過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[saga]
2018/08/10(金) 00:03:25.15 ID:nG4JDj1MO
>>42
…………、…………ふぅん、そっか。なら、ただの偶然なのかもな
いや、妙に耳触りのいい言葉だからよぉ…………なぁんか、こう……覚えちまってんだろうな
ほら、あんただってあるだろ?酒場で見た酒とマイナーなバンドの名前が同じでよぉ
それが気になって気になって、なにかの拍子に思い出しちまう────そんなことがさ
【そんなことを言いながらチラシの内容に目を通す。目に映る文字列は至って平凡なものだ】
【駅前に貼ってあれば間違いなく視界には入るが、次の1歩を踏み出す頃にはその存在すら忘れてしまいそうな】
【当たり前にその辺りにありそうなチラシ。学園祭の当日、駅前にでも落ちていればなお完璧だ】
にしたって────コンサートってぇのはもっとしっかり、プログラムが組まれてんのかと思ってたぜ
客のリクエストに合わせて、ってぇのは……バーとか、そういうとこの連中がやるもんかと
ま、こっちのリクエストを聞いてくれるってんなら……是非とも聞いてみてぇなぁ
その────オメラスの歌とやらを。話を聞くに、あんたの親父さんもオメラスとやらの出身か?
親父さんとの思い出を弾き語ってくれたっていいし……語り尽くせねぇってんなら、こっから会場までの暇つぶし程度にでもいいさ
にしたって────あんた、妙な服に加えて妙な技でも持ってんのかぁ?
チラシ…………服ン中に隠してるってぇ風でもねぇけど、よぉ
あぁ、妙なのは服じゃなくて…………“あんた”だって、さっき言ってたっけ?
【手を取られる。そのまま女は、抵抗することもなくアンドレアについて行くのだろう】
【あくまでも興味があるフリをして。“OMERAS”──ただの言葉の一致が】
【どうしても気になっていた。違うなら違うで構わないのだが】
【それはそれで、確実に違うという確信を持ちたかったのだ。危険は──まぁ、今更のことだった】
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