された石ではないな」

宝石商「小箱越しでなく手に取って見られればもっと分かるんだが」

泥棒「それは駄目だ」

宝石商「何故?」

泥棒「この青い菱形の宝石は呪われてる」

宝石商「何故分かる」

泥棒「こいつは突然現れた。何の拍子もなく、空間から染み出るみてぇに……本当にいきなり」

泥棒「魔法使いの前に現れたんだ。そいつは凄まじい使い手だった」

泥棒「一目見てヤバいと睨んだんだろう 凄い魔力と大袈裟な魔法陣と長い呪文を唱えて、この箱に封印したのさ」

宝石商「……伝承の類をお前が信じるとは思わなかったな」

泥棒「違う 話はまだ終わってねぇ」

泥棒「そこに通りかかったんだよ 俺がな 消耗していたから楽に手に入った」

宝石商「モットーは捨てたと」

泥棒「殺しちゃいねぇよ 何発かぶん殴っただけ」

宝石商「……」

泥棒「どうだ?」

宝石商「何が?」

泥棒「いくらで買うんだよ 決まってんだろ」


210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/13(木) 09:06:52.67 ID:0HKk8nEhO



宝石商「…………」

泥棒「……おい」

宝石商「……話にならんな やはりお前の取り柄は逃げ足だけだ」

泥棒「なんだと?」

宝石商「お前の話が本当だとして……お前はバカだ 何故殺さなかった? 殺して隠さなかった」

宝石商「こんな足がつくものを買うことはできない 論外だ」

泥棒「……てめぇ……」

宝石商「……だが、石は本物のようだ 認めるよ」

宝石商「俺が捌いてやろう」

泥棒「!」

宝石商「で 取り分だが」

宝石商「お前のは無しだ」RDY GUN

泥棒「ッこの……ふざけるなチクり野郎! このクズが!」

宝石商「何とでも言え 泥棒としては三流だったからな」

宝石商「お前達のおこぼれに肖りながら必死で研鑽した結果がこの今というだけだ」

宝石商「お前の優しさと友情に免じて命だけは勘弁してやる 箱を置け」

泥棒「クソ野郎……クソったれ……!」

宝石商「自首しろ。兄弟。そうすればもう明日の飯の為に駆けずり回らなくてよくなる よくなるんだ」

宝石商「あの日も抵抗しなければ皆捕まるだけで済んだ やり直すチャンスを俺はやったんだ」

泥棒「どの口が言いやがるンだボケが! 何がチャンスだ!」

泥棒「……やっぱりてめぇはクソカス野郎だった……どうかしてたぜ……こんな野郎に……」

宝石商「よせ撃ちたくない」

泥棒「お前はもう 引き金を引いたんだよッ!」throw

宝石商「ッ 投げ――」


ガシャァァッ
ガッ ゴッ
ズギュゥーン

ピシッ

211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/13(木) 09:07:26.15 ID:0HKk8nEhO


ドクン


212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/13(木) 09:08:37.80 ID:0HKk8nEhO



「……ジュエルシードの気配だ」

「どこだろう この国のどこか……」

『フェイト、この世界は次元が不安定過ぎるよ 魔力素も何も酷く荒れてる……早く集めて帰ろう』

『一つ目からこんな世界だなんて ついてないよ……』

「大丈夫だよアルフ 私頑張るから」

「行こう 母さんが待ってる」

『…………』


213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/13(木) 09:09:18.01 ID:0HKk8nEhO



「……くっ! ダメだ……また跳べなかった」

「なんて世界だ、次元断層と虚数空間に囲まれていて転移が繋がらない……あんなところに散らばるなんて……けど後回しになんかできない」

「最初の一つ……! 早く封印しなくちゃ……!」


214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/13(木) 09:10:26.10 ID:0HKk8nEhO




泥棒「……はぁッ、はぁッ、はぁッ、はぁッ……クソッ」

泥棒「クソ野郎が……成り下がりやがって……」


宝石商「」


泥棒「そうだ宝石は……! 箱にヒビが入っただけか、良かった」

泥棒「…………あばよ クズのダチ公……銃だけいただいてくぜ……」


ガチャッ


泥棒「!?」

「支店長、今の銃声は――き、貴様! 支店長を!!」

泥棒「クソッ! こんなところで終わってたまるかよ!!」ズギューン ズギューン




215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/13(木) 09:11:37.30 ID:0HKk8nEhO





車掌「申し訳ございません、当乗合は今のお客様で満員でして……」

おっさん「なんだと、じゃあ会社まで窓の外に掴まってろってのかよ! 二階席は!」

車掌「はい、二階席もです……」


半鳥「……」バサッ

『"宝石店強盗殺人事件 支店長殺害 犯人逃走中"』朝刊

半鳥「(うわぁ おっかな……見つけたら殺そう)」


おっさん「ふざけやがって……おいそこの亜人! 亜人のメスガキ! お前降りろよ!」

半鳥「……は? 私のこと?」

おっさん「他にいねーだろ 朝帰りのお前と違ってこっちは今から仕事なんだよ!」

おっさん「夜まで仕事はないんだろ? いいよな ヨがってるだけで金貰えんだから」

半鳥「車掌さん車掌さん」

車掌「は、はい 大変ご迷惑を……」

半鳥「違うよ いいから」

半鳥「ズレたら手伝って欲しいってだけ」

車掌「?」

半鳥「席譲るのをさ」summon


216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/13(木) 09:13:11.50 ID:0HKk8nEhO



術師「……で、ゴーレムでボッコボコにして席に運んで放置したと」

半鳥「アッパーで席まで飛ばさせただけだよ、時間かかったら迷惑だし。死んではないよ」

術師「まあ証人がいるだろうしな 警察沙汰になってもそこまでの不安はないか」

半鳥「10:0でしょ また顔見たらリヴァイアさん喚んで髪の毛で流しソーメンやってやる」

術師「形だけでもまずは口でかかれよ 話さなきゃ分からんこともある」

半鳥「なんで私を娼婦扱いしたのか とか? 通ってるからじゃないの 死ねばいいのに」チッ

ドリアード「……段々獰猛になってきてない? ハーフィ……」

術師「お使いを頼むんじゃなかったな」

半鳥「…………ゴメン 朝から感じ悪いよね」

半鳥「うん…… ブッ飛ばしたし……泡吹いて漏らしてんの見たからスッキリした。もう忘れる。はい! 忘れた!」

術師「鳥頭……」

半鳥「一日中グチグチ言ってた方がいいの? はいこれ備品ね」ドサ

術師「ん メモ通り」

ドリアード「……インク、羊皮紙、チョーク、スクロールに、銃弾……のバラしたやつ? 妙な買い物ね」

ドリアード「わざわざ早朝に買わなくても」

術師「弾以外どれも召喚用品だ 老舗の魔導雑貨屋は一日中開いてるから、欲しい時に行けるんだよ」

ドリアード「行ったの貴方じゃないでしょう……」

術師「これも修行よ修行」

半鳥「まあ、いいとこだったよ 店の人優しいし、色んな物あったし。普通にまた行きたいかな。……正直時間だけは納得いかないけど」

術師「変なのに絡まれない時間なんだよ」

ドリアード「変なの ねぇ」


217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/13(木) 09:15:23.71 ID:0HKk8nEhO



術師「ところで新聞は頼んでないが」

半鳥「あ それ私の」

ドリアード「大衆紙なんか読んでるの」ペラ

半鳥「元々字の勉強目当てだったからね 触りだけ分かればいいし内容は気にしてないよ」

術師「……宝石店強盗? 単独でか 余程自信があったんだろうな」

ドリアード「……随分でかでかと書き立てるのね……ふうん……」ペラ

術師「人は毎日多くのことを忘れる その内の一つにならないように頑張ってるのさ」

ドリアード「…………」ペラ

半鳥「新聞取られちゃった」

術師「足元に猫助が行ってるのに撫でもしないとは ほっといてやろう」

半鳥「ていうか今の決め台詞っぽいの何? 超クサかった」

術師「引用だ、そういう台詞があるんだよ。はい! 忘れろ!」


術師「今日の実験はお前の案だ 数重ねなきゃだろうから根気がいる、集中しろよ」

半鳥「実験っつーか工作だけどね これ好きだから大丈夫 頑張る」

術師「ならいい 言っとくが次はマッサージとリップサービスじゃ済まないからな」

半鳥「どういう意味ぃ〜?」

術師「十年早いわアホ」

術師「……それじゃ、もうそろそろいい時間だし攻性魔法の研究室から色々物を借りてくる のと ついでに一仕事片付けてくるから」つ鞄 

術師「……流石に重いな…… とりあえず弾頭の方だけ始めてててくれ」

半鳥「あー 下準備めんどいからって逃げたな」

術師「行ってきまーす」ガチャ バタン

半鳥「ええい…… 猫実と蛇子だけだよ私の癒しはー」モフモフスベスベ

マンチカン「にぃ」
髪蛇「シュー……」

半鳥「……」スー…

ドリアード「……ハーフィ悪いんだけど今触らないで 読んでるから」ぱし

半鳥「ほらねー! 二人とも膝おいで!」ぎゅむー

マンチカン「に゛ぃ」hold
髪蛇「……」escape


218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/13(木) 09:17:30.53 ID:0HKk8nEhO



ガチャ


古物商「おお、お待ちしており……む? 君は誰だね」

少年「お待ちしておりましたと言おうとしたのですか? 困りましたな、では奴はまだ」

古物商「……灰髪の少年、すまないが大事な商談があるんだ」

少年「把握しております。それでは貴方から先にこちらを。書面にサインをお願いしますね」さっさ

少年「失礼ながら多忙の身です故、今日はこれでもう失礼致します。では」ガチャバタン

古物商「いや、ちょっと待っ…… 行ってしまったか」

コンコン ガチャ

術師「……お待たせして申し訳ありません、只今……ん?」

古物商「サモナー殿。いえ、こちらこそご多忙の中お声かけいただきましてありがとうございます」

古物商「この度は――」

術師「ああ ああ 前置きはその辺でいい なんだ入れ違いか、相変わらず忙しない……」

古物商「……」

術師「失礼 書類は? ある よし早速話に入ろう」ドサ

古物商「……はい と言ってもすぐに済むと思いますが」

術師「こちらでは単なる触媒として使うにとどまっていたが これに関しては単なる付呪品の類と一緒くたにされたくないそうでね」ゴソゴソ

219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/13(木) 09:19:29.89 ID:0HKk8nEhO


術師「まずはそう…… 見ての通り形状はただの日記だ かなり古びた」

古物商「すると保管環境は古書類と同じような?」

術師「この革帯型の封印が無事なら多少朽ちようが破けようが問題ない その辺りは任せる」

術師「大事なのは封印だ これは恒久的に魔力やそれに類する超常的エネルギーを――」

術師「仕掛けた対象から吸い取って空気中へ発散させる仕組みになっている うちの付呪魔法教授謹製だ」

古物商「存じ上げております 対魔法犯罪者向けの拘束具を発明された……」

術師「そう、そのインテリドワーフ作だ 中を読んでもいいがこれだけは絶対に外さないようにしてくれ」

古物商「至難の技ですな」ハハハ

術師「いやまあ つまり」パラリ

古物商「ちょっ」

術師「こうして帯の一部でも接していれば問題ないということだ」パラパラ

古物商「…………肝を潰しかけましたよ 勘弁して下さい」

術師「危険性は伝わってるようで安心した まず一つ」

古物商「こういう物に以前 痛い目に遭わされましたから……」

術師「それはまた」resealing

古物商「……帯に細心の注意を払うと 他には?」

術師「取扱いは以上 あ 中身は聞いてるのか」

古物商「恐ろしい怨霊 だと……」

術師「そう 力は殆ど頂いたからこの状態で一先ずは安全だと思う」

古物商「日記というからには……読めませんが この これが書き手の名前」

術師「これだ 東方の島国で使われている文字に似ているが、この世界の文字ではなかったからな 解読には成功した」

術師「カヤコだ ヤバくなったら目を見て名前を呼んで お友達になればいい」

古物商「ははは……」

術師「それじゃ 小切手を」


220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/13(木) 09:20:47.77 ID:0HKk8nEhO




泥棒「…………う…… 眠ってたのか」

泥棒「家に寄って 酒を煽って……それからどうしたっけか クソ 頭痛ぇ……」

泥棒「小箱はちゃんとあるな……捌けなきゃただの石だぞ」

泥棒「故買屋はそんなに多くねぇしな……ここどこだよ……」

乞食「……」

泥棒「……ああ? 何見てんだ若造! ぶっ殺されてぇのか!?」チャキッ

乞食「……」ダッ

泥棒「そうだ! てめぇみてーな小汚ぇボケは一生そうやって薄汚くしてりゃあいいんだよ! ボケ! ボォーケ!!」


221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/13(木) 09:24:05.14 ID:0HKk8nEhO


刑事「で こいつはチクる決心をしたんだとよ」ドガッ

泥棒「げぶっ……」

乞食「おい……おい、ちゃんと教えたぜ 後尾けて確かめてまでよォ 金をくれよォ」

刑事「待ってな 腹減ってんなら車の後ろに昼用のハンバーガーあっからそれとりあえず食ってろ」

乞食「旦那! あ ありがてぇ」ガチャ ムシャモグ

刑事「コーヒーもあるぞ 座席は汚すな捜査車両だから! おい聞いてんのか? ……さァてと」

泥棒「くたばれ――」draw GUN…

刑事「あ? 大人しくしろよ 死にてェのか爺さん危ねえな」disarm

刑事「根性と気合いは拍手モンだがそのすっトロさじゃな 引退だよ 手錠すんだから伏せろって大人しくしな」StompStompStomp

泥棒「ち くしょォが……」ボロッ

乞食「ムシャムシャモグモグバリバリズルズルゴクゴククチャクチャバクバクズビズヒゴクン ……ッ旦那流石っすねぇ! お会いしたの初めてっすけど俺感服しましたっすよォ!」

