51:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/03(月) 20:17:20.31 ID:ZfoI9Jh90
(;´・ω・` )「このマットレス、ずいぶん注文が込んでるね…!
(;`・ω・´)「ぐぐ…」
( ¯灬¯; )「ああ…今日いっぱいはかかるな…」
52:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/03(月) 20:19:00.00 ID:ZfoI9Jh90
翌日 アドルフの住むアパートの前
階段の上からクララおばさんと女の子のすすり泣く声が聞こえた
そしてトントントンと軽快な足音と共にアドルフが降りてきた
53:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/03(月) 20:20:45.31 ID:ZfoI9Jh90
( ¯灬¯ )「おかえりクビツェク… そうか、ヒトラー君は行ったか」
(;`・ω・´)「父さん…ボク…」
( ¯灬¯ )「みなまで言うな お前の頑張りはヒトラー君から聞いている」
(´・ω・`)「え…」
54:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/03(月) 20:22:03.56 ID:ZfoI9Jh90
一九〇七年十月
アドルフがウィーンへ行って数週間がたった
ボクは仕事と音楽の勉強で忙しい日々を送っていた
55:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/03(月) 20:23:30.28 ID:ZfoI9Jh90
( ¯灬¯; )「こ、これは…」
(。゚ω゚)「はえ〜」
注文書にはベットが五十床とあった
新築された婦人科病棟で使うみたいだ
56:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/03(月) 20:24:57.35 ID:ZfoI9Jh90
( ;´-ω-` )「ってことなんだよ…どうにかならないかな?」
(∗ 'ω' ∗)「大変ね…私も時間があるときは様子を見に行くわ!」
( ¯灬¯ )「ダメだ!」
( ¯灬¯ )「頼まれてもないのに援助をするのは無作法にあたる」
57:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/03(月) 20:27:46.62 ID:ZfoI9Jh90
(´・ω・`) .。oO(アドルフはああ言ってたけど)
家事を単調で退屈な作業だって見下していたのに
本当にできてるのかな…?
( ;´-ω-` )「無理だろうなぁ きっと三日坊主…」
58:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/03(月) 20:30:06.47 ID:ZfoI9Jh90
十二月二十日の夕方
(´・ω・`)「それでは、ボクはこの辺で…」
(*-◯-*;)「……」
(´・ω・`)「アドルフー!? 聞こえてるかーい!?」
59:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/03(月) 20:33:07.39 ID:ZfoI9Jh90
埋葬は十二月二十三日に行われた
(*^◯^*)
┏┛墓┗┓ ( ;ㅿ; ) (゚)(゚)ミ (´;ω;`)(∗ 'ω' ∗)
小さなパウラはすすり泣き、その横でアドルフは落ち着いていた
60:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/03(月) 20:34:13.51 ID:ZfoI9Jh90
(∗ 'ω' ∗)「これからどうするの?」
彡(-)(-)「叔父のラウバルのところに…」
(∗ 'ω' ∗)「そう…みんな辛いとは思うけど、こういう時こそ…」
(∗ 'ω' ∗)「家族とクリスマスを過ごすことが何よりだと思うわ」
61:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/03(月) 20:37:15.10 ID:ZfoI9Jh90
わが友ヒトラー リンツ編 完
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