映画の脚本を書いて、ひとりの女の子と出会った話。
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41:名無しNIPPER[saga]
2024/08/15(木) 23:44:45.73 ID:e+s7r/2n0

ビラ配りは朝方から正門のあたりで始めた。
俺は淡々と無心で紙を配っていたが、
ヒツジは客に声をかけるために辺りをあちこち駆け回っていた。

「なあ、休憩にしないか?」

昼頃になって俺がそう尋ねると彼女は首を傾げた。

「だけどまだ終わってませんよ」

「いいんだよ。腹も減ったし」

「それもそうですね」

こんなに働いたんだ、あとは適当に過ごせばいいだろう。
俺たちはそのまま出店の食べ物を買いに向かった。




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