過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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153: ◆S6ROLCWdjI[sage saga]
2018/08/11(土) 21:27:10.24 ID:L9UjceST0
>>143

…………………………了解。それじゃ、どうか、……死なないように。

【それどころじゃないと言われればそう返すしかない。当たり前の話ではあったが】
【返答をする女の声は、今にも泣きそうな色合いを帯びて――それから何も言わなくなる】
【そちらの決着がつくまで。少なくとも邪魔はしないようにと、思ったんだろう】


>>149

………………カード、カード……ある? カード、……僕の手には、……、

【両手で顔を覆い隠す。そのままぼすんと座席に座り込んで、……震えはじめた】
【それでも泣かないのは「冒涜者」としての意地だったんだろうか。彼女の手に残された切り札は】
【本当に「あの子の壊し方を誰かに教えること」しかないんだから。……だから、】

…………あるんだったら、………………たすけて、おじさま、……僕のなんだ、
僕の、……僕と………………同い年の女の子がいるの、その子を助けてあげて…………

【震える声で。求めるのは「助け」だった、本当に小さな子供がそうするみたいに】


>>152

【聞いていた。聞かないはずがなかった。両手で顔を覆ったまま、「冒涜者」は、聞いていた】
【全部聞き終えたあと――――永い永い時間を経てから。震える口で、紡ぐ】

………………………………謝るくらいなら最初っからやるな、ばかやろう、
僕はあなたに、そんな感情、持たれるような人間じゃない………………ばかやろう、ばかやろう、

約束、やぶったな、うそつき。…………ブランルと三人ですごいもの作ろうって言ったじゃん、

【「うそつき」――――、言い終えたなら、頽れるようにダッシュボードに突っ伏して。……泣いてない】
【泣いたらそれですべてが毀れてしまうから。冒涜者は、人の死を悼まない。そういう存在だから】

【――――――――あなたのこと、友達だなんて、思ったことなんか一度もなかったよ。】


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