29: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/16(金) 18:03:48.61 ID:eLOLjL7n0
せつ菜「……」
果林「主人と引き離されないように、最後の力でボールに戻ったみたいね……よく訓練されてる」
せつ菜「…………」
最後の力を振り絞ってまで、千歌さんの傍にいようとする彼らを見て……いろんな感情が湧き出てきそうになったが──無理やり心の底へと押し戻す。
私は今度こそホールに入るために、千歌さんを背負おうとしたそのとき──
「──せつ菜ちゃん、何してるの……!?」
聞き覚えのある声がして、私は動きを止める──
振り返ると──見慣れたツインテールを揺らしながら、信じられないようなものを見る目で──
せつ菜「……侑さん」
侑「せつ菜ちゃん……何、してるの……?」
侑さんが揺れる瞳で……私のことを見つめていた。
………………
…………
……
🎙
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