乞食「他のデカじゃ多分協力させるだけしてゴミ扱いっすけど、ちゃんと報酬くれるんすもん! 器が違うんすね!」

刑事「お前も俺の情報屋になるか? この辺りの奴らはまだ少ねぇ、気ィ向いたらこっそりとよろしく頼むぜ」チャリン

乞食「はい! んじゃまた!」ダッ

刑事「(スラムとはいえ往来でふん縛っといてこっそりもクソもねぇけどな)」ガチャリ

刑事「支店長殿ご自慢のピストルも押収と……共和国の銃は変わってんな すぐ壊れそうだ」

刑事「他には……」

乞食「……! そいつに触るんじゃねぇッ!」ジタバタ

刑事「うるせぇっつってんだろジジィ」ゴス

刑事「……宝石? 盗まれた物は無いって話だったが……」

乞食「返せ! 返せ! そいつは俺のだ!!」

刑事「そうだな。でも今からは警察のだ 悪く思うなよ」ヒョイ

乞食「ぐがぁぁ……ッ……かァえせぇぇええええッ!! 返せぇええ!!」

刑事「車の窓開けて運ばないとな……」



ドクン



222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/13(木) 09:28:10.32 ID:0HKk8nEhO



刑事「……?」

泥棒「返せってんだァ!!」

刑事「今こいつ 脈打ったような……」


「……見つけた」


《Scythe slash》

刑事「!」バッ

ズシャアッ

刑事「あッぶねぇ……何モンだ!」RDY GUN


黒衣の少女「……」


刑事「……随分キまった格好をしてるなお嬢ちゃん おい あんたの孫娘か?」

泥棒「し……知らねぇ 俺は独り身だ こんなメスガキは知らん」

刑事「だろうな」

泥棒「俺は独り身だ 独り身なんだ……」

黒衣の少女「バルディッシュ」
斧槍《Device from, set up》

刑事「だがやる気は満々らしい」

斧槍《Photon lancer, get set》

刑事「うるせぇな 何語だよ!」BANG BANG

黒衣の少女「……」shield

刑事「ちっ 車の裏だ!」グイッ
泥棒「ぬおっ」

斧槍《Full auto fire》バシュッ

泥棒「うああああっクソッ!」ズガガガガガガガ

刑事「落ち着け 捜査車両は防弾装甲・対魔付呪が基本だ いいから中にいろ」ガガガガガガガガ

223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/13(木) 09:30:05.59 ID:0HKk8nEhO


刑事「(あの喋る杖で攻撃、自身は即応のシールド魔法で防御と 手慣れてやがんな)」

刑事「(鳥の小娘より一二回りは下だろうに直接攻撃にも全く躊躇が無かった なんだこの子は……)」

「余所見かい?」

刑事「あァ?」

ドゴォッ

犬女「やるじゃないか」knuckle

刑事「亜人の姉ちゃん まだ若いがその歳なら分別はついてるよな」guard

刑事「知ってるか? 子供に手を染めさせるのはこの国じゃ重罪なのだぜ」kick and fire

犬女「……どこでもそうだよ」shield

バチィッ ズザッ

黒衣の少女「アルフ 大丈夫?」

犬女「私は平気だよ ジュエルシードは車の中だね」

黒衣の少女「あのお爺さんが持っているみたい」

刑事「ジュエルシード?」


ドルルン ドルルゥン


刑事「! てめぇどうやって」

泥棒「どけェ ポリ公ォ!!」ベタ踏み

ギャルルルル ドガァァッ

刑事「つゥッ――轢き逃げも追加だな くそったれ」BANGBANGBANG

泥棒「うおおお!!」tire burst

ゴオオォォ…

斧槍《order?》
黒衣の少女「追うよ。アルフ」

犬女「こっちは任せといて!」

黒衣の少女「ううん ジュエルシードを追って」

犬女「? ……分かった」バッ

刑事「逃がすかよ!」ギシ
刑事「ッ んだこれっ……!」bind


バヂバヂバヂバヂバヂバヂ


黒衣の少女「……」ジャキッ

刑事「おいおい――」

刑事「(殺戮マシーンかよ こんなのを擁してる組織がいたのか? あの宝石はなんだってんだ……)」

刑事「お前 何なんだ……」pray regeneration


黒衣の少女「ごめんね」

刑事「謝んならよせッ――」


斧槍《Thunder smasher》


224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/13(木) 09:35:22.29 ID:0HKk8nEhO




乞食「……ァ! 旦那! 旦那ァ! しっかりしろよォ!」

刑事「……炭にはならずに済んだか…………いッてぇな クソ……」healing

乞食「いや殆ど炭だったよ すぐ治ってったけど……」

刑事「脳と心臓が止まってなきゃ治癒か再生が使えっからな ヤバかったぜ」

刑事「しかしあいつ 車にピッキングかましやがったのか? 鍵はちゃんと抜いてた」

乞食「あの爺さん鍵開けは達人だからな 魔導車も出来たのは知らねーかったけど」

刑事「……とりあえず報告に戻らねぇとな 手配者追加だ 背後関係も洗わなきゃならなくなった」

刑事「機動隊の要請もいる 普通の装備に人員じゃ勝てねぇ」

乞食「じゃあ 今回は独断行動ナシでやるんすか」

刑事「ホントに俺をよく知ってんだな もう誰かのネズミなのか?」

乞食「いやいやいやいえいえいえそォんなァ ハングリーなだけっすよォ」

刑事「ハングリーは嫌いだ」

乞食「えっ?」

刑事「何でもねぇ ま 俺のスタンスは変わらんとだけ言っとこう」

刑事「要するにお巡りさんらしからぬ戦力がいるってだけの話だ」


225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/13(木) 11:46:38.89 ID:IqQJPXRJ0
警察さんも面倒な事に巻き込まれたね。よりにもよって別次元の案件とは
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/10/14(金) 00:20:43.06 ID:5XhEOwWl0
伽耶子vsフェイト、どっち勝つかな?フェイトも魔法少女としても天才だけど伽耶子能力も割とチートだからな、対決まだ見たいですけど続きを楽しみにしてます
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/14(金) 15:11:05.62 ID:RhJ09jYs0
あの石は、この世界ではどんな面倒事を引き起こすのやら
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/14(金) 20:53:17.57 ID:Kl+emg5C0
幽霊……なのは……リリカルおもちゃ箱……うっ記憶が
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/18(火) 09:42:34.37 ID:UvluY9f4O


ブロロロ……


後輩警官「先輩、今日から復帰ですね。もう体はいいんですか?」driver

警官1「おう。何でか復活した体も全く問題ねぇし絶好調よ 今度表彰もされちゃうんだぜ」co-driver

後輩警官「身を呈して情報源守ったんですもんね しかもホームレスなんかを! なかなかできることじゃないですよ」

警官1「たまたまだよ」

後輩警官「またまた パトロール中暇ですからその辺詳しく聞かせてください」

警官1「いや悪ぃ 実はスライム事件唯一の生存者ってことで自伝にしないかって話が来ててさぁ〜 言いふらせなくなっちまってんだわ」

後輩警官「いいなぁ副業……あれ? なんですかあの魔導車 凄ぇスピード」

警官1「待て ありゃ警察車両だ」


ゴオオォォォォォォォ

泥棒「ちッ スラムを出ちまったか…… あいつは?」

橙犬「人通りが多いところだ 手こずらせてくれるね……!」galop run

泥棒「クソのイヌアマが! タンクの魔力も少ねぇ どうするか……ッ」ギャギャギャギャ


警官1「行け行け 鳴らして」

後輩警官「はいッ!」ファンファンファン

警官1「あれは魔物か? 運転手はどう見ても警官じゃねぇな 〈そこの魔導車 止まりなさい!〉」拡声

後輩警官「魔物は轢きますか?」

警官1「後ろ付いとけ」

警官1〈パンクしてんだろ 止まれボケ! 人轢く前に止まれ!!〉

橙犬「くっ、狙いはこれか……」

泥棒「税金泥棒共が群がりやがって るせぇんだよ!!」BLAMBLAMBLAM

橙犬「今だ!」バッ

泥棒「飛び付きやがったのか!? 降りろ!! うおおああ!」zigzag


ガシャァ パリィン
ザリザリザリザリザリ
ドゴシャッ

街頭「ぎにゃああああ!!」break

子供「ぁッ――」run over

「暴走車だ!! 銃撃ってんぞ!」
「子供が轢かれた 足が潰れてる!」
「うわあああふざけんな歩道は広くねーよ!!」


後輩警官「あの野郎何考えてんだ!」

警官1「"2号車より本部へ 暴走車を発見 応援要請 探知魔法で位置確認願います――」police radio

警官1「轢き逃げ 器物破損等被害甚大 現在追跡中 どうぞ" 離されるなよ」

後輩警官「はい!」ブロロロロロ

『"了解 付近の車両を急行させる どうぞ"』

警官1「"了解 追跡続行します 以上"あークソ 表彰取り消しかな」

230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/18(火) 09:45:14.62 ID:UvluY9f4O


ファンファンファンファン ファンファンファンファン


橙犬「ガルルルルルルルル!」bite arm

泥棒「腕がッ……離れやがれこの犬!! 俺には金が必要なんだよ!!!」
泥棒「う ぐ ぉぉおおおお!!」turn right

ブチィッ

橙犬「!!」ズザァァァ

泥棒「そのまま犬挽き肉になれよ ぐッ」

泥棒「! しまった 曲がり切れ――」


CRAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAASH



キィッ キキィッ

「"1号車現場到着 どうぞ"」
「"4号車合流 確認した どうぞ"」

警官2「来たぜ あれか!?」ジャキッ

警官1「どっかの間抜けポリスからぶん取った車で爆走して壁ドン あのワンコに追われてたよーに見えた」

警官1「見ろ 実際腕食いちぎってやがる お友達って感じじゃあねえだろ」

橙犬「……」ペッ

橙犬「(次から次へと……銃撃は威力こそ無いけど数が多すぎる ジリ貧だ……)」
橙犬「(おまけにこの世界の粘つくみたいな嫌な魔力! やりにくいったらありゃしない)」チラ

泥棒「ぅ……ぐ……」

橙犬「(逃がす心配はない 速攻でいく!)」

橙犬「悪いねぇお兄さん達」metamorphose

犬女「邪魔するならタダじゃおかないよ あの石を渡す訳にはいかないんだ」

警官1「変身した お前魔人か」

後輩警官「抵抗するな 地面に伏せろ!」

犬女「伏せるのはそっちだよッ!」


231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/18(火) 09:46:35.93 ID:UvluY9f4O



泥棒「ぁあ…… ハァ ハァ ハァ……」ハァー ハァー

泥棒「…………ダメだ…… ダメだ」

泥棒「寝るなッ……寝るんじゃねえ……こんなもん…………」

泥棒「痛くも痒くもねぇ ……決めたろ……しっかりしやがれ……」ググ

泥棒「……起きろ 起きろ起きろ…… 一ヵ所ダメだったからなんだ あの野郎は 駄目元だったろ」

泥棒「寝るなぁ……」

泥棒「起きろぉッ……」

泥棒「おおおおッ……!」


ドクン


泥棒「……あ?」

泥棒「? ……!!」


カッ


232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/18(火) 09:48:53.00 ID:UvluY9f4O



犬女「……! まずいッ!」

後輩警官「何の光!?」

バゴォッ


ジュエル・シーフ「………………」


警官1「今度はなんだ…… あの暴走野郎も変身したのか こっちは宝石の化物かよ」

警官2「ドアをぶち破ったぞ 魔法犯罪者だ、おいショットガンに対魔鎮圧弾!」

JT「……宝石の腕が生えて……それに 傷もなんともねえ 鎧みてえに……」

JT「こんなに体軽ぃのは何十年振りだ…… これなら逃げられる!」

警官1「仕方ねえ 女ごと……」

chain bind

警官1「うぉっ!」ジャララララ ギシィッ
警官2「鎖ッ? 拘束魔法か! おい隠れろ!」ドサッ

後輩警官「援護します!!」BANGBANG

犬女「頭数を!」shield and
犬女「減らすッ!」Photon Lancer Multishot

後輩警官「な 魔力弾――」

ズドドドドドドドドドドドドドドドド

警官1「炸裂させやがっ……おい 無事か!」

犬女「自分の心配をするんだね!」draw and throw

警官2「がはッ……」ドガシャアッ

犬女「あんたも!」chain bind more

JT「……魔法の鎖だァ?」grip

犬女「くっ、なんて力……」ギギギギ

JT「邪魔なんだよォあ!」バギィン

犬女「(バインドを力で!? これがジュエルシードの影響かっ……)」

JT「失せろ雌犬!!」Photon Bullet

犬女「ちっ!」shield

JT「おらおらおらおらおら!!」BulletBulletBulletBulletBullet

犬女「初級のだけど射撃魔法まで 埒が明かないじゃないかッ……!」shieeeeeld

Photon Lancer

犬女「!」

JT「あァ? 何だ!」resist

黒衣の少女「アルフ」

犬女「フェイト! さっきの男は?」

黒衣の少女「終わったよ」

犬女「(……)」
犬女「ジュエルシードはあの爺サンが取り込んだ」

黒衣の少女「分かった サポートお願い」
斧槍《Scythe form, Arc Saber》

犬女「オッケー!」

JT「俺は生き残るんだ……金を……」

JT「宝石を売るんだよ! 金がいるんだ! 消えろッ!!」

233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/10/18(火) 10:31:29.05 ID:52fZKjDI0
しかしフェイトて子供バージョン何ですね、ハラオウンの性を名乗ってるならハラオウン家の養子になった後だからてっきり大人バージョンで来るものと予想してました
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/18(火) 11:30:17.38 ID:UvluY9f4O
>>233
二期以降はアルフの出番が減る上にロリ化しやがると聞いたので継続視聴の予定はありません
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/10/18(火) 11:54:54.60 ID:52fZKjDI0
回答感謝、別にフェイトが子供である事に不満あった訳ではありませんでしたので、だだ少し疑問思ったので言ってみただけです
続きを楽しみしてます頑張ってください
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/18(火) 12:40:30.13 ID:aWjHq83y0
宝石を売る……ねぇ。自分がその宝石になってちゃ身売りじゃねぇか
乙!
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/18(火) 19:06:48.54 ID:UvluY9f4O



