過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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43:白桜 ◆D2zUq282Mc[sage saga]
2018/08/09(木) 23:58:20.75 ID:Tb6IPITQ0
>>41

【聞いた事ある懐かしい声――解る。これは、この声は…】
【触れた事のある暖かい声――解る。これは、この暖かさは…】


【"――文月、お姉はん…っ!"】


【ぎゅっと抱きしめられて、それに応える様にきゅっ、と抱きついた】
【その名を呼んだら、やって来た。そんな錯覚を覚える程に嬉しくて】
【今にも泣き出しそうな声で、万感の想いを乗せて。その名を口にする】


――…久しぶり。お姉はん…っ。お姉はんにまた会えた。
よかった。……世界中で独りだけみたいに思ってた所だから、……凄く、嬉しい。


【太ももに乗せられた頭。覗き込んだ先にあるのは、待ち人の変わらぬ顔】
【陽だまりの様に暖かく、優しい顔。それに生ぬるい風。けれどその気遣いが心地よくて】


―――……なまぬるい風。けど、いやじゃない。もう少しだけ、この風に当たっていたい。
そんな……妹のおねだりを聞き入れてくれる?そしたら、もっと元気になる。……かもしれない。

【白桜の浮かべる安堵の表情に、薄らながらの涙目。余程嬉しかったのだろう】
【それ故にこの時が嘘であって欲しくないと心の底から願い、手放したくない】
【だからか。白桜は載せられた頭を更に文月の方へとゆっくり寄せていく。もっと密着したいのだろうか】




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