くーちゃん「しょくぶつさんとおはなししてたらびょういんにつれていかれました」
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278:名無しNIPPER[saga]
2024/02/13(火) 19:39:33.54 ID:RYXcxsNH0
くーちゃんは、トンネルにいる意識の中

いつもならそこにとどまって、そのトンネルを全身に感じてました。

でも、同じ場所にとどまってては、大楠さんの芯に触れられません。

今まで知らなかったトンネルの深淵へ向かって、くーちゃんは進むことにしました。

足に力を入れてみました。

ぐっと、右足が踏み出せました。

続けて、左足も、踏み出します。

歩けば歩くほど、曖昧な体の感覚が、確かなものに変わってゆきました。

孤独の風のようなもの、トンネルを進むくーちゃんを包んでゆきます。

とても苦しくて、辛くて、頭が割れそうになりました。

でも、どこか帰ってきた感覚もあるんです。

居心地が悪いわけじゃないんです。

まるで、ずいぶん昔からのお友達と、再会した気分でした。


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