ジリリリリリリン

術師「コーヒー美味しいねぇドリアードさん」ゴクゴク

ドリアード「そうねぇ もう片方の手でクッキー食べちゃってるから受話器汚れちゃうものねぇ」モグモグ

半鳥「じゃあマグ置けばいいでしょーが! まったくもう作業中だっつーのに二人して」ガチャ

半鳥「はい召喚魔法研究室です! ……え? あ、分かりました。教授外からだって ざまあ」はい

術師「ちっ おいクッキーとっとけよ」

ドリアード「うーん美味しい」モグモグモグモグ

術師「いいぞ! 太れ 糖分で根腐りしろ」ガチャ

術師「もしもし ああ ああ 構わないが誰からだ? 何?」

術師「分かった 大丈夫だ繋いでくれ」

半鳥「誰だったの」

術師「帝国警察の刑事だ お前達は会ったよな」

半鳥「刑事さん? ああ あのミントの効かない?」

ドリアード「ああ刑事ね あのミントの効かない」

術師「はあ?」

刑事『……もしもし?』

術師「もしもし……初めまして 先日はうちの者が世話になった その節はどうも」

刑事『こちらこそ 後処理がちょい大変だったが』

術師「なんでも ミント? が効かないとか?」

ドリアード「ぶふッ けほ ぇほっ」ケフケフ

半鳥「ねえズレると危ないから笑わせないでくんない!?」ゲラゲラ

刑事『………………電話越しでも伝わるモンなのか』

術師「何が?」

刑事『だァー んなことはいい! ちょっと厄介なことになってましてね、お力添えを頂きたいんで』

238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/18(火) 19:07:34.18 ID:UvluY9f4O

刑事『引っ括めて恐らくスライムクラスのヤバい奴が出たんだ また』

術師「機動隊はどうした? その一件で出し易くなったと聞いてる」

刑事『以前に比べりゃね それでも集団のフットワークだ お偉いさんが言う迅速じゃ遅ぇんだよ』

術師「美辞麗句に聞こえる」

刑事『聞こえる?』

術師「公的な頼みなら直接私に来るのは妙だ」

刑事『あんた分かってそうだな』

術師「ふふん」

刑事『失点を取り返すついでに署内ケツ持ちの機嫌を過不足なく取っときたい』

術師「自分で呼んだ機動隊より迅速に?」

刑事『そう迅速に』

術師「……」チラ


ドリアード「ところでこの工作機械は何?」

半鳥「ガションってやって弾作んの。ドリアードちゃんそれ取って」

ドリアード「はい このメタル化蚯蚓の環帯みたいなのは?」

半鳥「薬莢。ドリアードちゃんあれ取って」

ドリアード「はい この変な臭いのするザラッとしたのは?」

半鳥「火薬。ドリアードちゃんこれ取って」

ドリアード「はい この小さいボタンみたいなのは?」

半鳥「雷菅。ドリアードちゃん……」

ドリアード「弾丸ね?」

半鳥「は持ってるからもういいよ ありがとークッキー食べてて」

ドリアード「……どういたしまして」


術師「……話を聞こう」

刑事『決まりだな 来てくれ』

術師「どこへ」

刑事『スラムは分かるか? そこ近くの――』


239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/18(火) 19:11:17.21 ID:UvluY9f4O



JT「がああぁぁああああッッ!!」Photon BBBBBBBBBBBBBBBBullet


ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ

斧槍《Defencer》

黒衣の少女「(……近付けない)」

黒衣の少女「(それに)」Photon Lancer Multishot

JT「ぐぅぅおおぉぉ……ッぉぉぉおおおお!!!」ガガガガガガガガガガ

黒衣の少女「(あの宝石の外殻 硬い アークセイバーもランサーも通らなかった ……なら)」

JT「効かねェよ 降りてこい殺してやる!! 邪魔をしやがって死神のガキ!!」

橙犬「ガァァァアアゥッ!」Bite

JT「うるせぇえッ!!」Gem knuckle

橙犬「グルゥァアアッ!」Barrier Break

ピシッ

JT「この クソ…… なんだ!?」

橙犬「よしッ……」

240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/18(火) 19:11:53.97 ID:UvluY9f4O

橙犬「(((フェイト こいつの宝石の殻、バリアと似た感じみたいだ!)))」telepathy

黒衣の少女「(((破れる?)))」

橙犬「(((やってみる!)))」バヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂ

黒衣の少女「……時間が稼げる バルディッシュ 行くよ」

斧槍《yes sir》


黒衣の少女「アルカス・クルタス・エイギアス……」chant


JT「石が 割れっ……!」バヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂ

橙犬「そうだ! 待ってなよ 今に粉々にしてやるから!」バヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂ

JT「ふ……ふざけんな」

JT「ふざけんなァァァアッ!!」Gem tackle

橙犬「ぐあっ!」

JT「売れなく 売れなくなる 価値が 価値が 金が ヒビ」ブツブツ

JT「そうだ……俺ァ何をやってる 宝石で戦ったりなんざしたら割れちまう ダメだ ダメだ ダメだそんなの」ブツブツブツブツ

橙犬「こいつ……」

JT「…………割ろうとしやがったな」Photon Bullet

黒衣の少女「! 疾風なりし天神……」

shield

橙犬「抑える! 集中してフェイト」

黒衣の少女「……今 導きのもと撃ちかかれ……」


バヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂ


JT「……その雷の玉で 割るのか 宝石をォ……」

JT「俺の宝石をォォ……!!」

橙犬「あんたのじゃない……!」バヂバヂバヂバヂ

JT「俺のだ オレのだ おれのだ!」

JT「俺の宝石に触るなッッッッ!!!!」Photon Burst full power

橙犬「!!!」


ゴバァァァアアアアアアアアアアッ


黒衣の少女「……! アルフ!」


241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/18(火) 19:15:38.56 ID:UvluY9f4O



数十分後
同区画


「周辺の封鎖を完了しました 目撃者が多数……」
「死傷者も多数だ! いくつ家屋がぶっ壊されたと思ってる 下敷きだけで30人は下らないぞ」
「あの魔導車の辺りが特に酷い、車が爆発したんじゃないようだが 鑑識待ちだな」
「しかし警官までやるとは どんだけキれた連中なんだ……」


警官2「クソ……クソ クソ いい後輩だったのに……」

警官1「その辺にしとけ ……やれることをやるぞ」

警官2「ああ ……ああ」


刑事「よう」

警官1「! お疲れ様です」ビシ
警官2「お疲れ様です」ビシ

刑事「復帰早々かお前 大変だな」

警官1「面目ないです」

警官2「……あの車……」

警官1「おい」

刑事「そうだ俺んだ ブン取られた」

刑事「失態だな また制服に戻ったら仲良くしてくれや」

警官2「……すんません 何でもないっす すいません」

刑事「いいや」

警官1「あっちです 例の教授が先に来てます」

刑事「おう じゃまたな」


242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/18(火) 19:16:31.63 ID:UvluY9f4O



刑事「俺の名前出して現場に入ったのか?」

術師「他にどうやる もう一つ名前に肖りたいんだが」

刑事「何だよ」

術師「封鎖で交通規制が滅茶苦茶になったせいだ 切符なんとかできないか」

刑事「金あんだろ払えよ」

術師「断る 狙い撃ちしてるのは分かってるんだ」

刑事「常連のお客様でございましたか」

術師「フン」


刑事「で 勝手に入った感想は」

術師「控えめに言って 凄まじい使い手だ」

刑事「ほう」

術師「Jは知ってるな 方向性は違うが奴並みの魔法使いと見える」

術師「警官から聞いたよ 数々の攻性魔法もそうだが 常に飛行していたというのがまず一番だ」

刑事「飛行魔法の使い手は少ないからな」

術師「分かったことは色々ある が 私を呼んだのは現場検証のためじゃないんだよな」

刑事「そうだ ここは待ち合わせ場所に過ぎねぇ 電話と違うが多分こっち来ると思ってたからな」

小男「旦那 旦那!」

刑事「おっと ああこいつは俺の情報屋の一人ね」

術師「随分と小綺麗にしてるじゃないか」

小男「はは 面白ぇ兄さんだ あんた程じゃあねぇよ」

刑事「で」

小男「見付けましたぜ 例の!」

刑事「どっちだ」

小男「どっちもです」

刑事「案内しろ 行きがてに報告しながら」

術師「走るのか? タクシー捕まえようぜ奢るから」

小男「ブルジョアは違うねぇ 路地の奥でさァそんなもん邪魔邪魔」

刑事「おい! ちょっと付き合ってくれ」

警官1「えっ?」
警官2「いやだって俺ら」

刑事「やれることをやるんだろ?」

警官1「……はい」


243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/18(火) 19:17:40.00 ID:UvluY9f4O



JT「はぁ……はぁ……はぁ……ぁぁあぐ……」

ズ… ズ…

JT「……ここ……ここだ」

JT「買い取ってくれる……捌ける……奴」

JT「金……上等だとあいつは……売れる……金」

JT「待ってろ 待ってろよ……」

JT「くそ 痛みがぶり返してきやがった……ぐぅぅ」


ゴン ゴン


「……はい 開いてますが……ここは倉庫として使ってましてね 少し待ってください」

「もっと丁寧にノックしてくれると嬉しいんですがね……」

ガチャ

古物商「はい 買い取りなら店で―― ぅぐ!?」choke

JT「宝石を買い取れ」


244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/18(火) 19:19:09.72 ID:UvluY9f4O





黒衣の少女「アルフ しっかりして!」

橙犬「ごめんよ、フェイト……私は大丈夫 なんとかシールドが間に合ったから……割られちゃったけど」ハァ ハァ

橙犬「行こう……ぅっ」

黒衣の少女「アルフは休んでて 後は私がやるよ」

橙犬「もう一息なんだ あの一発で……大分魔力を使わせたからね」ハァ ハァ

橙犬「殻も脆くなってるハズ もう一回バリアブレイクをかければっ……」

黒衣の少女「…………」

橙犬「今度はしくじらないよ フェイトをファランクスシフトに集中させる……」

黒衣の少女「……分かった」

橙犬「ありがとう フェイト……」ハァ ハァ

黒衣の少女「休んで 少しでも …… 広域探索かけてくるね」

橙犬「……」ハァ ハァ


『知ってるか? 子供に手を染めさせるのはこの国じゃ重罪なのだぜ』


橙犬「……いや 何を動揺してるんだ」

橙犬「フェイトが あの鬼ババア……あの人の役に立ちたいって 頑張ってるんだ……さっさと……」

橙犬「……さっさと 全部集めればいいだけの話じゃないか 何を……」


『……どこでもそうだよ』


橙犬「……フェイト……」

橙犬「……」

橙犬「…………使い魔が 主人の決定に迷っちゃ、ダメさね……」


ド グ ン


橙犬「!!」

橙犬「(気配……! でも何だい この…… このおぞましい感じは……?)」

ダッ

黒衣の少女「アルフ 行けるっ?」

橙犬「……勿論!」


245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/10/18(火) 20:14:01.18 ID:52fZKjDI0
早速続き書いてくれましたか、感謝です、伽耶子が出てくるのも近そうですね
次回当たりフェイトと伽耶子が対峙する所まで行くでしょうか 続き頑張ってください
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/18(火) 20:35:26.30 ID:vKU85pYp0
乙!
今日も楽しませて頂きました!
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/10/18(火) 21:13:52.18 ID:/8+bSoJL0
ミントクソワロタ
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/31(月) 02:11:53.58 ID:jy0UH00oo
良い作者で良い作品ではあるのにな
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/09(水) 12:38:48.57 ID:EnVdYxxCO

古物商「かはッ……ぎ……」ギギギギ

JT「早くしろ……」ハァ ハァ

古物商「は 放し て ください……っ!」

JT「逃がさねぇ 早くやれ 金を用意しろ」

JT「あんだろ倉庫なんだからよォ あんだろオイ! なあッ!!」

古物商「はッ……放すのが先です 放すのが……」

古物商「普通に考えれば分かるでしょうがッ…… このままなら窒息死が先 だ……!」

JT「……そうだ 拘る必要ねぇ 金を直接奪えや良かったんじゃねぇか ああ……」パッ

古物商「ゲホ ゴホ ……いいでしょう 金庫はあそこです そのけったいな腕で好きに壊せばいい……」

古物商「しかしその瞬間 中の紙幣は使えなくなる……複合魔導錠が錠前破りに反応して内側に染料を撒き散らす」

古物商「光る緑色のね…… この意味がお分かりか?」

JT「ああ……?」ハァ ハァ

古物商「貴方がどうするにせよ"これは盗んだ金です"と喧伝しながら使う羽目になる」

古物商「誰も相手にしませんよ 通報されてお終いだ……」

JT「……クソが……じゃあいい 分かった いい 売る」

JT「開けろ 金を出せよ!」

古物商「……盗品の換金ですか……」キリキリキリ

JT「黙れ 喋るんじゃねぇ ぶっ殺されてぇのかッ!? 違う いや違ぇ 俺は強盗しに来たんじゃあねぇんだよ……」

JT「盗品じゃあ……ない 歴とした俺の物だ 今持ってる」

古物商「……見せてください」open safe

JT「金が先だ!」

古物商「いいえ 先に物を見せていただきますよ」sawed-off shotgun

JT「……効くと思ってんのか そんなチャチな散弾なんざ」ハァ ハァ

250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/09(水) 12:48:04.12 ID:EnVdYxxCO


