映画の脚本を書いて、ひとりの女の子と出会った話。
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43:名無しNIPPER[saga]
2024/08/15(木) 23:46:02.17 ID:e+s7r/2n0

「……すみません、ああいう時どうすればいいか分からなくて」
休憩所に設けられた椅子に座ると、
彼女はそんなことを呟いて隣で項垂れていた。

「いつも俺と話す時みたいに振る舞えばいいだろ」

「どういうことですか?」

「ちょっと図々しく笑ってればいいんだよ」
ヒツジは拳を作ると、そのまま俺の肩をかるく叩いた。

「図々しいは余計ですよ」

「堂々と、って言おうとしたんだよ」

「ほんとですか?」

「ああ、クレープ一口食べるか?」

「……食べます」
彼女はそのまま俺のクレープを半分ほど食べた。




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