過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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42: ◆9VoJCcNhSw[sage saga]
2018/08/09(木) 23:46:39.09 ID:uI10pSpR0
>>37


……流行り言葉=H

さあ、それは違うのではないかな。何せ私は、父君以外からその名を聴いたことがない。
しかしながら父君はテロリストでもなく、『主犯の女』でもない。
そしてまた、道行く人々がその名を口にするのも聞いていない。

ならば、それはきっと流行りではないのだろう?


【違うだろうか。そんな付け加えまでしながら言葉を切った】
【変に高圧的でもなく、詐術的で迂遠な言い回しをするわけでもない】
【言うなれば――素直。チラシを受け取って貰えれば、その手を下ろす】

【チラシの内容は簡単なものだった。内容――『ピアノ・コンサート』『独奏会』】
【場所、野外音楽堂。時間、数十分後。料金、不要。演奏者、アンドレア・ザ・クリエイター=z

【色使いは学生の作るそれのように鮮やかで、筆跡は手書きだろうがポップな字体】
【暇なら足を運んでみようか。そう思わせるだけの出来栄えではあった】


私のコンサートは、あくまで観客の好みに応じるものだ。
お伽噺が良いと言うのなら弾き語ろう、私の故郷/オメラス≠フ唄も良いだろう。
弾けというのなら、ショパンのエチュードでも弾き切ろう。

――さあ。場所はすぐそこだ、聞いていってくれる。そうなのだろう?


【普通の少女でないことは確かだった。――というか、そもそもの話】
【この少女の足元にも、片腕にも、予備のチラシなどは一枚も無いのに】
【一体どうやって配っていたのか。そして、大胆にも手袋をはめた手をのばすと】

【少女は、女性の手を取ろうとするだろう。誘い、招くように。最も――その力は、年相応のものであった】


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