722: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/08(日) 13:41:06.82 ID:5MWtUFJH0
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璃奈「──エネルギー充填完了。エンジン稼働正常。ウイング稼働正常」
愛「レーダーOK. 装甲へのエネルギー循環100%」
璃奈「コスモッグにも異常なし」
「ピュイ♪」
愛「ポケモンたちの安全確認もよし……」
「ベベノ〜」「ベベノ〜」「ニャ〜」
愛「よし、そんじゃ発進シークエンスに──」
発進シークエンスに移行しようとした、そのときだった。
璃奈「待って、通信。……繋ぐね」
通信が入った。
その相手は──
政府役人『……テンノウジ博士、ミヤシタ博士。聞こえるかな』
まさかのあの政府の人だった。
愛「……まさか、ここまで来てイヤミでも?」
政府役人『……作戦の無事を祈って、一言言わせてもらおうと思ってな』
愛「へー……どういう風の吹き回しなんだか」
政府役人『我々は、君たちを嫌っているわけではない』
愛「どうだか……」
政府役人『我々が君たちの考えに賛同出来なかったのは、優先順位の問題だ。……今回の観測調査が成功し、君たちの望む未来が実現することを祈っている』
愛「……そりゃ、どーも」
璃奈「激励、感謝する」
通信はそこで終了する。
愛「ホント……何考えてんだか……」
璃奈「意外だったけど……応援してくれてるのかな」
愛「どうせ、アタシたちがうまく行った場合に調子よく話を進めるためでしょ……」
璃奈「……観測が成功した際、こちらに傾いてくれるのなら、それはそれで助かる」
愛「まあね」
璃奈「どちらにしろ……私たち次第」
愛「……だね。……そんじゃ行くよ、りなりー!」
璃奈「うん!」
「ニャ〜」「ベベノ〜」「ベベノ〜」
愛「発進シークエンス開始!」
発進シークエンスが開始し──
璃奈「……ウルトラスペースシップ……発進」
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