侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」 Part3
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21: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/12(木) 11:59:57.29 ID:7Lt++ad/0

私はその物言いに首を傾げてしまうが、


せつ菜「……まさか……!! 薫子さんは、翡翠の民を守るために、リーグに潜入しているという展開ですか!!?」


せつ菜ちゃんが目を輝かせながら言う。いや、さすがにそんなことは……。


薫子「簡単に言うとそんな感じかな」

せつ菜「やはりですか……!!」

侑「え、ホントにそうなの……!?」

せつ菜「つまり翡翠の民としては、自分たちの失態でレックウザが解き放たれてしまったということが、リーグに露見する前に解決したいということですね!!」

薫子「おー、理解が早くて助かるよ」

リナ『折り合いが悪いって言うのは具体的にどういうことなの?』 || ╹ᇫ╹ ||

薫子「説明すると長くなっちゃうから省くけど……翡翠の民はあくまで龍神様と共存する方針で、リーグは地方を守るために討伐しようとしてたって感じかな。まあ、正確に言うとリーグの前身組織の考えなんだけどね。大昔に考えの違いで対立してたってわけ」

リナ『それは今も続いてると……』 || ╹ᇫ╹ ||

薫子「今となってはリーグ上層部しか知らないことだけどね。ただ、意志としては生きてる。翡翠の民は龍神様を守る代わりに、それによって問題が起こった際には責任を取るって取り決めを大昔にリーグとしちゃってるってわけ。……だから、リーグ側が事態を解決しても、翡翠の民──特に翡翠の巫女は責任を取らされることになる。……それは避けたいんだ」

侑「救って欲しいって言うのは、そういうことか……」

せつ菜「だから、対立が発生する前に、私たちに解決して欲しいということですね!」

薫子「身勝手なお願いだってことはわかってる。リーグ側のスタンスも理解してる……でも、翡翠の民も、妹も……大事だからさ」

せつ菜「妹さんを想って単身敵組織に乗り込み、守ろうとする姿……感動しました!! 是非、お手伝いさせてください!!」


せつ菜ちゃんが目を輝かせながら、薫子さんの手を両手で捧げ持ちながら言う。


リナ『せつ菜さんが完全に雰囲気に呑まれてる……』 ||  ̄ ᇫ  ̄ ||

侑「あはは……」


確かにせつ菜ちゃんはこういう展開好きそうだけど……。


リナ『侑さんはどうする……?』 || ╹ᇫ╹ ||

侑「……もし、私たちで解決出来るなら、変に対立が起こる前にどうにかしてあげたい気はするかな……」

リナ『いいの?』 || ╹ᇫ╹ ||

侑「歩夢が飛ばされたのは翡翠の巫女の──栞子ちゃんが住んでる場所なんでしょ? だったら、歩夢を助けてもらった恩もあるわけだし……」

リナ『それは確かに』 || ╹ ◡ ╹ ||

侑「それにリーグの方針では最悪討伐になっちゃうわけだから……それなら、もっと友好的な解決を探したいなって思って」

リナ『わかった。そういうことなら、私は侑さんに協力する』 || > ◡ < ||


もちろん、どちらかにつくという話ではなく……あくまで無用な争いが起こらないように手を貸すだけだけど。


薫子「ありがとう。そう言ってもらえてホッとしてるよ……。それじゃ、アタシはリーグ内に情報が回らないように止めておくから」

せつ菜「はい!! 後のことは私たちにお任せください!! 必ず解決して見せます!!」

薫子「お願いね。朧月の洞に飛ばされた子は……恐らく戻ってくるときは入った場所の近くに出るはずだから、ここに居れば大丈夫なはずだよ」


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