古物商「この間のスライム事件でみんな縮み上がりましたからな 私も備えましたよ」

古物商「警察用対魔鎮圧弾 魔物への自衛が特需になって高騰しましたが、ふんだくられた甲斐があったというものです これには右のがそうです」

JT「……一発か……」

古物商「左はドラゴンブレスという弾です 腕をどかしたら次は貴方の体を焼きます こっちはもっと高かった」

古物商「どうします 試してみますか この距離なら誰だって外しませんよ」

JT「…………」ハァ ハァ

古物商「それとも 帰りますか!」

JT「…………いや……帰らない」

JT「帰れない 金を手に入れるまでは……」

古物商「……」

JT「待ってくれ……本当に……売りたいだけだ それだけなんだよ」ハァ ハァ

JT「頼む信じてくれ 見せる だから金を……金を用意してくれ お願いだ……」ハァ ハァ

古物商「……物は」

JT「言ってるだろ……宝石だ こいつだ 今 俺の腕になってる……これ」

古物商「……一体化しているように見えますが どうやって売られるので……?」

JT「……」ハァ ハァ

JT「(……頼む 石…… お前さっき 俺が生き延びたいって思ったのに応じて腕を栓してくれたんだろ)」

JT「(逆が出来ない理屈はねぇだろ…… 剥がれて 元の石に戻ってくれ)」

JT「(俺の事ぁいい 金に替えられてくれ……)」


put out Jewel Seed


泥棒「……!!! ぐぅぅおぉ……ッ」ブシュゥッ

古物商「……これは…… なんと……」

泥棒「ぐ どうだッ……分かっただろ……これが石だ これがッ……」ドクッ ドクッ

古物商「その魔法の宝石を 無くした腕に取り込んでいたんですか……?」

泥棒「……は 早くしてくれ……! 物は見せたッ……早 く……!」ハァ ハァ

古物商「……」

泥棒「金を 金をくれ! これしかないんだッ……う……」

古物商「……貴方の気概は分かりました」

古物商「とにかくすぐにはご用意できないんです ここは取り扱ってる品の倉庫ですから 嘘じゃない」

泥棒「…………」ハァ ハァ

古物商「……一旦 それを戻せますか?」

泥棒「……わ からねぇ……こうか……」pray capture

JT「はぁ はぁ……出来た」

古物商「馴染んでいるようですね お体に……」

251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/09(水) 12:50:10.70 ID:EnVdYxxCO

古物商「電話 いいですか? 部下に取って来させましょう 金を」

古物商「怪しい動きをしたと思ったのなら私を殺せばいい 私もそうさせていただきます」チャキ

JT「……信じてくれんのか…… 俺を……」

古物商「言葉と床の血を一先ずは信じましょう そこのです 歩きますよ いいですね?」

JT「……ああ」

古物商「……」ジーコ ジーコ

古物商「……私です 至急倉庫に現金を持ってきて下さい 額? いつもの緑色の鞄に入るだけ……ええそうです 取引です 宝石の」

古物商「はい はい用意を はい 頼みましたよ」ガチャ

JT「…………用意?」

古物商「鑑定書は? お持ちでないでしょう 腕のことを鑑みて素早く済ませますが――」

古物商「こちらで鑑定をさせていただきますよ きちんとした値を付けるためにも その用意です……」

JT「もうやってる 確かな筋の人間だ……」

古物商「では 問題ありませんね」

JT「…………好きにしな……」ドサッ

JT「……ぁあ……椅子もねぇのか ここはよ……年寄りにゃキツいぜ……」ハァ ハァ

古物商「……その箱で良ければ」

JT「……あぁ 悪ぃな……」ギシ

古物商「……痛むようですが 腕は何故?」

JT「そいつも鑑定に入んのか 野良犬に食い千切られたんだ ……いや一応飼い犬なのか……」

JT「こんな小さな女の子がだぜ 俺にけしかけて来やがったんだ あれはマトモじゃなかった……」

古物商「……」

JT「その子から盗んだんじゃねぇぞ 本当だ あの子からは無理だ」

JT「横取りされそうになったんだ…… 死んでも渡すつもりなかったがよ」

古物商「……どうしてそこまでして」

古物商「すぐにぱっととは勿論言いませんが 纏まった金を稼ぐ手段なら他にもある 腕を失ってまでなんて」

JT「…………」

JT「時間がねぇんだ」

古物商「時間……?」

JT「おい あんた 本当に金を運ばせてるのかよ」

古物商「……電話を聞いたでしょう はい」

JT「……そうだな」

JT「……娘がいるんだ……妻はいねぇが」


252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/09(水) 12:51:45.80 ID:EnVdYxxCO



術師「病気?」

小男「病気。自分の血ぃ引いてるたぁ思えねぇくらいよくできた娘なんだ って近い仲間内じゃあ触れ回ってたみてぇでして」

刑事「独り身だっつってたぜ」

小男「そこはほら 旦那はマッポですから……迷惑かけたくなかったんでしょ あの人なりに」

刑事「面識があんのか」

小男「いーえ でも鍵開けの腕前じゃちょっと有名でして 慎重な爺さんで空き巣の鑑だって言う奴もいやすね」

術師「慎重ね…… 騒ぎを聞くとそんな印象は受けないが」

術師「つまり例の宝石を売ろうとしてると 娘の治療費のために?」

小男「夫もいるそうなんだが厳しいみてぇでよ それを知ってからピリピリしだして、ここ最近は帝都を離れてたんだと」

術師「当てが見つかって戻ってきたのか 泣ける話だな 現状も含めて」

刑事「それでこっちが近道?」

小男「奴が向かったのは古物商の倉庫だそうでさぁ 十ナン分か前で これァ今そこに最短で行ってる道です」

術師「……古物商?」

刑事「この辺を倉庫にしてるのは別段珍しくねぇんだ まぁ訳有りの品扱う界隈でって話だがよ」

術師「ああ……はいはい」

刑事「心当たりある」

術師「今朝 総長の指示で大学の物を売ってな 取引した奴でないことを祈る」

刑事「……こういう仕事じゃ そういう嫌な予感ってのは往々にして当たるもんでね」

術師「楽しい職場だな」

刑事「代わるか?」


ド グ ン


術師「…………いや 教授気に入ってるから」

刑事「脈打つ感じ……まただ 何かヤバげになってる気がしやがる」

小男「??」

術師「こいつはいい 魔法使いかどうか一発で判別できるな」

刑事「クソったれが おい急ぐぜ、あとどれくらいだよ?」

小男「もうすぐです!」


253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/09(水) 12:54:23.33 ID:EnVdYxxCO



JT「……学校にも行かせてやれた……食うのにも困らせなかった……」

JT「死産だったから……裏切られてフケなきゃなんなくなっちまった時は寂しい思いさせちまったが……」

JT「それでもどうにか大人んなって……俺に似ない 母親みてぇないい女に育った 結婚もした」

古物商「ならお婿さんに任せればいいのでは」

JT「……あんた 癌って分かるか」

古物商「名前だけは 不治の奇病だとか 診断すら難しい、発覚した時にはほぼ手遅れの難病だと……」

JT「そうよ……義理の息子はできた奴で 良い医者と病気を突き止めるまでは溜めた金で上手くやったんだ だがあのクソ医者ァ……」

JT「不治の病ってのは違うんだ 魔導医療でその悪い部分を消しちまえば完璧に治せはするらしい……」

古物商「治療費ですね」

JT「そうだ 家一軒買える額を払えと言ってきやがったんだ! う ぐ……」ズキ

古物商「……」

JT「幾ら幾らかかりますが払えますかねっつった時の医者のあの顔 あれは忘れらんねぇ いいや」

JT「朦朧としてきやがった今だからこそ 瞼に張り付いて瞬きする度浮かんできやがるんだ 分かるか? 分かるかよ……」

JT「払うさ!!!」ガッシャァァアアッ


パサッ


古物商「ッ……」aim

JT「ハァ ハァ……病気は進んでる……俺は娘を助ける 何としても……父親だからな」

JT「この宝石をやる 命もやるよ だから 俺の宝石を奪わねぇでくれ……」

古物商「……」

古物商「……私にも家内が 子供はおりませんが」

JT「……」ハァ ハァ

古物商「家族の為なら他の何ものをも……という貴方達の気持ち 理解できない訳はありませんよ」

古物商「そこまでがむしゃらになるのもね 尊敬の念すら覚えます 一人の男として」

古物商「本当ですよ 世辞じゃありません、おもねる必要はありませんから……」

JT「俺は その金食い虫が効かねぇ方に賭けるがね……」

古物商「……そういうことを言っているのではないんですよ」チラ

古物商「そろそろ時間です 彼が来ます」

JT「……?」


コンコン


古物商「どうぞ ドアの前です」

JT「……!」

254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/09(水) 13:00:10.11 ID:EnVdYxxCO


BANG


JT「がッ……ドア越しに、てめ――」Photon B…

古物商「ええ」FIRE dabble trigger

バゴァッ

JT「ぎ ぐあああああ!!」ドシャッ

バキィン コロ…

古物商「……恐ろしい弾だ どちらも…… あの腕を砕け飛ばし 一瞬で体を焼き焦がした」

泥棒「あぁああッ あづい 熱い クソ ぐぁぁああぁ……ぁぁあぁッ……」ゴロゴロ

「……まだ生きてるのか それは殺さない弾なんですか?」

古物商「いえどちらも抜群の筈です 彼のしぶとさでしょう」

「この ゴキブリめ……!」BANG BANG

泥棒「ぐぅゥおぉぉお ぎぃぃィ……ッッ」

255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/09(水) 13:02:53.67 ID:EnVdYxxCO


「両膝を砕かれてもか 痛みで死んでもおかしくないだろうに ゴミめ」

「このゴミクズめ! そうだ苦しめ! 痛いか! 痛いか!? どうだ! どうだッ!」グリィッ

泥棒「あぁぁああああ!! がぁああああ!! ごのクソッタレ野郎共がぁあ!!! あぁああがぁぁあああ!!」ギリリリリ

古物商「"緑色の鞄"はそういう符丁でしてね 身内で使ってる物を今回は貸し出す形になっていたのです 何かあればと」

泥棒「どォおぉ……ぃうゥ……ッ!」

古物商「狭い上 自衛が求められる街ですからな 友人 知人 同業者 畑違いの者にも 貴方の所業は一夜で駆け巡った」

「……」

古物商「貴方が痛め付けて撃ち殺した宝石商さんのね」

古物商「今 貴方を痛め付けているそこの彼は 一人息子なんですよ……」

泥棒「……!!」

「軽く撃ち合っただけで あの暗い中で よく覚えていたな か? 当たり前だ」

「支店長の……父さんを殺した奴のナリだ 銃火に照らされた一瞬で 目に刻むには十分すぎる……!!」

泥棒「………………」ゼェー ハァー

「やっとだ! 公人の父さんがやっと やっと俺を認めて店を任せてくれるとまで……お前は――」

「お前はその機会を 父さんに貰った物を返す機会を俺から永遠に奪ったッ!!」

「お前みたいな薄汚い 持たざる老害がだ!!」ドガッ

泥棒「ぅぎぁああッ!」

古物商「……」

泥棒「……ぁあぁ……ぁぁあああ」ズリ ズリ

泥棒「俺は…… 俺の 宝石……俺の……!」ズリ ズリ

「……呆れた野郎だ お前の宝石なんてどこにもない」

古物商「息子さん」

「父さんの宝石店のは無論のこと この世のどこにもそんな物はない 見ることもだ いいか」

「お前はクズだ 聞けクズ野郎、身の程を弁えなかったクズの行く末はいつだって決まってる」

泥棒「宝……石……宝石……」

「ふん これか……?」kick

カツッ コロコロ…

泥棒「か……返……せ…… 返……」ズリ

256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/09(水) 13:06:12.60 ID:EnVdYxxCO


泥棒「(切り……抜けなきゃ……ならねぇ……)」ズリ ズリ

泥棒「(もう一度 腕を…… 今度は 足も 作らせ……ねぇと……)」ズリ ズリ

stomp

泥棒「ぐゥ ぐぅぅう……」ググググ

「殺してやろうと思っていた けれどやめた」

「お前の卑小さを見て少し冷静になったよ そんなことをしても父さんは戻らない」

「それに父さんなら言う筈だ「賢くあれ」と そう言い聞かされて育った」

泥棒「足を……どけ ろ……」

「お前を警察に引き渡す」

「ブタ箱送りは確実だ そして一生そこにいさせてやる」

泥棒「…………な んだと……」

「……店で見たことのない石だ 恐らく古馴染みと言っていた方の物だろう」グイ

泥棒「返せ…………」

「これは然るべき人へお返ししておく お前の物では絶対にない」

「終わりだ 身の程知らず」

泥棒「ふ ざけんな……」

古物商「通報を 私が見張っておきますから」

「……お願いします」ジーコ ジーコ


泥棒「……」ハァー ハァー

古物商「……語ってくれた動機が」

古物商「嘘でないなら どうか受け入れて 時間はあります」

古物商「貴方の救いはそれしかない……」

泥棒「…………」ゼェ ゼェ

泥棒「(たのむ 石 こいつらを……)」ゼェ ゼェ

泥棒「(ポリシーなんざかなぐり捨てる 捨てた 今日だけで今日まで避けてきた分の殺しを一辺にやったんだ)」ゼェ ハァ

「……はい ……はい そうです 場所は……」

泥棒「(てめぇのせいでな)」

泥棒「(責任を取れよ こいつらを殺させろ もう一回だ もう一回……)」


ペラ…


泥棒「(殺す 殺さなきゃ逃げられねぇ 殺すしかねぇ)」

泥棒「(あいつを助けるにはそれしかねぇ 娘を……)」

泥棒「(殺す 殺す 殺す 殺す 殺す)」

泥棒「(あいつを殺させやしねぇ 娘を 俺の娘を……)」


ド グ ン


古物商「……! 日記……」

「どうかしたんですか?」

古物商「封印が……勝手に、開いて……」



「    ァ゛ 」

257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/09(水) 13:10:42.61 ID:EnVdYxxCO



