74:名無しNIPPER[saga]
2024/03/03(日) 15:39:54.42 ID:815JB7LXO
「つ、つまらない物ですが、どうぞ」
「お気遣いありがとうございます」
「い、いただきますぅ…」
ネージュが魔法で生成した牛乳を二人に振舞ってもらう。ネージュ印の新鮮ミルクである。魔力がある限り無限生産できるのでお値段は実質タダ。味はいたって普通の牛乳だ。
二人が牛乳を味わっている間に書類に目を通す。筆跡から二人の性格が滲み出ていた。
金糸のような美しい髪を靡かせるのは【サンドラ・シュラーク】。真面目というか、几帳面というか。彼女の文字はお手本とも言えるくらいに綺麗で、丁寧だった。
サンドラはコンスティアの有力貴族シュラーク家の御令嬢のようだ。蝶よ花よと愛でられ、不自由なく暮らしてきたのだろう。傲岸不遜とまではいかないが、態度がデカけりゃ乳もデカい。
随分と厚着をしているが、それでもお山の主張を抑えるには力不足のようだ。いったいどこまで成長するつもりなのだろうか。
「私の顔をじっと見て…どうなさいましたの?私の美しさに見惚れるのは構いませんが、時間は有限なもの。有効的に使っていただきたいですわね」
彼女の言うことは尤もである。ステラは軽く謝罪し本題へ入った。
まず大前提として。この面接を行う時点で二人の採用はほぼ確定している。余程のことが無い限り採用を見送ることはない。
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