397: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/28(水) 11:47:43.99 ID:bMcrfVdQ0
侑父「お父さんとお母さんはね、ポケモンやポケモンバトルについては素人だから、詳しくはわからないけど……侑の顔と、侑のポケモンたちを見ればわかるよ」
「ブイ♪」「ウォーグッ」「…ライボ」「ウニャァ〜」「パルト」「フィオ〜♪」
侑父「侑は素敵な仲間に恵まれて……強く、たくましくなってきたんだって」
侑「お父さん……」
侑父「あのとき、悔しくて泣いていた侑が……旅をして、大切な仲間に出会って、強くなって……大切な人を助けに行きたいと言っている。……それを応援しない親がいると思うかい?」
侑母「私たちは……いつだって、侑ちゃんの味方だよ」
お父さんが優しく笑い、お母さんが私を抱きしめてくれる。
侑「うん……、うん……っ……」
ポロポロ、ポロポロと涙が溢れてきた。
侑母「お母さんたちは……このお家で、侑ちゃんのこと、信じて待ってるから……」
侑父「侑は僕たちの自慢の娘だよ。だから、胸を張って……行っておいで」
侑「うん……っ……。……うん……!」
私はこの日、お父さんとお母さんの子供でよかったと……心の底から、そう思ったのでした。
🎹 🎹 🎹
リナ『素敵なご両親だね』 || ╹ ◡ ╹ ||
侑「……うん」
「ブイ♪」
自分の部屋に戻ってきて……今はイーブイのブラッシングをしてあげている。
侑「……リナちゃん」
リナ『なぁに?』 || ╹ ◡ ╹ ||
侑「……絶対に、帰ってこよう……みんなで……!」
リナ『もちろん!』 || > ◡ < ||
それぞれの想いを胸に──決戦前夜は更けていく……。
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