11: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/11(水) 14:17:32.90 ID:mgX0GYuD0
侑「せつ菜ちゃん……!! どうしよう、歩夢が……!!」
せつ菜「見ていました……! ピィが飛び付いてきたと思ったら、歩夢さんの身体が光に包まれて……!」
侑「あ、歩夢に何かあったら……ど、どうしよう……は、早く探さないと……!」
せつ菜「落ち着いてください侑さん……! 姿が消えたということは、少なくとも落下はしていないということです!」
侑「じ、じゃあ、どこに……」
せつ菜「リナさん、確か図鑑にはサーチ機能がありましたよね……?」
リナ『もうやってる。……だけど、歩夢さんの図鑑がサーチできない』 ||;◐ ◡ ◐ ||
侑「ど、どういうこと……?」
リナ『……少なくとも、私がサーチできる範囲内に……歩夢さんの図鑑が存在しない……』 ||;◐ ◡ ◐ ||
せつ菜「サーチ範囲内って……具体的に、どれくらいの範囲なんですか……?」
リナ『……オトノキ地方全域くらいはカバーしてる』 ||;◐ ◡ ◐ ||
侑「え……」
じゃあ、歩夢は……。
侑「歩夢は……どこに行ったの……?」
🔔 🔔 🔔
ミア「……ランジュ。あいつら、落ちちゃったよ。どうすんの」
ランジュ「……ここまで自力で来られるトレーナーだったら、自分たちでどうにか出来るでしょ」
ミア「まあ……別にボクは構わないけど。……それよりも」
ミアは肩を竦めながら、
「…キリュリリュリシイィィィィィィ!!!!!!!」
ミア「そいつ……さっさとどうにかしてよ」
風を纏い、唸りながらこちらを睨みつけてくるレックウザをどうにかしろと言ってくる。
ランジュ「わかってるわ。レックウザ」
「…キリュリリュリシイィィィィィィ!!!!!!!」
ランジュ「ランジュがここに来たのは、貴方と交渉するために来たの」
そう言いながら、ポケットから──翠色に輝く珠を取り出す。
ランジュ「今、貴方はオトノキ地方に封じられてる自分の力を取り戻したいんじゃないかしら? それをランジュが代わりに集めてきてあげる」
「…キリュリリュリシイィィィィィィ!!!」
ランジュ「ただ、その代わり、その力を集めてきたら──ランジュと戦いなさい」
「…リュリシイィィィィィィ…!!!」
ランジュ「そして、全ての力を取り戻した貴方を倒したときは……ランジュに従いなさい」
「…キリュリリュリシイィ」
レックウザはしばらくランジュの手にある宝珠を真っすぐ見つめていたけど──
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