過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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544:名無しのパー速民[sage saga]
2018/10/18(木) 23:33:49.48 ID:aFNYd7jt0
>>542

――――そんなのは、知りませんけどっ。惚気てばっかでムカつきます。存在が惚気てます。存在してるだけで惚気てて――っ。

【ならばひどくむくれた顔をしていた。そうしてそんな顔は、ひどく少女がやるような色合いと温度をしていた、ぴいぴいって喚くようでありながら】
【その実ほんとうは多分そこまで怒っていなくて。ただほんのちょっぴり虫の居所が悪いだけみたいで。だけど、だけど、――何か、消化しきれぬものを食べてしまったみたいに】
【遠い海で捕まえた魚の胎を開けたらたくさんのビニールゴミが出てくるかのように。その下せぬ感情をなにか、分かりやすいなにかで置き換えて必死に処理しようとしているような】

でも、私たち、一緒に居るって決めたから……。

【――だから、相手の言葉にわずかにしゅんとテンションを下げてしまうのだろう。いくらかは分かっているような、それでも、だけど、認めがたいような】
【一緒に居ることよりも一緒に居ないことの方がよほど不安であるかのように。手袋にくるまれた指先が全円スカートのたっぷりした布地を、握りしめてしまえば】
【わずかにくしゃとした皺が花咲くように広がって。けれど何一つ楽しいことだなんてきっとなくて。――それでも、そうだとしても、悪戯っ子の仕草には、叶わない】
【まるで容易くむしり取られるおしろいばなみたいに、彼女の表情もわずかに色合いを変える/変えられて、】

……でも、議員って言ったら、偉そう〜にふんぞり返ってるのが、お仕事なのでは? って、私は思いますけど。
どうでしょう、議員って言うと、こう――頭皮が涼しげで、しばらくは絶食しても生きていかれそうで、自分の凄さを決して疑わぬポジティブな方ってイメージです。
とりあえず、六十七十絡みの男性のお方、ってイメージが、凄いんですけど――。――そう、ですね、あまり、読書には見えなくて……。

【はたりと瞬くのなら。つらつら出て来る言葉はわりに非道いものであった、議員のイメージがひどく抽象的過ぎて、そのどれもが相手に掠りもせず、当てはまるはずもないなら】
【だからつまり相手はそれっぽく見えないと言いたいのかもしれない、――だからといって悪口の語調ではなくて、かえって物珍しげというか、そんな目を向ければ】
【ちょうどそのタイミングにて本を手渡される、ずしりとした重たさを、膝に預けるのなら、言われた通りに適当なページを、きっと開いて】

――――――563ページです。

【――ついと落とした視線でささめくのなら、きっと目はすでに文字列を追いかけようと、しはじめて】
【その内容が分からずとも好いらしかった。自分の選んだページに何が書かれているのか、ただ、それを知ってみたい、みたいに】


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