小男「ここだ つきやした ここですここ!」

刑事「よしお前は帰んな 残りは後日だ で生きてたらそん時ビールもやるよ」pay advance

刑事「お前 ここを知らせに行け 機動隊もだ 急げ!」

警官1「了解です」
小男「気ぃ付けて旦那 ツマミ持って行きやすかんね」

術師「私も呼べ」summon

刑事「インテリは一人で高い酒飲んでろよ」ジャキ

術師「つれないな こいつの紹介もしたい」バリバリバリバリ

刑事「あァ?」

summon Wise Petit Slime

WPS「ぐぐぐぐぐ 出番だ」

刑事「……例の白い奴か なあ 双子か何か?」

術師「頼もしいだろ ククククク」

刑事「ああ あんたとか 笑いの文字数とかクリソツ」

WPS「どういたしましょう」

術師「ドアボーイが居る」

WPS「よし」FRAME BLEATH

刑事「おい待t」


ボゴァァァアアアアァアアアアア


刑事「ボヤ騒ぎ!!」

術師「なんだよ」
WPS「なんだよ」ぼごぁー

刑事「俺は出世がしてえんだよ 放火魔んなったら閉ざされッだろが馬鹿かてめェらは」

術師「大丈夫だ 大丈夫だよな?」

WPS「炙れば出てくるだろう 出なければ蒸し焼きになるだけだ 大丈夫」ジュルリ

刑事「そいつ やっぱ……おい説明しろ」

術師「後でな 他のでやれるか」

WPS「なら鍵穴だ」ヌロロロロ

チキ チキ カチン

術師「どこで練習した」

WPS「分かってるだろ オレの家でさ」picking form

刑事「……バカしたら撃つかんな 核の話は鳥のから聞いてる」

術師「好きにしろ」

WPS「やれるものならな まぁ安心するといい、証人保護は早すぎる概念かも知れないが ぐぐぐぐ」

刑事「黙れ 行くぜ」

ガチャ
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/09(水) 13:13:01.87 ID:EnVdYxxCO


術師「……」

WPS「……」

刑事「……」

術師「……狭い、大人二人で廊下がつかえる……見たことのない造りの内装だが この辺の建物はみんなこんな感じなのか?」

刑事「いや…… こんなのは初めてだ なんだこりゃ……」

ギィ…

術師「!」

バタム

刑事「んだオイ チクショー開かねぇぞ、ドアが鍵付きのに変わってる……ドアだけじゃねぇ」ドン ドン

刑事「暖炉みてぇに凹んだ玄関 妙な壁 妙な板張り 狭っ苦しい間取り……ありゃ階段じゃねぇか、ここに二階は無ぇ筈だぜ」

術師「呼び出しと取り寄せの専門柄 転移魔法には明るいつもりでいるが ドアをくぐっても何も感じられなかった」

術師「そいつが家族愛で目覚めたスーパー魔法使い人なのか 私がヘボなのか 魔法じゃないのかのどれかだ それか――」

刑事「それか?」

術師「当たるんだろ」

刑事「……何かヤバいモンが? 具体的には」

術師「一個だけな 世話にもなったが……」

WPS「おい ご主人と再生肉」

刑事「殺すぞ」

WPS「奴がそうか」

術師「……」


JT「…………」


刑事「帝国警察だ 武器を捨てろ 手を頭の後ろで組んで膝を付け」aim

術師「なんてったか 発言は裁判で不利になる可能性がある、検事さんが楽になるのでどんどんどうぞ だっけ?」

術師「黙秘権が欲しければこいつが担当する」

WPS「完璧な沈黙を約束しよう」

刑事「次 余計な口利いたら黙秘拳な」

刑事「おい! 妙な真似すんなよ しまえんなら腕とその脚甲もしまえ」

JT「もう そんな必要はねぇ」フラ

刑事「動くな撃つぞ 動くな」

JT「手ぇ貸してくれるってよ 必要なら 上手くいったぜ」

JT「あちらさんも良い子だ あえば娘も仲良くしてくれるだろ」

JT「手助けしてくれる 逃げなきゃならねえ でも だから手伝だってくれって 当然だ 取引だ」

刑事「誰と喋ってる どうしちまった」

術師「見れば分かるだろ 壁と喋ってる」

JT「逃げる 殺せ って」

JT「分かってるよ奥さん 分かってる分かってる ちゃんと手伝う」

JT「そしたら俺は逃げる」

刑事「……逃げられない お前は終わりだ」

JT「逃げられない? 逃げられない?」

JT「誰が?」

259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/09(水) 13:18:52.94 ID:EnVdYxxCO



「ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛」


シュルルルル ギシィッ

刑事「!? 髪の毛 上――」choke


伽耶子「ァ゛ ァ゛ァ゛  ァ゛」


刑事「う うぉわああッ!!」BANGBANGBANG

伽耶子「   」スゥ

刑事「消え…… 息が……」ギギギギ

術師「スラ゛イム」choke

WPS「その腕美味そうだな くれよ」WATER CUTTER

JT「へへへへ」Round Shield

フッ

俊雄「…………」

WPS「お 子供は好きだ」ガパ

術師「下がれ こっちを切れ!」

WPS「?」

バシュ

WPS「……!?」ベチャッ

刑事「(スライムが急に小さく? 違う 体を削り取られたのか どうやった!?)」

WPS「く 血抜きされた身でまだ抵抗しくさるのか」tentacle whip

俊雄「  」スッ…

WPS「チッ」whip slash

ズバァッ ドサ ドサ

術師「女の髪を躊躇なくとは」

WPS「タコとイカを喰った甲斐があった ゲブ お前達は羽を毟らずに鳥を食べるのか……」

WPS「再生肉 再生を頼む……」ゴボ

刑事「命令するんじゃねぇホワイトゲロ 触るが喰うなよ」pray HEAL

術師「ドリアードも同じような感想だった」draw circle

WPS「ぅ ぐ 鳥肉が喰いたい……」ドロ…

術師「終わったらな」ガリガリガリガリ

WPS「本当か! 約束だぞ」

術師「まだか」ガリガリガリガリ

刑事「OKだ いいかあっちを狙えよ」

術師「よし、警戒しながら聞いてくれ 状況が分かった 簡潔に説明する」ガリガリガリ

術師「ドア越しに違う次元へ飛ばされた」ガリガリ

刑事「何?」

260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/09(水) 13:22:07.29 ID:EnVdYxxCO


術師「隔離されたと言った方が正確だな 奴のホームグラウンドへ招かれたらしい 大分力が増幅されてる」ガリガリ

術師「魔力の当てが付いたんだろう ここ というかこの家はわざわざ倉庫があった場所の内側を張り替える形で――」ガリガリ

術師「また別の世界から喚び出されてる 要するに地縛霊が家しょってリベンジマッチに来たと」ガリガリ

WPS「誰にリベンジするというんだ」

術師「分かんない?」

刑事「とんだとばっちりじゃねぇか! なんとかしろよ!」

術師「やってる とりあえず今は空間に亀裂を――」


シュルルルルル


WPS「髪の数が多いな 触手が足りない」シュバババババババ

刑事「どこを狙えばいい 髪の根元か!」

術師「本体が出てきた時だけ撃て サロン・ド・ゲロがまた空間操作攻撃をやられた時に備えて回復の準備を」ガリ

刑事「で怨敵のアンタは?」

術師「空間に亀裂を入れるために陣を書き込んでる 今これで一つ出来た」

刑事「一つ出来た? 一つ? 一つっつったのか? 二つ三つと続く言い方に聞こえるぜ天才召喚魔法教授殿」

術師「間取りが分からんから何とも言えねーが規模的にあと四つ五つはいるだろうな 援護しろ」

刑事「ッざけやがって」

スゥゥゥ…

刑事「!!」


伽耶子「 ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ ァ゛ ァ゛」

俊雄「…………」

JT「くくく へへへ ひひひ」ユラ


術師「移動だ 廊下の奥に押し込んで脇の部屋へ行くぞ」

刑事「簡単に言いやがる!」BANGBANGBANGBANG

WPS「幽霊の血は何味だ?」split

刑事「くそッたれが 猫にしときゃあ良かった!!」reload


261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/09(水) 13:26:29.37 ID:EnVdYxxCO



橙犬「この辺りだ」

黒衣の少女「降りよう 空は目立つ」

landing

橙犬「……いない 感知できない」

黒衣の少女「強い反応だった 間違える筈ないのに」

橙犬「魔力流を弄らなくてもいいくらい密度の濃い世界だしね 隠れた?」

黒衣の少女「暴走体状態でそんなに器用なことができるのかな 普通じゃなかった」

橙犬「そんなに時間は無かったし 隠すか封印されたかのどちらかじゃない」

黒衣の少女「この世界の人達が封印を?」

橙犬「分からないけど 少なくともあっちもあれを追っててこっちの仲間じゃない あたし達にはそれで十分さね」

黒衣の少女「そうだね」

黒衣の少女「……アルフ あれ」


小男「こっちだ こっち!」

警官1「道が入り組みすぎてんだよ ああもうったく!」

小男「それも旦那のリクエストだろが! 一番早くて入り組んでる道って」

警官1「分かってるよ 極力――」


スタッ


犬女「ハァイ お兄さん」

警官1「…………空を飛べるこいつらに見付からねーようにってことだったんスけど」ジャキッ
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/09(水) 13:27:03.60 ID:EnVdYxxCO

小男「この別嬪さんと 変なカッコした可愛い嬢ちゃんが?」

警官1「見た目に騙されんな 既に警官が何人も殺られてる……」

小男「っ……」

警官1「そこをどけよ こんな狭いとこじゃ弾は避けれねーし 鎌なんざ振れねーだろ?」

黒衣の少女「そうだね」
斧槍《Device form》ガシャッ

黒衣の少女「でも大丈夫」ジャキ

警官1「大丈夫じゃない」

犬女「どこだ? 吐きな」

犬女「自分で吐くか 私らに吐かされるかだ……」

警官1「クソまたかよ おっさん行け!」BLAMBLAMBLAM

犬女「まあそうだろうね 仕事だ 同情するよ」shield

警官1「何してる行け 行け! ボケッとしてんな走れ!」BLAMBLAMBLAM

小男「いいや あんちゃんも一緒だ」smoke grenade


ブシュゥゥウウウウゥウウウウウウウウウゥゥウウウ


警官1「煙幕……?」

犬女「ごほっ この煙ッ……!」

小男「離れなさんなっ!」ダッ

斧槍《Arc Saber》

バシュッ

小男「ぐッ……!」

警官1「おっさん!」

小男「喋るな こっちだっ」タッ

犬女「待て! ちっ……」flying

犬女「(((路地中に煙が回ってる 目に鼻じゃ追えないね)))」telepathy

黒衣の少女「(((この煙、魔力を撹乱して探知を欺くようになっている)))」flying

犬女「(((どうする?)))」

黒衣の少女「(((晴らす 用意して)))」

263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/09(水) 13:31:18.90 ID:EnVdYxxCO


黒衣の少女「アルカス・クルタス・エイギアス 煌めきたる天神よ いま導きのもと降りきたれ――」

黒衣の少女「バルエル・ザルエル・ブラウゼル 撃つは雷、響くは轟雷――」

黒衣の少女「アルカス・クルタス・エイギアス……!」Thunder Fall


……ゴロ……

ゴロ ゴロゴロ……


警官1「あ……? 雷雲?」

小男「……なんてこった ついてないねェ……」


ザァァアアァアアアアアアアア

ピシャァァアアアッ ゴロ ゴロゴロ……


小男「……雷神様とは恐れ入った あの嬢ちゃん何者だい」

小男「天候を操作するレベルの魔法をサンドイッチ作るみてぇにパパッと……」

ズガァァアアアアアアッ

警官1「うおお!」

小男「あんちゃん 腹括らなきゃならねぇかもだ」

警官1「諦めんな! 天才魔法使いがなんだ、俺達の帝都でこれ以上好きにさせてたまっかよ!」

警官1「それにな 腹なら警察入った時とっくに括ってんだッ」バッ

犬女「(((煙が晴れて……見つけた 行ってくる)))」

黒衣の少女「(((暴走体を補足次第サンダーレイジを撃つ 援護がいるなら言って)))」バチバチバチバチバチバチバチバチ

犬女「(((了解!)))」バッ

警官1「来やがったかッ……」

犬女「銃で来るかい? 弾くよ。それともその警棒で殴りかかるのかい? 届かないよ」

犬女「こっちだって楽しんでるわけじゃないんだ さっさと言うんだね」

警官1「おっさん 他になんかないのか」

小男「貧乏削り鉛筆 マスク 角砂糖 下水道の地図 硬貨 ガチンコは無理でさァ」

警官1「く……」

犬女「行くよ」

黒衣の少女「(((アルフ待って! 必要なくなったみたいだ)))」

犬女「なんだって?」


黒衣の少女「バルディッシュ!」

斧槍《Sealing form》ガシャッ

黒衣の少女「(見つけた 微かな綻び……ジュエルシードがある あの建物!)」

黒衣の少女「(それからあそこの二人 殺しはしないけど大人しくしていてもらう)」bind

警官1「!!」ギシ
小男「……南無三……っ」ギシッ

黒衣の少女「(ロックオン……!)」


黒衣の少女「サンダー……レイジーッ!」

264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/09(水) 13:35:46.56 ID:EnVdYxxCO



伽耶子「ァ゛ ァ゛ァ゛  ァ゛」ギリギリギリギリ

刑事「なん つゥ 馬鹿力 だッ……!」ギギギギ


WPS「待て! 消えるな! 触手を食らえ! 逃げるんじゃない 喰わせろ!!」シュバババババババ

俊雄「………………」シュンシュンシュンシュン


JT「待ってろ 待ってろよ もうすぐだからな」ブツブツブツブツ

術師「邪魔をするな」summon GOLEM FIST

バギャアアッ

JT「ぐぶっ……」ドシャアッ

術師「腕はいる お前はいらん」and GOLEM LEG

グラァッ……

術師「……空間が揺らいだ…… そうか お前が魔力の供給元の窓口になってるわけだからな」stomp order

ドゴッ

JT「ご ふッ」

術師「死ね」summon PERSEUS's SCYTHE


ビシィッッ


伽耶子「……!!」

術師「(亀裂がもう? 陣はまだ足りない となると外からだ、楔を打った僅かな気配を察したか)」ブォンッ


バチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチ

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


刑事「家が崩れる!!」

術師「いやそれは問題ない 力業で歪められてた次元が元に戻ろうとしているだけだ 大事にならなくて良かったな」

刑事「俺を犯しにかかってるこの女を見ても同じことが言えんのかコラァッ!!」グギギギギ

術師「楽しめよ さあ崩れるぞ……」circle active


バギィィイイイィイイン

265 :小説を読んでしまった なんだよリニスさんってあんな良い人おったらこんなんなるわけないやんおぼぼぼぼぼぼぼごごごごごごごご [sage saga]:2016/11/09(水) 13:40:13.14 ID:EnVdYxxCO



シュタッ

刑事「うおおおおおお…… あっ?」

術師「二つの機能を持たせた陣を書くのは構成が面倒だが 見事な転移陣捌きだろ」

術師「まあ――」


JT「……ハァー……ハァー……ハァー……ハァー」

伽耶子「ァ゛  ァ゛ァ゛」


犬女「おや 自分から出てきたかい……」

黒衣の少女「……」


刑事「……三つ巴か」reload

術師「一網打尽のチャンスと考えろ」

266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 19:12:34.79 ID:7ZhD9WrF0
こんなんなる訳<「世界はいつだって、こんなはずじゃないことばっかりだよ!ずっと昔から、いつだって、誰だってそうなんだ!ry 悲しいけど、こういう訳なんだよなぁ

ともかく乙乙!
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/11/10(木) 00:17:31.83 ID:gRGu8pNh0
再開待ってました、とうとう伽耶子とフェイトが対峙する所まで来ましたね
次回はいよいよ怨霊(伽耶子)vs魔法少女(フェイト)の直接対決ですね果たしてどちらが勝つか?

