過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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511: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/08/30(木) 23:51:42.89 ID:59JYIIzIo
>>510

【而るにこの試みは戯曲で、例えるのなら詩のない慟哭に近いのだろう】
【フードの下にある異形、彼女の双眸は其れを捉えて確かに、色をくすませる】
【絹糸の様な柔肌に奔る緊張、頬に浮かぶ艶の色合いは、語り部たる雫の所以】


──── 成程、顔は口ほどに物を言いますわ、貴方様のお顔は特に雄弁でいらして
私にとっては "憎き顔" ですわ、水の国の民にとっては、忌々しい顔とでも言いましょう
ですが、今の貴方様は "実に好都合" とも言えますわ、ええ、────

"カニバディール" ──── 各国の政府、警察機構に於いてその名を知らぬ者はおりません

私達は何度貴方様にしてやられた事でしょう、────
まこと大きな事件の裏側に貴方様の面影を見たのは一度や二度じゃなくて


【両の手を組み、片方は頬に当てる、抱きしめる華奢な体躯は水仙を思わせる調べ】
【溜息混じりの声、やや大げさな仕草は何処か役者めいて、主演の女優の面影を映す】
【銀幕から飛び出て、目の前で見せる動作の一端にさえ、命を込めてるかの如く】


──── いけませんわ、話が長くなってしまうのが私の悪い癖ですもの
ついこの間ですね、──── "三頭会戦" よくもまあ、私の国で盛大な騒ぎを起こしてくださったものです
……ですが、気になることもありましたわ、その頭の一つ

カノッサ機関 "No.3" ──── "カチューシャ" 貴方様は間違いなく、彼女と戦っていました
同じ機関員であるはずなのに、何故か、私はずっと疑問でしたの


【滔々と彼女は問いかける、紡ぐ一音にも乱れはなく】


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