過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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300: ◆9VoJCcNhSw[sage saga]
2018/08/15(水) 23:09:59.25 ID:CqbJXNkd0
>>298

【手応え、あり――人が倒れ、がらがらと檻が切り落とされ、コイルは火を吹いて】
【そうなればカニバディールの巨躯の影で、騎士は片膝を付いて息を吐いた】
【その額にはびっしりと、汗。強力な魔装とはいえ、その使役には魔力を使う】

【両親が共に有能な魔術師であるとは言え、子供となれば限度があるのだろう】
【あれだけ強烈な一撃を放ってただで済むはずがない、ということらしく】


ヘッ……よお、悪かったなカニバディール。……盾みたいにしてよ
電気は苦手だから、仕方なく使わせて貰ったぜ。……ん、おう…っ。


【呂律は回らなくとも、問題なく身体を起こすカニバディールの背中を軽く叩く】
【タフさが売りの、いうなればタンクである彼と】
【素早さと攻撃力の高さが売りの自分とは、中々いい組み合わせだったかも知れない】

【そう思いつつも、子供たちを落ち着かせてやってくれと言われると】
【確かにその通りだと、息継ぎもそこそこに切り落とした檻の方へと走っていって】


つっても、結構数居るよな……ぁ、お、おい泣くなっ!
一人泣くと他のやつまで…――あー、クッソ!
……お前ら、後で一人一つずつアイス買ってやるから泣くなっつーんだよ!


【さて、孤児院が実家のようなものでも、泣き始めた子供をなだめるのは簡単ではない】
【増援が来るという話だったが、そちらはカニバディールに任せきりになるだろうか】
【彼らを落ち着かせるのは暫く掛かる。が、落ち着いた頃を見計らい――彼が居るはずの部屋へと、ようやく顔を見せた】


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