くーちゃん「しょくぶつさんとおはなししてたらびょういんにつれていかれました」
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277:名無しNIPPER[saga]
2024/02/13(火) 19:37:18.75 ID:RYXcxsNH0
くーちゃん「ながくいきてたから、勝手にされたんです」

くーちゃん「とても、とても長い時間です」

くーちゃん「それは、きっとくーちゃんたち人間には、想像できないほど」
以下略 AAS



278:名無しNIPPER[saga]
2024/02/13(火) 19:39:33.54 ID:RYXcxsNH0
くーちゃんは、トンネルにいる意識の中

いつもならそこにとどまって、そのトンネルを全身に感じてました。

でも、同じ場所にとどまってては、大楠さんの芯に触れられません。
以下略 AAS



279:名無しNIPPER[saga]
2024/02/13(火) 19:44:20.35 ID:RYXcxsNH0
くーちゃん「誰にも、わかってもらえないですね」

くーちゃん「人間に、あなたの言葉、聴こえませんもん」

くーちゃん「くーちゃんにも、大楠さんの言葉、わかりませんけど」
以下略 AAS



280:名無しNIPPER[saga]
2024/02/13(火) 20:06:52.50 ID:RYXcxsNH0
くーちゃん「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

くーちゃん「そですよね。こたえられませんよね」

キラッ
以下略 AAS



281:名無しNIPPER[saga]
2024/02/13(火) 20:08:35.90 ID:RYXcxsNH0
くーちゃんは、沼に濡れた指先を見つめながら、顔を上げました。

その沼の中に、一本の木が生えています。

茶色くすすけてて、幹からいくつも、皮が剥がれています。
以下略 AAS



282:名無しNIPPER[saga]
2024/02/13(火) 20:11:16.86 ID:RYXcxsNH0
くーちゃん「大楠さん」

くーちゃん「くーちゃん、旅に出るとき、感じてました」

くーちゃん「この旅は片道切符です」
以下略 AAS



283:名無しNIPPER[saga]
2024/02/13(火) 20:14:25.33 ID:RYXcxsNH0
 くーちゃんは、沼に、一歩足を踏み入れます。

冷たく、ぬめっとした感触が伝わり、今にも全身が飲み込まれてしまいそうです。

足もずぶずぶと、深く沈んでゆきます。
以下略 AAS



284:名無しNIPPER[saga]
2024/02/13(火) 20:16:42.53 ID:RYXcxsNH0
くーちゃん「大楠さん。これで、さみしくないです」

ずぶずぶ

くーちゃん「…ちから、ぬけてきました」
以下略 AAS



285:名無しNIPPER[saga]
2024/02/13(火) 20:20:31.94 ID:RYXcxsNH0
くーちゃん(そういえば、トンネルに入ってから)

くーちゃん(一度もハナちゃんの声、聴いてないです」

くーちゃん「ハナちゃん」
以下略 AAS



286:名無しNIPPER[saga]
2024/02/13(火) 20:25:10.20 ID:RYXcxsNH0
くーちゃん(…ずいぶん、ハナちゃん、振り回してしまいました)

くーちゃん(もうしわけないです)

くーちゃん「大楠さん。しゃべりたいこと、あります」
以下略 AAS



287:名無しNIPPER[saga]
2024/02/13(火) 20:26:27.05 ID:RYXcxsNH0
くーちゃん「くーちゃんのこと、最初にわかってくれた校長先生だったり」

くーちゃん「木で鹿さん、作る変わったお兄さんだったり」

くーちゃん「海の男、自称してる変わった人だったり」
以下略 AAS



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