18: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/12(木) 11:56:55.25 ID:7Lt++ad/0
歩夢は酷く困った表情をする。
せつ菜「……病院に行かないにしても、どこか休める場所に行く必要があります」
侑「……そうだね」
歩夢「でも……仮に私の家に連れて行っても……こんな苦しそうな子見たら、お母さんたちがお医者さんを呼んじゃうよ……」
せつ菜「それは……確かに……」
侑「病院に連絡されずに……事情を理解してくれそうな、落ち着ける場所なんて……」
私たちは困ってしまうが、
リナ『なら、セキレイに良い場所がある』 || ╹ᇫ╹ ||
それに答えたのはリナちゃんだった。
歩夢「本当……!?」
リナ『今連絡を入れちゃうから、みんな移動の準備をして!』 || ╹ ◡ ╹ ||
侑「わかった……!」
せつ菜「栞子さんはエアームドの背中に固定して運びましょう。紐を出します」
「ムドーー!!!」
歩夢「私、一緒に乗る……!」
せつ菜「はい、落ちないように見てあげてください!」
侑「それじゃせつ菜ちゃんはウォーグルの背中に乗って……!」
「ウォーーグ!!」
せつ菜「はい! よろしくお願いします!」
エアームドが身を屈め、3人掛かりでその背に栞子ちゃんを寝かせ──せつ菜ちゃんが用意してくれた毛布と紐で身体を固定する。
栞子「…………あゆ、む……さん…………」
歩夢「少し苦しいかもしれないけど……我慢してね……」
栞子「………………は、い…………」
歩夢が栞子ちゃんと一緒にエアームドの背に乗る。
せつ菜「エアームド! 任せますよ!」
「ムドーーッ!!」
歩夢「エアームド……お願いね」
侑「私たちも行こう……!」
せつ菜「はい!」
私たちは大急ぎでセキレイへと飛び立つのだった。
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