過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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401:名無しのパー速民[sage saga]
2018/08/19(日) 19:30:39.68 ID:PjxExw1A0
>>400
【基本的に人間と接した事は無い。無い、……事も無いのだが、面と向かって話す事は少ないのだろう】
【気を悪くさせただろうか、なんて気持ちで盗み見るように其方を見れば未だ視線を送られている事に気付いて】
【慌てて自身の爪先へと視線を移動させれば、諭す様な言葉を耳に入れ】

「……別に、僕は守って貰わなくても強いし。……良いんだよ、お腹が空いたって死ぬ訳じゃ無いんだしさ
少し寝れば良いだけだから、お前はさっさと何処か……に……――わっ!?」

【強がっている訳では無いのだろう。少なからず、この少年は人外――故に並以上の力がある】
【一人でだって生きていけるのだろうし、争いに巻き込まれたって生き抜ける。……それ故に、助けというものを知らない】
【――気まずい。と言うより、この年頃の人間と同じだ。自分の小さな自尊心の為に、早く立ち去ってくれなんて願うも……頬の感触に驚き、素っ頓狂な高い声】

「は、離せってばっ!何で僕がお前なんかと!ちょ……っと!離してってば!
――……分かった、から!と、兎に角離してよぉ!ねっ、ねぇ!」

【それ故に、引っ張り上げることに苦労はしない筈だ。櫻の国に住まう“鬼”の力であれば、女性を無理に引き剥がすことも出来ようが】
【そう出来ないのが少年の弱さなのだろう。悪鬼、とはまと異なった――それはさて置き】
【抱きしめられれば子供相応の力でじたばたと暴れて。最初こそ擦れた性格のままであったが……果たして、どちらが素の少年なのか】
【耳まで真っ赤に染まれば、兎に角恥ずかしいから解放して欲しいと。その願いを叶えてやれば、未だ赤面したままで恨みの籠もった視線を向けられる事になるのだが】


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