過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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98: ◆zO7JlnSovk[saga !red_res]
2018/08/11(土) 17:20:48.64 ID:lUlIhfWz0
>>89>>92

【破裂する力と力のぶつかり合い、歪む二つの衝撃は真正面から響き渡り】
【空間すらも揺るがす巨大な暴力が、地鳴りの作用に似て鳴動する】
【剣戟の背中フランツは笑ってみせる、傷つくギンブレーンの様子を見た】

【──── 其れは確かに慢心であった。否、慢心こそが男の本懐であった】


フハハハハ!!! 駄目だ!! 私は手に入れると決めた物は逃さない主義でね!
我が元に来るのならぞんざいに使ってやろう、使い潰して骸すらも扱う!!
光栄に思うが良い、私を築く礎の端葉であったとしても、それは王の一部に変わりない!!

食らうか!!! 戯けが!!!!


【竜巻の最中に突撃する無謀であった、ギンブレーンの身は瞬く間に傷つくだろう】
【そして男はその好機を逃すはずも無く、脇腹への蹴り等意にも介さない】
【彼の体もまた、鋼鉄のようである、そんな蹴り等微塵のダメージにもならない】


【──── "筈であった" 】


ぐはっ!!! き、貴様────!! 何だこの、威力は……!!
これは、私の──── "Spiral Architect"……!!!


【男の膝が崩れそうになる、踏みしめた足元が揺らぐ、漏れた苦悶の声はダメージの大きさを伝える】
【フランツの瞳が見開かれる、それほどの繊細な魔力移動の出来る男には思えなかった】
【あるいは、この優男めいた表情は作り物で、一騎当千の実力者とでも言うのか】

【──── 心に打ち込んだ楔、その作用は存外に大きい】


……!! なんだ貴様、これは────!?


【寸刻の狭間、意識と意識の息継ぎの間に降り注ぐはリゼの落雷】
【其れはフランツに直撃する、猛々しい唸り声と共に、声が響き渡る】
【焼け焦げる皮膚の香り、ついに片膝を付き、忌々しくリゼを見据える】


貴様……!! よくも私の高貴な体に傷をつけたな……!!
薄汚い売女が!! 汚らわしい技で私に触れるんじゃない!!
この罪は貴様の全てを持って償わせる!! その遺伝子の一片に至るまで

蹂躙しろ ──── "Spiral Architect"!!!


【螺旋の作用、轟音が響いた。リゼの居る足元。地面が大きく螺旋の回転を得る】
【それは地割れに似ていた。強固な地面が砕け、リゼの足を巻き込もうとするだろう】
【成功したなら地面がリゼの足を捕らえる筈だ、少し時間を掛ければ脱出はできるだろうが】



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