過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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152: ◆zO7JlnSovk[saga !red_res]
2018/08/11(土) 21:18:09.18 ID:lUlIhfWz0
>>145>>147>>150>>(ブラスフェミア)

【魔女の "Freak Kitchen" は自らを糧に、能力を行使するものであった】
【けれども、最期の段階に於いて、彼女は最早、糧となる四肢が無事ではなかった】
【しかし、彼女の最期の能力は起動した、ならば何を糧にしたのだろうか】

【──── 察するだろう、そしてその通りであった】


……っ────……成る程、此処まで、仕組んでいた、のですね……
私も彼も、何れ退場しなければ、なりません……だからこそ、この契機で
ふふ、──……仕方ありませんね、やはり、過ぎた望みでした


【魔女がミレーユを見つめるだろう、静かに言葉を探して】


……貴女は、行くんですね……この先に、どんな結果が、あっても……
馬鹿にして、ごめんなさい──── ただ、ただ……眩しかったのです

幸せな脚本が、美しい物語が、……陳腐なお話に、どうしようもなく、憧れて────

ええ、知っています。──── 悪い魔女は、最期に倒されるのです


【それを全ての因果とは言わない、けれども、確かな因果の一つではあった】
【ただ真っ直ぐに人を求める姿に、その真摯な思いに、惹かれてしまう】
【そして、それを誤ってしまう事も、あるのだろうか────】


……ブラスフェミア様、聞いているのでしょう────


【そうして、彼女はミレーユの通信機を通じて、ブラスフェミアへと声を掛ける】


きっと貴女様は私に怒っているのでしょう、その通りです、私は相応の事をしたのです
許しを請う事は致しません、そこにはただ、私達の事情があっただけです

……けれども、私にもまた、一つの感情がありました

私は研究者として、科学者として、ブラスフェミア様にも、ブランル様にも及びません
その癖、仲間の一人が死んだ位で、自分自身を疑う様な、弱い存在でした

──── だから、憧れてしまいました。羨望とは、嫉妬の裏返しです。
醜い私の感情に、振り回した、帰結です────



……申し訳ございません





【もう一度強く血を吐いて、魔女はそのまま、眠りにつく。────二度と目覚めぬ眠りへ】
【彼方の光景を辿る道筋も無く、その心の奥底を記す由縁もないけれど】


【──── "ブランル様" と、彼女は最期に思った。それだけは記さねばならない】


【──── 残された面々は暫し思案をするだろう、目の前の脅威は去った】
【しかし、事態はかけらも好転していない、ロールシャッハの姿も形も、見えず】
【周囲を探索しても、上ってくる階段しかないだろう】



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