【枯れても走ることを】能力者スレ【命と呼べ】
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232:ドラ ◆UYdM4POjBM[sage]
2019/05/16(木) 20:46:36.32 ID:OzFa97Two
>>229
【むしゃむしゃサンドイッチを頬張りながら、しばらく朔夜の話を聞き続ける】
【当然ながら彼女も自分のいない間の時間を彼女なりに生きてきたのだ、その道のりが垣間見えむしろホッとしているようだった】


以下略 AAS



233:ドラ ◆UYdM4POjBM[sage]
2019/05/16(木) 20:47:10.90 ID:OzFa97Two
>>232続き
【加えて、往来での姿や暗殺に関しては……朔夜に指摘されたところで彼はまず言われた言葉をかみ砕くように目を見開きしばらく考え込むと】
【……こくり、と頷きなにか言葉にできなかったものがかちり、とはまるようなすっきりした顔で】


以下略 AAS



234:名無しのパー速民[sage saga]
2019/05/16(木) 20:59:14.58 ID:6z+14K+X0
>>231

【だからきっと気づけば無音だった。世界中が二人だけになっちゃったみたい、なら私達どっちもほんとはあの時神様になってしまってて、世界なんてもう滅んじゃった後】
【世界が滅ばなかった夢からたった今この瞬間に目覚めただけ、二人で少しだけうんと長い夢を見ていて、だからこれから先の世界はもう何もかも不変でしかない】
【そういう現実の中に佇んでしまったみたいで、――けれど限りなく現実は現実のまま、夢なんて誰も見ていなくって、だって夢見てた未来なんてどっか消えちゃった】
以下略 AAS



235: ◆S6ROLCWdjI[sage saga]
2019/05/16(木) 21:50:26.07 ID:phMFLjPA0
>>234

【短く切り詰められた眉が顰められる。あなたは本当に優しいのにどうしてそんなこと言うの】
【そう言いたげだった。その顔は見えるんだろうか。靄の中にいたとして。――どうでもよかった】
【だから、微妙な表情の変化なんかよりもっとはっきり見えるように。首を横に振って見せて】
以下略 AAS



236:名無しのパー速民[sage saga]
2019/05/16(木) 22:58:32.44 ID:6z+14K+X0
>>235

【彼女はずっと俯いていた。眼差しは"こう"なってから一度も合っていなかった。だから口元の仕草ばかりを見せていた。なら、たぶん、赤い靴しか見ていない】
【あるいはそれすら恐れ多くて、地面の草でも見ているのかもしれない。――だから泣きたくなった、教えてくれたこと、教えてもらったこと、そんなのあんまりに敵わない】
【だってわたしがされたのは結局どこまでも個人的な出来事でしかなかった。何度かあった死を積み上げてみたって、貴女のいるところには届きやしないんだと(わかっちゃうから)】
以下略 AAS



237:名無しのパー速民[sage saga]
2019/05/16(木) 22:58:49.24 ID:6z+14K+X0


………………………………ほんとに?

【――だから、もしかしたら、友達だっていないのかもしれなかった。だって、好きって言ってもらえないと、その人への好意すら正当化できないのに、】
以下略 AAS



238: ◆S6ROLCWdjI[sage saga]
2019/05/16(木) 23:14:09.20 ID:phMFLjPA0
>>236

【相も変わらず笑っていた。怒られたって、嫉まれたって、怒鳴られたって、平気】
【そんなことよりもっと怖いの、知ってるから――いつかこうやって、あたしたち喧嘩したことあったよね?】
【あの時はあたしが怒鳴ってた。そしたらあんた、怖がって、泣きそうになって、震え上がってしまったから】
以下略 AAS



239:名無しのパー速民[sage saga]
2019/05/16(木) 23:51:25.30 ID:6z+14K+X0
>>238

【ならば今度は怯えた子なんていなかった。それよりも嫉妬していた、うらやましくって、ねたましくって、――震えてしまうとしたなら、多分、そのせいだ】
【ずるいずるいって言って泣きじゃくって肩を震わしていた、苦手だからやめちゃおうって思いついたことも、それをしてしまえたことも、そのための勇気があることも、】
【いろんなことなんでもかんでもずるく思えて仕方がないんだから、なんでも手渡したくなる、だってほしいから/なのにもらってくれやしないんだってもう知ってるから】
以下略 AAS



240: ◆S6ROLCWdjI[sage saga]
2019/05/17(金) 00:09:19.88 ID:/SPIJ+VB0
>>239

【抱き留める。やっぱりこの靴履いてきてよかったなと思う、だってヒールがなかったらあたしあんたより背が低くて】
【……ああでも、あんたもヒール履いてるから意味ないかな。でも、低すぎるので受け止めるより余程マシ】
【つかまえた。そしたら艶やかな黒髪に、鼻先を埋める――いいなあ。あたしこんな癖っ毛だから、】
以下略 AAS



241:名無しのパー速民[sage saga]
2019/05/17(金) 00:54:27.00 ID:yufS24Si0
>>240

【だから彼女は子供なんかじゃなかった。それどころか平均より背は伸びてしまって、なのに身体がちいとも女の子ぽくならなくて、それがずっと恨めしくて】
【どれだけ食べたってちっとも丸みを帯びない身体に辟易していた、ほんのもうちょっとだけでも胸が膨らんでくれたら、その何倍も自信が持てたに違いないのに】
【それからこのまっすぐに落ちるばっかりの腰元だって、途中でほんの一センチ、ううん、二センチ、……、三センチくらい、へこんでくれたなら】
以下略 AAS



242:名無しのパー速民[sage saga]
2019/05/17(金) 00:54:43.24 ID:yufS24Si0
>>240>>241

――――――――――――――――――――――うん……。

【――耳と耳を擦り合わせるように頷いた、濡れてしまった髪の毛同士を絡ませるように、そしたら赤と黒、交じり合って、彼女の目の色みたいになるのかしら、なんて?】
以下略 AAS



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