続きを楽しみにしています
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/10(木) 18:56:24.64 ID:RzRVONwB0
このどうしようもなくクソッタレな素晴らしき世界
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/11/11(金) 02:11:43.48 ID:goIb3e1Y0
自分は伽耶子を応援する、何故ならフェイトちゃんが負けて伽耶子に凌辱される所が見たいから(ゲス顔)

ああ、でも伽耶子が勝つにしても最初はフェイトの方が優性で合ってほしいな 徐々に逆転されて負けるて感じが萌えるし
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/24(木) 22:14:19.79 ID:mtnOC5CKO


黒衣の少女「……あなたは?」

術師「申し遅れた 私は帝都魔法大学で教授をやっている者だ 今回こちらの刑事さんに呼ばれて捜査に協力している」

術師「凄腕だってな ん そっちの自己紹介はいいぞ」

犬女「求められたってしてやる義務がないね」

術師「育ちの良さが滲み出てるな雌亜人 親の顔が見てみたいもんだ それとも知らずに育った口か? ま そうだな」

術師「確かに 自己紹介は友達作る時にでも取って置くといい これが終わって――」スッ

術師「まだ喋れる状態だったらの話だが」finger snap


ゾルルルルロロロロロロロロ


粘海竜's「「も ら っ た」」

271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/24(木) 22:19:10.50 ID:mtnOC5CKO

犬女「!?」evade

Thunder Rage

粘海竜「オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛ォ゛ォ゛ォ゛オ゛ァ゛ァ゛ァ゛ア゛ア゛」ババババババババババババババババババババババババ

ズズン ドロォ…

黒衣の少女「(いい不意打ちだったけど この大きさならバインドをかけるまでもない)」

術師「そうか 火口行き希望か」

粘海竜「黙れ 見てろ!!!」ゴォッ

伽耶子「ァ゛ ァ゛  」

JT「こォ こっちに 来るなァァッ――」

粘海竜「そういうわけだ 燃費の悪い海蛇じゃ収支マイナスはキツいしな あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」グァァァアアア
粘海竜「ん」バグン

刑事「おいおいおいおい宝石ちゃんと残せよ!」

術師「よーしいいだろう 噛むな 動かなくなる程度に軽く溶かすだけにしろ」

犬女「ッ……」

術師「確保終わり これにて一件落着」

術師「まだ邪魔をするならお前達もあれの餌になってもらうが」

犬女「フン 今の見てなかったのかい それはこっちの台詞さね」

術師「そうか」

刑事「! サモナー こいつらの相手頼む」ダッ

術師「何?」タッ

黒衣の少女「……」photon lancer

術師「どうしたんだ!」summon WALL

ズドドドドドドドドドドドドドドド

刑事「あそこだ 二人転がってる!」

黒衣の少女「(狙える)」Thunder Rage

術師「また雷か?」summon ROOF

ズガァァアアアアアアッ

黒衣の少女「路地が 塞がって……」

術師「壁と屋根で封鎖する スライム! 近付けさせるな」ズゴゴゴゴゴゴゴゴ

WPS「今の見てなかったのか オレ死ぬぞ」ズボボボボボ

術師「ぬかせ」dual summon

272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/24(木) 22:23:08.91 ID:mtnOC5CKO


バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ


犬女「まだなんか喚ぶつもりか!」

WPS「ツンデレは木精だけだと思っていたよ」tentacle whip

犬女「小賢しい どきなッ!」chain bind

ギシィッ

WPS「触手は自前なんだぞ 鎖が食い込んで痛い 離せ そして耳か尻尾を味見させろ」グググググ

犬女「気っ色悪いねッ……」グググググ

黒衣の少女「アルフ そのままっ!」バッ

犬女「……! そうか!」グイィッ

WPS「うぉ 何をする気だ?」bind

犬女「大人しくしてなッ!」

黒衣の少女「それごとやる バルディッシュ!」
斧槍《yes sir》

斧槍《sealing form, set up》バサァッ

術師「シーリングと言ったか? 封印? 奴ごと宝石をガメる気か」バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ

術師「ああ 魔力が飛んでゆく」バチッ


MEGA FLARE


黒衣の少女「!!」sealing cancel Defencer

犬女「砲撃!? 間に合えッ――」Round shield

カッッッ

黒衣の少女「くぅぅッ……!」
犬女「うぁあああッ!」

術師「今だ 来い!」

WPS「さっすが〜 サモ様は話の分かるお方!」ピョーン

犬女「くそっ 待てッ!!」

WPS「耳をくれるなら考えてやる!」

犬女「ふざけろ! ぐぅううッ」


「耐えたか」

犬女「はぁ はぁ 巨人……?」

バハムート「今日は腹痛とムチウチに悩まされずにすみそうだが」フシュゥゥゥ…

バハムート「渡された魔力が心許ないな召喚師 もうバテたのか」

術師「節約だ 時間を稼いで欲しい 殺れるなら殺ってくれて全然構わん」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

術師「閉じる 頼んだぞ」ゴゴン…

バハムート「乗り手がいない」Driving mode
バハムート「期待はするなよ」Spread pulsar

黒衣の少女「ドラゴンにっ……!」Blitz Action

273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/24(木) 22:25:30.29 ID:mtnOC5CKO

術師「もう一息……」roofRoofROOFROOooooooooF

shutout alleyway

刑事「あーあー丁寧な仕事しやがって 近隣の路地中に鉄の屋根張ったのかよ お前こんな――」

刑事「真っ暗で狭くてきったねーくて野郎鮨詰めのアーケードなんざ最悪だぞ 終わったらちゃんと戻しな」

術師「どうしても遺体の回収がしたいって顔だったんで張り切ったんだ 焼くか?」

刑事「馬鹿言うんじゃねぇ 温室育ちとは出来が違ェんだよ なっ」

ピク…

警官1「いや……普通に……死にかけましたけど……」

小男「…………走馬灯が見えやした…………もう旦那のエスやめます……」

刑事「どーだ インテリ野郎」

術師「よかったね」

術師「さあ ホワイトゲロカスタール君 例の物を」

WPS「丸飲みにしたから取り出すのが面倒だ どこへやったかな……」ウゾウゾウゾウゾ

刑事「何だその動き便秘か」

WPS「糞はしない」ウゾウゾウゾウゾウゾウゾウゾウゾウゾウゾウゾウゾ

術師「長い キモい」

WPS「……」ピタ

術師「ぺっしろ ぺっ」

WPS「すまん無い」

刑事「……」shoot core

WPS「待て待て待て待て待て待て違う 危ないだろ 消化したとかじゃない」Leviathan Scale

術師「他にどう解釈しろと」

WPS「……消えた 消えてる! 消えてしまってるんだ 今まで経験したことのないことだが」

WPS「取り込んだ物が微塵も感じられない 歩いた下の土埃ですら多少なりと吸収する体なのにも関わらずだ」

刑事「つまり何が言いてぇ」

術師「スライム どっちが消えた?」

WPS「両方だ 宝石も幽霊も消えた 幽霊は味すらしなかった気がする……」


ザッ

JT「そりゃあ そうだろうぜ」グイ

「ぅ……うぅ……」フラ

術師「……」

274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/24(木) 22:27:48.96 ID:mtnOC5CKO


刑事「どうなってる……!?」

術師「……跳んだな カヤコか それにその連れてるのは何だ 私に人質が効くとでも?」

JT「ここは暗ぇかんな 見えねえか くくく おう効くとも」

JT「奥さんはそう言ってたぜ」ドン

「ぅあッ……!」ドサッ

術師「……」


半鳥「……たす……」

半鳥「助 けて…… 教授……」


術師「撃て」

刑事「おい……」

術師「早く撃て」

半鳥「私 だよ……教授……信じてよ……」ハァ ハァ

半鳥「いきなり来て……捕まって……突き落とされたり 訳分かんない 体切られたり……飛べなくて……」

刑事「動くなよクソ耄碌 歩けるか こっち来い!」

半鳥「刑事さんっ……」ヨロ…

術師「ガッカリさせるな そんなことじゃまだ暫くは現場だぞ」

術師「スライム 鳥肉だ」

FRAME BLEATH

半鳥「!!」


ゴォォォオオオオオオオオオ


刑事「な……」

術師「よく焼け 寄生虫が怖い」

WPS「黒焼きでいく」ゴォォォォォォォ

術師「お好きに」

刑事「本気で偽物だってのか!」

術師「こうされたらあいつなら迷わず私の心臓かそいつの核を撃つ 先んじれるかはともかくとして」

術師「仮にも魔法使いを志す癖にテンパるとまず銃把に手が伸びるんだ あれは もしくはそいつは」

刑事「……胸 撃たれても死なんだろうぜ あんたは」

術師「死んだ おいウェルダンでいいぞ」

WPS「…………すまないがレアだな ブルーの」ゴォォォォォォォ

術師「……」sigh

275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/24(木) 22:30:34.04 ID:mtnOC5CKO


ゴォォォオオオオオオォオオォォォオォオォオォオオオォオオォオオオオオオォォオオオォオオオオオオオ


JT「ち 火勢が強い……もう魔力も残り少ねェんだろうな なんとなく分かんぜ……」shieeeeld

偽半鳥「…………」

JT「その亜人は……あの白いやつの記憶から取ったんだろ奥さん あいつの弟子なら魔法の物真似まで出来たりしねぇのか」

偽半鳥「……」

JT「……なんだよ 不思議でもねぇだろ あんたと似たような感じなんだこの宝石 ジュエルシードっつったか」

JT「こいつは意を汲んで力を寄越す代物らしい だからか知らねぇけどなんとなく分かんだ あんたのも……」

JT「俺はあの二人を殺さなきゃ逃げれなかったし 娘を助けたかったからどうしても殺したかった だから死ぬ思いで――」

JT「こいつに殺させろっつったんだ 正直こいつも呆れてたような気がする、多分見限るつもりだったんだろ 撃たれてたしよ」

JT「けど奥さん 後押ししてくれたんだよな あんた」

伽耶子「…………」metamorphose

JT「一緒になって石に流した分の こう 余波って言うのか 伝わってきたよ "殺す"って……滝みてぇな……滝に打たれるみたいに凄い勢いの」

JT「全部をそうしたいってのも分かる だから俺もそん中に入れて構わねぇよ 苦しめて殺してくれていい 順番さえ守ってくれりゃあな」

俊雄「……」

JT「下がってなトシオ坊っちゃん 今度はお母さんも負けねぇよ」ヨシヨシ

俊雄「 お 母さ ん」

JT「奥さん 見ての通りジリ貧だ このままじゃ焼け死んじまう」shield

JT「あんた 使ってみるか? ……あんたくらい遺志強ければ文句言わねぇだろう」

伽耶子「………………」

JT「……決まりだな……」

put out Jewel Seed

伽耶子「…………」

『……こっちへ 来て』

泥棒「ッぐッッ…… 勿論 手伝うぜ……」フラ


伽耶子「ァ゛   ァ゛ァ゛  ァ゛」


receipt number ]V

276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/24(木) 22:32:40.12 ID:mtnOC5CKO


WPS「!!」ゴォォォォォォォオォ

術師「火力を上げろ」summon SHUTTER

刑事「それ自体は賛成だが今奴を見殺すのかッ?」

術師「全く問題ない だな」

WPS「気付いてたか いいだろう だが今さら障壁なんぞで阻めるとは」
WPS「思わ」ズシュッ

刑事「なんだありゃ 包丁――」

術師「閉じろッ!」speed increase

「ァ゛ァ゛  ァ゛  ァ゛」ガシャァアッ

術師「閉じきる前に持ち上げる気か? 指だ」

刑事「おらァ!」BANGBANGBANGBANG


ガシャァァアアーン……


刑事「当たった? クソ 閉め切りまくったせいでさらに暗くて分からん……」

術師「任せろ」pray wall's circle

ボゥ……

術師「どうだ 明るくなったろう」

警官1「……く……暗かったんで 眠かったですよ……まだ 痺れてる……」

刑事「出した壁や屋根に魔法陣が…… 障壁に指は無いな 逃げたか」

術師「普段は壁にしたり勢いでかち上げたりして使ってるが こいつは正確には巨大な煉瓦のような物なんだ」

術師「組んで魔法的に使う 今回は喚ぶ時に陣を彫っておいた こうして使えば暗さでバレ難いだろうしな」

小男「光ってるのは……?」

刑事「作動してるからな ここでだけ灯り取りにしたんだろ」

術師「路地封鎖に使った全部がこいつだ」

刑事「何?」

術師「ちょっと力比べをしてみた さっき奴がやったのと同じ、路地の壁と魔法陣の壁で強引に空間を切り取って閉じ込めたんだ」

刑事「……マジかよ よくやるな」
刑事「じゃ勝ったのか?」

術師「負けた いや負ける」

刑事「はあ?」

術師「次元移動能力とパワーが桁違いだ 大分頂いたつもりだったが、生物の再現蘇生に使う程度では到底絞りきれない嵩の怨嗟 とても敵わん」

術師「壁の向こう側で曖昧に隔離してる 閉じ込め続けるのはとても無理だ その路線は諦める」

刑事「じゃあどうする」

術師「例の宝石の力も感じやがる今 只人の私達にできることはない ただ祈るのみだ」

術師「オッズをつけてな」

刑事「…………まさか」

術師「化け物には化け物をぶつけんだよ」wall's dimension jump circle Active

277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/24(木) 22:39:32.52 ID:mtnOC5CKO


