10:名無しNIPPER[sage saga]
2023/02/21(火) 20:42:27.94 ID:G7tB3fi30
*
そんなわけない。
そんなはずない。
11:名無しNIPPER[sage saga]
2023/02/21(火) 20:45:10.40 ID:G7tB3fi30
「リョウ先輩……」
「っ……」
ひとりは思わずリョウの手を取る。
華奢で繊細な手。すべすべで、自分よりも少しだけ冷たい手。
12:名無しNIPPER[sage saga]
2023/02/21(火) 20:45:52.91 ID:G7tB3fi30
「私……この歌詞がいいんです……」
「ぼっち……っ」
「この歌詞じゃなきゃ……嫌なんです……っ」
“自信作のページ” に何度も染みこんだ涙は、ひとりの想いの強さを表していた。
13:名無しNIPPER[sage saga]
2023/02/21(火) 20:46:51.13 ID:G7tB3fi30
片道2時間の通学路。
当然、その所要時間に対応できる程度には、後藤ひとりの朝は早い。
そして、通学というものに対してそこまで時間をかける感覚がすでに信じられないリョウは、後藤家の生活リズムに合わせられない朝を迎えていた。
「りょ、リョウ先輩、学校送れちゃいますよ……!」
14:名無しNIPPER[sage]
2023/02/22(水) 19:40:56.30 ID:BskM2ChIo
良かったです!
15:名無しNIPPER[sage]
2023/02/22(水) 21:34:45.65 ID:EsAjK9ceo
ええやん…!
おつー
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