剣聖が鍛冶屋を営むようです
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69:名無しNIPPER[saga]
2024/03/03(日) 15:35:02.19 ID:uUDM2m0WO
『…最期に一つだけ問う。貴様の名を教えてくれ』

また超火力のブレスでも吐くのかと人間は身構えるも、龍の言葉に力が抜ける。
何故名前を教える必要があるのか。人間は無言で剣を向けるが、その真っ直ぐな眼差しにやがて、大きなため息を吐いた。

『ステラ・ロードレア…か。なるほど。記憶しておこう。しかし、惜しいな。貴様が龍だったなら。或いは…我が人だったなら。きっと素晴らしい出逢いになっていただろうに。…ああ。本当に惜しい。我がこのような感情を抱くことなど、終ぞ無かったのに。ソロモン王を喰らった時でさえ、心は躍らなかったのだがな』

故郷と家族を奪っておいてふざけたことを宣うものだ。これ以上世迷言を聴かせないでもらいたい。
剣を首元に当てるステラに、不満げに嘶いた龍は最期の言葉を遺す。

『我は暫しの間眠るとしよう。…ステラ。再び貴様と見える日を、我は楽しみにしているぞ』

勘弁してくれ。ステラは冷たく言い返し、龍の首を断ち切る。今際の際に、龍帝は笑っていた。


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