過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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608
:
◆zO7JlnSovk
[saga]
2018/10/26(金) 21:17:32.20 ID:E87c3u2Mo
>>607
【徐に伸ばされた指先が虚をなぞる、暗示的なその所作に、形而上の思いを携えて、然るに濡れる】
【口元へと軽く終止符を、止めどなく流るる時に嫌われて、その美貌を久遠のものにしようと】
【──── 彼女は唇の端を微かに上げる、淑女の摘むスカートの裾程に、瀟洒な装いで】
以下略
609
:
◆1miRGmvwjU
[saga]
2018/10/26(金) 23:09:42.15 ID:iOCbCrj80
>>608
【「或いは心身二元論への反駁にも成るのでしょうかね。」 ── 人体は自ら発条を巻く機械であり、永久運動の生きた見本である】
【然して今や精神にのみ実在を得る虚神たちにとって、新たなる親和/神話によって得た肉体とは、如何許りの影響を与えたのか】
【語られる通り最早それは不可知であった。 ─── 仮説なき確かな事実は、嵯峨野鳴海を彼らは敵と見ているのだという害意。】
以下略
610
:
◆zO7JlnSovk
[saga]
2018/10/26(金) 23:25:34.74 ID:E87c3u2Mo
>>609
【イスラフィールは暫し、その書物について語るゴトウの姿を見ていた、辿る言葉は概ね真実を辿り】
【けれども所々に裏返しがあった、現実に沿って歩いていた筈が、いつの間にか虚構へと迷い着く様に】
【──── 何もおかしな事はない、ただメビウスの輪の如く、その二つが捻れて存在していただけだから】
以下略
611
:
◆1miRGmvwjU
[saga]
2018/10/26(金) 23:52:57.13 ID:iOCbCrj80
>>610
【行き交う言説は互いに落ち着いたものだった。 ─── 己れの立場に固執せず、ただ忌憚なく思考を交流させ、昇華を目指す】
【イスラフィールの言葉に小さく後藤は頷きを返した。重厚な頁の折り重なり、相違なく閉じられる紙幅の音】
【どこかに沈むような返答の声音は幾らか内省めいていた。 ─── 閉ざされた口先の音もなく開く、一拍の呼吸】
以下略
612
:
◆zO7JlnSovk
[saga]
2018/10/27(土) 00:09:17.91 ID:bKykhFXWo
>>611
【淡々と交わされる言葉の交錯は、一流の棋士同士の差し合いに似ていた、息の詰まるような攻防】
【けれどもそれは刃の重なりにはならない、寧ろそれは、互いに高め合う一種の芸術】
【──── 例えるのなら息のあったワルツ、交わる音色はシンフォニーとなり、世界を揺らす】
以下略
613
:
◆1miRGmvwjU
[saga]
2018/10/27(土) 00:31:28.04 ID:5HydpU1m0
>>612
「もっともよく彼の知悉する所でしょうな。身勝手な定義付けによって存在を措定され、人間には不必要な観念であると否定され」
「剰え自己の存在を認められる事もなく、彼の世界は滅んでしまった。 ─── 例え人の心なくとも、神の心を持っていたのなら」
以下略
614
:
◆zO7JlnSovk
[saga]
2018/10/27(土) 00:47:19.76 ID:bKykhFXWo
>>613
【──── ゴトウの言葉は力強かった、それ程までに部下に対し強い信頼を持っているのだろう】
【イスラフィールは目を細める、非合法に暖簾を垂らし、超法規を渡り歩く "外務八課" ────】
【その集団を率いる人間とは、斯くも ──── 部会に対し、強い思いを託せるのか、と】
以下略
615
:
◆1miRGmvwjU
[saga]
2018/10/27(土) 01:10:03.43 ID:+H3P4D9l0
>>614
「 …………… ふうむ。」「そういう事、ですか。」
以下略
616
:
◆UYdM4POjBM
[!red_res]
2018/10/27(土) 01:22:12.45 ID:9CpAyRxfo
【 ────忘れない。忘れなどしない。『そいつ』と相棒になった日の事を 】
以下略
617
:
◆zO7JlnSovk
[saga]
2018/10/27(土) 01:22:19.46 ID:bKykhFXWo
>>615
以下略
618
:
◆UYdM4POjBM
[sage]
2018/10/27(土) 01:22:51.75 ID:9CpAyRxfo
本スレが落ちた時用
>>200-204
【手ごたえが急激に消える―――突如、あまりにもあっけなくエカチェリーナの"神性"はすっこ抜ける】
【だが、その手の中にある物からあまりにもエネルギーを感じない。空気に触れて一秒ごとに力が掻き消え―――やがて手の中から完全に消滅した】
【振り返るW-1、その銃は虚像を穿つこともなく、少女はその場から姿を消してしまうだろう
以下略
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