犬女「フェイト 今だ!」

黒衣の少女「はぁあああッ!」slaaaaash

バハムート「……!!」

ズシャァッ

黒衣の少女「やった……ッ?」

バハムート「いいや まだやれる……魔力さえあればだ が ゴフッ」fall

ドシャァァアアッ

バハムート「見事だ 少女と亜人よ 良い師に手解かれたと見える」

黒衣の少女「……」

バハムート「精進するといい 戦っておいてだがお前達は気に入った……」

バハムート「武運を ……次のは話が通じんようだからな」release


バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ


黒衣の少女「次の 新手……!」

犬女「また召喚か! 根性の腐った奴、自分で出てきて戦ったらどうなんだッ!」

summon

ジュエル・伽耶子「ァ゛  ァ゛  ァ゛  ァ゛」

黒衣の少女「ジュエルシードが移ってる?」

犬女「酷い有り様……けど間違いない あの感じはこの女からだ」

黒衣の少女「……ジュエルシードを渡す気は?」

J伽耶子「ァ゛  ァ゛」シュバババババババ

犬女「髪?」shield

黒衣の少女「そう」Photon Lancer

J伽耶子「……」

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

犬女「やったか……?」

J伽耶子「……」シュンッ

犬女「!」metamorphose
橙犬「ガルァァアアッ」ガブゥッ

J伽耶子「 ァ゛ォ゛ ォ゛  ォ゛ ァ゛」hair choke

黒衣の少女「(髪だけッ!)」Arc Saber

J伽耶子「  」シュンッ

橙犬「ぷはッ……く!」バッ

黒衣の少女「また消えた……! ジュエルシードの気配ごと現れたり消えたりできるなんて」

斧槍《Behind sir》

黒衣の少女「はぁッ!」Thunder Smasher

J伽耶子「……!!」

ズドォォォオオッ

J伽耶子「……ァ゛……ィ゛……ッ」ジジジジジジジジ

黒衣の少女「そこ……!」slash


ズバァァアッ

278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/24(木) 22:40:28.83 ID:mtnOC5CKO


術師「……ふむ 不甲斐ない」

shelter open

泥棒「………………」

刑事「爺さんか どれ」
刑事「……生きてるな そんなこたねェと思うが」pray HEAL

術師「そっちじゃない 上だ」
術師「ホームレス 封鎖したこの近辺の路地でマンホールが何ヵ所かあるが 三人で逃げることはできるか?」

小男「お おう……三人? あんたと……」

術師「ヒールは最低限の治療だけ速攻でやってくれ」

刑事「ならもう問題ないが こいつをどうする気だ?」

術師「相性が悪い 有り余る力を好きなやり方で殺すことに特化させているせいか 戦闘は門外漢のようだ」

刑事「あれで?」

術師「力を奪った時の名残で魔力のパスを繋げられる そいつでちょっと鬼火に薪をくべてみよう……」draw circle

刑事「爺さんに陣を? 衰弱してるみてぇだから動きゃしねぇだろうが」

術師「私の魔力と これの魂を死なない程度に削って魔力に代えたものを送る」ガリガリ

警官1「なんですって……人魂への干渉は」

術師「このお巡りさんは?」

刑事「おい 気持ちは分かるが黙っててくれ 死なせないと言ってる以上裁かせる気はある筈だ」

警官1「……筈って いくらなんでも重罪じゃ……」

術師「そうだ 第某章某条 "人間魂魄への干渉はこれを禁ずる" 大罪人誕生の瞬間に立ち会うわけだな 止めるか?」

警官1「…………止められません」

術師「いい警官だ 今後もその調子で励んでくれ 交通取締以外」

術師「ではあんたが行ってから始めることにする 帝都の為に早く去ってくれ」

刑事「この騒ぎなら応援もすぐやれる」

刑事「頼むぜ 絶対にあれを暴走させんなよ」タッ

小男「こっちだ! 気張れあんちゃん」
警官1「ああ……」

279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/24(木) 22:41:37.26 ID:mtnOC5CKO


術師「……さて……とは言ったものの超やってられん まず間違いなく"引っ張られる"」

術師「おい おい 返事はできないが聞こえてるだろう? さっきは殺しかけて悪かったな」ペシペシ

泥棒「…… …………」

術師「聞け 治療費の話を聞いた 宝石では無理だが方法はまだあるぞ」

術師「ただしあんたが生きてなくちゃならん 分かるな」

泥棒「………………」ピク

術師「奴にこの世界で無茶させるためのきっかけを与える目的で これからあんたの生命力をあの怨霊に少し渡す 私も手伝うが恐らく魔力の綱引きになる」

術師「取り込まれるな あいつは放っておくと生きるもの全てに牙と髪と包丁を剥く」

術師「あんたの娘にもだ」

泥棒「………………ぅ……」

術師「その意気だ 行くぞ……」multiple circle active

280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/24(木) 22:55:48.34 ID:mtnOC5CKO


バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ

J伽耶子「…………ァ゛……ァァ゛ ァ゛ァ゛ッッッ……ッッッッッ」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


ズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズ


黒衣の少女「これはッ……何!?」

橙犬「フェイト 離れて――」


ズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズ


橙犬「上空に空間の亀裂……これは……まさか次元震か!?」

黒衣の少女「(離脱ッ――)」

シュルルルルルルルルル ガシィッ

黒衣の少女「!!!」hair bind


J伽耶子《「  来  い  』〉


橙犬「フェイト!」

黒衣の少女「引きずり 込まれッ……!!」ググググググググググ

橙犬「フェイト!! フェイト!!」chain bind

シュルルルルルルルルル
橙犬「このッ……」bounce

橙犬「髪……くそッ 魔力の奔流で押し流される これ以上近付けないッ……フェイトぉッ!!」


ズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズ


「なんだあれ 空にヒビが!」
「またスライムか!? 警察呼べ警察!」
「魔導車のトルクが安定しないわ……あのヒビが悪さしてるんじゃないの?」
「車なんか置いとけ なんかやべーぞ逃げろ!」


橙犬「(優先はジュエルシード それにフェイトだ 部外者を助ける余裕はない……!)」

バリバリバリバリバリバリバリバリ

橙犬「……お構い無しかい! 本ッ当になんて奴だ……!」
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/24(木) 22:59:43.68 ID:mtnOC5CKO

WPS「誰が? 言っておくがオレは犬肉は趣味じゃあないんだ ぐぐ えぐみが苦手でな……」summon

橙犬「あんた達の都合なんか知らない……あれは渡せない 吐き出してもらう!」バッ

WPS「もう吐いた そして暴れなければお前に用はない 犬肉の雌」ペラ

橙犬「何だって?」


WPS's「周辺住民の皆様 私は召喚術師の僮がスライム 一帯を封鎖させて頂きます」

WPS's「一帯に分身して散っています 体を媒介に主の転移陣を発動させていますので お近くの分身体より避難して頂きたい」

WPS's「現在装甲車や魔導鎧を中心とする機動隊が事態鎮圧のために向かってきております 市民の皆様に置かれましては――」


橙犬「…………」

WPS「襲わない? ほう 人は喰わないのか偏食家め ええと次は……"繰り返します――」read cheat sheet

橙犬「……正義の味方ってワケだ 人喰いスライムがなんてフザけてるね」

橙犬「ただ ま それなら話が早い……フェイトとジュエルシードを渡しな」get set Photon Lancer

WPS「人質のつもりか」

橙犬「形振り構っていられないんでね」

WPS「ぐぐぐぐぐ どうぞ。」

橙犬「……ッ?」

WPS「犬肉の雌 お前のそいつは炸裂弾だったな 全部吹っ飛ばさないなら別に構わないぞ 要は下拵えだろ」

WPS「正直バレないように何人かつまみ食いするつもりでいたしな モモかアバラの辺りは形をちゃんと残してくれ できたらでいいから……」ジュルリ

橙犬「いいのかい 本当にやるよ! 意気地無しのご主人様がタダじゃ済まないだろう!」

WPS「奴の好物は脳の香草包み焼きと心臓の串焼き 最近は踵骨腱の煮凝りも薦められた」

WPS「ぐぐぐぐぐ 気遣うならそこも残してやってくれ ぐぐぐぐぐぐぐぐ」lol

橙犬「……狂ってる……ッ」ウゲェ
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/24(木) 23:00:16.74 ID:mtnOC5CKO

WPS「あの柔らかそうな金髪肉がフェイトか? 悪いがあれはこっちの仕業じゃあない」

WPS「喚んだ女だ 髪の毛の あれとご主人は因縁があるそうで言うことを聞かない バッジかしまキングのスタンプが足りなかったんだろう」

橙犬「結局お前達の仕業じゃないか! いい加減にしなイカれ野郎共ッ!」

WPS「しっしっ 肉の仕込みをやらないのなら失せろ オレは分身合唱コンクールの指揮で忙しい」

WPS「だがそんな暇ならあっちにちょっかいを出してみちゃあどうだ お前達向けだしな」

橙犬「あたし達向け……?」


summon WALL

summon WALL summon more WALL

summon WALL WALL WALL WALL WALL WALL WALL WALL WALLWALLWALLWALLWALLWALLWALLWALL……


橙犬「あれは……ッ!?」

WPS「考えようによっては放置するのも手だが ぐぐぐぐ……」
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/24(木) 23:01:52.36 ID:mtnOC5CKO



『思い知れ』

『わたしがどんなに辛かったか どんなに苦しく どんなに惨めだったか』

『わたしは 生まれてからずっと……まるで敷石の下の虫けらのように生きてきたんだ……思い知れ』

『わたしの辛さを思い知れ』


術師「(……案の定取り込まれたか……だが)」

黒衣の少女「……ここ は……」

術師「(あれもいる 成功だ あとは奴に時間を稼がせるか、このまま殺させれば――)」

『………………』

黒衣の少女「……あなたは……」

『…………お前は……』

黒衣の少女「……」

『………………』

術師「……?」

『……分からないだろう』

『お前みたいに頭がよくて 金を持っていて 女を取っ替え引っ替えできて……』

『健康で 意志が強く 自分の言いたいことを言えて 自信と誇りに満ちた者には……わたしのことなど……いや……』

『分からないだろう わたし達のことなど 決して分からないだろう』

術師「……………………私達?」

『死ね』

『死ね 殺してやる』

『殺す……思い知らせてやる』


『サモナー!』


術師「あ?」

284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/11/25(金) 00:21:20.61 ID:Lak6gv7w0
再開してくれましたか、嬉しいですしかし今回の話は割と長編ですね、いえ長い事に文句ありませんが1の予定としては大体後何回くらいで完結予定ですか?
後質問がもう一つ、2週間に一回くらい更新と考えて良いんですよね?
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/25(金) 00:48:31.80 ID:/7DVvpHf0
あちゃー……サモナーの方に向いちゃったかー
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/25(金) 07:32:09.87 ID:pMHAdc7NO
ダラダラになっちゃって申し訳ない 次の投下で終わらせるつもりです 上手く絡められなくてターン制バトルになってしまった
更新は書ける時に書いてキリのいいとこで投下しています 要は不定期なので死ぬ程暇な時に思い出せたら覗いてみて下さい
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/25(金) 18:14:13.39 ID:3BysnBu20
各人の行動とか戦略の幅が広くて楽しいね
ところで終わりってのは今回の安価分の事?それともまさかスレ自体が……?
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/26(土) 08:15:42.41 ID:RK9GfvBrO
勿論安価分
安価を書ききったらageる感じでいきます それ以外で上がったらミスだと思ってください
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/26(土) 17:56:59.37 ID:PjyP5lDT0
おお、それは行幸!
踏めるかは分かりませんが、まだ安価の為の案はストックしてあるので、スレの終わりだったら寂しすぎでした
290 :もう一回 次こそラスト [sage saga]:2016/12/12(月) 19:45:06.44 ID:STJ1lLzPO


ペラ


『……今日、このノートを見つけた剛雄がわたしを殺した――』
『……怒り狂って、わたしを階段から蹴落とし、ベッドの脚に縛り付け、散々罵り、殴り、蹴り――』
『……体中をズタズタに切り付けて殺し、わたしの死体をゴミのビニール袋に詰めて天井裏に放置した――』


ペラ


『……わたしを殺した三日後、剛雄は復讐するつもりで――』
『……D棟の205号室で、緑川真奈美を出刃包丁で刺し殺した(いい気味だ)。その後剛雄は、緑川真奈美のお腹を切り裂いて――』
『……小林くんを殺してわたしのところに呼び寄せ、その後で小林くんの家にいた剛雄を出刃包丁で刺し殺した――』


ペラ


『……村上というサラリーマンの一家がわたしの家に越してきた――』
『……家の様子をすっかり変えてしまった。わたしが生まれる前からあった庭の柿の木と、クロを埋めた桜の木を切り倒し――』
『村上一家はわたしの敵だ』
『……あいつらのようなやつらが幸せを独占しているから、わたしのところには幸せが巡って来なかったのだ――』
『……最後に一家の主の村上啓一を殺し、村上家は全滅した――』


ペラ


『北田という若いサラリーマンの夫婦がわたしの家に越してきた――』
『こういう男は剛雄の存在を思い出させて頭に来る……だからわたしは、妻の良美にフライパンで――』
『……北田洋みたいな男と結婚するんだから、ロクでもない女に決まってる。だから良美がわたしに殺されるのもしかたないことだ――』
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/12(月) 19:46:27.37 ID:STJ1lLzPO


『……徳永というサラリーマンの夫婦と、夫の母親がわたしの家に越してきた。幸枝という母親の方は――』
『……わたしは徳永和美を殺した。それから徳永勝也を殺した――』


