過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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626: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/10/28(日) 14:42:47.46 ID:63/6tO25o
>>625

【イスラフィールは目配せを一つ流す、流麗な目元に写るのは確かな親しさの証、ふとした瞬間に描く愛嬌】
【長い睫毛がしとりと濡れる、その瞳の作法をまた、紫苑色の名残の中に埋めるのだろうか】
【静かに耳打ちをされた、貴方の声が耳元を擽って、耽美な声を微かに漏らした】


前もってお伝えしている様に、今回の最終目標は "メインシステム" の破壊ですわ、──── 抽象的な事しか言えませんが
それは "ストックホルム" そのものが現実的に不安定が故です、この場は "虚構現実" に近いのです
つまり、信仰がそのまま形になる、認識によって世界が変化する、その様な状態になっています

それ故に私が与える情報もまた、先入観になり、より一層の混迷を招きかねないのです


【──── イスラフィールは拠点に残るという、携帯端末を通じて、いつでも通信は出来る状態】



【 ──────── 】



【商店に立ち並ぶ商品は "かなり古い物品" ばかりであった、下手すると何年もさかのぼるような】
【イスラフィールのかつての話、ストックホルムに起こった "大災厄" により、その機能を失ったのなら】
【恐らくその場もまた、過去のままで止まっているのだろうか、──── 或いは】

【奇妙な点で言えば、放棄された筈の商店は "荒らされた痕跡" があった、だとすればつまり】
【このストックホルム "内" に何かしらのニンゲンが存在しているのではないか、という疑念】

【また周囲を探索していたならば、──── 商店に置かれている "ノートパソコン" に注目が行くかもしれない】
【 "ノートパソコン" はこの場に於いて、最も新しい品物に思えた、その奇妙さを、カニバディールならば推察できる】
【これは明らかに "持ち込まれたもの" である、と──── 無数の火事場を経験した異形にのみわかる、嗅覚】


【──── 起動しようとしても電源が入らない筈だ、バッテリーを捜す必要がある】

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