過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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267: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/08/15(水) 00:17:06.28 ID:CylgZCQ2o
>>265

【囀りの作用に似て、紡ぐ言葉の一つ一つに彼は意味を込める】
【けれどもそれは何処までも囀りに過ぎず、時としてひどく無為に映るのかも知れない】
【滔々と、ただ淡々と、温度もなく彼は語り続けるのだろう】


貴女が知らない事を私は知りません、知る由もないのですから
だからこそ、私は貴女に無理強いをしません、貴女ならば十分に一人で理解できる筈です
辛いのなら此処に居て良いのです、苦しいのなら幾らでもお聞きしましょう

けれども私には導けません、何故なら貴女を導くのは私の役目ではないのです
私が辿る途次と、貴女が進むべき道のりは同じです、けれども、同じく進むのは無意味です
同じ道のりを、別離の中で見つけ出す、その行いこそが再生と呼ぶのではないでしょうか


【開いた窓が閉じていく、夜風が窓硝子をノックする音】
【それは心の奥の扉を誰かが叩いている所作に似ていて────嗚呼きっと】
【その所以も理由も誰かも、貴女はきっと知っているのだろう】


気分は晴れましたか? ウヌクアルハイ様は、願う我々の直ぐ側に居ます
ウヌクアルハイ様は聡明です、何故救ってくれないのかと自棄になってはいけません
救う時を考えているのです、救われないのでしたら、それはまだ時ではない

貴女が一人で、或いは誰かと、救われる余地があるのならば、顕現はしないのです


【立ったままケバルライは言葉を続けた。何処までも人間離れした、達観した所作】
【身体的な接触を排除していた、温もりの欠片も、感じさせないほどに】
【それで居て何処までも言葉は優しく、愛に満ちあふれる様に】


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