ペラ


『……今日、《わたしの家》に仁科理佳という福祉大学の学生がやって来た』
『わたしはいつものように仁科理佳を殺そうと思ったけれど、あることを思い付いて――』
『彼女の体に同居させて貰うことにした……』


ペラ


『……仁科理佳という女の趣味はわたしには合わない。この女は肉が好きだが、わたしは肉は食べられない』
『この女は紅茶を飲むが、わたしはコーヒーの方が好きだ』
『この女は鮮やかな色合いの服ばかり着たがるが、わたしは白い服が好きだ。この女はレースやサテンの派手な下着ばかり持っているが、わたしは白いコットンの下着が好きだ』
『この女は世の中は優しくていい人ばかりだと考えているが、そんなことはあり得ない。そうだ。そんなことは、絶対にあり得ない……』
『何もかも、わたしの好みには合わない。だからわたしは、この女を少しずつ、わたしに合うように改造することにした……』


ペラ


『……今日、俊雄の担任の中田真理子という女がやって来た。わたしはいつものように、この女を殺すことに決めた……』


ペラ
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/12(月) 19:48:17.77 ID:STJ1lLzPO



『……今日、久しぶりに外に出た。目が覚めるとそこは知らない場所で、腕に鳥の羽を生やした女の子がいた。わたしはいつものように、この少女を殺すことに決めた……』


ペラ


『だが邪魔が入った。猫人間が魔法(魔法だ)を唱え、あの男がわたしから力を奪い、背の低いオカマに封印させた。屈辱だった』


ペラ


『今日、このわけの分からない世界でまた目覚めた。この世界の連中を殺すにはわたしの憎しみだけでは足りない。わたしを起こした男を協力者にして、違う力を手に入れた。これでわたしをバカにしたあの男を殺すことができる』


ペラ


『奴と一緒に、フェイト・テスタロッサという女の子と、アルフという犬の格好をした女の子が現れた。わたしはいつものように二人を殺そうと思ったけれど、あることを思い付いて、フェイトをサモナーと一緒に家へ入れた』


ペラ


『女の子を"見た"。哀れな女の子だ、わたしと同じか、それ以上に。フェイトにはわたしのように、世界に憎しみを振るう資格があると思った。フェイトを使うことに決めた……』

293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/12(月) 19:50:04.52 ID:STJ1lLzPO



『今日、サモナーを殺した。フェイト・テスタロッサを殺した。アルフを殺した。猫人間を殺した。ドリアードを殺した。刑事を殺した。ブラウンを殺した。そして』

『もう一度やる。この世界でも』


ペラ




ドリアード「……あら 突然休憩したと思ったらここにいたのね」

ドリアード「何を読んでるの? ハーフィ」

294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/12(月) 19:58:02.25 ID:STJ1lLzPO



フェイト「……」


トン……トン……トン……トン……


フェイト「(母さん)」

フェイト「(母さん 待っていてね すぐにジュエルシードを持って帰るからね)」

フェイト「(どこ……あの男は…………どこ……)」

フェイト「(吐かせなくちゃ)」


トン……トン……トン……トン……


フェイト「サモナー」
フェイト「(   サモナーって誰のこと?)」

フェイト「サモナー そんなところにいたんだね」


術師「………………」

フェ雄ト「もう逃がさないからな」

フェイト「ジュエルシードを渡さないなら 覚悟は出来ているんだろう ……ふふふ」

フェイト「(……今どうして私は笑ったの? なんで?)」

フェイト「諦めろ サモナー ……もう逃げられない」

剛ェ雄ト「安心しろ。すぐには殺しやしないから……殺すのは、たっぷりと可愛がったあとだ」

術師「……杖なしでか?」

フェイト「……杖?」

術師「お あったぞ 足元だ!」kick

フェイト「!」ドサッ

剛ェイ雄「このアマっ、ブッ殺すっ!」ダッ

術師「(召喚は間に合わん 槍や鎌でも白兵で敵うとは思えん 幸い呑まれかけで精細を欠いてる、丸腰で一先ずどうやるか)」

剛剛イ雄「畜生っ、ブッ殺してやるっ!」ガシィッ

術師「な ぐっ……!」ドシャァッ
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/12(月) 19:59:23.33 ID:STJ1lLzPO

剛ェイト「ぁああああッ!」ガンッ ガンッ ガンッ ガンッ

術師「(馬鹿力は伝染すんのか? 頭がッ ……)」ガスッ ゴスッ ドッ

術師「離せ……ッ!」


ガン ガン ガン ガン ガン ガン ガン ガン ガン ガン ガン ガン
ガン ガン ガン ガン ガン ガン ガン ガン ガン ガン ガン ガン


術師「……か……っ……」グラ

フェイト「……ジュエル……」stomp

フェイト「シードは」ドガッ

フェイト「どこに」ドゴッ

フェイト「ある」ガスッ

フェイト「答えろ!!!」ドギャッ

術師「…………お前 には……渡さん…………くく……」ゴボッ

ゴシャァッ

術師「   」

フェ雄ト「どうだ 伽耶子 俺に逆らうとどうなるか」
  雄 「思い」
剛 師『知っ」

術師「たか?』

フェイト「……?」

フェイト「っ……!?」
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/12(月) 20:10:52.83 ID:STJ1lLzPO

フェイト「ぁあ……あぁ……ああ」ガクッ
フェイト「やめて……何するの……やめて……っ……」ズリ ズリ

術師「……どうした……SMは終わりか……」ゲホ ゲホ

フェイト「ひっ」ビクッ

術師「何だ? ……何が見えてる? 幻覚か?」

フェイト「ぁ……ッ……ァっ……」ガクガク


術師「さあ 答えろ フェイト ジュエルシードは誰の物だ? 答えろ フェイト 答えろ』ギシ
術師『答えろ 答えろ 答えろ」ギッ ギッ ギッ

フェイト「か……あ……さ……ん……の…………ッひ ぁ」ガクガク

術師「おい』ギッッ

フェイト「ぃッ う」ビクッ

術師『ジュエル シードは 誰の 物だ 答えろフェイト 答えろ 答えろ 答えろ」ギシッ ギシッ ギシッ

フェイト「っ……ッ……っ……ッッ……っ!」ガクガクガクガク


術師『この腐れ人形が お前なんぞ何の 誰の役にも立たん」
術師「お前の母親が一度でもお前に振り向いてくれたか? 抱き締めてくれたのか? お前に何をくれた? 鞭だ 痛ぁい鞭だけだ……』

フェイト「…………ッ違う!!!」

術師『お前を鎖で吊し上げて……」

フェイト「母さんは……忙しくて 苦しんでる……だけだっ! 私に罰を与えるのは……私が……至らないからっ……!」

術師「母親が可愛い娘に普通そんなことをするかなぁ? 可愛いと思う娘に』

フェイト「私が頑張ればまた元の母さんに戻ってくれる……また笑いかけてくれる……こんな こんな痛みなんてなんともないっ……!!」

術師『…………くくくくくくく そうだな 笑いかけてくれるだろうな」

術師「だが果たしてそれはお前にかな フェ イ ト……』

フェイト「何 言って……」

術師『真実を見せてやる このわたしが サモナーが」pray vision

フェイト「…………――――ッ」
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/12(月) 20:11:39.04 ID:i1gTsoOs0
乙!
マインドシャッフル系は色々とキツいなー
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/12(月) 20:12:02.54 ID:STJ1lLzPO


術師「…………」ズキズキ
フェイト「…………」フラ…

バチバチバチバチバチバチバチバチ

術師「……向こうは組み上がるか……あとは魔力を注ぐだけだが……ち マズい感じの頭痛だ」
術師「空間に歪められてロスは著しくなる さて間に合うか……」

タッ

術師「……休憩終わり お嬢さん……もう少しこっちを休ませて欲しかったな」
術師「次はどうする……?」

フェ理ト「…………畜生……」
仁ェイト「殺してやる……殺してやる」シャキ

術師「……わぁ 痛そう」

タッタッタッタッタッタッタッタッ
ドスッッッ
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/12(月) 20:17:44.84 ID:STJ1lLzPO



フェイト「……」stub knife

術師「ッッ……ぐッ……ぉ ア……」

ブシュゥッ

術師「(……出刃包丁 ……錆びさせて鈍になってるやつで わざわざ 刺し たのか……いや……)」ガフッ ビチャ

術師「……お まえ……か……ぅ ゴボ ごふっ」

フェイト「嘘をつくな」

術師「あぁ…………?」

フェイト「私はフェイト フェイト・テスタロッサだ 母さん プレシア・テスタロッサの一人娘」

フェイト「そんな名前は知らない 私はフェイトだ アリシアなんて子は知らない 私じゃない」グリィイィ

術師「!!!」ズギッ

フェイト「母さんを嘘つき呼ばわりしたな」

フェイト「許さない お前は 許さない!!」ブシッ

術師「……ッ……!」バタッ

フェイト「っうあああああああッ!!!」ブンッ


グサッ ブチッ

ザシュッ ズシュ ブシッ ザク グチャ ザクッ ザク ザク……


300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/12(月) 20:31:19.00 ID:STJ1lLzPO




アルフ「く、魔法が通用しない……」ハァ ハァ

アルフ「紋様の彫られたあの壁材で組まれてるヤツが一種のゲートだってのは分かる……! なんとなくヤバい代物なのもっ……!」

WPS「余所見か?」FRAME BEAM

アルフ「くそッ」evade
アルフ「(でもって 下ッ――!)」

ガシャン ガシャン ガシャン


魔導鎧1「    」FIRE GATLING CANNON

魔導鎧2「    」FIRE HOMING NAPALM

魔導鎧3「    」pray RIOT BARRIER


アルフ「あと 三機か!」evaaaaaaaaade

アルフ「(一発掠っただけでシールドを割る弾幕 誘導キツい焼夷魔法弾 一隊丸々カバーするガチガチのプロテクション)」

アルフ「(動けなくさせるだけならやれなくはないが 攻撃力と庇い合うせいでランサーを当てるまでが長い……ッ)」ハァ ハァ ハァ ハァ

アルフ「はぁあああッ!」Photon Lancer Multishot

ズドドドドドドドドドドドドドド……

アルフ「(どうだっ?)」


魔導鎧3「〈こちら3番 魔導炉出力低下 バリア一時停止します 継続展開不可 駆体及び装甲 腕部回転砲及び肩部主砲は損傷ありません〉」aim GATLING

魔導鎧1「〈了解 展開を代わる 制圧射撃に回れ〉」pray BARRIER

魔導鎧2「〈炸裂煙により視界不良 魔導探知に切り替え〉」ブッピガァン
魔導鎧2「〈真上です!〉」ビコォーン

アルフ「……!」

魔導鎧2「    」ボシュボシュボシュボシュボシュボシュボシュボシュボシュボシュボシュボシュボシュボシュボシュボシュ

魔導鎧3「    」ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ

アルフ「くゥッ……!!」blast Multishot

WPS「炸裂弾とその煙 またそれか! 目眩ましはもう飽きたぞ ……隠れたか」Leviathan shell

魔導鎧2「  」continue search

WPS「鉄人形の生き残り 中に人が乗っているんだろ? 喋れないのか」

魔導鎧1〈作戦行動中の私語は禁じられている 逃げないのなら精々集中して事に当たれ 召喚獣〉拡声

WPS「いつか喰ってやるからな」ジュルリ

301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/12(月) 20:36:32.15 ID:STJ1lLzPO



アルフ「はぁッ はぁッ はぁッ……!」

アルフ「(時空管理局程の科学力はないけど 面倒な相手だ……この世界の軍隊? どんどん状況が悪化する……)」

アルフ「(フェイトからの連絡は途絶えたまま…… 退却も視野に入れなきゃマズい)」

WPS「煙が晴れた…… が 消えたままか」

魔導鎧2〈居るなら走査の死角を補って 手が足りない〉

WPS「いいのか? ぐぐぐぐ 期待されては仕方がないな」キョロキョロ

WPS「……犬肉! そのデカいモフ耳なら魔導鎧の中身の屁すら聞き分けれるはずだ あーうまそ」

アルフ「(なわけ あるか!)」hidden

WPS「じゃなくてこっちの声は聞こえてるな このブリキ共を相手に 装甲車で乗り付けた歩兵を屠殺して あまつさえ鉄屑の方も――」

WPS「何機か機動棺桶にしながら向こうへの攻撃までこなしたんだ お前はよくやったよ だが宙に浮かぶあれを見てみろ」

アルフ「……」

WPS「多分完成だ あとは起動に必要な魔力だけ……」


assembly complete

"Forced Repatriate Dimension Circle Gate"


魔導鎧3〈……強制送還転移門 手を離れた強力な召喚獣や手に追えない魔導生物を跳ばす召喚使いの常套手段……〉

魔導鎧3〈規模を鑑みてスピード優先 丸ごとじゃなく構成陣を掘った壁材をバラに喚んで組み上げた〉

魔導鎧3〈余計に魔力喰う上 門に耐久性を持たせるなら相応に器用じゃなきゃ逆に手間ばっかりなやり方です それ以前に一人で次元越しにって、噂通り相当な自信家ですね〉

WPS「お姉さんいい声だな ツインテール&モフモフコンビといい勝負だ」

魔導鎧1〈3番〉

魔導鎧3〈すみません〉

魔導鎧1〈ナンパなら人間様にでなく同じヘドロにやれ スライム〉

WPS「ぐぐぐ 怒られてしまった 面白かったら笑っていいぞ犬肉 犬肉ー? ぐぐぐぐぐぐぐぐ …………」

WPS「(……どうしたサモナー気が変わったか 魔力のマの字も感じられないぞ )」extend Tentacle

WPS「(起動すれば近い次元からでも吸い寄せて纏めて叩き帰せるんだろう? どこで油を売ってる……死んでるなら最高なんだが召喚契約消えてないから違うし)」and Tentacle search



……バリ


302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/12(月) 20:42:33.06 ID:STJ1lLzPO
  

「……何を手こずっているの…………」

「早く終わらせなさい 紛い物……」パリッ


Thunder Rage

"Occurs of Dimension Jumped"


「……っ……ッっ……」

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