映画の脚本を書いて、ひとりの女の子と出会った話。
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40:名無しNIPPER[saga]
2024/08/15(木) 22:16:21.29 ID:e+s7r/2n0
「今月は仕送りを止められてしまったので」
「何かあったのか?」
「ええ。本ばかり読んでいたらこの有様です」
「それは災難だったな」
ヒツジに本を勧めたのは他でもない俺の仕業だった。
「先輩のせいですからね」
「いい本に出会えたんだ、感謝しろよ」
「わたし、これでも優等生だったんですよ。どうしてくれるんですか?」
「実はこの前また面白い本を見つけたんだよ」
「やめてください、また単位落としちゃいます」
彼女は耳を塞いで俺の声を遮るように首を振っていた
その姿に俺は思わず腹を抱えて笑いそうになった
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