映画の脚本を書いて、ひとりの女の子と出会った話。
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42:名無しNIPPER[saga]
2024/08/15(木) 23:45:20.49 ID:e+s7r/2n0
「あの、もしかしてヒツジさんですか?」
適当に入ったクレープ屋で
赤いキャップを被る女の子に声をかけられ、
俺たちは思わず目を合わせた
少し遅れて彼女は「はい」と小さく頷いていた。
「映画見ましたよ、まじで最高でした」
これはサービスです、と店員はアイスを付け加えてくれた。
「次回作も期待してますね」
隣を見ると彼女は呆けたままその場に突っ立っていた。
見かねた俺がかるく肘でつつくと、
ヒツジは「ありがとうございます」とぎこちなくお礼を口にしていた。
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